JPH046148Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は配管及び容器等にヒータ等（シースヒ
ータ、シース熱電対、MIケーブル等）を配設す
る浮揚サーポート金具に係るものである。

従来配管及び容器等にシースヒータ、マイクロ
ヒータ等を装着するには管の長手方向に止着する
とか、捲装するとかして、シースヒータ、マイク
ロヒータ等を直接本体に接触取付していたもので
あるが、この方法は簡単であるが、何れも、ヒー
タと本体との接触具合にムラができる、またヒー
タとヒータの間隔がある上、不揃いであつたりす
るので、被加熱体（管、容器）に平均して熱を伝
えることができない温度ムラが生じていたため管
内の流動物に悪影響を及ぼし流通の不円滑等の欠
点がある他、装着に多くの手数がかかる、取り換
えが困難である等の多くの欠点を有していた。

本考案は叙上の欠点を除去するためヒータを本
体より一定量、浮かすと共に規則正しいピツチを
保持して取り付けることにより、輻射伝熱対流伝
熱を均一して行い被加熱物（管、容器）に安定し
た均一した熱を伝えることを可能としたものであ
る。なお、ヒータを本体に安定した取り付けがで
きる、またヒータの取り換えが容易であり、且つ
製作が簡単である等、被加熱物（管、容器）の流
動物が円滑に流通するなど、多くの特徴をもつ浮
揚サーポート金具を提供するものである。

即ち一本又は一枚の金属を複数の連続したＭ状
に成形したのち、該Ｍ状の上端部分にシースヒー
タ（シース熱電対、MIケーブル）等を止着又は
溶着等により固着したものを管の所要個所に平面
に装着する或は管（容器）の所要個所に挟み込
み、Ｍ状の下端部分が管（容器）に止着又は固着
するよう配設したのち、該金具の両端を止め具で
締め付けて管（容器）の所要の個所に適宜簡単に
取り付けることが可能であり、取り換えもまた容
易に実施出来るものである。その上、金属が一体
（一本又は一枚）のもので簡単に製作出来るので、
平均した熱伝導が可能である等、非常に経済的に
有効な金具である。

以下本考案を第１，２図に示す具体的な実施例
に基づいて詳細に説明する。

第１図は管端に浮揚サーポート金具を平面に取
り付けた図であり、平面の浮揚サーポート金具の
構成を示す、その取付方法は溶接或は板状または
線状のものによるバンド等従来通常に行われてい
る止め方法の何れも採用することができるもので
ある。（止め具は図示せず）、一本又は一枚の金属
をＭ状に形成する、Ｍ状の上端部分Ｂにヒータ等
３を取り付ける一方Ｍ状の下端部分Ａは管（容
器）の所要個所に止着或は固着するよう配設す
る。

第２図は浮揚サーポート金具１を管（容器）Ｃ
に配設したものである。即ち一体の金具を、上
端、下端を有つＭ状に形成し、上端部分Ｂにヒー
タ等を取付け下端部分Ａは管（容器）Ｃに止着す
るように配設する。のち、止め具２によりサーポ
ート金具を取り付ける。

以上によりヒータ等は本考案のサーポート金具
により管（容器）の所要の個部に適宜容易に装着
が可能となるものである。

また、本案による浮揚サーポート金具はその材
質或はＭ状の間隔、高低、形状、寸法等の仕様は
管及び容器等の形成及び必要温度等によつて適宜
決定されるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案による浮揚サーポート金具の平面
図（止め具部分示さず）を示す。第２図は本案に
よる浮揚サーポート金具の断面図を示す。 １……サーポート金具、２……止め具、３……
ヒータ等、Ａ……下端部分、Ｂ……上端部分、Ｃ
……管（容器）。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一本又は一枚の金属を複数の連続したＭ状に成
   形し、該Ｍ状の上端部分にヒータ等を取り付けた
   ものを、管或は容器の所要個所に配設してなる、
   ことを特徴とする浮揚サーポート金具。