JPH0453027B2 - - Google Patents

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JPH0453027B2
JPH0453027B2 JP59072049A JP7204984A JPH0453027B2 JP H0453027 B2 JPH0453027 B2 JP H0453027B2 JP 59072049 A JP59072049 A JP 59072049A JP 7204984 A JP7204984 A JP 7204984A JP H0453027 B2 JPH0453027 B2 JP H0453027B2
Authority
JP
Japan
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disk
disc
tray
members
positioning
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59072049A
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English (en)
Other versions
JPS60214459A (ja
Inventor
Masanori Sugihara
Atsushi Kurosawa
Akihiko Okamoto
Akira Betsusho
Koshi Shimoda
Toshuki Kimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP59072049A priority Critical patent/JPS60214459A/ja
Publication of JPS60214459A publication Critical patent/JPS60214459A/ja
Publication of JPH0453027B2 publication Critical patent/JPH0453027B2/ja
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はデイスクプレーヤに関し、特にデイス
クを自動的に演奏位置に搬送するデイスク搬送機
構を備えたオートローデイングデイスクプレーヤ
に関する。
背景技術 デイジタルオーデイオデイスク等の情報記録デ
イスクを演奏するデイスクプレーヤが既に開発さ
れて近時一般家庭にかなり普及を見るに至つた。
しかし乍ら、従来のかかるデイスクプレーヤは屋
内の静粛な場所に設置されることを前提として設
計されている故、屋外用として用いるには不向き
であつた。屋外にて使用されるデイスクプレーヤ
に要求される条件としてはデイスク装置が容易で
あること、全体として小型であること、耐振性及
び防塵性が良好であることなどが上げられる。
発明の概要 本発明の目的とするところは屋外用として好適
であり、特に耐振性及び操作性が良好なデイスク
プレーヤを提供することである。
本発明によるオートローデイングデイスクプレ
ーヤは、演奏さるべきデイスクを挿入せしめるス
ロツトを備えたハウジングと、前記ハウジング内
に設けられた演奏手段と、前記デイスクを所定位
置に担持するデイスク担持部を含み前記デイスク
を演奏位置に搬送するデイスク搬送機構と、前記
スロツトから挿入されたデイスクを前記デイスク
担持部の前記所定位置に位置決めする位置決め手
段とを含むオートローデイングプレーヤであつ
て、前記位置決め手段はデイスク挿入路の両側に
前記デイスク担持部のデイスク担持面に略平行な
面内において移動自在に設けられ且つ前記デイス
クの外周に係合し得る一対の位置決め部材と、該
両位置決め部材の双方が互いに近づく方向に付勢
して前記デイスクを挾持せしめ付勢手段とから成
り、前記所定位置にある前記デイスクがデイスク
挿入方向に僅かに押されて前記デイスクがこれに
応動したときに該デイスクの外周と係合して動作
するプレイスタートスイツチが設けられているこ
とを特徴としている。
実施例 以下、本発明の実施例としての車載用オートロ
ーデイングデイスクプレーヤを添付図面を参照し
つつ説明する。
図において参照符1は当該オートローデイング
デイスクプレーヤの全体を示している。
第1図に示される如く、ハウジング2の一部を
構成するフロントパネル3には、演奏さるべきデ
イスク5を挿入する為のスロツト3aが左右方向
に伸長して設けられてい。但し、ここで言う左右
方向とは矢印Yにて示される前方に向つてのもの
である。従つて、図中矢印X方向は左方を示し、
また、矢印Z方向は上方である。なお、デイスク
5は、レーザ光を用いて信号を記録し且つ読み取
る方式のものであつて、外径が約12cmとなつてい
る。フロントパネル3にはまた、当該デイスクプ
レーヤの操作、例えばプレイスタート及びイジエ
クトなどをなすための操作ボタン群6が配設され
ている。
第2図ないし第6図に示されるように、ハウジ
ング2内には支持部材たるシヤーシ7が設けられ
ている。なお、シヤーシ7は本体7aと、該本体
の前端部に固定されたサブシヤーシ7bとから成
る。第1図及び第12図に示されるように、シヤ
ーシ7はハウジング2にゴムにどから成る4つの
防振部材8を介して支持されている。但し、第1
図には左側の2つの防振部材8のみが示されてい
る。シヤーシ7には後述するターンテーブルの回
転面に平行な方向、この場合前後方向(矢印Y方
向及びその反対方向)において移動自在にトレイ
10が設けられている。第6図において特に明ら
かなように、トレイ10はL字状に形成された本
体10aと、該本体の右端部にネジ結合された側
壁部材10bとによつて構成されている。シヤー
シ7の左端部にはブラケツト12が固定されてお
り、トレイ10の左端部は該左端部に突設された
ピン10cがブラケツト12に前後方向に伸長し
て形成された長孔12aに摺動自在に係合するこ
とによつて支持されている。
一方、シヤーシ7の左右両側部には一対の移動
部材13及び14が配置されている。右方の移動
部材14は樹脂などから成り、シヤーシ7の右端
部にトレイ移動方向、即ち前後方向に伸長して固
設されたガイドバー15により摺動自在に支持さ
れたトレイ10の右端部に取り付けられている。
詳しくは、移動部材14は、該移動部材に前後方
向に伸長して形成された長孔14aがトレイ10
の右端部に突設されたピン10eに摺動自在に係
合することによつて支持されているのである。ま
た、左方の移動部材13はトレイ10とブラケツ
ト12との間に位置しており、該移動部材に前後
方向に伸長して形成された長孔13aがトレイ1
0の左端部に設けられたピン10cに摺動自在に
係合することにより支持されている。なお、トレ
イ10の右端部はガイドバー15に、トレイ移動
方向、即ち前後方向において離隔する2支持点に
て摺動自在に係合して支持されている。トレイ1
0の後端部には両端にアーム17a及び17bが
固着された連動シヤフト17が左右方向に伸長し
て設けられており、且つトレイ10に回動自在に
支持されている。アーム17a,17bの先端部
内面にはピン17c及び17dが夫々突設されて
おり、該各ピンは移動部材13,14の各後端部
に上下方向に伸長して形成された長孔13b,1
4bに各々摺動自在に係合している。シヤーシ7
の右端部には回動自在に支持された複数の歯車か
ら成る動力伝達機構19が設けられている。動力
伝達機構19の前方にはモータ20が固設されて
おり、第4図において特に明らかなように、該モ
ータの出力軸に嵌着されたウオーム20aが動力
伝達機構19の初段歯車19aと噛合している。
また、動力伝達機構19の最終段歯車19bは移
動部材14の左側面下端部に該移動部材の移動方
向、即ち前後方向において形成されたラツク部1
4dと噛合せしめられている。なお、最終段歯車
19bとラツク14dとの噛合位置は、トレイ1
0がガイドバー15に摺動自在に係合して支持さ
れる上記2支持点の中点の近傍となつている。
上記したモータ20と動力伝達機構19と、ア
ーム17a,17b等を含む連動シヤフト17と
によつて、移動部材13及び14に駆動力を付与
せしめる駆動力付与手段が構成されている。
トレイ10の下方には移動部材13,14に挟
まれる位置にデイスク5をするコンテナ22が配
置されている。このコンテナ22と、トレイ10
と、移動部材13及び14とによつて、デイスク
担持部が構成されている。なお、コンテナ22の
デイスク担持面には該デイスク担持面とデイスク
5との直接接触を避ける為にフエルトなどから成
る保護膜23が貼設されている。コンテナ22の
左右両端部には一対ずつ、計4本のピン22aが
左右方向に伸長して設けられている。コンテナ2
2はこれら各ピン22aがトレイ10に上下方向
に伸長して形成された4つの長孔10fに摺動自
在に係合することによつて、トレイ10にトレイ
移動方向に垂直な方向、即ち上下方向において所
定範囲内で移動自在に支持されている。コンテナ
22のピン22aはまた、上記長孔10fを通過
した後、移動部材13,14に夫々形成されたカ
ム孔13d及び14dに摺動自在に係合せしめら
れている。カム孔13d及び14dはデイスク挿
入方向、即ち前方から後方に向つて上方、即ち、
コンテナ22が後述するターンテーブルから離れ
る方向に傾斜するテーパ部と、該テーパ部のデイ
スク挿入方向端すなわち後端に連続し後方に伸び
る水平部と、該水平部の後端に連続して上記テー
パ部と平行に伸長するテーパ部とにより構成され
ている。すなわち、移動部材13及び14の前後
方向移動に伴つてコンテナ22が上下動するよう
になされているのである。
次いで、トレイ10が後述するターンテーブル
上の所定位置、すなわち、コンテナ22に担持さ
れたデイスク5の回転中心が該ターンテーブルの
回転軸と略一致する位置に達するまではコンテナ
22をトレイ10に対してロツクし、且つトレイ
10が上記所定位置に達するとコンテナ22のト
レイ10とのロツク状態を解除せしめ且つトレイ
10をハウジング2に対してロツクするロツク・
解除手段について説明する。
第4図及び第6図に示されるように、シヤーシ
7の本体7aの右端部には凹部7cが形成されて
いる。一方、右方の移動部材14には、トレイ1
0が上記ターンテーブル上の所定位置にあるとき
にトレイ移動方向における位置が凹部7cの位置
と一致するようにカム溝14eが形成されてい
る。トレイ10の後端部にはレバー25が揺動自
在に設けられており、該レバーの揺動端部には凹
部7c及びカム溝14eに係合し得るピン26が
突設されている。すなわち、ピン26は凹部7c
及びカム溝14eに選択的に係合するようになつ
ているのである。また、移動部材14にはカム溝
14eに連続して前方に伸びて形成され且つピン
26と摺動自在に係合して、トレイ10がターン
テーブル上の上記所定位置に達した後の移動部材
14の移動を可能とする長孔14fが形成されて
いる。
これら凹部7c、カム溝14e、長孔14f及
びピン26によつて、トレイ10がターンテーブ
ル上の所定位置に達するまではコンテナ22をト
レイ10に対してロツクし、且つトレイ10が上
記所定位置に達するとコンテナ22のトレイ10
とのロツク状態を解除せしめ且つトレイ10をハ
ウジング2に対してロツクするロツク・解除手段
が構成されている。
また、該ロツク・解除手段と、シヤーシ7と、
トレイ10と、コンテナ22と、移動部材13,
14と、動力伝達機構19及びモータ20等から
成る上記駆動力付与手段とによつて、ハウジング
2のスロツト3aから挿入されたデイスク5を演
奏位置、すなわち上記ターンテーブル上に搬送す
るデイスク搬送機構が構成されている。
次に、ハウジング2内に設けられてデイスク演
奏をなす演奏手段について説明する。
第6図に示されるように、上記デイスク搬送機
構の一部であるシヤーシ7の下面には全体として
略コの字状に形成された支持部材28が配置され
ており、且つ柔軟なゴムなどからなる4つの防振
部材29を介してシヤーシ7に取り付けられてい
る。この支持部材28には上記ターンテーブルの
回転面に平行に、この場合前後方向に伸長して設
けられ案内手段として作用する2本のガイドシヤ
フト30a,30bが固定されている。ガイドシ
ヤフト30a,30bには略コ字状に形成された
スライダ31が移動自在に且つ移動方向に関する
両側部、即ち左右両端部にて支持されている。第
9図及び第10図に示される如く、スライダ31
には該スライダの移動方向、即ち前後方向に伸び
るネジ31aが設けられており、該ネジによつて
直方体状のケース33が回動可能に保持されてい
る。すなわち、ケース33はスライダ移動方向に
垂直な面内において回動するのである。なお、ケ
ース33内にはデイスク5の情報記録面にレーザ
スポツト光を照射せしめる対物レンズ33aを含
み該デイスクから情報を読み取るための光学式ピ
ツクアツプ手段(対物レンズ33a以外は図示せ
ず)が担持されている。また、スライダ31及び
ケース33をキヤリツジ34と総称する。
ここで、例えば第2図に示されるように、上記
デイスク搬送機構の一部をなすトレイ10には、
該デイスク搬送機構がデイスク搬送前位置(第2
図に示される状態)にあり且つキヤリツジ34が
ホームポジシヨン、即ち演奏前の静止位置にある
ときに上記対物レンズ33aに対向する円形の開
口部10dが形成されている。この開口部10d
は対物レンズ33aの表面に付着した塵埃等を、
上記デイスク搬送機構を取り外すことなく拭い取
る為に設けられたものである。従つて、詳述しな
いが、デイスク搬送機構の一部を構成する部材で
あつて、デイスク搬送機構及びキヤリツジ34が
上記した演奏前位置にあるときにトレイ10と対
物レンズ33aとの間に介在する部材にも開口部
10dと同様の開口部が形成されていることは言
うまでもない。また、第1図に示されるように、
ハウジング2の上面にも円形の開口部2aが形成
されている。この開口部2aも上記した開口部1
0dと同様、デイスク搬送機構及びキヤリツジ3
4が上述した演奏前の静止位置にあるときに対物
レンズ33aと対向するように位置せしめられて
いる。ハウジング2にはまた、この開口部2aを
閉塞し得る蓋体2bがネジ固定されている。ハウ
ジング2にもこのような開口部を設けたことによ
つて、該ハウジングを取り外すことなく対物レン
ズ33aの清掃が出来るのである。なお、詳述は
しないが、上記開口部10d,2a等を通じて上
記光学式ピツクアツプ手段の光照射パワーの調整
をすることも可能である。
前後するが、第9図及び第10図に示されるよ
うに、スライダ31の移動方向端部にはスライダ
移動方向に垂直な面内において、この場合左右方
向に伸長して長孔31bが形成されている。長孔
31bはケース33の回動一端部に対応して設け
られており、該長孔にはネジ部35aがケース3
3に螺合する偏倚ネジ35の円形頭部35bが嵌
合している。名の通り、偏倚ネジ35のネジ部3
5aの軸中心は円形頭部35bの軸中心に対して
偏倚せしめられている。すなわち、この偏倚ネジ
35を回動することによつて、ケース33が支持
ネジ31aを中心として僅かずつ回動するように
なされているのである。
上記偏倚ネジ35と該偏倚ネジのの円形頭部3
5bが嵌合する長孔31bとによつて、ケース3
3の回動角度位置の調整、すなわち、該ケース内
に設けられた光学式ピツクアツプ手段(図示せ
ず)のいわゆるタンジエンシヤル方向の調整を行
う調整手段が構成されている。なお、かかる調整
が完了した後はネジ31cにて固定する。
第6図及び第11図に示されるように、支持部
材28にはガイドシヤフト30a,30bと平行
に配置されたスクリユーシヤフト37が両端部に
おいて回動自在に取り付けられている。スクリユ
ーシヤフト37の前方にはモータ38が配置され
ており、スクリユーシヤフト37は該モータによ
つてプーリ39等を含む動力伝達手段を介して回
動駆動されるようになされている。第11図にお
いて特に明らかなように、スライダ31には板バ
ネ41が片持梁状に固設されており、該板バネの
自由端部にはスクリユーシヤフト37に螺合する
ハーフナツト42が固設されている。
上記したスクリユーシヤフト37と、モータ3
8と、プーリ39を含む上記動力伝達手段と、板
バネ41と、ハーフナツト42と、これらに関連
する周辺小部材とによつて、キヤリツジ34を駆
動する駆動機構が構成されている。
キヤリツジ34の移動軌跡の延長線上であつ
て、該キヤリツジと該キヤリツジを駆動する上記
駆動機構とによつて挾まれる位置にはターンテー
ブル45が配置されており、且つ支持部材28に
固定されている。第7図において明らかなよう
に、ターンテーブル45は該ターンテーブルを担
持する形で設けられた駆動源たるスピンドルモー
タ46によつて直接回転駆動されるようになされ
ている。第6図及び第9図に示されるように、キ
ヤリツジ34の一部であるケース33にはターン
テーブル45及びスピンドルモータ46のうち、
ケース33に対向する一部が嵌挿可能な切欠部3
3bが形成されている。キヤリツジ34が該キヤ
リツジのホームポジシヨン、即ち演奏前の静止位
置にあるときに、ターンテーブル45及びスピン
ドルモータ46は上記切欠部33b内に嵌挿され
るのである。
第7図及び第8図に示されるように、スピンド
ルモータ46の出力軸46aには保持機構47a
により回動自在に支持されたアイドラ47bが接
触せしめられている。これら保持機構47a及び
アイドラ47bによつて、出力軸46aとこれを
支える軸受部46bとを密接せしめる密接手段が
構成されている。出力軸46aと軸受部46bと
の間には通常約10μm程度のギヤツプが生ずるの
であるが、上記密接手段を設けることによりこの
ギヤツプが補正されて出力軸46a、従つてター
ンテーブル45の回転が正確かつ円滑なものとな
るのである。
上記した支持部材28と、ガイドシヤフト30
a,30bと、キヤリツジ34と、モータ38を
含む上記駆動機構(キヤリツジ34を駆動)と、
ターンテーブル45と、スピンドルモータ46
と、アイドラ47b等から成る上記密接手段と、
これらに関連する周辺小部材とによつて、デイス
ク演奏をなす演奏手段が構成されている。
ここで、支持部材28のシヤーシ7への取り付
け方法について詳述する。
支持部材28のシヤーシ7に対する4つの支持
点即ち防振部材29が配置された位置は、キヤリ
ツジ34の重心の移動軌跡の中点とターンテーブ
ル45の回転軸との間の中点を中心とする円弧上
に等距離に設けられている。防振部材29は当該
車載用オートローデイングデイスクプレーヤを搭
載する自動車の車体振動などの外部振動から上記
演奏手段を保護する為に設けられたものである
が、支持部材28の支持点を上述のように配置し
て該支持点に防振部材29を設けることによつて
防振効果が著しく向上するのである。なお、支持
部材28の支持点を上記のようにしたのはキヤリ
ツジ34の移動に伴う上記演奏手段の重心位置の
変化を考慮してのことであるが、簡易的に、例え
ばキヤリツジ34が移動軌跡の中点にあるときの
上記演奏手段の重心を中心とした円弧上に且つ等
距離に支持部材28の支持点を設け、該支持点に
防振部材29を設けても大なる防振効果が得られ
る。
次いで、演奏位置、即ちターンテーブル45上
に搬送されたデイスク5をクランプするクランプ
機構について述べる。
第2図、第3図及び第6図に示されるように、
コンテナ22の上方であつて移動部材13及び1
4に挾まれる位置に板状の支持部材51が設けら
れている。この支持部材51の左右両端部には一
対ずつ、計4本のピン51aが左右方向に伸長し
て設けられている。支持部材51はこれら各ピン
51aがトレイ10に上下方向に伸長して形成さ
れた4つの長孔10gに摺動自在に係合すること
によつて、トレイ10にトレイ移動方向に垂直な
方向、即ち上下方向において所定範囲内で移動自
在に支持されている。支持部材51のピン51a
はまた、トレイ10の長孔10gに挿通されてい
ると共に、移動部材13,14に各々形成された
カム孔13g及び14gに摺動自在に係合せしめ
られている。カム孔13g及び14gは上記支持
部材51がターンテーブル45から離れる方向、
即ち前方から後方に向かつて上方に直線的に傾斜
している。すなわち、移動部材13及び14の前
後移動に伴つて支持部材51がターンテーブル4
5に対して上下動するようになされているのであ
る。なお、移動部材13及び14に形成されたカ
ム孔13d,13g並びに14d及び14gのう
ち、コンテナ22のピン22aと係合するカム孔
13d,14dを第1カム孔と称し、これに対し
て支持部材51のピン51aと係合するカム孔1
3g及び14gを第2カム孔と称する。なお、こ
の第1カム孔31d,14dのデイスク挿入方向
における全長と第2カム孔13g及び14gのデ
イスク挿入方向および全長とはほぼ等しくなつて
いる。
支持部材51には、ターンテーブル45と協働
してデイスククランプ作用をなす押圧部材52が
回動自在に設けられている。なお、第3図に示さ
れる位置を支持部材51の非クランプ位置と称す
る。また、支持部材51が所定分だけ下方に移動
して押圧部材52がターンテーブル45上に載置
されたデイスクの表面に当接するときの支持部材
51の位置をクランプ位置と称する。支持部材5
1は上記クランプ位置と非クランプ位置との間に
おいて移動するのである。同じく第3図に示され
ているが、押圧部材52は環状に形成されたマグ
ネツト52aを有し、該マグネツトの磁力により
デイスククランプをなす。また、押圧部材52と
これを回動自在に支持する支持部材51は鋼板な
どの磁性材から成り、支持部材51が上記非クラ
ンプ位置にあるときに押圧部材52はマグネツト
52aの磁力によつて支持部材51に吸着される
ようになされている。また、第6図にも示される
如く、押圧部材52の上面にはフエルトなどから
なる緩衝部材52bが貼着されており、支持部材
51が上記非クランプ位置にあるときにおける該
支持部材の振動などによつて押圧部材52の上面
とハウジング2とが直接当接しないようになつて
いる。但し、この緩衝部材52は押圧部材52の
上面に限らず、支持部材51が上記非クランプ位
置にあるときに押圧部材52と対向するハウジン
グ2の一部に設けても良い。
第2図において特に明らかな如く、支持部材5
1の下面には左右一対の挾持板54及び55が押
圧部材52を挾んで配置されており、各々3本ず
つのピン54a及び55aを介して左右方向にお
いて移動自在に支持部材51に取り付けられてい
る。挾持板54,55の各対向部には押圧部材5
2の外周に形成された円周溝52c(第3図示)
内に嵌挿される円弧部54b及び55bが形成さ
れており、該円弧部には押圧部材52の円周溝5
2cの底面に係合し得る2つずつの爪54c,5
5cが突設されている。
支持部材51の下面にはまた、挾持板54,5
5の後方に、左右一対の同期板57,58が配設
され、且つピン57a及び58aを各々介して支
持部材51に回動自在に取り付けられている。各
同期板57,58は各3本のアーム部57c,5
7d,57e並びに58c,58d及び58eを
有している。アーム部57cの先端部には長孔5
7fが形成されており、アーム部58cの先端部
に突設されたピン58fが摺動自在に係合してい
る。また、略前方に突出したアーム部57d,5
8dの各先端部にも長孔57g,58gが形成さ
れており、該両長孔は挾持板54,55に各々突
設されたピン54e及び55eに各々摺動自在に
係合している。すなわち、同期板57及び58は
挾持板54,55の動作を同期せしめる作用をな
すように構成されているのである。なお、挾持板
54と同期板57を第1位置決め部材61と総称
し、これに対して挾持板55及び同期板58を第
2位置決め部材62と総称する。すなわち、これ
ら一対の位置決め部材61,62は押圧部材52
の回転軸に略直角な面内において移動自在に設け
られ、各々例えば2点(爪54c,55c)にお
いて押圧部材52の外周に係合し得るのである。
また、各位置決め部材61及び62は、該両位置
決め部材の一部である挾持板54,55の押圧部
材外周との係合部、即ち爪54c及び55cが押
圧部材外周に近づく方向に、付勢手段たるコイル
スプリング64によつて付勢されている。
上記した位置決め部材61及び62と、コイル
スプリング64とによつて、押圧部材52を支持
部材51上の所定位置に位置決める位置決め手段
が構成されている。また、該位置決め手段と、押
圧部材52と、支持部材51と、これらに関連す
る周辺小部材とによつて、演奏位置、即ち、ター
ンテーブル45上に搬送されたデイスク5をクラ
ンプするクランプ機構が構成されている。
上記した位置決め部材61,62等を含む位置
決め手段は、支持部材51上における押圧部材5
2の位置決めを行なうだけでなく、ハウジング2
のスロツト3aから挿入されたデイスク5をコン
テナ22上の所定位置に位置決めする位置決め手
段としても作用する。第2図及び第6図において
明らかなように、各位置決め部材61及び62は
デイスク挿入路の両側に配置されており、且つコ
ンテナ22(トレイ10及び移動部材13,14
と共にデイスク担持部を構成)のデイスク担持面
に略平行な面内において移動自在となつている。
各位置決め部材61,62の構成部材である挾持
板54,55並びに同期板57及び58の各下面
にはピン部材54f,55f,57h及び58h
が夫々突設されている。これらピン部材54f,
55f,57h及び58hはコンテナ22のデイ
スク担持面に略垂直に伸長しており、デイスク5
の外周に係合する係合部として作用する。なお、
コイルスプリング64は各ピン部材54f,55
f,57h及び58hがデイスク外周に近づく方
向に位置決め部材61,62を付勢している。
ここで、第6図に示されるように、各ピン部材
54f,55f,57h及び58hにはコンテナ
22のデイスク担持面に向つて縮径するテーパが
形成されている。但し、ピン部材57hについて
は示されていない。デイスクローデイング時若し
くはイジエツト時にデイスク5は上記各ピン部材
によつて挾持されるのであるが、デイスク5が挾
持されると同時に該各ピン部材の上記テーパの作
用により生ずる分力によつて、デイスク5はコン
テナ22のデイスク担持面に向けて押圧されるの
である。
次に、上記した位置決め手段によるデイスク挾
持状態を解除せしめる機構について説明する。
第2図及び第6図において示されるように、右
側の移動部材14の上端部にはL字状に形成され
た小ブラケツト71が固設されており、該小ブラ
ケツトにはピン部材72が突設されている。この
ピン部材72は上下方向において伸長しており、
且つ、トレイ10がターンテーブル45上の所定
位置、すなわち、該トレイと共に移動するコンテ
ナ22に担持されたデイスク5の回転中心がター
ンテーブル45の回転軸と略一致する位置に達し
たときに上記位置決め手段の構成部材である同期
板58のアーム部58eの先端にネジ固定された
爪73の前端部と係合するように配置されてい
る。すなわち、トレイ10が上記所定位置に達し
た後の移動部材14の移動に伴つて位置決め部材
61,62が動作せしめられ、位置決め部材6
1,62に設けられたピン部材54f,55f,
57h,58hとデイスク外周との係合状態、即
ち、デイスク挾持状態が解除されるようになされ
ているのである。
第6図において明らかなように、移動部材14
に設けられたピン部材72にはコンテナ22がタ
ーンテーブル45に近づく方向、すなわち下方に
向つて縮径するテーパが形成されている。デイス
ク5をコンテナ22上の所定位置に位置決めする
上記位置決め手段(位置決め部材61,62等か
ら成る)は、上記ピン部材72に当接しつつ摺動
してコンテナ22と共にトレイ移動方向に略垂直
な方向において往復動するのであるが、上記した
ようにピン部材72にテーパが形成されているこ
とによつて該ピン部材と上記位置決め手段との接
触は点接触となるのである。従つて、互いの接触
による抵抗は極めて小さいものとなり、デイスク
ローデイング及びイジエクト動作が円滑となるの
である。また、ピン部材72のテーパの作用によ
り生ずる分力によつて上記位置決め手段は推力を
受けることとなる。
次に、ハウジング2のスロツト3aからデイス
ク5が挿入される際に作用する各機構について説
明する。
第13図に示されるように、ハウジングの前面
部を構成するフロントパネル3に形成されたデイ
スク挿入用スロツト3aの内方には、ゴムなどの
柔軟性材質を板状に形成して成り互いに短手方向
一端部が対向するように配置されて主面にてスロ
ツト3aを閉塞する一対の可撓性長手部材76及
び77が設けられている。各可撓性長手部材7
6,77はその短手方向他端部、即ち非対向側端
部において、断面L字状の一対の固定部材78,
79によつてフロントパネル3に取り付けられて
いる。これら可撓性長手部材76,77並びに固
定部材78,79によつて、スロツト3aを閉塞
する閉塞手段が構成されているのである。
可撓性長手部材76及び77の各対向端部には
円弧状の面取りが施されており、該各可撓性長手
部材とデイスク5との摺接状態が円弧となつてい
る。また、可撓性長手部材76,77の各対向端
部の近傍には薄く形成されて特に撓み易い可撓性
76a及び77aが夫々設けられている。
ところで、可撓性長手部材76及び77は導電
性を有しており、且つ例えば固定部材78,79
を各々介してアースされている。このようにする
ことによつて、スロツト3aから挿入されるデイ
スク5から静電気を取り除くことが出来、デイス
ク5の表面に静電気により付着していた塵埃のハ
ウジング2内への浸入が防止されているのであ
る。なお、可撓性長手部材76,77の材質が例
えばゴムである場合、これに導電性を持たせる方
法としてはカーボン粒子等を混入させることなど
が有効である。
第2図、第5図及び第6図に示されるように、
シヤーシ7の左端部に固設されたブラケツト12
の右側には略前後方向に伸長するレバー85が配
置されており、ピン85aによつてその長手方向
略中央部にてブラケツト12に回動自在に取り付
けられている。このレバー85は移動部材13と
連動して回動するようになされている。一方、レ
バー85の前方には防止部材86が、上下方向
(矢印Z方向及びその反対方向)において移動自
在に設けられている。防止部材86の左端部には
ピン86aが突設されており、該ピンはレバー8
5の前端部に形成された長孔85bに摺動自在に
係合せしめられている。これらレバー85及び防
止部材86によつて、スロツト3aからのデイス
クの二重挿入を防止するデイスク二重挿入防止手
段が構成されている。すなわち、レバー85の回
動に伴つて防止部材86が上下動することによつ
て、該防止部材に設けられた防止部86bがスロ
ツト3aを横切つて、スロツト3aからのデイス
クの挿入を阻止するようになされているのであ
る。
ところで、レバー85は前述したデイスク搬送
機構の構成部材である移動部材13の動きに連動
するようになされているが、このようにデイスク
搬送の為の動力の一部を上記デイスク二重挿入防
止手段を駆動するための動力として利用すること
によつて、該デイスク二重挿入防止手段を駆動す
るための特別な駆動機構が不要となつているので
ある。従つて、プレーヤ全体の小形化及びコスト
の低減が図り易くなつているのである。
第2図、第6図、第14図a,cに示されるよ
うに、ハウジング2の深部であつてデイスク挿入
路上には、スロツト3aから挿入されたデイスク
5をコンテナ22上の所定位置に案内する案内手
段として案内部材91がコンテナ22のデイスク
担持面と対向すべく配置されており、例えばトレ
イ10の下面に固定されている。案内部材91は
例えば鋼板を曲げ加工してなるものであつて、そ
の前端部にはデイスク挿入方向に向つてコンテナ
22のデイスク担持面に近づくように傾斜したテ
ーパ部91aが形成されている。
第2図、第6図及び第14図aに示される如
く、トレイ10の後端部には、スロツト3aから
挿入されてコンテナ22上の上記所定位置に位置
決めされたデイスク5がデイスク挿入方向に僅か
に押されたときに該デイスクの外周と係合するよ
うにプレイ(演奏)スタートスイツチ93が設け
られている。但し、このプレイスタートスイツチ
93は、該プレイスタートスイツチの前方に前後
方向において移動自在に設けられ且つ前方へのバ
イアス力を付与された中間部材94(第14図b
にも示されている)を介してデイスク外周と係合
する。
第2図に示されるように、トレイ10の本体1
0aの右端部下面には上下方向に伸長する支持軸
96が固設されている。支持軸96には、略くの
字状に形成されたアーム97がその略中央部にお
いて回動自在に取り付けらている。アーム97の
両端部下面にはピン97a,97bが各々突設さ
れており、左端側のピン97aが、コンテナ22
上に位置決めされたデイスク5の外周に係合可能
である。支持軸96にはまた、検知スイツチ98
をアーム97の左端部と係合可能に保持するスイ
ツチ保持部材99が揺動自在に取り付けられてい
る。このスイツチ保持部材99は図示せぬコイル
スプリングによつて第2図における時計方向への
バイアス力を付与せしめられている。なお、検知
スイツチ98を介してスイツチ保持部材99に係
合しているアース97も、このコイルスプリング
(図示せず)によつてスイツチ保持部材99と同
方向への反発力を付与されている。
上記した支持軸96、アーム97、検知スイツ
チ98、スイツチ保持部材99及びこれらに関連
する周辺小部材によつて、デイスク5がコンテナ
22上に位置決めされたことを検知する機械的検
知手段が構成されている。また、トレイ10が例
えば第2図に示される位置から後方に所定分だけ
移動して所定位置に達すると、アーム97の右側
端に突設された97bがシヤーシ7の後端部近傍
に設けられた切り起こし部7f当接するようにな
されている。
第6図及び第11図に示されるように、キヤリ
ツジ34の右方には該キヤリツジがホームポジシ
ヨン、即ち演奏開始前の静止位置に復帰したこと
を検知するための検知スイツチ101が設けられ
ている。この検知スイツチ101はキヤリツジ3
4等を支える支持部材28に固定されており、キ
ヤリツジ34の構成部材であるスライダ31に突
設された突起31eが該検知スイツチのアクチユ
エータ101aに係合することにより検知信号を
発するようになされている。
第4図に示されるように、シヤーシ7の右端部
にはトレイ10の一部と係合することによつてト
レイ10が前方移動限界位置に達したことを検知
する検知スイツチ103が固設されている。
また、第6図にも示されるように、シヤーシ7
の右端部であつて検知スイツチ103の後方に
は、移動部材14との一部と係合することによつ
て該移動部材が後方移動限界位置に達したこと、
従つて、デイスクローデイング及びクランプが完
了したことを検知する検知スイツチ104が固設
されている。但し、この検知スイツチ104はブ
ラケツト105を介してシヤーシ7に取り付けら
れている。
尚、前述した操作ボタン群6、プレイスタート
スイツチ93、検知スイツチ98,101,10
3及び104から発せられる各信号はハウジング
2内の所定位置に配設された制御部(図示せず)
に伝達される。これら各信号に応じて該制御部か
ら送られる動作信号によつてモータ20及び38
並びにスピンドルモータ46が後述するタイミン
グにて動作するのである。
次に、上記した構成の車載用オートローデイン
グデイスクプレーヤの動作を演奏手順に沿つて簡
単に説明する。なお、第1図ないし第5図は当該
デイスクプレーヤの演奏前の初期状態を示してい
る。
まず、第1図に示されるようにデイスク5をス
ロツト3aからハウジング2内に挿入する。デイ
スク5は、スロツト3aから挿入されると同時
に、例えば第2図に示される位置決め部材61,
62に設けられたピン部材54f及び55fに係
合し、両位置決め部材61,62をを左右に押し
分けながら進む。左右のピン部材54f及び55
fの軸中心を結ぶ線をデイスク5の回転中心が越
えると、両ピン部材54f,55fがデイスク外
周に近づく方法に付勢されていることから、手に
離してもデイスク5はハウジング2内に引き込ま
れる。また、このとき、案内部材91がデイスク
5を有効に案内して、デイスク5はコンテナ22
上の所定位置に位置決めされる。なお、デイスク
5は4本のピン部材54f,55f,57h及び
58hによつて挾持された状態で位置決められる
ので、一旦位置決めされたデイスクは車体振動等
の外部振動によつてずれることはない。
第15図a,bに示されるように、デイスク5
のコンテナ22上への位置決めがなされると同時
に、デイスク5の外周がアーム97の左側端ピン
97aに係合して、該アームが例えば第15図a
における反時計方向に回動せしめられる。従つ
て、アーム97の左端部が検知スイツチ98に係
合して該検知スイツチを動作させる(第15図b
の状態)。すると、モータ20が回転を開始して
動力伝達機構19を介して移動部材14が後方に
駆動される。但し、第4図及び第6図から明らか
なように、トレイ10に揺動自在に設けられたレ
バー25の揺動端部に突設されたピン26が、移
動部材14に形成されたカム溝14eに係合して
いることによつて、移動部材14はトレイ10に
対しては移動し得ず、従つて、コンテナ22はト
レイ10に対してロツクされている。よつて、モ
ータ20の回転によつて、移動部材14,13と
トレイ10及びコンテナ22の後方への移動のみ
がなされる。なお、上記ピン26はカム溝14e
に係合したままシヤーシ7の右端上を摺動する。
トレイ10及びコンテナ22が所定分だけ後方
に移動してデイスク5がハウジング2内に収納さ
れると略同時に、第15図cに示されるようにア
ーム97の右端部に突設されたピン97bがシヤ
ーシ7の切り起こし部7fに当接する。このよう
にピン97bが切り起こし部7fに当接すること
によつて、アーム97と検知スイツチ98との係
合状態は保たれる。よつて、モータ20は回転を
続け、デイスク5は更に後方に搬送される。これ
に伴つて、アーム97は切り起こし部7fによつ
て第15図cにおける反時計方向に回動せしめら
れ、アーム97のデイスク5との係合状態が解除
される。この状態において、デイスク5の回転中
心はターンテーブル45の回転軸に略一致してい
る。
アーム97とデイスク5との係合状態が解除さ
れるのと同時に、第16図に示されるように、ピ
ン26がカム溝14eを離脱してシヤーシ7に形
成された凹部7c内に入り込む。これによりトレ
イ10はシヤーシ7、従つてハウジング2に対し
てロツクされ、同時に移動部材14のトレイ10
に対するロツク状態、従つて、コンテナ22のト
レイ10に対するロツク状態は解除せしめられ
る。かくして移動部材14及び13のみの後方移
動が続けられて第17図の状態に至る。すなわ
ち、コンテナ22に突設されたピン22aが、移
動部材13,14に夫々設けられてカム孔13d
及び14dに沿つて摺動し、第18図に示される
ように、コンテナ22はデイスク5を担持した状
態で下方に移動する。従つて、デイスク5はター
ンテーブル45上に載置される。このとき、コン
テナ22のデイスク担持面はデイスク5から離
れ、デイスク5はターンテーブル45と共に回転
可能となる。また、移動部材13,14のみの後
方移動によつて、クランプ機構の支持部材51に
突設されたピン51aが、移動部材13,14に
各々形成されたカム孔13g及び14gに沿つて
摺動し、第18図に示されるように支持部材51
と共に押圧部材52がデイスク5に近づき、デイ
スク5はクランプされる。なお、支持部材51の
上下方向における移動ストロークは約8.5mm、ま
た、コンテナ22の上下方向における移動ストロ
ークは約6.5mmとなつている。コンテナ22の移
動ストロークが支持部材51の移動ストロークよ
りも2mm小さくなつているが、これは、コンテナ
22に突設されたピン22aが摺動自在に係合す
るカム孔13d,14dが該カム孔の中間部に水
平部を有しているためにもたらされた結果であ
る。
デイスク5がクランプされると同時に移動部材
14が後方限界位置に達すると、第17図に示さ
れるように該移動部材の一部が検知スイツチ10
4に係合して該検知スイツチが動作せしめられ、
モータ20が停止せしめられる。この状態で演奏
が可能となる。なお、移動部材13の後方への移
動に連動してレバー85が回動せられ、故に防止
部材86によりデイスク挿入用スロツト3aから
のデイスクの二重挿入が防止される。
フロントパネル3に配設された操作ボタン群6
のうち、プレイスタートスイツチ6aが押されて
演奏の為の動作信号が発せられると、ターンテー
ブル45が回転し、同時にキヤリツジ34が動作
し始めて演奏が開始される。
演奏が終了してキヤリツジ34が移動限界位置
に達すると、キヤリツジ34及びターンテーブル
45は停止せしめられ、同時にモータ20が反転
動作を始める。従つて、トレイ10、移動部材1
3,14、コンテナ22、押圧部材52は上述し
たデイスクローデイング時の動作と全く逆の過程
を辿つて演奏前の静止位置に復帰せられる。ま
た、キヤリツジ34もホームポジシヨンに復帰せ
しめられる。
かくしてデイスク5は回収されるのである。
なお、一度演奏を終了したデイスク5を再演奏
したい場合、該デイスクをデイスク挿入方向に僅
かに押すことによりプレイスタートスイツチ93
が動作して再演奏がなされる。
尚、当該オートローデイングデイスクプレーヤ
は車載用として示されているが、家庭用として室
内にても使用可能であることは言うまでもない。
効 果 以上詳述した如く、本発明によるオートローデ
イングデイスクプレーヤにおいてはスロツトイン
形式とすることによりデイスク装填が容易となつ
ていると共に、全体として小形に形成されている
ので屋外用として好適なのである。
また、特に、本発明によるオートローデイング
デイスクプレーヤにおいてはスロツト3aから挿
入されたデイスクをデイスク担持部(トレイ1
0、コンテナ22等から成る)上の所定位置に位
置決めする位置決め手段がデイスク挿入路の両側
に上記デイスク担持部のデイスク担持面に略平行
な面内において移動自在に設けられ且つ少なくと
も2点においてデイスクの外周に係合し得る一対
の位置決め部材(挟持板54,55、同期板5
7,58)と、該両位置決め部材のデイスク外周
との係合部(ピン部材54f,55f,57h,
58h)がデイスク外周に近づく方向に該両位置
決め部材を付勢する付勢手段(コイルスプリング
64)とから構成されている。すなわち、上記デ
イスク担持部上の所定位置に位置決めされたデイ
スクが上記位置決め部材によつて挟持された状態
にて演奏位置に搬送されるようになつているので
ある。従つて、上記所定位置に一旦位置決めされ
たデイスクは外部振動等によつてずれることがな
く、演奏位置に正確に搬送されるのである。すな
わち、ローデイングに関しての耐振性が良好とな
つているのである。
更に、本発明によるオートローデイングデイス
クプレーヤにおいては上記デイスク担持部上の上
記所定位置にあるデイスクがデイスク挿入方向に
僅かに押されたときに該デイスクの外周と係合す
るようにプレイスタートスイツチ93が設けられ
ている。すなわち、演奏を終了したデイスクを再
演奏したい場合、デイスクを挿入方向に僅かに押
してやるだけで再演奏が開始されるのである。例
えばプレーヤを車載用として使用する場合におい
て、運転者がプレーヤの操作を行なうとき、再演
奏の為に小さなスタートスイツチを押さねばなら
ないようになつていたのでは車体振動などの関係
から非常に煩わしいものとなる。そこで、上記の
ようにデイスク挿入スロツトから突出しているデ
イスクの一部を押すだけで再演奏が開始されるよ
うになすことによつてプレーヤの操作性を良好と
したのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車載用オートローデイン
グデイスクプレーヤの全体を示す概略斜視図、第
2図、第3図、第4図及び第5図は該オートロー
デイングデイスクプレーヤの内部構造の各々平面
図、正面図、左側面図及び右側面図、第6図は該
内部構造の要部斜視図、第7図ないし第14図
a,b,cは該内部構造の一部詳細図、第15図
a,b,cないし第18図は該オートローデイン
グデイスクプレーヤの動作を説明する為の図であ
る。 主要部分の符号の説明、2……ハウジング、2
a,10d……開口部、2b……蓋体、3……フ
ロントパネル、3a……スロツト、5……デイス
ク、6……操作ボタン群、6a……プレイスター
トスイツチ、7……シヤーシ、7a……本体、7
b……サブシヤーシ、7c……凹部、7f……切
り起こし部、8……防振部材、10……トレイ、
10a……本体、10b……側壁部材、10c,
10e,17c,17d,22a,26,51
a,54a,54e,55a,55e,57a,
58a,58f,85a,86a,97a,97
b……ピン、10f,10g,13a,13b,
14a,14b,14f,31b,57f,57
g,58g,85b……長孔、12,105……
ブラケツト、13,14……移動部材、13d,
13g,14d,14g……カム孔、14c……
ラツク部、14e……カム溝、15……ガイドバ
ー、17……連動シヤフト、17a,17b……
アーム、19……動力伝達機構、19a……初段
歯車、19b……最終段歯車、20……モータ、
20a……ウオーム、22……コンテナ、23…
…保護膜、25,85……レバー、28,51…
…支持部材、29……防振部材、30a,30b
……ガイドシヤフト、31……スライダ、31
a,31c……ネジ、31e……突起、33……
ケース、33a……対物レンズ、33b……切欠
部、34……キヤリツジ、35……偏倚ネジ、3
5a……ネジ部、35b……円形頭部、37……
スクリユーシヤフト、38……モータ、39……
プーリ、41……板バネ、42……ハーフナツ
ト、45……ターンテーブル、46……スピンド
ルモータ、46a……出力軸、46b……軸受
部、47a……保護機構、47b……アイドラ、
52……押圧部材、52a……マグネツト、52
b……緩衝部材、52c……円周溝、54,55
……挟持板、54b,55b……円弧部、54
c,55c……爪、54f,55f,57h,5
8h,72……ピン部材、57c,57d,57
e,58c,58d,58e……アーム部、5
7,58……同期板、61……第1位置決め部
材、62……第2位置決め部材、64……コイル
スプリング、71……小ブラケツト、76,77
……可撓性長手部材、76a,77a……可撓
部、78,79……固定部材、86……防止部
材、86b……防止部、91……案内部材、91
a……テーパ部、93……プレイスタートスイツ
チ、94……中間部材、96……支持軸、97…
…アーム、98,101,103,104……検
知スイツチ、99……スイツチ保持部材、101
a……アクチユエータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 演奏さるべきデイスクを挿入せしめるスロツ
    ト3aを備えたハウジングと、前記ハウジング内
    に設けられた演奏手段と、前記デイスクを前記演
    奏手段に対して所定位置に担持するデイスク担持
    部10,13,14,22を含み前記デイスクを
    前記演奏手段の演奏位置に搬送するデイスク搬送
    機構と、前記スロツトから挿入されたデイスクを
    前記デイスク担持部の前記所定位置に位置決めす
    る位置決め手段とを含むオートローデイングデイ
    スクプレーヤであつて、前記位置決め手段はデイ
    スク挿入路の両側に前記デイスク担持部のデイス
    ク担持面に略平行な面内において移動自在に設け
    られ且つ前記デイスクの外周に係合し得る一対の
    位置決め部材61,62と、前記両位置決め部材
    の双方を互いに近づく方向に付勢して前記デイス
    クを挟持せしめる付勢手段64とから成り、前記
    所定位置にある前記デイスクがデイスク挿入方向
    に僅かに押されて前記デイスクがこれに応動した
    とき前記デイスクの外周と係合して作動するプレ
    イスタートスイツチ93が設けられているこを特
    徴とするオートローデイングデイスクプレーヤ。
JP59072049A 1984-04-11 1984-04-11 オートローディングディスクプレーヤ Granted JPS60214459A (ja)

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JPS56114168A (en) * 1980-02-15 1981-09-08 Pioneer Electronic Corp Autoloading player
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