JPH0454001Y2 - - Google Patents

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JPH0454001Y2
JPH0454001Y2 JP1983003169U JP316983U JPH0454001Y2 JP H0454001 Y2 JPH0454001 Y2 JP H0454001Y2 JP 1983003169 U JP1983003169 U JP 1983003169U JP 316983 U JP316983 U JP 316983U JP H0454001 Y2 JPH0454001 Y2 JP H0454001Y2
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JP
Japan
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tread rubber
auxiliary band
intermediate connecting
tire
annular substrate
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JP1983003169U
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JPS59110206U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トレツドゴムにポリウレタンを用い
るソリツドタイヤ、さらに詳しくはベースバンド
とトレツドゴムとの剥離を防止するようにソリツ
ドタイヤに関する。
一般にトレツドゴムにポリウレタンを用いるソ
リツドタイヤは、第1図に示すごとく、ベースバ
ンドaの外周面に、接着層bを介在させ、断面略
台形状のポリウレタンからなるトレツドゴムcを
注型している。なお、ベースバンドaに条溝dを
設けて両者を嵌め合わさすこともときに行なわれ
てはいるが、鋼鉄製のベースバンドaとポリウレ
タンのトレツドゴムcとの成形時の熱膨張率の差
による残留歪、走行時のトレツドゴムcの変形歪
あるいはステアリング時の剪断歪等に起因して、
トレツドゴムcとベースバンドaの接着界面に剥
離が発生しやすく、特にこの剥離は温度変化の激
しい環境下で著しくなる。例えばベースバンドa
に使用される鋼鉄とトレツドゴムbに使用される
ポリウレタンの線膨張係数は、鋼鉄では1.24×
10-5/℃、ポリウレタン(デユポン社アジプレン
L−100)では、−36〜0℃において、2.57×
10-4/℃、0.24℃において、1.82×10-4/℃、24
〜100℃において1.71×10-4/℃であつて、ポリ
ウレタンの膨張係数は鋼鉄の約10倍となるため、
冷凍室の如く極低温(約−30℃)と通常環境下の
常温(約30℃)で使用されるこの種のソリツドタ
イヤは、トレツドゴムcとベースバンドaの接着
界面で膨張率の相違に基づく歪が発生することと
なりこれが走行時のトレツドゴムcの変形歪、及
び剪断歪と相俟つて剥離を招来することとなる。
本考案はかかる問題点をベースバンドの形状を
変更することにより解決しうるソリツドタイヤの
提供を目的としている。
以下本考案の一実施例を図面にしたがつて説明
する。
第2図は本考案のソリツドタイヤの部分断面
図、第3図はその赤道面における断面図を示し、
ソリツドタイヤ1は、環状基板2と、該環状基板
2の半径方向外方に一定間隔をおいて配置され中
間連結部4を介して前記環状基板2に連結される
環状の補助バンド3とを具えたベースバンド5
に、ポリウレタンからなるトレツドゴム6を注型
しており、又トレツドゴム6は補助バンド3とと
もに中間連結部4を一体に埋入するごとく注型さ
れる。前記補助バンド3は、環状基板2と同心に
配され、又その軸方向寸度即ち幅BWは、トレツ
ド幅TWの110%〜20%、好ましくは90%〜50%
の範囲に設定される。補助バンド3の幅BWを上
記範囲に設定することによつて、トレツドゴム6
に容易に埋設できしかも走行時の発熱を放散する
効果が高いが、この範囲を越えると、タイヤの重
量を増加させあるいはクツシヨン性が低下しやす
くなる。次に補助バンド3の環状基板2からの高
さhは、トレツドゴム6の高さHの5%〜30%の
範囲に設定する。補助バンド3の高さが高くなる
と反対に補助バンド3表面から接地面dまでの距
離、従つてトレツドゴム6の厚さが小となり、特
にその高さhがトレツドゴム6の高さHの30%を
越えるとクツシヨン性の低下し、またトレツドゴ
ム6の摩耗による耐久寿命は短縮される。また中
間連結部4のタイヤ軸方向の幅LWは、前記補助
バンド3の幅BWよりも小とし、しかもその範囲
は95%〜10%の範囲とする。中間連結部4の幅
LWが小さい程、トレツドゴム6との補助バンド
3との接触面積が増大し、両者の連合強度を改善
しうるが、前記10%よりも小さくなると重荷重に
対して前記中間連結部4が支持しえず、タイヤの
耐久性を低下させることとなる。
前記中間連結部4には、タイヤ軸方向に貫通す
る複数個の貫通孔7をタイヤ周方向に一定の間隔
で穿設しており、その結果、ポリウレタンの原液
は、前記貫通孔7を通つてベースバンド5の全外
周面に均一に分散でき、内部に気泡をとりこむこ
となく硬化固着される。ここで貫通孔7は円形、
角状等の非円形等、任意の形状に選定でき、また
その個数はこのましくは4個以上、かつタイヤバ
ランスの観点から等間隔にしかも同寸、同形状に
形成する。なお環状基板2、補助バンド3は、金
属等の高弾性材を用いるのがよく、又中間連結部
4は、同様に金属材を用いることにより環状基板
2、補助バンド3と一体に形成することも、又両
者を強固に連結しうる高弾性ゴム等を用いてもよ
い。
叙上の如く、本考案のソリツドタイヤは、環状
基板と補助バンドとを連結するベースバンドとを
具えているため、ベースバンドとポリウレタンか
らなるトレツドゴムとが強固に固着され、ベース
バンドとトレツドゴムとの熱膨張率の相違、ステ
アリングトルクあるいは変形歪等に起因して生ず
るベースバンドとトレツドゴムの境界面での歪は
緩和され、両者の剥離を防止でき、タイヤの耐久
寿命を大幅に改善できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のソリツドタイヤの右半分を示す
断面図、第2図は本考案のソリツドタイヤの右半
分を示す断面図、第3図はその赤道面における断
面図である。 2……環状基板、3……補助バンド、4……中
間連結部、5……ベースバンド、6……トレツド
ゴム、7……貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状基板と、該環状基板の半径方向外方に一定
    間隔をおいて配置された中間連結部を介して前記
    環状基板に結合一体化される環状の補助バンドと
    を具えたベースバンドに、ポリウレタンからなる
    トレツドゴムを、前記中間連結部、補助バンドを
    埋入して注型するとともに、前記中間連結部のタ
    イヤ軸方向の巾を前記補助バンドの巾の10〜95
    %、かつ補助バンドの環状基板からの高さをトレ
    ツドゴムの高さの5〜30%とし、しかも前記中間
    連結部に、タイヤ軸方向に貫通しかつタイヤ周方
    向に並設される貫通孔を設けてなるソリツドタイ
    ヤ。
JP316983U 1983-01-12 1983-01-12 ソリツドタイヤ Granted JPS59110206U (ja)

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JPS59110206U JPS59110206U (ja) 1984-07-25
JPH0454001Y2 true JPH0454001Y2 (ja) 1992-12-18

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ID=30134797

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JP316983U Granted JPS59110206U (ja) 1983-01-12 1983-01-12 ソリツドタイヤ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100463387B1 (ko) * 1999-11-26 2004-12-23 한국타이어 주식회사 벤트라인을 가지는 트래드 압출물과 벤트라인 성형장치

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JPS5433503B2 (ja) * 1972-05-16 1979-10-20
JPS5745401B2 (ja) * 1979-07-18 1982-09-28

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JPS5433503U (ja) * 1977-08-11 1979-03-05
JPS5745401U (ja) * 1980-08-29 1982-03-12

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JPS5433503B2 (ja) * 1972-05-16 1979-10-20
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JPS59110206U (ja) 1984-07-25

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