JPH0451941A - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
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- JPH0451941A JPH0451941A JP15872890A JP15872890A JPH0451941A JP H0451941 A JPH0451941 A JP H0451941A JP 15872890 A JP15872890 A JP 15872890A JP 15872890 A JP15872890 A JP 15872890A JP H0451941 A JPH0451941 A JP H0451941A
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- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
τ概要】
超音波診断装置に関し、特に、超音波パルスドプラ血流
計測機能を有する超音波診断装置に関し、平均処理をな
くしたり、あるいは平均量を少なくしても穴空きの少な
い画像を得ることができる超音波診断装置を提供するこ
とを目的とし、超音波パルスを生体内に繰り返し送信し
、血流からの散乱波からオペレータにより指定された深
度のドプラ周波数を求めてソノグラム表示する超音波パ
ルスドプラ血流計測機能を有する超音波診断装置におい
て、 前記サンプリング深度に対応するサンプルゲートを深度
方向に複数のサンプルゲートに分割するためのサンプル
ゲート発生回路と、 前記各々のサンプルゲートからの信号を処理してスペク
トラムを求める複数のドプラ信号処理部と、 前記各々のスペクトラムを合成するスペクトラム合成部
とを有して構成する。
計測機能を有する超音波診断装置に関し、平均処理をな
くしたり、あるいは平均量を少なくしても穴空きの少な
い画像を得ることができる超音波診断装置を提供するこ
とを目的とし、超音波パルスを生体内に繰り返し送信し
、血流からの散乱波からオペレータにより指定された深
度のドプラ周波数を求めてソノグラム表示する超音波パ
ルスドプラ血流計測機能を有する超音波診断装置におい
て、 前記サンプリング深度に対応するサンプルゲートを深度
方向に複数のサンプルゲートに分割するためのサンプル
ゲート発生回路と、 前記各々のサンプルゲートからの信号を処理してスペク
トラムを求める複数のドプラ信号処理部と、 前記各々のスペクトラムを合成するスペクトラム合成部
とを有して構成する。
本発明は、超音波診断装置に関し、特に、超音波パルス
ドプラ血流計S機能を有する超音波診断装置に関するも
のである。
ドプラ血流計S機能を有する超音波診断装置に関するも
のである。
一般に超音波パルスを利用した血流計測においては、血
流からのドプラ信号をFFT(高速フーリエ変換)によ
りスペクトラム解析し、その強度を輝度として時系列的
に表示したソノグラム表示が行われる。 一方、血流からの散乱波は、一種の雑音のような信号で
、解析されたスペクトラムの各周波数の強度は確率とし
て与えられるものであり、解析されたスペクトラムをそ
のまま、又は単にログ変換して出力しただけでは、第5
図(a)に示すような穴空きBの多いスペクトラムから
構成されるソノグラムは、第5図(b)に示すような穴
空きのBが多い画像となり、診断上好ましくないため、
例えば、従来、周薯数方向あるいは時系列方向に平均処
理を行い、穴空きの少ない画像を得ようとしていた。
流からのドプラ信号をFFT(高速フーリエ変換)によ
りスペクトラム解析し、その強度を輝度として時系列的
に表示したソノグラム表示が行われる。 一方、血流からの散乱波は、一種の雑音のような信号で
、解析されたスペクトラムの各周波数の強度は確率とし
て与えられるものであり、解析されたスペクトラムをそ
のまま、又は単にログ変換して出力しただけでは、第5
図(a)に示すような穴空きBの多いスペクトラムから
構成されるソノグラムは、第5図(b)に示すような穴
空きのBが多い画像となり、診断上好ましくないため、
例えば、従来、周薯数方向あるいは時系列方向に平均処
理を行い、穴空きの少ない画像を得ようとしていた。
しかし、充分に穴空きの少ない画像を得るには、平均処
理の平均量を多くする必要があるが、多くすることによ
り画像にボケが生じるため、ボケによる画像の劣化と穴
空きが減少する効果をみて、平均量を決定するという面
倒な作業を必要としていた。 本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであっ
て、平均処理をなくしたり、あるいは平均量を少なくし
ても穴空きの少ない画像を得ることができる超音波診断
装置を提供することを目的とする。
理の平均量を多くする必要があるが、多くすることによ
り画像にボケが生じるため、ボケによる画像の劣化と穴
空きが減少する効果をみて、平均量を決定するという面
倒な作業を必要としていた。 本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであっ
て、平均処理をなくしたり、あるいは平均量を少なくし
ても穴空きの少ない画像を得ることができる超音波診断
装置を提供することを目的とする。
本発明の構成を第1図に基づいて説明する。
プローブ9からは、超音波パルスが生体内に繰り返し送
信され、血流からの散乱波が再びプローブ9を介して受
信ビーム合成回路4により受信される。 受信された信号には、超音波ビーム上のすべてのドプラ
信号が含まれており、オペレータは、そのうちから任意
の深度におけるドプラ信号を選択する。この深度の指定
により、サンプルゲート発生回路1ば、超音波パルスの
送信から受信までのタイミングを決定し、サンプルゲー
トパルスをドブラ信号処理部2に出力する。 サンプルゲー1−gLg2は、サンプルゲートパルスが
出力されている間のみ開放されてドプラ信号をドプラ信
号処理部2に取り込み、スペクトラム解析がなされる。 このサンプルゲー1− gは、時系列において、すなわ
ち深さ方向に2分割されており、スペクトラム解析は、
各サンプルゲートg1、g2に接続された2個のドプラ
信号処理部2.2においてなされる。 上記のように、各ドプラ信号処理部2において解析され
た結果は、スペクトラム合成部3により合成された後、
表示部11に出力され、CRTlO上にソノグラム表示
される。 請求項2記載の発明においては、サンプルゲートgは超
音波パルスの方位方向に分割された後、スペクトラム合
成部3において合成される。 さらに、請求項3記載の発明においては、前記スペクト
ラム合成部3が各スペクトラムの平均を出力するように
構成され、請求項4記載の発明においては、スペクトラ
ム合成部3は各スペクトラムの最大値を出力するように
構成される。 また、請求項5記載の発明においては、前記ドプラ信号
処理部2を、オペレータにより指定された深度のドプラ
信号を抽出するフィルタ処理部5とスペクトラム解析部
6とから構成するとともに、各々のドプラ信号処理部2
のフィルタ処理部5からの出力を合成するオーディオ合
成部7を設け、該オーディオ合成部7からの出力を音声
出力回路8から音声出力するように構成される。
信され、血流からの散乱波が再びプローブ9を介して受
信ビーム合成回路4により受信される。 受信された信号には、超音波ビーム上のすべてのドプラ
信号が含まれており、オペレータは、そのうちから任意
の深度におけるドプラ信号を選択する。この深度の指定
により、サンプルゲート発生回路1ば、超音波パルスの
送信から受信までのタイミングを決定し、サンプルゲー
トパルスをドブラ信号処理部2に出力する。 サンプルゲー1−gLg2は、サンプルゲートパルスが
出力されている間のみ開放されてドプラ信号をドプラ信
号処理部2に取り込み、スペクトラム解析がなされる。 このサンプルゲー1− gは、時系列において、すなわ
ち深さ方向に2分割されており、スペクトラム解析は、
各サンプルゲートg1、g2に接続された2個のドプラ
信号処理部2.2においてなされる。 上記のように、各ドプラ信号処理部2において解析され
た結果は、スペクトラム合成部3により合成された後、
表示部11に出力され、CRTlO上にソノグラム表示
される。 請求項2記載の発明においては、サンプルゲートgは超
音波パルスの方位方向に分割された後、スペクトラム合
成部3において合成される。 さらに、請求項3記載の発明においては、前記スペクト
ラム合成部3が各スペクトラムの平均を出力するように
構成され、請求項4記載の発明においては、スペクトラ
ム合成部3は各スペクトラムの最大値を出力するように
構成される。 また、請求項5記載の発明においては、前記ドプラ信号
処理部2を、オペレータにより指定された深度のドプラ
信号を抽出するフィルタ処理部5とスペクトラム解析部
6とから構成するとともに、各々のドプラ信号処理部2
のフィルタ処理部5からの出力を合成するオーディオ合
成部7を設け、該オーディオ合成部7からの出力を音声
出力回路8から音声出力するように構成される。
【作用1
上記構成に基づき、請求項1記載の発明は、サンプルゲ
ートg1、g2はオペレータにより指定されたサンプル
ゲー)gを深さ方向に分割して形成される。一般に超音
波の空間分解能がオペレータが指定するサンプルゲート
g長よりも大きなことから、このサンプルゲートg長を
分割してもスペクトラム解析をするに充分な情報を得る
ことができる。 また、複数のサンプルゲートg1、g2を使用し、かつ
サンプルゲートgig2の間隔を超音波の分解能より長
くしてサンプルゲートg1、g2の相関を低(すれば、
サンプルゲートgを2分割した場合には、1つのサンプ
ルゲーLg1g2によるスペクトラム内のある周波数に
おける穴空きの確率がA(例えば20%)であっても、
2つのサンプルゲートg1、g2で同時に穴空きの発生
する確率ばAXA (4%)となり、2つのサンプルゲ
ートg1、g2からのスペクトラムを合成することによ
り、格段に穴空きの発生する確率が減少する。 請求項2記載の発明においてサンプルゲートgは、方位
方向に分割され、上述したと同様に作用する。 請求項3記載の発明においてスペクトラム合成は、各ド
プラ信号処理部2からの出力の平均を取ることによりな
され、請求項4記載の発明においては、最大値を取るこ
とによりなされ、いずれの方法においても、穴空きの確
率は低減する。 また、請求項5記載の発明において、ドプラ信号は音声
合成部において合成された後、出力回路から音声出力さ
れ、CRTIO出力されるデータと音声出力されたデー
タの完全な一致が得られる。 【実施例】 以下、本発明の望ましい実施例を添付図面に基づいて詳
細に説明する。 第1図に示される本発明の第一実施例において、プロー
ブ9は図示しない複数の電気音響変換素子からなり、送
信ビーム合成回路12からのパルス信号により駆動され
、体内に向って所定の繰り返し周波数を持った超音波パ
ルスが送信され、体内からの反射波は、プローブ9を介
して受信ビーム合成回路4により受信される。受信ビー
ム合成回路4からの出力は、ドプラ信号処理部2におい
てスペクトラム解析されるとともに、B/M信号処理部
13において振幅変調された後、表示部11に入力され
てCRTl 0上にソノグラム表示され、同時にドプラ
信号処理部2からの出力は音声出力回路8を介してスピ
ーカ14に入力され、ドブラ音が生成される。 ドプラ信号処理部2は、第2図に示すように、フィルタ
処理部5とスペクトラム解析部6とから構成され、フィ
ルタ処理部5においては、掛は算器15と低域通過フィ
ルタ16とからなる直交検波回路17により低周波のド
プラ周波数のみが取り出された後、区間積分器18を通
して帯域通過フィルタ19により例えば心臓壁や弁運動
による低周波のドプラ信号が除かれ、スペクトラム解析
部6に出力される。スペクトラム解析部6においては、
復調されたドプラ信号をA/Dコンバータ20によりデ
ィジタル変換した後、スペクトラム演算部21において
スペクトラム解析し、パワースペクトラム、あるいはパ
ワースペクトラムのログ信号として平均回路22に出力
され、該平均回路22においてスムージング処理がなさ
れる。 パルスドプラ法は、距離分解能を有することから、Mモ
ード像やリアルタイムBモード断層像と組み合わせて計
測部位を特定することが可能であり、かかる計測部位の
設定は、復調された信号に含まれる超音波ビーム上のす
べてのドプラ信号から任意の深度におけるドプラ信号を
抽出することにより行われる。この計測部位の設定を行
うためのサンプルゲートgは、サンプルゲート発生回路
1からドプラ信号処理部2(区間積分器18)に対して
送出されるサンプルゲートパルスにより開閉され、該サ
ンプルゲートパルスの送出時間、すなわちサンプリング
1−g1、g2の開放時間は、サンプルボリュームに対
応する。 この実施例において、サンプルゲート発生回路1は、例
えば第1図(b)に示すように、Bモード断層像を得る
場合のサンプルボリュームに対応するサンプルゲートパ
ルスを時間軸に対して2等分したサンプルゲートパルス
を生成し、深さ方向に隣接する2箇所からのドプラ信号
に対するサンプルゲートg1、g2を形成する。各サン
プルゲ−)g 1、g2により選択されたドプラ信号は
、個別にドプラ信号処理部2に取り込まれて各々スペク
トラム解析され、各ドプラ信号処理部2からは、第3図
に示すような別個のスペクトラムSP1、SF3が出力
される。 スペクトラムにおける穴空きを埋めるために、上記各々
のスペクトラムSPI、SF3はスペクトラム合成部3
において最大値合成、あるいは平均処理されて音声出力
回路8、および表示部11に出力される(第1図、第3
図参照)。 この場合、各々のドプラ信号処理部2(正確にはドプラ
信号処理部2のフィルタ処理部5)からの出力をオーデ
ィオ合成部7において合成した後、加算器から構成され
る音声出力画WIi8に入力し、音声出力を得るように
してもよい。 なお、以上の説明においては、オペレータにより指定さ
れたサンプル部位を2分割する場合を示したが、これ以
上に分割することも可能である。 第4図は本発明の他の実施例を示すもので、オペレータ
により指定されたサンプルゲートgば、方位方向に分割
され、ドプラ信号処理部2において処理される。 サンプルゲートgを方位方向に分割するために、オペレ
ータにより指定されたサンプリング部位は、複数の受信
ビーム合成回路4.4により受信され、各受信ビーム合
成回路4毎にドプラ信号処理部2によりスペクトラム解
析された後、スペクトラム合成部3により合成される。 なお、この実施例において、上述した実施例と同様の構
成は、図中に同一符号を附してその説明を省略する。 また、以上の説明において、ドプラ信号処理部2ば、分
割された各サンプルゲートg1、g2毎に設けられてい
るが、直交検波回路17を共用することも可能であり、
さらに、処理スピードの早いスペクトラム解析部6を用
い、処理を多重化することでスペクトラム解析部6を共
用化することも可能である。さらに、区間積分器18と
帯域通過フィルタ19をアナログ処理する他に、直交検
波回路17の出力を直接ディジタル変換し、ディジタル
信号処理回路によりこの部分を共用化することも可能で
ある。 なお、本発明説明において、測定する深度はオペレータ
により指示されるものとしたが、カラードプラの最大流
速点を自動的にトレースする手法等により自動的に深度
を決定する方法を用いることもできる。
ートg1、g2はオペレータにより指定されたサンプル
ゲー)gを深さ方向に分割して形成される。一般に超音
波の空間分解能がオペレータが指定するサンプルゲート
g長よりも大きなことから、このサンプルゲートg長を
分割してもスペクトラム解析をするに充分な情報を得る
ことができる。 また、複数のサンプルゲートg1、g2を使用し、かつ
サンプルゲートgig2の間隔を超音波の分解能より長
くしてサンプルゲートg1、g2の相関を低(すれば、
サンプルゲートgを2分割した場合には、1つのサンプ
ルゲーLg1g2によるスペクトラム内のある周波数に
おける穴空きの確率がA(例えば20%)であっても、
2つのサンプルゲートg1、g2で同時に穴空きの発生
する確率ばAXA (4%)となり、2つのサンプルゲ
ートg1、g2からのスペクトラムを合成することによ
り、格段に穴空きの発生する確率が減少する。 請求項2記載の発明においてサンプルゲートgは、方位
方向に分割され、上述したと同様に作用する。 請求項3記載の発明においてスペクトラム合成は、各ド
プラ信号処理部2からの出力の平均を取ることによりな
され、請求項4記載の発明においては、最大値を取るこ
とによりなされ、いずれの方法においても、穴空きの確
率は低減する。 また、請求項5記載の発明において、ドプラ信号は音声
合成部において合成された後、出力回路から音声出力さ
れ、CRTIO出力されるデータと音声出力されたデー
タの完全な一致が得られる。 【実施例】 以下、本発明の望ましい実施例を添付図面に基づいて詳
細に説明する。 第1図に示される本発明の第一実施例において、プロー
ブ9は図示しない複数の電気音響変換素子からなり、送
信ビーム合成回路12からのパルス信号により駆動され
、体内に向って所定の繰り返し周波数を持った超音波パ
ルスが送信され、体内からの反射波は、プローブ9を介
して受信ビーム合成回路4により受信される。受信ビー
ム合成回路4からの出力は、ドプラ信号処理部2におい
てスペクトラム解析されるとともに、B/M信号処理部
13において振幅変調された後、表示部11に入力され
てCRTl 0上にソノグラム表示され、同時にドプラ
信号処理部2からの出力は音声出力回路8を介してスピ
ーカ14に入力され、ドブラ音が生成される。 ドプラ信号処理部2は、第2図に示すように、フィルタ
処理部5とスペクトラム解析部6とから構成され、フィ
ルタ処理部5においては、掛は算器15と低域通過フィ
ルタ16とからなる直交検波回路17により低周波のド
プラ周波数のみが取り出された後、区間積分器18を通
して帯域通過フィルタ19により例えば心臓壁や弁運動
による低周波のドプラ信号が除かれ、スペクトラム解析
部6に出力される。スペクトラム解析部6においては、
復調されたドプラ信号をA/Dコンバータ20によりデ
ィジタル変換した後、スペクトラム演算部21において
スペクトラム解析し、パワースペクトラム、あるいはパ
ワースペクトラムのログ信号として平均回路22に出力
され、該平均回路22においてスムージング処理がなさ
れる。 パルスドプラ法は、距離分解能を有することから、Mモ
ード像やリアルタイムBモード断層像と組み合わせて計
測部位を特定することが可能であり、かかる計測部位の
設定は、復調された信号に含まれる超音波ビーム上のす
べてのドプラ信号から任意の深度におけるドプラ信号を
抽出することにより行われる。この計測部位の設定を行
うためのサンプルゲートgは、サンプルゲート発生回路
1からドプラ信号処理部2(区間積分器18)に対して
送出されるサンプルゲートパルスにより開閉され、該サ
ンプルゲートパルスの送出時間、すなわちサンプリング
1−g1、g2の開放時間は、サンプルボリュームに対
応する。 この実施例において、サンプルゲート発生回路1は、例
えば第1図(b)に示すように、Bモード断層像を得る
場合のサンプルボリュームに対応するサンプルゲートパ
ルスを時間軸に対して2等分したサンプルゲートパルス
を生成し、深さ方向に隣接する2箇所からのドプラ信号
に対するサンプルゲートg1、g2を形成する。各サン
プルゲ−)g 1、g2により選択されたドプラ信号は
、個別にドプラ信号処理部2に取り込まれて各々スペク
トラム解析され、各ドプラ信号処理部2からは、第3図
に示すような別個のスペクトラムSP1、SF3が出力
される。 スペクトラムにおける穴空きを埋めるために、上記各々
のスペクトラムSPI、SF3はスペクトラム合成部3
において最大値合成、あるいは平均処理されて音声出力
回路8、および表示部11に出力される(第1図、第3
図参照)。 この場合、各々のドプラ信号処理部2(正確にはドプラ
信号処理部2のフィルタ処理部5)からの出力をオーデ
ィオ合成部7において合成した後、加算器から構成され
る音声出力画WIi8に入力し、音声出力を得るように
してもよい。 なお、以上の説明においては、オペレータにより指定さ
れたサンプル部位を2分割する場合を示したが、これ以
上に分割することも可能である。 第4図は本発明の他の実施例を示すもので、オペレータ
により指定されたサンプルゲートgば、方位方向に分割
され、ドプラ信号処理部2において処理される。 サンプルゲートgを方位方向に分割するために、オペレ
ータにより指定されたサンプリング部位は、複数の受信
ビーム合成回路4.4により受信され、各受信ビーム合
成回路4毎にドプラ信号処理部2によりスペクトラム解
析された後、スペクトラム合成部3により合成される。 なお、この実施例において、上述した実施例と同様の構
成は、図中に同一符号を附してその説明を省略する。 また、以上の説明において、ドプラ信号処理部2ば、分
割された各サンプルゲートg1、g2毎に設けられてい
るが、直交検波回路17を共用することも可能であり、
さらに、処理スピードの早いスペクトラム解析部6を用
い、処理を多重化することでスペクトラム解析部6を共
用化することも可能である。さらに、区間積分器18と
帯域通過フィルタ19をアナログ処理する他に、直交検
波回路17の出力を直接ディジタル変換し、ディジタル
信号処理回路によりこの部分を共用化することも可能で
ある。 なお、本発明説明において、測定する深度はオペレータ
により指示されるものとしたが、カラードプラの最大流
速点を自動的にトレースする手法等により自動的に深度
を決定する方法を用いることもできる。
以上の説明から明らかなように、本発明による超音波診
断装置によれば、平均処理をなくしたり、あるいは平均
量を少なくしても穴空きの少ないソノグラム画像を得る
ことができる。 ■はサンプルゲート発生回路、 2はドプラ信号処理部、 3はスペクトラム合成部、 4ば受信ビーム合成回路、 5はフィルタ処理部、 6ばスペクトラム解析部、 7はオーディオ合成部、 8ば音声出力回路である。
断装置によれば、平均処理をなくしたり、あるいは平均
量を少なくしても穴空きの少ないソノグラム画像を得る
ことができる。 ■はサンプルゲート発生回路、 2はドプラ信号処理部、 3はスペクトラム合成部、 4ば受信ビーム合成回路、 5はフィルタ処理部、 6ばスペクトラム解析部、 7はオーディオ合成部、 8ば音声出力回路である。
第1図は本発明の実施例を示す図、
第2図はドプラ信号処理部を示す図、
第3図はスペクトラムの合成状態を示す図、第4図は本
発明の他の実施例を示す図、第5図は従来例によるソノ
グラム画像を示す図である。 図において、 g1、g2・・はサンプルゲート、
発明の他の実施例を示す図、第5図は従来例によるソノ
グラム画像を示す図である。 図において、 g1、g2・・はサンプルゲート、
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 〔1〕超音波パルスを生体内に繰り返し送信し、血流か
らの散乱波からオペレータにより指定された深度のドプ
ラ周波数を求めてソノグラム表示する超音波パルスドプ
ラ血流計測機能を有する超音波診断装置において、 前記サンプリング深度に対応するサンプルゲートを深度
方向に複数のサンプルゲート(g1、g2・・・)に分
割するためのサンプルゲート発生回路(1)と、 前記各々のサンプルゲート(g1、g2・・)からの信
号を処理してスペクトラムを求める複数のドプラ信号処
理部(2、2・・)と、 前記各々のスペクトラムを合成するスペクトラム合成部
(3)とを有することを特徴とする超音波診断装置。 〔2〕超音波パルスを生体内に繰り返し送信し、血流か
らの散乱波からオペレータにより指定された部位のドプ
ラ周波数を求めてソノグラム表示する超音波パルスドプ
ラ血流計測機能を有する超音波診断装置において、 前記サンプリング部位に対応するサンプルゲートを方位
方向の複数のサンプルゲート(g1、g2・・)から構
成するための複数の受信ビーム合成回路(4、4・・)
と、 前記各々のサンプルゲート(g1、g2・・)からの信
号を処理してスペクトラムを求める複数のドプラ信号処
理部(2、2・・)と、 前記各々のスペクトラムを合成するスペクトラム合成部
(3)とを有することを特徴とする超音波診断装置。 〔3〕前記スペクトラム合成部(3)は、各スペクトラ
ムの平均を出力することを特徴とする請求項1または2
記載の超音波診断装置。 〔4〕前記スペクトラム合成部(3)は、各スペクトラ
ムの最大値を出力することを特徴とする請求項1または
2記載の超音波診断装置。 〔5〕前記ドプラ信号処理部(2)を、オペレータによ
り指定された深度のドプラ信号を抽出するフィルタ処理
部(5)とスペクトラム解析部(6)とから構成すると
ともに、各々のドプラ信号処理部(2)のフィルタ処理
部(5)からの出力を合成するオーディオ合成部(7)
を設け、該オーディオ合成部(7)からの出力を音声出
力回路(8)から音声出力することを特徴とする請求項
1、2、3または4記載の超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15872890A JP2916219B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15872890A JP2916219B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 超音波診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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-
1990
- 1990-06-19 JP JP15872890A patent/JP2916219B2/ja not_active Expired - Fee Related
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