JPWO2005115248A1 - 超音波撮像装置 - Google Patents

超音波撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2005115248A1
JPWO2005115248A1 JP2006513802A JP2006513802A JPWO2005115248A1 JP WO2005115248 A1 JPWO2005115248 A1 JP WO2005115248A1 JP 2006513802 A JP2006513802 A JP 2006513802A JP 2006513802 A JP2006513802 A JP 2006513802A JP WO2005115248 A1 JPWO2005115248 A1 JP WO2005115248A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
luminance
signal
blood flow
calculation unit
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006513802A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4996247B2 (ja
Inventor
東 隆
隆 東
梅村 晋一郎
晋一郎 梅村
英世 鎌田
英世 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP2006513802A priority Critical patent/JP4996247B2/ja
Publication of JPWO2005115248A1 publication Critical patent/JPWO2005115248A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4996247B2 publication Critical patent/JP4996247B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/06Measuring blood flow

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

超音波血流スペクトラム表示画像において、信号成分の輪郭形状の視認性を向上せしめ得る超音波撮像装置を提供する。受信部から出力された受波信号のドプラ周波数偏移を算出し、ドプラ周波数偏移に基いて被検体の血流速度を算出するドプラ演算部の出力結果の輝度補正を行う輝度補正演算部を設け、輝度補正演算部は、ドプラ演算部で求められた被検体の血流速度の時間変化波形に含まれる信号とノイズを、血流速度と時間で定義される空間上での連続性により分離するフィルタリング処理部と、フィルタリング処理の結果求められた信号輝度とノイズ輝度の境界値をパラメータとして輝度補正を行う輝度補正処理部とを有する。

Description

本発明は、超音波撮像技術に係り、特に、被検体から受信される受波信号のドプラ周波数偏移に基づいて、生体内の血流速度を検出する機能を備える超音波撮像装置に関する。
超音波診断装置は、超音波探触子から被検体に超音波ビームを送信し、被検体から受信される受波信号に基いて診断に必要な情報を得るものである。例えば、受波信号のドプラ周波数偏移を検出し、これに基いて血流の速度を求めることができる。
このような超音波ドプラ装置は、図9に示すように、超音波を送受波する探触子1と、超音波診断装置を動作させるための入力部5と、システム全体を制御する制御部4と、この制御部4に基づいて送信波形を生成するパルス/CW送波信号発生回路3と、このパルス/CW送波信号発生回路3で発生された信号を増幅する送波回路2と、探触子からの受信信号を増幅する、初段増幅回路6と、所望の場所からの信号を選択的に増強するための受波整相回路7と、この整相出力より血流からのドプラシフト成分を検出するドプラ演算部8と、この演算部で計算された瞬時周波数成分を血流波形データとして表示するためのデジタルスキャンコンバータ(DSC)10と、このスキャンコンバータの出力を表示する表示器11とを備えている。
このような超音波ドプラ装置においては、探触子1から周波数fの超音波が打ち出されると被検体の血液は所定の速度で流れているので、探触子1からの超音波が血球による反射されてくるエコー信号はドプラ効果による周波数シフトを受けている。ドプラ演算回路8は、このドプラシフト成分(ドプラ信号)を検出するが、ここで血流速度は遅いものと速いものとがあるため、得られるドプラ信号には異なる周波数成分が含まれてくる。ドプラ演算回路8では、ドプラシフト成分をさらに高速フーリエ変換などの手法により、周波数分布すなわち血流速度分布を得る。この演算を逐次行なうことにより、血流速分布の時間変化の表示が行われ、臨床的にも有意義なデータを供するものとして、広く世に使われている。特に、被検体内の所定の位置における最高血流速などの定量的なデータとしての利用以外にも、心臓の弁膜症を検査する場合など、心臓の弁近傍からの血流速分布の時間変化波形を表示することで、弁での逆流が判定できるなど、血流速分布の時間変化波形の形状そのものが診断上役立つデータとして、広く世に知られている。
ドプラ信号は、超音波の散乱能が大きくない血球からの反射信号をベースにしているため、常に信号対ノイズ比の向上が課題となってきた。血流速分布の時間変化波形においても、本来信号が存在しない速度域にも、ノイズが存在し、前記のような血流速分布の時間変化波形の視認性を大きく損なってきた。これを解決するための手法として、例えば、グレースケールマッピングを行う時に、ノイズ成分が多い領域と信号成分が多い領域の間に閾値を与える方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここでグレースケール
マッピングとは、横軸を時間、縦軸を速度、信号の強度を輝度として、血流速度分布の時間変化を表示する方法である。
特表2002−534185号公報
しかし、前述のグレースケールマッピングは、基本的に血流速度を表す信号成分の強度と、ノイズ成分の強度が二つのピークに分かれることを想定している。しかし、実際には信号成分にも輝度の低い信号も含まれるため、同じ輝度でも、信号成分かノイズ成分か分離することが出来ない。そのため、低輝度信号の出力を抑圧すると、信号成分も一部低輝度になり、スペクトラム波形の輪郭形状が崩れ、信号が一部黒く抜け落ちる、いわゆる黒抜けが発生する。
そこで、本発明は、超音波血流スペクトラム表示画像において、信号成分の輪郭形状の視認性を向上せしめ得る超音波撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の超音波撮像装置では、下記に示す特徴を有する。
(1)本発明の超音波撮像装置は、超音波探触子と、連続波またはパルス波からなる超音波を発生する送波信号発生回路を有し、前記超音波探触子を介して被検体に前記超音波を選択的に送信する送信部と、前記超音波探触子が前記被検体から受信した受波信号を整相する受信部と、前記受信部から出力された受波信号のドプラ周波数偏移を算出し、該ドプラ周波数偏移に基いて前記被検体の血流速度を算出するドプラ演算部と、前記血流速度の波形が表示される表示部と、前記送信部と前記受信部と前記ドプラ演算部と前記表示部とを制御する制御部と、前記ドプラ演算部の出力結果の輝度補正を行う輝度補正演算部とを有し、前記輝度補正演算部は、前記ドプラ演算部で求められた前記被検体の血流速度の時間変化波形に含まれる信号とノイズを、血流速度と時間で定義される空間上での連続性により分離するフィルタリング処理部と、前記フィルタリング処理の結果求められた信号輝度とノイズ輝度の境界値をパラメータとして輝度補正を行う輝度補正処理部とを有することを特徴とする。
(2)前記(1)の超音波撮像装置において、前記輝度補正処理部は、前記信号と前記ノイズの輝度分布の境界値より低輝度信号を抑圧するように構成されていることを特徴とする。
(3)前記(1)の超音波撮像装置において、前記フィルタリング処理部は、前記血流速度に関する画像データの各画素の周辺画素範囲を定めるための手段と、前記各画素の輝度と前記周辺画素の各画素の輝度差から重み関数を決定するための手段とを有し、前記重み関数は0の時に極大点をもち、負の無限大から正の無限大の範囲での前記関数の絶対値の積分値は有限であり、前記重み関数と前記周辺画素の各画素の輝度との積和を前記血流速度に関する画像データの各画素の輝度とした値を、前記フィルタリング処理の結果の信号強度とすることを特徴とする。
(4)本発明の超音波撮像装置は、超音波探触子と、連続波またはパルス波からなる超音波を発生する送波信号発生回路を有し、前記超音波探触子を介して被検体に超音波を選択的に送信する送信部と、前記超音波探触子が前記被検体から受信した受波信号を整相する受信部と、前記受信部から出力されたる受波信号のドプラ周波数偏移を算出し、該ドプラ周波数偏移に基いて前記被検体の血流速度を算出するドプラ演算部と、前記血流速度の波形が表示される表示部と、前記送信部と前記受信部と前記ドプラ演算部と前記表示部とを制御する制御部と、前記ドプラ演算部の出力結果の輝度補正を行う輝度補正演算部とを有し、前記輝度補正演算部は、前記ドプラ演算部で求められた前記被検体の血流速度の時間変化波形に含まれる信号とノイズとを、統計的性質により分離し、前記分離処理の結果求められる信号輝度とノイズ輝度の境界点以下の出力輝度を抑圧せしめて輝度補正を行なうことを特徴とする。
(5)前記(1)乃至4の超音波撮像装置において、前記分離処理は、前記信号と前記ノイズのヒストグラム上でのピークとして分離する処理を含むことを特徴とする。
本発明によれば、超音波血流スペクトラム表示画像において、信号成分の表示に影響を最小限にしつつ、ノイズ成分の表示輝度の抑圧を行うことにより、信号成分の輪郭形状の視認性を向上する。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して詳述する。
図1に、本発明の一実施例になる超音波撮像装置の構成例を示す。被検体(図示してない)に対して、超音波を送受波する探触子1と、システム全体を制御する制御部4と、この制御部4に基づいて送信波形を生成するパルス/CW送波信号発生回路3と、このパルス/CW送波信号発生回路3で発生された信号を増幅する送波回路2と、探触子からの受信信号を増幅する、初段増幅回路6と、所望の場所からの信号を選択的に増強するための受波整相回路7と、この整相出力より血流からのドプラシフト成分を検出するドプラ演算部8と、この演算部で計算された瞬時周波数成分を血流波形データとして表示するためのデジタルスキャンコンバータ(DSC)10と、このスキャンコンバータの出力を表示する表示器11とを備えている。特に、本発明においては、輝度補正演算部9を備え、表示器11に出力する血流スペクトラム像の視認性の向上を図る。
図2は、輝度補正演算部9で行われる計算処理フローを示す図である。輝度補正演算処理は、二つの処理からなる。すなわち、ノイズと信号の分離処理と、前記分離処理の結果求まるノイズと信号輝度の境界点以下の出力輝度を抑圧する輝度補正処理である。前述した従来例(特許文献1)は輝度補正処理のみであったが、本発明では、その前段処理として、ノイズと信号を分離する処理をも備えている。
この二つの処理フローは、具体例では、自己中心フィルタによるノイズ除去処理101、ノイズ除去されたヒストグラムからγカーブ(輝度補正曲線)のパラメータ決定処理102、γカーブ補正処理103により処理され、輝度補正演算処理が完了する。
図3は、前述の自己中心フィルタによるノイズ除去処理101(以降、自己中心フィルタ処理)の具体的な計算処理内容を示す。自己中心フィルタに入力される画像データを、図10に示す。
図10において、画像データの中で輝度を計算する点(着目画素)200の輝度をI0と表わし、この輝度の出力を計算するための、着目領域201(重みを計算する領域)のサイズをi掛けるj(i×j)とする。このサイズが大きいほど自己中心フィルタの効果は大きいが、その分演算速度は遅くなる。202は、重みを計算する領域201内の着目画素200の周辺画素を示す。この着目領域201のサイズi×jを大きくする替わりに、自己中心フィルタ処理前にデシメーションによるサンプル点数の削減処理を行ない、処理後に補間により元のサンプル数に戻すことも演算の効率化に有効であり、デシメーションのリサンプル点数、前記iとj、重み関数の形状が、図3に示すパラメータ設定ステップ104によって行なわれる。計算を行う画素の位置と、前記iとjによって定まる範囲の画素がステップ105によって設定され、後述の重み関数に基づいて重みの計算がステップ106において行なわれる。この重み計算を設定範囲内の全点に対して行うと(ステップ107)、輝度値が求まり(ステップ108)、I0を画像内でシフトして、この画像内の全点に関して計算が行なわれたら、ステップ109で自己中心フィルタ処理が終了する。
重み関数については、図4を用いて説明する。前記の画素間輝度差の度数分布は、典型的な超音波画像においては図4(a)のようになる。これに対して、図4(b)に示すようなI0−Iijの差が大きくなるほど重みが単調に小さくなる関数として、ガウシアン関数(式1)もしくは偶数次の多項式を用いることができる。
Figure 2005115248
・・・・・・・・・・(式1)
(式1)はαをガウシアンの半値幅とするので、この半値幅を広げると、すなわちαを大きくすると、輝度の変化に対して、重みの値の変化が小さくなるので、結果として、輝度変化に対する感度を下げることになる。
この重み関数Wijを使って、(式2)に示す輝度演算処理を行う。輝度演算処理は、計算対称領域内の各画素に対して重みを掛けた値をすべて加算し、重みの合計値で規格化を行う。この結果、画像のボケをもたらすことなく、ノイズ成分を抑圧した新しい画像輝度(I'0)が得られる。何故なら、輝度差に応じた重みを与えることは、結果として、画像中の輪郭形状のエッジに沿った低域通過型の2次元フィルタ処理を行うことと同等であるからである。
なお、自己中心フィルタとは、以下のようなフィルタの特徴に着目して、今回本発明者らが新規に作った名称である。すなわち、着目対象画素と性質の近い画素の重みを大きくすることから、自分と近いものからのみフィードバックを得ることが、あたかも自己中心的な意志を持った行動に似ていることから、このような名称をつけている。
Figure 2005115248
・・・・・・・・・・(式2)
この自己中心フィルタ処理を行う前後の信号のヒストグラムの比較を、図5に示す。図5(a)は、元データのヒストグラムを示し、輝度20のあたりにピークをもつノイズ信号の分布が最も大きく、より高輝度側に信号分布があるが、そのピークはノイズ信号分布の中に埋もれており、分布形状を判別することは困難である。一方、図5(b)は、自己中心フィルタ処理後のヒストグラムを示し、輝度25のあたりにピークを持つ信号成分の分布がノイズ成分の分布と明瞭に区別することが出来る。これは、本発明による自己中心フィルタ処理が、前述した従来例(特許文献1)にあるような低輝度成分を単純に抑圧した効果とは異なることを示している。輝度入力に対して一意に決まる輝度出力を与えた場合は、信号をピークとしては分離されないからである。図5(b)で分離した信号分布とノイズ分布の間の値をThとする。例えば、信号分布の最大値M1とノイズ分布の最大値M2の対してTh=(M1+M2)/2などのようにして定めることが出来る。
このThと、図6に示すγカーブを用いて、輝度補正を行う。図7に、本発明による輝度補正処理を行った血流スペクトラム像(b)と、前述した従来例(特許文献1)に示す公知の方法(c)を用いて輝度補正処理を行った場合の比較を示す。なお、図7は、比較し易いように白黒反転した結果を示す。
図7の(a)に示す元画像に比べ、ノイズ成分が抑圧されているのは、本発明による方法(b)も公知の方法(c)も同様であるが、信号領域に関して比較すると、本発明による方法の方が、信号の輝度分布が連続的であり、いわゆる黒抜けが生じていないことが確認できる。本発明の効果は、画像の視認性の比較以外にも、輪郭のオートトレースを行った場合にも、その違いが確認できる。
図8は、元画像と本発明の画像処理を行った画像に対して、それぞれ輪郭のオートトレースを掛けた結果(a)、(b)の比較を示す。なお、図8は、比較し易いように白黒反
転した結果を示す。
元画像に対して輪郭のオートトレースを掛けた結果(a)では、信号成分分布の輪郭とオートトレースの結果にずれが生じているが、本発明の処理後のオートトレース(b)では、信号成分分布の輪郭とオートトレース結果が極めて良く一致していることがわかる。
なお、これまでの説明においては、ヒストグラムの計測を常に行うこととしてきたが、装置の演算回路の性能によっては、環境変化を検出する機構を備えることで、環境変化を検知しない限りにおいては、一度求まったThを使って、ヒストグラム計測を行うことを省略することも可能である。環境変化とは、装置の設定の変更もしくは、信号取得部位の変化のことである。環境変化の検出は、送受信の周波数や、パルスの繰り返し周波数、ドップラ演算回路における周波数変換のサンプル点数など、装置側のパラメータや、ドップラ信号の平均値や、分散など、信号の統計的性質を現す代表的な値をモニタすることによって可能である。ヒストグラム計測を簡易化することで、小さい回路規模規模でも、リアルタイム処理が容易となる。
(式1)のパラメータα(ガウシアンの半値幅)に関しても、入力部5(図1)の中の一つのキーとして備えても良いし、あらかじめ定まった値を用いても良いし、αを変えながら、前記ヒストグラム上での信号成分ピークの検出が最もよく行える値を探索して、これを用いることにしても良い。更にThを求めるための、αと、画像出力に用いる自己中心フィルタのαは一緒でも良いし、別々の値を用いてもよい。
以上詳述したように、本発明によれば、超音波血流スペクトラム表示画像において、信号成分の表示における影響を最小限にしつつ、ノイズ成分の表示輝度を抑圧を行うことにより、信号成分の輪郭形状の視認性を向上せしめ得る超音波撮像装置を実現できる。また、スペクトラム波形の輪郭を明瞭にすることによって、病変の検出を容易にし得る。
本発明の一実施例になる超音波撮像装置の構成例を説明する図。 本発明による輝度補正演算処理フローを説明する図。 図2における自己中心フィルタの処理フローを説明する図。 輝度差の度数分布と重み関数の形状を説明する図。 本発明における自己中心フィルタ処理前後のヒストグラムを説明する図。 本発明における輝度補正曲線を示す図。 元画像(a)と、本発明による輝度補正処理を行った血流スペクトラム像(b)と、従来方法による像(c)を示す図。 元画像の輪郭オートトレース結果(a)と本発明による血流スペクトラム像の輪郭オートトレース結果(b)を示す図。 従来の超音波診断装置の構成を説明する図。 自己中心フィルタに入力される画像データを説明する図。
符号の説明
1…超音波探触子、
2…送波回路、
3…パルス/CW送波信号発生回路、
4…制御部、
5…入力部、
6…初段増幅回路、
7…受波整相回路、
8…ドプラ演算回路、
9…輝度補正演算部、
10…デジタルスキャンコンバータ、
11…表示器。

Claims (5)

  1. 超音波探触子と、連続波またはパルス波からなる超音波を発生する送波信号発生回路を有し、前記超音波探触子を介して被検体に前記超音波を選択的に送信する送信部と、前記超音波探触子が前記被検体から受信した受波信号を整相する受信部と、前記受信部から出力された受波信号のドプラ周波数偏移を算出し、該ドプラ周波数偏移に基いて前記被検体の血流速度を算出するドプラ演算部と、前記血流速度の波形が表示される表示部と、前記送信部と前記受信部と前記ドプラ演算部と前記表示部とを制御する制御部と、前記ドプラ演算部の出力結果の輝度補正を行う輝度補正演算部とを有し、前記輝度補正演算部は、前記ドプラ演算部で求められた前記被検体の血流速度の時間変化波形に含まれる信号とノイズを、血流速度と時間で定義される空間上での連続性により分離するフィルタリング処理部と、前記フィルタリング処理の結果求められた信号輝度とノイズ輝度の境界値をパラメータとして輝度補正を行う輝度補正処理部とを有することを特徴とする超音波撮像装置。
  2. 請求項1に記載の超音波撮像装置において、前記輝度補正処理部は、前記信号と前記ノイズの輝度分布の境界値より低輝度信号を抑圧するように構成されていることを特徴とする超音波撮像装置。
  3. 請求項1に記載の超音波撮像装置において、前記フィルタリング処理部は、前記血流速度に関する画像データの各画素の周辺画素範囲を定めるための手段と、前記各画素の輝度と前記周辺画素の各画素の輝度差から重み関数を決定するための手段とを有し、前記重み関数は0の時に極大点をもち、負の無限大から正の無限大の範囲での前記関数の絶対値の積分値は有限であり、前記重み関数と前記周辺画素の各画素の輝度との積和を前記血流速度に関する画像データの各画素の輝度とした値を、前記フィルタリング処理の結果の信号強度とすることを特徴とする超音波撮像装置。
  4. 超音波探触子と、連続波またはパルス波からなる超音波を発生する送波信号発生回路を有し、前記超音波探触子を介して被検体に超音波を選択的に送信する送信部と、前記超音波探触子が前記被検体から受信した受波信号を整相する受信部と、前記受信部から出力されたる受波信号のドプラ周波数偏移を算出し、該ドプラ周波数偏移に基いて前記被検体の血流速度を算出するドプラ演算部と、前記血流速度の波形が表示される表示部と、前記送信部と前記受信部と前記ドプラ演算部と前記表示部とを制御する制御部と、前記ドプラ演算部の出力結果の輝度補正を行う輝度補正演算部とを有し、前記輝度補正演算部は、前記ドプラ演算部で求められた前記被検体の血流速度の時間変化波形に含まれる信号とノイズとを、統計的性質により分離し、前記分離処理の結果求められる信号輝度とノイズ輝度の境界点以下の出力輝度を抑圧せしめて輝度補正を行なうことを特徴とする超音波撮像装置。
  5. 請求項1又は4に記載の超音波撮像装置において、前記分離処理は、前記信号と前記ノイズのヒストグラム上でのピークとして分離する処理を含むことを特徴とする超音波撮像装置。
JP2006513802A 2004-05-26 2004-11-10 超音波診断装置 Active JP4996247B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006513802A JP4996247B2 (ja) 2004-05-26 2004-11-10 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004155662 2004-05-26
JP2004155662 2004-05-26
JP2006513802A JP4996247B2 (ja) 2004-05-26 2004-11-10 超音波診断装置
PCT/JP2004/016631 WO2005115248A1 (ja) 2004-05-26 2004-11-10 超音波撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2005115248A1 true JPWO2005115248A1 (ja) 2008-03-27
JP4996247B2 JP4996247B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=35450619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006513802A Active JP4996247B2 (ja) 2004-05-26 2004-11-10 超音波診断装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8353836B2 (ja)
EP (1) EP1762178A4 (ja)
JP (1) JP4996247B2 (ja)
CN (1) CN100531674C (ja)
WO (1) WO2005115248A1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8036856B2 (en) * 2005-12-01 2011-10-11 General Electric Company Method and apparatus for automatically adjusting spectral doppler gain
US7804736B2 (en) * 2006-03-30 2010-09-28 Aloka Co., Ltd. Delay controller for ultrasound receive beamformer
KR100977367B1 (ko) * 2009-10-28 2010-08-20 (주)메디슨 3차원 pw 스펙트럼 초음파 진단 장치 및 3차원 pw 스펙트럼 데이터 생성 방법
CN101849841B (zh) * 2010-06-10 2013-03-13 复旦大学 基于几何滤波器抑制超声彩色血流成像中杂波的方法
CN103200876B (zh) * 2010-11-11 2015-09-09 奥林巴斯医疗株式会社 超声波观测装置、超声波观测装置的动作方法
JP5438066B2 (ja) * 2011-05-25 2014-03-12 日立アロカメディカル株式会社 超音波画像処理装置およびプログラム
CN102805649B (zh) * 2011-06-03 2016-03-23 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 一种彩色超声成像方法及装置
JP5497821B2 (ja) * 2012-03-16 2014-05-21 国立大学法人 東京大学 流体流速検出装置及びプログラム
US9874580B2 (en) * 2012-06-05 2018-01-23 Newsouth Innovations Pty Limited Method and system for determining a velocity of a relative movement between an object and a fluidal medium
JP2014018392A (ja) * 2012-07-18 2014-02-03 Toshiba Corp 超音波診断装置
US20140336510A1 (en) * 2013-05-08 2014-11-13 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Enhancement in Diagnostic Ultrasound Spectral Doppler Imaging
JP5750181B1 (ja) * 2014-03-31 2015-07-15 日立アロカメディカル株式会社 超音波診断装置
JP5837641B2 (ja) * 2014-04-08 2015-12-24 日立アロカメディカル株式会社 超音波診断装置
JP6265933B2 (ja) * 2015-03-05 2018-01-24 富士フイルム株式会社 音響波診断装置およびその制御方法
CN110801246B (zh) * 2015-05-07 2022-08-02 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 血流成像方法及系统
KR102030568B1 (ko) * 2015-12-23 2019-10-10 지멘스 메디컬 솔루션즈 유에스에이, 인크. 도플러 스펙트럼 영상을 표시하는 초음파 시스템 및 방법
CN105708495B (zh) * 2016-01-26 2018-08-17 飞依诺科技(苏州)有限公司 超声彩色血流成像边界处理方法及系统
WO2020215075A1 (en) * 2019-04-18 2020-10-22 The Regents Of The University Of California System and method for continuous non-invasive ultrasonic monitoring of blood vessels and central organs
JP7453040B2 (ja) * 2020-04-01 2024-03-19 富士フイルムヘルスケア株式会社 超音波撮像装置、および、画像処理装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0451941A (ja) * 1990-06-19 1992-02-20 Fujitsu Ltd 超音波診断装置
JPH1133024A (ja) * 1997-07-18 1999-02-09 Toshiba Corp 超音波ドプラ診断装置
JP2000262520A (ja) * 1999-03-18 2000-09-26 Aloka Co Ltd 超音波診断装置
JP2000300561A (ja) * 1998-12-01 2000-10-31 General Electric Co <Ge> イメージング・システム
JP2002534185A (ja) * 1998-12-30 2002-10-15 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ドプラ超音波における自動的なスペクトル最適化法
JP2004129773A (ja) * 2002-10-09 2004-04-30 Hitachi Medical Corp 超音波イメージング装置及び超音波信号処理方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5897347A (ja) * 1981-12-03 1983-06-09 株式会社東芝 超音波診断装置
JPS61181449A (ja) * 1985-02-08 1986-08-14 富士通株式会社 血流速度測定装置
US4967753A (en) * 1987-04-10 1990-11-06 Cardiometrics, Inc. Apparatus, system and method for measuring spatial average velocity and/or volumetric flow of blood in a vessel
US5271404A (en) * 1992-06-25 1993-12-21 Cardiometrics, Inc. Method and apparatus for processing signal data to form an envelope on line
JP2000262820A (ja) 1999-03-19 2000-09-26 Mitsubishi Paper Mills Ltd 空気清浄化フィルター
US6500125B1 (en) * 2000-03-30 2002-12-31 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Ultrasound b/color priority threshold calculation
KR100381874B1 (ko) * 2000-07-08 2003-04-26 주식회사 메디슨 도플러 효과를 이용하여 혈류 속도를 측정하기 위한초음파 진단 장치 및 방법
US7815572B2 (en) * 2003-02-13 2010-10-19 Koninklijke Philips Electronics N.V. Flow spectrograms synthesized from ultrasonic flow color doppler information
US6733454B1 (en) * 2003-02-26 2004-05-11 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Automatic optimization methods and systems for doppler ultrasound imaging

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0451941A (ja) * 1990-06-19 1992-02-20 Fujitsu Ltd 超音波診断装置
JPH1133024A (ja) * 1997-07-18 1999-02-09 Toshiba Corp 超音波ドプラ診断装置
JP2000300561A (ja) * 1998-12-01 2000-10-31 General Electric Co <Ge> イメージング・システム
JP2002534185A (ja) * 1998-12-30 2002-10-15 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ドプラ超音波における自動的なスペクトル最適化法
JP2000262520A (ja) * 1999-03-18 2000-09-26 Aloka Co Ltd 超音波診断装置
JP2004129773A (ja) * 2002-10-09 2004-04-30 Hitachi Medical Corp 超音波イメージング装置及び超音波信号処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1762178A4 (en) 2009-07-15
EP1762178A1 (en) 2007-03-14
WO2005115248A1 (ja) 2005-12-08
JP4996247B2 (ja) 2012-08-08
US20090163816A1 (en) 2009-06-25
CN1960677A (zh) 2007-05-09
CN100531674C (zh) 2009-08-26
US8353836B2 (en) 2013-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4996247B2 (ja) 超音波診断装置
US7787680B2 (en) System and method for processing an image
US6277075B1 (en) Method and apparatus for visualization of motion in ultrasound flow imaging using continuous data acquisition
US7833159B2 (en) Image processing system and method of enhancing the quality of an ultrasound image
JP4266659B2 (ja) スペクトル・ドプラ・イメージングの自動制御のための方法及び装置
JP5054361B2 (ja) 超音波システムにおけるスペクトルドプラ利得の自動調整
US11000263B2 (en) Ultrasound diagnostic apparatus, image processing device, and image processing method
KR100969536B1 (ko) 초음파 영상을 형성하는 초음파 시스템 및 방법
US20150359507A1 (en) Ultrasound diagnosis apparatus and ultrasound image processing method
JPWO2008136201A1 (ja) 超音波診断装置
JP3397748B2 (ja) カラードップラー映像システムにおけるカラー映像表示方法及び装置
JP5103887B2 (ja) カラーフロー映像の利得を調節する映像処理システム及び方法
CN105982694A (zh) 抑制超声噪声的信号处理方法
JP4808373B2 (ja) Bモード画像のバンディング抑制に関連する応用のための方法及び装置
JP5455567B2 (ja) 超音波診断装置
JP5690420B1 (ja) 超音波診断装置
KR100998443B1 (ko) 스캔 변환을 고려하여 초음파 데이터를 처리하는 초음파시스템 및 방법
JP2020110296A (ja) 超音波撮像装置及び画像処理方法
JP5815295B2 (ja) 超音波診断装置
JP2015104583A (ja) 超音波画像撮像装置及び超音波画像撮像方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120511

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4996247

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250