JPS63195019A - 圧縮機用クラツチ - Google Patents

圧縮機用クラツチ

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JPS63195019A
JPS63195019A JP62026972A JP2697287A JPS63195019A JP S63195019 A JPS63195019 A JP S63195019A JP 62026972 A JP62026972 A JP 62026972A JP 2697287 A JP2697287 A JP 2697287A JP S63195019 A JPS63195019 A JP S63195019A
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JP
Japan
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compressor
clutch plate
piston
spring
pressure
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Application number
JP62026972A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Naito
内藤 俊治
Yoshiyuki Hattori
義之 服部
Yasuo Tabuchi
泰生 田渕
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/32Cooling devices
    • B60H1/3204Cooling devices using compression
    • B60H1/3222Cooling devices using compression characterised by the compressor driving arrangements, e.g. clutches, transmissions or multiple drives

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、圧縮機用クラッチに関し、例えば自動車空調
装置において、自動車走行用エンジンからの回転駆動ノ
コを、冷媒圧縮機に伝達するものとして用いて有効であ
る。
〔従来技術及びその問題点〕
従来、自動車空調装置においては、自動車走行用エンジ
ンからの動力を冷媒圧縮機へ伝達するものとして、電磁
クラッチが使用されている。しかしながら、この電磁ク
ラッチでは、特にクラッチ接続時において、動力伝達が
象、激になされ、圧縮機やエンジンの作動に悪影響を与
えるという問題があった。ここで、この電磁クラッチに
おいて、接続時の衝撃を緩和するため、種々の提案がな
されているが(例えば特開昭60−1’36624号公
報)、いずれにせよ、電磁クラッチを用いていたのでは
、エンジン側の回転変動に対し、広い領域で接続時衝撃
緩和の効果を有することが困難である。
また、クラッチとしては、摩擦板を用いたものも考えら
れるが、このような摩擦板を用いたクラッチを自動車空
調装置の、特に冷媒圧縮機に用いる場合には、そのクラ
ッチ板駆動に要する動力をいかに確保するかが問題とな
る。クラッチ板駆動のために、特別なオイルポンプ等を
用いなければならないようでは、全体として圧縮機やク
ラッチの大型化を引き起こすこととなり、望ましくない
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記点に鑑みて案出されたもので、圧縮機へ
の動力の伝達を断続するクラッチにおいて、クラッチ接
続時における衝撃を緩和できるようにすることを目的と
する。しかも本発明は、そのようなりラッチを特別な外
部動力源を必要とすることなく駆動できるようにするこ
とを目的とする。
〔構成及び作動〕
上記目的を達成するため、本発明のクラッチでは、ブー
りと一体に回転する駆動側クラッチ板と、この駆動側ク
ラッチ板と対向配置された従動側クラッチ板とを備える
。そしてピストンの変位により、駆動側クラッチ板と従
動側クラッチ板との当接及びそれに伴う摩擦力を可変制
御できるようにする。さらに本発明では、このピストン
の駆動に圧縮機から吐出される吐出圧力を利用する。し
かも、ピストンはその変位がスプリングによって保持さ
れており、かつそのスプリングの一部は、所定温度、で
ばね荷重が急変する形状記憶合金製とする。
上記構成とすることにより、圧縮機の起動時では、形状
記憶合金製のスプリングに通電することにより、スプリ
ングのばね荷重を可変し、そのスプリングばね荷重変化
に応じピストンを変位させ、駆動側クラッチ板と従動側
クラッチ板とを当接させる。すなわち、圧縮機の起動時
においては、形状記憶合金を用いることにより、クラッ
チの接続を可能とする。
一旦圧縮機が起動した後では、圧縮機により発生される
吐出圧を用いてピストンの変位駆動を行う、すなわち、
圧縮機からの吐出圧を利用して、駆動側クラッチ板と従
動側クラッチ板との当接を維持できるようにする。
〔発明の効果〕
上記構成により、本発明のクラッチでは、駆動側クラッ
チ板と従動側クラッチ板との当接時の摩擦力により動力
の伝達がなされることとなり、特にクラッチ接続時にお
いては急激なトルク伝達が防止される。すなわち、クラ
ッチ接続時においては、駆動側クラッチ板と従動側クラ
ッチ板との間ですべりが発生し、そのすべりにより駆動
トルクの急変が防止される。
さらに本発明では、駆動側クラッチ板と従動側クラッチ
板との接続を制御するピストンを、圧縮機自身から発生
する吐出圧により駆動するようにしたため、特別な駆動
源が不要となり、圧wi機及びクラッチの体格増加が防
止できる。
〔実施例〕
以下、本発明クラッチの二実施例を図に基づいて説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図で、図中100
は圧縮機を示す。この圧縮機100は、円筒状の圧縮機
ハウジング101、及びその全面にOリングを介して固
定されたフロントハウジング102)圧縮機ハウジング
101の後面に配設されたリアハウジング103を有す
る。また、ハウジング内には、圧縮機駆動軸104がベ
アリング105,106により回転自在に配設されてい
る。さらに、圧縮機駆動軸104には、斜板107が固
定されており、斜板107はハウジング101内で駆動
軸104と一体回転する。この斜板107は、駆動軸1
04に対し、傾斜して取り付けられており、従って回転
とともに揺動運動を行う。
斜板107の揺動はピストン108に伝達され、ピスト
ン108はハウジング101に形成されたシリンダ10
9内で往復動する。
フロントハウジング102及びリアハウジング103に
は、それぞれ吸入室110と吐出室111とが形成され
ている。ピストン108の吸入行程時には、吸入室11
0より冷媒がシリンダ109内に吸入され、逆にピスト
ン108の圧縮行程では、シリンダ109内の冷媒が吐
出室111へ吐出される。
200はフロントハウジング102に固定されるクラッ
チである。このクラッチ200は、第2図に示すように
、フロントハウジング102上にベアリング201を介
し回転自在に保持されたブーl7202を有する。この
プーリ202は、図示しない■ベルトを介し、自動車走
行用エンジンからの回転駆動力を受け、常時回転してい
る。プーリ202には、第1駆動側クラツチ板203が
、ねじ部204を介し、固定されている。また、この第
1駆動側クラツチ板203には、ピン205が圧入され
ており、このピン205に対し、第2駆動側クラツチ板
206が軸方向変位可能に係合している。
また、この第2駆動側クラツチ仮206と、第1駆動側
クラツチ板203とに挾持されるようにして第1従動側
クラツチ板207が配設される。
さらにまた、この第1従動側クラツチ板207と共同し
て第2駆動側クラツチ板206を挟持できるよう、第2
従動側クラツチ板21・1が配設される。そして、第2
従動側クラツチ板211及び第1従動側クラツチ板20
7は、ビン208を介してハブ部209に連結する。こ
のハブ部209は上述した圧縮機駆動軸104と連結す
るものである。従って、従動側クラッチ板207,21
1の回転は、ハブ部209を介し、駆動軸104に伝達
可能となる。
第2従動側クラツチ板211には、ピストン210がベ
アリング213を介し、対向配置される。
なおピストン210は、フロントハウジング102内に
形成されたリング状の収納溝214内に摺動自在に配置
されている。
なお、ビン208の周囲には、スプリング216が複数
配設されており、このスプリング216を介して第2従
動側クラツチ板211をピストン210側へ押圧する。
換言すれば、スプリング216がピストン210を図中
右方向に押圧する。
一方、収納溝214内にもスプリング217が配置され
ており、このスプリングは直接ピストン21Oの背面に
作動し、ピストン210を第2図中左方向へ押圧する。
従って、ピストン210に圧力が加わらない状態では、
スブリン、グ216とスプリング217とにより、ピス
トン及び従動側クラッチ板207,211の位置が保持
されることになる。
なお、ピン20日には、普通のスプリング215も配設
されており、このスプリング215は第1従動側クラツ
チ207を第1駆動側クラツチ板203から開離する方
向に付勢する。
ピストン210の内周側面には、ピストン本体部220
が形成されており、このピストン本体部220の一面側
には、第1圧力室222が形成される。逆に、ピストン
本体部220の他面側には第2圧力室221が形成され
る。
なお、第1圧力室222は、ピストン本体部220側面
及びピストン220内面、フロントハウジング102側
面及びリング状の保持板224によって形成される。そ
して、保持板224は、ボルト225によってフロント
ハウジング102に固定される。また、ピストン210
及びピストン本体部220と、フロントハウジング10
2及び保持板224との間は、0リング226,227
゜228によってシールが保たれる。
また、上述のスプリング217は、第3図に示すように
周方向に多数配列されている。そして、各スプリング2
17は、第4図中実線a、bに示すように、所定温度(
例えば90℃)を境にそのばね荷重が栄、変する形状記
憶合金よりなる。すなわち低温の状態では、ピストン2
10のストロークが0〜1.5 mm程度の範囲におい
ては、11〜13 kg程度の低いぼね荷重となってい
る。一方高温時においては、同じようなストロークにお
いても、27〜30kg程度の高いぼね荷重となる。な
お、第4図中実線Cで示すのは、スプリング216のば
ね荷重である。この場合ばねの設置方向が逆であるので
、ピストン210のストロークに応じばね荷重が増加す
ることとなる。いずれにせよ、ピストンのストローク時
においてスプリング216のばね荷重は13〜15kg
程度となっている。
また、形状記憶合金製のスプリング217には、車載バ
ッテリ300からの電流がコントローラ30fを介して
供給される。すなわち、スプリング217の一端側には
、電極302が配設されており、この電極302を介し
て各スプリング217へ信号電流が供給される。またス
プリング217の他端は、フロントハウジング102を
介し、自動車車体にアースされる。なお、電極302は
、フロントハウジング102やピストン220より電気
的に絶縁されていることはもちろんである。
第5図は、このクラッチ200及び圧縮機100が用い
られる冷凍サイクルを示す模式図である。
圧縮機100より吐出された高温高圧の冷媒は、凝縮器
400へ冷媒配管401を介して導出される。そして、
凝縮器400にて車速風とにより冷却され、高温高圧に
より液化する。液化した冷媒は、レシーバ402にて溜
められ、このレシーバ中より液冷媒が膨張弁403側へ
導出される。膨張弁にて、冷媒は低温低圧の霧状状態ま
で断熱膨張される。そして、低温低圧となった冷媒は、
次いで蒸発器404に導かれる。蒸発器404では、車
室内に向かう空気と熱交換され、空気中より気化熱を奪
い冷却する。そしてこの蒸発器404と熱交換し、冷却
された空気が車室内に吹き出され、車室内の冷却が行わ
れる。一方、蒸発器内では、冷媒が低温低圧のまま蒸発
し、ガス状となる。このガス状冷媒は、次いで吸入側配
管405より圧m機の吸入室110に吸入される。この
ように、吐出側配管401には、高温高圧のガス状冷媒
が流れ、一方、低圧側配管405内には低温低圧のガス
冷媒が充満する。そして、この高圧側ガス冷媒及び低圧
側ガス冷媒が第2圧力室221に信号圧力として導かれ
る。すなわち、フロントハウジング102には、圧力導
入孔150が形成されており、この圧力導入孔150よ
り低圧冷媒もしくは高圧冷媒のいずれかが信号圧力とし
て導かれる。
そしてこの信号圧力は、第5図に示すように、制御弁5
00によって切り換えられる。この制御弁500は電磁
ソレノイド501によって、信号圧配管151に導かれ
る冷媒を高圧側・低圧側間で切り換えるものである。な
お、信号圧配管は上述の信号圧孔150に連通ずる。そ
して、この電磁弁501の切換は、制御回路600から
の電気信号によって制御される。また、制御回路600
には自動車の運転状態や、空調装置に要求される熱負荷
とを検出するため、各種センサからの電気信号が入力さ
れる。
すなわち、第5図に示すように、冷凍サイクルの高圧側
圧力の差圧を検出する差圧スイッチ601と、自動車走
行用エンジンの負荷を検出するスロットル開度センサ6
02)および車室内の温度を検出し、要求される冷房能
力を判別する車室内温度センサ603、また自動車の作
動状態を検出するエンジン回転数センサ604、及び自
動車の運転状態を検出する車速センサ605、さらに工
ンジンの回転数との関係で、クラッチの伝達割合を検出
するための圧縮機回転数センサ606とを有する。
次に上記構成よりなるクラッチの作動を説明する。
自動車走行用エンジンの回転とともに、プーリ202は
常にフロントハウジング102上で回転することになる
。そして、車室内温度上昇等により、圧縮機100を作
動させる必要が生じたときには、ピストン210を変位
させることにより、駆動側クラッチ板203,206と
、従動側クラッチ板207,211との当接を開始させ
る。ここで、圧縮機の起動前にあっては、冷凍サイクル
の高圧側配管401内に高い圧力が存在していない場合
がある。すなわち、サイクル全体で圧力が均一となり、
高圧側配管401と低圧側配管405内は共に5 kg
 / c+a程度となっている場合がある。
このような場合には、第2圧力室221に高圧側配管4
01内の冷媒を導入したとしても、第2圧力室221と
第1圧力室222との間に圧力差が生じないことになる
。なお、第1圧力室222は、導圧孔238を介して圧
縮機の吸入室110に連通している。
そこで、この起動時にはスプリング217のばね荷重を
変化させることにより、ピストン210を駆動するよう
にする。すなわち、定常の温度範囲内では、第4図中実
線すで示すようなばね荷重にスプリング217が設定さ
れているもののを、車載バッテリ300からの電流を供
給することにより、第4図中実線aで示すよ・)なばね
荷重に変化させる。ここで、第4図より明らかなように
、低温時におけるばね荷重すは、スプリング216のば
ね荷重Cよりも小さなものとなっている。従って、低温
時においては、スプリング216の設定力が打ち勝ち、
ピストン210は第2図中右方向に変位している。それ
に対し、車載バッテリ300からの電流が供給され、実
線aで示すばね荷重となれば、スプリング217の設定
値の方がスプリング216の設定値より大きなものとな
る。
従って、この状態では、スプリング217の付勢力によ
り、ピストン210が第2図中左方向に変位する。
このピストン210の変位は、ベアリング213を介し
、第2従動側クラツチ板211に伝えられる。そして、
第2従動側クラツチ板がピストン210と一体に第2図
中左側に変位する。この変位により、第2従動側クラツ
チ板211と第2駆動側クラツチ板206との間が接触
開始する。さらに、第2駆動側クラツチ板206及び第
1従動側クランチ板207の変位により、最終的には第
1駆動側クラツチ板203、第1従勤側クラツチ板20
7、第2駆動側クラツチ板206、及び第2従動側クラ
ツチ板211の全てが相互に接触することになる。
このクラッチ板の接触により、プーリ202の回転はハ
ブ部209へ伝達開始されることになる。
そして、ハブ部209に伝達された回転力は、次いで圧
縮機駆動軸104に伝達され、斜板107の回転を開始
する。
なお、この動力伝達開始時においては、上述したように
まず第2従動側クラツチ板211、第2駆動側クラツチ
板206との接触から開始し、暫時接触面積が増えるこ
とになる。このことは、換言すればブーIJ 202の
回転がハブ部209に伝達開始される当初においては、
駆動側クラッチ板と従動側クラッチ板との間に大きなす
べりが生じることを意味する。すなわち、プーリ202
の回転は、急激にハブ部209に伝達開始されるのでは
なく、所定のすべりを伴いながら順次回転トルクが増大
するようになる。従って、圧縮機起動軸104及び斜板
107も、その回転力が順次増大していくことになる。
斜板107は駆動軸104に傾斜して固定されているた
め、斜板107の回転に伴いピストン108はシリンダ
109内で往復動を開始する。このピストン108の往
復動に伴い、吸入行程においては、吸入室110より冷
媒をシリンダ109内に吸入し、次いで圧縮行程で高温
高圧に圧縮された冷媒を吐出室111へ吐出する。
この圧縮機の圧縮吐出作用に伴い、吸入室110内の圧
力は低下し、逆に吐出室111内の圧力は増加する。圧
縮機が定常運転時になると、吸入側圧力は2kg / 
c+11程度まで低下し、一方吐出側圧力は15kg/
cffl程度まで増大する。このことは、低圧側配管4
05内の圧力を下げ、高圧側配管401内の圧力を高め
ることになる。
圧縮機100の回転を行う場合には、信号圧配管151
を介して、高圧側の圧力を第2圧力室221へ導く。こ
こで、第1圧力室222は低圧側圧力となっているため
、その圧力差に基づき、ピストン210が第1圧力室2
22側へ変位することになる。換言すれば、圧縮機が一
旦駆動した後では、スプリング217による付勢力は不
要となり、圧縮機100自身により発生される高圧圧力
によりピストン210の変位が保持されることになる。
従って、圧縮機回転センサ606等からの信号により、
圧縮機100の運転状態を運転開始を検知した後は、コ
ントローラ301はスプリング217への通電を停止す
る。
空調装置の運転状態においても、圧縮機の運転が断続さ
れる必要が生ずる場合がある。例えば、車室内温度が所
定値以下に低下した場合、自動車が急加速する場合、及
び圧縮機の回転に不良が生じた場合である。このような
場合、各種センサからの信号に基づき、制御回路600
が制御弁500への信号を制御する。すなわち、制御弁
500は信号圧配管151と低圧側配管450とを接続
する状態と、信号圧配管151と高圧側配管401とを
接続する状態との間で切り換えを行うため、この切り換
えの周期(デユーティ比)を制御することにより、信号
圧配管151内の圧力を調整する1例えはクラッチ20
0に大きなすべり量が必要とされる場合には、信号圧配
管151が低圧側配管405と接続される時間割合を大
きくする。
さらに圧縮機100の停止が必要となる場合には、信号
圧配管151を全面的に低圧側配管405に接続する。
そして、圧縮機100に再起動が必要となる場合には、
差圧センサ601からの信号に基づき、高圧側配管40
1内に充分な圧力が残っているか否かを判断する。高圧
側配管401と低圧側配管405との間に充分大きな差
圧がある場合には、スプリング217の設定力を用いる
ことなく、高圧側配管401例の圧力に基づいて、ピス
トン210を変位させる。逆に、圧力センサ601が高
低圧間に大きな差圧がないことを検知した場合には、上
述したようにスプリング217へ電流を供給し、スプリ
ング217による付勢力で、ピストン210を変位させ
る。
このように、本例のクラッチでは、制御回路600によ
り、圧縮機の高圧側圧力を用いてクラッチの切り換えを
行うようになっている。ここで、圧縮機高圧側圧力は、
クラッチの連結トルクに大きな影響を与えるものである
。すなわち、圧縮機の高圧側圧力が高いときには、圧縮
機駆動に大きなトルクを使用とし、そのことは、ひいて
はクラッチ200の連結トルクが太き(なることを意味
する。
第6図は、この圧縮機高圧側圧力と、クラッチ連結トル
クとの関係を示すが、図中一点鎖線lで示すように、本
例のクラッチでは高圧側圧力上昇に伴い、クラッチの連
結トルクがほぼ直線的に増大することになる。そのため
、第6図中実線mで示すように、圧縮機吐出圧力増加に
伴い、圧縮機の駆動トルクが上昇したとしても、クラッ
チ連結トルクはその駆動トルクを補うに充分なほど高く
なる。従って、特に圧縮機が高速回転を行い、吐出側圧
力が高くなった状態でも、本例のクラッチ200は、動
力の伝達を確実に行うことができる。
なお、第6図中nは、従来より用いられていた電磁クラ
ッチにおける場合を示したものである。
すなわち、電磁クラッチ等においては、圧縮機の吐出側
圧力如何にかかわらず、クラッチの連結トルクは一定で
ある。そのため、圧縮機の高速回転等吐出側圧力が特に
高くなったような状態では、クラッチの連結トルクが不
充分となる恐れがあった。それに対し、本例のクラッチ
では、このような高圧側圧力上昇時においてこそ充分な
連結トルクを発揮することが可能である。
なお、上述の例は本発明の望ましい対応であるが、本発
明は上記剥取外に種々の対応がある。
すなわち、第7図に示すようにスプリング217の冷却
用溝239を設けるようにしてもよい。
この冷却用溝239は、スプリング217が配置される
収納溝214と圧縮機の吸入室110とを連通ずるもの
である。上述したように圧縮機の吸入室内は低温低圧の
冷媒が充満しているので、その冷媒の影響を受け、スプ
リング217は冷却されることになる。このことは、形
状合金製であるスプリング217が圧縮機等からの熱の
影響を受け、不要時に膨張することがないようにしたも
のである。
また、上述の例では、駆動側クラッチ板203゜206
と従動側クラッチ板207,211とをそれぞれ2枚ず
つにしたが、このクラッチ板の数は必要に応じ、適宜変
更可能である。また、上述の例では、ピストン210は
ベアリング213を介し、従動側クラッチ板211と対
向したが、必要に応じ駆動側クラッチ板と対向するよう
にしてもよい。いずれにしろ、ピストン210はその変
位に基づき、従動側クラッチ板と駆動側クラッチ板との
間の接触を可変できるものであればよい。
さらに上述の例では、圧縮機100として、斜板タイプ
のものを示したが、他の形式の圧縮機にも適用できるこ
とはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明クラッチの一実施例を示す断面図、第2
図は第1図図示クラッチの拡大断面図、第3図は第2図
のlll−1矢視断面図、第4図は第2図図示スプリン
グ217及びスプリング216の特性を示す特性図、第
5図は第1図図示圧縮機の用いられるサイクルを示す冷
凍サイクル図、第6図は第1図図示クラッチと圧縮機吐
出圧力との関係を示す説明図、第7図は本発明の他の例
に関わるクラッチを示す断面図である。 ・ 100・・・圧縮機、200・・・クラッチ、20
2・・・プーリ、203,206・・・駆動側クラッチ
板、207.211・・・従動側クラッチ板、210・
・・ピストン、216,217・・・スプリング、22
1・・・第1圧力室、222・・・第2圧力室、301
・・・コントローラ、500・・・制御弁、600・・
・制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  圧縮機駆動軸を回転自在に支持するハウジングと、こ
    のハウジング上に回転自在に保持され、外部より動力を
    受けて回転するプーリと、このプーリと一体回転する駆
    動側クラッチ板と、この駆動側クラッチ板に対向配置さ
    れ、かつ前記圧縮機駆動軸と一体回転する従動側クラッ
    チ板と、前記駆動クラッチ板もしくは前記従動側クラッ
    チ板と対向配置し、その軸方向変位に応じて前記駆動側
    クラッチ板と前記従動側クラッチ板との間の接触力を可
    変するピストンと、このピストンの一面側に形成された
    第1圧力室と、前記ピストンの他面側に配設された第2
    圧力室と、前記ピストンの一面側に配置され、前記ピス
    トンを前記駆動側クラッチ板と従動側クラッチ板との間
    の当接を減ずる方向に付勢する第1スプリングと、前記
    ピストンの他面側に配設され、前記ピストンの前記駆動
    側クラッチ板、前記従動側クラッチ板間の当接を増す方
    向に付勢する第2スプリングと、前記第2圧力室に導か
    れる制御圧力を、圧縮機の吐出側圧力と吸入側圧力との
    間で制御する制御弁とを備え、前記第2スプリングを所
    定温度以上でバネ荷重が急増する形状記憶合金製とし、
    かつこの第2スプリングを電源に電気的接続し、第2ス
    プリングへの通電を制御するコントローラを設けたこと
    を特徴とする圧縮機用クラッチ。 (2)特許請求の範囲第1項記載の圧縮機用クラッチに
    おいて、前記第1圧力室は、圧縮機の吸入側圧力が導か
    れるものであることを特徴とする。 (3)特許請求の範囲第1項記載の圧縮機用クラッチに
    おいて、前記第2スプリングの収納される部屋は、圧縮
    機の吸入室側と連通することを特徴とする。
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