JPH0455251Y2 - - Google Patents

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JPH0455251Y2
JPH0455251Y2 JP1987103287U JP10328787U JPH0455251Y2 JP H0455251 Y2 JPH0455251 Y2 JP H0455251Y2 JP 1987103287 U JP1987103287 U JP 1987103287U JP 10328787 U JP10328787 U JP 10328787U JP H0455251 Y2 JPH0455251 Y2 JP H0455251Y2
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fuel
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、燃料噴射ノズルに供給する燃料を
油圧によつて加圧するようにした油圧式燃料噴射
装置に関する。
[従来の技術] 従来のこの種の燃料噴射装置としては、特開昭
60−36770号公報に記載されたもの等、各種のも
のがあるが、例えば第5図に示すものを揚げるこ
とができる。この燃料噴射装置は、ポンプ1によ
つてアキユムータ2に蓄圧された作動油(この例
の場合、作動油として燃料を用いている。)を、
電磁切換弁3を介してシリンダ4の大径シリンダ
部41に圧送して、プランジヤ5の大径部51お
よび小径シリンダ部42に摺動自在に設けられた
小径部52を押し下げ、これによつて燃料加圧室
43内部の燃料を加圧し、この加圧した燃料を燃
料輸送管6を介して燃料噴射ノズル7に圧送する
ようにしたものであり、小径シリンダ部42の内
周面に燃料戻し管(燃料戻し通路)8を介してタ
ンク9に接続された溝42aを形成する一方、小
径部52に、燃料加圧室43に連通した縦孔53
aと、この縦孔53aに連通するとともに、小径
部52の外周面に開口する横孔53bとからなる
連通孔53を形成し、プランジヤ5が所定量加圧
移動した際に、横孔53bが溝42aに対向する
ようにし、これによつて燃料加圧室43内の燃料
を連通孔53および燃料戻し管8を介してタンク
9に戻すとともに、燃料噴射ノズル7による噴射
を終了させるようにしたものである。
なお、燃料噴射終了後、電磁切換弁3を図示の
オン状態からオフ状態に切り換えると、大径シリ
ンダ部41がタンク9に接続される一方、燃料加
圧室43が逆止め弁10を介してアキユムータ2
およびポンプ1に接続され、燃料加圧室43に燃
料が供給されるとともに、大径シリンダ部51か
ら燃料がタンク9に戻される。
[考案が解決しようとする問題点] 上記の燃料噴射装置においては、横孔53bと
溝42aとが対向すると、燃料加圧室43内部の
圧力が急速に低下する。したがつて、横孔53b
と溝42aとが対向した後では、プランジヤ5が
加圧移動時よりも高速度で同方向へ移動し、大径
部51が大径シリンダ部41の底面に衝突する
か、あるいは小径部52が燃料加圧室43の底面
に衝突して(この場合、大径部51が大径シリン
ダ部41の底面に衝突する。)停止する。この衝
突によつて大きな衝撃音および揺動を発生すると
いう問題があつた。
[考案の目的] この考案は、上記問題を解決するためになされ
たもので、プランジヤが大径シリンダ部の底面あ
るいは燃料加圧室の底面に衝突することなく、し
たがつて衝撃音および揺動が発生するのを防止す
ることができる油圧式燃料噴射装置を提供するこ
とを目的とする。
[考案の構成] この考案は、上記の目的を達成するために、燃
料加圧室の小径シリンダ部側の端部には小径シリ
ンダ部より大径になされ、かつ燃料噴射ノズルに
接続される大径加圧部を形成し、燃料加圧室の小
径シリンダ部と逆側の端部には、プランジヤが所
定位置を越えて加圧移動した際に小径部が液密に
嵌合することによつて密封される小径加圧部を形
成したことを特徴とするものである。
[実施例] 以下、この考案の実施例について第1図〜第4
図を参照して説明する。なお、以下に述べる実施
例において、上記従来例と同様な部分には同一符
号を付してその説明を省略する。
第1図はこの考案の一実施例を示すものであ
る。この図に示す燃料噴射装置においては、燃料
加圧室43が小径シリンダ部42に続く大径加圧
部43aと、この大径加圧部43aに続く小径加
圧部43bとから構成されている。大径加圧部4
3aは、小径シリンダ部42より大径に形成され
ており、この大径加圧部43aに燃料噴射ノズル
7に燃料を圧送するための燃料輸送管6が接続さ
れている。一方、小径加圧部43bは小径シリン
ダ部42と同径に形成されており、この小径加圧
部43bに逆止め弁10を介してアキユムレータ
2およびポンプ1が接続されている。
また、プランジヤ5の小径部52の内部には連
通孔53が形成されている。この連通孔53は、
それぞれ小径部52を横断し、かつ互いに上下に
離間した横孔53bおよび貫通孔53cと、これ
ら横孔53bと貫通孔53cとを連通させる縦孔
53aとから構成されている。横孔53bは、プ
ランジヤ5が加圧移動(下動)する前は溝42a
に対して上方に離間しているが、プランジヤ5が
所定位置まで加圧移動すると、溝42aと対向す
るように配設されている。一方、貫通孔53c
は、横孔53bが溝42aと対向した後に大径加
圧部43aと対向するように配設されている。し
かも、貫通孔53cの下端縁から小径部52の下
端面までの距離L1は、大径加圧部43aの長さ
L2よりも短くなされている。
上記構成の燃料噴射装置において、大径シリン
ダ部41に燃料(作動油)を供給してプランジヤ
5を下動(加圧移動)させると、貫通孔53cの
下端縁が大径加圧部43aの上端縁に接するまで
の間は、燃料加圧室43内の燃料が加圧され、燃
料噴射ノズル7から燃料が噴射される。その後、
貫通孔53cと大径加圧部43aとが対向する
と、このとき横孔53bが溝42aと既に対向し
ているので、燃料加圧室43が連通孔53、溝4
2aおよび燃料戻し管(燃料戻し通路)8を介し
てタンク9に接続され、燃料噴射が終了する。そ
して、プランジヤ5が加圧移動方向へ向かつてさ
らに移動(貫通孔53cの下端縁が大径加圧部4
3aの上端に接してから距離L2−L1だけ移動)
すると、小径部52の下端縁(先端部)が小径加
圧部43bに嵌合する。この結果、小径加圧部4
3bが密閉され、この密閉空間内の燃料によつて
プランジヤ5が停止される。したがつて、プラン
ジヤ5がシリンダ4に衝突することがなく、衝撃
音や振動が発生することがない。
なお、小径部52による小径加圧部43bの密
封を、燃料加圧室43と燃料戻し管8との連通孔
53による連通後に、つまりプランジヤ5による
燃料加圧が実質的に終了した後に行つているの
で、小径加圧部43b内に密封された燃料によつ
てプランジヤ5を停止させるようにしても、燃料
噴射に関する影響、例えば燃料噴射切れ等に関す
る影響は全くない。
ここで、小径部52が小径加圧部43bに嵌合
する以前に大径部51が大径シリンダ部41の底
面に衝突するのを避けるために、小径部52が小
径加圧部43bに嵌合したとき、大径部51と大
径シリンダ部41の底面との間に隙間が存するよ
うにしておくべきことは勿論である。
なお、この実施例においては、貫通孔53cと
大径加圧部43aとが対向する直前に横孔53b
と溝42aとを対向させるようにしているが、第
1図において2点鎖線で示すように、溝42aの
幅を広げ、横孔53bと溝42aとを常時対向さ
せるようにしてもよい。また、溝42aを形成す
ることなく、横孔53bを燃料戻し管8に直接対
向させるようにしてもよい。
また、第2図はこの考案の第2実施例を示すも
のである。この実施例においては、縦孔53a、
横孔53bおよび貫通孔53cからなる上記実施
例の連通孔53に代え、小径部52の外周に環状
溝54を形成している。この環状溝54の下端縁
から小径部52の下端面までの距離L1は大径加
圧部43aの長さL2より短くなつている。しか
も、環状溝54の幅L3は、大径加圧部43aと
溝42aとの間の間隔L4よりも長くなつている。
したがつて、プランジヤ5が所定位置まで加圧
移動すると、環状溝54の下端部が大径加圧部4
3aに対向するとともに、環状溝54の上端部が
溝42aに対向する。この結果、燃料加圧室43
が環状溝54、溝42aおよび燃料戻し管8を介
してタンク9に接続され、燃料噴射ノズル7によ
る燃料の噴射が終了する。その後、さらにプラン
ジヤ5が移動すると、小径部52の下端部が小径
加圧部43bに嵌合し、その内部の燃料によつて
プランジヤ5が停止される。
さらに、第3図および第4図に示す燃料噴射装
置は、第2図に示す燃料噴射装置を改良したもの
である。
すなわち、第2図に示す燃料噴射装置において
は、小径部52の環状溝54より下側の下端部全
体が大径加圧部43aに対向した状態になると、
小径部52の下端部に対する小径シリンダ部42
による拘束がなくなり、小径部52に対する案内
性が損なわれる。このため、小径部52の下端部
がその軸線と直交する方向へ僅かに変位すること
があり、この結果小径部52の下端角部および環
状溝54の下側の角部と、大径加圧部43aの上
下の角部とが互いに衝突してそこが欠けるおそれ
がある。
そのような問題を解消するために、第3図に示
す燃料噴射装置においては、小径加圧部43bの
長さを上記実施例のものより長くする一方、小径
部52の下端面に小径加圧部43bより小径の逃
げ部55および小径加圧部43bと同径の案内軸
部56を順次形成するとともに、逃げ部55およ
び案内軸部56の内部に案内軸部56の下端面に
開口する縦孔57およびこの縦孔57に連通し逃
げ部55の外周面に開口する横孔58を形成した
ものである。
上記構成の燃料加圧装置において、プランジヤ
5が下動すると、燃料加圧室43内の燃料が小径
部52の下端部によつて加圧され、燃料が燃料噴
射ノズル7に圧送される点、環状溝54を介して
燃料加圧室43と溝42aとが連通し、これによ
つて燃料噴射が終了する点、および小径部52が
小径加圧部43bに嵌合してプランジヤ5が停止
する点は上記第2実施例と同様である。さらに、
この実施例においては、案内軸部58が小径加圧
部43bによつて常に案内されているので、小径
部52の下端部がその軸線と直交する方向へ変位
することがなく、したがつて前述した各角部が欠
損するのを防止することができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の油圧式燃料噴
射装置によれば、燃料加圧室の小径シリンダ部側
の端部には小径シリンダ部より大径になされ、か
つ燃料噴射ノズルに接続される大径加圧部を形成
し、燃料加圧室の小径シリンダ部と逆側の端部に
は、プランジヤが所定位置を越えて加圧移動した
際に小径部が液密に嵌合することによつて密封さ
れる小径加圧部を形成したものであるから、プラ
ンジヤによる燃料の実質的な加圧終了後、小径部
によつて小径加圧部が密閉され、その密閉空間内
の燃料によつてプランジヤが停止される。したが
つて、プランジヤがシリンダに衝突することがな
く、衝突による衝撃音や振動の発生を確実に防止
することができるという効果が得られる。さら
に、プランジヤの停止が燃料加圧室内の燃料の戻
しが開始した後に行われるから、燃料噴射切れの
悪化を招くようなこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図はそれぞれこの考
案の一実施例を示す概略構成図、第4図は第3図
に示す実施例における燃料加圧装置の燃料噴射終
了時の状態を示す図、第5図は従来の油圧式燃料
噴射装置の一例を示す概略構成図である。 4……シリンダ、5……プランジヤ、6……燃
料輸送管、7……燃料噴射ノズル、8……燃料戻
し管(燃料戻し通路)、41……大径シリンダ部、
42……小径シリンダ部、43……燃料加圧室、
43a……大径加圧部、43b……小径加圧部、
51……大径部、52……小径部、53……連通
孔、54……環状溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に順次形成された大径シリンダ部、小径シ
    リンダ部および燃料加圧室を有するシリンダと、
    このシリンダの大径シリンダ部と小径シリンダ部
    とに大径部と小径部とがそれぞれ摺動自在に設け
    られたプランジヤとを備え、前記大径シリンダ部
    に圧油を供給してプランジヤを大径シリンダ部側
    から小径シリンダ部側へ移動させることにより、
    小径部によつて前記燃料加圧室内の燃料を加圧し
    て燃料噴射ノズルに供給し、前記プランジヤが所
    定位置まで加圧移動すると前記燃料加圧室内部の
    燃料を燃料戻し通路を介して燃料加圧室の外部に
    戻すようにした油圧式燃料噴射装置において、前
    記燃料加圧室の小径シリンダ部側の端部には小径
    シリンダ部より大径になされ、かつ前記燃料噴射
    ノズルに接続される大径加圧部を形成し、前記燃
    料加圧室の小径シリンダ部と逆側の端部には、前
    記プランジヤが前記所定位置を越えて加圧移動し
    た際に前記小径部が液密に嵌合することによつて
    密封される小径加圧部を形成したことを特徴とす
    る油圧式燃料噴射装置。
JP1987103287U 1987-07-07 1987-07-07 Expired JPH0455251Y2 (ja)

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JP1987103287U JPH0455251Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07

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JPS648569U JPS648569U (ja) 1989-01-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3555588B2 (ja) * 2001-03-23 2004-08-18 トヨタ自動車株式会社 コモンレール式燃料噴射装置
JP3809361B2 (ja) * 2001-10-22 2006-08-16 トヨタ自動車株式会社 アクチュエータの制御装置
JP4534976B2 (ja) * 2005-12-08 2010-09-01 トヨタ自動車株式会社 燃料噴射装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS618211U (ja) * 1984-06-19 1986-01-18 アサヒ住宅株式会社 通気性を有する幅木、台輪を使用した室

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