JPH0451319B2 - - Google Patents

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JPH0451319B2
JPH0451319B2 JP62097161A JP9716187A JPH0451319B2 JP H0451319 B2 JPH0451319 B2 JP H0451319B2 JP 62097161 A JP62097161 A JP 62097161A JP 9716187 A JP9716187 A JP 9716187A JP H0451319 B2 JPH0451319 B2 JP H0451319B2
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JP
Japan
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belt
roll
conveyor
control means
support roll
Prior art date
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JP62097161A
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Hiroaki Morioka
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SAKURA ENG KK
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SAKURA ENG KK
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  • Control Of Cutting Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スポンジや軟質発泡板等の平板加工
材を最初に一度セツトした後は、何等の人手を要
することなく精度良く、高能率で薄く漉割(スラ
イス)できる自動漉割機に関する。
〔従来の技術〕
皮革等の加工材を半裁する機械としては、第8
図に示すような構造の手動式のものが既に知られ
ている。即ち、この半裁機は、供給テーブル10
1に載置した皮革等の加工材102を矢印方向に
押すと、ゲージロール103とセグメントロール
104とによつて該加工材102がくわえ込まれ
て前方のナイフ105で半裁されるようになつて
おり、その上半分(銀面)の厚み寸法の調節は、
ハンドル106でゲージロール103の高さ位置
を調節することによつて行われるように構成され
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の半裁機では、ゴム板や軟
質発泡板等の加工材を高い厚み精度で自動的に薄
く何層にも漉割することが出来ないといつた問題
があり、そのため関係業界においては精度の高い
自動漉割機の早期開発が希求されている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の自動漉割機は上記要望に応えるべく発
明されたもので、本体部に対して移動可能な状態
に支持され、モータによつて正、逆転する駆動ロ
ールと、本体部に軸支された従動ロールとの間に
支持ロールを介設し、これらのロールに凹凸表面
を形成した搬送ベルトを掛け渡して構成され、そ
の上に載置させた平板加工材を連続して漉割切断
するために前進、後退走行するベルトコンベア
と、上記駆動ロールを正、逆転させるモータを含
み、上記ベルトコンベアの搬送ベルトを前進、後
退走行させるためのベルトコンベア制御手段と、
上記支持ロールに平行してその上方に配設され、
漉割切断時には上記支持ロールと協動して上記ベ
ルトコンベアに載置されたスポンジ等の軟質平板
加工材を挟持するための高さ調節自在な押えロー
ルと、刃先を上記押えロールと、支持ロールとの
間に望ませるようにして、左右一対のナイフプー
リ間に巻渡した回転作動式の漉割ナイフと、各々
の一端を本体部に枢支させ、それぞれの他端には
上記ベルトコンベアの支持ロールを回転可能に軸
支させた一対の揺動アームと、これらの一対の揺
動アームの少なくとも1つに当接した偏心カムを
有し、上記ベルトコンベアの支持ロールを従動ロ
ールを中心として上下に昇降させるようにした偏
心カム制御手段と、上記搬送ベルトの加工材の漉
割作業時における前進端位置と、加工材の復帰時
における後退端位置を検知して、搬送ベルトの前
進走行動作と後退走行動作を停止させるセンサー
手段と、加工材に応じた漉割厚みを記憶させるメ
モリ部を有し、上記センサー手段によつて搬送ベ
ルトの前進端位置が検知されたときには、上記ベ
ルトコンベア制御手段の作動を停止し、上記支持
ロールを所定の位置まで下降させるために上記偏
心カム制御手段を作動させて偏心カムを逆転駆動
させた後、上記ベルトコンベア制御手段の作動を
再度開始して搬送ベルトを後退走行させる一方、
上記センサー手段によつて搬送ベルトの後退端位
置が検知されたときには、上記ベルトコンベア制
御手段の作動を停止し、上記支持ロールを上記メ
モリ部に記憶されたて分だけ逐次上昇させるため
に上記偏心カム制御手段を作動させて上記偏心カ
ムを逆転駆動させた後、上記ベルトコンベア制御
手段の作動を再度開始して搬送ベルトを前進走行
させるようにしたシーケンサとを備えた構成とな
つている。
また、請求項2において提案された本発明の自
動漉割機は、請求項1の構成に更に、ベルトコン
ベアの蛇行を自動補正させる機能を付加したもの
で、上記ベルトコンベアの従動ロールに近接した
本体部の両側端には、搬送ベルトの走行時に生じ
る蛇行を検知する1組のセンサーを配設するとと
もに、該従動ロールの一端は本体部に枢支され、
他端は油圧シリンダなどの移動手段によつて水平
方向に移動可能に枢支してあり、上記1組のセン
サーによつて搬送ベルトの蛇行が検知されたとき
には、上記移動手段を作動させて上記従動ロール
の他端を搬送ベルトの蛇行を補正する方向に移動
させる構成としたことを要旨としている。
[発明の作用] 本発明の自動漉割機によれば、最初に加工材を
設定する動作を行つた後は、次のような動作で人
手を要せずに繰返し連続的に漉割作業を行なうこ
とができる。
ベルトコンベアの前搬送部上に平板加工材をセ
ツトし、セツトした平板加工材を押えロールと支
持ロールとで挟持させる。この場合、漉割厚み
は、漉割ナイフと押えロール間の隙間距離によつ
て規定されるので、押えロールと支持ロールの位
置を、それぞれ独立して固定的に設定するが、漉
割切断後の加工材の復帰を容易にするためにベル
トコンベアの支持ロールより前方向にある前搬送
部を後搬送部よりも下方に屈曲させた状態に保持
させる。
このようにして、平板加工材をベルトコンベア
の後搬送部上にセツトした後は、コンベア制御手
段を作動させて搬送ベルトを前進走行させる。
すなわち、モータM1を正転させるが、このモ
ータM1の正転制御によつてベルトコンベアの後
搬送部に載置された加工材は、押えロールと支持
ロールによつてガイドされて、漉割ナイフの刃先
に送られて漉割切断が行なわれる。
そして、このようにして漉割切断された平板加
工材は前搬送部で受けられてそのままに前方に移
送されて行く。
ベルトコンベアの搬送ベルトは、平板加工材が
漉割切断された後も前進走行するが、センサー手
段によつて前進端位置が検知されるとコンベア制
御手段の作動が停止して搬送ベルトの前進走行も
停止される。
すると、偏心カム制御手段が作動され、揺動ア
ームが駆動して支持ロールを支持バーで規定され
た最降下位置まで降下させる。
これによつて、ベルトコンベアの後搬送部より
も下方に屈曲した前搬送部は起き上がりベルトコ
ンベアの押えロールと支持ロールとの間隔距離を
広げるので、搬送ベルトの後退走行時における加
工材の復帰動作を容易にする。
偏心カム制御手段は、支持ロールがこのような
位置まで降下した時点で偏心カムの回動位置を停
止させ、ついで、コンベア制御手段が再び作動さ
れ、モータM1が逆転されて搬送ベルトが後退走
行される。
この搬送ベルトの後退動作により、ベルトコン
ベアの前搬送部上に載置された平板加工材は後搬
送部に搬送され、センサー手段が搬送ベルトの後
退端位置を検知した時点で、搬送ベルトの後退走
行動作は停止されるが、このようにしてベルトコ
ンベアの後退動作が停止した後は、再び偏心カム
制御手段が作動され、揺動アームを駆動して支持
ロールを漉割厚みに応じた分だけ上昇させる。
かくして、ベルトコンベア制御手段によるベル
トコンベアの前進動作と、偏心カム制御手段によ
る支持ロールの昇降動作が順次なされることによ
つて加工材の漉割切断と、漉割切断後の後搬送部
への復帰が自動的に繰り返されて、平板加工材は
何等の人手を要することなく連続して漉割切断さ
れて行く。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明自動漉割機の一実
施例を詳述する。
第1図は本発明自動漉割機の斜視図、第2図は
その要部斜視図である。
図において、1は基台を示しており、この基台
1にはベルトコンベア2、左右一対のナイフプー
リ35,35その他の各種部材がマウントされて
いる。
このベルトコンベア2は、前端の駆動ロール2
aと後端の従動ロール2bとの間に、支持ロール
2cを介設し、これらのロール2a〜2cに、表
面を凹凸粗面とした搬送ベルト2fを掛け渡して
構成されており、前端の駆動ロール2aと支持ロ
ール2cとの間の部分を前搬送部、後端の従動ロ
ール2bと支持ロール2cとの間の部分を後搬送
部としている。
このようなベルトコンベア2は、前フレーム2
dの前縁両側の軸受部2g,2gに回転可能に掛
け渡し支持させた駆動ロール2aを、後述するモ
ータで正、逆転させて、搬送ベルト2fを前進、
後退走行させるようになつており、従動ロール2
bは回転可能なように本体部に軸支されている
が、駆動ロール2aは本体部に対して移動可能な
状態に支持されている。
すなわち、この実施例では、駆動ロール2aは
前フレーム2dの前縁両側に形成した軸受部2
g,2gに掛け渡し支持させており、この前フレ
ーム2dには前縁両側の軸受部2g,2gの各々
より下方に延びた脚部にローラ2k,2kを取付
け、該ローーラ2k,2kを基台1上の前部に形
成した突起斜面1a,1a上に転動自在に載置さ
せて移動可能な状態に支持している。
この実施例では、一対の揺動アーム3,3の
各々に、偏心カムを対応させて設けた構成として
いるが、構造を簡略化するために1つの偏心カム
で1つの揺動アーム3を揺動させる構造にしても
よい。
一方の支持ロール2cは、そのロール軸を後フ
レーム2eの前縁両側の軸受部材2i,2iと、
前フレーム2dの後縁両側の軸受部材2i,2i
によつて軸受けされるとともに、後述する偏心カ
ム5で上下に揺動可能に支持された左右一対の揺
動アーム3,3の先端軸受部3a,3aで支持さ
れており、この一対の揺動アーム3,3の他端
は、本体部に軸支3bされている。
また、3cは、支持ロール2cを下方より支え
る支持バーであり、支持ロール2cの最下位置を
規定するストツパーとなつている。
なお、搬送ベルト2fの表面の凹凸粗面は、加
工材を載置して前進させるときの滑りを防止する
ためのものである。
また、上記の後フレーム2eは、第5図に示す
ように、その左右側縁を左右一対の円形偏心カム
4(但し、第5図では片方の円形偏心カムのみ表
れている)に載置しており、従つて、該カム4を
回転させれば、ベルトコンベア2の支持ロール2
cにより後部にある後搬送部の傾斜角度、つまり
加工材の供給角度を自在に調節できるようになつ
ている。尚、この円形偏心カム4は、基台1の背
後に設けたハンドル(図示せず)を回すと、軸4
aが回転し、所望の回転角度に設定できるように
なつている。これに対し前フレーム2dは、前述
したように前縁両側の軸受部材2g,2gより下
方に延びる脚部にローラ2k,2kをそれぞれ高
さ調節自在に取付け、該ローラ2k,2kを基台
1上の突起斜面1a,1aに転動自在に載置して
支えてある。
このベルトコンベア2中央の支持ロール2cを
軸受けする左右一対の前記揺動アーム3,3は、
それぞれのアーム後端部(一端)が支軸3b,3
bによつて本体部の基台1の左右側壁1b,1b
(第1図参照)に枢支され、且つアーム中央部が
左右一対の円形偏心カム5,5によつてアームの
他端で支持ロール2cを軸受支持している。従つ
て、該カム5,5を回転させると、揺動アーム
3,3が支軸3b,3bを中心に上下に揺動して
支持ロール2cが上下動するので、ベルトコンベ
ア2が中央の支持ロール2cを中心として上下に
屈曲するがこの場合、支持ロール2cの最下降位
置は、支持バー3cのストツパー作用によつて規
定されている。この円形偏心カム5,5は、手動
と自動の切換えが自在であり、手動の場合は第1
図に示すハンドル6を回すと、ギアボツクス7内
のウオームギア等を介して軸5aが回転し、所望
の回転角度に調節できるように構成されており、
自動に切換えると、基台1の側壁1bに内蔵され
たモータ(図示せず)によつて回転するようにな
つている。尚、自動の場合のカム5,5の動作に
ついては後述する。
また、ベルトコンベア2中央の支持ロール2c
の上方には、加工材を押える押えロール8が配設
され、左右一対の支持アーム9,9の先端軸受部
で軸受けされている。該支持アーム9,9は、ほ
ぼ中央部分が支軸9a,9aによつて枢支され、
後端部の引張バネ9b,9bによつて常に上方の
円形偏心カム10,10に当接している。従つて
該カム10,10の回転によつて支持アーム9,
9を上下に揺動させれば、押えロール8の高さを
搬送ベルト2f上に載置させた平板加工材に応じ
て自由に調節することができるようになつてい
る。尚、このカム9,9は、第1図に示すハンド
ル11を回すと、ギアボツクス7内のウオームギ
ア等を介して軸10aが回転し、所望の回転角度
に設定できるようになつている。
上述の如きベルトコンベア2は、第2図に示す
ような駆動系を備え、コンベアベルト3の搬送ベ
ルト2fを前進、後退走行させるためモータM1
を正転、逆転駆動させるためのベルトコンベア制
御手段と、このコンベアベルト制御手段によるモ
ータM1の正転、逆転駆動に先立つて、支持ロー
ル2cを上下動作させるための偏心カム3を正、
逆転させる偏心カム制御手段とを備え、後述する
センサー手段からの検知信号に応じてこれらの各
制御手段に対して、シーケンサによる順次制御を
行なうようにしている(以後では、シーケンサの
動作については特に説明されていないが、上記各
制御手段はシーケンサからの制御信号に応じて制
御されるものと理解されるべきである。即ち、モ
ータM1の出力軸のスプロケツト12と伝達軸1
3のスプロケツト14の間にはチエーン15が巻
き架けられ、この伝達軸13のギア16は、支持
アーム9の支軸9aに回転自在に嵌着された第二
のギア17と噛み合つている。そして、この第二
のギア17に一体に設けたスプロケツト18と、
押えロール8の軸に取付けたスプロケツト19と
の間にチエーン20が巻き架けられている。更
に、この第二ギア17は、揺動アーム3の支軸3
bに回転自在に嵌着された第三のギア21と噛み
合い、この第三ギア21に一体の設けたスプロケ
ツト22と、支持ロール2cの軸に取付けた一方
のスプロケツト23との間、及び支持ロール2c
の軸に取付けた他方のスプロケツト24と駆動ロ
ール2aの軸に取付けたスプロケツト25との間
には、それぞれチエーン26,27が巻き架けら
れている。従つてモータM1が第2図において右
回り方向に回転すると、押えロール8が左回り方
向に回転すると共に、駆動ロール2a,支持ロー
ル2c、従動ロール2bが右回り方向に回転し
て、搬送ベルト2fが前進し、モータM1が反対
方向に回転すると、搬送ベルト2fが後退するよ
うになつている。
支持ベルト搬送の前進端、後進端への位置制
御、つまり移動距離の調節は、第4図に示すよう
にベルトコンベア2の支持ベルト2fに形成され
た基準位置マーク29及び移動距離を定める距離
マーク30a,30b,30cと、ベルトコンベ
ア2の裏側に設置された光センサー等の検知器2
8a,28b,28cとを組み合せたセンサー手
段によつて行われるようになつている。即ち、
今、検知器28aをONした状態で前記モータM
1により搬送ベルト2fの上側走行部を矢印Xで
示すように前進させると、距離マーク3aが検知
器28aに接近し、該検知器28aの真上に達す
ると、該検知器28aがこれを検知してモータM
1を前進端位置で停止させる。次いで、偏心カム
制御手段によつて、偏心カム5,5を逆転駆動し
て、円形偏心カム5,5による揺動アーム3,3
の下降動作を行つて支持ロール2cの下降が完了
すると、コンベアベルト制御手段が作動されてモ
ータM1が反転駆動され、搬送ベルト2fが後退
する。かくして、搬送ベルト2fの後退によつて
基準位置マーク29が検知器28aの真上に達す
ると、該検知器28aがこれを検知して再度モー
タM1を搬送ベルト2fの後端位置で停止させ、
後述するように円形偏心カム5,5による揺動ア
ーム3,3の上昇動作がなされ、これが完了する
と、モータM1が再び反転駆駆動して搬送ベルト
2fが前進する。以後、同様にして、基準位置マ
ーク29から距離マーク30aまでの短い移動距
離をもつて搬送ベルト2fの前進端と後退端への
移動が繰り返される。実施例では、3つの検知器
28a〜28cを使用しているので、検知器28
aを使用すれば、搬送ベルト2fは基準位置マー
ク29から距離マーク30aまでの最短の移動距
離をもつて、また検知器28bを使用すれば、搬
送ベルト2fは基準位置マーク29から距離マー
ク30bまでの普通の移動距離をもつて、また検
知器28cを使用すれば、基準位置マーク29か
ら距離マーク30cまでの長い移動距離をもつ
て、それぞれ前進後退を繰り返すことができる。
従つて、加工材の長さに応じて使用する検知器を
選択すれば、その加工材に適した移動距離をもつ
て前進後退が繰り返されることになり、この実施
例では3つの異なる長さの加工材に適用できる。
必要とあらば検知器を増加して移動距離を多段階
に変化させるようにしてもよいことは言うまでも
ない。
このように搬送ベルト2fが前進後退を繰り返
すと、駆動ロール2a、従動ロール2b、支持ロ
ール2cが完全に平行でない限り、該支持ベルト
2fが左右に大きく蛇行するようになる。これを
防止するため、この実施例では、第3図に示す如
く、後端の従動ロール2bの一方の軸受2h(図
では左側の軸受)を可動軸受となし、該可動軸受
2hを油圧シリンダ31のロツドに連結して移動
手段を構成している。また、後フレーム2eの後
縁両側には1組の光センサー等の検知器32,3
2を設置し、搬送ベルト2fの作動的における蛇
行を検知するようにしている。このような構成の
ものでは、搬送ベルト2fが例えば一点鎖線で示
すように左側へ僅かに蛇行すると、左側の検知器
32がこれを検知し、その信号に基づいて油圧シ
リンダ31が作動し、可動軸受2hを突出させる
が、このように可動軸受け2hが突出すると、搬
送ベルト2fの左側縁部の張力が増加し、該搬送
ベルトは右側へ僅かに蛇行する。すると、右側の
検知器32が、これを検知し、その信号に基づい
て油圧シリンダが可動軸受2hを引き込み、これ
によつて搬送ベルト2fは再び左側へ僅かに蛇行
する。したがつて、以後、このような動作を繰り
返して行なうので、搬送ベルト2fは左右に大き
く蛇行することなく、中央付近で僅かに蛇行しな
がら前進後退を繰り返す。
加工材を漉割する帯状のナイフ33は、第1図
に示すようにベルトコンベア2両側のプーリボツ
クス34,34に内蔵された左右一対のナイフプ
ーリ35,35に巻き渡されており、一方のナイ
フプーリ35をモータで高速回転させて切断を行
なう回転作動式構造となつている。このナイフ3
3は、ハイス鋼等の超鋼材よりなる刃先をろう付
けしたもので、上側を走行するナイフの刃先が前
記の押えロール8とベルトコンベア2との隙間の
直前に望むように位置しており、ナイフの峰部が
保護鞘36で囲まれている。この保護鞘36は上
下二枚の金属板を重ね合わせたもので、その両側
が鞘受け台37,37にポルト等で固定されてい
る。
上記のナイフプーリ35は、モータM2で駆動
されるようになつている。即ち、このモータM2
の出力軸のスプロケツト39と、駆動側のナイフ
プーリ35(第1図では左側のプーリ35)の軸
のスプロケツト38は、カバー40内においてチ
エーン41で連結されており、該モータM2が駆
動するとナイフプーリ35,35が回転して帯状
ナイフ33が回動するようになつている。そし
て、該帯状ナイフ33の刃先は、下側を走行する
とき、第5図に示すように上下一対の研磨ローラ
42,42によつて研磨されるように構成されて
いる。
尚、第1図において、43は従動側のナイフプ
ーリ35の軸受、44は制御表示パネル、45及
び46はそれぞれ前述のベルトコンベア駆動用の
チエーン15,27を覆うカバーである。
次に、以上の如き構成の本発明自動漉割機の動
作を第5図乃至第7図を参照しながら説明する。
第5図は自動漉割機がフリーの状態にある場合
を示しており、この状態において、先ずハンドル
11の操作により円形偏心カム10を矢印A方向
に回転させ、支持アーム9を矢印B方向に回し
て、第6図に示す如く、押えロール8の下端が加
工材Wの漉割厚み寸法(スライス厚み寸法)だけ
帯状ナイフ33より上方に位置するように調節設
定する。このとき、押えロール8の位置は、次の
ようにして制御表示パネル44に表示される。即
ち、この支持アーム9には、第5図に示すように
パルスエンコーダ47に巻き架けられたベルト4
8の一端が固定され、該ベルト48の他端の伸縮
自在なバネ部49が基台1の適所に固定されてい
るため、上記のように支持アーム9が矢印B方向
に回動すると、バネ部49が短縮しつつベルト4
8が矢印C方向に移動し、パルスエンコーダ47
がその移動長さをカウントして、これを押えロー
ル8の高さに換算した数値が制御表示パネルに表
示されるのである。従つて、この表示を見ながら
押えロール8の位置を容易且つ正確に調節設定す
ることが可能である。
かくして押えロール8の位置調節が終わると、
次いでハンドル6の操作により円形偏心カム5を
矢印D方向に回転させ、揺動アーム3を矢印E方
向に回して、第6図に示す如く、支持ロール2c
で支持された搬送ベルト2fと押えロール8との
隙間が加工材Wの厚み寸法と一致するように調節
設定する。このとき、支持ロール2cの位置は、
押えロール8と同様にして制御表示パネル44に
表示される。即ち、この揺動アーム3には、第5
図に示すようにパルスエンコーダ50に巻き架け
られたベルト51の一端が固定され、該ベルト4
8他端の伸縮自在なバネ部52が基台1の適所に
固定されているため、上記のように揺動アーム3
が矢印E方向に回動すると、バネ部52が伸張し
つつベルト48が矢印F方向に移動し、パルスエ
ンコーダ47がその移動長さをカウントして、こ
れを支持ロール2cの高さに換算した数値が制御
表示パネルに表示されるのである。従つて、この
表示によつて支持ロール2cの位置を読み取り、
支持ベルト2fと押えロール8の間隙調節を容易
に行うことが可能である。このようにして初期設
定が終わると、支持ロール2cの初期位置がシー
ケンサーに記憶される。また、漉割厚み寸法も記
憶される。尚、必要に応じて、加工材Wの漉割性
等を考慮し、ベルトコンベア2の後フレーム2e
の傾斜角度、つまり加工材Wの供給角度を最適角
度となるように調節するのがよい。この調節は、
記述したように円形偏心カム4の回転によつて行
われる。このようにして準備が完了すると、揺動
アーム3の円形偏心カム5を自動に切り換え、ナ
イフプーリ35をモータM2で回転させて帯状ナ
イフ33を回動走行させ、第6図に示すようにゴ
ム板や軟質発泡板等の加工材Wをベルトコンベア
2の搬送ベルト2f後部の所定位置に載置する。
そして、該加工材Wの長さに応じて、記述した検
知器28a,28b,28cのうち最適のものを
選択し、ベルトコンベア制御手段を作動し、モー
タM1を正転駆動させて搬送ベルト2fを前進走
行させる。これにより、押えロール8は第6図に
おいて左回り方向に、ベルトコンベア2の駆動ロ
ール2a、従動ロール2b、支持ロール2cは右
回り方向にそれぞれ回転し、搬送ベルト2fが矢
印Gで示すように前進するので、加工材Wが押え
ロール8との間にくわえ込まれてナイフ33に当
たり、加工材Wの上層部が所定の漉割厚み寸法に
漉割(スライス)される。このとき、加工材W
は、押えロール8と支持ベルト2fの凹凸粗表面
によつて位置ずれを生じることなく挟持されるの
で、漉割がスムーズに行われ、その厚み寸法にバ
ラツキを生じることはない。
加工材Wの最初の漉割が完了すると、既述のセ
ンサー手段は、搬送ベルト2fの前進端位置を検
知し、モータM1を停止させる。それと同時に円
形偏心カム5がモータ(図示せず)により第7図
に示すように左回り方向に回転し、揺動アーム3
を矢印Hで示すように下方に回動させて支持ロー
ル2cを下降させる。この場合の支持ロール2c
の下降は支持ロール2cが支持バー3cに当接支
持されるまで行なわれ、この下降動作が終わると
モータM1が反転駆動して、加工材Wを最初の位
置に戻す動作をなすが、搬送ベルト2fに載つた
加工材Wは、このようにして支持ロール2cが最
下位置まで下降するため、支持ロール2cと押さ
えロール8との間には十分な大きさの隙間が生じ
るので押えロール8に当たることなく矢印I方向
にスムーズに後退する。
搬送ベルト2fの後退によりセンサー手段が搬
送ベルト2fの後退端位置を検知すると、モータ
M1は再び停止し、それと同時に円形偏心カム5
はモータ(図示せず)によつて右回り方向に回転
し、揺動アーム3を上方に回転させる。このと
き、揺動アーム3の回転に伴つてベルト49が第
5図に示すように矢印F方向に移動し、既述のよ
うにパルスエンコーダ50がカウントして支持ロ
ール2cの位置を読取る。
そして、シーケンサは、メモリ部に記憶された
漉割厚みを読み取つて、偏心カム制御手段を作動
し、偏心カム5の回動制御によつて支持ロール2
cが最初の漉割時の位置よりも漉割厚み寸法だけ
高い位置に達したとき、偏心カム5をそのままの
回転角度で停止させる。従つて、この状態では、
押えロール8とベルトコンベア2との間隙寸法
が、これから二回目の漉割を行おうとする加工材
Wの厚み寸法に設定される。この場合、揺動アー
ム3を動作させる偏心カムとして、動きがスムー
ズで遊びがなく容易に微調節できる円形偏心カム
を採用しているので、支持ロール2cの位置調節
は極めて正確に行われる。
かくして円形偏心カム5による支持ロール2c
の二回目の位置設定が完了すると、モータM1は
再び反転駆動し、ベルトコンベア2が前進して加
工材Wの二回目の漉割が行われる。
以後同様にして、ベルトコンベア2が後退する
ときは支持ロール2cが最降下位置まで下降し、
前進するときには支持ロール2cがその前の位置
よりも漉割厚み寸法だけ高い位置まで順次上昇す
るので、加工材Wが正確な漉割厚み寸法で何層に
も漉割される。
〔発明の効果〕
以上の説明より理解されるように、本発明の自
動漉割機によれば、最初に平板加工材をベルトコ
ンベア上に載置し、押えロールと支持ロールによ
つて漉割厚みを規定して漉割厚みをシーケンサの
メモリ部に記憶させるだけで、後は搬送ベルトの
前進、退退走行動作と、偏心カムによる支持ロー
ルの昇降動作が繰り返されて、加工材を所定の厚
みで順次漉割できるので、高い精度で作業効率良
く漉割作業が行え、しかも人件費の削減などの経
済面でも有益であり、業界の要望に十二分に応え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る自動漉割機の
斜視図、第2図はベルトコンベアの斜視図、第3
図はベルトコンベアの後部の平面図、第4図はベ
ルトコンベアのの移動距離の制御を説明する斜視
図、第5図、第6図及び第7図はそれぞれ本発明
自動漉割機の要部動作説明図、第8図は従来の半
裁機の説明図である。 (主要符号の説明)、2…ベルトコンベア、2
c…支持ロール、2f…搬送ベルト、3…揺動ア
ーム、5…偏心カム、8…押えロール、33…ナ
イフ、35…ナイフプーリ、W…加工材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 本体部に対して移動可能な状態に支持され、
    モータによつて正、逆転する駆動ロールと、本体
    部に軸支された従動ロールとの間に支持ロールを
    介設し、これらのロールに凹凸表面を形成した搬
    送ベルトを掛け渡して構成され、その上に載置さ
    せた平板加工材を連続して漉割切断するために前
    進、後退走行するベルトコンベアと、 上記駆動ロールを正、逆転させるモータを含
    み、上記ベルトコンベアの搬送ベルトを前進、後
    退走行させるためのベルトコンベア制御手段と、 上記支持ロールに平行してその上方に配設さ
    れ、漉割切断時には上記支持ロールと協動して上
    記ベルトコンベアに載置されたスポンジ等の軟質
    平板加工材を挟持するための高さ調節自在な押え
    ロールと、 刃先を上記押えロールと、支持ロールとの間に
    望ませるようにして、左右一対のナイフプーリ間
    に巻渡した回転作動式の漉割ナイフと、 各々の一端を本体部に枢支させ、それぞれの他
    端には上記ベルトコンベアの支持ロールを回転可
    能に軸支させた一対の揺動アームと、 これらの一対の揺動アームの少なくとも1つに
    当接した偏心カムを有し、上記ベルトコンベアの
    支持ロールを従動ロールを中心として上下に昇降
    させるようにした偏心カム制御手段と、 上記搬送ベルトの加工材の漉割作業時における
    前進端位置と、加工材の復帰時における後退端位
    置を検知して、搬送ベルトの前進走行動作と後退
    走行動作を停止させるセンサー手段と、 加工材に応じた漉割厚みを記憶させるメモリ部
    を有し、上記センサー手段によつて搬送ベルトの
    前進端位置が検知されたときには、上記ベルトコ
    ンベア制御手段の作動を停止し、上記支持ロール
    を所定の位置まで下降させるために上記偏心カム
    制御手段を作動させて偏心カムを逆転駆動させた
    後、上記ベルトコンベア制御手段の作動を再度開
    始して搬送ベルトを後退走行させる一方、上記セ
    ンサー手段によつて搬送ベルトの後退端位置が検
    知されたときには、上記ベルトコンベア制御手段
    の作動を停止し、上記支持ロールを上記メモリ部
    に記憶されたて分だけ逐次上昇させるために上記
    偏心カム制御手段を作動させて上記偏心カムを逆
    転駆動させた後、上記ベルトコンベア制御手段の
    作動を再度開始して搬送ベルトを前進走行させる
    ようにしたシーケンサとを備えた自動漉割機。 2 上記ベルトコンベアの従動ロールに近接した
    本体部の両側端には、搬送ベルトの走行時に生じ
    る蛇行を検知する1組のセンサーを配設するとと
    もに、該従動ロールの一端は本体部に枢支され、
    他端は油圧シリンダなどの移動手段によつて水平
    方向に移動可能に枢支してあり、上記1組のセン
    サーによつて搬送ベルトの蛇行が検知されたとき
    には、上記移動手段を作動させて上記従動ロール
    の他端を搬送ベルトの蛇行を補正する方向に移動
    させる構成とした特許請求の範囲第1項に記載の
    漉割機。
JP9716187A 1987-04-20 1987-04-20 自動漉割機 Granted JPS63260792A (ja)

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JPS63260792A JPS63260792A (ja) 1988-10-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5453379A (en) * 1977-09-15 1979-04-26 Fortuna Werke Maschf Gmbh Bandknife type cutter

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