JPH045967Y2 - - Google Patents

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JPH045967Y2
JPH045967Y2 JP16820685U JP16820685U JPH045967Y2 JP H045967 Y2 JPH045967 Y2 JP H045967Y2 JP 16820685 U JP16820685 U JP 16820685U JP 16820685 U JP16820685 U JP 16820685U JP H045967 Y2 JPH045967 Y2 JP H045967Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は冷凍装置に関するものである。
(従来の技術) 暖房運転中に、圧縮機からの吐出ガス冷媒(ホ
ツトガス)を室外熱交換器にバイパスさせること
によつてデフロスト制御を行うようにした冷凍装
置は、例えば実開昭60−92061号公報に記載され
ているように公知である。この冷凍装置は第3図
に示すように、室内熱交換器51と室外熱交換器
52とを液管53及びガス管54によつて並列接
続し、上記ガス管54に四路切換弁55を介設し
てこの四路切換弁55に圧縮機56の吐出配管5
7と吸込配管58とを接続し、かつ圧縮機56か
らの吐出ガス冷媒を直接室外熱交換器52に導い
て暖房運転時のデフロスト制御を行うべく上記吐
出配管57と液管53との間にバイパス管59が
接続されている。すなわち、暖房運転時に開閉弁
60を開弁することによつて、吐出配管57のホ
ツトガスを、バイパス管59を経由して室外熱交
換器52へと供給し得るようなされているのであ
る。
ところで上記のような冷凍装置においては、冷
房運転時に、配管の熱影響等によつて圧縮機56
の吸込配管58内の冷媒の過熱度が上昇し、吐出
ガス温度が上昇しすぎるという不具合の生ずるこ
とがある。そこで上記のような装置において、バ
イパス管59の一端を、圧縮機56の吐出配管5
7に接続するのではなく、室内熱交換器51と四
路切換弁55との間のガス管54aに接続し、暖
房運転時には該バイパス管59にホツトガスを供
給してデフロストを行ない、一方冷房運転時に
は、上記液管53の液冷媒をバイパス管59を経
由してガス管54aに供給して液インジエクシヨ
ンを行ない、上記過熱度を制御することが考えら
れる。この場合、インジエクシヨンされる液冷媒
量を調整する必要があるために、上記切換弁60
に対しては、開閉機能に加えて流量制御機能が必
要とされることになる。このような2つの機能を
有する制御弁としては、例えば実開昭60−123572
号公報に記載された制御弁を挙げることができ
る。この制御弁は第4図に示すように、第1通路
を構成する接続管61と第2通路を構成する接続
管62とを弁本体63に直角方向に取着し、弁本
体63内に両通路を連通する連通路64を穿設す
ると共にこの連通路64内に弁座65を形成し、
かつ上記弁本体63内に上記弁座65に当接、離
反して上記連通路64の開閉を行う弁体66を配
置して成るものである。このような制御弁によれ
ば、弁の開閉だけでなく、弁体66の移動量を調
整することにより、液インジエクシヨン制御を行
う際に所定開度のオリフイスを形成することが可
能である。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上記のような制御弁を使用した場
合、次のような欠点が生じる。それは、デフロス
トを行なう際には、多量のホツトガスを通過させ
る必要があるために、弁口径を大きく設定する必
要がある訳であるが、弁口径をこのように大きく
した場合には液インジエクシヨンを行なう際に、
精度のよい流量制御を行なうことが困難になると
いうことである。
この考案は上記した従来の欠点を解決するため
になされたものであつて、その目的は、デフロス
トと液インジエクシヨン制御との両者を良好に行
うことができる冷凍装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案の冷凍装置においては、室内熱
交換器44と室外熱交換器36とを液管37とガ
ス管38,43とによつて接続し、上記液管37
に膨張弁47を介設すると共に上記ガス管38,
43に四路切換弁39を介設し、かつ上記四路切
換弁39に圧縮機40の吐出配管41と吸込配管
42とをそれぞれ接続し、さらに上記液管37の
うち上記室外熱交換器36と膨張弁47との間に
位置する部分と、上記ガス管43のうち上記室内
熱交換器44と四路切換弁39との間に位置する
部分とをバイパス管49によつて接続し、このバ
イパス管49の途中に制御弁Aを介設した冷凍装
置であつて、上記制御弁Aは、上記バイパス管4
9の上記液管37側に接続される第1通路2及び
第3通路4と、上記バイパス管49の上記ガス管
43側に接続される第2通路3とを弁本体1にそ
れぞれ穿設し、上記第3通路4と第2通路3とを
第2流路6を介して連通させ、この第2流路6内
には、第2弁座8を設けてある。一方上記弁本体
1内には第2弁体9を摺動自在に配置し、この第
2弁体9には、上記第2弁座8に当接、離反して
上記第2流路6を開閉する弁部9bを設けると共
に、この第2弁体9を付勢手段27にて閉弁方向
に付勢してある。さらに上記第2弁体9内には上
記第1通路2と第2通路3を連通させる第1流路
11を設け、この流路11内には第1弁座12を
形成し、またこの第1弁座12に当接、離反して
第1流路11を開閉する第1弁体13を、上記弁
本体1内に上記第2弁体9と略同方向に摺動自在
に配置してある。一方上記弁本体1には上記第1
弁体13を駆動するための駆動機構17を設け、
さらに上記第1弁体13と第2弁体9との間には
係合手段28,29を設け、上記第1弁体13の
移動による第1弁座12の開弁後、さらに開弁方
向に第1弁体13を移動させたときに上記係合手
段28,29を介して第2弁体9を開弁方向に移
動させるべく構成してある。
(作用) このような構成において、通常の冷房及び暖房
運転時は、上記バイパス管49の制御弁Aを閉状
態の保持しておく。そして冷房運転時に液インジ
エクシヨンを行う場合は、上記制御弁Aの第1弁
体13の開度を制御し、第1通路2の高圧液冷媒
を第2通路3を通して圧縮機40側へと導き、冷
媒を適正な過熱度、適正な吐出温度に制御する。
一方暖房運転時にデフロストを行う場合は、上記
制御弁Aの第2弁体9を開弁し、第2通路3の冷
媒(ホツトガス)を第3通路4と第1通路2とを
通して室外熱交換器36へと導く。この場合、第
1弁体13を、上記のような液インジエクシヨン
の流量制御位置から、さらに開弁方向へと移動さ
せることにより、係合手段28,29を介して第
2弁体9を開弁方向に移動させるのである。
(実施例) 次にこの考案の冷凍装置の具体的な実施例につ
いて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1図に先ずこの考案の冷凍装置に用いる冷凍
装置用制御弁Aを示す。図において、1は弁本体
を示しており、この弁本体1には、その周側部に
開口した第1通路2と、上記第1通路2よりも下
側の位置において弁本体1の周側部に開口した第
2通路3と、弁本体1の下端面に開口した第3通
路4とがそれぞれ穿設されている。上記第1通路
2と第2通路3との間は、均圧路5を介して連通
しており、また上記第3通路4と第2通路3との
間は、第2流路6を介して連通しているが、これ
ら均圧路5と第2流路6とは、図のように略同軸
状に形成されている。そして上記均圧路5内には
均圧弁座7が、また第2流路6内には、上記均圧
弁座7と略同口径の第2弁座8が形成されてい
る。そして上記均圧路5と第2流路6内に、第2
弁体9が、上下方向に移動自在に配置されてい
る。この第2弁体9は、その下部が棒状に、また
その上部が筒状に形成されたものであつて、その
中途部に均圧部9aが、その下端部に弁部9bが
それぞれ形成されており、上記均圧部9aが上記
均圧弁座7に、上記弁部9bが上記第2弁座8に
それぞれ同時に当接し得るようなされている。つ
まり上記第2弁体9によつて、均圧路5と第2流
路6とを同時に開閉し得るようにしてあるのであ
る。なお図においては、第2弁座8が、弁本体1
とは別体の筒状部材10に形成されているが、こ
れは弁組立時に、第2弁体9の均圧部9aを均圧
弁座7に当接させ、この状態で上記筒状部材10
を弁本体1に対してその下方から螺着すると共
に、第2弁座8に第2弁体9の弁部9bが当接し
た状態で該筒状部材10を止定するような作業手
順を採用することにより、第2弁体9の均圧部9
aと弁部9bとを両弁座7,8に正確に当接させ
るためである。
上記第2弁体9には、上記第1通路2と上記第
2通路3とを連通させるための第1流路11が穿
設されているが、この第1流路11は、第2弁体
9の上側の筒状壁の内外を貫通する透孔11a
と、筒状部の内部に連通すると共に棒状部の軸心
部を下方へと延びる軸孔11bと、この軸孔11
bに連通すると共に棒状部を径方向に貫通して延
びる透孔11cとによつて構成されている。つま
り、第1通路2内の冷媒が、透孔11aを経て筒
状部の内部へと流れ、次いで軸孔11b及び透孔
11cを経由して第2通路3へと至るようなされ
ているのである。そして上記第1流路11内の、
軸孔11bの上周縁部に第1弁座12が形成され
ており、この第1弁座12に対して第1弁体13
が当接、離反し得るようなされている。すなわち
上記第1弁体13は、第2弁体9の筒状部内に同
軸状に配置され、両弁体9,13が同方向に移動
し得るようなされているのである。
一方上記弁本体1の上部には、その上端部がキ
ヤツプ15にて密閉された筒状のケース16が取
着されており、このケース16の内外には、上記
第1弁体13を上下に駆動するための電気的駆動
機構17が配置されている。この駆動機構17
は、上記ケース16の外周部に装着されたコイル
18と、上記ケース16の内部に配置されたロー
タ19とを有すると共に、上記ロータ19の周囲
に永久磁石20を固着した構造のものであつて、
上記コイル18にパルス等の電気的入力を入力す
ることによつて、上記磁石20を介してロータ1
9を回転駆動し得るようなされている。また上記
ロータ19の内周部には、回転ねじ軸受21が固
着されているが、このねじ軸受21は、弁本体1
に固着された固定ねじ軸受22に螺着されてい
る。つまり上記ロータ19が回転した際に、該ロ
ータ19が上記両ねじ軸受21,22に案内さ
れ、その回転と共に上下に移動し得るようにして
ある訳である。また上記第1弁体13の上端部
は、上記ロータ19の軸心部を通つて上方へと導
出され、この導出端部に固定リング23が取着さ
れている。また上記第1弁体13の中途部にはバ
ネ受24が取着されると共に、このバネ受24と
ロータ19との間にバネ25が介設され、第1弁
体13は、上記バネ25によつて先端側に付勢さ
れている。上記の結果、上記ロータ19が下降し
た際には、第1弁体13は下方、閉弁方向へと駆
動され、一方上記ロータ19が上昇した際には、
該ロータ19の上面が第1弁体13の固定リング
23に係合し、この部分での係合により第1弁体
13を上方、開弁方向へと移動させることにな
る。
一方上記第2弁体9の上端部には、筒状のパツ
キン26が取着されているが、このパツキン26
と上記ロータ19との間にも付勢手段としてのバ
ネ27が介設されており、第2弁体9は、上記バ
ネ27によつて下方、閉弁方向へと押圧、付勢さ
れている。また第1弁体13の上記パツキン26
よりもさらに下方の位置には、径方向外方へと突
出した係合リング28が取着されている。この係
合リング28は、上記パツキン26の下端面29
と共に、係合手段を構成するものである。すなわ
ち上記パツキン26の下端面29は、第2弁体9
の内周面よりも径方向内方へと突出した状態に形
成されている訳であり、上記電気的駆動機構17
によつて第1弁体13を上昇させた際に、上記係
合リング28を上記パツキン26の下端面29に
当接させ、これからさらに第1弁体13を上昇さ
せることによつて上記第2弁体9を、バネ27の
力に抗して上昇、つまり開弁方向に移動し得るよ
うにしてあるのである。
ところで上記ロータ19の上部には、該ロータ
19の上限及び下限の各位置を定めるためのスト
ツパ機構が設けられているので、次にこの点につ
いて簡単に説明する。まずキヤツプ15からはね
じ軸30が垂設されており、このねじ軸30に回
転部材31が螺着されている。この場合のねじ軸
30は、そのリードが、上記回転ねじ軸受21の
リードよりも充分に大きいものが使用されてい
る。一方上記ロータ19の上面には、一対のガイ
ド部材32,32が立設されており、このガイド
部材32,32が、上記回転部材31の両端部に
設けた透孔33,33内に嵌入されている。つま
り上記ロータ19の回転によつて回転部材31を
回転させると共に、上下方向に駆動し得るように
してあるのである。そして上記ねじ軸30の上下
両端部にはそれぞれ弾性ストツパ34,35が取
着されており、上記ロータ19の回転によつて上
記回転部材31が上下動した際に、その上面又は
下面を上側又は下側のストツパ34,35に当接
させることによつて、回転部材31のそれ以上の
回転、つまりロータ19のそれ以上の回転を規制
し得るようなされている。
第2図に上記冷凍装置用制御弁Aを用いた本考
案の冷凍装置の一例を示す。図において36は室
外熱交換器、37はこの室外熱交換器36の一端
部に接続された液管、38は室外熱交換器36の
他端部に接続された第1ガス管であつて、この第
1ガス管38の先端には四路切換弁39が接続さ
れ、この四路切換弁39に圧縮機40の吐出配管
41と吸込配管42とがそれぞれ接続されてい
る。また上記四路切換弁39には第2ガス管43
が接続され、この第2ガス管43と上記液管37
との間に複数台の室内熱交換器44…44が並列
状に接続されている。そして上記液管37におけ
る室外ユニツト45と室内ユニツト46の間に暖
房用電動膨張弁47が介設されると共に、上記各
室内熱交換器44…44に対応して室内ユニツト
46側に複数の冷房用電動膨張弁48…48が介
設されている。一方上記液管37のうち室外熱交
換器36と暖房用電動膨張弁47との間に位置す
る部分と、上記第2ガス管43のうち室内熱交換
器44と四路切換弁39との間に位置する部分と
の間にはバイパス管49が接続され、このバイパ
ス管49の途中に上記冷凍装置用制御弁Aが介設
されている。この場合、冷凍装置用制御弁Aの第
1通路2と第3通路4はバイパス管49の上記液
管37側に接続され、第2通路3はバイパス管4
9の上記第2ガス管43側に接続されている。
次に上記した冷媒回路の作動状態について上記
冷凍装置用制御弁Aを中心に説明する。第2図に
示すように冷媒は、冷房運転時においては実線の
矢印に示す方向に循環され、暖房運転時において
は破線の矢印に示す方向に循環される。すなわち
冷房運転を行う時は圧縮機40からの吐出冷媒は
四路切換弁39から室外熱交換器36へと導か
れ、その後、暖房用及び冷房用電動膨張弁47,
48を介して室内熱交換器44へと導かれる。そ
してこれら通常の運転を行う場合は、上記冷凍装
置用切換弁Aは閉状態に保持される。ところで上
記冷房運転時においては、室外ユニツト45の暖
房用電動膨張弁47が全開とされ、室内ユニツト
46の各冷房用電動膨張弁48によつて冷媒の流
量制御が行なわれ、これにより冷媒の過熱度が一
定に保たれる訳である。ところが室内熱交換器4
4の運転台数が少なくなつたり、圧縮機40の吸
込側の配管42,43が長くなるような場合は、
室内ユニツト46における冷媒の過熱度が適正で
あつても、室内熱交換器44から出た冷媒が配管
の熱影響を受け、圧縮機40部分においては過熱
度が上昇することになる。そこでこのような場合
は、圧縮機40からの吐出冷媒温度の上昇が開始
した時点で、上記冷凍装置用制御弁Aの第1弁体
13の開度を制御し、第1通路2の高圧液冷媒を
第2通路3を通して圧縮機40側へと導く。すな
わち吸込側の配管42,43に液インジエクシヨ
ンを行ない、冷媒を適正な過熱度、適正な吐出温
度に制御するようにする。この場合、冷凍装置用
制御弁Aの第3通路4には、バイパス管49から
高圧液冷媒が導入されているため、上記第2弁体
9は第2弁座8の部分において、開弁方向に押圧
されることになるが、第1通路2内にも高圧液冷
媒が導入されていることから、第2弁体9は、均
圧弁座7の部分において、この液冷媒によつて閉
方向にも押圧されることになる。そして第2弁座
8の口径と均圧弁座7との口径を略同一にしてあ
るために、上記両押圧力は略等しくなつて互いに
相殺し合うこととなり、この結果、第2弁体9
は、バネ27の力でもつて均圧弁座7と第2弁座
8とに押圧、接触し、この状態が維持されること
になるのである。
一方暖房運転を行う時は、室内ユニツト46の
各冷房用電動膨張弁48の開度を大きくして室外
ユニツト45側の暖房用電動膨張弁47で冷媒の
流量制御が行われるのであるが、この状態からデ
フロストを行う場合は、上記冷凍装置用制御弁A
の第2弁体9を開弁し、第2図中に一点鎖線の矢
印で示すように第2通路2の冷媒(ホツトガス)
を第3通路4と第1通路2を通して室外熱交換器
36へと導く。すなわちこの場合には、第1弁体
13を、上記のような液インジエクシヨンの流量
制御位置から、さらに開弁方向へと引上げる。そ
うすると第1弁体13に設けた係合リング28
が、第2弁体9に取着したパツキン26の下端面
29に当接し、両者28,29の係合によつて第
2弁体9が引上げられ、第2弁体9が第2弁座8
から離反して第2流路6が開放され、第2通路3
が第1通路2及び第3通路4へと連通することに
なる。この結果、圧縮機40からの吐出ガス冷媒
がバイパス管49から室外熱交換器36に導か
れ、デフロストが行われることになる。またこの
ようにデフロスト制御を行う間に、暖房用電動膨
張弁47は所定の開度に保たれ、室内熱交換器4
4へも少量の冷媒を導いて暖房運転が続行され
る。なお暖房運転時の室外熱交換器36における
冷媒の過熱度は、冷媒が長配管を通ることがない
ため大きく上昇することはなく、したがつて液イ
ンジエクシヨン制御を行う必要はない。なお上記
デフロスト開始直前の状態では、第2通路3内の
高圧ガス冷媒の圧力は、第2弁体9に対して上下
方向に、すなわち均圧弁座7の部分では開弁方向
に、また第2弁座8の部分では閉弁方向にそれぞ
れ作用して相殺し合うことになり、そのためデフ
ロスト開始時の開弁に要する力は小さなものとな
り、これにより電気的駆動機構17を小形化する
ことが可能である。
(考案の効果) この考案の冷凍装置においては、バイパス管の
途中に第1〜第3の通路と第1及び第2の弁体を
備えた制御弁を介設したので、一つの制御弁でデ
フロストと液インジエクシヨン制御との両者を良
好に行うことができる。したがつてこれにより配
管構成の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の冷凍装置に使用する冷凍装
置用制御弁の一例を示す中央縦断面図、第2図は
上記冷凍装置用制御弁を使用した冷媒回路の一例
を示す回路図、第3図は従来の冷凍装置の回路
図、第4図は従来の電動膨張弁の中央縦断面図で
ある。 A……冷凍装置用制御弁、1……弁本体、2…
…第1通路、3……第2通路、4……第3通路、
6……第2流路、8……第2弁座、9……第2弁
体、9b……弁部、11……第1流路、12……
第1弁座、13……第1弁体、17……電気的駆
動機構、27……バネ、28……係合リング、2
9……下端面、36……室外熱交換器、37……
液管、38……第1ガス管、39……四路切換
弁、40……圧縮機、41……吐出配管、42…
…吸込配管、43……第2ガス管、44……室内
熱交換器、47……暖房用電動膨張弁、49……
バイパス管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 室内熱交換器44と室外熱交換器36とを液管
    37とガス管38,43とによつて接続し、上記
    液管37に膨張弁47を介設すると共に上記ガス
    管38,43に四路切換弁39を介設し、かつ上
    記四路切換弁39に圧縮機40の吐出配管41と
    吸込配管42とをそれぞれ接続し、さらに上記液
    管37のうち上記室外熱交換器36と膨張弁47
    との間に位置する部分と、上記ガス管43のうち
    上記室内熱交換器44と四路切換弁39との間に
    位置する部分とをバイパス管49によつて接続
    し、このバイパス管49の途中に制御弁Aを介設
    した冷凍装置であつて、上記制御弁Aは、上記バ
    イパス管49の上記液管37側に接続される第1
    通路2及び第3通路4と、上記バイパス管49の
    上記ガス管43側に接続される第2通路3とを弁
    本体1にそれぞれ穿設し、上記第3通路4と第2
    通路3とを第2流路6を介して連通させ、この第
    2流路内6には第2弁座8を設け、一方上記弁本
    体1内には第2弁体9を摺動自在に配置し、この
    第2弁体9には、上記第2弁座8に当接、離反し
    て上記第2流路6を開閉する弁部9bを設けると
    共に、この第2弁体9を付勢手段27にて閉弁方
    向に付勢し、さらに上記第2弁体9内には上記第
    1通路2と第2通路3を連通させる第1流路11
    を設け、この流路11内には第1弁座12を形成
    し、またこの第1弁座12に当接、離反して第1
    流路11を開閉する第1弁体13を、上記弁本体
    1内に上記第2弁体9と略同方向に摺動自在に配
    置し、一方上記弁本体1には上記第1弁体13を
    駆動するための駆動機構17を設け、さらに上記
    第1弁体13と第2弁体9との間には係合手段2
    8,29を設け、上記第1弁体13の移動による
    第1弁座12の開弁後、さらに開弁方向に第1弁
    体13を移動させたときに上記係合手段28,2
    9を介して第2弁体9を開弁方向に移動させるべ
    く構成したことを特徴とする冷凍装置。
JP16820685U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH045967Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16820685U JPH045967Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JP16820685U JPH045967Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JPS6276876U JPS6276876U (ja) 1987-05-16
JPH045967Y2 true JPH045967Y2 (ja) 1992-02-19

Family

ID=31100869

Family Applications (1)

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