JPH0452013Y2 - - Google Patents

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JPH0452013Y2
JPH0452013Y2 JP4765988U JP4765988U JPH0452013Y2 JP H0452013 Y2 JPH0452013 Y2 JP H0452013Y2 JP 4765988 U JP4765988 U JP 4765988U JP 4765988 U JP4765988 U JP 4765988U JP H0452013 Y2 JPH0452013 Y2 JP H0452013Y2
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JP
Japan
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tool body
boring
cutting blade
tool
operating rod
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JP4765988U
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばアンカーをコンクリート床や
壁もしくは岩盤等に埋込み固着する際に、予め形
成した下穴内周面の一部を切削して周方向の中ぐ
り溝を形成する中ぐり工具に関する。
〔従来の技術〕 従来この種の中ぐり工具において、略有底筒状
の工具本体と、その工具本体内の底部近傍に配設
され該本体周面に形成した開口から外方に向つて
突出可能に設けた中ぐり用切削刃と、工具本体内
に進退自在に設けられ切削刃を本体外方に突出さ
せる操作杆とを備え、工具本体を予め形成した下
穴内に挿入して工具本体と共に切削刃を回転させ
ながら工具本体外方に突出させることにより上記
下穴内周面の所定深さ位置に中ぐり溝を形成する
ものは知られている(例えば特開昭57−39915号
公報参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが従来は、切削刃を支持部材に一体的に
設け、その支持部材を工具本体内に配置して該工
具本体および支持部材を横方向に貫通するボルト
等で上記切削刃を揺動可能に取り付ける構成であ
るから、工具本体と支持部材とのボルト通し孔を
合致させるのに手間どり工具本体に対する切削刃
の装着および交換等が大変面倒であつた。
また従来、切削刃は1つであるため切削時に下
穴内面に切削刃が当たるときの反力で工具本体の
軸心がずれて横振れを生じ中ぐり溝がきれいに仕
上がらない等の問題があつた。
本考案は上記の問題点を解決することを目的と
する。
ロ 考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、略有底筒状の工具本体と、その工具
本体内の底部近傍に配設され該本体周面に形成し
た開口から外方に向かつて突出可能に設けた中ぐ
り用切削刃と、工具本体内に進退自在に設けられ
切削刃を本体外方に突出させる操作杆とを備え、
工具本体を予め形成した下穴内に挿入して工具本
体と共に切削刃を回転させながら工具本体外方に
突出させることにより上記下穴内周面の所定深さ
位置に周方向の中ぐり溝を形成する中ぐり工具に
おいて、ばねにより常時閉じ傾向に付勢され互い
に向かい合わせに配置した一対の開閉可能な支持
部材の各対向面と反対側の面にそれぞれ切削刃を
一体的に設けて工具本体底部に形成した凹溝内に
位置決め載置し、上記両支持部材間に操作杆を上
記ばねに抗して進入させて上記両切削刃を工具本
体の直径方向両側方に突出させるようにしたこと
を特徴とする。
〔作用〕
上記の構成により、それぞれ切削刃を一体的に
設けた一対の開閉可能な支持部材を、工具本体底
部に形成した凹溝内に位置決め載置するだけで、
容易に装着することが可能となると共に、上記両
支持部材の各対向面と反対側の面に切削刃を設け
て工具本体の直径方向両側方に突出させるように
したことによつて前記の横振れを防止することが
可能となる。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づいて具体的に説
明する。第1図は中ぐり工具の一例を示す縦断面
図である。
図において1は略有底筒状の工具本体、2はそ
の本体の底部に設けた切削刃、3は上記切削刃2
を工具本体1の周面外側方に突出させるための操
作杆である。
上記切削刃2は、第2図に示すようにねじりコ
イルばね4で連結され互いに向かい合わせに配置
した一対の支持部材5,5の各対向面と反対側の
面にそれぞれ一体的に設けられている。その両支
持部材5,5は、上記ねじりコイルばね4のコイ
ル部4aに当接する半円筒状の基部5aを支点に
開閉可能であり、常時は上記ばね4で閉じた状態
に保持されている。また上記支持部材5,5は工
具本体1の床部近傍において直径方向2箇所に形
成した開口6のいずれか一方から工具本体内に挿
入し、本体底部に形成した略円弧状の凹溝1a内
に両支持部材5の半円筒状の基部5aを落とし込
むことにより第1図の実線状態に位置決め載置さ
れている。また切削刃を交換等する場合には上記
の開口6から出し入れする構成である。なお、両
支持部材5を工具本体1の上端開口から出し入れ
する、あるいは工具本体を図のように上下2つ割
1A,1Bにして下側本体1Bの上端開口から出
し入れするようにすることもできる。さらに上記
両各支持部材5の上部には各対向面側が漸次低く
なるようにした操作杆3の案内面5bが形成さ
れ、その案内面5bに沿つて両支持部材5,5間
に、先窄まりに形成した操作杆3の下端部3aを
進入させることにより上記両切削刃2を、工具本
体周面に形成した開口6から直径方向外方に突出
させる構成である。図示例は上記案内面5bを円
弧状の曲面に形成したが傾斜面としてもよい。
操作杆3は、図示例においては切削時に必要に
応じて上記切削刃2に冷却水等を送り込めるよう
に管状に形成され、その操作杆3の上端部3bを
工具本体1の上部に設けた外筒7に横ピン8で連
結することにより本体1内にそれと略同心状に保
持されている。
その外筒7は工具本体1の上部外周面に軸線方
向に摺動可能に、かつキー9等により周方向に回
り止め的に嵌合保持されており、その外筒7を工
具本体1に対して軸線方向に上下動させることに
より操作杆3の自由端部(下端部)3aが切削刃
2の支持部材5,5間に進退動する。
図中10は上記外筒7の下端面に当接して操作
杆3の切削刃支持部材5,5間への進入量を規制
して切削刃2の本体外側方への突出量(中ぐり
径)を決めるリング状のストツパであり、その周
方向複数箇所にねじ込んだ止ねじ11により工具
本体1の外周面に軸線方向に位置調節可能に取付
けられている。12は上記操作杆3を常時切削刃
支持部材5から離間する方向(図で上方)に付勢
する圧縮コイルばね、13は水漏れ防止用のOリ
ング(パツキン)を示す。
また図において、14は切削刃2による中ぐり
深さを決める位置決め部材であり、内外に同心状
にかつ互いに摺動可能に嵌合した短筒状の内輪1
5と外輪16とで構成され、内輪15の周方向複
数箇所にねじ込んだ止ねじ17により工具本体1
の外周面に軸線方向に位置調節可能に取付けられ
ている。18はベアリング、19は内輪15に対
する外輪16の位置決め用突部、20はサークリ
ツプである。
以下、上記の中ぐり工具を用いてコンクリート
床や壁等に開けた下穴に中ぐりを行う操作の一例
を説明する。
まず第3図に示すように本考案中ぐり工具の外
筒7の上端部に必要に応じてスイベル22を介し
てドリル21を連結する。23は上記スイベル2
2を介して管状の操作杆3から中ぐり箇所に水を
供給する給水用ホースである。
次にストツパ10の止ねじ11を緩め、ストツ
パ10と外筒7の下端面との間隔を調整して切削
刃2の開き具合(中ぐりの径)を決め、止ねじ1
1でストツパ10を本体1の外周面に固定する。
又中ぐり深さを規制する位置決め部材14の止
ねじ17を緩め、外輪16の下端面と切削刃2と
の間隔を調整して中ぐり深さを決め、止ねじ17
で内輪15を本体1に固定する。
次いで、本体1の先端を下穴Hに挿入し、位置
決め部材14の外輪16の下端面を下穴Hの開口
縁部外面に当接させる。その状態でドリル21を
回転させると、スイベル22および上記外輪16
は回転することなく中ぐり工具全体が回転する。
その状態でドリル21を圧縮コイルばね12に抗
して下穴Hの方向に押すと、外筒7を介して操作
杆3の自由端部3aが両支持部材5,5間に、ね
じりコイルばね4に抗して進入し両切削刃2,2
が第1図鎖線のように本体1の周面外方に徐々に
突出して下穴Hの内面が切削される。そして外筒
7がストツパ10に当接するまで押すことにより
所定半径の中ぐり溝H1が形成されるものであ
る。
なお上記の中ぐり完了後は、外筒7への押圧力
を解除することにより、操作杆3が圧縮コイルば
ね12により図で上方に退避移動し、切削刃2,
2がねじりコイルばね4により第1図の実線位置
に復帰して中ぐり工具を穴Hから容易に抜くこと
ができる。
第4図は上記のようにして中ぐり溝H1を形成
した穴Hに埋込み固着するアンカーの一例を示す
正面図である。
図に示すアンカーは、全ねじボルト31とその
ボルト31の下端にねじ込んだ係止ナツト(丸ナ
ツト)32と、その係止ナツト32の上面におい
てボルト外周面に複数個設けたボルト固定用の拡
開式係止片33と、その係止片33を拡開するテ
ーパ付スリーブ34および圧縮コイルばね35・
円筒状スリーブ36・緊締ナツト37・ワツシヤ
38とよりなる。上記係止片33は図の場合は周
方向に3つ設けられ、その外周面にナイロンその
他の合成樹脂等よりなるフランジ39a付の止輪
39が嵌められている。
そして上記のアンカーで、被固定物Wを取付け
る場合には前記の中ぐり工具で中ぐり溝H1を形
成した穴Hの開口縁部外面に第5図に示すように
被固定物Wを添わせ、その被固定物Wに形成した
アンカー挿通穴W1を下穴Hに合致させてアンカ
ーを挿入する。するとフランジ付止輪39のフラ
ンジ39aが上記挿通穴W1の縁部に当接して該
止輪39の下穴H内への進入が阻止され、係止片
33が中ぐり溝H1まで進入したところで、圧縮
コイルばね35により係止片33がテーパ付スリ
ーブ34のテーパ面34aに沿つて半径方向外方
に開いて中ぐり溝H1に係合する。その状態で緊
締ナツト37を締付けると各係止片33が中ぐり
溝H1内に食い込んで上記ナツト37と下穴Hの
開口縁部外面との間に被固定物Wが強固に締付固
定されるものである。
なお上記実施例においてはアンカーを埋設する
ための中ぐり工具を例にして説明したが、これに
限られるものではない。
ハ 考案の効果 以上説明したように本考案の中ぐり工具におい
ては、切削刃を開閉可能な一対の支持部材にそれ
ぞれ一体的に設けて工具本体底部に形成した凹溝
内に位置決め載置するようにしたので、前記従来
のように切削刃およびその支持部材を工具本体に
ボルト等で取り付けるものに比べ、極めて容易に
装着および交換等することができる。
また上記両切削刃を工具本体の直径方向両側か
ら突出させるようにしたので、前記従来のように
切削刃が下穴内面に当たるときの反力で軸心がず
れるようなことがなく、均一な深さの中ぐり溝を
精度よく形成できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す中ぐり工具の
縦断面図、第2図は切削刃の斜視図、第3図は上
記中ぐり工具の使用状態を示す説明図、第4図は
アンカーの一例を示す正面図、第5図はそのアン
カーの使用状態を示す説明図である。 1は工具本体、1aは凹溝、2は切削刃、3は
操作杆、4はばね、5は支持部材、6は開口、7
は外筒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 略有底筒状の工具本体と、その工具本体内の底
    部近傍に配設され該本体周面に形成した開口から
    外方に向かつて突出可能に設けた中ぐり用切削刃
    と、工具本体内に進退自在に設けられ切削刃を本
    体外方に突出させる操作杆とを備え、工具本体を
    予め形成した下穴内に挿入して工具本体と共に切
    削刃を回転させながら工具本体外方に突出させる
    ことにより上記下穴内周面の所定深さ位置に中ぐ
    り溝を形成する中ぐり工具において、 ばねにより常時閉じ傾向に付勢され互いに向か
    い合わせに配置した一対の開閉可能な支持部材の
    各対向面と反対側の面にそれぞれ切削刃を一体的
    に設けて工具本体底部に形成した凹溝内に位置決
    め載置し、上記両支持部材間に操作杆を上記ばね
    に抗して進入させて上記切削刃を工具本体の直径
    方向両側方に突出させるようにしたことを特徴と
    する中ぐり工具。
JP4765988U 1988-04-08 1988-04-08 Expired JPH0452013Y2 (ja)

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JP4765988U JPH0452013Y2 (ja) 1988-04-08 1988-04-08

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JP4765988U JPH0452013Y2 (ja) 1988-04-08 1988-04-08

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JPH01156004U JPH01156004U (ja) 1989-10-26
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JP4659103B2 (ja) * 2009-04-28 2011-03-30 勇 矢原 孔内の拡張部の形成方法及び孔内の拡張部の形成装置
JP6086800B2 (ja) * 2013-04-26 2017-03-01 Fsテクニカル株式会社 拡径用ドリルビット
JP7105533B2 (ja) * 2018-08-27 2022-07-25 株式会社ケー・エフ・シー ドリルビット及びあと施工アンカーの施工方法

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