JPH0454799Y2 - - Google Patents

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JPH0454799Y2
JPH0454799Y2 JP1895388U JP1895388U JPH0454799Y2 JP H0454799 Y2 JPH0454799 Y2 JP H0454799Y2 JP 1895388 U JP1895388 U JP 1895388U JP 1895388 U JP1895388 U JP 1895388U JP H0454799 Y2 JPH0454799 Y2 JP H0454799Y2
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JP
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gas
temperature
water jacket
incubator
door
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JP1895388U
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JPH01125100U (ja
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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、組織・細胞培養等に用いられるイ
ンキユベータに関する。
(従来の技術とその課題) 第2図は組織・細胞培養等に用いられる従来の
インキユベータを示す断面図である。同図に示す
ように、本体1内には細胞等の培養対象物を収容
する収容庫2が形成されるとともに、培養対象物
を出入できるように本体1の前面開口部には扉3
が開閉自在に設けられる。更に、本体1内には扉
3の領域を避けながら収容庫2を包み込むように
してウオータジヤケツト4が設けられる。ウオー
タジヤケツト4の下端にはヒータ5が設けられ、
ヒータ5の発熱によりウオータジヤケツト4内の
水温が上昇し、収容庫2内の温度が上昇するよう
に構成されている。また、扉3と対応する本体1
の背板には、一端が収容庫2内に臨むとともに他
端がCO2ボンベ等のガスボンベ6に接続されたガ
ス管7が貫通配置される。ガス管7には電磁弁8
が取付けられており、電磁弁8が開閉されること
により収容庫2内にCO2ガス等の所要のガスが供
給・停止されるように構成している。
また、ウオータジヤケツト4内には温度測定用
の温度センサ9および収容庫2内にはガス濃度測
定用のガスセンサ10がそれぞれ設置される。こ
れら温度センサ9およびガスセンサ10はそれぞ
れ制御装置11に接続されるとともに、上記ヒー
タ5および電磁弁8もそれぞれ制御装置11に接
続されており、温度センサ9からの出力信号に基
づいてヒータ5が適時発熱し収容庫2内が適温に
制御されるとともに、ガスセンサ10からの出力
信号に基づいて電磁弁8が開閉されて収容庫2内
に所要のガスが適時供給され収容庫2内を適切な
ガス濃度に制御するように構成している。
しかしながら、従来のインキユベータでは、本
体1の外部に配置されたガスボンベ6から収容庫
2内にガスが供給される際に、ガスの温度が外気
温(室温)とほぼ等しく、これに対し収容庫2内
の庫内温度は外気温より高いため、ガスの供給に
より庫内温度分布が乱されるという問題があつ
た。
(考案の目的) この考案は、上記従来技術の問題を解消し、ガ
スの供給に影響されずに安定した庫内温度分布が
得られるインキユベータを提供することを目的と
する。
(目的を達成するための手段) この考案は、収容庫内の温度を調整するための
ウオータジヤケツトが、前記収容庫を包み込むよ
うに設けられ、前記収容庫内にガス管を介して所
要のガスを供給するインキユベータであつて、上
記目的を達成するため、前記ウオータジヤケツト
の水温と前記収容庫内へ供給される前記ガスの温
度とが等しくなるように、前記ガス管を前記ウオ
ータジヤケツト内に通している。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例であるインキユベ
ータを示す断面図である。同図に示すように、略
匡体状の本体20内には収容庫21が形成される
とともに、収容庫21内には複数の棚22がそれ
ぞれ水平状態で上下方向に等間隔をおいて配設さ
れる。更に、本体20の前面側には、開口23が
形成されるとともに、その開口23を閉塞するよ
うに内扉24および外扉25それぞれ開閉自在に
取付けられる。外扉25の内面には扉ヒータ26
が取付けられ、扉24,25の開閉操作等によつ
て内扉24の温度が低下した際に扉ヒータ26を
発熱させて庫内温度を低下させないように構成し
ている。また、本体20内には開口23の領域を
避けながら収容庫21を包み込むようにしてウオ
ータジヤケツト27が設けられるとともに、ウオ
ータジヤケツト27の下端にヒータ28が取付け
られて、ヒータ28を発熱させることにより、ウ
オータジヤケツト27の水を介して庫内温度を上
昇させるように構成している。
また、一端が図示しないガスボンベに接続され
たガス管29は、外部より本体20の背板20a
上部に貫通され、ウオータジヤケツト27内に達
してからウオータジヤケツト27内を背板20a
に沿つて一旦下降し、再度上昇してから背板20
aを貫通して外部に取り出され、更に電磁弁30
を経た後、背板20aおよびウオータジヤケツト
27を貫通して収容庫21内に臨むように配置さ
れる。こうして、図示しないガスボンベから収容
庫21内に供給される所要のガスが、ガス管29
のウオータジヤケツト27内における熱交換領域
29aを通過する際に、供給ガスはウオータジヤ
ケツト27内の水と熱交換されて、供給ガスの温
度とウオータジヤケツト27内の水温とが等しく
なるように構成されている。
また、外扉25の内面には扉温度センサ31が
取付けられるとともに、その扉温度センサ31と
扉ヒータ26とが制御部32に接続されており、
扉温度センサ31からの出力信号に基づき制御部
32により扉ヒータ26を適時発熱させて、扉2
4,25付近の温度が所定値に維持されるように
構成している。更に、ウオータジヤケツト27内
には温度センサ33が設置されるとともに収容庫
21内にはガスセンサ34が設置されてそれぞれ
制御部32に接続される一方、ヒータ28および
電磁弁30が同じく制御部32に接続されてお
り、温度センサ33からの出力信号に基づき制御
部32によりヒータ28を適時発熱させてウオー
タジヤケツト27内の水温を調整することにより
庫内温度を所定値に制御するとともに、ガスセン
サ34からの出力信号に基づき制御部32により
電磁弁30を開閉させてガス供給量を調整するこ
とにより庫内ガス濃度を所定値に制御するように
構成している。
このインキユベータによれば、ガス供給用のガ
ス管29の一部を、収容庫21内の温度を調整す
るウオータジヤケツト27内に通して熱交換領域
29aを形成しているため、収容庫21内に所要
のガスが供給される際に、ガス管29の熱交換領
域29aでガスとウオータジヤケツト27内の水
との間で熱交換が行なわれてガスの温度とウオー
タジヤケツト27の水温とが等しくなつた後、そ
のガスが収容庫21内へ供給される。すなわち、
庫内温度と同一温度のガスが収容庫21内に供給
されることになるため、ガス供給に影響されずに
安定した庫内温度分布が得られる。
なお、上記実施例においては、庫内のガス濃度
に対応して電磁弁30が開閉されて間欠的にガス
の供給が行なわれるようにした庫内濃度対応方式
のインキユベータに適用した場合について説明し
たが、この考案は、所定のガス濃度のガスを常時
供給するようにした常時供給方式のインキユベー
タにも適用することができる。更に、上記実施例
では一種類以上の供給ガス(CO2ガス)のガス濃
度をコントロールする場合について説明したが、
2種類の供給ガス(O2ガス、N2ガス等)のガス
濃度をコントロールするマルチコントロール式の
インキユベータにも適用することができる。
(考案の効果) 以上のように、この考案のインキユベータによ
れば、ガス供給用のガス管を庫内温度調整用のウ
オータジヤケツト内に通して、庫内へ供給される
所要ガスの温度とウオータジヤケツトの水温とが
等しくなるように構成しているため、庫内温度と
同一温度のガスが収容庫内に供給されるようにな
つて、ガス供給に影響されずに安定した庫内温度
分布が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例であるインキユベ
ータを示す断面図、第2図は従来のインキユベー
タを示す概略断面図である。 21……収容庫、27……ウオータジヤケツ
ト、29……ガス管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 収容庫内の温度を調整するためのウオータジヤ
    ケツトが、前記収容庫を包み込むように設けら
    れ、前記収容庫内にガス管を介して所要のガスを
    供給するインキユベータであつて、 前記ウオータジヤケツトの水温と前記収容庫内
    へ注入される前記ガスの温度とが等しくなるよう
    に、前記ガス管を前記ウオータジヤケツト内に通
    したことを特徴とするインキユベータ。
JP1895388U 1988-02-16 1988-02-16 Expired JPH0454799Y2 (ja)

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JP1895388U JPH0454799Y2 (ja) 1988-02-16 1988-02-16

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Publication Number Publication Date
JPH01125100U JPH01125100U (ja) 1989-08-25
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