JPH045910A - 学習机 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、学童等が学校や家庭等において用いる学習机
に係るもので、詳しくは、書籍・ノート等の学習物を載
置する受板を机の天板上へ所定傾斜で設けることにより
、使用にあたっては、学習物を見ながらでの学習であっ
ても身体がかがむことなく、背筋がしっかり伸びて正し
い姿勢により勉強等が行なえる学習机に関する。

（従来の技術） 従来、学校や家庭等において学童が用いる学習机２０は
、第５図に示すように、支脚２１により支承される水平
の天板２２とより構成されているものが一般的である。

（発明が解決しようとする課題） 前記した学習机は、学童がこの天板上へ本やノートをお
いて読み、書きするときは、当初は背筋を伸ばして正し
い姿勢により机へ向っているが、次第に集中して来たり
、あるいは、疲れてくると、第５図に示すように、天板
へ向って身体が前かがみとなり、背筋あるいは腰が曲が
ってその姿勢が悪くなり、保健衛生上極めて好ましくな
い。

しかも、学校等において音楽の学習時は、同図に示すよ
うに、書籍を見ながらの発声は十分、かつ、正しい声音
が出す、学習効果が上がらない。

等の様々な問題点を有するものであった。

本発明は、前記した問題点を解決するためになされたも
ので、書籍・ノート等の学習物を載置する受板を机の天
板上へ所定傾斜で設けることにより、使用にあたっては
、学習物を見ながらでの学習であっても身体がかがむこ
となく、背筋がしっかり伸びて正しい姿勢により勉強等
が行なえる学習机を提供することを目的としている。

（課題を解決するための手段） 前記した目的を達成するための本発明の手段は、 Ｃ１）■支脚と、 ■該支脚の上部に設けて水平に支承される天板と、 ■該天板の後部上側に取付けた支持枠と、■この支持枠
へ取付けて下部に係止縁を付設し、垂直状態より後方へ
傾斜する書籍・ノート等の学習物を載置する受板と、 ■該受板の長さ方向にその両端を支持枠へ張設して前記
学習物を止め付ける押え部材と、を備えさせた学習机の
構成と、 （２）前記した支持枠は、前記天板へ枢結により回動自
在に取付け、該支持枠の起立時にその姿勢を保持するス
トッパーを設けた 学習机の構成にある。

（作　　用） 本発明は、前記した構成により以下に述べる作用を奏す
る。

天板の後部上側に取り付けた支持枠の受板へ、その下縁
を係止縁へ支承させた学習物を載置すれば、該学習物は
垂直状態より後方へ傾斜する、すなわち、上部が後方へ
傾いた状態により取り付けられて、椅子へ学童等が背筋
を伸ばしてすわったとき、その視線は受板の学習物へ一
致するので、学校等の授業であっても、話をする教師の
顔あるいは黒板と学習物との視線の往復が、顔や頭さら
に身体を移動させることなく行なえる。

したがって、常に学童は背筋・腰を伸ばした正しい姿勢
により授業が受けられる。

また、支持枠の受板へ学習物を載置する必要がないとき
は、支持枠に設けたストッパーを外すことにより支持枠
が枢軸より回動して第２図に示すように邪魔にならない
位置へ収納され、天板の上面は開放される。

（実　施　例） 次に本発明に関する学習机の一実施例を図面に基づいて
説明する。

図面第１〜４図においてＡは公知の学習机で、スチール
製により形成した左右一対の支脚１，１を止まり木２に
より所定間隔で立設してあり、この支脚１，１へ調整杆
１ａ、　１ａを着脱自在にねじ３止めすることにより、
学童の体格に合わせて高さ調整が任意に行なえるように
しである。

そして、前記した調整杆１ａ、　ｌａの上端には縦×横
が、５００　Ｘ　７００ｍｍ程度の方形状に形成した木
１合成樹脂、金属製の天板４を水平に支承させである。

ｂは前言−天板４上に設けた学習物支持手段で、支持枠
５，５と受板７とより基本的に構成される。

そして、支持枠５，５は前記天板４の後部上側に取付け
てあり、第１〜３図に示す場合は、前記天板４の両端部
へ枢軸６，６により後方へ回動自在に設けであるもので
、この支持枠５，５の上部には、垂直状態により後方、
すなわち、上部が後方へ傾いた状態において略天板４長
さを有した方形状の受板７が取り付けられており、この
下縁には鉤状の係止縁８を付設して、書籍を、学童にあ
っては教科書、ノート等の学習物９を載置して、前記係
止縁８により下縁を支承させであるもので、更に、前記
支持枠５，５へ前記受板７の長さ方向にその両端を止め
付けた押え部材１０を張設して、前記学習物９の落下防
止や頁止めを行なう。

なお、この押え部材１０は弾性を有するゴム紐が適して
いる。

１）、１）は前記支持枠５，５に設けた左右−対のスト
ッパーで、第２図に示すように帯状に形成した主片１）
ａを該支持枠５，５の内壁に回動自在に軸１２支してあ
り、この主片１）ａの下端にはＬ形に折曲した当接片１
）ｂを延設して、該主片１）ａを垂直としたとき、この
当接片１）ｂが前記天板４の上面へ係合して、支持枠５
，５の傾倒を防止する。

なお、１３は前記天板４の下側に設けた収容部で、学習
物９やこれら関連物を収納しておく。

この実施例の学習机Ａは、支持枠５，５を枢軸６を中心
に上方へ回動して天板４上へ位置させ、ストッパー１）
の当接片１）ｂを天板４面へ係合させる支持枠５，５が
固定されて、学習に当っての掛る力では妄動しない。

この状態において、受板７へ学習物９例とえば教科書を
載せ、その下縁と係止縁８へ当接させて、更に押え部材
１０により希望頁を開けた教科書９の面を押えると、こ
の教科書９は安定的に保持されるので、椅子に座った学
童は第３図に示すような背筋が伸びた正しい姿勢で授業
を受けられる。

このときの学童の視、ｌ１ｉｌ　ｃは、正面へ真直に向
いた状態において上下へ移動することがないので、視線
Ｃが下へ落ちて身体が前かがみとならない。

また、音楽等の授業においての発声は頭部、顔が正面に
向いているために、喉は圧迫されず、正しくまた良い発
声が得られる。

また、この受板７にノート９を載置して筆記するときも
、黒板や教師を見ながらでも、その視線Ｃの上下動が少
なくて済むので、書き取りを容易に行なうことができる
。

また、学習物９を載置しないときや、支持枠５，５や受
板７が邪魔になるときは、該支持枠５，５に設けたスト
ッパー１）の主片１）ａを外方へ回動させると、その下
端の当接片ｌｌｂが天板４面より外れるので、この支持
枠５．５を外方へ倒すと枢軸６を中心に回動して、第２
図において二点鎖線で示す位置へ支持手段すが移動し、
天板４の上面が開放されて、該全面が邪魔にならず使用
できる。

第４図において１４は支持手段すにおける前記支持枠５
，５の固定部材で、ねじ１５により天板４へ止め付けて
支持枠５．５を強固に支持させるもので、この例は、支
持手段すは回動により天板４の下方に収納されない。

なお、本発明に係る支持手段すは既存の学習机にも設け
ることができることはもちろんである。

（発明の効果） 前述のように構成される本発明の学習机は、天板の上部
に支持枠に支承される受板を所定傾斜で取り付けたもの
であるから、これに学習物を載置して読み書きするとき
は、椅子に座った姿勢が背筋を伸ばした正しい姿勢で行
なうことができて、学童の保健衛生上良好となる。

また、視線を上下へ大きく動かすことがないので、黒板
や教師を見ながら学習物へも同時に視線を移すことがで
きるので、長時間であっても疲労しにくく、これに起因
する前かがみの姿勢が防止される。

既存の机にも簡単かつ安価に取り付けられ、不使用時は
回動して収納することができるので、天板上が大きく開
放されて邪魔にならない。

等の格別な効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に関する学習机の支持枠回動式を示す斜
視図。第２図は同上の要部を示す縦断側面図。第３図は
同上の使用状態を示す側面図。第４図は同上の支持枠固
定式を示す側面図。第５図は従来の学習机を示す側面図
である。 図において１，１は支脚、４は天板、５５は支持枠、８
は係止縁、９は学習物、７は受板、１０は押え部材、６
は枢軸、　１）はストッパーである。 第 図 で−へ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）支脚と、該支脚の上部に設けて水平に支承される
   天板と、該天板の後部上側に取付けた支持枠と、この支
   持枠へ取付けて下部に係止縁を付設し、垂直状態より後
   方へ傾斜する書籍・ノート等の学習物を載置する受板と
   、該受板の長さ方向にその両端を支持枠へ張設して前記
   学習物を止め付ける押え部材とを備えさせたことを特徴
   とする学習机。
2. （２）前記した支持枠は、前記天板へ枢軸により回動自
   在に取付け、該支持枠の起立時にその姿勢を保持するス
   トッパーを設けたことを特徴とする請求項（１）記載の
   学習机。