JPH0453567Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0453567Y2
JPH0453567Y2 JP5755887U JP5755887U JPH0453567Y2 JP H0453567 Y2 JPH0453567 Y2 JP H0453567Y2 JP 5755887 U JP5755887 U JP 5755887U JP 5755887 U JP5755887 U JP 5755887U JP H0453567 Y2 JPH0453567 Y2 JP H0453567Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
test
disk
disc
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5755887U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63165550U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5755887U priority Critical patent/JPH0453567Y2/ja
Publication of JPS63165550U publication Critical patent/JPS63165550U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0453567Y2 publication Critical patent/JPH0453567Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用テストホイールに関する。
(従来技術) 最近、雨天、降雪時等における安全走行の面か
らフルタイムの四輪駆動車が脚光をあびている。
このフルタイム四輪駆動車においては、フロント
デフとリアデフとをセンタデフを介して連係させ
たものや、特開昭60−172764号公報に示すよう
に、フロントデフとリアデフとをビスカスカツプ
リングを介して連係させたものがある。
前者の四輪駆動車においては、一定の分配比を
もつて、前・後輪が駆動されることになり、後者
の四輪駆動車においては、通常は一方側の車輪の
みが駆動されるが、スリツプ等により前・後輪の
間で一定の回転差が生じるようになつたときに
は、ビスカスカツプリングにより他方側の車輪側
にも駆動力が伝達されるようになつている。
ところで、車両は定期的に検査が行なわれる。
この検査の検査項目の中には、スピードメータテ
ストや、ブレーキ引きずりテストがある。スピー
ドメータテストにおいては、前・後輪の一方側の
車輪を、一対の回転ローラ上に載せ、そのローラ
を回転させることにより該回転ローラ上の車輪を
駆動し、回転ローラが検出するスピードと車両の
スピードメータが検出するスピードとが比較され
る。一方、ブレーキ引きずりテストにおいては、
上記一方側の車輪を回転させる回転ローラの回転
抵抗が検出される。そして、これらの結果に基づ
いて故障の有無が判断される。
しかし、上記テストをフルタイムの四輪駆動車
に行なおうとした場合、フルタイムの四輪駆動車
においては、前・後輪が一定の連動関係にあるこ
とから、一対の回転ローラ上に前・後輪の一方側
の車輪を載せて回転させた場合、他方側の車輪が
駆動されることになり、フルタイムの四輪駆動車
においては、そのままの状態では上記テストを行
なうことはできなかつた。このため、従来におい
ては、プロペラシヤフトを取外して二輪駆動にし
てから、上記テストを行なつていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記のように、四輪駆動車からプロペ
ラシヤフトを取外すことは、大掛りな仕事とな
り、その改善が望まれていた。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたもので、
その目的は、フルタイムの四輪駆動車において、
車検時等におけるスピードメータテスト、ブレー
キ引きずりテストを極力簡単に行なえるようにす
ることにある。
(問題点を解決するための手段、作用) かかる目的を達成するために本考案者は、ホイ
ールに着目し、その構成を、 車軸に対して固定される被固定部と、 前記被固定部の外周側に対して回転可能に設け
られるタイヤ保持部と、 を有することを特徴とする車両用テストホイー
ル、とした。
このようなテストホイールを車検時におけるス
ピードメータテスト、ブレーキ引きずりテストの
際に、フルタイム四輪駆動車における前・後輪の
一方側に用いるようにすれば、他方側の車輪を回
転させてもその回転力は、テストホイールの被固
定部に伝達されることになるが、タイヤ保持部に
は、該被固定部がタイヤ保持部に対して相対回転
することから伝達されないことになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付した図面に基づい
て説明する。
第1図は第1の実施例を示している。この第1
の実施例において、1は本考案に係る車両用テス
トホイールで、このテストホイール1は、被固定
部2とタイヤ保持部3とで構成されている。
被固定部2は、本実施例においては、ホイール
デイスク4により構成されている。このホイール
デイスク4は、略円板形状に形成されており、そ
の軸心部分には、位置合わせ用貫通口5が形成さ
れ、その貫通口5の周辺部には、ハブボルト穴に
対応して複数のボルト挿通孔6が形成されてい
る。この複数のボルト挿通孔6を、ハブボルト穴
の配置半径が車種により違うことを考慮して、第
2図に示すように、2種類の配置半径r1,r2の下
で設け、或いは、ハブボルト穴の数が、車種によ
り違うことを考慮して、第3図に示すように、2
種類の穴数を設けるようにすれば、ホイールデイ
スク4の取付けが容易となる。第2図中、P1
一方の種類のボルト挿通孔、P2は他方の種類の
ボルト挿通孔、第3図中、P3は一方の種類のボ
ルト挿通孔、P4は他方の種類のボルト挿通孔、
P5は両種類の共通孔、P6は両種類の共通の長孔
を示す。
ホイールデイスク4の外周縁部は、その軸心方
向に向くように折曲げられており、該ホイールデ
イスク4には外周縁部によつて外周面が形成され
ている。
タイヤ保持部3は、本実施例においては、ホイ
ールリム7により構成されている。このホイール
リム7はホイールデイスク4の外周面にベアリン
グ8を介して嵌合されており、このホイールリム
7とホイールデイスク4とは相対回転可能となつ
ている。このホイールリム7の外周側にはタイヤ
Tが保持される。
このようなテストホイール1は、第1図に示す
ように、従来通り、ドライブシヤフト9に取付け
られたホイールハブ10にデイスクプレート11
を介して一体的に取付けられるようになつてい
る。尚、第1図中、13は、デイスクプレート1
1と協働してブレーキ力を発揮させるデイスクブ
レーキ装置、14はホイールハブ10を回転可能
に保持するナツクルである。
したがつて、第4図に示すように、フルタイム
四輪駆動車のスピードメータテスト、ブレーキ引
きずりテストを行なうに際しては、回転ローラ1
5に載せない前輪に上記テストホイール1を用い
るようにすれば、回転ローラ15により後輪が回
転されると、その後輪の回転力はテストホイール
1のホイールデイスク4に伝達され、該ホイール
デイスク4は回転することになるが、ホイールデ
イスク4が回転しても、ホイールデイスク4とホ
イールリム7との間には、ベアリング8が介在さ
れていることから、ホイールデイスク4の回転は
ホイールリム4には伝達されない。このため、フ
ルタイム四輪駆動車のテスト時には、従来のよう
に、プロペラシヤフトを取外して、後輪(テスト
輪)の回転力を前輪に伝達しないようにする必要
はなくなり、前輪にテストホイール1を装着する
だけでスピードメータテスト、ブレーキ引きずり
テストが行なえることになる。
また、第5図に示すように、トレツカ15によ
る牽引時においては、前・後輪の一方側例えば、
トレツカ15上の前輪にテストホイール1を用い
れば、牽引時におけるトレツカ15に載せない後
輪の回転力は、ホイールリム7に対するホイール
デイスク4の相対回転により逃がすことができ
る。したがつて、トレツカ15による牽引を行な
つてもセンタデフ等の焼き付け等が生じることも
なくなり、その牽引速度を30Km/hr以下に制限す
る必要がなくなる。
また、第5図の状態でテストホイール1を後輪
に用いても、後輪の回転力は、テストホイール1
のホイールリム7とホイールハブ10との相対回
転により逃がされるため、前輪には伝達されな
い。このため、テストホイール1を後輪に用いて
も、上記同様、フルタイム四輪駆動車を牽引する
ことができる。
第6図は、第2図の実施例、第7図は第3の実
施例、第8図、第9図は、第4の実施例を示す。
この各実施例において前記実施例と同一構成要素
については同一符号を付してその説明を省略す
る。
第2の実施例においては、ホイールデイスクと
して、前記第1の実施例におけるようなホイール
デイスク4の他にホイールデイスク17を設けた
ものが用いられている。ホイールデイスク17
は、デイスク面17aと、該デイスク面17aの
軸中心から突出する軸部17bとを有しており、
デイスク面17aはホイールハブ10にデイスク
プレート11を介して固定され、軸部17bは、
ホイールデイスク4の貫通孔5にベアリング8を
介して支持される。ホイールデイスク4は、ホイ
ールデイスク17よりも大径とされており、その
外周面にはホイールリム7が固定されている。
このような構成から、本実施例においては、ホ
イールデイスク17がテストホイール1の被固定
部2を構成し、ホイールデイスク4とホイールリ
ム7とがタイヤ保持部3を構成することになる。
この第2の実施例においては、前記第1の実施
例と同様の作用効果を生じるだけでなく、ベアリ
ング8の半径を、前記第1の実施例におけるベア
リング8の半径よりも小さくすることができる。
第3の実施例においては、前記第1の実施例に
おけるホイールデイスク4が径方向において2分
割され、ホイールデイスクとして、小径のホイー
ルデイスク18と大径のホイールデイスク19と
を有するようになつている。ホイールデイスク1
8は、その外径がホイールハブ10の外径よりや
や大きい程度に形成されており、そのホイールデ
イスク18がホイールハブ10に固定される。ホ
イールデイスク19はその内径が前記ホイールデ
イスク18の外径よりも大きく形成されており、
該ホイールデイスク19の内周は、ホイールデイ
スク18の外周にベアリング8を介して嵌合され
ている。このホイールデイスク19の外周側には
ホイールリム7が固定されている。この構成にお
いては、ホイールデイスク18が被固定部2を構
成し、ホイールデイスク19及びホイールリム7
がタイヤ保持部3を構成することになる。
この実施例においては、前記第2の実施例と同
様の作用効果を生じるだけでなく、ベアリング8
の位置を、前記第2実施例に比べてホイールハブ
10に近づけることができることになる。
第4の実施例は、第1の実施例の構成に、回転
規制機構20を設けるようにしたものである。こ
の回転規制機構20について説明すると、ホイー
ルリム7の内周面に摩擦パツド21が貼着され、
その摩擦パツド21に対向するようにばね受け2
2がホイールデイスク4に固定されている。この
ばね受け22には貫通孔23が形成されており、
その貫通孔23には、作動ロツド24が挿通され
ている。その作動ロツド24の一端側には、摩擦
パツド25が、前記摩擦パツド21に対向するよ
うにして設けられており、作動ロツド24の他端
側には、操作レバー26の基端部が回動可能に支
持されている。摩擦パツド25とばね受け22と
の間には、ばね27が介装されており、これによ
り、摩擦パツド25は常時摩擦パツド21に向け
て付勢され、操作レバー26の基端部は、ばね受
け22に対して当接される。操作レバー26の基
端部当接面は、第9図に示すように、一定の角度
をもつて二面26a,26bが連続するようにな
つており、その一つの面26aとばね受け22と
が当接したときには、摩擦パツド21と25とは
一定の間隔dをもつて開くことになつている。他
方の面26bと操作レバー26の回動軸心との距
離Bは、前記一方の面26aと操作レバー26の
回動軸心との距離Aよりも短くされており、その
両者A,Bの差は、前記一定の間隔Dよりも大き
くなつている。このため、操作レバー26を回動
させて、他の面26bをばね受けに当接させたと
きには、ばね27の作用により摩擦パツド25は
摩擦パツド21に圧着されることになり、ホイー
ルリム7とホイールデイスク4とは一体化するこ
とになる。
したがつて、このような回転規制機構20をテ
ストホイール1に備えつけ、そのようなテストホ
イール1を四輪全輪に用いて、テスト輪だけにつ
いて回転規制を行なうようにすれば、前・後輪の
それぞれのブレーキ引きずりテスト等のテストが
能率的に行なえることになる。
(考案の効果) 本考案は以上述べたように、車検時等における
スピードメータテスト、ブレーキ引きずりテスト
の際に、上記テストホイールをフルタイム四輪駆
動車における前・後輪の一方側に用いるようにす
れば、他方側の車輪を回転させても、その回転力
が、テストホイールの被固定部と、タイヤ保持部
との相対回転により該タイヤ保持部には伝達され
ないことから、スピードメータテスト、ブレーキ
引きずりテストを、プロペラシヤフトを取外して
二輪駆動の状態にしなくても容易に行なうことが
できる。
また、トレツカによる索引の際、上記テストホ
イールを前・後輪側の一方側に用いるようにすれ
ば、トレツカに載らない車輪の回転力を、テスト
ホイールのタイヤ保持部と被固定部との相対回転
により逃がすことができるため、センタデフ等を
焼きつかせることなく、また、索引速度を一定速
度(30Km/hr)以下に制限することなく、フルタ
イム四輪駆動車をトレツカにより牽引することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例に係るテストホイールを
示す断面図、第2図、第3図はホイールデイスク
に形成されるボルト挿通孔の配設パターンの態様
をそれぞれ示す説明図、第4図はスピードメータ
テスト、ブレーキ引きずりテストを示す説明図、
第5図はトレツカによる牽引を示す説明図、第6
図は第2の実施例に係るテストホイールを示す縦
断面図、第7図は第3の実施例に係るテストホイ
ールを示す縦断面図、第8図は第4の実施例を示
す説明図、第9図は第4の実施例を示す要部拡大
図である。 1……テストホイール、2……被固定部、3…
…タイヤ保持部、9……ドライブシヤフト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車軸に対して固定される被固定部と、 前記被固定部の外周側に対して回転可能に設け
    られるタイヤ保持部と、 を有することを特徴とする車両用テストホイー
    ル。
JP5755887U 1987-04-17 1987-04-17 Expired JPH0453567Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5755887U JPH0453567Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5755887U JPH0453567Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63165550U JPS63165550U (ja) 1988-10-27
JPH0453567Y2 true JPH0453567Y2 (ja) 1992-12-16

Family

ID=30887374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5755887U Expired JPH0453567Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0453567Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109397980A (zh) * 2018-09-07 2019-03-01 蔚来汽车有限公司 车辆耐久路试用车轮组件及车辆

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5137789B2 (ja) * 2008-11-18 2013-02-06 独立行政法人交通安全環境研究所 模擬車輪および車両試験装置
JP5285005B2 (ja) * 2010-02-26 2013-09-11 株式会社小野測器 模擬車輪装置
JP2018059894A (ja) 2016-10-05 2018-04-12 株式会社堀場製作所 車両試験システム、試験車両移動方法、及び模擬車輪

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109397980A (zh) * 2018-09-07 2019-03-01 蔚来汽车有限公司 车辆耐久路试用车轮组件及车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63165550U (ja) 1988-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5984422A (en) Inboard mounted wheel end disconnect unit
CN108058540B (zh) 具有与调节环接口连接的密封件的车轮末端组件
JPH0453567Y2 (ja)
CN109219739A (zh) 用于使用在机动车辆的测功机测试中的方法和系统
AU617278B2 (en) Vehicle diagnostic device
GB2197919A (en) Clutch
US2785907A (en) Structure for mounting dirigible wheels
EP0507058A3 (en) Device for testing vehicle wheel-drive transmitting elements under operative load conditions
Bradley et al. Factors affecting the behaviour of rubber-tyred wheels on road surfaces
EP1205335A2 (en) Differential mechanism for a dual wheel assembly
US2871965A (en) Steering drive axle
US1740993A (en) Vehicle brake
US2243181A (en) Tiltable and independently rotatable dual wheels for trucks, etc.
US2338393A (en) Dual wheel assembly
JPS6233640Y2 (ja)
US4029423A (en) Free-wheeling spindle adaptor
BG101042A (en) Wheel pair for transport vehicles
US2069253A (en) Wheel
US1834242A (en) Brake
US20230003618A1 (en) Apparatus and method for testing automated vehicles
US3126073A (en) Brake system for wheel supported vehicles
US1562133A (en) Front-wheel brake for automobiles
JPH0252974B2 (ja)
JPH0111563Y2 (ja)
JPS637537Y2 (ja)