JPH0459917B2

JPH0459917B2 -

Info

Publication number: JPH0459917B2
Application number: JP61066536A
Authority: JP
Inventors: Kanjiro Nagata
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-03-24
Filing date: 1986-03-24
Publication date: 1992-09-24
Also published as: JPS62221377A

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野この発明は、ゴルフプレイにおいて、テイアツ
プ時に使用するゴルフテイ及びその製造方法に関
する。

(ロ) 従来の技術一般に使用されているゴルフテイは、硬質の合
成樹脂等で一体形成されているので、テイシヨツ
トの際に、クラブヘツドがゴルフテイに衝突した
場合、衝突時の衝撃による抵抗でクラブヘツドの
シヨツト速度が低下し、ゴルフボールの飛距離を
短くするという問題を有し、また、シヨツトによつてゴルフテイが遠くへ飛
ばされ、紛失するという問題も有する。

そこで、上述の問題を解決する一手段として、
上下に二分割した支持ピンの接合により、軟質の
合成樹脂で形成した支持部材を上部に挟持固定し
て構成した場合、この支持部材の変形によりクラ
ブヘツドに付与する抵抗を少なくして、シヨツト
速度の低下を防止し、ゴルフボールの飛距離を伸
ばすことができる。

しかし、支持ピンを上部と下部とに二分割して
いるので、構造上、横方向からの荷重や衝撃に弱
く、シヨツトの衝撃によつて、支持ピンが接合部
分で折れ易いという問題を有する。

また、支持ピンの上部と下部の接合部に、接合
に必要な凹凸構造を形成するので、構造が複雑と
なり、同時に、支持ピンが分離されることで部品
数が増え、製造に手間が掛かる問題も有する。

(ハ) 発明が解決しようとする課題この発明は、硬質の合成樹脂で支持ピン上部の
嵌着部と、下部の突刺し部とを一体形成すること
で、横方向からの荷重や衝撃に強く耐久性が向上
し、同時に、支持ピンに嵌着するゴム又は軟質の
合成樹脂で形成した支持部材の変形により、クラ
ブヘツドに付与される抵抗が小さくなり、飛距離
を一段と伸ばすことができ、しかも、支持ピンの
突差し部を、支持部材の上部より差し込むだけで
簡単に嵌着して製造することができるゴルフテイ
及びその製造方法の提供を目的とする。

(ニ) 課題を解決するための手段この発明は、硬質の合成樹脂で上部に小径の支
軸を形成すると共に、上端に支軸より大径の支持
部を形成した嵌着部と、先端方向へ細くなる下部
の突刺し部とを一体形成した支持ピンを、ゴム又は軟質の合成樹脂で筒状に形成した該筒
部の内壁に前記支持ピンの支持部を係止する係止
片と筒部底面に前記支軸を挿通する挿通孔を形成
した支持部材の上部より差し込んで、上記支持ピ
ンの嵌着部と支持部材の被嵌着部とを嵌着すると
共に、前記支持部材には、外側面の複数個所に通
気孔を形成し、側部に紐を係止する係止部を形成
したゴルフテイ及びその製造方法であることを特
徴とする。

(ホ) 発明の効果この発明は、支持ピン上部の嵌着部と、下部の
突刺し部とを硬質の合成樹脂で一体形成している
ことに加えて、支持部材は上部の係止片による支
持ピンの支持部の支持と、下部の小径の支軸を挿
通する挿通孔との上下間隔が隔てられた２箇所の
位置で支えられることにより、横方向からの荷重
や衝撃に強く、シヨツトの衝撃による折れや破損
等の問題が無くなり、耐久性が向上し長期にわた
り使用することができる。

同時に、ゴム又は軟質の合成樹脂で形成した支
持部材を支持ピンの嵌着部に嵌着しているので、
クラブヘツドの衝突と同時に変形して、クラブヘ
ツドに付与する衝突による抵抗を少なくし、クラ
ブヘツドのシヨツト速度の低下を防止でき、よつて、クラブヘツドのシヨツト速度が早くな
り、ゴルフボールの飛距離を一段と伸ばすことが
できる。

しかも、側部と係止部に紐を結び止め、この紐
の端部をシヨツト位置近くに固定することで、ゴ
ルフボールと一緒にシヨツトされた場合でも、紐
の全長に飛ばされる距離が規制され、紛失するこ
とが無くなり、また、紐を通気孔に差し通して結
び止める必要が無く、紐を簡単に結び止めること
ができる。

さらに、支持ピンの先細に形成した突刺し部を
利用して、この支持ピンの突刺し部を支持部材の
上部より差し込むことにより、支持ピンの差し込
みが容易であつて、同時に、支持ピンの嵌着部に
支持部材の被嵌着部が嵌着して、相互を簡単に嵌
着して製造することができる。

また、支持ピンと支持部材を赤色や、青色等の
異なる色に設定することで、支持部材と、支持部
材の通気孔を通して見える支持ピンとの、カラフ
ルな色の調和により、観る人に美観を付与するこ
とができる。

(ヘ) 発明の実施例この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。

図面はゴルフエイ及びその製造方法を示し、第
１図、第２図において、ゴルフテイ１は、硬質の
合成樹脂で一体形成した支持ピン２の上部に、ゴ
ム又は軟質の合成樹脂で形成した筒状の支持部材
３を嵌着して構成している。

上述の支持ピン２は、第３図にも示すように、
小径の支軸４上端に該支軸４より大径の支持部５
を形成しており、この支持部５はゴルフボール６（図中想像線で
示す）を支持し、また、支軸４下部に、先端方向へ細く鋭利とな
る六角錐の突刺し部７を形成している。

前記支持部材３は、第４図に示すように、中央
部に支持ピン２を挿通する筒部８を形成してお
り、この筒部８には、内壁に支持ピン２上端の支
持部５を係止する係止片９…を形成し、筒部８底面に、支持ピン２の支軸４を挿通する
挿通孔１０を形成している。

なお、挿通孔１０は突刺し部７より小径に形成
している。

さらに、支持部材３の上部に、ゴフルボール６
を補助的に支持する支持縁部１１を、内縁を低
く、外縁を高く形成して孤形状に形成し、また、外側面の複数個所に、支持部材３の内外
に空気を流通させる通気孔１２…を形成してい
る。

加えて、支持部材３の側部に係止部１３を突出
して形成しており、この係止部１３には、第１図
に示すように、一端をピツク１４に係止した紐１
５の他端を係止する。

そして、上述のゴルフテイ１を製造する場合、
支持ピン２の突刺し部７を支持部材３の上部より
筒部８に差し込むことで、支持ピン２の支持部５
が筒部８内の係止片９…で係止され、同時に、突
刺し部７が挿通孔１０に係止され、この相互の係
止によつて、支持部材３と支持ピン２とを一体的
に嵌着して製造している。

このように構成したゴルフテイ１をテイアツプ
時に使用した場合、勢いよく振り降されたクラブヘツドは、ゴルフ
テイ１上部の支持縁部１１に、ゴルフボール６よ
り若干早い時期に衝突するが、この衝突と同時に
支持縁部１１が変形して、クラブヘツドに付与す
る衝撃を小さくするので、衝撃による抵抗が少な
くなり、よつて、クラブヘツドのシヨツト速度が
早まり、ゴルフボール６の飛距離を一段と伸ばす
ことができる。

しかも、支持ピン２を硬質の合成樹脂で一体形
成していることに加えて、支軸４の上下の間隔を
隔てた２個所を支持部材３は係止片９と挿通孔１
０で支持しているので、横方向からの荷重や衝撃
に強く、シヨツトの衝撃による折れや破損等を防
止でき耐久性が向上する。

また、第１図に示すように、側部の係止部１３
に紐１５を結び止め、この紐１５の端部をピツク
１４に結び止めて、ピツク１４をシヨツト位置近
くの地面に突き刺して固定しておくことで、ゴル
フボール６と一緒にシヨツトされた場合でも、紐
１５の全長に飛ぶ距離が規制され紛失を防止でき
る。

そして、ゴルフボール６のシヨツトと同時にゴ
ルフテイ１が一緒に飛ばされてしまつた場合、ゴ
ルフテイ１の外側面に形成した通気孔１２から、
空気が支持部材３の内部に流入して空気抵抗とな
り、ゴルフテイ１の遠方への飛びを短くする。

さらに、ゴルフテイ１を製造する場合、支持ピ
ン２の突刺し部７を利用して、この突刺し部７を
支持部材３の筒部８に上部より差し込むので、差
し込みが容易であり、この差し込んだとき、支持ピン２の支持部５
と、突刺し部７間に、支持部材３の係止片９…が
係止され、この係止により、相互を簡単に嵌着し
て製造することができる。

加えて、ゴルフテイ１の上部をゴルフボール６
を支持可能な大きさに形成しているので、指の押
圧力を加えやすく、また、支持ピン２の下部を鋭
利に形成しているので、堅いテイグラウンドでも
容易に突き刺すことができる。

また、支持ピン２と支持部材３の色を、赤色
や、青色等に設定して、支持部材と、支持部材の
通気孔を通して見える支持ピンとのカラフルな色
の調和により、観る人に美観を付与できる。

なお、この発明の構成において支持ピン２の嵌
着部は、実施例の支軸４と、支持部５と、突刺し
部７上端の段部と対応し、支持部材３の被嵌着部は、筒部８と、係止片９
…と対応する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図はゴ
ルフテイの斜視図、第２図はゴルフテイの分解斜
視図、第３図はゴルフテイ縦断側面図、第４図は
第３図の−線矢視断面図である。１……ゴルフテイ、２……支持ピン、３……支
持部材、４……支軸、５……支持部、７……突刺
し部、８……筒部、９……係止片、１０……挿通
孔、１２……通気孔、１３……係止部、１４……
ピツク、１５……紐。

Claims

【特許請求の範囲】１硬質の合成樹脂で上部に小径の支軸４を形成
すると共に、上端に支軸４より大径の支持部５を
形成した嵌着部と、先端方向へ細くなる下部の突
刺し部７とを一体形成した支持ピン２を、ゴム又は軟質の合成樹脂で筒状に形成した該筒
部８の内壁に前記支持ピン２の支持部５を係止す
る係止片９と筒部８底面に前記支軸４を挿通する
挿通孔１０を形成した支持部材３に挿通して、上
記支持ピン２の嵌着部に支持部材３を嵌着すると
共に、前記支持部材３には、外側面の複数個所に通気
孔１２を形成し、側部に紐１５を係止する係止部
１３を形成したゴルフテイ。２硬質の合成樹脂で上部の嵌着部と、先端方向
へ細くなる下部の突刺し部とを一体にした支持ピ
ンを形成し、ゴム又は軟質の合成樹脂で筒状の支持部材を形
成し、該支持部材には、筒状内部に被嵌着部を形成
し、外側面の複数個所に通気孔を形成し、側部に
紐を係止する係止部を形成すると共に、前記支持ピンと支持部材の相互を、支持ピンの
突刺し部側を支持部材の上部より筒状内部に差し
込んで、支持ピンの嵌着部と支持部材の被嵌着部
とを嵌着して製造するゴルフテイの製造方法。