JPH0452338A - 防火目地材 - Google Patents

防火目地材

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JPH0452338A
JPH0452338A JP16484190A JP16484190A JPH0452338A JP H0452338 A JPH0452338 A JP H0452338A JP 16484190 A JP16484190 A JP 16484190A JP 16484190 A JP16484190 A JP 16484190A JP H0452338 A JPH0452338 A JP H0452338A
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JP
Japan
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gasket
resin composition
fire protecting
parts
foaming
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Pending
Application number
JP16484190A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Yasuda
安田 哲夫
Hiroshi Iizuka
弘 飯塚
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MITSUI KINZOKU TORYO KAGAKU KK
National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
MITSUI KINZOKU TORYO KAGAKU KK
National House Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、防火性を有する目地材に関する。
〔従来の技術〕
目地材のうち、目地ガスケット(以下、単に「ガスケッ
ト」と言う)は、一般に樹脂やゴムなどの乾式シーリン
グ材料をあらかじめ所定の形状および大きさの成形品に
加工したものであり、パテなどの湿式シーリング材料に
比べると取り扱いが容易であるという利点を持っている
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、ガスケットは、可燃物であり耐火性がないた
め、火災時に焼失し、目地から炎が進入するのを許して
被害を大きくしてしまう。このようなことを防ぐため、
ガスケットを施工する前に目地底に不燃材(たとえば、
石綿・炭酸カルシウム発泡体)を挿入しておき、その上
にガスケットを施工している。この場合、目地に前記不
燃材を挿入するという作業を行う必要があり、ガスケッ
トの利点である施工の容易さが活かされていない一方、
目地底に不燃材を挿入する場合の欠点は、狭小空間に不
燃材を挿入する手間を費やすことである。さらに、その
上に、ガスケットをはめ込むため取り扱いも煩わしい。
そこで、この発明は、通常時には水密性が充分確保され
、火災時には防火性膜を形成することにより炎の通過を
防ぐことができ、しかも、取り扱いの容易な防火目地材
を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、この発明にかかる防火目地
材は、加熱により発泡炭化層を生成する発泡型防火材が
ガスケットと一体化されてなるものである。
この発明で用いるガスケットは、ゴム状弾性および水密
性を有する乾式シーリング材料からなるものであれば特
に制限はなく、たとえば、エチレン−プロピレン−ジエ
ン三元共重合体(EPDM)などで作られる。この発明
で用いるガスケットの形状は特に制限はなく、たとえば
、通常のガスケットと同様の形状とすることが可能であ
る。すなわち、長手方向の両側面には、目地の内側面に
ゴム状弾性により密着するためのフランジが設けられて
いる。このフランジは、目地に押し込んだガスゲットが
容易に抜は出すのを防ぐため、かえしかつけられていて
もよい。
この発明で用いる発泡型防火材は、加熱により発泡炭化
層を形成し、火災時の温度で消失しないものであればよ
く、たとえば、下記成分(4)、(6)、(Oおよび(
至)を必須成分とする発泡性樹脂組成物が使用される。
(2)ポリオールを含む第1液と、ポリイソシアネート
を含む第2液とからなるポリウレタン樹脂組成物。
旧)ポリリン酸アンモニウム。
(Q 多価アルコール。
(至)アミン基含有化合物。
上記成分(2)は、ポリオールを含む第1液と、ポリイ
ソシアネートを含む第2液とからなるポリウレタン樹脂
組成物である。このように2成分系のポリウレタン樹脂
組成物を用いると、硬化反応がはやく、また、硬化によ
る体積の収縮が少なく、一定の定形物に成形しやすいと
いう利点がある。
このポリウレタン樹脂組成物は、2液性であるため、常
温硬化型である場合が多いが、常温硬化型に限定されな
い。常温硬化型のポリウレタン樹脂組成物を用いると、
低温(たとえば、130℃以下)での成形ができるとい
う利点がある。
前記第1液は、これまで、常温硬化型2液性ポリウレタ
ン樹脂組成物のポリオール成分として慣用されているも
のの中から任意に1種以上を選択することができる。こ
のようなポリオールとじては、たとえば、有機ジカルボ
ン酸と多価アルコールから誘導されるポリエステルポリ
オール、ラクトンから誘導されるポリエステルポリオー
ル、ヒマシ油、ヒマシ油変性ポリオール、ポリエーテル
ポリオール、エポキシ変性ポリオール、シリコン系ポリ
オール、前記ポリエステル単位とポリエーテル単位の両
方を含むポリエーテルポリエステルポリオール、(メタ
)アクリル酸から誘導される(メタ)アクリルポリオー
ルなどの中で分子量300〜3000、水酸基価50〜
350のものを挙げることができる。これらのポリオー
ルは、単独で用いてもよいし、2種以上混合して用いて
もよい、前記有機ジカルボン酸としては、フタル酸、ア
ジピン酸、三量化リルイン酸、マレイン酸などが用いら
れ、前記多価アルコールとしては、エチレングリコール
、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチ
レングリコール、トリメチロールプロパン、ヘキサント
リオール、グリセリン、トリメチロールエタン、ペンタ
エリスリトールなどが用いられる。ラクトンから誘導さ
れるポリエステルポリオールとしては、ポリブチロラク
トン、ポリバレロラクトンなどが挙げられる。ポリエー
テルポリオールとしては、ポリ (オキシプロピレン)
グリコール、ポリ (オキシプロピレン)ポリ(オキシ
エチレン)グリコール、ポリ(オキシブチレン)グリコ
ール、ポリ (オキシテトラメチレン)グリコール、ポ
リ (オキシプロピレン) トリオール、ポリ (オキ
シプロピレン)ポリ (オキシエチレン)トリオール、
ポリ (オキシプロピレン)ポリ (オキシエチレン)
ポリ (オキシプロピレン)トリオールなどが挙げられ
る。
前記第1液において、前記ポリオールと各種の架橋剤と
併用して、反応速度を早くしたり、成形物の機械的な強
度を上げることも可能である。併用される架橋剤として
は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、ベンタンジオール、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコールのような脂肪族ジオール
類、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレン
ジアミン、ペンタメチレンジアミンのような脂肪族ジア
ミン類、アニリン、フェニレンジアミン、4.4′−メ
チレンジアニリン、2.2−ビス(p−アミノフェニル
)プロパン、3.3’−’、;りo。
4.4′−ジアミノフェニルメタン、1,2−ビス(2
−アミノフェニルチオ)エタンのような芳香族アミン類
などが用いられる。
前記第2液中のポリイソシアネートとしては、たとえば
、ヘキサメチレンジイソシアネート、オクタメチレンジ
イソシアネート、トリレンジイソシアネート、1,5−
ナフタレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,
4′−ジイソシアネート、ビフェニル−4,4′−ジイ
ソシアネート、22−ジフェニルプロピレン−p、p’
−ジイソシアネートなどの通常のポリウレタン樹脂塗料
に使用されているポリイソシアネートを用いることがで
きる。
前記第1液と第2液との混合割合は、通常、第1液中の
ポリオール(たとえば、ポリエステルポリオール、ポリ
エーテルポリオール)および架橋剤(たとえば、アミン
成分および/またはジオール成分)の活性水素の合計モ
ル数と、第2液中のポリイソシアフート(たとえば、ジ
イソシアネート成分)のイソシアネート基のモル数がほ
ぼ等しくなるように選ばれるが、所望に応しいずれが一
方を過剰に用いることもできる。
前記成分(6)は、ポリリン酸アンモニウムである。ポ
リリン酸アンモニウムは、脱水触媒であり、加熱環境下
において、有機物を脱水、炭化し、防火炭化層を形成さ
せるとともに、自らも防火性の無機質リン酸膜を形成す
る。また、もう一つの作用としては、加熱により分解し
てアンモニアガスを発生し、加熱により軟化した有機物
を膨張させる発泡剤としての作用も兼ね備えている。
この発明に使用するポリリン酸アンモニウムは、次の2
つの条件■および■を満たしていることが好ましい。
■ 20℃の水に対する溶解率が5重量%以下であるこ
と。ここで、20℃の水に対する溶解率とは、100 
ccの水(20℃)中にポリリン酸アンモニウムLog
を入れ、30分間震盪した後の溶出率を測定して求めた
値である。
■ 加熱による分解温度が130℃以上であること。こ
こで、加熱による分解温度とは、ポリリン酸アンモニウ
ムが加熱により、アンモニアガスを発生して分解する温
度である。
ポリリン酸アンモニウムの20℃の水に対する溶解率が
5重量%を越えると、発泡性樹脂組成物の層の耐水性が
悪くなることがある。また、ポリリン酸アンモニウムの
加熱による分解温度が130℃未満であると、ポリリン
酸アンモニウム、多価アルコール、アミン基含有化合物
などに付着した付着水を完全に除去することができず、
発泡性樹脂組成物が、イソシアネート基と水との反応に
よって生じる水素ガスによって気泡を多く含んだものと
なり、充分な防火性能を発揮しないとともに、機械的な
強度の弱いものになることがある。
脱水触媒として作用し、不燃性の無機質リン酸膜を形成
し、加熱により分解してアンモニアガスを発生するもの
として、各種無機リン酸アンモニウム塩(たとえば、第
一リン酸アンモニウム、第ニリン酸アンモニウム、第三
リン酸アンモニウム)もあるが、上記条件■および■を
満たさないことがある。上記条件■および■を満たすポ
リリン酸アンモニウムとしては、たとえば、住友化学工
業株式会社製のポリリン酸アンモニウム(商品名「スミ
セーフPMJ)などが挙げられる。
成分(6)の添加量は、特に限定はないが、成分(2)
100重量部(以下、「重量部」を単に「部」と言う)
に対して、35〜70部の割合とするのが好ましい。3
5部を下回ると、有機物全体を効果的に炭化することが
できなかったり、充分な発泡も期待できなかったりする
ことがある。また、70部を上回ると、脱水、炭化効果
が大きすぎて充分な膨張、発泡倍率を確保できないこと
がある。
上記成分(Qは、多価アルコールである。多価アルコー
ルとしては、たとえば、モノ、ジ、またはトリペンタエ
リスリトールなどのうちの1種以上が使用される。発泡
性樹脂組成物は、成分(Qが添加されていることにより
、加熱により膨張し、脱水触媒により炭化されて望まし
い発泡炭化層を形成する。すなわち、成分(Qは、発泡
性樹脂組成物に欠くことのできない成分である。成分(
Oの添加量は、特に限定はないが、成分(A1100部
に対して、5〜30部の割合とするのが好ましい。5部
を下回ると、加熱による膨張が不充分であることがある
。また、30部を上回ると、加熱による軟化が大きすぎ
て成形品が炭化する前にダしてしまったり、それ自身が
燃焼剤として作用し、充分な防火性能を発揮しないこと
がある。
前記成分(至)は、発泡剤である。発泡剤としては、加
熱により、窒素、二酸化炭素、アンモニア、水蒸気等の
ガスを発生するものであれば必要に応じて任意に用いる
ことができる。なかでも、窒素ガス、アンモニアガスを
多量に発生させるアミン基含有化合物は、この発明で用
いる発泡剤として一番通している。同アミン基含有化合
物としては、メラミン、ジシアンジアミド、アゾジカル
ボンアミン、尿素などがあり、いずれも使用できる。
成分〕の添加量は、特に限定はないが、成分(2)10
0部に対して、5〜30部の割合とするのが好ましい。
5部を下回ると、発泡剤としての効果が不充分になるこ
とがある。また、30部を上回ると、それ自身が燃焼剤
としても作用し、充分な防火性能を発揮しないことがあ
る。
なお、成分(8)、(Qおよび(至)は、いずれも、上
記第1液の中で混合、分散されることが多く、その関係
上、おのずとその添加量は制約される。しかし、成分(
4)〜(至)の混合は、このやり方に限定されるもので
はない。
なお、上記成分(2)の代わりに、たとえば次のような
樹脂成分(A′)が使用できる。このような樹脂成分(
A′)としては、無溶剤樹脂組成物であり、たとえば、
130℃以下の温度でRIM成形および押し出し成形で
きる樹脂であれば使用できる。これらの樹脂としては、
たとえば、エチレンビニルアセテート樹脂、エチレン酢
酸ビニル樹脂、および、各種合成ゴム(たとえば、プロ
ピレンゴム、クロロブレンゴム、エチレン−プロピレン
−ジエン三元共重合体(EPDM)など)などが使用で
きるが、これらに限定されるものではない。
無溶剤樹脂組成物であることは、RIM成形および押し
出し成形により樹脂組成物の成形物を作る際の成形精度
を確保するのに必要な要因である。また、成形温度が1
30℃よりも高い温度であると、成分(6)のポリリン
酸アンモニウムが分解してアンモニアガスを発生し、成
形物が多孔質となり、単位体積あたりの発泡性樹脂組成
物の含有量が少なくなり、充分な防火性能を発揮しない
成形物となるおそれがある。
上記発泡性樹脂組成物には、上記成分(2)〜(至)の
ほかに、必要に応じて、シリカ、タルク、硫酸バリウム
のような体質顔料、アイアンオキシドイエロー、ライト
イエロー50、アイアンオキシドブラウン、アイアンオ
キシドレッド、ライトプル100、クロムオキシドグリ
ーンGNのような着色顔料、有機スズ化合物、有機鉛化
合物のような触媒、脱水剤など、通常の二液常温硬化型
ポリウレタン樹脂塗料に慣用されている補助成分を含有
させることができる。これらの成分は、たとえば、上記
第1液に含有される。
前記発泡型防火材の形状は、加熱により発泡炭化層を形
成したときに、目地に隙間が生じないように発泡炭化層
が塞ぐようになっているのであって、ガスケットの水密
性を阻害しないのであれば特に制限はない。
この発明の防火目地材は、連続的な製造方法あるいはバ
ッチ式の製造方法など、どのような製造方法により製造
されてもよい。
ガスケットと発泡型防火材を一体化する方法として、た
とえば、下記の4種類の方法がある。
(1)流し込み法 (2)貼り合わせ法 (3)  はめ込み法 (4)一体押出成形法 第1の方法は、たとえば、流し込みにより連続的に防火
目地材を作る方法である。すなわち、裏面側に溝を有す
る形状のガスケットを連続的に成形しつつ、このガスケ
ットの溝に前記発泡性樹脂組成物を流し込んで硬化させ
、ガスケットと前記樹脂組成物の硬化物たる発泡型防火
材とを連続的に一体化するのである。前記樹脂組成物を
ガスケットの溝に注入するには、液状(溶融状態または
溶液状態)の樹脂組成物を圧送式エアレスポンプ、ギヤ
ー式ポンプ、モーノポンプなどで供給し、ノズルなどか
ら吐出して行うことができる。前記樹脂組成物が主液と
硬化剤との2液タイプであれば、供給の途中で主液と硬
化剤とをスタティックミキサー中を通過させて混合して
から吐出すればよい。ガスケントの溝に液状の樹脂組成
物を入れた後、同樹脂組成物を固化(または硬化)させ
ると、ガスケットと樹脂組成物の固化物(または硬化物
)とが一体化する。前記ガスケットの溝は、ガスケット
の長手方向に沿って断続的または連続的に設けられてい
るのがよい。溝を断続的に設ける場合、発泡型防火材が
発泡したときに発泡炭化層が途切れないような間隔で設
ける必要がある。
第1図(a)は、いま述べた流し込み法の1例を表す、
第1図(a)にみるように、押出8191でガスケット
1が連続的に成形されている。このガスケント1は、第
1図fblにみるように、両側面にそれぞれ1つまたは
複数のフランジ11を有しているとともに、上面(施工
時には裏面になる)に長手方向に伸びる溝10を有して
いる。ガスケット1をその底面が表面となるように目地
に押し込んだときに、前記フランジ11が抜は止めとな
るように、かえしかつけられている。連続的に成形され
たガスケット1を移動させながら、前記溝10に、第1
図(C1にもみるように、液状の発泡性樹脂組成物2を
注入する。溝10に発泡性樹脂組成物2が注入されたガ
スケット1を硬化手段93に通し、発泡性樹脂組成物2
の硬化を行う。これにより、第1図(dlにもみるよう
に、樹脂組成物2の硬化物たる発泡型防火材3とガスケ
ラ)1とが一体化した防火目地材4が得られる。同防火
目地材4は、切断手段94で所定の長さに切断される。
前記硬化手段93としては、たとえば、80℃の加熱炉
を使用すれば、成分(2)が常温硬化型2液性ポリウレ
タン樹脂組成物の場合は、2〜3分間で硬化させること
が可能である。
第2の方法は、貼り合わせにより発泡型防火材とガスゲ
ットを一体化する方法である。たとえば、第2図(al
にみる断面を持つように、押出機で成形されたガスケッ
ト12とRIM成形された発泡型防火材31とを接着剤
によって貼り合わすことにより、防火目地材40を作る
。ここで用いる接着剤としては、たとえば、クロロプレ
ンゴム系接着剤などである。接着剤をガスケントおよび
/または発泡型防火材に塗布するには、スプレー、刷毛
塗り、または、ロールなどにより行う。接着剤塗布後、
ガスケットと発泡型防火材とを接着剤を介して合わせ圧
着する。
第3の方法は、嵌め込みにより防火目地材を作る方法で
ある。すなわち、発泡型防火材との嵌め合い部を有する
形状のガスケット、および、ガスケットとの嵌め合い部
を有する形状の発泡型防火材を製造し、これら両者を前
記画表め合い部での嵌め込みにより一体化するのである
。たとえば、第3図(a)にみる断面を持つように、押
出機で成形されたガスケット14とRIM成形された発
泡型防火材33とを、ガスケットの凹部はめ合い部15
に発泡型防火材の凸部はめ合い部34を併せて加圧する
と、一方のはめ合い部が他方のはめ合い部に圧入される
。これにより、両者は、嵌め合い部で引っ掛かり合って
外れなくなり、一体化する。はめ合い部の凹凸は、上記
のものに限定されない。
第4の方法は、ガスケットと発泡型防火材とを同時に押
出により連続成形する方法である。成分(2)の代わり
に樹脂成分(A′)として、たとえば、エチレンビニル
アセテートm11M、エチレン酢酸ビニル樹脂、および
、各種合成ゴム(たとえば、プロピレンゴム、クロロプ
レンゴム、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体
(EPDM)等)などを使用した場合には、このような
製造方法が好ましい。このようにして製造するようにす
ると、生産性が高く、ランニングコストが下がり、複雑
な形状加工が容易にできる。たとえば、第4図にみるよ
うに、ガスケット16と発泡型防火材35が、押出成形
により一体化している。接合部は、互いに融着している
。必要に応じて、ガスケットを形成するゴムの加硫を行
う。
なお、第1図から第4図までの図において、同じものに
は同じ番号・記号を付して説明を省略している。
〔作   用〕
ガスケットと発泡型防火材とが一体化されているので取
り扱いが容易であり、通常時にはガスケットにより水密
性が確保され、加熱時にガスケットが焼失したとしても
、発泡型防火材が発泡炭化層を形成するため、炎が目地
を通過するのが防がれる。
〔実 施 例〕
以下に、この発明の具体的な実施例および比較例を示す
が、この発明は下記実施例に限定されない。
ガス −        i の EPDM (エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合
体)100部、酸化亜鉛5部、□粉末硫黄9部、ステア
リン酸3部、パインクール4部、ベンゾ)アゾールジサ
ルファイド(促進剤DM)1部、カーボンブランク50
部、珪砂粉25部、炭酸カルシウム25部を均一に混合
して、ガスケット用樹脂組成物い)を得た。
火         (ii)  の調110〜130
℃に加熱したポリエステルポリオール(平均分子量=g
00、OHV (水酸基価)=160)63.7部にポ
リリン酸アンモニウム〔商品名[スミセーフPMJ住友
化学工業株式会社製)64.0部、ジペンタエリスリト
ール26.7部、および、メラミン10.0部を加え、
引き続き110〜130℃、0〜5■Hgの減圧条件下
で3〜5時間攪拌を行い、水分の含有量を500pp−
以下にした。その後、3,3′−ジクロロ−4゜4′−
ジアミノジフェニルメタン(デュポン社製の商品名rM
OcAJ)3.9部、MDA(4,4’メチレンジアニ
リン)0.6部、脱水剤(合成ゼオライト)3.0部お
よび有機スズ触媒〔ジプチルチンジラウレー) (DB
TDL))0.02部を添加し、同じ条件下でさらに3
0分間攪拌を継続した後、攪拌を止め冷却した。この冷
却物と、酸変性4.4′−ジフェニルメタンジイソシア
ネートからなる第2液31.8部とを羽根付攪拌機(デ
イスパー)により混合して防火性樹脂組成物(ii)を
得た。
火         (iii )  のエチレンビニ
ルアセテート41fMf末(130℃以下の温度で成形
可能なもの)100部、ポリリン酸アンモニウム〔商品
名[スミセーフPMJ住友化学工業株式会社製〕63部
、ペンタエリスリット27部、メラミン10部、D、0
.P (ジ2−エチルへキシルフタレート)10部を均
一に混合して防火性樹脂組成物(iii )を得た。
一実施例1 樹脂組成物(i)を用いて、第1図に示すような断面形
状を持つ、押出成形したガスケット1の溝10に、液状
の防火性樹脂組成物(ii)2を流し込み、80℃で5
分間の条件で硬化させ、ガスケット1と防火性樹脂組成
物(ii )の硬化物たる発泡型防火材3とを一体化し
て防火目地材4を得た。なお、寸法a=3fl、b=1
0w、g=12鶴であった・ 実施例2− 樹脂組成物(i)を用い押出成形で得た、第2図に示す
ような断面形状を持つガスケット12と、防火性樹脂組
成物(ii )を用いRIM成形で製造した、第2図に
示すような断面形状を持つ発泡型防火材31とをクロロ
プレンゴム系接着剤で貼り合わせて一体化し、防火目地
材40を得た。なお、寸法c=8m、d=101m、h
=12mであった。
実施例3− 樹脂組成物(i)を用い押出成形で得た、第3図に示す
ような断面形状を持つガスケット14と、防火性樹脂組
成物(ii)を用いて第3図に示すような断面形状を持
つ形状にRIM成形して得た発泡型防火材33とをはめ
合わせ部たる凹部15と凸部34の形成された面で対向
させ、圧着によより一体化し、防火目地材41を得た。
なお、寸法e=8m、f=10m、i=12mであった
−実施例4− 樹脂組成物い)と防火性樹脂組成物(iii )を用い
て、第4図に示すような断面形状を持つ防火目地材42
を130℃で連続押出成形により一体化し、130℃以
下の温度で加硫して防火目地材42を得た。なお、寸法
c=8ms、d=10m、h=12mであった。
一比較例一 実施例1で用いたガスケットのみからなる目地材を作っ
た。
上記実施例および比較例の各目地材について、防火試験
を行い、結果を第1表に示した。
なお、実施例1〜4の各防火目地材は、その発泡型防火
材の断面積が後述の目地の断面積の約1/4程度とされ
ていた。これは、通常、発泡型防火材が目地断面積の約
174以上であれば、目地の開きなどにも対応して防火
性能を発揮するからである。
固芝U虹が汰 第5図(alにみるように、木質のパーティクルボード
(148鶴×148fl×12額)100の上に、フラ
イアッシュスラグセメント系(=NFC:ノン石綿)外
装材(65MX 140mX 12tm)200を2枚
並べて貼り合わせ、幅10mmの目地部300を作製し
た。同目地部300に、発泡型防火材400とガスケッ
ト500を一体化した防火目地材をガスケットが外側と
なるようにして入れた(比較例はガスケットのみを入れ
た)。この挿入は、たとえば、押し込みによりなされる
が、このとき、防火目地材の左右のフランジがたわみ、
そのゴム状弾性による回復力で外装材5000目地側側
面に圧着され、水密性が確保されると考えられる。
第5図(b)にみるように、この目地部300のガスケ
ット500側に、900℃の炎を30分間当て、30分
後の裏面温度を熱電対により測定した。また、加熱試験
後の防火目地材の状態、裏面やパーティクルボードへの
炎の侵入の有無について観察を行った。図中、600は
ガスバーナー、7は熱電対差し込み穴、8は熱電対であ
る。
第  1  表 第1表にみるように、実施例の各防火目地材は、炎によ
る加熱時に発泡炭化層が形成されて目地が塞がれ、炎の
進入がなかった。これに対し、比較例の目地材は、加熱
5分後にガスケットが燃焼と変形により脱落し、パーテ
ィクルボードに炎が進入したので、炎をあてるのをスト
ップした。
なお、実施例および比較例の目地材は、水密性に差はみ
られなかった。
〔発明の効果〕
この発明にかかる防火目地材は、加熱により発泡炭化層
を生成する発泡型防火材がガスケットと一体化されてな
るので、防火性を有し、取り扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明にかかる防火目地材を製造する方法
の1例を表し、同図(a)はその全体の説明図、同図(
bl〜(dlはその例を工程順に表す断面図、第2図は
、この発明にかかる防火目地材を製造する方法の別の1
例を表し、同図(alおよび(b)はその例を工程順に
表す断面図、第3図は、この発明にかかる防火目地材を
製造する方法の別の1例を表し、同図(a)および(′
b)はその例を工程順に表す断面図、第4図は、この発
明にかかる防火目地材の1実施例を表し、第5図(al
および世)は実施例および比較例での試験方法の説明図
である。 1.12.14.16・・・ガスケット 2・・・液状
の防火性樹脂組成物 3,31.33.35・・・発泡
型防火材 4゜ 40゜ 41゜ 2・・・防火目地材 0・・・ガスケラ トの溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 加熱により発泡炭化層を生成する発泡型防火材が目
    地ガスケットと一体化されてなる防火目地材。
JP16484190A 1990-06-21 1990-06-21 防火目地材 Pending JPH0452338A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04130608U (ja) * 1991-05-22 1992-11-30 西川ゴム工業株式会社 耐火目地ガスケツト
JP2006052536A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 C I Kasei Co Ltd 土木建築用目地シール材とそれを用いたシールドトンネル構造物のシール構造

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