JPH0452393B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0452393B2
JPH0452393B2 JP57173154A JP17315482A JPH0452393B2 JP H0452393 B2 JPH0452393 B2 JP H0452393B2 JP 57173154 A JP57173154 A JP 57173154A JP 17315482 A JP17315482 A JP 17315482A JP H0452393 B2 JPH0452393 B2 JP H0452393B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
spring
passage
piston
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57173154A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5963384A (ja
Inventor
Teruo Akyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP57173154A priority Critical patent/JPS5963384A/ja
Publication of JPS5963384A publication Critical patent/JPS5963384A/ja
Publication of JPH0452393B2 publication Critical patent/JPH0452393B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B49/00Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
    • F04B49/22Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00 by means of valves
    • F04B49/225Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00 by means of valves with throttling valves or valves varying the pump inlet opening or the outlet opening

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、可変容量型ポンプにおける制御装置
の可変式トルクコントロール弁装置に関するもの
である。 可変容量型ポンプにおける制御装置の従来例と
しては、特開昭56−12976号公報に示されたもの
がある。 この従来例にあつては、操縦者の指令に応じて
第1、第2の可変容量型ポンプの入力トルクを制
御することができると共に、可変容量型ポンプの
入力トルクを制御することもでき、さらに、過剰
圧力を防止してリリーフロスを低減できるように
したものである。 しかしながら上記従来例にあつては、流量制
御、定トルク制御、カツトオフ制御の各制御
機能を有しているが、さらに下記の要改善点があ
る。すなわち、上記項の定トルク制御は、第3
図に示すように、オペレータのスロツトルレバー
の選択位置によらず常に一定値aであり、この一
定値はエンジン馬力有効利用のため定格点のトル
クに設定することがふつうである。ところが (i) 微妙な作業を行うとき、オペレータはエンジ
ンをスローに絞つて作業することが多く、この
とき、定トルク曲線(通常はバネで折れ線近似
する)、すなわち設定したトルク一定量の負荷
がかかるとエンジン出力トルクb以上のトルク
が負荷され、エンストするという不具合があつ
た。 (ii) また、エンジンを絞つてパーシヤルで作業す
るときには、設定トルクを定格点のトルク以下
にできれば、燃費が低減できるという利点が生
じるが、これまでの定トルク制御では、これが
できなかつた。 本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであ
つて、その目的とするところは、可変容量型ポン
プの定トルク制御のトルクセツトを、スロツトル
レバーの位置に応じて連続的に変更することがで
きて、可変容量型ポンプの定トルク制御時におけ
るエンストを防止でき、またエンジンを絞つてパ
ーシヤルで作業するときに、トルクセツトをこの
エンジンの運転状況に応じて低くできることによ
り、このときの燃費を低減することができるよう
にした可変容量型ポンプにおける制御装置の可変
式トルクコントロール弁装置を提供することにあ
る。 以下本発明を図面を参照して説明する。 1,2は第1、第2の可変容量型ポンプ(以下
これを可変ポンプという。また第1、第2の区別
は符号1,2により代用する)、3は油圧サーボ
の油圧源および制御用の小容量の固定容量型油圧
ポンプ(以下固定ポンプという)で、共通のエン
ジン4により駆動される。5は可変ポンプ1の制
御装置、7は可変ポンプ2の制御装置である。9
は管路11で可変ポンプ1に接続されたバルブ、
10は管路12で可変ポンプ2に接続されたバル
ブで、それぞれ作業装置のアクチユエータ20
5,206,207,208,209,210に
接続されている。13,14は減圧弁で、13の
レバー13−aはバルブ9の各レバー9−a,9
−b,9−cと連動して、レバー9−a,9−
b,9−cの最大変位に応じて変位して、変位置
に応じた制御圧を出力して、管路16により制御
装置5に伝える。同様に減圧弁14のレバー14
−aはバルブ10の各レバー10−a,10−
b,10−cと連動して、レバー10−a,10
−b,10−cの最大変位に応じて変位して、変
位置に応じた制御圧を出力して、管路17によ
り、制御装置7に伝える。15は固定ポンプ3の
吐出管路、18,19は制御装置5,7への分岐
管路、20は固定ポンプ3のリリーフバルブであ
る。21,22は可変ポンプ1,2の吐出圧力を
制御装置に導く管路、また、23は回路の共通の
タンクである。 200は、可変式トルクコントロールバルブ
である減圧弁で、そのレバー200−aは、エン
ジン4の燃料噴射装置のコントロールレバー4−
aにリンク201を介して連結されており、また
リンク201は中間部材202を介してスロツト
ルレバー203に連結されており、スロツトルレ
バー203によりオペレータに操作される。 なお、中間部材202には摩擦クラツチ装置2
04が作用するようにしてあり、摩擦クラツチ装
置204の摩擦力によりコントロールレバー4−
a、レバー200−aはオペレータがスロツトル
レバー203を操作した位置で保持される。 また、205から210は、作業装置等のアク
チユエータで、たとえば205は走行モータ、2
06はブームシリンダ、207はバケツトシリン
ダ、208は走行モータ、209はアームシリン
ダ、210は旋回モータのように構成される。 第2図は制御部である。 可変ポンプ1,2で構成は対称のため、以下可
変ポンプ1側について説明する。制御装置5、減
圧弁13とも、バルブ9は中立位置にあり、可変
ポンプ1は微小斜板角位置にあるときを表わして
いる。 30はケース31内に収容されたサーボピスト
ンで可変ポンプ1とロツド32により連結されて
いる。33はバルブ9が中立時可変ポンプ1を最
小斜板角に保持するためのスプリング、34,3
5はカバーである。 Aは制御装置の入力信号部、Bは案内弁部であ
る。 36は制御ピストンで、アーム37により案内
弁スプール38およびサーボピストン30に連結
している。アーム37は制御ピストン36とピン
39により、またサーボピストン30と案内弁ス
プール38とはスリツト穴と球のかん合により連
結している。40,41はトルク制御および流量
制御用スプリングで、定トルク曲線を2段折れ線
近似するため2本使用している。3段折れ線近似
する場合は3本となる。42,43はバネ座、4
4はバネ力と管路16−aで伝えられたピストン
45にかかる減圧弁13の出力圧を制御ピストン
36に伝えるロツドである。46,47はスプリ
ング40,41の取付高さを調整できるスリー
ブ、48,49はスリーブ46,47のロロツク
ナツト、また50,51はシール部材である。5
2は管路243で伝えられた減圧弁の出力圧
を、その段差部の受圧面でうけるピストン、53
はピストン52の挿入されたスリーブである。5
4は管路16−bで伝えられた減圧弁出力弁をう
けるピストン、55はピストン54のそう入され
たスリーブ、64はカツトオフバルブ6の出力圧
を管路65、ケース内の通路66からうけるピス
トン、67はピストン64の挿入されたスリーブ
で、また95は各ピストン52,54,64のも
れをケースのドレイン室94にもどすドレン通路
である。68は最大斜板角位置調整スクリユ、6
9はこのスクリユ68の挿入されたスリーブで肩
部をフランジ70で保持され、フランジ70は図
示しないボルトによつてケース31に固定されて
いる。91,92はシール部材、93はロツクナ
ツトである。 次に案内弁部Bにつき説明する。 71はスプール38の挿入されたスリーブで、
管路18からのサーボ油圧源は通路72に導かれ
また、ポ−ト72−aは通路73によりサーボピ
ストン30の左側室74に、ポート72−bは通
路75により右側室76に導かれている。77は
非作動時スプールを単に最小斜板側に保持し、か
つアーム37とスプール38、サーボピストン3
0、間のガタを防止するスプリング、78はバネ
座、79はバネ室のドレン通路である。80,8
1はスリーブ71の位置を変えて、サーボ系の中
立位置を調整できるようにしたプラグで、それぞ
れ82,83のカバーにネジ嵌合して左右に移動
させることによりスリーブ71の位置をかける。
84,85はシール部材、86,87はプラグ8
0,81のロツクナツトである、また、88,8
9はカバー34,35のシール部材である。 次に、減圧弁13につき説明する。 100はボデイ99にそう入された制御スプー
ル、101,102は減圧特性を決定するスプリ
ング、103,104はバネ座、106,107
はスプール100とロツト108に取付けられた
スナツプリングでバネ座104,103の位置を
規定している。スプリング101,102の取付
荷重、バネ定数は下表のように設定する。
【表】 108は操作用ロツドでバルブ9と連動して操
作される。 109は減圧弁出力圧をうけてその反力をスプ
ール100に作用させるリアクシヨンピストン、
110は非作動時スプールをブロツクの位置に保
持して、出力圧を無圧に保つためのスプリング、
111,112はカバー、113は元圧通路、1
14は出力圧通路で、それぞれ管路15,16と
接続されている。また115はドレン通路でタン
ク23に通じている。116,117,118は
シール部材である。 前記6はカツトオフバルブである。 そして、120はボデイ、121はボデイ内に
摺動可能に配置されたスプール、21−bは可変
ポンプの吐出圧導入通路、123はその分岐通路
である。6−aはその肩部で分岐通路123から
のポンプ吐出圧をうけるピストン、122はピス
トン6−aの挿入されたスリーブ、124,12
5は通路123のメクラプラグ126は図示しな
いボルトで、ボデイ120にとりつけられたカバ
ー、127はシール部材である。 65はカツトオフバルブの出力圧通路、65−
aはその分岐通路である。6−bはその肩部で、
通路65−aからのカツトオフバルブ出力圧をう
けるピストン、128はピストン6−bの挿入さ
れたスリーブ、129,130はもれを防止する
シール部材で、出力圧の安定化をはかるために必
要である。また131,132は通路のメクラプ
ラグである。6−cはカツトオフ圧力設定用のス
プリング、133はバネ座である。 また、134はスプリング6−cの取付荷重を
変えて、カツトオフ圧力を調整するスクリユ、1
35はスクリユが入つたカバーで、スクリユとね
じ結合すると同時に円筒嵌合部をもち、シール部
材136によりシールしている。137はスクリ
ユ134のロツクナツト、また138はシール部
材である。カバー135は図示しないボルトによ
つてボデイ120に固定されている。 139はスプール121内のドレン通路、14
0はピストン6−a内のドレン通路141はピス
トン6−b内のドレン通路で、これらは通路14
2からタンク23に通じている。 第2図中200は減圧弁である。これはバル
ブボデイ220を備えており、このバルブボデイ
220内にスプール221が挿入されており、ス
プール221の一端はリテーナ222を介して第
1、第2のスプリング224,225に当接して
いる。スプール221は管路242、通路244
により固定ポンプ3の元圧を導入して通路24
5、管路243に減圧した圧力を出力している。
スプリング224は他端をロツド227でうけて
おり、ロツド227はそのねじ部とナツト229
によりロツド228に締結されている。ロツド2
28はレバー200−aとピン結合して、操作さ
れる。また、スプリング225は他端をリテーナ
223でうけており、リテーナ223は反対側の
面を第3のスプリング226で押圧されている。
ここで常に(スプリング226のバネ荷重)>(ス
プリング225のバネ荷重)と設定されており、
リテーナ223は、ロツド228を第2図で左に
操作して、ロツド227の肩部227−aによ
り、左に変位させられる時以外は、スプリング2
26のバネ荷重により、ボデイの肩部220−a
に当接している。 スリーブ232は第1のピストン233を内蔵
し、スリーブ234は第2のピストン235を内
蔵し、スリーブ236は第3のピストン237を
内蔵している。ピストン233は、その肩部で管
路22、通路247より可変ポンプ2の吐出圧を
うけ、ピストン235はその肩部で管路21、通
路246より可変ポンプ1の吐出圧をうけてい
る。また、ピストン237はその右端面に、通路
248を介して減圧弁200の出力圧が作用して
いる。また249はドレン通路で、通路250に
よりタンク23に接続している。238はシール
部材、239はカバー、240はカバーをボデイ
200に固定するボルトである。 次に可変容量型ポンプにおける制御装置の作動
を説明するが、まず上記した可変式トルクコント
ロール弁(減圧弁200)の作動を説明する。 減圧作用していないときには、ロツド228の
位置によらず、スプール221はスプリング22
4,225のバネ荷重により、ピストン237の
右端がスリーブ236の底面236−aに当接す
るまで右行し、通路244と245間は連通して
いる。この状態では、通路244から圧力PP3
云圧を供給すると通路245には圧力PP3が減圧
されないで出力される。 ロツド228が第12図の位置のときを説明す
る(エンジンスロツトルレバーフルに対応)、通
路245の圧力PP3は通路248によりピストン
237の右端面に作用するが、スプリング22
4,225のバネ荷重の方が大のため、スプール
221は減圧作用をしない。また、通路246,
247より可変ポンプ1,2の吐出圧が導かれ、
ピストン233,235の肩部に作用している。
この吐出圧力が上昇するとスプール221を第1
2図で左方に押圧し、ポンプ吐出圧の平均値が
(P1+P2/2)3に達するとスプール221はポート2 51をブロツクし、スプール221の微小なオリ
フイス221−a,221−bにより通路244
と245およびタンク23へ通じている通路24
1が連通される。この状態から減圧用が開始され
る。すなわちピストン233,235にかかる吐
出圧がさらに上昇すると通路245と通路241
間のオリフイス221−bの開口が増加し、通路
244と通路245間の開口221−aが減少す
る。その結果通路245の圧力がPP3より低下し
ピストン237の右端面にかかる圧力も低下す
る。すなわちスプール221はスプリング22
4,225のバネ力により再び右にもどされ、通
路245の圧力は増加方向に復帰し、結局ピスト
ン233とピストン235にかかるポンプ吐出圧
の増加分だけ、通路245の出力圧が低下してス
プール221がバランスすることになる。さらに
ポンプ吐出圧が上昇すると出力圧は低下し、その
特性は第4図の「スロツトルレバーフルのとき」
になる。次に第13図のエンジンスロツトルレバ
ー203がパーシヤルのときを説明する。このと
きは、ロツド228はロツド227の肩部227
−aがリテーナ223に当接するまでひかれて保
持されている。すると、このときのスプリング2
24の荷重は、(スプリング224のバネ定数)×
(ロツド228のストローク)分だけ低下してい
る。その結果、ピストン233,235にかかる
ポンプ吐出圧の平均値が(P1+P2/2)3以下の (P1+P2/2)4から、出力圧の減圧が開始される。そ の後の作動は第12図のときと同様である。第1
4図のエンジンスロツトルレバー203がスロー
のときの作動を説明する。このときロツド228
はロツド227の肩部227−aによりリテーナ
223を第14図で左行させた位置までひかれて
保持されている。このときスプリング224の荷
重は(スプリング224のバネ定数)×(ロツド2
28の第12図の状態からのストローク)だけ減
少し、スプリング225の荷重は(スプリング2
25のバネ定数)×(リテーナ223のストローク
すなわち、第13図の状態からのストローク)だ
け減少し、スプール221に対しては、その和の
荷重分だけ減少している。すなわち第13図から
第14図の間ではわずかのロツド228のストロ
ークで出力圧の減圧開始圧力が大きく低下するこ
とになる。その特性を第15図に示す。減圧を開
始後の作動は、第12図のときと同様である。 前述の第15図の減圧開始特性は、エンジンと
のマツチング特性を考えたときに必要となる。ま
たスプリング224,225のバネ定数を変える
ことにより、第15図の勾配も変更することがで
きる。 次に可変容量型ポンプにおける制御装置の作動
を説明する。 (1) 本制御装置は(a)バルブ操作位置に応じてポン
プ斜板角を変える流量制御、(b)可変ポンプ1,
2の吐出圧力に応じた定トルク制御、(c)リリー
フロス低減のカツトオフ制御、を行なう。 以下それぞれにつき作動を説明する。 なお本項でも可変ポンプ1側について説明す
る。 (2) 流量制御 第6図に可変ポンプ1の圧力−流量特性を示
す、流量制御時はポンプ吐出圧が定トルク曲線
以下の値のときで第6図の斜線部内部のときで
ある。 このときはピストン52にかかる減圧弁の
出力圧による力が、ピストン54,64かかる
力よりも大きいため、ピストン52より左側の
ピストンはスクリユ68に当接した状態で保持
されている。 スプリング40,41の取付荷重、バネ定数
は下表のように設定する。
【表】 バルブ9の操作により減圧弁13が連動して
操作されて、その出力圧が上昇し、ピストン4
5にかかる油圧力がスプリング41の取付荷重
をこえると、スプリング41のバネ力と、油圧
力がつりあう位置までロツド44は第2図で左
に変位して、ピストン36も左に変位する。す
ると、アーム37で連結された案内弁スプール
38も左に変位する。そのためサーボ元圧通路
72とポート72−bが連通して、サーボピス
トン右側室76にサーボ元圧が導入され、サー
ボピストン30はこの油圧力により左に変位す
る。するとアーム37はピン39を支点として
時計まわりに変位して、スプール38を再びも
との位置方向にもどす。サーボピストン30は
スプール38がもとの位置にもどつてポート7
2−bが再びブロツクされるまで変位する。 このとき左側室74は通路73、ポート72
−a、スプール38の通路38−aを通つてケ
ースドレン94に通じる。 すなわち、減圧弁出力圧に応じてサーボピス
トン30が変位しポンプが最小斜板角位置か
ら、減圧弁出力圧に応じた位置まで傾転する。
減圧弁出力圧がさらに上昇するとバネ座43の
左端が、バネ座42の右端に当接してスプリン
グ40がたわみはじめて、このときはスプリン
グ40のバネ定数により減圧弁出力圧とポンプ
斜板角の関係が決まる。いま、スプリング40
の取付荷重を、バネ座42,43が当接したと
きのスプリング41のバネ荷重に等しく設定す
ると、減圧弁出力圧とポンプ斜板角、すなわち
ポンプ吐出量の関係は第7図になる。 次にバルブ9の操作変位と減圧弁出力圧の関
係を説明する。減圧弁13のロツド108は、
前述のようにバルブ9の各レバーのうち最大変
位に比例して変位する。108が第2図で左に
変位すると、スプリング110の取付荷重が最
も低いため、スプリング110がたわんでスプ
ール100が左に変位する。すると、スプール
100の肩部100−aとポート114が連通
してサーボ元圧はキリ穴100−bによりピス
トン109にも作用しその反力がスプール10
0を右に変位させるよう作用する。この位置か
ら減圧作用がはじまり、ロツド108がさらに
左に変位すると9ページの取付荷重の関係より
スプリング101がロツド18を左に変位させ
る力とつり合うまでたわむ。この力はバネ座1
04,103、スプリング102を介してスプ
ール100にも作用し、ピストン109にかか
る減圧弁出力圧も上記力につりあうまで上昇す
る。さらにロツド108の左肩がバネ座103
の右端に当接するとスプリング102がたわみ
はじめて、このときは102のバネ定数により
減圧弁出力圧の変化する勾配がきまる。すなわ
ち減圧弁出力圧の特性はスプリング101,1
02の取付荷重とバネ定数により決定される。
いま、スプリング102の取付荷重とロツド1
08の左肩とバネ座103の右端が当接したと
きのスプリング101のバネ荷重を等しく設定
すると、バルブ操作変位と、減圧弁出力圧の関
係は第8図になる。 ここで、スプリング41とスプリング10
1,40とスプリング102のバネ定数を等し
くすると、バルブ操作の変位に対するポンプ吐
出量の関係を直線関係にすることができる。こ
れを第9図の示す。 但し、バルブ操作変位とポンプ吐出量の関係
が第10図のようにバルブ操作変位に対しては
じめはポンプ吐出量がゆるやかに増加し、その
後、急に増加する方が、アクチユエータを微操
作する上で好ましいときは減圧弁13のスプリ
ング101,102を1本にする。さらには、
スプリング101とスプリング102のバネ定
数をスプリング101が小でスプリング102
が大とすることも可能である。 (3) 定トルク制御 スロツトルレバー203が全開(フル)のと
き。 可変ポンプ1,2の吐出圧が低いときは、ス
プール221はスプリング224,225によ
り右に押圧され通路244と通路245が連通
しており、そのためピストン52にはポンプ3
の元圧PP3が作用しており、制御ピストン36
には力をおよぼさない。 また、ピストン64の左端側の圧力は、カツ
トオフ制御していないときはタンク23に通じ
ており、制御ピストン36には力をおよぼさな
い。このときは減圧弁13の操作により可変ポ
ンプ1の斜板角を任意の位置に制御して流量制
御が行える。 次に、可変ポンプ1,2の吐出圧力が上昇し
てその平均圧が(P1+P2/2)3をこえると、減圧 弁200は減圧作用をはじめ、その出力圧は第
4図の特性で減圧を開始する。いま、説明の便
宜上ピストン54,52の受圧面積が同一とす
る。可変ポンプが最大斜板角位置にあるとする
と、ピストン24には、制御圧PP3が減圧弁1
3から導入されている。ピストン52側の圧力
がPP3から低下しはじめるとピストン54に作
用する第2図で右方向への力の方が大きくなり
ピストン54,52は第2図で右行して制御ピ
ストン36に当接して、このピストン36が右
行してスプリング40の荷重が、ピストン54
とピストン52の力の差分だけ低下して、ピス
トン54,52、スプリング40,41、ピス
トン45の間の力がバランスする。そして、制
御ピストン36が右行した分だけポンプ斜板角
が小さくなる、そのときの制御装置5の特性は
第5図の定トルク曲線の「スロツトルレバーフ
ルのとき」になる。 ポンプ斜板角が最小と最大の間にあるとき
は、ピストン54にかかる圧力は、第7図に示
すようにPP1とPP3の間のある値にある。このと
きはポンプ吐出圧の平均値(P1+P2/2)が (P1+P2/2)3以上に上昇して、減圧弁200の出 力圧が減圧して、ピストン54にかかつている
圧力に等しくなつた値まで減少して、それ以下
に低下すると、ピストン54と52の力の差の
分だけ制御ピストン36を図で右行させ、前述
のようにポンプ斜板角が減少する。このときの
作動を第5図の2点鎖線で示す。 次にスロツトルレバーが半開のときの作動を
説明する。 このときは、減圧弁200は第4図に示すよ
うに、ポンプ吐出圧の平均値が(P1+P2/2)3よ り低い、(P1+P2/2)4から減圧作用を開始する。 したがつてポンプ斜板角も、平均圧が
(P1+P2/2)4のときから減少を開始する。そして その特性は、第5図の「スロツトルレバーハー
フのとき」になる。すなわち、全開のときに比
べて、低いトルクセツトで可変ポンプ1,2は
制御されることになる。 さらにスロツトルレバースローのときは、減
圧弁200は第4図で平均圧が(P1+P2/2)5の ときから、減圧作用を開始するから、ポンプ制
御特性は、第5図の「スロツトルレバースロー
のとき」になり、さらに低いトルクセツトで可
変ポンプ1,2を制御することができ、第3図
に示すようにスロツトルレバースローのときに
定格負荷がかかることによるエンストを防止で
きる。 また、トルクセツトの変更は、スロツトルレ
バーの位置に応じて連続的に行え、さらに減圧
弁200のスプリング224,225のバネ定
数を変更することにより、トルクセツト変更の
こう配も変えることができる。 (4) カツトオフ制御 可変ポンプ1の吐出圧(自己圧)が上昇して
スプリング6−cの設定荷重になると、カツト
オフバルブ6はピストン6−aにかかる吐出圧
によりスプール121が第2図において下方に
作動してポート21−bと管路65が連通し吐
出圧が65に伝わり、65−aによつてピスト
ン6−bに作用して減圧作用を開始する。 すなわち、ピストン6−aに作用する可変ポ
ンプ1の吐出圧と、スプリング6−cのバネ荷
重およびピストン6−bに作用するカツトオフ
バルブ出力圧によりつりあい、このときの減圧
特性は第11図になる。 管路65から通路66に導かれたカツトオフ
出力圧は、ピストン64に作用して、このとき
は、スプリング41はさらにピストン64によ
る力の分だけもどつて、つりあい状態になる。
これは第3図でポンプ吐出圧(P1+P2/2)CO1か ら(P1+P2/2)CO2間に対応する。 第6図でさらに可変ポンプ1,2の吐出圧が
上昇すると、可変ポンプは最小斜板角位置(最
小吐出量Qnio位置)で、圧力のみが回路のリリ
ーフ設定圧力(P1+P2/2)γまで上昇してわず かなリリーフ流量Qnioによりその圧力が保持さ
れる。 本発明は以上詳述したように、バルブボデイ2
20の嵌挿孔220′にスプール221を嵌挿し、
バルブボデイ220に、固定容量型油圧ポンプ3
の吐出側に連通した制御圧入力用の通路244
と、制御装置5,7の入力側に連通する制御圧出
力用の通路245と、第2の可変容量型ポンプ2
の吐出側に連通した第2ポンプ圧入力通路247
と、第1の可変容量型ポンプ1の吐出側に連通し
た第1ポンプ圧入力通路246と、タンク23に
連通した通路250とをそれぞれ嵌挿孔220′
に連通した状態で設け、前記制御圧出力用の通路
245を嵌挿孔220′の他端部に通路248に
て連通し、嵌挿孔220′の一端部側にスロツト
ルレバー203に連係するロツド228に連結し
たロツド227を移動可能に設け、ロツド227
に肩部227−aを設けると共にロツド227に
リテーナ223を移動可能に設け、前記スプール
221の一端部と肩部227−aとの間に第1の
スプリング224を介装すると共にリテーナ22
3とスプール221の一端部との間に第2のスプ
リング225を設け、リテーナ223と嵌挿孔2
20′の一端部との間に第3のスプリング226
を設け、第3のスプリング226のバネ荷重を第
2のスプリング225のバネ荷重より大きくし、
嵌挿孔220′内にスプール221の他端側に並
べて第1、第2、第3のピストン233,23
5,237を嵌挿し、第1、第2のピストン23
3,235に前記通路247,246を介して第
2、第1の容量可変型ポンプ2,1の吐出圧を作
用させると共に第3のピストン237に通路24
8を介して制御装置5,7の入力側に作用する制
御圧力を作用させることを特徴とするものであ
る。 従つて、スロツトルレバー203が全開状態で
はポンプ吐出圧の平均値が(P1+P2/2)3(第4図参 照)に達するとこの状態から減圧作用が開始さ
れ、またスロツトルレバー203がパーシヤルの
ときではポンプ吐出圧の平均値が(P1+P2/2)3以 下の(P1+P2/2)4からの出力圧の減圧が開始され スロツトルレバー203がスローのときではポン
プ吐出圧の平均値が(P1+P2/2)4以下の (P1+P2/2)5から出力圧の減圧が開始されるように 減圧特性を制御できる。 これにより、可変容量型ポンプの定トルク制御
のトルクセツトを、スロツトルレバーの位置に応
じて連続的に変更することができて、可変容量型
ポンプの定トルク制御時におけるエンストを防止
でき、また、エンジンを絞つてパーシヤルで作業
するときに、トルクセツトをこのエンジンの運転
状況に応じて低くできることにより、このときの
燃費を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は可変容量型ポンプの制御装置の構成説
明図、第2図は制御手段の構成説明図、第3図は
可変容量型ポンプの設定トルクとエンジンとのマ
ツチング特性図、第4図,第5図は可変式トルク
コントロールバルブの特性図、第6図はポンプの
圧力−流量特性図、第7図は減圧弁出力圧とポン
プ吐出量の関係図、第8図はバルブの操作変位と
減圧弁の出力圧特性図、第9図はバルブ操作変位
とポンプ吐出量特性図、第10図はバルブ操変位
とポンプ吐出量特性図、第11図はカツトオフバ
ルブ制御特性図、第12図は本発明に係る可変式
トルクコントロールバルブ装置の縦断面図、第1
3図,第14図は同作用説明図、第15図はロツ
ド位置と減圧開始ポンプ吐出圧の関係図である。 1,2は可変ポンプ、5,7は制御装置、6は
カツトオフバルブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 バルブボデイ220の嵌挿孔220′にスプ
    ール221を嵌挿し、バルブボデイ220に、固
    定容量型油圧ポンプ3の吐出側に連通した制御圧
    入力用の通路244と、制御装置5,7の入力側
    に連通する制御圧出力用の通路245と、第2の
    可変容量型ポンプ2の吐出側に連通した第2ポン
    プ圧入力通路247と、第1の可変容量型ポンプ
    1の吐出側に連通した第1ポンプ圧入力通路24
    6と、タンク23に連通した通路250とをそれ
    ぞれ嵌挿孔220′に連通した状態で設け、前記
    制御圧出力用の通路245を嵌挿孔220′の他
    端部に通路248にて連通し、嵌挿孔220′の
    一端部側にスロツトルレバー203に連係するロ
    ツド228に連結したロツド227を移動可能に
    設け、ロツド227に肩部227−aを設けると
    共にロツド227にリテーナ223を移動可能に
    設け、前記スプール221の一端部と肩部227
    −aとの間に第1のスプリング224を介装する
    と共にリテーナ223とスプール221の一端部
    との間に第2のスプリング225を設け、リテー
    ナ223と嵌挿孔220′の一端部との間に第3
    のスプリング226を設け、第3のスプリング2
    26のバネ荷重を第2のスプリング225のバネ
    荷重より大きくし、嵌挿孔220′内にスプール
    221の他端側に並べて第1、第2、第3のピス
    トン233,235,237を嵌挿し、第1、第
    2のピストン233,235に前記通路247,
    246を介して第2、第1の容量可変型ポンプ
    2,1の吐出圧を作用させると共に第3のピスト
    ン237に通路248を介して制御装置5,7の
    入力側に作用する制御圧力を作用させたことを特
    徴とする可変容量型ポンプにおける制御装置の可
    変式トルクコントロール弁装置。
JP57173154A 1982-10-04 1982-10-04 可変容量型ポンプにおける制御装置の可変式トルクコントロ−ル弁装置 Granted JPS5963384A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57173154A JPS5963384A (ja) 1982-10-04 1982-10-04 可変容量型ポンプにおける制御装置の可変式トルクコントロ−ル弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57173154A JPS5963384A (ja) 1982-10-04 1982-10-04 可変容量型ポンプにおける制御装置の可変式トルクコントロ−ル弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5963384A JPS5963384A (ja) 1984-04-11
JPH0452393B2 true JPH0452393B2 (ja) 1992-08-21

Family

ID=15955099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57173154A Granted JPS5963384A (ja) 1982-10-04 1982-10-04 可変容量型ポンプにおける制御装置の可変式トルクコントロ−ル弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5963384A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4613286A (en) * 1984-12-31 1986-09-23 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Constant torque control system for a variable displacement pump or pumps

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5963384A (ja) 1984-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0331076B1 (en) Hydraulic circuit for cylinder
US4367624A (en) Control system for hydraulic actuator
US4599050A (en) Device for controlling displacement of variable displacement hydraulic pump
US4498847A (en) Control system for variable displacement hydraulic pumps
US4835966A (en) Control switching arrangement for a hydraulic power lift
JP3549126B2 (ja) 方向制御弁
US5493950A (en) Variable priority device for swing motor in heavy construction equipment
US4571940A (en) Control device for a hydrostatic gear driven by a drive engine
US4669363A (en) Hydraulic priority control means for at least two servo motors
JPH0452393B2 (ja)
JPH0437280B2 (ja)
US5046310A (en) Load-independent control device for hydraulic load devices
US5092153A (en) Apparatus for controlling variable delivery hydraulic motor upon hydraulically operated vehicle
EP1178219B1 (en) A hydraulic device for controlling a piloting pressure
JPH10267004A (ja) 流体制御方法およびその装置
JPS593187A (ja) 可変容量型ポンプの制御装置
US6030183A (en) Variable margin pressure control
CN216951076U (zh) 外控可调溢流阀组、液压系统和工程机械
JPH02566B2 (ja)
JPS60132180A (ja) リモコン弁
CN212717427U (zh) 一种变功率阀组、变功率控制装置及液压系统
CN217682220U (zh) 一种开式泵控制器及动力设备
JPH0130633Y2 (ja)
US5518091A (en) Slide valve for controlling a bridging clutch in an automatic transmission
JPH0723588Y2 (ja) 可変ポンプの流量調整弁装置