JPH0533737U - 高周波温熱治療用アプリケータ - Google Patents

高周波温熱治療用アプリケータ

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JPH0533737U
JPH0533737U JP8283191U JP8283191U JPH0533737U JP H0533737 U JPH0533737 U JP H0533737U JP 8283191 U JP8283191 U JP 8283191U JP 8283191 U JP8283191 U JP 8283191U JP H0533737 U JPH0533737 U JP H0533737U
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gel
bag
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electrode
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JP8283191U
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淳 下山
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Omron Corp
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Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エッジ効果や加温不良が発生しない高周波温
熱治療用アプリケータを提供することである。 【構成】 電極を有する電極取付体を取付けるゲル状パ
ット部10は、ゲル状パット1、2と、パット1、2で
挟持される冷却液循環バッグ3とで構成され、バッグ3
には接液部4、5が突設されると共に、バッグ3の両端
に把手部6、7が形成され、更にバッグ3は間仕切りを
形成した多数の筒状の流路が連なった循環経路を有す
る。 【作用】 温熱治療に際しては、ゲル状パット1(又は
2)を生体表面に密着させ、冷却液循環バッグ3でパッ
ト1、2と生体表面を冷却する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、高周波温熱治療用アプリケータに関し、詳細には癌等の治療に使 用される温熱治療装置のアプリケータに関する。
【0002】
【従来の技術】
いわゆる誘電加温式の温熱治療装置は、患部を平板状の電極で挟み、電極間に 高周波電圧を印加して、癌、腫瘍等の患部を加温し、細胞組織を壊死させるもの である。この温熱治療装置としては、例えば図5に示すものがある。この装置は 、アプリケータ支持装置60がガントリー型のものであり、患者全体を取り巻く ガントリー61の内周面61aにアプリケータ押付けユニット62、63が対向 配置され、ユニット62、63にはアプリケータ64、65が取付けられており 、患者を載せたベッド66をガントリー61内に挿入して、加温治療するもので ある。
【0003】 アプリケータ64、65は、図6に示すように、偏平な筒体(電極取付体)7 1の内部に電極を設け、筒体71にこれとほぼ同じ大きさの液バッグ72を取付 けたものである。筒体71内の電極には給電線73が接続され、給電線73は筒 体71の外部に導出されている。液バッグ72には、冷却液循環用の液パイプ7 4が連結され、この液パイプ74を通じて液バッグ72に冷却液が充填される。 このアプリケータ64、65は、所謂可搬式のコンパクトタイプであり、温熱治 療に際しては、図7に示すように、生体Aの癌や腫瘍等の患部を挟むように生体 Aに対向させて押し当てる。そして、両電極間に高周波電圧を印加して、患部を 加温治療する。
【0004】 このように、実際には電極を生体Aに直接接触させるのではなく、冷却液が循 環する液バッグ72を介して電極を生体Aに接触させる。これは、電極直下の皮 下脂肪層が高周波に対して高抵抗率を示し、皮下脂肪層の温度が高くなるので、 これを冷却するためである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなアプリケータでは、筒体71と液バッグ72が一 体化され、しかも液バッグ72の生体Aへの密着性が悪いため、電力集中による エッジ効果が生じ易い。 この問題を解決するために、図8に示すような柔軟な液バッグ92を有するア プリケータ84、85が使用されている。この図に示す温熱治療装置は、アプリ ケータ支持装置80がCアーム型のものであり、Cアーム81の両端部にそれぞ れアプリケータ押付けユニット82、83が取付けられ、各ユニット82、83 にアプリケータ84、85が取付けられている。又、液バッグ92には冷却液循 環用の液チューブ86が接続されている。
【0006】 このアプリケータ84、85も、筒体(電極取付体)91に液バッグ92が取 付けられ、筒体91内に電極が配置されている。しかし、筒体91と液バッグ9 2が一体になっているため、図8に示すように、生体Aにアプリケータ84、8 5を押付け、液バッグ92を生体Aの曲部に沿わして温熱治療を施す場合、液バ ッグ92が相互に干渉し、高周波が生体Aの内部ではなく表面を流れ(図中の矢 印参照)、加温不良が起き易い。
【0007】 従って、本考案の目的は、上記問題点に鑑み、エッジ効果や加温不良が発生し ない高周波温熱治療用アプリケータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の高周波温熱治療用アプリケータは、従来 のアプリケータにおける液バッグとしてゲル状パット部を使用し、このゲル状パ ット部が電極取付体よりも大きいことを特徴とする。 このゲル状パット部により、生体への密着性が良くなり、電力集中によるエッ ジ効果が起こらなくなると共に、高周波を生体の患部に的確に流すことができ、 加温不良にならない。
【0009】 ゲル状パット部を構成するゲル状パットにおいて、ゲルの材質としては、生体 表面への密着性が良好であればよく、例えばセグメント化ポリウレタンゲルを用 いる。又、ゲルの特性としては、生体のインピーダンス、誘電率、導電率等の特 性を考慮した物性とし、特に加温時の高周波インピーダンスを低く保ち、ゲル状 パットにおける電力損失を軽減することが好ましい。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の高周波温熱治療用アプリケータを実施例に基づいて詳細に説明 する。但し、アプリケータを装備する温熱治療装置自体の構成は、図5に示すガ ントリー型、図8に示すCアーム型を問わない。 図1に一実施例に係るアプリケータのゲル状パット部の分解斜視図を示す。こ のパット部10は、冷却液循環バッグ3を2枚のゲル状パット1、2で挟持した 構造である。冷却液循環バッグ3を設けずに、電極取付体の電極と生体との間に 1枚のゲル状パットを介在させるだけでも、高周波電力を拡散させる効果が生じ 、エッジ効果は無くなるが、長時間の治療ではゲル状パットが発熱する場合があ るので、このように冷却液循環バッグ3を配したパット部が好適である。
【0011】 冷却液循環バッグ3は、例えばビニール等の軟質合成樹脂からなるシート若し くはフィルム(又は高周波特性の良い高分子膜)で構成された袋状のものである 。バッグ3には接液部4、5が突設されると共に、バッグ3の両端にはスリット 状の把手部6、7が設けられている。接液部4、5を通じて、バッグ3内に冷却 液(例えば生理食塩水、蒸留水)が循環され、ゲル状パット1、2と生体が冷却 される。冷却液循環バッグ3は、この実施例では図に示すように、間仕切りを形 成した多数の筒状の流路が連なった波状を呈し、例えば接液部4から入った冷却 液は図中の矢印のような循環経路に従って流れ、接液部5から出る。但し、循環 経路としては、冷却液を接液部4、5から直接還流させてもよいが、治療時の体 位変動を考慮すると、図示のような循環経路にするのが好ましい。
【0012】 なお、冷却液として用いる生理食塩水や蒸留水は、経年劣化によりそのインピ ーダンスが高くなり、発熱による電力損失が生じて、加温効率の低下を招く要因 になることが知られている。しかし、上記のような冷却液循環バッグ3を用いれ ば、冷却循環に必要な最低限の量の冷却液をバッグ3内に循環させればよく、し かも接液部4、5に連通する温熱治療装置の冷却装置(図示せず)において定期 的に新しい冷却液と交換することで、インピーダンス上昇による発熱損失を抑え ることができる。
【0013】 上記ゲル状パット1、2と冷却液循環バッグ3とを一体にしたゲル状パット部 10を図2に示す。このパット部10に、電極を有する電極取付体(図示せず) を取付けて、アプリケータとする。温熱治療に際しては、かかるアプリケータを 2個用い、各アプリケータの冷却液循環バッグ3の把手部6、7を持ち、生体に ゲル状パット1(又は2)の接着面を密着固定する。この時、生体表面に腫瘍等 の突起物が存在しても、ゲル状パットは柔軟であるため、突起物に応じて変形し 、生体表面との密着性が損なわれない。
【0014】 図3は、生体Aに一対のアプリケータを密着させた状態を示す。各アプリケー タは、上記のようなゲル状パット部10、20に、電極を有する電極取付体11 、21をそれぞれ取付けたものであり、電極には給電線12、22が接続されて いる。図から分かるように、パット部10、20は電極取付体11、21よりも 大きく、生体Aの表面に対して大きな接触面積を持つ。この場合、高周波電力は 生体A内を図中の矢印のように流れる。
【0015】 図4は、ゲル状パット部10、20に電極取付体31、41を着脱可能に取付 けたアプリケータを示す。この着脱の利点として、生体Aに密着固定したパット 10、20に電極取付体31、41を対向させずに取付けることができ、この場 合に、高周波電力は生体A内を斜めに横切って流れる。この実施例のように、電 極取付体を着脱自在にしておけば、形状の違う電極取付体(即ち電極)をパット 部にセットして治療を行うことができる。しかも、電極取付体(即ち電極)をパ ット部の任意の位置に取付けることができるため、電極の設置自由度が大幅に大 きくなり、治療中に加温部位を移動させることも可能になる。
【0016】
【考案の効果】
本考案の高周波温熱治療用アプリケータは、以上説明したように、液バッグと してゲル状パット部を使用し、このゲル状パット部は電極取付体よりも大きいの で、下記の効果を有する。 (1)ゲル状パット部は、生体のインピーダンス、誘電率、導電率等の特性に近 似させた特性を持つ柔軟性のある構造であるため、生体に密着固定することがで きる。 (2)電極と生体との間に介在するゲル状パット部の表面積が十分に広く、しか もパット部がゲル状であるため、生体への密着性が高まり、電力集中によるエッ ジ効果が発生しなくなり、安全で確実な治療を行うことができる。 (3)ゲル状パット部が更に冷却液循環バッグを有すれば、加温による生体の発 熱を防ぐことができ、安全な温熱治療を施すことができる。 (4)電極取付体をゲル状パット部に着脱可能に取付けることにより、治療に際 して形状の異なる電極を有する電極取付体を使用することができるだけでなく、 ゲル状パット部の任意の位置に電極取付体を取付けて治療でき、治療中に加温部 位を移動させることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るアプリケータのゲル状
パット部の分解斜視図である。
【図2】図1のパット部を組み立てた状態の斜視図であ
る。
【図3】本考案のアプリケータの生体への固定例を示す
説明図である。
【図4】本考案のアプリケータの生体への別の固定例を
示す説明図である。
【図5】ガントリー型のアプリケータ支持装置を備える
温熱治療装置の斜視図である。
【図6】従来例に係るアプリケータの斜視図である。
【図7】図6のアプリケータを生体に固定した時の状態
を示す説明図である。
【図8】Cアーム型のアプリケータ支持装置を備える温
熱治療装置の斜視図である。
【符号の説明】
1、2 ゲル状パット 3 冷却液循環バッグ 10、20 ゲル状パット部 11、21、31、41 電極取付体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極と、この電極を設ける電極取付体と、
    この電極取付体に取付ける液バッグとを有する高周波温
    熱治療用アプリケータにおいて、 前記液バッグとしてゲル状パット部を使用し、このゲル
    状パット部は電極取付体よりも大きいことを特徴とする
    高周波温熱治療用アプリケータ。
  2. 【請求項2】前記ゲル状パット部は、冷却液循環バッグ
    を2枚のゲル状パットで挟持したものであることを特徴
    とする請求項1記載の高周波温熱治療用アプリケータ。
  3. 【請求項3】前記電極取付体は、ゲル状パット部に着脱
    可能に取付けられていることを特徴とする請求項1又は
    2記載の高周波温熱治療用アプリケータ。
JP8283191U 1991-10-14 1991-10-14 高周波温熱治療用アプリケータ Pending JPH0533737U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013535295A (ja) * 2010-09-10 2013-09-12 メディヴァンス インコーポレイテッド 医療用冷却パッド
WO2014106980A1 (ko) * 2013-01-03 2014-07-10 (주)하늘마음바이오 고주파 치료기용 밴드타입 전극 유닛
WO2023078916A1 (de) * 2021-11-02 2023-05-11 Cinogy Gmbh Plasma-behandlungsgerät zur plasmabehandlung einer hautoberfläche

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