JPH0452143A - インクジエツト記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インクジェット記録装置に係り、特にインク
粒子の作成に好適な加振体の支持機構に関する。

〔従来の技術〕

一般に振動式インクジェット記録装置においてインク粒
子の作成手段として、加振体とインク粒子噴出口が一体
となり加振体の機械的共振を利用するものや、インクの
流体的共振を利用するものがある。また、加振体とイン
ク粒子噴出口が分離されていて、加振体とインク噴出口
の間にインク室があり加振体の振動によってインク室の
圧力を変化させるものがある。なお、この種の装置とし
て関連するものには、例えば、特願昭５３−１０４８４
号、実開昭５１−３３４３４等が挙げられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来の技術においては、加振体の振動振幅がインク
室の体積変化及び圧力変化に効率良く伝えることについ
て配慮がされておらず、加振体に大きなエネルギーを与
えないと好適なインク粒子の作成が出来ないという問題
があった。

本発明の目的は、加振体に大きなエネルギーを与えるこ
となく、加振体の振動振幅を効率良くインク室に伝え好
適なインク粒子の作成が出来ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、加振体を保持するケース内
に加振体を軸方向に移動可能に支持し、加振体の反イン
ク室側支持端面と、それと対向したケース端面が密着す
るように、加振体のインク室側の支持端面を弾性部材で
押圧したものである。

〔作用〕

加振体を保持するケース内の加振体は、外部からの電源
により軸方向に伸縮移動する、加振体の反インク室側の
支持端面とそれに対向したケース端面が密着するように
加振体のインク室側の支持゛端面を弾性部材で押圧して
いるため、加振体の伸縮はインク室側のみで変化する。

それによって、インク室の体積変化及び圧力変化は、加
振体の両端を弾性部材で支持されているものに比べ大き
くなるので、加振体の振動振幅を効率良くインク室に伝
えることが出来る。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例の構成及び動作を第１図と第２
図により説明する。

第１図は、概略図であり、第２図は、加振体支持機構の
詳細図である。インク粒子１を発生する圧電素子４を含
む加振体２とインク噴出口をもつノズル１８と、このノ
ズル１８から噴呂されたインク粒子１を荷電、偏向する
制御系と、加振体２にインクを供給するインクの循環系
がらなっている。

すなわち、圧電素子４を含む加振体２は励振源３に接続
され、この圧電素子４の機械的な振動によってノズル１
８先端からインク粒子を噴出するようになっている。

５はインク粒子１がノズル先端のインク柱から分離する
位置に配置され、情報信号源６に接続されている帯電電
極で、この帯電電極５に印加されるパルス状の情報信号
電圧によって上記インク粒子１が所定の電荷を有するよ
うに荷電される。

そしてこの帯電されたインク粒子１の飛行通路をはさん
で対向する偏向電極８内を通される。

このときインク粒子１はそれのもつ個々の電荷量に応じ
て所定量だけ偏向され、記録体９上に付着する。

一方電荷の与えられなかったインク粒子１は、そのまま
直進し、ガター１０によって記録体９への付着が阻止さ
れるようになっている。

さらに１１は、インクタンク２に収納されたインクで、
インク１１はポンプ１３．フィルター１４および調整器
１５を介して前記加振体２に供給され、ガター１０によ
って阻止されたインク１１はフィルター１６およびポン
プ１７を介してインクタンク１２に循環されるようにな
っている。

以上のような構成の本発明装置において、インク１１は
インクタンク１２がらポンプ１３によりフィルター１４
．調整器１５を通して加振体２に加圧状態で供給される
。

この加圧されたインク１１は加振体２を通過して次にイ
ンク室１９を通過してノズル１８先端から噴出され、加
振体２に含まれる圧電素子４に加えられた励振源３によ
り規則的なインク粒子１になる。

このインク粒子１に帯電電極５により文字信号に応じた
電荷が与えられ、偏向電極８中の静電界で偏向され、ガ
ター１０を飛びこえて記録体９上に衝突する。

そしてこの記録体９がインク粒子１の偏向方向と直角な
方向に移動することにより、記録体９上に印字ドツトマ
トリックスが構成される。

一方印字に使用されなかったインク粒子１　（帯電電極
５を通過するとき電荷が与えられなかったインク粒子１
）は、偏向電極８によって偏向されることなく直進しガ
ター１０にぶつがリポンプによってインクタンク１２に
回収される。

次に加振体２の支持構造について第２図にて説明すると
、パイプ２０．２０’に圧入された圧電素子４と端子２
１を固定するロックナツト２２により一体的に構成され
ている。

さらに上記圧電素子４が励振源３により所定の周波数で
振動するように端子２１がリードセン２３を介して励振
源３に接続されている。そして、この加振体２は、両端
がＯリング２４．２５を介して、加振体ケース２６およ
びフィルターケース２７内に固定され、チューブ２８に
より供給されるインク１１がフィルターケース２７から
加振体２を通して漏れることなくインク室１９に供給さ
れるようになっている。また供給されたインク室１９の
インク１１がノズル１８に漏れなく供給されるようにＯ
リング２９．３０にて漏れを防止する。

Ｏリング２４．２５は加振体２に対し垂直方向に圧力が
かかり加振体２の軸方向には圧力がかからないようにな
っている。加振体２の反インク室１９側の一端はフィル
ターケース２７の端面に密着するように加振体２のイン
ク室１９側の一端を弾性部材３２とカラー３１にて押圧
し、加振体２の振動振幅はインク室１９側のパイプ２１
′部が最大になるようになっている、そのためインク室
１９の体積変化も最大となり加振体２に小さなエネルギ
ーを与えるだけで、ノズル１８の先端からインク１１が
噴出し、インク粒子ｌが出来易くなる効果がある。

第３図は他の実施例であり加振体２を反インク室１９側
に押圧する弾性部材２９にＯリングを用いてインク室１
９のインク漏れも防止し、上記と同じ効果を得ることが
出来る。

〔発明の効果〕

本発明によれば、加振体の一端をそれを受ける端面に密
着させるように加振体のもう一端を弾性部材で押圧する
ことにより、省エネルギーでインクの粒子が出来る効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の構成を示す概略図、第２図は本発
明装置に使用される加振体の一実施例の拡大断面図、第
３図は本発明の他の実施例の加振体の拡大断面図である
。 １・・・インク粒子、２・・・加振体、４・・圧電素子
、２０．２０’　・・・パイプ、２４．２５・・Ｏリン
グ、２６・・・加振体ケース、２７・・・フィルターケ
ース、３１・・・カラー、３２・・・弾性部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、インクタンクから供給されるインクを励振素子の振
   動周期に同期して、ノズル先端部からインク粒子を発生
   する加振体とノズルから噴出されるインク粒子を所定の
   情報信号で荷電し、これを偏向して記録体上に付着せし
   めるものにおいて、加振体の一端をそれを保持するケー
   スの端面に密着するように加振体の別の一端を弾性部材
   で押圧することを特徴とするインクジェット記録装置。 ２、請求項第１項において、加振体とノズルは、分離さ
   れていることを特徴とするインクジェット記録装置。 ３、請求項第１項又は第２項において、弾性部材にＯリ
   ングを用いることを特徴とするインクジェット記録装置
   。