JPH0454968A - 酸素リフレッシュルーム内酸素供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、酸素リフレッシュルーム酸素供給装置及び、
そのような供給装置ｌｅ備えつけた酸素リフレッシュル
ームに関する。

（従来技術及び解決すべき課題） 従来酸素吸入を行う方法としては、小さなガスボンベを
使用して個々の個人がマスクを付けて吸入する方法や、
病院なとて酸素テントあるいは酸素マスクを付けて酸素
を吸入する方法が知られている。

しかしながら、いずれの方法も、リクリエーションなど
による運動後などで、酸素を多量に吸入する場合、ある
いは−度に多人数に対して酸素を供給するには適当でな
かった。特に、定常的に使用するそして多数の人間に酸
素を供給するような装置及び施設は、知られていない。

一般的に酸素はその供給量が過剰になると危険であり、
その供給量を制御して行うことは重要である。

また吸入のために使用される酸素ガスは適度の湿度を有
していなければならないが、多数の人間を相手にして断
続的に使用される場合、その湿度を有する酸素ガス供給
系にカビあるいはその他の雑菌に起因する問題が生ずる
。多人数を相手に酸素を供給して、酸素吸入を行わしめ
る装置にあっては、このような問題は避けえないことで
ある。

（課題の解決） 本発明は、上記したような問題を解決するための装置に
係わるものであり、 （１）所定量の酸素ガスを供給しうる装置、（２）酸素
ガスに所要量の湿度を付与する装置、（３）加湿された
酸素ガスを室内に所定数配置された酸素ガス吸入器に供
給すると同時に該室内全体用に供給するための装置、及
び （４）加湿酸素ガス導管に、酸素ガス供給停止時に該導
管内が乾燥するに充分な時間乾燥用気体を送ることので
きる装置を備えてなる酸素供給装置に関するものである
。

本発明の酸素供給装置によれば、競輪競技、マラソン競
技、等のような激しい運動競技直後などの選手に、適切
な酸素を供給することができる。

本発明の酸素供給装置は、それが建築物と一体となって
設置されて、０２リフレツシユルームを構成してもよい
し、あるいは自動車などで運搬可能な可動式の施設とさ
れることもできる。

本発明で使用される所定量の酸素ガスを供給しうる装置
としては、液化酸素より酸素ガスを形成せしめる蒸発器
と、その蒸発器に適当な配管により結合されてなる減圧
装置、そして更にその減圧装置に結合されてなる流量調
節装置からなるものであってよい。

該蒸発器に供給される液化酸素は、可搬式超低温容器に
封入されたものから供給されることができろ。

該蒸発器と本液化酸素用容器は、適当な弁と配管によっ
て、取りはずし自在に結合せしめられることができ、該
蒸発器には、単独から複数個の液化酸素用容器を結合せ
しめることができるようになされていてもよい。

該蒸発器としては、本発明の目的に使用しうるものてあ
れば、特に制限はないが、例えばアルミフィンにより室
温により作動せしめられるものがあげられ、例えば、２
ＯＮｒｒｉ″／ｈｒの能力を有するものがあげられろ。

本発明で用いられる減圧装置としては、本発明の目的に
応じて所要の減圧効果を達成しうるものであれば特に制
限がないが、例えば、減圧弁を備えた形式のものがあげ
られる。

本発明においては、大量に酸素を供給できるという点て
、液化酸素が気化してできる酸素ガスを、減圧装置に供
給することが、好ましいが、直接酸素ガスを用いること
もできる。

本発明の上記流量調節装置としては、流量調整弁及び流
量計からなるものがあげられる。ここで流量調整弁は、
後述する０　リフレッシュルーム内への直前の酸素供給
配管の流量を検知して自動的にその流量を刷部できるも
のであることができる。

本発明の酸素供給装置においては、前記流量調節装置か
ら出た酸素ガスは、酸素ガスに所要量の湿度を付与する
装置に導かれる。

人体吸入用の酸素は、適度な湿度を付与する必要がある
。

このような湿度の付与を、大量の酸素ガスを扱う場合に
も行うことは、大変難かしいものであった。

本発明においては、酸素ガスへの湿度付与する装置とし
て、水槽内バブリングにより行わしめる装置を用いてい
る。該加湿装置内には、所要量の水が注入され、その槽
内の水の底部から、酸素ガスをバブリングさせて加湿を
達成し、次いでこのようにして加湿化した酸素ガスは適
当な配管系を通して０２リフレツシユルームに供給され
る。

該加湿装置内の、酸素ガスを水中にバブリングさせるに
あたっては、酸素ガスの加湿が良好になされるよう、そ
の酸素ガス噴出口は、多数の穴を有する中空の平板とさ
れていることが好ましい。

また該加湿装置には、内部の水量を検知する手段、例え
ばフロート式の水位計が装備されていることが好ましい
。更に、該加湿装置内には、加湿槽内を洗浄できるよう
にスプレーノズルが装備されていることが好ましい。

該加湿槽の容積は、目的に応じて種々の大きさのものに
できるが、例えば約３００１程度のものがあげられる。

該加湿器には、この他に槽内に水を供給する装置及び槽
内の水を排出する装置が装備されて、水の交換が自在に
できるようにされることができる。

なお、上記流量調節装置と上記加湿装置の間には、酸素
濃度が０２リフレツシユルーム内で異常となった場合、
酸素供給を遮断するための緊急遮断弁を設けることがで
き、その緊急遮断弁は、異常事態に応じたコントロール
を受けるようにされていることができる。

次に、本発明においては、以上のようにして加湿化され
た酸素ガスは、適当な配管を通して０　リフレッシュル
ームに送られるが、該０２リフレツシユルームに所定数
配置された酸素ガス吸入器に供給可能とされていると共
に該ｏ２リフレッシュルーム内全体用に供給可能とされ
ている。

ここに該０２リフレツシユルームに配置される酸素ガス
吸入器は、上記した酸素ガス供給導管に接続して用いら
れるが、酸素ガスの気流を生ぜしめて、吸入者の顔面及
びその周囲に酸素気流を吹きつけると共に、吸入者が排
出する炭酸ガスあるいはｒＰｉ気を該酸素気流で除去可
能とされた構造を有するものがあげられる。

該吸入器は、０２リフレツシユルーム内に１個以上の複
数個をとりつけることができるようにされていてよく、
その数は、その０２リフレツシユルーム内に収容しうる
吸入者に応じて決めることができる。該吸入器は吸入者
個々人が独立して酸素供給を受けることができるように
されていることが好ましい。また該吸入器は使用吸入者
の欲するところの任意の位置にセットできるようなもの
である。

本発明において使用することのできる吸入器としては、
円またはだ円状断面を有する筒状本体を有し、その本体
に、酸素供給導管と接続可能とされていると共にその本
体内部に酸素供給しうるようになされた部材を有し、該
本体内に導入された酸素ガスを一定の風量の流れを生せ
しめて、酸素ガス吸入者に酸素ガスを供給する吹出口を
有し、該酸素ガス吹出口は、その酸素吹出量及び酸素流
の方向が可変とされているものがあげられる。このよう
な吸入器は、吸入者の顔に密着するような構造を有して
いないものである。

該吸入器において、該本体と酸素供給導管と接続可能と
されていると共に該本体内部に酸素供給しうるようにな
された部材は、内部に酸素導入用の細い管を有し、その
外側を取り囲むようにされた２重管構造のものがあげら
れる。該部材の外側の管は、合成樹脂等のそれ自体フレ
キシブルなものあるいはブレード式のものであることが
できる。また内側の管もフレキシブルなものであること
が好ましい。該部材は、該吸入器本体の筒状体の側面に
つけられることもできるし、底部につけることもできる
。

該酸素ガス吹出口には、ルーバーが可変式に取り付けら
れるかあるいはその他の絞り機構が備え付けられる。こ
の場合ルーバーの調節はルーバー調節リングまたは調節
つまみを用いて行うことが好ましい。

該酸素ガス吹出口の形状は、円形、だ円形、四角形など
の形体をとることができる。

また該吸入器には、その本体内部に酸素ガス気流の流量
及び方向を調節できる機能を持った部材を設置すること
ができる。

本発明においては、該酸素加湿晋とＯリフレッシュルム
内の酸素ガス吹出口との間には、フィルターを設けたり
、コントロール用の弁を設けることができる。該フィル
ターのうちには、例えば活性炭フィルターなどを設けて
脱臭することができる。

ところで、本発明の装置と一体となって設けることので
きる０２リフレツシユルーム内には、上記酸素ガス吹出
口の他に、吸入者が横たわるためのベツド、ソファある
いは椅子が設置されることもできる。また該０２リフレ
ツシユルーム内には、酸素濃度検知用センサーが設けら
れて、酸素供給装置全体を制御可能とすることが好まし
い。また該Ｏリフレッシュルーム内には、酸素濃度表示
パネルを設置して、そのルーム内の濃度を表示する事が
出来る。

本発明の酸素供給装置においては、加湿酸素ガスの供給
を停止した場合に、その加湿酸素ガス供給導管部に一定
の時間該導管内が乾燥するように気体を送ることができ
る装置が設けられている。該装置は、制御装置と連動さ
れたコントロール弁及び導管乾燥システムから構成され
ることができる。該導管乾燥システムとしては、制御装
置と連動したエアーフンプレッサーとドライヤーとから
なるものがあげられる。

本発明においては、上記した導管乾燥を行うことができ
るため、加湿した酸素を取り扱っても、その導管内にカ
ビ等の発生を防止することができ、吸入用に適した酸素
ガスをいつでも供給できるのである。

衷施男 本発明の酸素供給装置の実施の一例につき、その具体的
態様を図面につき説明する。

可搬式超低温容器１９は、マニホールド内に固定され、
結合弁を介して液化酸素を酸素ガスに変換する蒸発器１
に接続されている。マニホールドは４本設置できるよう
なものである。結合弁によって可搬式超低温容器１９は
、着脱自在とされている。蒸発器１に供給された液化酸
素は、そこで酸素ガスに気化せしめられ、導管を介して
減圧装置２に導かれる。

蒸発器としては、アルミフィン室温式のものがあげられ
、このようなものの例としてはＥＡ−４０型蒸発器があ
げられる。

減圧装置２としては、減圧弁を設けられたものである。

こうして、減圧装置２で所定の圧力、例えば２〜３ｋｇ
／ｃｄＧに減圧された酸素ガスは、流量調整装置３を経
由し、緊急遮断弁４を通って、加湿装置５に導かれる。

流量調整装置は、流量調整弁と流量計とから構成されて
いる。また流量調整弁は自動制御下にその流量を調整さ
れている。なお、７は制御ボックスを示す。緊急遮断弁
４も、自動制御下に働くものである。

該加湿装置の加湿槽には、フィルターを通した上水道水
が、所定のレベルまで注入されている。加湿槽内の水量
は、フロート式水位計２３で、その量が検知され、制御
されている。

鉄槽には、水圧で容器内壁を洗浄する為のスプレーノズ
ル２２が設置されている。

この加湿槽内の底部に導入された酸素ガスは、水中でバ
ブリングされ適度な湿度を付与される。このバブリング
にあたっては、酸素ガス気泡と水との接触を増加せしめ
るような工夫を施すことができる。

このような工夫の一つとしては、酸素ガスの水槽向流出
口に多数の穴を有する吹出口を設けるか、あるいはメツ
シュを付置した吹出口３２を介することがあげられる。

こうして酸素ガスは、適度の湿度、例えば４０％〜８０
％、より好ましくは５０％〜７０％の湿度となるように
処理されて供給される。

加湿装置５で加湿された酸素ガスは酸素ガス供給配管１
３を経て、脱臭用活性炭フィルター１４を通って０２リ
フレツシユルーム８内の酸素吸入器９に供給されると同
時に、０２リフレツシユルーム８内の酸素濃度を高める
ため該室８全体に酸素を供給するための酸素ガス吹出口
１０より供給される。

該室８中には、他に換気扇及び酸素濃度検知Ｍ１１及び
１２が設けられており、自動的に制御されて作動するよ
うにされている。該室８中には別に酸素濃度表示パネル
１７及びベット１８またはソファ、椅子が設置されてい
る。

該室８内の酸素濃度は空気中２３〜２４％にされるよう
に制御されるが、それ以下、２１％までの任意の値とす
ることができる。

この制御は、ｏ２センサー１２により、０２濃度が２４
％す上となった場合自動的に室８内の換気扇が作動して
、室内酸素濃度を下げろことにより達成される。

酸素吸入器９から出る酸素濃度は、該０２吸入器内では
１００％Ｏであるが、該０吸入器の吹出口外部の近傍で
は、空気により希釈され３０〜４０％の酸素濃度となる
。このように、吸入者の吸入する空気の酸素濃度は、自
在に好みにより大きくすることが可能である。

第２図及び第３図には、酸素吸入器の一例を図示しであ
る。

第２図及び第３図において、Ａは、吸入器本体を示し、
形状としては円筒形またはだ円筒形としである。Ａの材
質は、金属または合成樹脂とする乙とがてきる。Ｃは可
変式のルーバであるが、絞り機構とすることもできる。

Ｃは、ルーバ調整リング（又は絞り調整リング）Ｂある
いはルーパー調整つまみ夏によって、その酸素流量ある
いは方向などが調節可能となっている。Ｄは、酸素供給
配管であり、導管１５と着脱自在とされている。導管り
はフレキシブルなものとされ、吸入者の吸入位置にあわ
せて移動可能なものであること力す好ましい。

Ｅは保護管シースであり、細い酸素供給配管りを保護す
るために設けられている。該Ｅは合成樹脂で作られたり
、ブレード式のものであることができる。さらにまた吸
入者が持ち易い型に一部が加工されたものであることが
好ましい。

Ｆは、酸素吸入器本体Ａに合わせて作成されたキャップ
を示す。

Ｇは、酸素が該吸入器に入る入口を示す。Ｈは酸素の吹
出口を示す。

該吸入器によれば、吸入者の体、特に口あるいは鼻から
離して使用することができると共にその酸素流量及び酸
素濃度を自在に変えて好みに合わせて使用できる。

該吸入器によれば、個人個人独立したかたちで酸素吸入
を受けることができ、更に吸入器が人体に密着しなし１
点で衛生的である。

さらに該吸入器は、手に持って操作できまたその位置の
移動もある程度自在にされており、より使用目的に適合
した酸素ガス吸入が可能となる。

加湿酸素ガスを０２リフレツシユルーム８内に供給する
のを停止させた場合、一定の制御下にコントロール弁２
５及び２６を作動せしめ、さらにエアーコンプレッサー
６及びドライヤー２７の働きにより、導管１５及び１６
には乾燥空気が一定の時間送風され、導管１５及び１６
は乾燥される。該乾燥空気の送風は、導管１５及び１６
内が乾燥するに充分な時間なされ、例えば３０分間〜２
時間程度である。

このように導管１５及び１６内を、加湿酸素ガス供給時
以外は乾燥状態に保つことにより導管１５及び１６内の
雑菌及び藻の発生が防止でき、長期間良好な酸素気流を
供給できる。

なお、この乾燥空気供給系は、０２リフレツシユルーム
内の酸素濃度が高くなり過ぎた場合に、該室８内の酸素
濃度を下げるために、使用することもてきる。

また０　リフレッシュルーム８内の酸素濃度が２４％を
越える状態が連続した場合には、自動制御により緊急遮
断弁４が作動するようになされている。

本発明の酸素供給装置においては、酸素ガス吹出口１０
を、酸素吸入Ｍ９と全く別の供給システムとして、独立
に制御して、該吹出口１０を導電８の酸素濃度のコント
ロールに使用することもできる。

（発明の効果） （１）本発明の装置によれば、大量の酸素ガスを供給す
ることができるので、競輪等の激しい運動競技直後の選
手の肉体、精神の両面の早期回復がはかれる。

（２）　　本発明の装置によれば、個々の吸入者に応じ
た酸素ガスを供給できると共に、臭いのない更に吸入の
行い易い形態で酸素ガスを供給できる。

（３）本発明の装置によれば、装置全体の制細管理維持
が自動的且つ集中制御により行うことができ、安定性が
高いと共に経済性にも優れ、更には衛生的である。

（４）本発明の装置を用いることにより、良好に酸素供
給をうけることができ、人体の疲労回復、精神安定、呼
吸数の緩和など、軽度の酸素欠乏症の緩和がはかれる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の酸素供給装置の配置の一例を示す図
である。 第２図及び第３図は、酸素ガス吸入器の一例を示す斜視
図である。 Ａ・・・吸入器本体 Ｂ・・・・・・ルーバー調整リング Ｃ・・・・・・可変式ルーバー Ｄ・・・・・・酸素供給配管（フレキシブル管）Ｅ・・
・・保護管（合成樹脂、ブレード式）％式％ ■・・・・・・ルーバー調整つまみ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定量の酸素ガスを供給しうる装置、
2. （２）酸素ガスに所要量の湿度を付与する装置、
3. （３）加湿された酸素ガスを室内に所定数配置された酸
   素ガス吸入器に供給すると同時に該室内全体用に供給す
   るための装置、及び
4. （４）加湿酸素ガス導管に、酸素ガス供給停止時に該導
   管内が乾燥するに充分な時間乾燥用気体を送ることので
   きる装置 を備えてなる酸素供給装置。