JPH0453755B2 - - Google Patents
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- JPH0453755B2 JPH0453755B2 JP58171554A JP17155483A JPH0453755B2 JP H0453755 B2 JPH0453755 B2 JP H0453755B2 JP 58171554 A JP58171554 A JP 58171554A JP 17155483 A JP17155483 A JP 17155483A JP H0453755 B2 JPH0453755 B2 JP H0453755B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D35/00—Vehicle bodies characterised by streamlining
- B62D35/007—Rear spoilers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/82—Elements for improving aerodynamics
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は自動車に装着されるスポイラーに関す
る。
る。
従来、スポイラーとして、その外形を形づくる
形状保持部と、その内部に含まれ、相手ボデイー
との取付手段として用いられる金属インサートと
から構成されるものがあつた(米国特許第
4323274号公報参照)。
形状保持部と、その内部に含まれ、相手ボデイー
との取付手段として用いられる金属インサートと
から構成されるものがあつた(米国特許第
4323274号公報参照)。
上記従来のスポイラーは、外形を形づくる形状
保持部が軟質材料で作られているため衝撃荷重が
作用したときには座屈等の大変形が生じやすい。
また軟質材料のためスポイラー自身の形状保持性
が悪く、スポイラー表面に塗布されている表面塗
料も上記大変形が生じたときには追従できずひび
割れ等の破壊が生じるという不具合があつた。ま
た従来の上記スポイラーは、内部に中空を有さず
全体がウレタン材料および金属から構成されてい
るので、重量が大きくなつてしまうという課題を
有している。
保持部が軟質材料で作られているため衝撃荷重が
作用したときには座屈等の大変形が生じやすい。
また軟質材料のためスポイラー自身の形状保持性
が悪く、スポイラー表面に塗布されている表面塗
料も上記大変形が生じたときには追従できずひび
割れ等の破壊が生じるという不具合があつた。ま
た従来の上記スポイラーは、内部に中空を有さず
全体がウレタン材料および金属から構成されてい
るので、重量が大きくなつてしまうという課題を
有している。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので
あつて、形状保持性、衝撃吸収性、耐衝撃性、一
体性および軽量性等に優れたスポイラーを提供す
ることを目的とする。
あつて、形状保持性、衝撃吸収性、耐衝撃性、一
体性および軽量性等に優れたスポイラーを提供す
ることを目的とする。
本発明のスポイラーは、取付手段が設けられて
いるとともに、断面形状が内部にほぼ三角形の中
空を有するほぼ三角形であり、上面側および下面
側の少なくとも一方が長手方向に平行な蛇腹形状
であり、形状保持性と弾性とを有する材料でブロ
ー成形によつて形成された樹脂中空体と、該樹脂
中空体の外表面をRIM(Reaction Injection
Molding)成形で被覆したウレタンフオームから
成る表面部とが、一体的に構成されていることを
特徴とするものである。
いるとともに、断面形状が内部にほぼ三角形の中
空を有するほぼ三角形であり、上面側および下面
側の少なくとも一方が長手方向に平行な蛇腹形状
であり、形状保持性と弾性とを有する材料でブロ
ー成形によつて形成された樹脂中空体と、該樹脂
中空体の外表面をRIM(Reaction Injection
Molding)成形で被覆したウレタンフオームから
成る表面部とが、一体的に構成されていることを
特徴とするものである。
樹脂中空体の材料は、1〜3mm程度の肉厚の場
合には形状保持性を備え、かつある程度の剛性を
有し、1mm以下の肉厚の場合にはある程度の弾性
を有するポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩
化ビニルを用いることができる。
合には形状保持性を備え、かつある程度の剛性を
有し、1mm以下の肉厚の場合にはある程度の弾性
を有するポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩
化ビニルを用いることができる。
上記樹脂中空体の中空の形状は、外部から強い
衝撃があつた場合、その衝撃をやわらげるもので
あつて、その断面がほぼ三角形の長尺形状であ
る。なお上記長尺形状の両端は、閉じていること
が好ましい。
衝撃があつた場合、その衝撃をやわらげるもので
あつて、その断面がほぼ三角形の長尺形状であ
る。なお上記長尺形状の両端は、閉じていること
が好ましい。
上記樹脂中空体を被覆する表面部の外形形状
は、内部の樹脂中空体の外形形状と相似又は類似
の形状が望ましいが、スポイラーの風を整流する
という作用から少なくともその上面側は凹凸がな
い平板状となつているものが望ましい。
は、内部の樹脂中空体の外形形状と相似又は類似
の形状が望ましいが、スポイラーの風を整流する
という作用から少なくともその上面側は凹凸がな
い平板状となつているものが望ましい。
上記樹脂中空体の上面側および下面側の少なく
とも一方は、断面において長手方向に平行な蛇腹
形状とする。そして蛇腹の山の数、山の角度、上
面側と下面側の対象性等については特に限定され
ない。しかし、第1図に示すように、樹脂中空体
1を上面側12、下面側13および取付手段が設
けられる取付部としての取付部面側14とした場
合、取付部面側14を底面とする略二等辺三角形
のものが好ましい。
とも一方は、断面において長手方向に平行な蛇腹
形状とする。そして蛇腹の山の数、山の角度、上
面側と下面側の対象性等については特に限定され
ない。しかし、第1図に示すように、樹脂中空体
1を上面側12、下面側13および取付手段が設
けられる取付部としての取付部面側14とした場
合、取付部面側14を底面とする略二等辺三角形
のものが好ましい。
上記樹脂中空体の肉厚は、全体を同一又はほぼ
同一の厚さとすることができるが、取付部面側付
近が厚く、上面側、下面側において取付部面側か
ら先端部方向に行くに従い、徐々に薄くすること
ができる。この場合、取付部面側の肉厚が1〜3
mm、先端部付近で1mm以下であることが好まし
く、より好ましくは前者が2mm、後者が0.5mmで
ある。
同一の厚さとすることができるが、取付部面側付
近が厚く、上面側、下面側において取付部面側か
ら先端部方向に行くに従い、徐々に薄くすること
ができる。この場合、取付部面側の肉厚が1〜3
mm、先端部付近で1mm以下であることが好まし
く、より好ましくは前者が2mm、後者が0.5mmで
ある。
樹脂中空体の取付部面側にはスポイラーを自動
車の後部ボデイに固定する取付手段が設けられて
いる。取付手段は特に限定されないので、取付手
段により取付部面側の構造が異なる。取付手段が
ボルトである場合、樹脂中空体の取付部面側には
ボルトが挿入される空間を有するか、又はボルト
を一体的に形成させておくことができる。
車の後部ボデイに固定する取付手段が設けられて
いる。取付手段は特に限定されないので、取付手
段により取付部面側の構造が異なる。取付手段が
ボルトである場合、樹脂中空体の取付部面側には
ボルトが挿入される空間を有するか、又はボルト
を一体的に形成させておくことができる。
本発明のスポイラーの表面部はRIM成形で被
覆したウレタンフオームから成る。このウレタン
フオームは、適当な弾性を有し、衝撃をやわら
げ、見た目に軟らかい印象を与える。表面部は、
樹脂中空体の外表面の全部を被覆してもよいし、
取付部を除いた外表面を被覆してもよい。表面部
が樹脂中空体の取付部をも被覆する場合には、表
面部における取付手段が設けられる取付部には、
ボルト等の取付手段が挿入される空間が形成され
ている。なお、自動車の後部における相手ボデイ
への取付位置によつても、表面部の外形形状が異
なる。
覆したウレタンフオームから成る。このウレタン
フオームは、適当な弾性を有し、衝撃をやわら
げ、見た目に軟らかい印象を与える。表面部は、
樹脂中空体の外表面の全部を被覆してもよいし、
取付部を除いた外表面を被覆してもよい。表面部
が樹脂中空体の取付部をも被覆する場合には、表
面部における取付手段が設けられる取付部には、
ボルト等の取付手段が挿入される空間が形成され
ている。なお、自動車の後部における相手ボデイ
への取付位置によつても、表面部の外形形状が異
なる。
上記表面部の肉厚は、樹脂中空体の材料の種類
およびその肉厚等により異なるが、3〜9mm程度
が好ましく、より好ましくは5〜7mmである。ま
た、表面部の上面側および下面側の肉厚が5〜7
mmで、取付部側の肉厚はそれよりも薄くてもよい
が、特に限定されない。
およびその肉厚等により異なるが、3〜9mm程度
が好ましく、より好ましくは5〜7mmである。ま
た、表面部の上面側および下面側の肉厚が5〜7
mmで、取付部側の肉厚はそれよりも薄くてもよい
が、特に限定されない。
なお、上記表面部は、その表面がコーテイング
されているか否かは問われない。
されているか否かは問われない。
本発明のスポイラーは、次の製造方法によつて
得られる。まずポリプロピレン等の形状保持性と
弾性とを有する樹脂材料でブロー成形によつて、
長手方向に平行な蛇腹形状をもつとともに断面ほ
ぼ三角形の樹脂中空体を形成する。次いでこの樹
脂中空体を、所定形状を有するキヤビテイを備え
たRIM成形金型内にセツトし、ポリオール側成
分とイソシアネート側成分とを上記キヤビテイの
残部に注入し、反応せしめる。こうして、ウレタ
ンフオームから成る表面部を樹脂中空体の外表面
に一体的に形成する。
得られる。まずポリプロピレン等の形状保持性と
弾性とを有する樹脂材料でブロー成形によつて、
長手方向に平行な蛇腹形状をもつとともに断面ほ
ぼ三角形の樹脂中空体を形成する。次いでこの樹
脂中空体を、所定形状を有するキヤビテイを備え
たRIM成形金型内にセツトし、ポリオール側成
分とイソシアネート側成分とを上記キヤビテイの
残部に注入し、反応せしめる。こうして、ウレタ
ンフオームから成る表面部を樹脂中空体の外表面
に一体的に形成する。
取付手段が設けられるとともに形状を保持する
適当な剛性つまり形状保持性とある程度の弾性を
有する樹脂材料でブロー成形によつてほぼ三角形
の内部空間を備え、かつ長手方向に平行な蛇腹形
状が付与された樹脂中空体が形成され、この樹脂
中空体の外表面にRIM成形によつてウレタンフ
オームから成る表面部が一体的に形成される。
適当な剛性つまり形状保持性とある程度の弾性を
有する樹脂材料でブロー成形によつてほぼ三角形
の内部空間を備え、かつ長手方向に平行な蛇腹形
状が付与された樹脂中空体が形成され、この樹脂
中空体の外表面にRIM成形によつてウレタンフ
オームから成る表面部が一体的に形成される。
本発明のスポイラーでは、軽い衝撃を受けた場
合に樹脂中空体が形状保持性を有するため変形を
起こしにくく、表面部のみが適当な弾性変形をし
て衝撃をやわらげる。また、強い衝撃等を受けた
場合には樹脂中空体がその中空により大きく変形
して衝撃を吸収する。このため、このスポイラー
では、比較的強い衝撃を受けたときであつても、
車体の変形等を防止することができる。
合に樹脂中空体が形状保持性を有するため変形を
起こしにくく、表面部のみが適当な弾性変形をし
て衝撃をやわらげる。また、強い衝撃等を受けた
場合には樹脂中空体がその中空により大きく変形
して衝撃を吸収する。このため、このスポイラー
では、比較的強い衝撃を受けたときであつても、
車体の変形等を防止することができる。
また、表面部の表面に塗料が塗布されている場
合において弱い衝撃を受けた場合には上記のよう
に表面部のみしか変形しないため、塗料がその変
形に追従でき、ひび割れ等の表面塗料の破壊が生
じない。
合において弱い衝撃を受けた場合には上記のよう
に表面部のみしか変形しないため、塗料がその変
形に追従でき、ひび割れ等の表面塗料の破壊が生
じない。
さらに、本発明のスポイラーでは、中空の分だ
けスポイラー全体に使用する樹脂材料を低減せし
めることができ、経済的かつ軽量である。
けスポイラー全体に使用する樹脂材料を低減せし
めることができ、経済的かつ軽量である。
なお、ブロー成形により成形するため、肉厚が
3mm以下の樹脂中空体が得られる。
3mm以下の樹脂中空体が得られる。
また、RIM成形ではキヤビテイ内の樹脂の圧
力が高くないので、樹脂中空体をインサートした
場合でも該樹脂中空体が圧力でつぶれるおそれが
なく、該樹脂中空体と表面部との密着性が向上
し、接着剤を使用せずに一体化が図れる。
力が高くないので、樹脂中空体をインサートした
場合でも該樹脂中空体が圧力でつぶれるおそれが
なく、該樹脂中空体と表面部との密着性が向上
し、接着剤を使用せずに一体化が図れる。
樹脂中空体の肉厚を取付部から先端部方向に行
くに従い徐々に薄くした場合には、樹脂中空体の
形状保持性と弾性とを適度にする。
くに従い徐々に薄くした場合には、樹脂中空体の
形状保持性と弾性とを適度にする。
特に、樹脂中空体の上面側及び下面側の少なく
とも一方が蛇腹形状であるため、ブロー成形と相
まつて、樹脂中空体と表面部との接着性がより向
上し、これらの剥離が一層防止される。また、蛇
腹形状が長手方向に平行であるため、一般に先端
部方向から受ける強い衝撃に対し、変形が先端部
から蛇腹とほぼ平行に起こり、衝撃力をより効果
的に吸収する。ここで、表面部は樹脂中空体の蛇
腹による変形を気泡で吸収する。このため、本発
明のスポイラーでは、車体の変形等を一層防止す
ることができる。
とも一方が蛇腹形状であるため、ブロー成形と相
まつて、樹脂中空体と表面部との接着性がより向
上し、これらの剥離が一層防止される。また、蛇
腹形状が長手方向に平行であるため、一般に先端
部方向から受ける強い衝撃に対し、変形が先端部
から蛇腹とほぼ平行に起こり、衝撃力をより効果
的に吸収する。ここで、表面部は樹脂中空体の蛇
腹による変形を気泡で吸収する。このため、本発
明のスポイラーでは、車体の変形等を一層防止す
ることができる。
以下、本発明を具体化した実施例を図面に従い
説明する。
説明する。
第1図は本発明の特色をなす樹脂中空体1の断
面を示し、第2図は本スポイラーの全体斜視図で
あり、第3図は第2図に示した本スポイラーであ
つてボルト4を取付けた状態の横断面図である。
面を示し、第2図は本スポイラーの全体斜視図で
あり、第3図は第2図に示した本スポイラーであ
つてボルト4を取付けた状態の横断面図である。
本スポイラーは、第2図に示されているよう
に、断面形状がほぼ三角形である長尺形状を有す
る外形を持つ。
に、断面形状がほぼ三角形である長尺形状を有す
る外形を持つ。
本スポイラーは、第1図、第3図に示されてい
るように、内部に断面形状がほぼ三角形をした中
空3を有し、かつ断面形状がほぼ三角形をした樹
脂中空体1と、該樹脂中空体1の全表面を被覆
し、かつその断面形状がほぼ三角形である表面部
2とから成る。
るように、内部に断面形状がほぼ三角形をした中
空3を有し、かつ断面形状がほぼ三角形をした樹
脂中空体1と、該樹脂中空体1の全表面を被覆
し、かつその断面形状がほぼ三角形である表面部
2とから成る。
樹脂中空体1は、第1図に横断面を示すよう
に、上面側12および下面側13が長手方向に平
行な蛇腹形状である。該樹脂中空体1の肉厚は取
付部面側14から先端部15に行くに従い徐々に
薄くなつている。
に、上面側12および下面側13が長手方向に平
行な蛇腹形状である。該樹脂中空体1の肉厚は取
付部面側14から先端部15に行くに従い徐々に
薄くなつている。
具体的には、本スポイラーは、長尺長さ:1200
mm、上面側表面部21および下面側表面部22の
肉厚6mm、取付部側の表面部23の肉厚3mm、樹
脂中空体1の取付部面側14の肉厚2mm、同先端
部15の肉厚0.5mmである。なお固定用ボルト4
はスポイラーを取付時に所定の空間に挿入する。
mm、上面側表面部21および下面側表面部22の
肉厚6mm、取付部側の表面部23の肉厚3mm、樹
脂中空体1の取付部面側14の肉厚2mm、同先端
部15の肉厚0.5mmである。なお固定用ボルト4
はスポイラーを取付時に所定の空間に挿入する。
上記スポイラーの製造方法は次のようにして行
なつた。
なつた。
ポリプロピレン樹脂の筒状物を押出し法でつく
り、該筒状物を、断面形状がほぼ三角形であると
ともに長手方向に凹凸形状をもつ長尺状のキヤビ
テイを有するブロー成形用金型の該キヤビテイ内
に入れる。その後加圧空気を吹き込み賦形し、冷
却し、前記形状の樹脂中空体1の製作した。
り、該筒状物を、断面形状がほぼ三角形であると
ともに長手方向に凹凸形状をもつ長尺状のキヤビ
テイを有するブロー成形用金型の該キヤビテイ内
に入れる。その後加圧空気を吹き込み賦形し、冷
却し、前記形状の樹脂中空体1の製作した。
次いで該樹脂中空体1をRIM成形金型のキヤ
ビテイ内に固定する。なお該キヤビテイの形状
は、断面形状がほぼ三角形である長尺状である。
ビテイ内に固定する。なお該キヤビテイの形状
は、断面形状がほぼ三角形である長尺状である。
ポリオール側成分としてのポリエーテルポリオ
ール、鎖延長剤、フレオン(発泡剤)および触媒
と、イソシアネート側成分としてのメチレンジイ
ソシアネートのプレポリマーとを、上記キヤビテ
イ内に注入し、直ちに反応せしめる。型温を30〜
60℃に保持して発泡成形して後、前記形状を有す
る発泡成形体を得る。なおボルト4の取付部中央
にはボルトねじ込み部の直径である幅を有する長
尺状の空間を設けておく。
ール、鎖延長剤、フレオン(発泡剤)および触媒
と、イソシアネート側成分としてのメチレンジイ
ソシアネートのプレポリマーとを、上記キヤビテ
イ内に注入し、直ちに反応せしめる。型温を30〜
60℃に保持して発泡成形して後、前記形状を有す
る発泡成形体を得る。なおボルト4の取付部中央
にはボルトねじ込み部の直径である幅を有する長
尺状の空間を設けておく。
本実施例により製造されたスポイラーは、樹脂
中空体1および表面部2が密着され一体的に形成
されており、しかも表面部2が軟質ポリウレタン
フオームで形成され、樹脂中空体1の取付部面側
14の肉厚が厚く、先端部15に行くに従い薄く
なつている。従つて本スポイラーは、外観上軟い
感じがあり、しかも形状保持性が極めて良い。
中空体1および表面部2が密着され一体的に形成
されており、しかも表面部2が軟質ポリウレタン
フオームで形成され、樹脂中空体1の取付部面側
14の肉厚が厚く、先端部15に行くに従い薄く
なつている。従つて本スポイラーは、外観上軟い
感じがあり、しかも形状保持性が極めて良い。
また本スポイラーは、樹脂体の内部に中空3を
有するので、衝撃吸収性、耐衝撃性に優れ、かつ
ポリウレタン材料の節約ができ経済的かつ軽量で
ある。
有するので、衝撃吸収性、耐衝撃性に優れ、かつ
ポリウレタン材料の節約ができ経済的かつ軽量で
ある。
特に、この樹脂中空体1をもつスポイラーで
は、上面側12および下面側13の蛇腹形状によ
り樹脂中空体1と表面部2との接着性が向上し、
これらの剥離が防止される。また、蛇腹形状が長
手方向に平行であるため、先端方向から強い衝撃
を受けた場合、変形が先端部15から蛇腹とほぼ
平行に起こり、衝撃力をより効果的に吸収する。
このとき、ウレタンフオームからなる表面部2は
樹脂中空体1の蛇腹による変形を気泡で吸収す
る。このため、このスポイラーでは、車体の変形
等を一層防止することができる。
は、上面側12および下面側13の蛇腹形状によ
り樹脂中空体1と表面部2との接着性が向上し、
これらの剥離が防止される。また、蛇腹形状が長
手方向に平行であるため、先端方向から強い衝撃
を受けた場合、変形が先端部15から蛇腹とほぼ
平行に起こり、衝撃力をより効果的に吸収する。
このとき、ウレタンフオームからなる表面部2は
樹脂中空体1の蛇腹による変形を気泡で吸収す
る。このため、このスポイラーでは、車体の変形
等を一層防止することができる。
加えて、本スポイラーは、30〜60℃の型温にお
いてRIM成形を用いてポリウレタンフオームの
表面部2を製造しているので、樹脂中空体1をつ
ぶすことなく一体化が図れ、また該表面にはスキ
ン層が形成され、表面の凹凸が少ない。従つて本
スポイラーは、光沢性、見た目の軟らか性に優
れ、極めて外観がよい。
いてRIM成形を用いてポリウレタンフオームの
表面部2を製造しているので、樹脂中空体1をつ
ぶすことなく一体化が図れ、また該表面にはスキ
ン層が形成され、表面の凹凸が少ない。従つて本
スポイラーは、光沢性、見た目の軟らか性に優
れ、極めて外観がよい。
なお、本実施例では、樹脂中空体1の上面側表
面部21及び下面側表面部22の両表面部を長手
方向に平行な蛇腹形状にした。しかし、蛇腹形状
は上面側表面部及び下面側表面部のいずれか一方
でもよい。断面三角形状の樹脂中空体の三角形を
形成する一辺を蛇腹形状とすることにより、三角
形の一辺が柔軟となり、柔軟となつた辺が収縮
し、三角形状が容易に変形し、変形に応じて衝撃
力を吸収する。このため、樹脂中空体の上面側表
面部または下面側表面部のいずれか一方が蛇腹形
状であれば、相応の衝撃力吸収効果を奏する。
面部21及び下面側表面部22の両表面部を長手
方向に平行な蛇腹形状にした。しかし、蛇腹形状
は上面側表面部及び下面側表面部のいずれか一方
でもよい。断面三角形状の樹脂中空体の三角形を
形成する一辺を蛇腹形状とすることにより、三角
形の一辺が柔軟となり、柔軟となつた辺が収縮
し、三角形状が容易に変形し、変形に応じて衝撃
力を吸収する。このため、樹脂中空体の上面側表
面部または下面側表面部のいずれか一方が蛇腹形
状であれば、相応の衝撃力吸収効果を奏する。
本発明のスポイラーは、取付手段が設けられて
いるとともに断面形状が内部にほぼ三角形の中空
を有するほぼ三角形であり、上面側および下面側
の少なくとも一方が長手方向に平行な蛇腹形状で
あり、形状保持性と弾性とを有する材料でブロー
成形によつて形成された樹脂中空体と、該樹脂中
空体の外表面をRIM成形で被覆したウレタンフ
オームから成る表面部とが、一体的に構成されて
いるため、形状保持性、衝撃吸収性、耐衝撃性、
一体性に優れる。従つて、通常のスポイラー効果
の他、車体を損傷しにくいという効果も奏する。
また、使用材料を少なくできるため、経済的かつ
軽量である。
いるとともに断面形状が内部にほぼ三角形の中空
を有するほぼ三角形であり、上面側および下面側
の少なくとも一方が長手方向に平行な蛇腹形状で
あり、形状保持性と弾性とを有する材料でブロー
成形によつて形成された樹脂中空体と、該樹脂中
空体の外表面をRIM成形で被覆したウレタンフ
オームから成る表面部とが、一体的に構成されて
いるため、形状保持性、衝撃吸収性、耐衝撃性、
一体性に優れる。従つて、通常のスポイラー効果
の他、車体を損傷しにくいという効果も奏する。
また、使用材料を少なくできるため、経済的かつ
軽量である。
第1図は蛇腹形状を有する樹脂中空体の横断面
図である。第2図は外径形状がほぼ三角形状の長
尺物である本スポイラーの全体斜視図である。第
3図は、断面形状がほぼ三角形であり、上面側お
よび下面側が長手方向に平行な蛇腹形状である樹
脂中空体を用いた本スポイラーの横断面図であ
る。 1……樹脂中空体、12……上面側、13……
下面側、14……取付部面側、15……先端部、
2……表面部、21……上面側、22……下面
側、23……取付部面側、3……中空、4……ボ
ルト。
図である。第2図は外径形状がほぼ三角形状の長
尺物である本スポイラーの全体斜視図である。第
3図は、断面形状がほぼ三角形であり、上面側お
よび下面側が長手方向に平行な蛇腹形状である樹
脂中空体を用いた本スポイラーの横断面図であ
る。 1……樹脂中空体、12……上面側、13……
下面側、14……取付部面側、15……先端部、
2……表面部、21……上面側、22……下面
側、23……取付部面側、3……中空、4……ボ
ルト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 取付手段が設けられているとともに、断面形
状が内部にほぼ三角形の中空を有するほぼ三角形
であり、上面側および下面側の少なくとも一方が
長手方向に平行な蛇腹形状であり、形状保持性と
弾性とを有する材料でブロー成形によつて形成さ
れた樹脂中空体と、 該樹脂中空体の外表面をRIM成形で被覆した
ウレタンフオームから成る表面部とが、一体的に
構成されていることを特徴とするスポイラー。 2 樹脂中空体の材料は、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリ塩化ビニルである特許請求の範囲
第1項記載のスポイラー。 3 樹脂中空体の肉厚は、取付部から先端部方向
に行くに従い、徐々に薄くなる特許請求の範囲第
1項記載のスポイラー。 4 樹脂中空体の肉厚は、該取付部付近で1〜3
mmであり、かつ該先端部付近で1mm以下である特
許請求の範囲第3項記載のスポイラー。 5 表面部のうち少なくとも取付部以外の肉厚
は、3〜9mmである特許請求の範囲第1項記載の
スポイラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58171554A JPS6061377A (ja) | 1983-09-16 | 1983-09-16 | スポイラ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58171554A JPS6061377A (ja) | 1983-09-16 | 1983-09-16 | スポイラ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6061377A JPS6061377A (ja) | 1985-04-09 |
JPH0453755B2 true JPH0453755B2 (ja) | 1992-08-27 |
Family
ID=15925281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58171554A Granted JPS6061377A (ja) | 1983-09-16 | 1983-09-16 | スポイラ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6061377A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60105576U (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-18 | 日本プラスト株式会社 | 自動車用エア−スポイラ− |
JPH01300049A (ja) * | 1988-05-28 | 1989-12-04 | Toyoda Gosei Co Ltd | インテークマニホールド |
JP6068719B1 (ja) * | 2016-07-21 | 2017-01-25 | 株式会社ジュナック | 車両用発光式アンダースポイラー |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2555006A1 (de) * | 1975-12-06 | 1977-06-16 | Phoenix Gummiwerke Ag | Heckspoiler fuer kraftfahrzeuge |
US4323274A (en) * | 1979-04-27 | 1982-04-06 | Dr. Ing. H.C.F. Porsche Aktiengesellschaft | Rear for a passenger car |
-
1983
- 1983-09-16 JP JP58171554A patent/JPS6061377A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2555006A1 (de) * | 1975-12-06 | 1977-06-16 | Phoenix Gummiwerke Ag | Heckspoiler fuer kraftfahrzeuge |
US4323274A (en) * | 1979-04-27 | 1982-04-06 | Dr. Ing. H.C.F. Porsche Aktiengesellschaft | Rear for a passenger car |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6061377A (ja) | 1985-04-09 |
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