JPS5826953Y2 - 保温輸送用箱体の構造 - Google Patents

保温輸送用箱体の構造

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JPS5826953Y2
JPS5826953Y2 JP9431179U JP9431179U JPS5826953Y2 JP S5826953 Y2 JPS5826953 Y2 JP S5826953Y2 JP 9431179 U JP9431179 U JP 9431179U JP 9431179 U JP9431179 U JP 9431179U JP S5826953 Y2 JPS5826953 Y2 JP S5826953Y2
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JP
Japan
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heating fluid
floor
transport box
heat
pipe
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Application number
JP9431179U
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JPS5611140U (ja
Inventor
喜久雄 天野
Original Assignee
日本トレ−ルモ−ビル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、保温輸送用箱体の構造に関し、特に加熱流体
により箱体内を効果的に均一に加熱し且つ保温しつつ貨
物の運搬に供し得るコンテナ等の箱体の構造に関するも
のである。
近来、人口の大都市への集中化のため、生活必需品の生
産が遠隔地において行なわれるようになったことから、
かかる遠隔の産地より大都市へ大量輸送の必要性が増大
し、これに伴ない冷凍コンテナ等による低温輸送がクロ
ーズアップされて来ているが、またこれとは異なり、逆
に温めながら輸送することが必要なもの、即ち冷却し過
ぎてはこまるもの、特に冬期や、寒冷地における要保温
物の輸送、例えば生花やパンなどの保温輸送の必要性も
存在しているのである。
本考案者は、かかる事情にいち早く着目して研究を行な
ったのであるが、上記の如き保温輸送のためのコンテナ
の熱源として、例えば温風式加温装置を使用する場合に
は、加熱がコンテナ内において局部的に作用する傾向に
あり、そのために輸送中の生花がしおれるという不具合
が生ずることを認めた。
また、コンテナ内部の温度分布を良好にするためには温
風分配用ダクトをコンテナ内に縦横に配置することが必
要となり、これがコンテナ内を狭くシ、貨物の収納に不
都合をきたすという欠点も内存していることが明らかと
なったのである。
一方、電気を熱源とするヒーターの使用も考えられるが
、これは車両の電気容量に制限されて、一般に発生熱量
が不足するところから、その利用を充分に図り得ないこ
とも明らかとなった。
本考案は、このような事情を背景にして為されたもので
あって、上記の問題を悉く解決するものであり、その要
旨とするところは、貨物の保温輸送に供される箱体にし
て、加熱流体の発生装置から導かれた加熱流体が流通せ
しめられる管路を、少なくとも床面に設け、且つかかる
床面の管路を、該箱体の床の貨物積載面より下方に配置
せしめると共に、該貨物積載面下に形成され、該管路を
通じて流通せしめられる加熱流体にて加温された空気を
対流せしめるための空間を設けたことにある。
以下、本考案をその若干の実施例を示す図面にもとづい
て詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る保温輸送用箱体である
断熱構造のコンテナ1の斜視図であるが、加温装置の配
置を明瞭に示すために、フレーム2に取付けられた外板
3、断熱材4、内装材5等の一部を省略して示されてい
る。
図において、コンテナ1の床部6上にはバーナ等の適当
な加熱手段を用いて所定の加熱された温水と為し得る温
水発生器7、温水を導くアルミ製パイプ8および温水タ
ンク9が温水を還流するように連結配置されており、上
方のフレーム2には石油等の燃料タンク10が取付けら
れ燃料パイプ11により温水発生器7に燃料を供給する
またコンテナ1の適所に空気攪拌用ファン12が設けら
れている。
上記パイプ8は、コンテナ1の長手方向に平行な多数の
直管8aがその両端でU字管8bによって接続されて一
本の管路とされており、このU字管8bは第2図に示す
ように、耐熱性ゴムホース13、締付バンド14によっ
て直管8aに着脱可能に接続されている。
これは車体が傾斜している場合の排水、掃除、修理等の
作業性を考慮されたものである。
そして床部6は、第3図に示すように、断熱材4の上に
、断面■型のアルミニウム押出型材6a(以下単にアル
ミ型材という)をコンテナ1の長手方向に並列に多数敷
き並べて構成されており、前記パイプ8はこのアルミ型
材6aの貨物積載面6bより下方に設けられた空気対流
用空間15内に配管されている。
かかる構成において、温水発生器7における石油等の燃
焼により発生した温水は、パイプ8によって床部6を還
流させられ、床部6内に設けられた空気対流用空間15
を温めた後、温水タンク9に送られ、更に温水発生器7
に戻される。
一方、温められた空気は、空気攪拌用ファン12の作用
によって、攪拌されてコンテナ内に拡散され、以てコン
テナ全域を均等に加熱することとなるのである。
また、温水発生器7の入口側の管路に設けられた温水タ
ンク9は、水量が少ないときに熱源のON、OFF機構
が頻繁に作動して故障または破損をきたすことのないよ
うに、温度安定装置の役目をするものである。
なお、本考案は、上記実施例に何等限定されるものでは
なく、本考案の趣旨を逸脱しない限りにおいて当業者の
知識に基づいて種々なる変更、改良等を加え得るもので
ある。
例えば、上記では熱源を簡便で取扱容易な石油燃焼用温
水発生器としたが、具化の燃料による加熱流体の発生器
であってもよく、また管路の配管はアルミ製のものを用
いたが鋼管等の伝熱性の良好なものでもよい。
更に、管路構成材料としては円管状のパイプ8のみなら
ず第4図6 C,6d 、6 f等に示す中空押出型材
、または6g、6h等に示す押出型材の組立品であって
もよく、第5図16.17に示すように放熱フィン付き
の中空押出型材を用いることによって放熱効果を高めた
ものであってもよい。
そして、加熱流体はそれぞれの中空部188〜18 g
内を流通せしめられることとなる。
また床を構成する型材の形状は■型のみならず、第4図
60乃至6hに示す各種形状の型材が可能である。
更にまた、床部に配設される管路の配置形状としても、
第2図に示すような所謂つづら折りに曲げられて一本の
管路とされる場合のみならず、第6図に示すように床部
の長手方向に平行な多数の管路19を併列にならべて両
端において一本にまとめた構造とする所謂併列配管とす
ることもでき、その場合において各管路の入口部にはそ
こを流通せしめられる加熱流体の量を制御するためのバ
ルブ機構20がそれぞれ設けられることとなる。
特に、このような併列配管が熱発散の均一化、発熱効率
を向上せしめる上において推奨されるのである。
また、本実施例では、加温効果の最も高い床面に加熱配
管と加熱された空気の対流空間を設けたのであるが、側
壁にも同様に配管と対流空間とを設ければ更に良好な温
度分布を得ることができる。
そして、上側における空気攪拌用ファンはコンテナ内の
温度分布の均一性を促進するものであるが、この空気攪
拌用ファンが設けられない場合も本考案の範囲を何等逸
脱するものではないことは言うまでもない。
また、加熱流体発生器としての温水発生器にあっても、
コンテナ内に設けることが望ましいものであるが、コン
テナ外に設けることも出来、また更に他の目的でコンテ
ナ外などに設けられた加熱流体発生器において発生せし
められる加熱流体を利用し、これを床部に設けられた管
路に導くようにしても何等差支えない。
更に、本考案の対象とする保温輸送用箱体が一般に寒冷
地、冬期などに使用されるものであるところから、加熱
媒体中に不凍液を入れて、不使用時の凍結による流通管
路の破損を防止するようにすることも可能である。
なお、本考案において用いられる加熱媒体としては一般
に温水またはスチームが推奨される。
以上詳述したように、本考案の保温輸送用箱体によれば
、箱体内界囲気を全体的に加熱し得て該箱体内を均等な
温度に保持することが可能となり、しかも温風分配用ダ
クト等がないので箱体内を広く使用し得るのであり、ま
た電気の熱源を使用しないので発熱量の不足をきたす虞
もなく、冬期寒冷地において要保温物、例えば生花やパ
ン等を良好な状態のもとに保温輸送することが可能とな
ったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す箱体の一部欠截斜視図
であり、第2図はその床配管の要部平面図である。 第3図はその床構造を示す要部断面図である。 第4図は本考案の床構造と管路の別の各種実施例を示す
断面図であり、第5図は本考案の更に別の実施例として
の放熱フィン付き中空押出型材の断面図である。 第6図は本考案の床配管構造の別の実施例を示す要部平
面図である。 1:コンテナ、2:フレーム、3:外板、4:断熱材、
5:内装材、6:床部、6aニア/l/ミ型材、6b:
貨物積載面、7:温水発生器、8:パイプ、9:温水タ
ンク、10:燃料タンク、11:燃料パイプ、12:空
気攪拌用ファン、13:ゴムホース、14:バンド、1
5:空気対流用空間、16.17 :放熱フィン付中空
押出型材。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)貨物の保温輸送に供される箱体にして、少なくと
    もその床部に、加熱流体の発生装置から導かれる加熱流
    体が流通せしめられる管路を設け、且つかかる床部の管
    路を該床部の貨物積載面より下方に配置せしめると共に
    、該貨物積載面下に形成され、該管路を通じて流通せし
    められる加熱流体にて加温された空気を対流せしめるた
    めの空間を設けたことを特徴とする保温輸送用箱体の構
    造。
  2. (2)前記加熱流体の流通管路が、床の長手方向に平行
    な複数本の管路にU字管を接続せしめてつづら折り状の
    一本の管路として該床部に配置せしめられた実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の保温輸送用箱体の構造。
  3. (3)前記加熱流体の流通管路が、前記加熱流体発生装
    置から加熱流体を導く一本の管路より、床部の長手方向
    に平行な複数本の管路を並列に分岐せしめた後、再び集
    合させることによって構成された実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の保温輸送用箱体の構造。
  4. (4)前記箱体の床部がアルミニウム押出型材によって
    形成された実用新案登録請求の範囲第1項記載の保温輸
    送用箱体の構造。
  5. (5)前記加熱流体の流通管路が、中空のアルミニウム
    押出型材または放熱フィンを有する中空のアルミニウム
    押出型材によって形成された実用新案登録請求の範囲第
    1項、第2項、第3項または第4項記載の保温輸送用箱
    体の構造。
  6. (6)前記加熱流体が温水であり、且つ該温水が一時的
    に貯留される温水タンクを設けた実用新案登録請求の範
    囲第1項、第2項、第3項または第4項記載の保温輸送
    用箱体の構造。
  7. (7)前記加温された空気を攪拌分散せしめ、該箱体内
    の温度分布を均一化するためのファンを、該箱体内に設
    けた実用新案登録請求の範囲第1項、第2項、第3項ま
    たは第4項記載の保温輸送用箱体の構造。
JP9431179U 1979-07-09 1979-07-09 保温輸送用箱体の構造 Expired JPS5826953Y2 (ja)

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JPS5611140U JPS5611140U (ja) 1981-01-30
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