JPH045938Y2 - - Google Patents

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JPH045938Y2
JPH045938Y2 JP1986168906U JP16890686U JPH045938Y2 JP H045938 Y2 JPH045938 Y2 JP H045938Y2 JP 1986168906 U JP1986168906 U JP 1986168906U JP 16890686 U JP16890686 U JP 16890686U JP H045938 Y2 JPH045938 Y2 JP H045938Y2
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casing
recess
heat exchanger
ceiling
top plate
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)
  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は空気調和機等の天井吊下形空調ユニ
ツトに関するものであり、特に空調ユニツトのケ
ーシング上面への結露水を好適に処理し得る天井
吊下形空調ユニツトに係る。
(従来の技術) 例えばセパレート形空気調和機における室内ま
たは室外ユニツトにおいて、これが蒸発器として
作用する場合には、機内の温度が大気の温度より
も低くなり、このため大気中の水分が結露して水
滴が生ずることがある。したがつて機内には上記
のような水滴を処理するためのドレン受け等が配
設されている。一方、機内の温度が低下すること
によつて、ケーシングの壁面温度も下がることと
なり、このときには機外の大気中の水分が結露し
てケーシング外面に水滴となつて付着する。この
水滴が側面を伝つて下方へ落下するときにはそこ
にしみ跡を残し、さらに上記装置が天井吊下形で
あれば床上に飛散して居住性を損ねるという不具
合を生ずることとなる。そこで従来は、例えば実
開昭61−63668号公報にも記載されているように、
ケーシングの壁面内側に断熱材を貼設し、ケーシ
ング壁面温度の低下を防止しようとする対策がな
されていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のような断熱材はケーシン
グ壁面温度と外気温度との差を低減する効果はあ
るものの、同一温度とすることはできないので、
湿度の高い使用状況や運転状況によつては、なお
ケーシング外面に水滴が生ずる場合があつた。こ
のとき特にケーシングの上面を覆う天板上では、
水平面であるためにそこに生ずる水滴は徐々に大
きな水滴となり、さらには天板上を覆つた後、大
粒の水滴となつて側面を伝つて流下することとな
り、使用快適性を大きく損ねるものとなつてい
た。
この考案は上記従来の問題点を解消するために
なされたものであつて、その目的は、ケーシング
の天板上に生ずる水滴を好適に処理することがで
き、そのため使用快適性を向上し得る天井吊下形
空調ユニツトを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案の天井吊下形空調ユニツトは、
熱交換器18を内部に収納したケーシング1の天
板6に凹部60を形成し、上記凹部60の底面を
傾斜状態となして上記ケーシング1の天井据付け
を行なうべく構成した天井吊下形空調ユニツトで
あつて、上記据付け時に、上記凹部60の、下側
に位置する縁部65には、斜め下方へと水滴を案
内する水切りガイド部70,71を設けると共
に、この水切りガイド部70,71の下端部近傍
の上記凹部60底面に、上記ケーシング1内部に
連通する連通孔75を設けている。
(作用) 上記構成の天井吊下形空調ユニツトにおいて
は、ケーシング1の天板6に、天井据付け状態で
傾斜した凹部60を設けている。したがつて上記
凹部60に生じた水滴は、そこに静止することな
く、上記傾斜方向下方へと上記凹部60底面上を
流れていくこととなる。そして下方へと流れた水
滴は、上記凹部60の、下側に位置する縁部65
に達することとなるが、この縁部65にはさらに
斜め下方へと案内する水切りガイド部70,71
が設けられているので、この水切りガイド部7
0,71に沿つて上記水滴はさらに下側へと流れ
ていき、次いで上記水切りガイド部70,71の
下端部近傍に設けている連通孔75を通してケー
シング1内へと流入する。このように天板6の凹
部60に発生する水滴に対して、傾斜による高低
のレベル差を好適に与えているので、水滴は天板
6上に滞留することなくケーシング1内へと速や
かに流れていくこととなる。
(実施例) 次にこの考案の天井吊下形空調ユニツトの吊下
構造の実施例について、図面を参照しつつ詳細に
説明する。
第2図はこの考案のマルチ型(二室空調型)空
気調和機の室外ユニツトに適用した実施例の全体
構成を示す分解斜視図であつて、同図のように、
室外ユニツトのケーシング1は、底板2と、この
底板2の周囲に立設されて周側面を形成する前板
3及び対をなす側板4,5と、天板6とから構成
されて概略箱形に全体を囲繞している。上記前板
3の下部側には吹出しグリル7が設けられてい
る。上記各側板4,5は、上部より見て略L字状
に曲げ成形されており、長尺側が側面を、短尺側
が背面の左右片側ずつをそれぞれ覆うようになさ
れている。上記各側板4,5にはケーシング1内
への空気流入口8,8が多数穿設されている。
一方上記ケーシング1内には、断面L字状の仕
切板10が配置されている。この仕切板10は、
水平面、すなわち上下仕切板11を、底板2の前
面側位置に左右対称にそれぞれハ字状に立設成形
されているリブ13上にネジ固定されており、こ
のとき垂直面、すなわち前後仕切板12は前板3
と平行に配置される。上記仕切板10によつて、
ケーシング1内は、上記前後仕切板12と背面と
の間の熱交換器室15と、上下仕切板11上部で
かつ前後仕切板12と前板3との間の機械室16
とに区画されている。また上下仕切板11の下部
は上記熱交換器室15を前板3の前記吹出しグリ
ル7に連通する流路となされている。
上記機械室16には、圧縮機17やアキユーム
レータ等の冷媒回路所要機器が配置されている。
一方上記熱交換器室15には、室外熱交換器18
と送風フアンユニツト19とが配置されている。
上記室外熱交換器18は略L字形に形成された一
対の熱交換器をU字状に配置し、前記各側板4,
5に沿つて前記空気流入口8に臨む位置に位置す
るように、底板2上に載置されている。そして上
記送風フアンユニツト19は、それぞれ略円筒状
フアンカバー23,24内に収納された一対のシ
ロツコフアン20,21を、フアン電動機22の
両端面からそれぞれ延びた駆動軸に取着した構成
である。上記フアンカバー23,24は、端面に
円形の吸入口を、また円筒面の接線方向に矩形の
流出口25,26を有している。
上記送風フアンユニツト19はフアン取付板2
7に取付けられている。上記フアン取付板27に
は、係止用孔28が適当箇所に穿設されており、
一方前記した前後仕切板12には、熱交換器室1
5側上方に爪状に突出した係止片29が、上記係
止用孔28に対応する位置に形成されている。上
記係止片29に係止用孔28を掛合させることに
よつて、フアン取付板27は、前後仕切板12の
熱交換器室15側の面に沿つて係止されることと
なる。このとき、上記送風フアンユニツト19は
熱交換器室15の略中央部位置に位置すると共
に、上記フアンカバー23,24の各流出口2
5,26は、前記した底板2のハ字状リブ13の
熱交換器室15側端面と、上下仕切板11及び底
板2とによつて囲まれる矩形形状と合致する位置
に位置するようになされている。
一方、上記底板2の熱交換器室15側の中央部
領域は、上記フアン取付板27に送風フアンユニ
ツト19を取付けた状態で、これを下面よりケー
シング1内に出し入れできるように開口31が設
けられており、この開口31にはサービス蓋32
が取り付けられている。このサービス蓋32内面
に一体成形されて立設されているリブ33上に
は、電装部品を収納した電装品箱34が取着され
ている。したがつて装置を天井吊下げの据付け状
態のままで、上記サービス蓋32を外すことによ
り、電装品箱34を機外に取り出すことができる
と共に、送風フアンユニツト19も開口31を通
して容易に機外に取り出すことができ、点検・修
理作業が迅速に行ない得るようになされている。
また上記底板2の熱交換器室15側、すなわち
上記開口31を囲う領域は、全周縁部が上方突出
縁で囲われた受け皿形状に形成され、ドレン受け
37となされている。前記室外熱交換器18は、
このドレン受け37の受け面の適当適所に形成さ
れている突起38上に位置決めされて載置されて
いる。上記ドレン受け37の背面側位置にはドレ
ン抜き穴39が穿設されており、またその下部を
覆う前記サービス蓋32にはその中央箇所に、下
面側に設けられたドレン排水ホース取着用パイプ
(図示せず)に連通する排水口40が穿設されて
いる。
一方上記装置の天井への据付けに当たつては、
近年マンシヨン等のベランダ天井に機器天井取付
用のアンカーボルトが形成されるようになつてき
ていることから、上記アンカーボルトの配置に適
合するような取着孔を有すると共に断面逆U字状
の吊り掛金具45が二本準備されている。上記各
吊り掛金具45の両端部は、ロ字状に形成されて
下辺側が金具取着面となされており、側面側より
取付金具46の水平取着面47を水平に挿入した
後、ボルトにより固着する 上記取付金具46は、第2図に示すように天板
6の四隅にそれぞれ配置される訳であるが、それ
らの取付金具46は略L字状に形成されており、
上記した水平取着面47には上記吊り掛金具45
にボルト締めするための貫通孔が、そして垂直面
側には雌ねじ48と上方外側に突出した爪状係止
片49が形成されている。一方ケーシング1の両
側板4,5には、上記天板6の四隅に近接する位
置に、上記取付金具46の係止片49に係合し得
る取付穴50,52が穿設されており、また上記
雌ねじ48が位置する箇所にはボルト孔51が上
記取付穴50,52と対になつて穿設されてい
る。なお第2図において、各側板4,5には前板
3側及び背面側にそれぞれ2対の取付穴50,5
2及びボルト孔51が図示されているが、これは
ベランダ等に形成されたアンカーボルトの取付け
ピツチに応じた据付けを可能となすためであり、
例えば外側の対を選択すればピツチ500mmのアン
カーボルトへの据付けが可能であり、内側の対で
はピツチ400mmでの据付けが可能である。
そして上記前板3側の取付穴50及びボルト孔
51は、背面側の取付穴52及びボルト孔51よ
りも上記側板4,5の上辺、すなわち天板6から
の距離が約5mm下方に位置する箇所にそれぞれ穿
設されており、このことによつて天井面に取着さ
れた上記吊り掛金具45に上記各取付金具46に
よつて上記ケーシング1の天井据付けを行なつた
ときに、このケーシング1には、その背面側が下
がつた傾斜据付け状態が与えられることとなる。
一方上記ケーシング1の天板6には、その中央部
領域に周縁部領域よりも下方に凹入した凹部60
が形成されている。この凹部60の詳しい形状に
ついては後で説明する。
上記構成の室外ユニツトの天井面への据付け作
業について次に説明すると、まず天井面のアンカ
ーボルトに吊り掛金具45を取着する。一方、上
記アンカーボルトのピツチに応じてケーシング1
の取付穴50,52を選択し、取付金具46の垂
直面側を天板6の四隅に設けた挿入開口61を通
してケーシング1内に挿入する。そして内部より
爪状係止片49を取付穴50,52に掛合させる
と共に、ボルト孔51を通してボルトを雌ねじ4
8に螺着することにより、各取付金具46をケー
シング1に取付ける。次に上記ケーシング1を持
ち上げて上記各取付金具46の水平取着面47を
上記吊り掛金具45に対接させ、この状態で吊り
掛金具45の下面よりボルトで固着して据付け作
業を終了する。この状態で、前記のように前板3
側の取付穴50及びボルト孔51は、背面側の取
付穴52及びボルト孔51よりも天板からの距離
が約5mm下方に設けられているので、背面側が下
方に傾斜した傾斜状態が得られることとなる。こ
の傾斜角は1度以下のわずかなものであり、外観
上は傾斜状態としては殆ど識別し得ないものでも
あるので、違和感を生ずるものではなく、また上
記各金具45,46は装置の上面側に位置するも
のであるので、天井吊下形で必要とされる底面側
の美観を何等損ねるものでもない。
次に上記装置の作動状態について説明する。上
記装置が作動され、フアン電動機22によつてシ
ロツコフアン20,21が回転駆動されると、ケ
ーシング1内の圧力は大気圧より低くなるため
に、機外から側板4,5に設けられた空気流入口
8を通して外気がケーシング1内に流入する。ケ
ーシング1内に流入した空気はまず上記空気流入
口8に近接して配置されている室外熱交換器18
を通過して熱交換器室15内部へと流入してい
く。このときに、室内冷房運転時においては室外
熱交換器18から冷媒凝縮熱を吸収し、暖房運転
時には室外熱交換器18へ蒸発熱を与えるような
熱交換がなされる。そして上記のように熱交換し
た流入空気はシロツコフアン20,21に吸引さ
れ、フアンカバー23,24の流出口25から流
出されることとなる。上記流出口25,26から
前板3迄は、前記したような上下仕切板11等に
より案内流路が形成されているので、さらに上記
流出口25,26から上記案内流路を通つて前板
3の吹出しグリル7より空気は機外に排出され
る。
上記作動状態において、特に室外熱交換器18
が蒸発器として作用する暖房運転時においては、
室外熱交換器18を通過する外気は低温となるの
で、これにより機内では大気中の水分が結露して
上記室外熱交換器18を伝つて、下部のドレン受
け37に滴下する。そして上記ドレン受け37
は、前記のように背面側が低位となるように傾斜
が与えられているので、上記ドレン水はドレン受
け37上を背面側へと流れ、次いで背面側のドレ
ン抜き穴39からその下部のサービス蓋32内に
落下し、さらに排水口40を通して機外へと排出
されることとなる。このように、機内にはドレン
水が常に低位側へと流れていくような流通路が与
えられているので、機内にドレン水が残留するこ
とはなく、したがつてドレン受け37でオーバフ
ローして上記排水口40以外の隙間から滴下する
ことはなく、また残留水による腐食の発生も低減
される。
一方、上記暖房運転時に、機内を冷風が流通す
ることによつて、その冷風に直接的に接するケー
シング1の天板6も大気温度より低温となる。こ
のことにより上記天板6上にも結露水が生ずる。
この水滴を処理するために、上記天板6には、第
1図に示すように、その中央部領域に凹部60が
形成されている。すなわち上記天板6の最外周部
四隅には、前記した取付金具46の挿入開口61
が形成されているが、これらの挿入開口61が位
置する面より内側には、矩形外周に沿つて全周を
囲う帯状の上方突出面62が形成されており、こ
の上方突出面62の内周辺を縁部とする凹部60
が、上記天板6の中央部領域に形成されているの
である。凹部60の底面は上記上方突出面62に
平行であり、また上記縁部における凹部60底面
と上記上方突出面62との段差は約1mmである。
そして前板3側の縁部63と、各側面側の縁部6
4とは、それぞれ矩形状外周の各辺と平行に設け
られている。一方背面側の縁部65は、この縁部
65の中心部が前面側へと突出した概略く字状に
形成されている。すなわち、この縁部65は背面
側の外周辺に対して傾斜しており、後述するよう
に水滴がこの縁部65に沿つて背面側かつ両側面
側へと斜めに流れるように案内する水切りガイド
部70,71として形成されているのである。そ
して上記各水切りガイド部70,71と上記各側
面側の縁部64とが繋がる角部には、それぞれケ
ーシング内部に連通する連通孔75が穿設されて
いる。上記各側面側縁部64及び水切りガイド部
70,71は、ケーシング1内部に側板4,5に
近接して配置されている室外熱交換器18の上部
位置に位置している。また上記室外熱交換器18
は背面側の角部で円弧状に形成されており、この
円弧状部と側板4,5の角部との間の空間上の位
置に、上記各連通孔75は設けられている。
上記構成の天板6は、ケーシング1の天井据付
け時には、前記したようにケーシング1と共に背
面側が下がつた傾斜状態となされている。したが
つて上記天板6の凹部60底面も背面側が低くな
る方向に傾斜しており、このためこの凹部60に
生じた水滴は、その傾斜方向背面側へと流れて、
各水切りガイド部70,71に達する。これらの
水切りガイド部70,71は上記したように中心
より背面側へ傾斜しており、この傾斜によつて、
上記のように天板6が背面側が低くなるように傾
斜されているときには、上記各水切りガイド部7
0,71の線上で、中心側が高く、端部の連通孔
75側が低くなる。このため、上記水滴はさら
に、各水切りガイド部70,71に沿つて各連通
孔75側へと流れ、そして上記連通孔75からケ
ーシング1内に流入し、室外熱交換器18と各側
板4,5との間の空間を通して前記したドレン受
け37上へと落下することとなる。上記ドレン受
け37上に落下した水滴は、前記した機内で生じ
た水滴と同様に処理される。
以上の説明のように、上記実施例においては、
天板6の凹部60に発生する水滴に対して、傾斜
による高低のレベル差を好適に与えて、上記水滴
が天板6上に止どまることなくケーシング1内の
ドレン受け37上に滴下していくようにしている
ので、上記天板6上に水滴が貯まつて側面側より
機外に滴下するような不具合が低減される。また
上記凹部60を囲う縁部は、ケーシング1内に側
板4,5に近接して配置されている室外熱交換器
18の上部位置に形成している。すなわち、側板
4,5からケーシング1内に流入する空気は室外
熱交換器18を通過する迄は冷却されておらず、
したがつて室外熱交換器18より側板4,5側に
位置する天板6の領域は、室外熱交換器18を通
過して冷却された空気が流れる中央部領域程は低
温とはならない。このことから、水滴の生じ易い
中央部領域を含む面積を有するように凹部60の
縁部を室外熱交換器18の上部位置に設けてい
る。このとき凹部60が上方突出面62で囲まれ
ることにより、上記凹部60上を傾斜方向に流れ
る水滴が、例えばケーシングが左右方向にもわず
かに傾斜して据付けられた場合にも側面側へと流
れていくのを防止している。さらに上記実施例に
おいては、ケーシング1内に連通する連通孔75
は室外熱交換器18と各側板4,5との間の空間
上に位置することとしている。これにより上記連
通孔75を通してケーシング1内に流入する空気
は上記室外熱交換器18を通過することとなり、
室外熱交換器18の通過風量の低下を生じないの
で、熱交換効率を損ねることはない。
なお上記実施例はこの考案の範囲を限定するも
のではなく、この考案の範囲内で種々の変更が可
能である。例えば上記実施例においては、天板6
の凹部60底面の傾斜を、ケーシング1の傾斜据
付けによつて与える構成としたが、天板自体に傾
斜した底面を有する凹部を設ける構成とすること
もできる。また上記実施例では、空気調和機の室
外ユニツトにこの考案を適用した例について示し
たが、天井吊下形の室内ユニツトにも適用するこ
とができる。
(考案の効果) 上記説明のように、この考案の天井吊下形空調
ユニツトにおいては、ケーシングの天井据付け時
に、傾斜した底面を有する凹部を天板に設け、さ
らに傾斜方向下側に、水滴を斜め下方へと案内す
る水切りガイド部及びその下端部近傍に、ケーシ
ング内部に連通する連通孔を設けているので、天
板の凹部に生じた水滴は上記各傾斜による高低レ
ベル差によつて、天板上に静止することなく、ケ
ーシング内に流れていくこととなる。したがつ
て、天板上に水滴が貯まつて側面側より機外に滴
下するような不具合が低減され、使用快適性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例における天井吊下
形空調ユニツトの要部を示す斜視図、第2図は第
1図の装置の全体構成を示す分解斜視図である。 1……ケーシング、6……天板、18……室外
熱交換器、60……凹部、65……縁部、70,
71……水切りガイド部、75……連通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱交換器18を内部に収納したケーシング1の
    天板6に凹部60を形成し、上記凹部60の底面
    を傾斜状態となして上記ケーシング1の天井据付
    けを行なうべく構成した天井吊下形空調ユニツト
    であつて、上記据付け時に、上記凹部60の、下
    側に位置する縁部65には、斜め下方へと水滴を
    案内する水切りガイド部70,71を設けると共
    に、この水切りガイド部70,71の下端部近傍
    の上記凹部60底面に、上記ケーシング1内部に
    連通する連通孔75を設けていることを特徴とす
    る天井吊下形空調ユニツト。
JP1986168906U 1986-10-31 1986-10-31 Expired JPH045938Y2 (ja)

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