JPH0451809Y2 - - Google Patents

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JPH0451809Y2
JPH0451809Y2 JP1048287U JP1048287U JPH0451809Y2 JP H0451809 Y2 JPH0451809 Y2 JP H0451809Y2 JP 1048287 U JP1048287 U JP 1048287U JP 1048287 U JP1048287 U JP 1048287U JP H0451809 Y2 JPH0451809 Y2 JP H0451809Y2
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electrode
cylindrical body
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arm
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、例えば患者の頸部の癌組織に高周
波電源を印加して加熱治療する高周波温熱治療装
置の電極構造に関する。
(ロ) 従来の技術 第4図は、高周波温熱治療装置の頸用電極によ
り、患者の頸部の癌組織を治療する状態を示す正
面図である。
高周波温熱治療装置は、装置本体に一対の電極
取付体61,61を対向突設し、それぞれの電極
取付体61には伸縮アーム62を配備し、この伸
縮アーム62の先端部に治療用アプリケータを脱
着可能に取付けている。このアプリケータは、患
部に対し高周波電圧を印加する電極63と、患部
皮膚面を冷却保護するために冷却液を循環させる
液バツグ64とから構成されている。患者の頸部
を治療する場合は、一対のアプリケータ、つまり
液バツグ64を備えた両電極63を頸部Aに対し
て対向配置し、伸縮アーム62を伸張させて両電
極(先端部の液バツグ)63を頸部Aに対して両
側から挟着する。そして、頸部の癌組織に対して
高周波電圧を印加し加熱治療する。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 従来の電極取付体に配備される進退可能な伸縮
アームは径が太く、且つ電極はこの太径の伸縮ア
ームに直接連結された構造となつている。
ところで、患者の頸部の癌組織を治療する場合
には、第4図で示すように、長さの短い頸部に対
し電極を当接させる必要があるが、従来の伸縮ア
ームは大径に形成され、且つ伸張距離も極めて僅
かに設定されている。このため、伸張した伸縮ア
ームの先端部が患者の肩部に当接し、電極が頸部
に届かない不利があつた。このため、従来は、電
極(液バツグ)と頸部との間に、別途、補助用液
バツグ65を介在させ(第4図参照)、電極が頸
部に当接するようにしている。ところが、この補
助用液バツグを介在させて電極を頸部に当接させ
る時は、電極と患部(頸部)との間に大きな距離
が開くこととなり、加熱効率が悪い等の不利があ
る。
また、従来の液バツグ64は、第5図に示すよ
うに、円板状の液バツグ取付板71の面内に、取
付板径より小径の筒部72を突設し、この筒部7
2内に電極63を配置し、筒部72外周の取付板
71に液バツグ64の開口端部を載置し、鍔板状
リング体73を介してこの液バツグ64をボルト
74止着している。従つて、この構造では、強固
に止着された液バツグの取替えが困難な許かりで
なく、電極径に対し、液バツグ取付部分(液バツ
グ取付板の外周部)が外方へ大きく出張ることと
なる。従つて、仮に頸部の基部に患部が位置する
時は、この液バツグ取付け部分の出張り部が邪魔
になり、電極を頸基部にスムーズに当接し得ない
等の不利があつた。
この考案は、以上のような問題点を解消させ、
患者の頸部に対し適正な状態で当接し得、且つ液
バツグの交換容易な高周波温熱治療装置の電極構
造を提供することを目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段及び作用 この目的を達成させるために、この考案の高周
波温熱治療装置の電極構造は、次のような構成と
している。
高周波温熱治療装置の電極構造は、外周部にネ
ジ部を形成し、内部に開口空室部を備えた筒状本
体と、この筒状本体の空室部底面に配備された電
極と、上記筒状本体より突出配備され、先端に備
える電極取付軸と前記電極を接続する長尺な細径
アームと、前記筒状本体の開口空室部に脱着可能
に嵌合する循環液収納バツグと、上記筒状本体の
ネジ部に螺合し、循環液収納バツグを筒状本体に
固定するネジリングとから構成されている。
このような構成を有する高周波温熱治療装置の
電極構造では、電極と電極取付軸とが長尺な細径
アームを介して接続されている。つまり、電極と
電極取付体(装置本体)との接続は、長尺な細径
アーム(先端部の取付軸)を介して電気的に接続
されることとなる。従つて、患者の頸部に対し電
極を当接させる時、電極と電極取付体との間には
細径アームが介在することとなる。つまり、大径
な電極取付体は頸部より遠く離れた位置に存在
し、肩部に対する邪魔とならず、電極を頸部に対
し適正に当接させることができる。
また、液バツグは筒状本体の空室部外周面に嵌
着され、且つネジリングによつて押圧固定された
構造であり、ナジリングの螺着を緩めることで容
易に交換し得ると共に、液バツクと筒状本体との
取付部分は、従来のように外方へ出張ることがな
く、仮に患部が頸部の基部に位置する場合であつ
ても、液バツグの取付部分が邪魔にならず、頸基
部に対し、電極を適切に圧接させることが出来
る。
(ホ) 実施例 第3図は、高周波温熱治療装置を示す斜視図で
ある。
高周波温熱治療装置5は、対向状に設置された
一対の支持体51間に、弯曲状のC形アーム52
が回動可能に配備され、このC形アーム52の両
端部にそれぞれ電極取付体53が対向状に固定し
てある。そして、この電極取付体53に対し、液
バツグ2を備えた電極1が脱着可能に配備されて
いる。
第1図は、この考案に係る高周波温熱治療装置
の電極構造の具体的な一実施例を示す正面図であ
る。
電極構造は、筒状本体3と、この筒状本体3に
配備された電極1と、筒状本体3の一端部に突出
配備された細径アーム4と、筒状本体3の他端部
に配備された液バツグ(循環液収納バツグ)2と
から成る。
筒状本体3は、合成樹脂材にて成形された上開
口有底の筒体であつて、筒体の開口周面部には鍔
板部31を突設している。そして、この筒体の底
部は肉厚部32に設定し、開口部は一定深さを有
する空室部33に設定している。更に、肉厚部に
は、それぞれ90°開いた3本の貫通孔(冷却液の
循環通路部)34を形成し、2本の貫通孔34に
それぞれ冷却液循環プラグ35を接続すると共
に、他の1本の貫通孔34は閉栓(図示せず)し
たエア抜き用に設定している。また、筒状本体3
の外周面にはネジ部36を形成し、このネジ部3
6には、後述する液バツグ2を押圧固定する押圧
リング37を遊嵌すると共に、この押圧リング3
7を下方へ押付けるためのネジリング38を螺着
している。
前記電極1は、上記筒状本体3の底面、つまり
空室部33の底面に配備されている。この電極1
は、空室部(筒状本体3)33の内径にほぼ等し
い直径を有する円板状に形成され、面内中央部に
導電性軸体11を突設し、この導電性軸体11を
前記肉厚部32に挿通固定し、電極1と空室部3
3底面との間に僅かな空〓を設けて、前記貫通孔
34から後述する液バツグ2へ循環冷却液が流通
するように設定している。
この考案の特徴は、前記筒状本体3の一端部
(肉厚部32側)に長尺な細径アーム4を突設し、
他端部(空室部33側)に液バツグ2を配備した
点にある。
細径アーム4は、電極径1より遥かに小径な絶
縁性の中空軸体に形成し、軸長さは、通常患者の
肩先から頸部に至る程度の長さに設定されてい
る。この細径アーム4の内部には、導電線が軸方
向へ配備してある(図示せず)。そして、この細
径アーム4の一端部(先端部)が前記筒状本体3
の肉厚部32外面中央にボルト止着され、導電線
の一端部を上記電極1の導電性軸体11と接続
し、且つ他端部をアーム4の他端部(基端部)に
突設する電極取付軸41に接続している。この電
極取付軸41が、第3図で示す装置本体5の電極
取付体53に対し脱着自在に固定され、電極取付
体53の高周波電源供給部材(図示せず)と電気
的に接続し、電極1に高周波を供給するように設
定されている。
また、筒状本体1の開口端部、つまり空室部3
3開口端の鍔板部31には、緩衝性スポンジ製パ
ツトリング39が貼着してあり、このパツトリン
グ39を介して後述する液バツグ2が筒状本体3
に取付けてある。
液バツグ2は、例えばシリコンゴム或いはラテ
ツクスゴム等の柔軟な伸縮性資材により袋体に形
成され、この袋体の開口周縁にリブ部21を備え
ている。この液バツグ2は、開口周縁部を引つ張
り径を拡大させた状態で、前記筒状本体3の鍔板
31の裏面にまで被せ(嵌着させ)てあり、常態
においてリブ部21が上記押圧リング37のV形
突部37aと接触し、且つネジリング38により
押圧リング37が下方へ押付けられることで、液
バツグ2が筒状本体3に強固に取付けられてい
る。この液バツグ2には、前記貫通孔(冷却液循
環通路部)34により常時、冷却液(食塩水・蒸
留水)が循環するように設定されている。
このような構成を有する高周波温熱治療装置の
電極構造を使用して、患者の頸部に対し高周波治
療を行う場合は、第2図で示すように、一対の電
極取付体53,53をそれぞれ頸部Aを挟んで対
向させ、頸部Aに対し直角方向に両電極取付体5
3を配置する。この時、電極取付体53は細径ア
ーム4の存在により頸部及び肩部よりはるか後方
に位置した状態で、電極(液バツグ2)1が完全
に頸部の患部皮膚面に当接する。従つて、電極取
付体53が大径であつても、肩部が全く邪魔にな
らず、電極1を頸部に対し適正に押圧接触させる
ことが可能となる。
また、液バツグ2は筒状本体1に対し、螺着す
るネジリング38の螺合を緩めるだけの簡単な操
作で簡易に取外せ、交換できる許かりでなく、液
バツグ径2と筒状本体(電極1)3との取付け部
分が外方へ出張つていないため、仮に癌患部が頸
部の基部に位置する場合であつても、液バツグ2
の取付部分が邪魔にならず、電極1を頸基部に対
して適切に押圧接触させることが可能となる。
(ヘ) 考案の効果 この考案では、以上のように、内部に電極を配
置する筒状本体に長尺な細径アームを突設し、こ
の細径アーム先端の電極取付軸と電極とを接続す
ると共に、筒状本体の開口部端部に嵌着する液バ
ツグをネジリングにより脱着可能に押圧固定する
こととしたので、癌組織が頸部にある場合であつ
ても、電極を適正に頸部に当接させることができ
る。
従つて、従来のように電極から直接、電極取付
軸を突設する構造に比し、肩部が邪魔にならず、
極めて容易且つ適切に、頸部に対して電極を当接
させ得る許かりでなく、液バツグと筒状本体との
取付け部分が外方へ出張らないから、頸基部であ
つても電極をスムーズに押圧接触させることが可
能となる。
また、液バツグは筒状本体に対し極めて簡易に
取付けてあるから、液バツグの交換作業が容易で
ある等、考案目的を達成した優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例電極構造を示す正面図、第2
図は、実施例電極構造にて患者の頸部を治療する
状態を示す正面図、第3図は、高周波温熱治療装
置を示す斜視図、第4図は、従来の高周波温熱治
療装置の電極構造にて頸部を治療する場合を示す
正面図、第5図は、従来の電極構造を示す要部拡
大断面図である。 1……電極、2……循環液収納バツグ、3……
筒状本体、4……細径アーム、33……空室部、
38……ネジリング、41……電極取付軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周部にネジ部を形成し、内部に開口空室部を
    備えた筒状本体と、この筒状本体の空室部底面に
    配備された電極と、上記筒状本体より突出配備さ
    れ、先端に備える電極取付軸と前記電極を接続す
    る長尺な細径アームと、前記筒状本体の開口空室
    部に脱着可能に嵌合する循環液収納バツグと、上
    記筒状本体のネジ部に螺合し、循環液収納バツグ
    を筒状本体に固定するネジリングとから成る高周
    波温熱治療装置の電極構造。
JP1048287U 1987-01-27 1987-01-27 Expired JPH0451809Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1048287U JPH0451809Y2 (ja) 1987-01-27 1987-01-27

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JP1048287U JPH0451809Y2 (ja) 1987-01-27 1987-01-27

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JPS63117555U JPS63117555U (ja) 1988-07-29
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