JPH0456145B2 - - Google Patents

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JPH0456145B2
JPH0456145B2 JP17976586A JP17976586A JPH0456145B2 JP H0456145 B2 JPH0456145 B2 JP H0456145B2 JP 17976586 A JP17976586 A JP 17976586A JP 17976586 A JP17976586 A JP 17976586A JP H0456145 B2 JPH0456145 B2 JP H0456145B2
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pressure
valve
oil
pilot oil
pump
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Peter Sunn Pedersen
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MAN B&W Diesel AS
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、主燃料としてのガスおよび点火用の
パイロツト油で作動し、閉鎖バネによつて閉鎖さ
れそれぞれサーボ油圧とパイロツト油圧によつて
開かれる別の弁を介して燃料ガスおよびパイロツ
ト油を噴射するための少なくとも1個の噴射弁を
各シリンダに備えるようにした二重燃料型デイー
ゼル・エンジンの燃料系統に関するものである。
[従来技術と問題点] 天然ガス、メタン、バイオガスおよび石炭ガス
などデイーゼル・エンジンにおいて一般に使用さ
れる燃料ガスの自己点火性は、通常その行程の作
動サイクルに最適の所望量だけエンジンシリンダ
の中に噴射された燃料の安全な点火を実施するに
は不十分である。従つてデイーゼル・エンジンの
燃料系統はシリンダの中における燃焼開始に役立
つ易点火性パイロツト油、例えばガス油またはデ
イーゼル油の一定量を、ガス噴射前にまたガス噴
射と同時にシリンダの中に噴射するように成され
ている。
もしパイロツト油の噴入を実施しそこなうと、
ほとんど確実にシリンダの中に噴射された燃料ガ
スのエンジンピストンの作動行程中の自己点火が
遅くなり、あるいは噴射された燃料ガスがシリン
ダを出た後に排気系統のなかで、例えば他のシリ
ンダの火花により、または他のシリンダから出た
熱い排気ガスと混合して点火される。いずれの場
合にも、燃料ガスが爆発的に燃焼する事により、
排気系統および場合によつてはターボ・チヤージ
ヤを含めてデイーゼル・エンジンを破壊する危険
が大である。
[発明の目的および効果] 本発明は、シリンダの中にパイロツト油を噴射
しそこなう事によるガス曝発の危険を最小限に成
す燃料系統を提供するにある。これは本発明によ
れば、各噴射弁のサーボ油送給管が圧力リリーフ
弁を含み、この圧力リリーフ弁の弁部材は、噴射
弁のパイロツト油送給管中の圧力によつて閉鎖位
置に向かつて作動され、またこの弁部材はパイロ
ツト油圧の欠損に際して、少なくとも同時的にサ
ーボ油圧を増大する場合にドレンダクトを開く事
によつて達成される。
[発明の概要] パイロツト油が各作動サイクルの所定の瞬間に
各噴射弁に対して、この噴射弁の中のパイロツト
油圧を開くに十分な圧力で送給される正常なデイ
ーゼル・エンジン作動状態においては、サーボ油
導管の中の圧力リリーフ弁がパイロツト油圧によ
つて閉鎖された状態にある。例えば適当に高い一
定圧に保持されたタンクから、あるいはカム作動
される適量吐出ポンプからサーボ油の送給が開始
されたとき、このサーボ油の圧力が閉じた圧力リ
リーフ弁をバイパスして噴射弁に伝達され、噴射
弁の燃料ガス弁を開く事により、パイロツト油の
噴射開始と同時にまたその直後にデイーゼル・エ
ンジンシリンダの中に正常な燃料ガス噴射を生じ
る。
しかしもしパイロツト油圧が生ぜず、または噴
射弁の燃料油弁を開くに必要な値に達しないなら
ば、圧力リリーフ弁が閉じる事なく、サーボ油は
前記圧力リリーフ弁をバイパスして噴射弁に進む
代わりに圧力リリーフ弁のドレンダクトを通して
脱出する。従つて燃料ガス噴射弁の燃料ガス弁は
閉じたままであり、従つて、いずれかのシリンダ
中へのパイロツト油の噴射欠損が直ちに検出れ、
また同一の作動サイクル中においてもその噴射弁
を通しての燃料ガス噴射が防止される。デイーゼ
ル・エンジンの他の噴射弁はサーボ油管の中の圧
力低下によつて影響されない事から、特に各シリ
ンダについて複数の噴射弁を備えている場合に
は、デイーゼル・エンジンは一般に運転し続ける
事ができ、パイロツト油噴射の欠損の原因がまも
なく除去され、またはこの原因が消失したとき、
その噴射弁は自動的に作動し始める。
原則として、圧力リリーフ弁は、その弁部材の
反対側に作用するパイロツト油圧が欠損した場合
に、この弁の上流のサーボ油圧力のみが前記弁部
材を開放位置まで動かすように設計する事ができ
よう。しかし一般に、弁部材をバネによつて開放
位置に向かつて弾発する事が好ましい。実際にこ
のようにして、ドレンダクトは2回の噴射の間に
おいて常に開かれており、パイロツト油圧の欠損
の場合にのみサーボ油圧によつて開かれるのでは
ない。
構造の簡単さと、信頼度の故に好ましい実施態
様においては、弁部材は円筒形スライダであつ
て、このスライダはその両端において同軸の軸方
向シリンダを備え、これらのシヨルダはニードル
弁として形成され、それぞれサーボ油管およびパ
イロツト油管に連通するダクトを包囲する弁座と
協働するように成されている。
パイロツト油圧がボツシユ型のカム作動適量吐
出ポンプによつて送給される場合、スライダとパ
イロツト油管のダクトとの断面比が、燃料油弁の
開く油圧と、燃料弁を閉じた後のポンプ行程の最
終段階におけるパイロツト油圧との比と同等もし
くは以上に定められる。公知のように、ボツシユ
型の燃料ポンプにおいては、ポンプ行程の先行の
作動部分においてピストンによつて閉塞されてい
た圧力側と吸引側の間の通路をピストンが解除す
る時点を変動させる事によつて、ポンプによつて
送給される量が変動される事が特徴でかる。ピス
トンの運動を反転するまでの残余の部分において
は、ポンプの吐出側は、噴射弁のパイロツト油弁
を開放状態に保持するには不十分であるが、しか
しピストンが逆方向に油を比較的狭い通路を通し
て吸引側に移動させる際の吸引側の圧力よりも実
質的に高い。圧力リリーフ弁の前記弁部材の寸法
により、ポンプ行程の最終段階においてパイロツ
ト油圧は、スライダの断面積全体に作用して、こ
の弁部材を圧力リリーフ弁の閉鎖応力に少なくと
も等しい応力をもつて閉鎖方向に押圧する事が保
証される。
本発明によれば、燃料系統は、各噴射弁につい
てパイロツト油圧を形成する前にその噴射弁につ
いてサーボ油圧を形成するように構成される事が
望ましい。この実施態様は、主として、点火時間
のいわゆる可変噴射調時(VIT)型のデイーゼ
ル・エンジンについて好ましい。この場合、実際
上、有効ポンプ行程の開始時点を変動させるため
の機構をパイロツト油ポンプに具備する。なぜか
ならば、サーボ油管中の圧力リリーフ弁が噴射弁
に対するサーボ油の送給を自動的に制御し、従つ
て噴射弁の燃料ガス弁の開放が常にパイロツト油
弁の開放に対して同一間間隔で実施されるからで
ある。
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細
に説明する。
[実施例] 第1図は燃料ガスおよびパイロツト油兼用噴射
弁1を示し、この噴射弁はエンジンシリンダの図
示されないシリンダカバーの中に取り付けられ、
またこの噴射弁はシリンダの燃焼室の中に突入し
たその前端部において噴霧器2を備え、この噴霧
器はシリンダの中に燃料ガスとパイロツト油をそ
れぞれ噴射するための図示されていない2セツト
のノズル孔を具備する。適当なタンクから燃料ガ
スを送給する送給管3と、それぞれパイロツト油
と制御油またはサーボ油の送給管4と5が噴射弁
1の頂部に配備され、前記の制御油またはサーボ
油は、噴射弁の中に配置されシリンダ中への燃料
ガスの噴射を制御しまたバイアスバネによつて閉
鎖位置に弾発された弁を開く役割を有する。パイ
ロツト油送給管4と噴霧器2のノズル孔とを接続
する導管の中にも閉鎖位置に向かつて弾発される
同様の弁が配備される。この型の噴射弁の実施例
は対応のデンマーク特願第3504/85号、“二重燃
料型デイーゼル・エンジン用燃料ガス噴射弁”に
詳細に記載されている。
パイロツト油ポンプ8を作動するカム7と、噴
射弁に対してサーボ油を送給するための制御弁1
0を作動するカム9が、第1図において6で示し
たエンジン制御軸上に固着されている。下記にお
いて詳細に示すポンプ8は、導管4に連通する出
口のほか、予備ポンプからこのポンプ8にパイロ
ツト油を送給する送給管11と、予備ポンプの吸
引側に達する戻し導管12とを含む。このポンプ
8は公知のように、ポンプのピストンとライニン
グの相対回転位置によつて送給量を変動する手段
と、また例えば有効ポンプ行程の開始時間(油送
給位相)を変更する手段とを含む。
適当な高圧で、すなわち噴射弁1のガス弁の開
放のための区域に作用してこの弁を開放させ対応
の閉鎖バネの応力に対抗してこの弁を開放状態に
保持する圧力で、サーボ油を送給する送給管13
が制御弁10に接続されている。また制御弁10
は、戻し導管14と、圧力リリーフ弁16に達す
る排出管15とを有する。この圧力リリーフ弁1
6は図示の実施態様においてはパイロツト油ポン
プ8と一体を成している。圧力リリーフ弁16か
らサーボ油が噴射弁1に流れる前記の導管5と、
ドレン管17とがそれぞれ圧力リリーフ弁16か
ら出ている。
第2図と第3図に示すように、パイロツト油ポ
ンプ8はハウジング18を含み、このハウジング
はその上端においてカバー19によつて閉鎖さ
れ、このカバー19は、第1図の導管4に連通す
る中心出口開口20を有する。ポンプハウジング
18の中に、対応のポンプライニング22を有す
るシリンダ21が格納され、前記ポンプのピスト
ン23が前記ライニングの中に締まりばめして移
動自在である。公知のようにピストン23は直径
方向に対向した2つの制御面24を有し、カム7
の作用でピストンがライニング22の中を複動す
る際に、前記制御面24の傾斜後縁25がライニ
ング22の2個のリリーフ孔26と協働して有効
ポンプ行程の開始時間とを制御する。各リリーフ
孔26はシリンダ21の漏斗型拡大孔27を通し
てポンプの吸引室28と連通し、第1図に見られ
るように導管11と12がこの吸引室28と連通
している。
中心インサート部分29がカバー19の中にね
じ込まれ、ポンプライニング22の中まで密封し
て延長され、そこで弾発された吸引弁30を包囲
する。ポンプピストン23の下降運動により、吸
引室28から、シリンダ21とライニング22の
中の整列横方向孔と、インサート部分29のくぼ
みと、中心ダクト31を介して、ピストン23と
インサート部分29の対向端間の作動室32への
油の取り入れが可能となる。
ピストン23の下降吸入行程中は、作動室32
内の圧力は吸引室28内の供給圧力以下に下降す
る。この結果、吸引弁30は比較的弱く弾発され
たバネ100に抗して同心円錐座30aから離れ
て上昇する。これは、弁入口100内の圧力が、
常に作動室32に接続されている吸引弁30の上
方の空間102内の圧力よりも高いためである。
吸引弁30が上昇すると、燃料油は吸引室28か
ら孔98、弁入口101と中心ダクト31を介し
て作動室32へ送られる。吸入行程の終りにおい
て、吸引弁30はバネ100の弾発力により再び
閉じる。
上昇ポンプ行程中には、吸引弁30はポンププ
ランジヤ行程により発生される高燃料油圧により
閉じられたままである。この高燃料油圧は空間1
02内で吸引弁30の上面に作用するが、吸引弁
30の下面には弁入口101内のより低い供給圧
力が作用するにすぎない。
中心ダクト31は同時に、吸引弁30の閉鎖バ
ネを収容する中間部材33とカバー19とを通し
て中心出口開口20まで中心部を上方に連続する
吐出中心ダクトの第1部分を成している。前記の
吐出中心ダクトの最後の部分から横孔34が延長
されて、カバー19の中に格納された圧力リリー
フ弁16に達している。
圧力リリーフ弁16は実質的にT型のハウジン
グ35を含み、このハウジングは、カバー19の
中に横孔34と同軸に備えられたくぼみの中に密
着され、またハウジング35の突出部分は、第1
図に見られるように作動中に導管15および5と
それぞれ連通する導入開口36と排出開口37と
を具備する。開口36と37は狭い流路38を介
して相互に連通し、この流路から、カバー19の
中に収容されたハウジング部分の内部スライダ室
40に横孔39が達している。
この室40の中において円筒形スライダ41が
密封的に滑動し、その両端に円錐形シヨルダ42
と43を備え、これらのシヨルダはそれぞれニー
ドル弁として作用し、カバー19の孔34と整列
する孔44回りの切頭円錐形弁座および横孔39
とそれぞれ協働する。スライダ室の中に配置され
た圧縮バネ45がスライダ41を、第2図と第3
図に示すようにシヨルダ43が孔39を閉塞した
位置から、孔44がシヨルダ42によつて閉塞さ
れた他方の末端位置に向かつて弾発している。ス
ライダ41の左側のバネ45を格納した室部分か
ら、ドレンダクト46が延在して、第1図に示す
ドレン導管17を通してサーボ油戻し導管と連通
する事ができる。場合によつては軸線に対して平
行なドレン孔47をポンプハウジング18の中に
備え、吸引室28の中に開かれ、カバー19と弁
ハウジング35を通る孔と共に、スライダの表面
の密封リングを越えて漏れるパイロツト油または
サーボ油の排出を実施する事ができる。
第4図に図示の実線は、デイーゼル・エンジン
がパイロツト油のみで運転される場合、例えばこ
のデイーゼル・エンジンによつて推進される船舶
の始動時、加速時または操舶時のパイロツト油ポ
ンプの作動室32内部の圧力を示す。デイーゼ
ル・エンジンが燃料ガスの点火のために最小限度
のパイロツト油を使用して燃料ガスで運転する場
合、ポンプピストンの作動行程の最終部分におけ
る作動室32の中の圧は少し低いレベルの鎖線に
従う。これらの曲線について、クランク軸の回転
角度を横座標とし、従つて横座標軸上の各マーク
間の距離は10゜のクランク角度に対応する。
第4図に示す完全作動サイクルの部分は、ポン
プピストン23がその下位置を通過した瞬間に開
始する。ポンプの作動室32が吸引室28と連通
しており、この室中の圧はパイロツト油がポンプ
を循環する時の低い初期ポンプ圧に等しい。時間
t1において、ピストンの案内面24が2つのリ
リーフ孔26に近接し、これによつて有効ポンプ
行程を開始し、また最初、圧は緩徐に上昇し、次
に圧力Poまで急速に上昇する。この圧において
噴射弁のパイロツト油弁がパイロツト油をデイー
ゼル・エンジンシリンダの中に噴射するために開
く。ピストン23の上昇運動が続けられる間に、
圧は上昇し続け、案内面24の後縁25がリリー
フ孔26を通過する瞬間に有効ポンプ行程が停止
する。デイーゼル・エンジンがパイロツト油のみ
で運転される時は、ポンプは多量の油を送らなけ
ればならず、この結果、有効ポンプ行程が長くな
る。一方、エンジンが運転される時には、油ポン
プは、パイロツト油として必要な最小量の油を送
るだけでよい。つまり、油ポンプが、パイロツト
油のみを供給するように調整されている時には、
油ポンプが多量の油を送る必要がある場合よりも
早いポンプ行程点で高油圧力が送られる。従つ
て、油圧力は油ポンプが多量の油を送る場合より
もかなり低い最高値に、油圧力が再び降下する前
に、到達する。パイロツト油の噴射が終了した
後、圧はいずれの場合においても実質的に同等の
値P1をとり、この値は初ポンプ圧より相当に高
い。ピストン23の上昇行程の残余の大部分の
間、圧はP1に留まり、続いてピストン行程の最
後の部分の間、初ポンプ圧に戻り、定格はゼロと
なる。
スライダ41が第2図と第3図に示すような極
端位置を取るとき、パイロツト油圧はスライダの
全断面積に作用し、この断面積は、孔44の中の
圧が孔39の中のサーボ油圧とバネ45とによつ
て加えられる応力に対抗するのに十分と成るよう
に孔39に対して選定される。従つて、制御弁1
0が開いている時(第1図)、サーボ油は圧力リ
リーフ弁16を通つて噴射弁1に達し、この噴射
弁1のガス弁を開放状態に保持する。パイロツト
油圧が初ポンプ圧に低下するやいなや、バネ45
がスライダをその右端位置まで移動させ、孔39
をドレンダクト46と連通させる。この瞬間に、
制御弁10が閉鎖され、エンジンのシリンダの中
へのガスの噴射が停止される。
パイロツト油ポンプ8の中の圧が再び上昇し始
めるまで、スライダ41はその右端位置に留ま
る。この場合、孔44の狭い断面面積にのみ圧が
作用しているので、サーボ油のリリーフ通路3
9,46は、パイロツト油圧がバネ45の対抗力
に勝つ事ができるようになるまで、すなわちパイ
ロツト油圧が少なくとも噴射弁1の油弁を開く値
Poに等しく成る時まで、開放状態に留まる。制
御弁10がその前に開いているとしても、圧力リ
リーフ弁16の中の通路39,46が開いていて
サーボ油圧が必要圧に達する事を防止するので、
サーボ油が噴射弁のガス弁を開く事ができない。
このようにして、デイーゼル・エンジンのシリン
ダ中へのガス噴射は、必要量のパイロツト油の噴
射と関連してのみ実施される。パイロツト油圧が
増大してスライダ41を左側に移動させると同時
に、圧がスライダの端面全体に作用し、パイロツ
ト油の噴射期間の長さとこの期間中において得ら
れる最大圧がどのようであれ、ポンプピストン2
3の運動が緩慢になつてパイロツト油圧がP1以
下となるまで、スライダ41は前述のようにその
左端位置に留まる。
従つて、燃料系統の正常な機能においてスライ
ダ41は作動サイクル中にリリーフ通路39,4
6を一度開いてまた閉じなければならない事が明
らかであり、このようにしてパイロツト油圧の欠
損の場合、その理由がどのようであれ、瞬間的に
燃料ガスの噴射を防止する事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は単一の二重燃料型噴射弁の本発明によ
る燃料系統の主要成分のフロー・シート、第2図
は圧力リリーフ弁を備えたパイロツト油ポンプの
軸方向断面図、第3図はリリーフ弁の拡大断面
図、また第4図はエンジンの2種の運転状態にお
けるパイロツト油ポンプ中の圧力グラフである。 1…噴射弁、4…パイロツト油管、5…サーボ
油管、8…パイロツト油ポンプ、16…圧力リリ
ーフ弁、39,46…圧力リリーフダクト、41
…スライダ、42,43…シヨルダ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主燃料としてのガスおよび点火用のパイロツ
    ト油で作動し、閉鎖バネによつて閉鎖されそれぞ
    れサーボ油圧とパイロツト油圧によつて開かれる
    別々の弁を介して燃料ガスおよびパイロツト油を
    噴射するための少なくとも1個の噴射弁1を各シ
    リンダに備えるようにした二重燃料型デイーゼ
    ル・エンジンの燃料系統において、各噴射弁1の
    サーボ油送給管5が圧力リリーフ弁16を有し、
    該圧力リリーフ弁16の弁部材41は噴射弁1の
    パイロツト油送給管4中の圧力によつて閉鎖位置
    に向かつて作動され、また該弁部材41はパイロ
    ツト油圧の欠損に際して少なくとも同時にサーボ
    油圧が増大する場合にドレンダクト46を開くこ
    とを特徴とする二重燃料型デイーゼル・エンジン
    用燃料系統。 2 前記弁部材41を開放位置に向かつて弾発す
    るバネ45を含むことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の燃料系統。 3 前記弁部材41が円筒形スライダ41であつ
    て、該スライダ41はその両端において同軸の軸
    方向シヨルダ42,43を備え、これらのシヨル
    ダ42,43はニードル弁として形成され、それ
    ぞれサーボ油管およびパイロツト油管に連通する
    ダクト39,44を包囲する弁座と協働するよう
    にされていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項または第2項に記載の燃料系統。 4 前記圧力リリーフ弁16の流路は狭窄部38
    から対応する弁座へのダクト39が分岐されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載
    の燃料系統。 5 パイロツト油がカム作動適量吐出ポンプ8か
    ら送給され、該カム作動適量吐出ポンプ8は、こ
    れにより高圧で送られるパイロツト油の流量の変
    更がポンプ8の圧力側と吸入側との間の流路を介
    して高圧流体が供給されるポンプ行程点を変更す
    ることによつてなされる型式のものであつて、ス
    ライダ41とパイロツト油管のダクト44との断
    面比が燃料油弁の開く油圧と、高パイロツト油圧
    が前記流路を介して解除されるポンプ行程の最終
    段階におけるパイロツト油圧との比と同等もしく
    はそれ以上であることを特徴とする特許請求の範
    囲第3項または第4項に記載の燃料系統。 6 前記圧力リリーフ弁16がパイロツト油ポン
    プ8の中に収容されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第5項に記載の燃料系統。 7 各噴射弁のパイロツト油圧の形成前に該噴射
    弁のサーボ油圧を形成することを特徴とする特許
    請求の範囲第5項または第6項に記載の燃料系
    統。
JP17976586A 1985-08-01 1986-07-30 二重燃料型デイ−ゼル・エンジンの燃料系統 Granted JPS6235054A (ja)

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DK350685A DK154448C (da) 1985-08-01 1985-08-01 Braendstofsystem til en dual-fuel dieselmotor

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JPS6235054A JPS6235054A (ja) 1987-02-16
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