JPH0453527A - 安眠装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は就寝者の睡眠状態を他者に対して通知すること
により就寝者の睡眠を乱さぬさうな行動を他者に促す安
眠装置に関するものである。

従来の技術 従来この種の安眠装置は、例えば特開平１−１２７８３
５号公報に見られるように、就寝者の脳波を検出して睡
眠深度を判定し安眠できるよう空調機の冷暖房の設定温
度を調節するといったように、空調機等の被制御手段を
就寝者の睡眠状態に応じて制御することにより安眠環境
をつくるといったものであった。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、就寝環境は安眠で
きるよう制御されていて、そこで就寝者が安心して睡眠
していても、就寝者以外の他者が室内に出入したり、他
の部屋でＡＶ鑑賞をしたりすると、それらの行為により
発生する騒音、・振動、光線等によって就寝者の睡眠が
乱されるといった課題があった。

本発明はかかる従来の８題を解消するもので、就寝者の
睡眠状態を他者に対して通知することにより就寝者の睡
眠を乱さぬような行動を他者に促す安眠装置を提供する
ことを目的とする。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の安眠装置は、就寝者
の脳波、心拍、呼吸、皮膚電位、作動等の生体信号を検
出する生体信号検出手段と、前記生体信号検出手段に基
づき前記就寝者の睡眠状態を判定する睡眠状態判定手段
と、前記睡眠状態判定手段の出力信号に基づき他者に対
して就寝者の睡眠状態を通知する通知手段とからなる。

作用 本発明の安眠装置は上記の構成によって以下のように作
用する。すなわち、就寝者の脳波、心拍、呼吸、皮膚電
位、体動等の生体信号を生体信号検出手段により検出し
、検出した生体信号基づき睡眠状態判定手段により就寝
者の睡眠状態を判定し、判定した就寝者の睡眠状態を他
者に対して通知し、就寝者の睡眠を乱さぬような行動を
他者に促す。

実施例 以下、本発明の安眠装置の第１の実施例を添付図面に基
づいて説明する。第１図は同実施例の斜視図、第２図は
同実施例のブロック図である１、第１図、第２図におい
て、１は就寝者の作動を検出する生体信号検出手段で、
可撓性のある圧電素子２、約１〜約１０Ｈｚの波形成分
を通過させるフィルタ回路３、増幅回路４、整流回路５
、積分回路６から構成される。圧電素子２はベツド１３
のマツトレス１４上に配設される。７は就寝者の作動に
基づき就寝者の睡眠状態を判定する睡眠状態判定手段で
、比較回路８、タイマ９、判定回路１０から構成される
。１１は他者に対して就寝者の睡眠状態を通知する通知
手段で、ここではＣＲＴ画面で就寝者の睡眠状態を通知
する構成となっており、第１図に示すようにドア１２近
傍に設置される。

上記構成による動作を以下に説明する。ベツド１３上の
就寝者に作動が生起すると圧電素子２が変形を受は電圧
が発生する。圧電素子２の出力信号は信号波形のうち約
１〜約１ＱＨｚの周波数成分のみがフィルタ回路３によ
り通過され、増幅回路４により増幅され、整流回路５に
より整流された後、積分回路６により積分される。第３
図に実際の状況での積分回路の出力信号を示す。図より
入床、離床時や寝返り等のような体動が起こった場合は
大きな出力があり、在床していて安静状態の場合は人体
の心拍や呼吸に伴う微小な体動によりレベルの低い出力
が得られ、離床しているとゼロとなる。比較回路８では
積分回路５の出力信号が第３図中のＶａとｖｂとの間に
ある場合は出力信号がＨｉレベルになり、それ以外の場
合はＬＯレベルとなる。

タイマー９は比較回路８の出力信号がＨｉレベルであれ
ば計時を作動する。ここで、発明者らは寝返り等による
体動と睡眠状態との関係について睡眠実験等による検討
を行なったが、その結果的１５分以上体動がないと入眠
している確率が高いという知見を得た。これにより判定
回路１０ではタイマー９により計時される時間がある設
定値、例えば１５分以上となれば寝床上の人体が入眠し
たと判定し、出力信号がＨｉレベルとなり、１５分未満
であればＬｏレベルとなる。

通知手段１１は判定回路１０の出力信号がＨｉレベルで
ある場合に第４図に示すような表示を行なう。すなわち
、就寝者が入眠状態にあると、通知手段１１により就寝
者が現在入眠状態であることを他者に対して通知する。

上記作用により、就寝者が睡眠している室内に他者が入
室する際に、室内で睡眠している人がいることを他者に
対して通知するので、他者が就寝者の存在を知らずに入
室したり、室外で大きな物音を立てて就寝者の睡眠を乱
すといったことがなく、就寝者は安眠することができる
。

上記実施例では通知手段１１がＣＲＴ画面を有した構成
であったが、本発明の安眠装置の第２の実施例として、
通知手段１１が音声発生部を有した構成としてもよく、
就寝者が入眠状態であることを音声によって他者に通知
することができる。

上記実施例では通知手段１１をドア１２の近傍に設置し
た構成であったが、本発明の安眠装置の第３の実施例と
して、第５図のように通知手段１１をベツド１３のへラ
ドボード１５等に設置するとともに、通知手段１１が光
源部を有し、就寝者が入眠状態である場合は特定の色調
で低照度の光を発生する構成としてもよい。

上記実施例では、就寝者の体動に基づき就寝者の睡眠状
態を判定する構成であったが、本発明の安眠装置の第４
の実施例として、生体信号検出手段１が脳波を検出し、
睡眠状態判定手段７で脳波の周波数分析を行なうことに
より睡眠状態を判定する構成としてもよい。ここで、睡
眠状態判定手段７で脳波の周波数分析を行なうことによ
り睡眠深度を判定し、判定された睡眠深度に応じて色調
を変化する光源部を通知手段１１に有した構成にすれば
、就寝者の睡眠深度を他者に対して通知することができ
るので、就寝者の睡眠が浅いときは特に静かにし、睡眠
が深いときは多少の物音は立ててもよい、といったよう
に就寝者の睡眠深度に対応した行動を他者に対して促す
ことができるといった効果がある。

本発明の安眠装置の第５の実施例を添付図面に基づいて
説明する。第６図は本実施例の斜視図、第７図は本実施
例のブロック図である。本実施例が上記実施例と相違す
る点は、通知手段が、他者の存在を検出する人体センサ
１６と、人体センサ１６と睡眠状態判定手段７中の判定
回路１ｏの出力信号に基づき他者に対して就寝者の睡眠
状態を通知する表示手段１７を有したところにある。人
体センサ１６はドア１２近傍に設置された赤外線センサ
からなり、ドア１２の近傍に人体が存在する場合には出
力信号がＨｉレベルとなり、それ以外の場合にはＬｏレ
ベルとなる。

上記構成により、表示手段１７は判定回路１゜と人体セ
ンサ１６の出力信号がともにＨｉレベルである場合に第
４図に示すような表示を行なう。

すなわち、就寝者が入眠状態で、かつ就寝者以外の他者
がドア１２の近傍に存在すると就寝者が現在入眠状態で
あることを他者に対して通知する。

上記作用により、就寝者が存在する室内に他者が入室し
ようとすると、室内で就寝者が入眠状態である場合にそ
のことを他者に対して表示するので、他者が表示手段１
７へ注目する度合が増す。

特に他者が就寝者の存在を知らずに入室しようとする際
の他者への通知が効果的になり、就寝者は安眠すること
ができる。

上記実施例では人体センサ１６が赤外線を検出して人体
の存在を検出したが、超音波センサや圧力センサ等によ
り人体の存在を検出する構成としてもよい。

発明の効果 以上のように本発明の安眠装置によれば、就寝者の睡眠
状態を検出し、その睡眠状態を他者に対して通知するの
で、就寝者の睡眠を乱さぬような行動を他者に促すこと
ができる。すなわち、就寝者の存在を知らずに他者が就
寝者の近傍で大きな物音を立てて就寝者の睡眠を乱す等
といったことはなく、就寝者は安眠することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例の安眠装置の斜視図、第
２図は同装置のブロック図、第３図は同装置の積分回路
からの出力を示す波形図、第４図は通知手段の出力を示
す平面図、第５図は本発明の第３の実施例の安眠装置の
斜視図、第６図は本発明の第５の実施例の安眠装置の斜
視図、第７図は同装置のブロック図である。 １・・・生体信号検出手段、２・・・圧電素子、３・・
・フィルタ回路、　４・・・増幅回路、５・・・整流回
路、６・・・積分回路、７・・・睡眠状態判定手段、８
・・・比較回路、９・・・タイマ、１０・・・判定回路
、１１・・・通知手段、１６・・・人体センサ、　　１
７・・・表示手段。 代理人の氏名　　弁理士　粟野重孝　はか１名区電素子 通　ｔｌ　　手　６ ト　　　　　７ ベツド マットレス 破 ％ １’ｌｔ’ｌ工　２

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）就寝者の脳波、心拍、呼吸、皮膚電位、体動等の
   生体信号を検出する生体信号検出手段と、前記生体信号
   検出手段に基づき前記就寝者の睡眠状態を判定する睡眠
   状態判定手段と、前記睡眠状態判定手段の出力信号に基
   づき他者に対して就寝者の睡眠状態を通知する通知手段
   とからなる安眠装置。
2. （２）通知手段は、他者の存在を検出する人体センサと
   、前記人体センサと前記睡眠状態判定手段の出力信号に
   基づき他者に対して就寝者の睡眠状態を通知する表示手
   段あるいは音声発生手段を有した請求項１記載の安眠装
   置。