JPH0453625A - タップ挟持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タップを確実に挟着するタップ挾持装置に関
するものである。

〔従来の技術〕

従来、タップのボール盤等への止着は、ボール盤のタッ
プ装着部にタップ基部の角部が嵌入される嵌入孔部とタ
ップの円周部が支承される支承孔部とを備えたタップコ
レットを装着し、該タップコレットに所定径のタップコ
レット（タップホルダー）を嵌入挟着せしめて行なうの
が一般である。

しかし、該タップコレットは嵌入孔部及び支承孔部のサ
イズが定まっており、任意の径のタップを嵌入挟着せし
めることはできず、タップの径により予め数種のタップ
コレットを用意しておかなければならないという問題点
があった。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、ボール盤等にタップを装着してネジ切削を行
なう場合において、任意のサイズのタップを基部角部と
チャックとにより確実に止着固定するタップ挾持装置を
提供することを技術的課題とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。

先端にチ苓ツクｌを設けたタップ保持筒２の先端寄り壁
に貫挿孔３を穿設し、この貫挿孔３に摺動ピン４を嵌着
し、この摺動ピン４の先端部を貫挿孔３より外側に突出
せしめ、摺動ピン４の先端部に貫通小孔８を穿設し、タ
ップ保持筒２の貫通孔部に廻動環５を被嵌し、この廻動
環５内周面の貫通孔外側部に偏心周面６を形成し、この
偏心周面６に前記摺動ピン４の突出部７を当接せしめ、
タップ保持筒２の廻動環被嵌部に、一端をタップ保持筒
２の外周面に止着し前記貫通小孔８を貫通せしめて他端
を偏心周面６に当接せしめた発条１１を配設し、チャッ
ク１内にタップ９を挿着し、廻動環５を廻動せしめるこ
とにより摺動ピン４を摺動せしめてタップ９の角部１０
を廻り止め状態に保持することを特徴とするタップ挾持
装置に係るものである。

〔作　用〕

タップ保持筒２に任意の径のタップ９をその角部ｌＯが
貫挿孔３の下方に位置する状態で挿入してタップ保持筒
２の先端に嵌着されているチャック１によりタップ９の
外周面を挟着した後、タップ保持筒２に被嵌されている
廻動環５を廻動せしぬると、廻動環５の偏心周面６と摺
動ピン４の突出部７との当接位置が変化し、摺動ピン４
は貫挿孔３内で摺動する。

この摺動ピン４の摺動によりタップ９の角部１０の一面
と摺動ピン４の下端とが当接し、角部１０は回り止め状
態となる。

〔実施例〕

凹面は本発明の一実施例を図示したもので、その構造は
次の通りである。

ボール盤等の機体１６に嵌着されるタップ保持筒２は、
内部にチャックｌが挿着され、先端に被嵌キャップ１２
が蝶着されている。

図中符号１３．１４はチャックｌの離脱の際に有用な係
止突条及び係止凹部である。

また、図面のタップ保持筒２は、先端部に廻動環５とす
り合わせ状態となる鍔部１５が形成されており、この鍔
部第１５図にはバネ嵌入孔１９が穿設されており、この
バネ嵌入孔１９には先端にボール２０が付設された発条
２１が嵌入されている。

また、図示したように廻動環５にはタップ保持筒２に挿
着するタップ９の径に合わせて目盛２２を付設し、挿着
するタップ９の径により廻動環５の廻動位置が予め解か
るようにしておくことが望ましい。

尚、符号２３は、所定径のタップ９に合致する廻動環第
５図の廻動量を正確確実にする為に設けたボール２０を
受ける凹部である。

図中符号１７は止着ボルト、符号１８は抜は止めリング
である。

実施例は上記構造であるから、タップ保持筒２にタップ
９を挿入し、被嵌キャップ１２を螺入せしめてタップ保
持筒２のチャックｌでタップ９の円筒部外周面を挾持せ
しめるとともにタップ９の角部ｌＯを貫挿孔３の下方に
位置せしめ、廻動環５を第３図中時計反対回りに廻動せ
しめると、廻動環５の廻動Ｊこより偏心周面６が摺動ピ
ン４の突出部７を下方に押圧して第３図の状態のように
バネ力に抗して下降した摺動ピン４の下面が角部１ｏの
上面に当接することになり、従って任意の径のタップ９
が必ずチャック１と摺動ピン４の下面との二ケ所で挾持
止着されることになる。

尚、第３図の状態から廻動環５を第３図中時計回りに廻
動せしめると、発条１１により偏心周面６に付勢されて
いる摺動ピン４は上方に摺動し、摺動ピン４の角部１０
の摺動ピン４下端面による回り止め状態は開放されるこ
とになる。

従って、実施例に係る本装置によれば任意の径のタップ
９を確実に挾持し得ることになる。

〔発明の効果〕

本発明は上述のように構成したから、任意の径のタップ
を必ず先端寄り円筒部外周と基部角部との二ケ所で確実
に挟着し得るタップ挾持装置を提供することになる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は本発明
の一部を切り欠いた縦断面図、第２図は本発明の正面図
、第３図は本発明のＡ−Ａ線断面図である。 ■・・・チャック、２・・・タップ保持筒、３・・・貫
挿孔、４・・・摺動ピン、５・・・廻動環、６・・・偏
心周面、７・・突出部８・・・貫通小孔、９・・・タッ
プ、１ｏ・・・角部、１１・・・発条。 平成　２年　６月１５日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 先端にチャックを設けたタップ保持筒の先端寄り壁に貫
   挿孔を穿設し、この貫挿孔に摺動ピンを嵌着し、この摺
   動ピンの先端部を貫挿孔より外側に突出せしめ、摺動ピ
   ンの先端部に貫通小孔を穿設し、タップ保持筒の貫通孔
   部に廻動環を被嵌し、この廻動環内周面の貫通孔外側部
   に偏心周面を形成し、この偏心周面に前記摺動ピンの突
   出部を当接せしめ、タップ保持筒の廻動環被嵌部に、一
   端をタップ保持筒の外周面に止着し前記貫通小孔を貫通
   せしめて他端を偏心周面に当接せしめた発条を配設し、
   チャック内にタップを挿着し、廻動環を廻動せしめるこ
   とにより摺動ピンを摺動せしめてタップの角部を廻り止
   め状態に保持することを特徴とするタップ挾持装置。