JPH045655Y2 - - Google Patents

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JPH045655Y2
JPH045655Y2 JP1983138653U JP13865383U JPH045655Y2 JP H045655 Y2 JPH045655 Y2 JP H045655Y2 JP 1983138653 U JP1983138653 U JP 1983138653U JP 13865383 U JP13865383 U JP 13865383U JP H045655 Y2 JPH045655 Y2 JP H045655Y2
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JP
Japan
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insertion hole
reinforcing
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iron plate
reinforcing bar
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JP1983138653U
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JPS6044956U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、建設現場等において使用される鉄
筋防護用キヤツプに関するものである。
(従来の技術) 一般に、建設現場等において鉄筋コンクリート
を形成する場合、垂直に立てた多数の鉄筋の上端
を少しだけ残してコンクリートを流し込むように
している。この上端をコンクリート上に突出させ
た状態で残しておくのは、次の段階の鉄筋を接合
するためである。
ところで、建設現場等は足場が悪いため、つま
づいて転んだり、足を滑らせて転落する場合があ
るが、上記のようにコンクリートから鉄筋が突出
していると非常に危険で、重傷者が出たり、最悪
のときには死亡事故に至るといつたことがある。
そこで、従来、このような危険を防止するため
に、鉄筋の上端部に装着される防護用キヤツプが
種々提案されている。例えば、実公昭56−51572
号公報には、本体の上面を平面又は球面とし、内
部に硬質の板状体を設け、下面中央から上方に向
けて鉄筋挿入孔を設け、且つこの挿入孔の上方に
前記板状体が位置するようにした鉄筋端部の危険
防止用キヤツプが提案されている。また、実公昭
52−8255号公報には、曲面からなり且つ人目につ
きやすい色に着色したカバー本体と、鉄筋の突出
端に加圧套嵌することにより係止する孔とを具備
してなる鉄筋用安全カバーが提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の防護キヤツプにあつ
ては次のような問題があつた。
すなわち、前者の場合、硬質の板状体を内部に
埋め込んでいるため、製造が難しく、コスト高に
なるといつた問題があつた。
一方、後者の場合、カバー本体外面を着色して
いるため、表示効果はあるものの、硬質の板状体
を有していないため、強度が充分でなく、上方か
ら落下した場合に鉄筋がカバー本体を突き抜ける
おそれがあり、安全性に問題があつた。
本考案はかかる従来の問題点に鑑みてなされた
ものであつて、発泡材からなる本体に鉄板挿入孔
が設けられ、該鉄板挿入孔に補強用鉄板が挿入さ
れることにより、発泡材による緩衝効果と相侯つ
て、上方からの落下に対して安全性を向上させ、
かつ、製造が容易な鉄筋防護用キヤツプを提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案に係る鉄筋防
護用キヤツプは、本体2が発泡材から形成され、
該本体2の下面中央から上方に向けて鉄筋挿入孔
6が設けられ、該鉄筋挿入孔6より上方の前記本
体2に外部に開口する鉄板挿入孔7が水平状に設
けられ、該鉄板挿入孔7に補強用鉄板3が挿入さ
れ、前記本体2の外周面2aに標識テープ4が巻
装され、該標識テープ4により前記鉄板挿入孔7
が閉塞されているものである。
(作用) 本体の外部に補強用鉄板挿入孔が設けられてい
るので、この挿入孔から補強用鉄板を本体内部に
容易に挿入できる。そして、発泡材による緩衝作
用と、補強用鉄板の強度との相乗効果により、上
方からの落下に対して極めて高い安全性を発揮す
る。また、本体に設けられた補強用鉄板挿入孔が
標識テープにより閉塞されているため、補強用鉄
板の抜け落ちや、本体の割れが防止される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を、図面を参照して説明
する。
本例の防護用キヤツプを第1図乃至第3図に示
し、防護用キヤツプ1はポリエチレン発泡材、ウ
レタン発泡材等の発泡材からなる本体2と、該本
体2に設けた鉄板挿入孔7と、該挿入孔7に挿入
された補強用鉄板3と、本体2の外周面2aに巻
装された標識テープ4とからなる。
上記本体2は円柱形状とされ、下面2bの中央
には、鉄筋5を挿入するための鉄筋挿入孔6が上
方に向けて設けられている。該鉄筋挿入孔6は鉄
筋5より若干大径の大径部6aと、鉄筋5より若
干小径の小径部6bとからなり、大径部6aと、
小径部6bの境界部6cはテーパ状とされてい
る。また、本体2における鉄筋挿入孔6より上方
には、補強用鉄板3を挿入するための鉄板挿入孔
7が水平状に設けられ、該鉄板挿入孔7の少なく
とも一端は本体2の外周面2aに開口されてい
る。
補強用鉄板3は第4図に示すような形状のもの
で、両端縁3a,3aが本体2の外周面2aに対
応した曲率とされ、補強用鉄板3を鉄板挿入孔7
に挿入した状態において、上記両端縁3a,3a
は外周面2aと面一になる。なお、補強用鉄板3
の厚さは、鉄筋5の上端5aに防護用キヤツプ1
を装着した状態において、上方から圧力がかかつ
ても容易にはつき抜けない範囲で可及的に薄く設
定され、軽量化が図られている。
また、標識テープ4は人目につきやすい黄色8
と黒色9からなる虎縞模様に着色される一方、裏
面4aには粘着剤が塗布されている。そして、該
標識テープ4は、本体2の鉄板挿入孔7を閉塞す
るようにして外周面2aに巻付けて粘着され、補
強用鉄板3の抜止め作用を有するとともに、本体
2の割れを防止する作用を有する。
このようになる防護用キヤツプ1は、本体2に
補強用鉄板3を挿入した後、標識テープ4を巻装
して製作される一方、鉄筋挿入孔6を鉄筋5の上
端部5aに圧入して装着される。
なお、上記実施例において、鉄筋挿入孔6はテ
ーパ孔としても良い。また、標識テープ4の着色
は図示例のほか、黄色、赤色またはこれらの夜光
色など、人目につきやすい他の色としても良い。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案は本体に鉄板挿入
孔が設けられているので、補強用鉄板の挿入が円
滑に行うことができ、製作が容易に行える。した
がつて、低コストで供給することができる。
また、本体が発泡材からなり、その内部に補強
用鉄板が挿入されているので、発泡材による緩衝
作用と補強用鉄板の強度との相乗効果により、特
に上方からの落下に対してきわめて安全性が高
い。
さらに、本体の外周面に標識テープが巻装され
ているので、建設現場等における標識効果が高
く、鉄筋による事故を未然に防止することができ
る。
しかも、本体が発泡材で形成されているため、
鉄筋への取付け、取外しが容易且つ迅速に行え
る。
加えて、発泡材からなる本体を成形した後、該
本体に設けた鉄板挿入孔に補強用鉄板を挿入し、
しかる後、本体の外周面に標識テープを巻装し、
鉄板挿入孔を閉塞するため、補強用鉄板が抜け落
ちないとともに本体の割れが防止される。したが
つて、安全性及び耐久性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案に係る鉄筋防護用キ
ヤツプの実施例を示し、第1図は防護用キヤツプ
を鉄筋に装着した状態を示す一部破断斜視図、第
2図は防護用キヤツプの一部を破断して示す正面
図、第3図は第2図における−線に沿つた同
断面図、第4図は補強用鉄板の斜視図である。 2……本体、2a……外周面、2b……下面、
3……補強用鉄板、4……標識テープ、6……鉄
筋挿入孔、7……鉄板挿入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体2が発泡材から形成され、該本体2の下面
    中央から上方に向けて鉄筋挿入孔6が設けられ、
    該鉄筋挿入孔6より上方の前記本体2に外部に開
    口する鉄板挿入孔7が水平状に設けられ、該鉄板
    挿入孔7に補強用鉄板3が挿入され、前記本体2
    の外周面2aに標識テープ4が巻装され、該標識
    テープ4により前記鉄板挿入孔7が閉塞されてい
    ることを特徴とする鉄筋防護用キヤツプ。
JP13865383U 1983-09-06 1983-09-06 鉄筋防護用キヤツプ Granted JPS6044956U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13865383U JPS6044956U (ja) 1983-09-06 1983-09-06 鉄筋防護用キヤツプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13865383U JPS6044956U (ja) 1983-09-06 1983-09-06 鉄筋防護用キヤツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6044956U JPS6044956U (ja) 1985-03-29
JPH045655Y2 true JPH045655Y2 (ja) 1992-02-18

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ID=30311029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13865383U Granted JPS6044956U (ja) 1983-09-06 1983-09-06 鉄筋防護用キヤツプ

Country Status (1)

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JP (1) JPS6044956U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS528255U (ja) * 1975-07-04 1977-01-20
JPS5651572U (ja) * 1979-09-27 1981-05-07

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS528255U (ja) * 1975-07-04 1977-01-20
JPS5651572U (ja) * 1979-09-27 1981-05-07

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Publication number Publication date
JPS6044956U (ja) 1985-03-29

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