JPH0454289A - 自動車空調用の変速機付圧縮機 - Google Patents
自動車空調用の変速機付圧縮機Info
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- JPH0454289A JPH0454289A JP2162718A JP16271890A JPH0454289A JP H0454289 A JPH0454289 A JP H0454289A JP 2162718 A JP2162718 A JP 2162718A JP 16271890 A JP16271890 A JP 16271890A JP H0454289 A JPH0454289 A JP H0454289A
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Landscapes
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、自動車の補機、特に入力側に変速機部を設
けてなる自動車空調用の変速機付圧縮機に関する。
けてなる自動車空調用の変速機付圧縮機に関する。
(従来の技術)
自動車の空調用に用いられる圧縮機は、一般に自動車に
搭載されている走行用のエンジンを動力源として駆動さ
れるため、圧縮機の入力側は自動車の走行状況等によっ
て大きく変動する。
搭載されている走行用のエンジンを動力源として駆動さ
れるため、圧縮機の入力側は自動車の走行状況等によっ
て大きく変動する。
しかし、圧縮機自体は空調(冷房)負荷に応じた能力を
得るに要求される一定の回転数であればよく、このため
変動する入力端の回転数を能力に対応した回転数に調節
する必要がある。
得るに要求される一定の回転数であればよく、このため
変動する入力端の回転数を能力に対応した回転数に調節
する必要がある。
そこで、特開昭62−170787号公報に示されるよ
うな変速機付圧縮機が提案されている。
うな変速機付圧縮機が提案されている。
これは、入力軸部に無段式の変速機部を介して圧縮機部
を直列に連結した構造となっていて、変速機部の変速に
よりエンジンの回転数の変動を吸収して、要求される回
転数を圧縮機部に伝えるようにしたものである。
を直列に連結した構造となっていて、変速機部の変速に
よりエンジンの回転数の変動を吸収して、要求される回
転数を圧縮機部に伝えるようにしたものである。
(発明が解決しようとする課題)
この変速機付圧縮機によると、冷房負荷に応じた能力制
御は効果的にできる。すなわち、冷房負荷に応じ変速機
部の変速比を「0から最大」まで無段階に制御すること
により、エンジン側の変動を受けずに、必要な冷房能力
が確保できるようになる。
御は効果的にできる。すなわち、冷房負荷に応じ変速機
部の変速比を「0から最大」まで無段階に制御すること
により、エンジン側の変動を受けずに、必要な冷房能力
が確保できるようになる。
しかし、こうした変速機付圧縮機は冷房運転を停止(変
速比0)の際に、以下のような問題が生しることがある
。
速比0)の際に、以下のような問題が生しることがある
。
すなわち、冷凍サイクル回路に組込んだ変速機付圧縮機
では、従来より、潤滑の方式として、第1に、冷凍サイ
クル回路内に冷凍機油(潤滑油)を適量に封入し、この
冷凍機油を圧縮機部の圧縮運転にしたがって冷媒に混っ
て循環させることで、冷房運転中の変速機部および圧縮
機部を潤滑している。また第2として、変速機付圧縮機
に上記冷凍機油の一部が溜まる油溜り部を設け、冷媒の
循環が止まる冷房運転の停止時は、上記油溜り部に溜っ
た冷凍機油をはねかけなどによって、運動している変速
機部の摺動部を潤滑することが行われている。
では、従来より、潤滑の方式として、第1に、冷凍サイ
クル回路内に冷凍機油(潤滑油)を適量に封入し、この
冷凍機油を圧縮機部の圧縮運転にしたがって冷媒に混っ
て循環させることで、冷房運転中の変速機部および圧縮
機部を潤滑している。また第2として、変速機付圧縮機
に上記冷凍機油の一部が溜まる油溜り部を設け、冷媒の
循環が止まる冷房運転の停止時は、上記油溜り部に溜っ
た冷凍機油をはねかけなどによって、運動している変速
機部の摺動部を潤滑することが行われている。
このため、変速機付圧縮機は低度・速比領域で運転が行
われると、吐出冷媒が減少して、同圧縮機に戻る冷凍機
油が極端に減少、あるいは戻らなくなる。
われると、吐出冷媒が減少して、同圧縮機に戻る冷凍機
油が極端に減少、あるいは戻らなくなる。
このことは、冷房運転停止前の運転条件によっては、冷
凍機油の溜り量が極端に少ない、又はほとんど無いこと
がある。こうした状態で冷凍運転が停止すると、変速S
!部の摺動部の潤滑性か債なわれ、摺動部分が磨耗した
り、異常な発熱が生じたりするので、圧縮機の信頼性が
低下する。特に冷凍機油の溜り量がほとんど無い場合、
変速機部は冷房運転の停止にしたがって、実質、無給油
の状態で運動するので、信頼性の低下は著しい。
凍機油の溜り量が極端に少ない、又はほとんど無いこと
がある。こうした状態で冷凍運転が停止すると、変速S
!部の摺動部の潤滑性か債なわれ、摺動部分が磨耗した
り、異常な発熱が生じたりするので、圧縮機の信頼性が
低下する。特に冷凍機油の溜り量がほとんど無い場合、
変速機部は冷房運転の停止にしたがって、実質、無給油
の状態で運動するので、信頼性の低下は著しい。
この発明はこのような事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは、運転停止時における変速機部
の潤滑性を向上させることができる自動車空調用の変速
機付圧縮機を提供することにある。
その目的とするところは、運転停止時における変速機部
の潤滑性を向上させることができる自動車空調用の変速
機付圧縮機を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために請求項1に記載の変速機付圧
縮機は、入力軸部に変速機部を介して圧縮機部を連結す
るとともに前記変速機部および圧縮機部を潤滑する共用
の潤滑油を溜める油溜り部を有して構成されかつ前記潤
滑油は一冷媒ガスに混って外部に吐出される圧縮機本体
と、前記変速機部の変速比を空調負荷に応じて制御する
空調制御手段と、この空調制御手段をオンオフ操作する
オンオフ手段と、このオンオフ手段のオフ操作を受けて
前記圧縮機部の運転を停止させる手段と、前記オンオフ
手段のオフ操作時において前記圧縮機部の運転停止前に
前記圧縮機部を一時的に潤滑油の回収に適した回転数に
制御させる油回収制御手段とを設けたことにある。
縮機は、入力軸部に変速機部を介して圧縮機部を連結す
るとともに前記変速機部および圧縮機部を潤滑する共用
の潤滑油を溜める油溜り部を有して構成されかつ前記潤
滑油は一冷媒ガスに混って外部に吐出される圧縮機本体
と、前記変速機部の変速比を空調負荷に応じて制御する
空調制御手段と、この空調制御手段をオンオフ操作する
オンオフ手段と、このオンオフ手段のオフ操作を受けて
前記圧縮機部の運転を停止させる手段と、前記オンオフ
手段のオフ操作時において前記圧縮機部の運転停止前に
前記圧縮機部を一時的に潤滑油の回収に適した回転数に
制御させる油回収制御手段とを設けたことにある。
同じく請求項2に記載の変速機付圧縮機は、入力軸部に
変速機部を介して圧縮機部を連結するとともに前記変速
機部および圧縮機部を潤滑する共用の潤滑油を溜める油
溜り部を有して構成されかつ前記潤滑油は冷媒ガスに混
って外部に吐出される圧縮機本体と、前記圧縮機部の回
転数を検知する圧縮機回転数検知手段と、前記変速機部
の変速比を空調負荷に応じて制御する空調制御手段と、
この空調制御手段をオンオフ操作するオンオフ手段と、
このオンオフ手段のオフ操作を受けて前記圧縮機部の運
転を停止させる手段と、前記オンオフ手段のオフ操作時
において前記圧縮機回転数検知手段から低帰環油量の回
転数域が検知されたとき、前記圧縮機部の運転停止前に
前記圧縮機部を一時的に潤滑油の回収に適した回転数に
制御させる油回収制御手段とを設けたことにある。
変速機部を介して圧縮機部を連結するとともに前記変速
機部および圧縮機部を潤滑する共用の潤滑油を溜める油
溜り部を有して構成されかつ前記潤滑油は冷媒ガスに混
って外部に吐出される圧縮機本体と、前記圧縮機部の回
転数を検知する圧縮機回転数検知手段と、前記変速機部
の変速比を空調負荷に応じて制御する空調制御手段と、
この空調制御手段をオンオフ操作するオンオフ手段と、
このオンオフ手段のオフ操作を受けて前記圧縮機部の運
転を停止させる手段と、前記オンオフ手段のオフ操作時
において前記圧縮機回転数検知手段から低帰環油量の回
転数域が検知されたとき、前記圧縮機部の運転停止前に
前記圧縮機部を一時的に潤滑油の回収に適した回転数に
制御させる油回収制御手段とを設けたことにある。
同しく請求項3に記載の変速機付圧縮機は、入力軸部に
変速機部を介して圧縮機部を連結するとともに前記変速
機部および圧縮機部を潤滑する共用の潤滑油を溜める油
溜り部を有して構成されがつ前記潤滑油は冷媒ガスに混
って外部に吐出される圧縮機本体と、前記変速機部の変
速比を空調負荷に応じて制御する空調制御手段と、この
空調制御手段をオンオフ操作するオンオフ手段と、この
オンオフ手段のオフ操作を受けて前記圧縮機部の運転を
停止させる手段と、前記圧縮機本体の油溜り部に潤滑油
が有るか無いかを検知する油検知手段と、前記オンオフ
手段のオフ操作時において前記油検出手段から無油の検
知信号が検知されたとき、前記圧縮機部の運転停止前に
前記圧縮機部を一時的に潤滑油の回収に適した回転数に
制御させる油回収制御手段とを設けたことにある。
変速機部を介して圧縮機部を連結するとともに前記変速
機部および圧縮機部を潤滑する共用の潤滑油を溜める油
溜り部を有して構成されがつ前記潤滑油は冷媒ガスに混
って外部に吐出される圧縮機本体と、前記変速機部の変
速比を空調負荷に応じて制御する空調制御手段と、この
空調制御手段をオンオフ操作するオンオフ手段と、この
オンオフ手段のオフ操作を受けて前記圧縮機部の運転を
停止させる手段と、前記圧縮機本体の油溜り部に潤滑油
が有るか無いかを検知する油検知手段と、前記オンオフ
手段のオフ操作時において前記油検出手段から無油の検
知信号が検知されたとき、前記圧縮機部の運転停止前に
前記圧縮機部を一時的に潤滑油の回収に適した回転数に
制御させる油回収制御手段とを設けたことにある。
(作 用)
請求項1に記載の変速機付圧縮機によると、空調負荷に
応じて変速比を変化させて運転中、オンオフ手段をオフ
操作すると、このオフ操作により圧縮機部を停止させる
制御に優先して、エンジンの回転数にかかわらず、油回
収制御手段で一時的に現在の圧縮機部を潤滑油が回収し
ゃすい回転数にしていく。すると、潤滑油が空調回路(
冷凍サイクル)から、圧縮機本体の油溜り部に戻ってい
く 。
応じて変速比を変化させて運転中、オンオフ手段をオフ
操作すると、このオフ操作により圧縮機部を停止させる
制御に優先して、エンジンの回転数にかかわらず、油回
収制御手段で一時的に現在の圧縮機部を潤滑油が回収し
ゃすい回転数にしていく。すると、潤滑油が空調回路(
冷凍サイクル)から、圧縮機本体の油溜り部に戻ってい
く 。
これにより、運転停止前には、常に油溜り部に必要な潤
滑油を確保することができる。
滑油を確保することができる。
それ故、運転停止時でも、変速機部の潤滑が損なわれる
ことはない。
ことはない。
請求項2に記載の変速機付圧縮機によると、むだ無く効
果的に潤滑油の回収を行うために、請求項1で述べたオ
フ操作時、油溜り部の潤滑油が減少している状態を示す
圧縮機部の回転数域ときのみ、圧縮機部の停止制御に優
先して、現在の圧縮機部を一時的に潤滑油が回収しゃす
い回転数にしていく。
果的に潤滑油の回収を行うために、請求項1で述べたオ
フ操作時、油溜り部の潤滑油が減少している状態を示す
圧縮機部の回転数域ときのみ、圧縮機部の停止制御に優
先して、現在の圧縮機部を一時的に潤滑油が回収しゃす
い回転数にしていく。
請求項3に記載の変速付圧縮機によると、むだ無く効果
的に潤滑油の回収を行うために、請求項1で述べたオフ
操作時、油溜り部の潤滑油が減少している状態を示す検
知信号(無油)が油検知手段から出力されたときのみ、
圧縮機部の停止制御に優先して、現在の圧縮機部を一時
的に潤滑油が回収しやすい回転数にしていく。
的に潤滑油の回収を行うために、請求項1で述べたオフ
操作時、油溜り部の潤滑油が減少している状態を示す検
知信号(無油)が油検知手段から出力されたときのみ、
圧縮機部の停止制御に優先して、現在の圧縮機部を一時
的に潤滑油が回収しやすい回転数にしていく。
(実施例)
以下、この発明を第1図ないし第6図に示す第1の実施
例にもとづいて説明する。第2図は自動車用空調装置の
概略構成を示し、1は変速機付圧縮機、2は凝縮器、3
はレシーバタンク、4は膨張弁(減圧袋W)、5は蒸発
器である。各冷凍サイクル機器は冷媒管6で順次接続さ
れていて、冷凍サイクル回路7を構成している。そして
、変速機付圧縮機1の入力部に設けた従動側プーリ8と
、自動車に搭載されている走行用のエンジン9のクラン
ク軸に設けた駆動側プーリ1o店がベルト、例えば無端
状のVベルト11で連結されている。
例にもとづいて説明する。第2図は自動車用空調装置の
概略構成を示し、1は変速機付圧縮機、2は凝縮器、3
はレシーバタンク、4は膨張弁(減圧袋W)、5は蒸発
器である。各冷凍サイクル機器は冷媒管6で順次接続さ
れていて、冷凍サイクル回路7を構成している。そして
、変速機付圧縮機1の入力部に設けた従動側プーリ8と
、自動車に搭載されている走行用のエンジン9のクラン
ク軸に設けた駆動側プーリ1o店がベルト、例えば無端
状のVベルト11で連結されている。
つまり、走行用のエンジン9を動力源として、変速機付
圧縮機1を駆動するようにしている。なお、5aは蒸発
器5の熱交換で得られる冷風を自動車のキャビン(図示
しない)に吹き出すための送風ファンである。
圧縮機1を駆動するようにしている。なお、5aは蒸発
器5の熱交換で得られる冷風を自動車のキャビン(図示
しない)に吹き出すための送風ファンである。
上記変速機付圧縮機1には、変速機部、例えば摩擦無段
式の変速装置20を介して、ウェーブプレート式の圧縮
機部40を直列に連結した圧縮機本体1aが用いられて
いる。この詳細な圧縮機本体1aの構造が第3図および
第4図に示されている。
式の変速装置20を介して、ウェーブプレート式の圧縮
機部40を直列に連結した圧縮機本体1aが用いられて
いる。この詳細な圧縮機本体1aの構造が第3図および
第4図に示されている。
圧縮機部40について説明すれば、41はシリンダブロ
ックである。このシリンダブロック41は、前後方向に
おいて分割されたフロントシリンダブロック41aとリ
アシリンダブロック41bとから構成される。各シリン
ダブロック41a。
ックである。このシリンダブロック41は、前後方向に
おいて分割されたフロントシリンダブロック41aとリ
アシリンダブロック41bとから構成される。各シリン
ダブロック41a。
41bの周側には、双方を前後方向沿いに貫通するよう
な孔部で形成されるシリンダ42が周方向に沿って複数
、平行に設けられている。そして、これら各シリンダ4
2内にそれぞれピストン43が摺動自在に嵌挿されてい
る。
な孔部で形成されるシリンダ42が周方向に沿って複数
、平行に設けられている。そして、これら各シリンダ4
2内にそれぞれピストン43が摺動自在に嵌挿されてい
る。
上記フロントシリンダブロック41aの端部には、フロ
ント側のバルブプレート44およびフロントサイドハウ
ジング45が順次設けられている。
ント側のバルブプレート44およびフロントサイドハウ
ジング45が順次設けられている。
またリアシリンダブロック41bの端部には、リア側の
バルブプレート46およびリアサイドハウジング47が
順次設けられている。そして、これら前後方向に沿って
順に並んだ各部品か、フロントサイドハウジング45.
バルブプレート44゜シリンダブロック41.バルブプ
レート46を貫通するスルーボルト48でリアサイドハ
ウジング45に締結され、本体部分を構成している。な
お、各シリンダ42に臨むバルブプレート部分には、図
示はしないがシリンダブロック外側に位置して吐出孔お
よび吐出弁が設けられ、シリンダブロック中央側に位置
して吸込孔および吸込弁が設けられている。但し、49
は上記吐出弁の弁押さえを示す。
バルブプレート46およびリアサイドハウジング47が
順次設けられている。そして、これら前後方向に沿って
順に並んだ各部品か、フロントサイドハウジング45.
バルブプレート44゜シリンダブロック41.バルブプ
レート46を貫通するスルーボルト48でリアサイドハ
ウジング45に締結され、本体部分を構成している。な
お、各シリンダ42に臨むバルブプレート部分には、図
示はしないがシリンダブロック外側に位置して吐出孔お
よび吐出弁が設けられ、シリンダブロック中央側に位置
して吸込孔および吸込弁が設けられている。但し、49
は上記吐出弁の弁押さえを示す。
またシリンダブロック41の中央には駆動軸50が前後
方向に沿って配置されている。そして、この駆動軸50
の前部側の端部がフロントサイドハウジング45から前
方へ突出している。なお、Aは駆動軸50の軸線を示す
。この駆動軸50は、前後部分がそれぞれフロントシリ
ンダブロック41aおよびリアシリンダブロック41b
に設けたラジアル軸受51b、51bで回転自在に支持
されている。この駆動軸50の中央部分には上記各ピス
トン42につながるウェーブプレート51が嵌挿されて
いて、このウェーブプレート51にて各ピストン43を
シリンダ42内で往復動させるようにしている。
方向に沿って配置されている。そして、この駆動軸50
の前部側の端部がフロントサイドハウジング45から前
方へ突出している。なお、Aは駆動軸50の軸線を示す
。この駆動軸50は、前後部分がそれぞれフロントシリ
ンダブロック41aおよびリアシリンダブロック41b
に設けたラジアル軸受51b、51bで回転自在に支持
されている。この駆動軸50の中央部分には上記各ピス
トン42につながるウェーブプレート51が嵌挿されて
いて、このウェーブプレート51にて各ピストン43を
シリンダ42内で往復動させるようにしている。
すなわち、ウェーブプレート51が配置されるリアシリ
ンダブロック41bの前方側の端部分には、シリンダ4
2に至るような円形状の凹部52が形成されている。そ
して、この凹部52内に、例えば外径がシリンダ42の
細心に至るような寸法に設定された上記ウェーブプレー
ト51が収容されている。またこのウェーブプレート5
1の外周端に対応する各ピストン43の外周部分には、
当該端部を許容する凹部53が形成されている。
ンダブロック41bの前方側の端部分には、シリンダ4
2に至るような円形状の凹部52が形成されている。そ
して、この凹部52内に、例えば外径がシリンダ42の
細心に至るような寸法に設定された上記ウェーブプレー
ト51が収容されている。またこのウェーブプレート5
1の外周端に対応する各ピストン43の外周部分には、
当該端部を許容する凹部53が形成されている。
そして、これら各凹部53内には、凹部53に入るウェ
ーブプレート51の板面部を両側から挾み付けるように
して一対のローラ54,55が回転自在に装着されてい
て、ローラ54,55か回転するウェーブプレート51
の板面部上を転勤することにより、ウェーブプレート5
1の傾斜変位分、ピストン43がシリンダ42内を往復
動するようになっている。なお、ウェーブプレート51
のスラスト方向は、ウェーブプレート51のハブ51a
とそれに対向するシリンダブロック壁との間に設けたス
ラスト軸受57で回転自在に支持されている。
ーブプレート51の板面部を両側から挾み付けるように
して一対のローラ54,55が回転自在に装着されてい
て、ローラ54,55か回転するウェーブプレート51
の板面部上を転勤することにより、ウェーブプレート5
1の傾斜変位分、ピストン43がシリンダ42内を往復
動するようになっている。なお、ウェーブプレート51
のスラスト方向は、ウェーブプレート51のハブ51a
とそれに対向するシリンダブロック壁との間に設けたス
ラスト軸受57で回転自在に支持されている。
上記リアサイドハウジング47の内部には、中央側にバ
ルブプレート46の各吸込孔と連通ずる環状の吸込室5
8(低圧室)が設けられている他、外側にはバルブプレ
ート46の各吐出孔と連通ずる環状の吐出室59(高圧
室)が設けられている。
ルブプレート46の各吸込孔と連通ずる環状の吸込室5
8(低圧室)が設けられている他、外側にはバルブプレ
ート46の各吐出孔と連通ずる環状の吐出室59(高圧
室)が設けられている。
またフロントサイドハウジング45の中央側にはバルブ
プレート44の各吸込孔と連−通する円形な切欠部60
(低圧室)が形成されている他、外側の内部部分にはバ
ルブプレート44の各吐出孔と連通ずる環状の吐出室6
1(高圧室)が設けられている。そして、切欠部60は
上記吸込室58と図示しない通路を介して連通するとと
もに、後述する変速装置20の内部を通じて変速機付圧
縮機1の前部側に設けた吸込ノズル62と連通している
。また各吐出室59.61はリアシリンダブロック41
bの側部(変速機付圧縮機1の後部側)に形成されたノ
ズル装着口体63に図示しない通路を介して連通してい
る。これにより、上記駆動軸50の回転にしたがって各
ピストン43が往復動ずれば、吸込ノズル62から吸込
まれた冷媒を圧縮し、続いて圧縮した冷媒を吐出室59
.61およびノズル装着口体63を通って、同ノズル装
着口体63に装着した吐出ノズル64から凝縮器2へ吐
出させる構造となっている。なお、ウェーブプレート5
1の回りの摺動部に潤滑するよう、図示しない通路を用
いて凹部52内に吸込冷媒が導入されるようにしである
。
プレート44の各吸込孔と連−通する円形な切欠部60
(低圧室)が形成されている他、外側の内部部分にはバ
ルブプレート44の各吐出孔と連通ずる環状の吐出室6
1(高圧室)が設けられている。そして、切欠部60は
上記吸込室58と図示しない通路を介して連通するとと
もに、後述する変速装置20の内部を通じて変速機付圧
縮機1の前部側に設けた吸込ノズル62と連通している
。また各吐出室59.61はリアシリンダブロック41
bの側部(変速機付圧縮機1の後部側)に形成されたノ
ズル装着口体63に図示しない通路を介して連通してい
る。これにより、上記駆動軸50の回転にしたがって各
ピストン43が往復動ずれば、吸込ノズル62から吸込
まれた冷媒を圧縮し、続いて圧縮した冷媒を吐出室59
.61およびノズル装着口体63を通って、同ノズル装
着口体63に装着した吐出ノズル64から凝縮器2へ吐
出させる構造となっている。なお、ウェーブプレート5
1の回りの摺動部に潤滑するよう、図示しない通路を用
いて凹部52内に吸込冷媒が導入されるようにしである
。
一方、上記変速装置20について説明すれば、21はフ
ロントサイドハウジング45の周部にボルト(図示しな
い)によって密閉的に連結されたハウジングである。ハ
ウジング21は、略キャップ状をなしていて、内底部に
は油溜り部37が形成されている。そして、この油溜り
部37に一定量の冷凍機油38(潤滑油)が貯溜されて
いる。
ロントサイドハウジング45の周部にボルト(図示しな
い)によって密閉的に連結されたハウジングである。ハ
ウジング21は、略キャップ状をなしていて、内底部に
は油溜り部37が形成されている。そして、この油溜り
部37に一定量の冷凍機油38(潤滑油)が貯溜されて
いる。
またハウジング21の上部側には、上記吸込ノズル62
を装着した目体部21gが設けられている。
を装着した目体部21gが設けられている。
このハウジング21のフロント側の壁部には、同壁部に
設けたラジアル軸受22により、入力部となる入力軸2
3が回転自在に支持されている。この入力軸23は、上
記駆動軸5oの軸線Aと同軸をなして、ハウジング21
のフロント側を貫通している。そして、この入力軸23
の貫通端に上記従動側プーリ8が装着されていて、入力
軸23へ上記エンジン9の回転を入力できるようにして
いる。なお、24はプーリ支持用のラジアル軸受、25
は従動側プーリ8とラジアル軸受22との間の入力軸部
分に設けたオイルシールを示す。
設けたラジアル軸受22により、入力部となる入力軸2
3が回転自在に支持されている。この入力軸23は、上
記駆動軸5oの軸線Aと同軸をなして、ハウジング21
のフロント側を貫通している。そして、この入力軸23
の貫通端に上記従動側プーリ8が装着されていて、入力
軸23へ上記エンジン9の回転を入力できるようにして
いる。なお、24はプーリ支持用のラジアル軸受、25
は従動側プーリ8とラジアル軸受22との間の入力軸部
分に設けたオイルシールを示す。
また入力軸23のハウジング21内に突出した端部ニは
、凹部21bが形成されている。この凹部21bと隣合
う上記駆動軸5oの端部とは、ラジアル軸受26を介し
て嵌合していて、人力軸23と上記駆動軸50とを同軸
上に配置させている。そして、これら人・出力軸間に摩
擦無段式の変速機構部が設けられている。
、凹部21bが形成されている。この凹部21bと隣合
う上記駆動軸5oの端部とは、ラジアル軸受26を介し
て嵌合していて、人力軸23と上記駆動軸50とを同軸
上に配置させている。そして、これら人・出力軸間に摩
擦無段式の変速機構部が設けられている。
すなわち、27は上記入力軸23の突出側の端部外周に
一体に設けられた入力ディスク、28は入力ディスク2
7と対向して駆動軸50の突出端部に回転自在に嵌挿さ
れた出力ディスクである。
一体に設けられた入力ディスク、28は入力ディスク2
7と対向して駆動軸50の突出端部に回転自在に嵌挿さ
れた出力ディスクである。
そして、これら入力デイクス27と出力ディスク28と
の外周端間には複数の遊星コーン29(2個だけ図示)
が介在されている。
の外周端間には複数の遊星コーン29(2個だけ図示)
が介在されている。
ここで、遊星コーン29について説明すれば、遊星コー
ン29は3つの伝動面を有する略傘状を呈している。す
なわち、遊星コーン29は、円錐部29aの円錐底面に
、同軸をなして小径なディスク部30を一体的に設ける
とともに、同ディスク部30の底面に同軸をなして取付
軸31を一体的に設けてなる。そして、ディスク部30
の側面部は上記入力ディスク27の外周端と摩擦係合す
るような凹状に形成されていて、N1の伝動面32とし
ている。また上記円錐部29aの底面周縁部は、平面又
はそれに近い面に形成されていて、上記出力ディスク2
8の外周端と摩擦係合する第2の伝動面33を構成して
いる。また円錐部29gは鈍角の頂角を有して構成され
ていて、同円錐部29aの側面を後述する変速リング3
6と摩擦係合する第3の伝動面34としている。
ン29は3つの伝動面を有する略傘状を呈している。す
なわち、遊星コーン29は、円錐部29aの円錐底面に
、同軸をなして小径なディスク部30を一体的に設ける
とともに、同ディスク部30の底面に同軸をなして取付
軸31を一体的に設けてなる。そして、ディスク部30
の側面部は上記入力ディスク27の外周端と摩擦係合す
るような凹状に形成されていて、N1の伝動面32とし
ている。また上記円錐部29aの底面周縁部は、平面又
はそれに近い面に形成されていて、上記出力ディスク2
8の外周端と摩擦係合する第2の伝動面33を構成して
いる。また円錐部29gは鈍角の頂角を有して構成され
ていて、同円錐部29aの側面を後述する変速リング3
6と摩擦係合する第3の伝動面34としている。
そして、これら遊星コーン29をリテーナ35で、軸4
I[Aの回りに回転自在に取り付けている。
I[Aの回りに回転自在に取り付けている。
すなわち、リテーナ35は板部材を円錐台形状に成形し
たような円盤形状をなしている。このリテーナ35が、
入力軸23側に側壁を配置した状態で、同側壁の中央部
分が入力軸23の入力ディスク27から突き出た端部部
分に回転自在に嵌挿されている。なお、リテ〜す35は
軸線Aと同軸にして回転自在に装着され、各遊星コーン
舛を円錐部29aの駆動軸50側の母線が軸線と略平行
になるように配置している。
たような円盤形状をなしている。このリテーナ35が、
入力軸23側に側壁を配置した状態で、同側壁の中央部
分が入力軸23の入力ディスク27から突き出た端部部
分に回転自在に嵌挿されている。なお、リテ〜す35は
軸線Aと同軸にして回転自在に装着され、各遊星コーン
舛を円錐部29aの駆動軸50側の母線が軸線と略平行
になるように配置している。
部が摩擦係合している。また遊星コーン科の円≦錐底面
周縁、すなわち第2の伝動面33に上記出力ディスク2
8の外周端部が摩擦係合している。
周縁、すなわち第2の伝動面33に上記出力ディスク2
8の外周端部が摩擦係合している。
これら遊星コーン29の回りのハウジング面部分(含む
油溜り部37)には、軸線入方向に沿う段部39が形成
されていて、この段部39内に上記変速リング36が軸
線A方向に沿って摺動自在に嵌挿されている。また変速
リング36の内周面には円錐部29aの軸線Aと平行な
法面と接する凸部36aが周方向に渡って形成されてい
て、変速リング36の軸線A方向に沿うスライドにより
遊星コーン29の接触点の位置を頂角から周縁部の間で
可変させることで、入力軸23からの回転速度、を変速
できるようになっている(遊星コーン29の公転速度の
変化による)。本実施例では、例えば「変速比0(円錐
部29aの周縁近傍の位置)から変速比1 (円錐部2
9Hの頂角近傍の位置)」の範囲で回転を無段で変速す
るようにしである。
油溜り部37)には、軸線入方向に沿う段部39が形成
されていて、この段部39内に上記変速リング36が軸
線A方向に沿って摺動自在に嵌挿されている。また変速
リング36の内周面には円錐部29aの軸線Aと平行な
法面と接する凸部36aが周方向に渡って形成されてい
て、変速リング36の軸線A方向に沿うスライドにより
遊星コーン29の接触点の位置を頂角から周縁部の間で
可変させることで、入力軸23からの回転速度、を変速
できるようになっている(遊星コーン29の公転速度の
変化による)。本実施例では、例えば「変速比0(円錐
部29aの周縁近傍の位置)から変速比1 (円錐部2
9Hの頂角近傍の位置)」の範囲で回転を無段で変速す
るようにしである。
またこうした遊星コーン29およびリテーナ35の配置
により、下位に配置された遊星コーン29および変速リ
ング36の下部部分を上記油溜り部37の冷凍機油38
中に浸漬させており、遊星コーン29の公転、自転によ
る冷凍機油38のはねあげにより、吸込ノズル62から
ノ\ウジング21内を通り、上記圧縮機部40の切欠部
60から吸込まれる冷媒に油成分を混入させたり、変速
機部20の摺動部分に冷凍機油38を供給させるように
している。
により、下位に配置された遊星コーン29および変速リ
ング36の下部部分を上記油溜り部37の冷凍機油38
中に浸漬させており、遊星コーン29の公転、自転によ
る冷凍機油38のはねあげにより、吸込ノズル62から
ノ\ウジング21内を通り、上記圧縮機部40の切欠部
60から吸込まれる冷媒に油成分を混入させたり、変速
機部20の摺動部分に冷凍機油38を供給させるように
している。
一方、変速リング36の上部部分には同変速リング36
を駆動する駆動機構70が設けられている。駆動機構7
0は、変速リング36の上部部分に上方へ突き出る駆動
ピン71を突設し、この駆動ピン71をカム機構を用い
て軸線入方向に駆動させる構造が用いられている。
を駆動する駆動機構70が設けられている。駆動機構7
0は、変速リング36の上部部分に上方へ突き出る駆動
ピン71を突設し、この駆動ピン71をカム機構を用い
て軸線入方向に駆動させる構造が用いられている。
すなわち、駆動機構70について説明すれば、72は上
記臼体部21a内に配置されたカムブロックである。こ
のカムブロック72は、第4図にも示されるように変速
装置20の左右方向(図において奥行および手前となる
軸線Aと直角な方向)に沿って延びる帯状のブロックを
なしている。そして、このカムブロック72の下部中央
が上記駆動ピン71の突出部に連結されている。このカ
ムブロック72は、図示はしないが軸線A方向に沿う2
本のガイドビンにより、軸線A方向に沿いのみにスライ
ドできるよう規制されていると同時に、図示しないコイ
ルスプリングの弾性力によって常に矢印Yで示すリア方
向に押し付けられる構造となっている。これにより、カ
ムブロック72がスライドすれば上記変速リング36が
軸線A方向にスライドするようにしている。このカムブ
ロック72のリア側の側面には、平面又は曲面で形成さ
れた、奥行きになるにしたがって広がるように傾斜した
カム面73が設けられている。
記臼体部21a内に配置されたカムブロックである。こ
のカムブロック72は、第4図にも示されるように変速
装置20の左右方向(図において奥行および手前となる
軸線Aと直角な方向)に沿って延びる帯状のブロックを
なしている。そして、このカムブロック72の下部中央
が上記駆動ピン71の突出部に連結されている。このカ
ムブロック72は、図示はしないが軸線A方向に沿う2
本のガイドビンにより、軸線A方向に沿いのみにスライ
ドできるよう規制されていると同時に、図示しないコイ
ルスプリングの弾性力によって常に矢印Yで示すリア方
向に押し付けられる構造となっている。これにより、カ
ムブロック72がスライドすれば上記変速リング36が
軸線A方向にスライドするようにしている。このカムブ
ロック72のリア側の側面には、平面又は曲面で形成さ
れた、奥行きになるにしたがって広がるように傾斜した
カム面73が設けられている。
また上記目体部21aのリア側には、上記カム面73と
並行をなして、ねじ軸74が配置されている。ねじ軸7
4は、例えば外周に台形ねじを有する台形ねじ軸から構
成されていて、両端側が目体部21. aを構成する壁
部に設けたラジアル軸受75.75で回転自在に支持さ
れている。またねじ軸74の一端部は、目体部21aと
隣接して、ハウジング6の外部に設けた減速機76を介
して、同外部の駆動モータ77に接続されている。つま
り、駆動モータ77の回転にしたがってねじ軸74が回
転するようになっている。また上記ねじ軸74のねじ部
分には駆動ナツト78が進退自在に螺合されている。駆
動ナツト78には、上記付勢用のコイルスプリングの弾
性力を受けて、カムブロック72のカム面73と常に接
触する、上記カム面73に対応した傾斜面の駆動面79
が形成されていている。つまり、カムブロック72は、
ねじ軸74が正回転、逆回転すれば、接触を保ちつつ矢
印X方向に変位する駆動ナゲト78により、軸線A方向
に変位するようになっている。すなわち、駆動モータ7
7の回転に応じ、変速リング36が軸線A方向に変位し
て、必要な変速がなされるようになっている。
並行をなして、ねじ軸74が配置されている。ねじ軸7
4は、例えば外周に台形ねじを有する台形ねじ軸から構
成されていて、両端側が目体部21. aを構成する壁
部に設けたラジアル軸受75.75で回転自在に支持さ
れている。またねじ軸74の一端部は、目体部21aと
隣接して、ハウジング6の外部に設けた減速機76を介
して、同外部の駆動モータ77に接続されている。つま
り、駆動モータ77の回転にしたがってねじ軸74が回
転するようになっている。また上記ねじ軸74のねじ部
分には駆動ナツト78が進退自在に螺合されている。駆
動ナツト78には、上記付勢用のコイルスプリングの弾
性力を受けて、カムブロック72のカム面73と常に接
触する、上記カム面73に対応した傾斜面の駆動面79
が形成されていている。つまり、カムブロック72は、
ねじ軸74が正回転、逆回転すれば、接触を保ちつつ矢
印X方向に変位する駆動ナゲト78により、軸線A方向
に変位するようになっている。すなわち、駆動モータ7
7の回転に応じ、変速リング36が軸線A方向に変位し
て、必要な変速がなされるようになっている。
他方、上記出力ディスク28には調圧カム機構80(押
圧力発生手段)か設けられている。ここで、調圧カム機
構80について説明すれば、8]は切欠部60から露出
した駆動軸部分に嵌挿されたハブである。ハブ81は、
動力伝達用のキー81cを介して駆動軸50に嵌挿され
る小径円筒部81aと、これと同心をなして出力ディス
ク28側に連結され外側に張り出る大径円筒部81bと
から構成される。なお、小径円筒部81aは軸方向には
変位できるようになっているものである。また対向関係
となるノ1ブ81の大径円筒部81bと出力ディスク2
8との間の駆動軸部分には、円板状に形成されたカムデ
ィスク82が摺動自在に嵌挿されている。つまり、カム
ディスク82は回転自在ならびに軸方向に変位自在とな
っている。そして、カムディスク82と/Xブ81とは
、互いに対向するカムディスク82の板面部分と大径円
筒部81bの板面部分との間に配置しり複数の鋼球83
、および同各板面部分に設けた鋼球83の動きを規制す
る四部84.84によって、動力的に結合されている。
圧力発生手段)か設けられている。ここで、調圧カム機
構80について説明すれば、8]は切欠部60から露出
した駆動軸部分に嵌挿されたハブである。ハブ81は、
動力伝達用のキー81cを介して駆動軸50に嵌挿され
る小径円筒部81aと、これと同心をなして出力ディス
ク28側に連結され外側に張り出る大径円筒部81bと
から構成される。なお、小径円筒部81aは軸方向には
変位できるようになっているものである。また対向関係
となるノ1ブ81の大径円筒部81bと出力ディスク2
8との間の駆動軸部分には、円板状に形成されたカムデ
ィスク82が摺動自在に嵌挿されている。つまり、カム
ディスク82は回転自在ならびに軸方向に変位自在とな
っている。そして、カムディスク82と/Xブ81とは
、互いに対向するカムディスク82の板面部分と大径円
筒部81bの板面部分との間に配置しり複数の鋼球83
、および同各板面部分に設けた鋼球83の動きを規制す
る四部84.84によって、動力的に結合されている。
また互いに対向する出力ディスク28とカムディスク8
2とは、圧入によりカムディスク82の出力ディスク2
8側の板面部分に突設された複数のビン85か、出力デ
ィスク28に穿設された挿入孔86に遊嵌されることに
よって、軸線へ方向に変位自在に連結されている。この
ピン85と挿入孔86とによる回転力の伝達、鋼球83
と凹部84,84とによる回転力の伝達によって、出力
ディスク28から出力された変速回転を、出力軸となる
駆動軸50に出力するようにしている。また出力ディス
ク28とカムディスク82との間には、複数の圧縮コイ
ルスプリング87が介装されている。そして、この圧縮
コイルスプリング87の弾性力にて、出力ディスク28
を常に遊星コーン29に付勢させている。すなわち、こ
の圧縮コイルスプリング87による付勢によって、回転
初期に変速装置20に各摩擦により係合している各部に
与圧を与えて、変速機能に必要な摩擦係合力を付与する
構造となっている。なお、ハブ81の小径円筒部81a
の端面とこれに対向するバルブプレート部分との間には
スラスト軸受88が介装されていて、ハブ81に伝わる
反力を回転自在に受ける構造となっている。
2とは、圧入によりカムディスク82の出力ディスク2
8側の板面部分に突設された複数のビン85か、出力デ
ィスク28に穿設された挿入孔86に遊嵌されることに
よって、軸線へ方向に変位自在に連結されている。この
ピン85と挿入孔86とによる回転力の伝達、鋼球83
と凹部84,84とによる回転力の伝達によって、出力
ディスク28から出力された変速回転を、出力軸となる
駆動軸50に出力するようにしている。また出力ディス
ク28とカムディスク82との間には、複数の圧縮コイ
ルスプリング87が介装されている。そして、この圧縮
コイルスプリング87の弾性力にて、出力ディスク28
を常に遊星コーン29に付勢させている。すなわち、こ
の圧縮コイルスプリング87による付勢によって、回転
初期に変速装置20に各摩擦により係合している各部に
与圧を与えて、変速機能に必要な摩擦係合力を付与する
構造となっている。なお、ハブ81の小径円筒部81a
の端面とこれに対向するバルブプレート部分との間には
スラスト軸受88が介装されていて、ハブ81に伝わる
反力を回転自在に受ける構造となっている。
そして、このように構成された変速機付圧縮機1の制御
系が第1図および第2図に示されている。
系が第1図および第2図に示されている。
すなわち、90は制御部である。この制御部90には、
A/Cスイッチ、゛温度設定ノブ(−膜内には1℃〜1
5℃の範囲で調節可能なもの)等といったスイッチ類(
図示しない)を有した操作部91が接続されていて、冷
房運転の起動、停止(オンオフ)、さらには設定温度等
といった冷房運転に必要な情報を入力できるようになっ
ている。
A/Cスイッチ、゛温度設定ノブ(−膜内には1℃〜1
5℃の範囲で調節可能なもの)等といったスイッチ類(
図示しない)を有した操作部91が接続されていて、冷
房運転の起動、停止(オンオフ)、さらには設定温度等
といった冷房運転に必要な情報を入力できるようになっ
ている。
また制御部90には、上記蒸発器5から吹き出される空
気の温度Taを検出するTa温度センサ92(以下、単
にTaセンサと称す)、上記圧縮機部40に設けられ同
圧縮機部40の回転数を検出するNeo回転数検出セン
サ93(以下、単にNeoセンサと称す)、エンジン9
に設けられ同エンジン9の回転数を検出するNe回転数
検出センサ94(以下、単にNeセンサと称す)がそれ
ぞれ接続されている。また制御部90には第1図に示さ
れるように目標コンプレッサ回転数設定回路95、変速
比算出回路96、上記変速装置20の駆動モータ77に
つながる変速機部駆動回路97が内蔵されている。そし
て、上記Taセンサ92に上記各回路95〜97が順次
接続されている。
気の温度Taを検出するTa温度センサ92(以下、単
にTaセンサと称す)、上記圧縮機部40に設けられ同
圧縮機部40の回転数を検出するNeo回転数検出セン
サ93(以下、単にNeoセンサと称す)、エンジン9
に設けられ同エンジン9の回転数を検出するNe回転数
検出センサ94(以下、単にNeセンサと称す)がそれ
ぞれ接続されている。また制御部90には第1図に示さ
れるように目標コンプレッサ回転数設定回路95、変速
比算出回路96、上記変速装置20の駆動モータ77に
つながる変速機部駆動回路97が内蔵されている。そし
て、上記Taセンサ92に上記各回路95〜97が順次
接続されている。
また目標コンプレッサ回転数設定回路95は上記操作部
90に接続されていて、上記目標コンプレッサ回転数設
定回路95において、Taセンサ92から入力される空
気温度Taと操作部90から入力される目標温度Tao
との偏差に応じた目標コンプレッサ回転数を算出するよ
うにしている。
90に接続されていて、上記目標コンプレッサ回転数設
定回路95において、Taセンサ92から入力される空
気温度Taと操作部90から入力される目標温度Tao
との偏差に応じた目標コンプレッサ回転数を算出するよ
うにしている。
さらに変速比算出回路96には上記Neセンサ94が接
続されていて、この変速比算出回路96において、同変
速比算出回路96に一人力される目標コンプレッサ回転
数とNeセンサ94から入力されるエンジン回転数とか
ら必要な変速比δを算出するようにしている。と同時に
変速比算出回路96は上記Neoセンサ93が接続され
ていて、Neセンサ94からのエンジン回転数とNCO
センサ93から入力されるコンプレッサ回転数とから現
在の変速比を算出するようにしている。そして、この変
速比算出回路96から変速機部駆動回路97へ、現在の
変速比を目標の変速比δにさせるための偏差に応じた制
御信号を出力して、駆動モータ77の通電制御から目標
の変速比δになるようにしている。これにより、蒸発器
5から吹き出される空気温度Taをパラメータとして、
変速装置20の変速比δを冷房(空調)負荷に応じて制
御するようになっている。また目標コンプレッサ回転数
設定回路95は、例えば操作部91から運転を停止する
オフ信号を受けると、目標コンプレッサ回転数を「0」
に設定する機能が備えられていて、オフ操作にしたがっ
て変速比δを「0」、すなわち圧縮機部40の運転を停
止するようになっている。
続されていて、この変速比算出回路96において、同変
速比算出回路96に一人力される目標コンプレッサ回転
数とNeセンサ94から入力されるエンジン回転数とか
ら必要な変速比δを算出するようにしている。と同時に
変速比算出回路96は上記Neoセンサ93が接続され
ていて、Neセンサ94からのエンジン回転数とNCO
センサ93から入力されるコンプレッサ回転数とから現
在の変速比を算出するようにしている。そして、この変
速比算出回路96から変速機部駆動回路97へ、現在の
変速比を目標の変速比δにさせるための偏差に応じた制
御信号を出力して、駆動モータ77の通電制御から目標
の変速比δになるようにしている。これにより、蒸発器
5から吹き出される空気温度Taをパラメータとして、
変速装置20の変速比δを冷房(空調)負荷に応じて制
御するようになっている。また目標コンプレッサ回転数
設定回路95は、例えば操作部91から運転を停止する
オフ信号を受けると、目標コンプレッサ回転数を「0」
に設定する機能が備えられていて、オフ操作にしたがっ
て変速比δを「0」、すなわち圧縮機部40の運転を停
止するようになっている。
また上記制御部90には、上記目標コンプレッサ回転数
設定回路95および操作部91につながるコンプレッサ
回転数修正回路99か内蔵されている。またコンプレッ
サ回転数修正回路99にはタイマー回路100が接続さ
れている。コンプレッサ回転数修正回路99は、操作部
91から冷房運転を停止するオフ信号が入力されると、
該オフ信号にしたがって目標コンプレッサ回転数を「0
」(運転停止)にする上記速度比制御に優先して、強制
的に予め設定された冷凍機油38の回収に適した回転数
(回収しやすい回転数)、例えば800 rpi+に変
更する機能を有している。そして、さらにコンプレッサ
回転数修正回路99は、例えばタイマー回路100の計
時から、変更した回転数が所定時間保持した後、目標コ
ンプレッサ回転数を「0」にする上記速度比制御(変速
比0)に復帰作動させる機能を有していて、オフ操作時
の圧縮機部40の回転数にかかわらず、運転停止前にお
いて油溜り部37に冷凍機油38が溜まるようにしてい
る。
設定回路95および操作部91につながるコンプレッサ
回転数修正回路99か内蔵されている。またコンプレッ
サ回転数修正回路99にはタイマー回路100が接続さ
れている。コンプレッサ回転数修正回路99は、操作部
91から冷房運転を停止するオフ信号が入力されると、
該オフ信号にしたがって目標コンプレッサ回転数を「0
」(運転停止)にする上記速度比制御に優先して、強制
的に予め設定された冷凍機油38の回収に適した回転数
(回収しやすい回転数)、例えば800 rpi+に変
更する機能を有している。そして、さらにコンプレッサ
回転数修正回路99は、例えばタイマー回路100の計
時から、変更した回転数が所定時間保持した後、目標コ
ンプレッサ回転数を「0」にする上記速度比制御(変速
比0)に復帰作動させる機能を有していて、オフ操作時
の圧縮機部40の回転数にかかわらず、運転停止前にお
いて油溜り部37に冷凍機油38が溜まるようにしてい
る。
つぎに、こうした自動車用空調装置の作用について説明
する。
する。
自動車のエンジン9を起動させると、エンジン9の回転
が駆動側プーリ10、■ベルト11、従動側プーリ8を
介して変速機付圧縮機1の入力軸23に伝達されていく
。これにより、入力された回転が入力ディスク27から
遊星コーン29に伝達されていき、遊星コーン29を自
転ならびに軸線Aの回りに公転させていく。そして、こ
の遊星コーン29の公転を利用して、油溜り部37に溜
まった冷凍機油38をはねあげて、変速装置20の摺動
部を潤滑すると同時に、圧縮機部40の摺動部の潤滑が
できるようハウジング21内の冷媒に冷凍機油38を混
入していく。
が駆動側プーリ10、■ベルト11、従動側プーリ8を
介して変速機付圧縮機1の入力軸23に伝達されていく
。これにより、入力された回転が入力ディスク27から
遊星コーン29に伝達されていき、遊星コーン29を自
転ならびに軸線Aの回りに公転させていく。そして、こ
の遊星コーン29の公転を利用して、油溜り部37に溜
まった冷凍機油38をはねあげて、変速装置20の摺動
部を潤滑すると同時に、圧縮機部40の摺動部の潤滑が
できるようハウジング21内の冷媒に冷凍機油38を混
入していく。
しかして、操作部91から冷房運転を開始する信号が制
御部90に入力されなければ、遊星コーン29の第3の
伝動面34に対する変速リング36の接触位置は変速比
0の位置のままで、エンジン9の回転は圧縮機部40に
は伝達されない。
御部90に入力されなければ、遊星コーン29の第3の
伝動面34に対する変速リング36の接触位置は変速比
0の位置のままで、エンジン9の回転は圧縮機部40に
は伝達されない。
ここで、操作部91を操作して、冷房運転を開始するオ
ン信号が制御部90に入力されると、変速リング36が
冷房負荷に応じて定められた変速比δ分、変位していく
。これにより、変速比δて得られる出力回転は出力ディ
スク28、カムディスク82、ハブ81.駆動軸51を
介してウェーブプレート51に伝達されていき、各ピス
トン43を往復動させていく。すると、冷媒が吸込ノズ
ル62からハウジング21内、切欠部60、吸込室55
を通ってシリンダ42内に吸込まれていき、圧縮されて
いく。そして、圧縮した冷媒は吐出室59,61、ノズ
ル装着体63内を通って、吐出ノズル64から冷凍サイ
クル回路7に吐出されていく。こうした冷媒の流通中、
当該冷媒に含まれる冷凍機油38の成分が変速装置20
の各摺動部および圧縮機部40の各摺動部に供給されて
、各部を潤滑していく。
ン信号が制御部90に入力されると、変速リング36が
冷房負荷に応じて定められた変速比δ分、変位していく
。これにより、変速比δて得られる出力回転は出力ディ
スク28、カムディスク82、ハブ81.駆動軸51を
介してウェーブプレート51に伝達されていき、各ピス
トン43を往復動させていく。すると、冷媒が吸込ノズ
ル62からハウジング21内、切欠部60、吸込室55
を通ってシリンダ42内に吸込まれていき、圧縮されて
いく。そして、圧縮した冷媒は吐出室59,61、ノズ
ル装着体63内を通って、吐出ノズル64から冷凍サイ
クル回路7に吐出されていく。こうした冷媒の流通中、
当該冷媒に含まれる冷凍機油38の成分が変速装置20
の各摺動部および圧縮機部40の各摺動部に供給されて
、各部を潤滑していく。
そして、吐出した冷媒が、凝縮器2、レシーバタンク3
、膨張弁4、蒸発器5を流れていき、冷房サイクルを構
成していく。そして\蒸発器5の熱交換で得られる冷気
が、送風ファン5aにて自動車のキャビン内に冷風とし
て送風され、キャビン内を冷房していく。
、膨張弁4、蒸発器5を流れていき、冷房サイクルを構
成していく。そして\蒸発器5の熱交換で得られる冷気
が、送風ファン5aにて自動車のキャビン内に冷風とし
て送風され、キャビン内を冷房していく。
こうした冷房運転か、空気温度Taをパラメタとした無
段変速の冷房負荷に応じた制御で継続されていく。具体
的には、第5図に示されるフロチャートに沿って変速装
置20の制御かなされる。
段変速の冷房負荷に応じた制御で継続されていく。具体
的には、第5図に示されるフロチャートに沿って変速装
置20の制御かなされる。
すなわち、制御部90には、予めS(ステップ)1に示
される事項の初期条件が設定されていく。
される事項の初期条件が設定されていく。
但し、r T ao :目標吹出空気温度」、r N
coset :油回収に適した最小の設定コンプレッ
サ回転数」、rMset :油回収に要する設定時間
」を示す。
coset :油回収に適した最小の設定コンプレッ
サ回転数」、rMset :油回収に要する設定時間
」を示す。
そして、操作部91の操作によって、S2のようにA/
Cスイッチがオンされると、続<83およびS4のよう
にして変速比δを調節していく。
Cスイッチがオンされると、続<83およびS4のよう
にして変速比δを調節していく。
すなわち、A/Cスイッチのオン操作にしたがって、制
御部90はTa温度センサ92がら蒸発器5の吹出温度
Ta5Ne回転数検出センサ94からエンジン9の回転
数Ne、Neo回転数検出センサ93から圧縮機部40
の回転数Neoを検出していく。そして、まず目標コン
プレッサ回転数設定回路95で、吹出温度Taと、操作
部91から入力された設定温度、すなわち目標吹出空気
温度Taoとを比較して、偏差に応した目標コンプレッ
サ回転数を算出する。ついで、変速比算出回路96にて
、この目標コンプレッサ回転数とエンジン回転数Neと
から冷房運転に必要な変速比δか算出される。共に同回
路96にて、入力されるコンプレッサ回転数Ncoとエ
ンジン回転数Neとから現在の変速比か算出される。そ
して、これら変速比の差に応じた制御信号が変速比算出
回路96から変速機駆動回路97に出力され、該変速機
駆動回路97おいて駆動モータ77に目標の変速比δと
なるよう通電していく。
御部90はTa温度センサ92がら蒸発器5の吹出温度
Ta5Ne回転数検出センサ94からエンジン9の回転
数Ne、Neo回転数検出センサ93から圧縮機部40
の回転数Neoを検出していく。そして、まず目標コン
プレッサ回転数設定回路95で、吹出温度Taと、操作
部91から入力された設定温度、すなわち目標吹出空気
温度Taoとを比較して、偏差に応した目標コンプレッ
サ回転数を算出する。ついで、変速比算出回路96にて
、この目標コンプレッサ回転数とエンジン回転数Neと
から冷房運転に必要な変速比δか算出される。共に同回
路96にて、入力されるコンプレッサ回転数Ncoとエ
ンジン回転数Neとから現在の変速比か算出される。そ
して、これら変速比の差に応じた制御信号が変速比算出
回路96から変速機駆動回路97に出力され、該変速機
駆動回路97おいて駆動モータ77に目標の変速比δと
なるよう通電していく。
ここで、運転中、操作部90のA/Cスイッチをオフ操
作すれば、変速比δか「0」となって、圧縮機部40に
対する動力伝達のオフから冷房運転は停止していくか、
冷房運転の停止前の運転条件によっては油溜り部37に
溜っている油量が少ないか、又はほとんど無いことかあ
る。詳しくは、低変速比領域で運転が行われると、吐出
冷媒が減少して、変速機付圧縮機1に戻る冷凍機油38
か極端に減少、あるいは戻らなく、このようなときに溜
り量が極端に少なくなったり、はとんど無くなったりす
る。
作すれば、変速比δか「0」となって、圧縮機部40に
対する動力伝達のオフから冷房運転は停止していくか、
冷房運転の停止前の運転条件によっては油溜り部37に
溜っている油量が少ないか、又はほとんど無いことかあ
る。詳しくは、低変速比領域で運転が行われると、吐出
冷媒が減少して、変速機付圧縮機1に戻る冷凍機油38
か極端に減少、あるいは戻らなく、このようなときに溜
り量が極端に少なくなったり、はとんど無くなったりす
る。
この発明によると、A/Cスイッチがオフ操作するにし
たがって、コンプレッサ回転数修正回路99が上記圧縮
機部40の停止に優先して作動し、これを解消していく
。
たがって、コンプレッサ回転数修正回路99が上記圧縮
機部40の停止に優先して作動し、これを解消していく
。
すなわち、コンプレッサ回転数修正回路99が作動する
と、タイマー回路100が計時作動し、S10およびS
11のように設定時間M setの間は、A/Cスイッ
チのオフ時の回転数にかがわらず、コンプレッサ回転数
Ncoを設定コンプレッサ回転数N C08etとなる
よう変速比δを調節し続ける。具体的には、第6図中、
実線AのようにA/Cスイッチのオフ操作前て、コンプ
レッサ回転数Ncoが設定コンプレッサ回転数N C0
5etよりも高い回転数(熱負荷が大きい)で制御され
ていたときは、A/Cスイッチのオフ操作にしたがって
コンプレッサ回転数Ncoを強制的にr800rpmJ
に下降させ、逆に破線BのようにA/Cスイッチのオフ
操作前で、コンプレッサ回転数Ncoか設定コンプレッ
サ回転数N cosetよりも低い回転数(熱負荷か小
さい)で制御されていたときは、A/Cスイッチのオフ
操作にしたかってコンプレッサ回転数NCOを強制的に
r800rpmJまで上昇させていく。
と、タイマー回路100が計時作動し、S10およびS
11のように設定時間M setの間は、A/Cスイッ
チのオフ時の回転数にかがわらず、コンプレッサ回転数
Ncoを設定コンプレッサ回転数N C08etとなる
よう変速比δを調節し続ける。具体的には、第6図中、
実線AのようにA/Cスイッチのオフ操作前て、コンプ
レッサ回転数Ncoが設定コンプレッサ回転数N C0
5etよりも高い回転数(熱負荷が大きい)で制御され
ていたときは、A/Cスイッチのオフ操作にしたがって
コンプレッサ回転数Ncoを強制的にr800rpmJ
に下降させ、逆に破線BのようにA/Cスイッチのオフ
操作前で、コンプレッサ回転数Ncoか設定コンプレッ
サ回転数N cosetよりも低い回転数(熱負荷か小
さい)で制御されていたときは、A/Cスイッチのオフ
操作にしたかってコンプレッサ回転数NCOを強制的に
r800rpmJまで上昇させていく。
すると、冷凍サイクル回路7から冷凍機油38が、冷媒
と共に圧縮機本体1aに戻っていく。すなわち、吸込ノ
ズル62から変速装置2o内に冷凍機油38を含んだ冷
媒が流入して、油溜り部37に溜っていく。
と共に圧縮機本体1aに戻っていく。すなわち、吸込ノ
ズル62から変速装置2o内に冷凍機油38を含んだ冷
媒が流入して、油溜り部37に溜っていく。
そして、上記設定時間Msetが経過すると、制御部9
0は油溜り部37に潤滑に必要な油量が有ると判断し、
上記変速比δをrOJにするよう駆動モータ77を制御
して、冷房運転は停止していく。
0は油溜り部37に潤滑に必要な油量が有ると判断し、
上記変速比δをrOJにするよう駆動モータ77を制御
して、冷房運転は停止していく。
したがって、常に冷房運転の停止直前には、必要な油量
を油溜り部37で確保することができる。
を油溜り部37で確保することができる。
よって、冷房運転の停止時でも変速装置2oの潤滑が損
なわれることはなく、変速機付圧縮機1の信頼性を高め
ることができる。
なわれることはなく、変速機付圧縮機1の信頼性を高め
ることができる。
また、この発明は上記第1の実施例に限定されるもので
はなく、第7図ないし第9図に示される第2の実施例、
第10図ないし第12図に示される第3の実施例のよう
にしてもよい。
はなく、第7図ないし第9図に示される第2の実施例、
第10図ないし第12図に示される第3の実施例のよう
にしてもよい。
第2の実施例は、吐出冷媒量か少ない低コンプレッサ回
転数域のときのみ、上述の第1の実施例と同様、運転停
止前において、強制的にコンプレッサ回転数Ncoを冷
凍機油38の回収がしやすい回転数に変更したものであ
る。
転数域のときのみ、上述の第1の実施例と同様、運転停
止前において、強制的にコンプレッサ回転数Ncoを冷
凍機油38の回収がしやすい回転数に変更したものであ
る。
第1の実施例と異なる点について説明すれば、構成の点
ではコンプレッサ回転数修正回路99に、低帰環油量の
コンプレッサ回転数Ncoの回転数域のときのみ変速比
δを設定コンプレッサ回転数N cosetとなるに変
更させる機能を設けた点で異なる。またフローチャート
ではS2とSIOとの間に「コンプレッサ回転数Neo
が油量不足となる低帰環油量回転域ならば、510に進
むJことを示すS20を設定した点で異なっている。
ではコンプレッサ回転数修正回路99に、低帰環油量の
コンプレッサ回転数Ncoの回転数域のときのみ変速比
δを設定コンプレッサ回転数N cosetとなるに変
更させる機能を設けた点で異なる。またフローチャート
ではS2とSIOとの間に「コンプレッサ回転数Neo
が油量不足となる低帰環油量回転域ならば、510に進
むJことを示すS20を設定した点で異なっている。
このようにすれば、油溜り部37て油不足か生している
ことを間接的に検出して、そのときのみ冷凍機油38を
戻すことができるから、むた無く効果的に冷凍機油38
の回収を行うことかできる。
ことを間接的に検出して、そのときのみ冷凍機油38を
戻すことができるから、むた無く効果的に冷凍機油38
の回収を行うことかできる。
なお、第9図は運転停止前の低コンプレッサ回転数Nc
oがA/Cスイッチのオフ操作にしたかって設定コンプ
レッサ回転数N cosetに強制的に上昇させたとき
の変化を示す。むろん、図示はしないが高コンプレッサ
回転数Ncoのときは、A/Cスイッチのオフ操作にし
たがって直ちに変速比0(運転停止)になっていく。
oがA/Cスイッチのオフ操作にしたかって設定コンプ
レッサ回転数N cosetに強制的に上昇させたとき
の変化を示す。むろん、図示はしないが高コンプレッサ
回転数Ncoのときは、A/Cスイッチのオフ操作にし
たがって直ちに変速比0(運転停止)になっていく。
第3の実施例は、油溜り部37に冷凍機油38が溜って
いないときのみ、第1の実施例と同様、運転停止前にお
いて、強制的にコンプレッサ回転数Ncoを冷凍機油3
8の回収がしやすい回転数に変更したものである。
いないときのみ、第1の実施例と同様、運転停止前にお
いて、強制的にコンプレッサ回転数Ncoを冷凍機油3
8の回収がしやすい回転数に変更したものである。
第1の実施例と異なる点について説明すれば、構成の点
は第11図および第12図に示されるように例えば油溜
り部37を構成するハウジング21の内底部に、例えば
潤滑に必要な最低の油量が有るか無いかをオンオフで検
知する液面センサ98を設け、この液面センサ98の検
知信号をコンプレッサ回転数修正回路9つに接続した点
、さらにはコンプレッサ回転数修正回路99に上記液面
センサ98がオフ(無油)のとき、液面センサ98から
オン信号が出力するまで変速比δを設定コンプレッサ回
転数N cosetとなるに変更させる機能を設けた点
で異なっている。なお、液面センサ98には、例えば電
極間で冷媒か冷凍機油(潤滑油)かで変化する静電容量
を用いたセンサ、又はヒータとサー ミスタを電極とし
て使用し冷媒と冷凍機油(潤滑油)の熱伝導率の差で判
断するセンサを用いる。
は第11図および第12図に示されるように例えば油溜
り部37を構成するハウジング21の内底部に、例えば
潤滑に必要な最低の油量が有るか無いかをオンオフで検
知する液面センサ98を設け、この液面センサ98の検
知信号をコンプレッサ回転数修正回路9つに接続した点
、さらにはコンプレッサ回転数修正回路99に上記液面
センサ98がオフ(無油)のとき、液面センサ98から
オン信号が出力するまで変速比δを設定コンプレッサ回
転数N cosetとなるに変更させる機能を設けた点
で異なっている。なお、液面センサ98には、例えば電
極間で冷媒か冷凍機油(潤滑油)かで変化する静電容量
を用いたセンサ、又はヒータとサー ミスタを電極とし
て使用し冷媒と冷凍機油(潤滑油)の熱伝導率の差で判
断するセンサを用いる。
またフローチャートでは、第10図に示されるように第
1の実施例のフローチャートに示すS10に代って、「
液面センサから出力される信号がオフならばSllに進
み、オンならばS12に進む」ことを示すS30を設定
した点で異なっている。
1の実施例のフローチャートに示すS10に代って、「
液面センサから出力される信号がオフならばSllに進
み、オンならばS12に進む」ことを示すS30を設定
した点で異なっている。
このようにすれば、油溜り部37で油不足か生じている
ことを直接的に検出して、そのときのみ冷凍機油38を
戻すことかできるから、むた無く効果的に冷凍機油38
の回収を行うことができる。
ことを直接的に検出して、そのときのみ冷凍機油38を
戻すことかできるから、むた無く効果的に冷凍機油38
の回収を行うことができる。
なお、上記した第1ないし第3の実施例では、設定時間
Msetとしてr90secJを用い、設定コンプレッ
サ回転数N cosetとしてr 800 rpi J
を用いたか、これら設定値は冷凍サイクル回路の大きさ
やコンプレッサ機種によって異なるものなので、設定値
には限定されるものではない。但し、実験によれば、N
cosetがr500〜1000r I)IIIJの
とき、Msetがr60〜120secJのときで、有
効な油回収効果を得ることができるものであった。
Msetとしてr90secJを用い、設定コンプレッ
サ回転数N cosetとしてr 800 rpi J
を用いたか、これら設定値は冷凍サイクル回路の大きさ
やコンプレッサ機種によって異なるものなので、設定値
には限定されるものではない。但し、実験によれば、N
cosetがr500〜1000r I)IIIJの
とき、Msetがr60〜120secJのときで、有
効な油回収効果を得ることができるものであった。
また、上記した第1ないし第3の実施例では、冷凍機油
38を回収するための圧縮機部40の回転数変更制御を
設定コンプレッサ回転数N cosetの設定によって
行うようにしたが、これに限らず、例えば「0.1〜0
.3」の範囲の一値を設定変速比として設定し、この設
定変速比に一定になるようにする回転数変更制御でもよ
い。
38を回収するための圧縮機部40の回転数変更制御を
設定コンプレッサ回転数N cosetの設定によって
行うようにしたが、これに限らず、例えば「0.1〜0
.3」の範囲の一値を設定変速比として設定し、この設
定変速比に一定になるようにする回転数変更制御でもよ
い。
さらにまた上記第1ないし第3の実施例では、ピストン
タイプの圧縮機部、摩擦無段式の変速装置を用いたが、
これに限らず、他のタイプ(ロタリ、スクロール等)の
圧縮機部、変速装置(遊星歯車機構等)を用いてもよい
。
タイプの圧縮機部、摩擦無段式の変速装置を用いたが、
これに限らず、他のタイプ(ロタリ、スクロール等)の
圧縮機部、変速装置(遊星歯車機構等)を用いてもよい
。
[発明の効果]
以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、運
転停止前には常に油溜り部に潤滑に必要な潤滑油を確保
することができる。
転停止前には常に油溜り部に潤滑に必要な潤滑油を確保
することができる。
したがって、運転停止時における変速機部の潤滑性を向
上させることができる。
上させることができる。
また請求項2および請求項3に記載の発明によれば、上
記に加え、むだ無く効果的に潤滑油の回収を行うことが
できる。
記に加え、むだ無く効果的に潤滑油の回収を行うことが
できる。
第1図ないし第6図はこの発明の第1の実施例を示し、
第1図は変速比を変える制御部の構成を示すブロック図
、第2図はこの発明を適用した自動車用空調装置を示す
概略構成図、第3図は変速機付圧縮機を示す側断面図、
第4図は第3図中、IV−IV線に沿う平断面図、第5
図はA/Cスイッチのオフしたかい運転停止前に強制的
にコンプレッサ回転数を変更させる制御を説明するため
のフローチャート、第6図はA/Cスイッチのオフ時の
コンプレッサ回転数の変化を示す線図、第7図はこの発
明の第2の実施例の制御部の構成を示すブロック図、第
8図はA/Cスイッチのオフしたがい運転停止前で低帰
環油量の回転域のときに強制的にコンプレッサ回転数を
変更させる制御を説明するためのフローチャート、第9
図はA/Cスイッチのオフ時のコンプレッサ回転数の変
化を示す線図、第10図は第3の実施例のA/Cスイッ
チのオフしたがい運転停止前で液面センサかオフのとき
に強制的にコンプレッサ回転数を変更させる制御を説明
するためのフローチャート、第11図は制御部の構成を
示すブロック図、第12図は油面センサを同据付状態と
共に示す側断面図である。 1a・・・圧縮機本体、 1・・・変速機付圧縮機、2
0・・・変速装置(変速機部)、37・・・油溜り部、
38・・・冷凍機油(潤滑油)、40・・・圧縮機部、
90・・・制御部、91・・・操作部、92・・・Ta
温度センサ、93・・・800回転数検出センサ、94
・・・Ne回転数検出センサ、95・・・目標コンプレ
ッサ設定回路、96・・・変速比算出回路、97・・・
変速機部駆動回路、98・・・液面センサ、99・・・
目標コンプレッサ回転数修正回路、100・・・タイマ
ー回路。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 図 第 図
第1図は変速比を変える制御部の構成を示すブロック図
、第2図はこの発明を適用した自動車用空調装置を示す
概略構成図、第3図は変速機付圧縮機を示す側断面図、
第4図は第3図中、IV−IV線に沿う平断面図、第5
図はA/Cスイッチのオフしたかい運転停止前に強制的
にコンプレッサ回転数を変更させる制御を説明するため
のフローチャート、第6図はA/Cスイッチのオフ時の
コンプレッサ回転数の変化を示す線図、第7図はこの発
明の第2の実施例の制御部の構成を示すブロック図、第
8図はA/Cスイッチのオフしたがい運転停止前で低帰
環油量の回転域のときに強制的にコンプレッサ回転数を
変更させる制御を説明するためのフローチャート、第9
図はA/Cスイッチのオフ時のコンプレッサ回転数の変
化を示す線図、第10図は第3の実施例のA/Cスイッ
チのオフしたがい運転停止前で液面センサかオフのとき
に強制的にコンプレッサ回転数を変更させる制御を説明
するためのフローチャート、第11図は制御部の構成を
示すブロック図、第12図は油面センサを同据付状態と
共に示す側断面図である。 1a・・・圧縮機本体、 1・・・変速機付圧縮機、2
0・・・変速装置(変速機部)、37・・・油溜り部、
38・・・冷凍機油(潤滑油)、40・・・圧縮機部、
90・・・制御部、91・・・操作部、92・・・Ta
温度センサ、93・・・800回転数検出センサ、94
・・・Ne回転数検出センサ、95・・・目標コンプレ
ッサ設定回路、96・・・変速比算出回路、97・・・
変速機部駆動回路、98・・・液面センサ、99・・・
目標コンプレッサ回転数修正回路、100・・・タイマ
ー回路。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 図 第 図
Claims (3)
- 1.入力軸部に変速機部を介して圧縮機部を連結すると
ともに前記変速機部および圧縮機部を潤滑する共用の潤
滑油を溜める油溜り部を有して構成されかつ前記潤滑油
は冷媒ガスに混って外部に吐出される圧縮機本体と、前
記変速機部の変速比を空調負荷に応じて制御する空調制
御手段と、この空調制御手段をオンオフ操作するオンオ
フ手段と、このオンオフ手段のオフ操作を受けて前記圧
縮機部の運転を停止させる手段と、前記オンオフ手段の
オフ操作時において前記圧縮機部の運転停止前に前記圧
縮機部を一時的に潤滑油の回収に適した回転数に制御さ
せる油回収制御手段とを具備したことを特徴とする自動
車空調用の変速機付圧縮機。 - 2.入力軸部に変速機部を介して圧縮機部を連結すると
ともに前記変速機部および圧縮機部を潤滑する共用の潤
滑油を溜める油溜り部を有して構成されかつ前記潤滑油
は冷媒ガスに混って外部に吐出される圧縮機本体と、前
記圧縮機部の回転数を検知する圧縮機回転数検知手段と
、前記変速機部の変速比を空調負荷に応じて制御する空
調制御手段と、この空調制御手段をオンオフ操作するオ
ンオフ手段と、このオンオフ手段のオフ操作を受けて前
記圧縮機部の運転を停止させる手段と、前記オンオフ手
段のオフ操作時において前記圧縮機回転数検知手段から
低帰環油量の回転数域が検知されたとき、前記圧縮機部
の運転停止前に前記圧縮機部を一時的に潤滑油の回収に
適した回転数に制御させる油回収制御手段とを具備した
ことを特徴とする自動車空調用の変速機付圧縮機。 - 3.入力軸部に変速機部を介して圧縮機部を連結すると
ともに前記変速機部および圧縮機部を潤滑する共用の潤
滑油を溜める油溜り部を有して構成されかつ前記潤滑油
は冷媒ガスに混って外部に吐出される圧縮機本体と、前
記変速機部の変速比を空調負荷に応じて制御する空調制
御手段と、この空調制御手段をオンオフ操作するオンオ
フ手段と、このオンオフ手段のオフ操作を受けて前記圧
縮機部の運転を停止させる手段と、前記圧縮機本体の油
溜り部に潤滑油が有るか無いかを検知する油検知手段と
、前記オンオフ手段のオフ操作時において前記油検出手
段から無油の検知信号が検知されたとき、前記圧縮機部
の運転停止前に前記圧縮機部を一時的に潤滑油の回収に
適した回転数に制御させる油回収制御手段とを具備した
ことを特徴とする自動車空調用の変速機付圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2162718A JPH0454289A (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 自動車空調用の変速機付圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2162718A JPH0454289A (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 自動車空調用の変速機付圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0454289A true JPH0454289A (ja) | 1992-02-21 |
Family
ID=15759970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2162718A Pending JPH0454289A (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 自動車空調用の変速機付圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0454289A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016123782B4 (de) | 2016-08-26 | 2023-09-07 | Hyundai Motor Company | Verfahren zum Steuern eines Klimakompressors |
-
1990
- 1990-06-22 JP JP2162718A patent/JPH0454289A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016123782B4 (de) | 2016-08-26 | 2023-09-07 | Hyundai Motor Company | Verfahren zum Steuern eines Klimakompressors |
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