JPH0452473A - 熱搬送装置および微粒子生成装置 - Google Patents

熱搬送装置および微粒子生成装置

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JPH0452473A
JPH0452473A JP16352690A JP16352690A JPH0452473A JP H0452473 A JPH0452473 A JP H0452473A JP 16352690 A JP16352690 A JP 16352690A JP 16352690 A JP16352690 A JP 16352690A JP H0452473 A JPH0452473 A JP H0452473A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、熱搬送装置および微粒子生成装置に係り、特
に、氷や潜熱蓄熱材料等の相変化形固体粒子を用いた熱
搬送装置および微粒子生成装置に関する。
[従来の技術] 熱搬送に関する従来技術としては、熱媒体とポンプとを
用いた熱搬送装置や、例えばUSP3゜435.889
号のヒートパイプ等がある。
また、従来の微粒子生成装置には、特開昭48−459
50号に示されたように、液状またはペースト状の物質
を冷媒とともに噴震し微粒子を得る方式や、特開昭58
−127075号に示されたように、物質を冷媒内に滴
下して微粒子を得る方式や、特開昭62−210368
号に示されたように、液体の蒸発ミストと低温ガスとを
熱交換器により直接接触させ、ミストを微粒子化する方
式のもの等がある。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の熱媒体とポンプとを利用した熱搬送装置は、
配管内の摩擦損失が大きく、長距離に亘って熱搬送する
場合は、消費動力が大きくなる。
したがって、長距離の熱搬送装置としては適さな1、)
一方、ヒートパイプは、小さな温度差で大量の熱を輸送
できるが、低温度で使用する場合には、ヒートパイプ内
の蒸気圧が低くなり、熱伝達性能が悪化する。そこで、
低温度域で蒸気圧が適正となる蒸発性液体を用いた場合
、動作を停止して常温に戻した時、蒸気圧が著しく高く
なり、液体の漏れを引き起こし、満足すべき信頼性が得
られなかった。
また、特開昭48−45950号および特開昭58−1
27075号等の微粒子生成装置は、ノズルから液体を
噴霧して微粒子を作るので、粒度が小さくかつ均一な微
粒子を作りにくい。
さらに、特開昭62−210368号の微粒子生成装置
は、液体の蒸発ミストと低温ガスとを熱交換器により直
接接触させ、ミストを微粒子化する。この装置では、ミ
ストが低温ガス内で対流状に強制撹乱されるため、冷却
むらが生じ、粒度が小さくかつ均一な微粒子を得にくい
という欠点があった。
本発明の一つの目的は、熱搬送距離が長い場合でも、消
費動力が少なく、また、蒸発性液体の漏れ出し等が無い
熱搬送装置を提供することである。
本発明の他の目的は、粒度が小さくかつ均一な微粒子が
得られる微粒子生成装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 熱搬送装置に関する上記目的は、氷、潜熱蓄熱材料熱媒
体等の相変化形固体粒子を空気中に浮遊させて所定の場
所まで送る手段と、傾斜パイプ中で重力を利用して前記
相変化形固体粒子を転がしながら送る手段とのいずれか
により達成される。
微粒子生成装置に関する上記目的は、空気等の気体を冷
却用熱交換器によって間接冷却し、水や潜熱蓄熱材の液
体を蒸発させた蒸気を前記気体中に拡散させ、前記蒸気
を冷却して液滴に変え、その液滴を層流状に降下させな
がらさらに固体微粒子に相変化させる手段により達成さ
れる。
すなわち、本発明は、上記−つの目的を達成するために
、冷熱源により冷媒を凝固させ微粒子化する微粒子生成
装置と、生成した微粒子を気体により搬送する手段と、
搬送した微粒子が融解し液化する際の潜熱を外部に取り
出す第1放熱部と、液化した冷媒を前記微粒子生成装置
に戻す手段とからなる熱轡送装置を提案するものである
第1放熱部において微粒子が融解して生じた液体の少な
くとも一部を搬送する手段と、搬送した前記液体の少な
くとも一部を蒸発させる第2放熱部と、第2放熱部で発
生した蒸気を蒸気圧差により微粒子生成装置に戻す手段
とを備えることができる。
第2放熱部で発生した蒸気を蒸気圧差により前記微粒子
生成装置に戻す手段は、蒸気を液化する手段と、液化さ
れた冷媒を微粒子生成装置に戻す手段とを含むことも可
能である。
微粒子を気体により搬送する手段は、具体的にはダクト
を含む。
そのダクトは、微粒子生成装置とこの微粒子生成装置よ
りも低位置の第1放熱部とを接続する傾斜した流路とす
ることが望ましい。
液化した冷媒を前記微粒子生成装置に戻す手段は、第1
放熱部または第2放熱部の液体を液体のまま微粒子生成
装置に戻すパイプとポンプとを含むこともできる。
パイプの第1放熱部または第2放熱部側は、微粒子生成
装置側より高くなるように傾斜しており、ポンプは、前
記パイプ内を重力により落下してきた前記液体を微粒子
生成装置に戻すように動作する。
冷媒を凝固させ微粒子化する微粒子生成装置の冷熱源は
、例えば、液体天然ガスが発生する冷熱または冷凍装置
で発生する冷熱である。
第1放熱部または第2放熱部は、微粒子から放出される
冷熱により超電導体、超電導体利用素子。
超電導利用装置のいずれかを冷却する手段、または、微
粒子から放出される冷熱により空気調和装置、レジャー
ランドの空気調和装置、アイススケート場1人ニスキー
場のいずれかの冷熱源、または、微粒子から放出される
冷熱により発電機、電動機、変圧器、整流器、電子機器
を冷却する手段として応用可能である。
本発明は、また、上記他の目的を達成するために、熱交
換器を備えた冷却部内の気体中に蒸気を拡散させて冷却
し液滴に変える手段と、冷却部内の気体中で前記液滴を
微粒子に変える手段とからなる微粒子生成装置を提案す
るものである。
液滴を微粒子に変える手段は、液滴を冷却部内で層流状
に降下させながら微粒子に変える手段である。
この微粒子生成装置は、冷却部内の気体の分圧を制御し
液滴の生成状態を制御する手段を含むことができる。
いずれの場合も、生成された微粒子を集める微粒子溜と
、集められた微粒子を所定の場所に搬送する手段とを備
えてもよい。
さらに、微粒子を粒径によりふるい分け選別する手段を
備えることも可能である。
冷却部の熱交換器は、冷却部上部の気体を冷却して蒸気
を液滴に変える熱交換器と、その液滴を微粒子に変える
冷却部下部の熱交換器とからなる。
冷却部の熱交換器は、冷媒を共通に使用できる場合は、
液滴を微粒子化する冷却部下部の熱交換器から蒸気を液
滴に変える冷却部上部の熱交換器に向かって冷媒を流す
手段を備えることになる。
微粒子生成装置は、効率的な微粒子生成のために、過冷
却した前記液滴に刺激を与えて微粒子に変える手段を備
えることが望ましい。具体的には。
電気パルス、放射線、超音波等により刺激する。
これらの微粒子生成装置は、先に述べた熱搬送装置の微
粒子生成装置として用いると、極めて小さくかつ均一な
微粒子を供給できる。
[作用コ 本発明の熱搬送装置は、氷、潜熱蓄熱材料、熱媒体等の
相変化形固体粒子を、空気中に浮遊させて搬送し、また
は傾斜パイプ中を重力を利用して転がしながら送るので
、パイプ内の摩擦損失が少なくなる。
相変化形固体粒子は、目的とする場所(放熱部)におい
て、潜熱を放出し、液化する。したがって、この潜熱を
利用すると、同一熱量を搬送するとき。
従来の熱媒体とポンプとを利用する場合と比較して、熱
媒体の量が少なくて済み、消費動力を低減できる。
このような相変化形固体粒子による熱搬送手段は、必ず
しも密閉化する必要は無く、蒸気圧も極めて低いので、
ヒートパイプの場合と比べて、内圧が上昇することがな
く、信頼性の面で有利となる。
さらに、本発明の微粒子生成装置は、間接冷却された気
体中において、蒸気を拡散させて液滴に変え、それを層
流状態で降下させる間に粒子に変えることから、従来の
ノズル法や強制対流撹乱法と比較すると、冷却むらが無
く、小さくかつ均一な粒子を得やすく、制御もしやすい
従来技術の乱流状態においては、各液滴または粒子間で
冷却され方の良いものと悪いものとができるのに対し、
本発明の層流状態では、どの液滴または粒子も均一に冷
却されやすいからである。
[実施例] 第1図は1本発明による熱搬送装置の一実施例の構成を
示す図である。
冷却部5と第1放熱部6とは、ダクト15により連結し
てあり、ダクト15の途中に搬送機(ファン、ブロア等
)7を設けである。冷却部Sには、冷熱を導入するため
の熱交換器3を設けである。
この熱交換器3は、冷熱源1の熱交換器2とパイプ14
とポンプ4とともに循環路を形成する。冷熱源1は、例
えば、冷凍機による冷熱や天然ガスがガス化するときの
冷熱等からなる。第1放熱部6には、熱交換器10を設
けてあり、この熱交換器10はパイプにより利用目的物
と連結しである。
第1放熱部6の下部には、パイプ11を連結し、ポンプ
12と結合しである。ポンプ12と上記冷却部5とはパ
イプ13により連結しである。
冷却部5において生成された例えば水を凍結させた氷、
塩化カルシウム6水塩やポリエチレングリコール等の潜
熱蓄熱材、融点−184°Cのメタン等のパラフィン径
熱媒体等の微粒子8は、搬送機7により第1放熱部6に
搬送され、ここで熱交換器10に放熱しながら、液体9
に変化する。
液体9は、パイプ11を通り、ポンプ12により吸い上
げられ、パイプ13を介して再び冷却部5に戻される。
本実施例においては、詳細を後述するように、液体9を
一度蒸気化し、この蒸気を冷却部5内の空間部で液滴に
変え、その後この液滴をさらに冷却して固体微粒子8に
変える方式を採用している。
本実施例の熱搬送装置は、固体微粒子8が熱交換器10
の周りで相変化する際の潜熱を利用して熱を搬送するの
で、ポンプ12はわずかな液体9を循環させればよく、
その消費動力は極めて小さい。
第2図は1本発明による熱搬送装置の他の実施例の構成
を示す図である。この実施例は、第1放熱部6が冷却部
5よりも低くなるようにダクト15を傾斜させ、微粒子
8がダクト15内を重力により降下するようにしたもの
である。したがって、微粒子8の粒度はある程度大きく
ても、ダクト15内を通して搬送できる。また、この実
施例では。
パイプ11とポンプ12との間に液溜12aを設けであ
る。パイプ11を図示のように傾斜させであるので、第
1放熱部6内の液体9はパイプ11内で重力のみにより
降下し、液溜12aに溜る。
そこで、液溜12a内の液体9をポンプ12により吸い
上げ、パイプ13を介して、冷却部5に導入する。この
ようにすると、液溜12aから冷却部5との間のパイプ
内の液体9の摩擦損失のみを考慮してポンプ12を選定
すればよく、著しく/J1さなポンプでよいことになる
第3図は、本発明の熱搬送装置の他の実施例の構成を示
す図、である。本実施例は、第1放熱部6と別個に第2
放熱部20を設け、第1放熱部6と第2放熱部20とを
パイプ22により連結し、第2放熱部20と冷却部5と
をパイプ23およびパイプ28により連結したものであ
る。パイプ23とパイプ28との間には、熱交換器27
を有する凝縮器25を設けである。
本実施例では、第1放熱部6内の液体9をパイプ22を
通して第2放熱部20に送る。液体9は熱交換器21か
ら熱を受けて蒸発し、蒸気のままパイプ23を通り、凝
縮器25に到達する。蒸気は、凝縮器25において、熱
交換器27内を通る冷媒に熱を放出して液化する。液体
9は、パイプ28を通り、冷却部5に戻される。第2放
熱部20の熱交換器21に与えられた冷熱は、第1放熱
部6よりも温度が高い冷熱利用場所に輸送されて有効利
用される。バルブ24とバルブ26とを閉じれば、第2
放熱部20への冷熱輸送は停止される。
なお、この実施例において、凝縮器25を取り去り、パ
イプ23内の蒸気を冷却部5内に直接導入して冷却し、
固体微粒子を作ってもよい。この実施例において、冷熱
源1に対して、冷却部5゜ダクト15.第1放熱部6.
パイプ11と13゜ポンプ12からなる熱搬送装置を複
数設けることもできる。また、第1放熱部6に対して、
パイプ22.23,28.第2放熱部20.凝縮器25
からなる熱搬送装置を複数設けてもよい。この実施例に
おいて、液体9(微粒子8)の材料は、第2放熱部20
の動作温度を考慮して、それに適合する蒸気圧のものを
選定すれば、系全体の動作を停止したときでも、過度の
内圧の上昇を避けることが可能となる。
第4図は、本発明の熱搬送装置の別の実施例の構成を示
す図である。本実施例が第3図実施例と異なる点は、パ
イプ11と13およびポンプ12が無く、バルブ24.
26も無い点である。第1放熱部6の液体9をすべて第
2放熱部20内に輸送し、その後第2放熱部20で発生
した蒸気をパイプ23を通して冷却部5に連続的に送る
この実施例では、第1放熱部6および第2放熱部20の
冷熱を利用する利用部に関しても図示しである。第1放
熱部6の熱交換器20は、パイプ38とポンプ37とに
より、利用部36の熱交換器35と連結されている。ま
た、第2放熱部20の熱交換器21は、パイプ43と4
2とにより、利用部41の熱交換器40とに連結されて
いる。
また、第1放熱部6下部の主として液体9部には、熱交
換器30が設けである。この熱交換器30は、パイプ3
4とポンプ33とにより利用部32の熱交換器31と連
結されている。
利用部36.利用部32.利用部41は、利用温度が異
なるので、利用方法が必然的に異なってくる。冷熱源1
の冷熱が、約−170°Cの液体天然ガスがガス化する
時の冷熱である場合、利用部36としては、超電導体素
子、超電導利用装置の冷却部や、それらの超電導体素子
を利用した機器やシステム(例えば計算機)が考えられ
る。また、利用部32としては、アイススケート場9人
ニスキー場、レジャーランドの大規模空調システム、お
よび家庭用空調装置等が好適な例として考えられる。第
1放熱部6よりも使用温度の高い第2放熱部20に結合
されている利用部41としては、発電機、電動機、変圧
器、整流器、電子機器等がある。これら利用部36,3
2.41を新たな冷熱源として、利用温度の異なる微粒
子生成装置をさらに駆動してもよい。
第5図は、本発明による微粒子生成装置の一実施例の構
成を示す図である。冷却部5に連結管52を介して、液
溜部5oを設けである。この液溜部50には、バルブ2
9とパイプ28とを介してね液体(水、液状潜熱蓄熱材
、液状熱媒体)9が導入される。熱交換器51は液体9
の加熱手段である。熱交換器51内に温度の高い熱媒体
を流すと、液体9は蒸発し、蒸気圧差によって連結管5
2内を通り、冷却部5内に移動する。冷却部S内の上部
には、冷媒により冷却される熱交換器3を設け、その周
りには、気体53(空気、アルゴン。
窒素、ヘリウム等)を満たし、熱交換器3で冷却しであ
る。連結管52を介して導入される液体9の蒸気は、気
体53内で拡散しながら冷却され、微細な液滴8aとな
る。液滴8aは、冷却部5内を層流状に降下し、下方の
ジャケット状の冷却用熱交換器3aにより間接的に冷却
され、固体の微粒子8に変わる。固体の微粒子8は、下
方の微粒子溜70に集められ、その後ダクト15内に導
入され、さらにファン等の搬送機により、所望の場所に
搬送される。本実施例においては、液溜5゜が無くても
、すなわち蒸気を冷却部5内の気体53中に直接導入し
ても良い。
このように蒸気を気体53中に導入した後、はぼ静止状
の気体53と熱交換しながら蒸気を液滴8aに変え、さ
らにこの液適8aを層流状に降下させながら、徐々に微
粒子に変えるので、各微粒子8の粒径は揃い易い。この
ような熱伝達状態および物質移動状態を作っている冷却
器5の垂直長さを変えることにより、液滴8aおよび微
粒子8の大きさを制御できる。
第6図は、本発明による微粒子生成装置の他の実施例の
構成を示す図である。この例では、液溜部50内の液体
の加熱手段として、ヒータ51を利用しいる。加熱手段
としては、マイクロ波や超音波を利用してもよい。また
、バルブ55とパイプ54とを介して、外部から冷却部
5内へ気体53を導入して、その分圧を調整するように
しである。気体53の分圧を調整すると、蒸気、液滴8
a、微粒子8間の熱伝達状態と物質移動状態とを調節で
き、微粒子8の大きさおよび生成速度を変えられる。な
お、56は分圧を感知するための圧力計である。
この実施例においては、微粒干潮70に左右の仕切板5
7.58を設けてあり、冷却部5内を密閉化して、気体
53の分圧を調整しやすいようにしである。また、冷却
部5内の空間部に2種類以上の分子量の異なる気体を導
入し、密度の相違による成層領域を作り、液滴8aと微
粒子8とのでき具合を調節してもよい。さらに、仕切板
57゜58の近辺には、それぞれダクト15a、15を
設け、仕切板57,58を閉じた後、搬送機59を駆動
し、微粒干潮70に溜った微粒子8を外部に搬送できる
ようにしである。なお、この実施例の熱交換器3aはコ
イル状に巻いて作っである。
第7図は、本発明による微粒子生成装置の他の実施例を
示す図である。この例の微粒干潮70が逆円錐状であり
、その下端部に弁60を設けである。弁60は機械的ま
たは電磁気的に持ち上げられ、弁60と微粒干潮70と
の隙間から、微粒子8を外部に搬出できるようになって
いる。この実施例のコイル状熱交換器3aは、冷却器5
内に入れてあり、液滴8aの冷却効果を高めている。
また、冷却部5の中間部に電極80を設けであるが、こ
れは冷却部5内の空間部に電気パルスを与え、液滴8a
の過冷却を破り、液滴8aを微粒子8に変えるためのも
のである。
過冷却を破る手段としては、放射性物質を用い、放射線
を照射するという方法を採ってもよい。この場合、放射
性物質を冷却装置内に常に配置しておいて放射線を照射
する方式のほかに、必要なときだけ放射性物質を過冷却
部分に近付ける方式や、シャッタを設けて必要な時だけ
冷却装置内に放射線を照射する方式を採用することもで
きる。放射性物質とは、α線源、β線源、γ線源、X線
源である。
さらに、過冷却液滴に超音波を当てる方式を用いること
も可能である。
第8図は、本発明による微粒子生成装置の他の実施例の
構成を示す図である。これは、冷却部5の下方部の熱交
換器3aと上方部の熱交換器3とが、冷却部73で熱的
に結合されている例である。
すなわち、熱交換器3aの後流側のパイプ72が熱交換
部73に入り、熱交換器71を形成している。この熱交
換器71は、熱交換器3のパイプ74と一体形の熱交換
器を形成している。熱交換器3aに流れる熱媒体と熱交
換器3に流れる熱媒体とが同一でよい場合は、パイプ7
2をパイプ74に直接結合すればよい。熱媒体を下方部
の熱交換器3aから上方部の熱交換器3内に流すことが
望ましい。
この実施例において、連結管52は、冷却部5内への突
出部5aを備えており、蒸気を気体53中に拡散しやす
くしている。また、微粒干潮70の上方部には、金網等
のふるい板63を設け、微粒子8に大きさの異なるもの
が含まれている場合、これらをふるい分けるようになっ
ている。ふるい板63の上には、微粒子8を移動させる
ためのスクリュー61を設けてあり、ふるい板63上に
残った微粒子8を通路64内へ移動させ、その複弁66
から所望の場所に搬送できるようになっている。一方、
ふるい板63からこぼれた微粒子8は、微粒干潮70に
集められ、スクリュー62により通路65に運ばれ、そ
の複弁67から所望の場所に送られる。
第9図は、本発明による微粒子生成装置の別の実施例を
示す図である。この実施例においては、冷却部5の上方
部の熱交換器3が下向きの面を有する熱交換板となって
おり、その下部の気体53を半径方向に一様に冷却する
。したがって、気体53中に生成される液滴8aは、流
路の半径方向で均一な粒径のものができる。また、微粒
干潮70上には、棒76がついたスィーパ−75を設け
てあり、これを駆動すると、仕切板58を介して、微粒
子8をダクト15に移動できる。ダクト15の上方部に
は、さらに搬送機59を設けてあり、これを駆動して微
粒子8を所望の場所に運ぶようになっている。
第10図は、本発明による微粒子生成装置のさらに他の
実施例を示す図である。液溜部50は、冷却部5を取り
囲むように環状となっている。連結管52も環状であり
、冷却部5に結合されている。そのため、環状連結管5
2から噴出する蒸気は、冷却部5内の気体53中に均一
に拡散しやすくなる。ジャケット状の熱交換器3aから
分岐した熱交換器3bは、冷却部5内に突出するように
設けてあり、内部の液滴8aを冷却しやすくなっている
。また、この実施例において、微粒干潮70には、凹部
78を有する微粒子落し77を設けてあり、これを回転
させると、冷却部5内の微粒子8を連続的に落下させる
ことができる。このような微粒子落し77を用いると、
冷却部5内の気体53の分圧を一定にしたまま、微粒子
8を外部に取り出すことが可能となる。
第5図から第10図に示した本発明の微粒子生成装置を
、第1図から第4図に示す本発明の熱搬送装置と組み合
わせれば、冷熱源1側または利用部36,32.41側
で、それらの効果は相乗的に作用し、実用効果の高いも
のとなる。
なお、上記説明では、超電導体の冷却装置、空気調和装
置、電子機器の冷却装置等を応用対象として述べたが、
本発明は、半導体ウェハ洗浄装置。
磁気ディスク洗浄装置、セメントかくはん装置等にも応
用可能である。
[発明の効果] 本発明によれば、熱交換器を備えた冷却部内の気体中に
蒸気を拡散させて冷却し液滴に変え、冷却部内の気体中
で液滴を固体の微粒子に変え、この微粒子を気体により
搬送し、微粒子が融解し液化する際の潜熱を外部に取り
出す形で熱を搬送する熱搬送装置が得られるので、次の
効果がもたらされる。
(1)熱搬送装置としての摩擦損失と動力損失とが従来
と比較して著しく減少する。
(2)熱搬送装置の内圧が著しく高まるという事態が無
くなり、信頼性の高い熱搬送装置となる。
(3)本発明の微粒子生成装置は、均一かつ微細な微粒
子を作ることができる。
(4)本発明の微粒子生成装置を本発明の熱搬送装置と
組合わせて使用することにより、それらの実用効果が相
乗的に高まる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による熱搬送装置の一実施例の構成を示
す図、第2図は本発明による熱搬送装置の他の実施例の
構成を示す図、第3図は本発明による熱搬送装置の別の
実施例の構成を示す図、第4図は本発明による熱搬送装
置のさらに他の実施例の構成を示す図、第5図は本発明
による微粒子生成装置の一実施例の構成を示す図、第6
図は本発明による微粒子生成装置の他の実施例の構成を
示す図、第7図は本発明による微粒子生成装置の別の実
施例の構成を示す図、第8図は本発明による微粒子生成
装置のさらに他の実施例の構成を示す図、第9図は本発
明による微粒子生成装置のさらに別の実施例の構成を示
す図、第10図は本発明による微粒子生成装置のもう一
つの実施例の構成を示す図である。 l・・・冷熱源、2,3・・・熱交換器、4・・・ポン
プ、5・・・冷却部、6・・・第1放熱部、7・・・搬
送機、8・・・微粒子、8a・・・液適、9・・・液体
、10・・・熱交換器、11,13.14・・・パイプ
、12・・・ポンプ、15,15a・・・ダクト、20
・・・第2放熱部、21・・・熱交換器。 22.23,28・・・パイプ、 24.26・・・バルブ、25・・・凝縮器、27.3
0.31川熱交換器、 32・・・利用部、33.37・・・ポンプ。 34・・・パイプ、35・・・熱交換器、36・・・利
用部、38.43・・・パイプ、40・・・熱交換器。 41・・・利用部、42・・・ポンプ、50・・・液溜
部、51・・・熱交換器(ヒータ)、52・・・連結部
、52a・・・突出部、53・・・気体、54・・・パ
イプ、55・・・バルブ、56・・・圧力計、57.5
8・・・仕切板、59・・・搬送機、60・・・弁。 61.62・・・スクリュー、63・・・ふるい板、6
4.65・・・通路、66.67・・・弁、68.69
・・・回転棒、70・・・微粒干潮、71・・・熱交換
器、72.74・・・パイプ、73・・・熱交換器、7
5・・・スィーパ−176・・・棒、77・・・微粒子
落し、78・・・凹部、80・・・電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、冷熱源により冷媒を凝固させ微粒子化する微粒子生
    成装置と、 生成した微粒子を気体により搬送する手段と、搬送した
    微粒子が融解し液化する際の潜熱を外部に取り出す第1
    放熱部と、 液化した冷媒を前記微粒子生成装置に戻す手段と からなる熱搬送装置。 2、請求項1に記載の熱搬送装置において、前記第1放
    熱部において微粒子が融解して生じた液体の少なくとも
    一部を搬送する手段と、搬送した前記液体の少なくとも
    一部を蒸発させる第2放熱部と、 第2放熱部で発生した蒸気を蒸気圧差により前記微粒子
    生成装置に戻す手段と を備えたことを特徴とする熱搬送装置。 3、請求項2に記載の熱搬送装置において、第2放熱部
    で発生した蒸気を蒸気圧差により前記微粒子生成装置に
    戻す手段が、前記蒸気を液化する手段と、液化された冷
    媒を前記微粒子生成装置に戻す手段とを含むことを特徴
    とする熱搬送装置。 4、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の熱搬送装
    置において、 前記微粒子を気体により搬送する手段が、ダクトを含む
    ことを特徴とする熱搬送装置。 5、請求項4に記載の熱搬送装置において、前記ダクト
    が、微粒子生成装置と当該微粒子生成装置よりも低位置
    の第1放熱部とを接続する傾斜した流路であることを特
    徴とする熱搬送装置。 6、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の熱搬送装
    置において、 液化した冷媒を前記微粒子生成装置に戻す手段が、第1
    放熱部または第2放熱部の液体を液体のまま微粒子生成
    装置に戻すパイプとポンプとを含むことを特徴とする熱
    搬送装置。 7、請求項6に記載の熱搬送装置において、前記パイプ
    の第1放熱部または第2放熱部側が微粒子生成装置側よ
    り高くなるように傾斜しており、前記ポンプが前記パイ
    プ内を重力により落下してきた前記液体を微粒子生成装
    置に戻すことを特徴とする熱搬送装置。 8、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の熱搬送装
    置において、 冷媒を凝固させ微粒子化する微粒子生成装置の冷熱源が
    、液体天然ガスが発生する冷熱または冷凍装置で発生す
    る冷熱であることを特徴とする熱搬送装置。 9、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の熱搬送装
    置において、 第1放熱部または第2放熱部が、微粒子から放出される
    冷熱により超電導体、超電導体利用素子、超電導利用装
    置のいずれかを冷却する手段であることを特徴とする熱
    搬送装置。 10、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の熱搬送
    装置において、 第1放熱部または第2放熱部が、微粒子から放出される
    冷熱により空気調和装置、レジャーランドの空気調和装
    置、アイススケート場、人工スキー場のいずれかの冷熱
    源となることを特徴とする熱搬送装置。 11、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の熱搬送
    装置において、 第1放熱部または第2放熱部が、微粒子から放出される
    冷熱により発電機、電動機、変圧器、整流器、電子機器
    を冷却する手段であることを特徴とする熱搬送装置。 12、熱交換器を備えた冷却部内の気体中に蒸気を拡散
    させて冷却し液滴に変える手段と、 前記冷却部内の気体中で前記液滴を微粒子に変える手段
    と からなる微粒子生成装置。 13、請求項12に記載の微粒子生成装置において、 前記液滴を微粒子に変える手段が、当該液滴を前記冷却
    部内で層流状に降下させながら微粒子に変える手段であ
    ることを特徴とする微粒子生成装置。 14、請求項12または13に記載の微粒子生成装置に
    おいて、 前記冷却部内の気体の分圧を制御し液滴の生成状態を制
    御する手段を含むことを特徴とする微粒子生成装置。 15、請求項12ないし14のいずれか一項に記載の微
    粒子生成装置において、 生成された前記微粒子を集める微粒子溜と、集められた
    微粒子を所定の場所に搬送する手段と を備えたことを特徴とする微粒子生成装置。 16、請求項12ないし15のいずれか一項に記載の微
    粒子生成装置において、 前記微粒子を粒径によりふるい分け選別する手段を備え
    たことを特徴とする微粒子生成装置。 17、請求項12ないし16のいずれか一項に記載の微
    粒子生成装置において、 前記冷却部の熱交換器が、冷却部上部の気体を冷却して
    蒸気を液滴に変える熱交換器と、当該液滴を微粒子に変
    える冷却部下部の熱交換器とからなることを特徴とする
    微粒子生成装置。 18、請求項17に記載の微粒子生成装置において、 前記冷却部の熱交換器が、液滴を微粒子化する冷却部下
    部の熱交換器から蒸気を液滴に変える冷却部上部の熱交
    換器に向かって冷媒を流す手段を備えたことを特徴とす
    る微粒子生成装置。 19、請求項12ないし18のいずれか一項に記載の微
    粒子生成装置において、 過冷却した前記液滴に刺激を与えて微粒子に変える手段
    を備えたことを特徴とする微粒子生成装置。 20、請求項19に記載の微粒子生成装置において、 過冷却した前記液滴に刺激を与えて微粒子に変える手段
    が、電気パルスを前記液滴に印加する手段であることを
    特徴とする微粒子生成装置。 21、請求項19に記載の微粒子生成装置において、 過冷却した前記液滴に刺激を与えて微粒子に変える手段
    が、放射線を前記液滴に照射する手段であることを特徴
    とする微粒子生成装置。 22、請求項19に記載の微粒子生成装置において、 過冷却した前記液滴に刺激を与えて微粒子に変える手段
    が、超音波を前記液滴に当てる手段であることを特徴と
    する微粒子生成装置。 23、請求項12ないし22のいずれか一項に記載の微
    粒子生成装置を備えた請求項1ないし11のいずれか一
    項に記載の熱搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2809460A1 (fr) 2000-05-24 2001-11-30 Sanden Corp Compresseur du type a pistons entraines en mouvement alternatif
JP2006071247A (ja) * 2004-09-06 2006-03-16 Miyazaki Prefecture 球状氷粒子の製造方法および製造装置
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