JPH0454902Y2 - - Google Patents

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JPH0454902Y2
JPH0454902Y2 JP1987096712U JP9671287U JPH0454902Y2 JP H0454902 Y2 JPH0454902 Y2 JP H0454902Y2 JP 1987096712 U JP1987096712 U JP 1987096712U JP 9671287 U JP9671287 U JP 9671287U JP H0454902 Y2 JPH0454902 Y2 JP H0454902Y2
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recesses
recess
lid
quail
eggs
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、主として鶉卵の流通用包装容器とし
て用いられるもので、合成樹脂シート材を用いて
真空またはブロー成形手段により身部と蓋部との
一辺において、連設部を介して開閉自在に一連一
体に繋ぎ形成してあるフイルム状樹脂シート材を
利用した鶉卵容器に関する。
<従来の技術> 従来この種の鶉卵容器は、鶉卵(以下単に卵と
いう)収容後において身部及び蓋部の遊端縁どう
しを重合させてその重合片部分を針止め(ホツチ
キス止め)することで封絨して用いる型式のもの
と、後述する本案実施例の容器のように身部と蓋
部との外周部に垂下延設された外周枠を有し、こ
の外周枠部分にセロフアン製粘着テープを貼り付
けて封止する型式のものとがあつた。
しかし、従来のこの種の鶉卵容器は、何れの型
式のものも身部と蓋部とに形成された卵収容凹部
がほぼ両者同一深さに形成されているのが常であ
つた。
<考案が解決しようとする問題点> 従つて、従来のこの種の鶉卵容器は、卵の包装
に当たつて身部の凹部に卵を入れる際、身部にお
ける凹部の深さが浅いため卵の姿勢が立ち姿勢と
なり難く、殆どの卵が傾斜姿勢となり、その傾斜
方向が一定せずランダム方向となるため閉蓋時に
姿勢を直さなければ直ちには閉蓋できないという
問題があつた。
他方、鶉卵は廉価なものであるため、この包装
に念入りな時間を取ることは直ちにコスト高に繋
がることとなるため苦慮しているのが現状であ
る。
更に、機械によつて自動包装しようとしても、
この問題が解決されない限り自動閉蓋そのものが
困難であるため自動包装化が出来難いという問題
があつた。
そこで、本考案者はこの問題を解決することを
目的とし、身部の凹部径を小さくしたり、形状を
先尖り状としたり、種々の研究を行なつてきた
が、卵は自然産のものであるから大きさに大小が
あり、形状にも先長のもの許りではなくほぼ球形
に近いものがある等の理由から、上記の如くの改
良ではこれを解決することができなかつた。
しかし乍ら、上記の目的を達成することができ
る改良をすることが容器メーカーの責務と考え
種々研究を重ねた結果本考案を達成することがで
き、人力による包装のみならず、自動機による包
装にも充分耐え得る容器を得ることが出来るに至
つたので、これをここに提案するものである。
<問題点を解決するための手段> 該目的を達成するための本考案の構成を、実施
例に対応する第1図乃至第5図を用いて説明する
と、本考案は、開閉自在な身部Aと蓋部Bとこれ
ら両部A,Bを一辺において連設する連設部Cと
からなり、身部Aには、両部A,Bの閉塞姿勢に
おいて鶉卵保持用空間を形成するための複数の凹
部1……とそれらの間を区画する隔壁2……及び
支柱3が形成されており、蓋部Bにも身部Aの凹
部1……と対応する位置に複数の凹部11……が
形成され、隔壁12……と支柱様部分13とが形
成されている鶉卵容器において、これら両部A,
Bに形成されている凹部1,11の凹入深さH,
hが6.5:3.5乃至9:1の範囲内で身部Aの凹部
1が深く凹入形成されており、更に、身部A及び
蓋部Bがそれぞれの外周部に凹部1,11の凹入
方向に向かつて略垂直に垂下した外周枠4,14
を有し、かつ、その垂下延設幅がそれぞれの凹部
1,11の凹入深さH,hと略同幅に形成されて
いる構造としたものである。
<作用> 本考案は、このような構造としたものであるか
ら、卵の包装に当たつて身部Aの各凹部1……へ
卵を収容するとき、横向き姿勢として入れない限
り、ほぼ立姿として収容することができ、比較的
乱雑に収容しても大きく傾斜した姿勢となること
がないので、そのまま蓋部Bを閉塞することがで
き、作業能率を大きく向上させることができ、自
動機による機械的閉蓋にも充分即応できるのであ
る。
<実施例> 以下本考案の実施例について図面に基づいて説
明する。
図中第1図乃至第5図は、本考案の実施例を示
す図で、10個入りの鶉卵容器について示したもの
である。
第1図は未使用姿勢即ち身部Aと蓋部Bとを開
放した状態(姿勢)の斜視図、第2図はこの状態
における中央縦断側面図、第3図は閉蓋姿勢を示
す斜視図、第4図及び第5図はこの姿勢における
中央縦断側面と卵収容凹部の中央縦断正面を表わ
した図である。
而して、該容器は全体が合成樹脂シート材で一
連一体に形成されたもので、身部A側には10個の
凹部1……が5個2列に形成してあり、それぞれ
の凹部1……間には半弧状の隔壁2……と、4個
の凹部間に位置する部分に支柱3……とが形成し
てある。また、蓋部B側にも、前記身部Aの各凹
部1……と対応する位置に10個の凹部11……が
形成してあり、また、同様に隔壁12……と前記
支柱3と面接当する支柱様部分13……とが形成
してある。而して、これら身部Aと蓋部Bとの凹
部1,11の凹入深さH,hは第4,5図に示し
たように、全体の深さを10としたとき約7:3の
割合で身部Aの凹部1の深さを深く形成してあ
る。また、両部A,Bの外周部にはそれぞれ凹部
1,11の凹入方向に向かつて、略垂直に垂下延
設させた外周枠4,14が連設形成してあり、そ
の垂下幅がそれぞれの凹部1,11の凹入深さ
H,hと同じく7:3の割合で身部A側の外周枠
4が広幅にしてあつて、それぞれの凹部1,11
の凹入深さと略同幅となるように形成してある。
また、これらの外周枠4,14の長手方向の垂下
端間に、これら両外周枠4,14の幅の和に等し
い幅を有する連設部Cが形成してあつて、両部
A,Bを一体に繋いでいる。
第2,4図に示したように、該連設部Cと身部
A若しくは蓋部Bとの連結折り曲げ部P1,P2
内面側に容器の開封切断用の糸を配設しておいて
もよい。
また、前記身部A側の各支柱3……の頂面には
第1,2図にみられるように浅い凹入部5がそれ
ぞれ形成してあり、蓋部B側の各支柱様部分13
……の頂面に突出させた凸部15を受け入れ、こ
れと嵌合するようにしてある。また、両部A,B
の外周部にはそれぞれ浅い段部6……,16……
が形成してあり、閉蓋時において空気孔60……
を形成するようにしてある。
本考案にいう鶉卵容器の代表的な構造は、以上
のようにして実施されるものであるが、卵の収容
凹入部の数は10個に限られるものではなく、4
個、6個、8個、12個或いは20個等任意に変形し
たものが造られる。
本考案の鶉卵容器は、上記実施例のように、略
垂直に垂下した外周枠4,14を身部Aと蓋部B
との両方に形成したものであるから、第3図にお
いて仮想鎖線で示したように、これらの外周枠
4,14の両方に亘つて、卵の生産者、生産年月
日、商標、バーコード等の所要印刷を施したラベ
ル7を貼付することによつて外観を損ねることな
く、両部A,B間のシール封緘を兼ねることがで
きる。
而して、卵収容部の全体の上下長を10としたと
き、両凹部1,11の凹入深さは、7:3の割合
のみでなく、7.5:2.5の割合でも8:2の割合で
もよく、限界的には6.5:3.5乃至9:1の範囲内
であれば大体本考案の目的を達成することができ
る。何故なら、身部Aにおける凹部1の深さが
6.5未満の場合には、従来の5:5の場合と同様
に卵の姿勢が傾斜姿勢となつて、姿勢を正してや
らなければ、そのままでは直ちに蓋をするのに支
障を生じ、また、9:1以上に深くすると閉蓋姿
勢において蓋部Bによつて卵の上部姿勢を保持す
ることが出来難くなるという問題を生じる。ま
た、このように一方のみの凹部を必要以上に深く
すると、凹部1……が薄肉となり過ぎて卵の保護
力を弱めることとなる問題を生じ、厚手のシート
材を使用しなければならなくなる欠点を生じるの
で、避けた方がよい。
以上本考案の代表的と思われる実施例について
説明したが、本考案は必ずしもこれらの実施例構
造のみに限定されるものではなく、本考案にいう
構成要件を備え、かつ本考案にいう目的を達成
し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜
改変して実施することができるものである。
<考案の効果> 以上の説明から既に明らかなように本考案は、
鶉卵用の包装容器において、身部の卵収容用凹部
を、該凹部の全体の上下長を10としたとき6.5乃
至9の深さを占めるように、身部と蓋部との凹部
の深さに差をもたせ、身部の凹部を深く形成する
ことによつて、この身部の凹部に鶉卵を入れたと
き、それが乱雑な入れ方であつても極端に傾斜姿
勢となることはなく、ほぼ立姿勢となるようにし
たものであるから、鶉卵の包装に当たつて、身部
に入れた鶉卵の姿勢を逐一矯正しなくても、その
まま閉蓋することができ、鶉卵包装の能率を著し
く向上させることが出来るに至つたのである。ま
た、そのため鶉卵包装時における閉蓋、封緘作業
を機械的に行なうことができ、ひいては、容器へ
の鶉卵の供給をも自動化することが可能となり、
全自動包装も可能という従来には全く考えられな
かつた実用上の顕著な効果を期待することができ
るに至つたのである。
また、本考案の鶉卵容器は、略垂直に垂下した
外周枠を身部と蓋部との両方に形成したものであ
るからこれらの外周枠の両方に亘つて、卵の生産
者、生産年月日、商標、バーコード等の所要印刷
を施したラベル等を自動機によつて容易に貼付す
ることができるので、両部分の封緘が容易であ
り、しかも、外観を損ねることなく美麗に行うこ
とができる利点をも有しているものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の実施例を示した図
で、第1図は開放姿勢の全体斜視図、第2図は同
中央縦断側面図、第3図は閉蓋姿勢の全体斜視
図、第4図は同中央縦断側面図、第5図は同凹部
列中央縦断正面図である。 図中Aは身部、Bは蓋部、Cは連設部、H,h
は凹入深さ、1,11は凹部、2,12は隔壁、
3は支柱、13は支柱様部分である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開閉自在な身部Aと蓋部Bとこれら両部A,B
    を一辺において連設する連設部Cとからなり、身
    部Aには、両部A,Bの閉塞姿勢において鶉卵保
    持用空間を形成するための複数の凹部1……とそ
    れらの間を区画する隔壁2……及び支柱3が形成
    されており、蓋部Bにも身部Aの凹部1……と対
    応する位置に複数の凹部11……が形成され、隔
    壁12……と支柱様部分13とが形成されている
    鶉卵容器において、これら両部A,Bに形成され
    ている凹部1,11の凹入深さH,hが6.5:3.5
    乃至9:1の範囲内で身部Aの凹部1が深く凹入
    形成されており、更に、身部A及び蓋部Bがそれ
    ぞれの外周部に凹部1,11の凹入方向に向かつ
    て略垂直に垂下した外周枠4,14を有し、か
    つ、その垂下延設幅がそれぞれの凹部1,11の
    凹入深さH,hと略同幅に形成されている鶉卵容
    器。
JP1987096712U 1987-06-23 1987-06-23 Expired JPH0454902Y2 (ja)

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JP1987096712U JPH0454902Y2 (ja) 1987-06-23 1987-06-23

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JPS642713U JPS642713U (ja) 1989-01-10
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JPS5533272B2 (ja) * 1975-10-29 1980-08-29
JPS6111373A (ja) * 1984-06-13 1986-01-18 インドウストリエ・スペチアリツツア−テ・アルテイコ−リ・プラステイ−チ・エツセ・ピ・ア 閉止案内手段を備えた容器

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JPS5533272U (ja) * 1978-08-25 1980-03-04
JPS56121626U (ja) * 1980-02-15 1981-09-16

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