JPH0450755A - 半導体ガスセンサ - Google Patents
半導体ガスセンサInfo
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はガス分析装置における室温動作可能な固体セン
サの構造及びその製造法に関する。
サの構造及びその製造法に関する。
従来、ナトリウムイオン伝導体を用いたガスセンサにつ
いては、ソリッド・ステイト・アイオニクス;23(1
987年)第107頁から第112頁(Solid 5
tate Ionics 23 (1987) P p
107−112)において論じられている。
いては、ソリッド・ステイト・アイオニクス;23(1
987年)第107頁から第112頁(Solid 5
tate Ionics 23 (1987) P p
107−112)において論じられている。
上記従来技術は、600に以上の温度でのみナトリウム
イオンが十分高い移動速度でナトリウムイオン伝導体中
を動くことができるので、600に以上の温度でのみ炭
酸ガスセンサとして動作した。室温付近ではナトリウム
イオンの移動速度が減少するためナトリウムイオン伝導
体のインピーダンスが高くなリセンサ応答を測定できな
いという問題があった。
イオンが十分高い移動速度でナトリウムイオン伝導体中
を動くことができるので、600に以上の温度でのみ炭
酸ガスセンサとして動作した。室温付近ではナトリウム
イオンの移動速度が減少するためナトリウムイオン伝導
体のインピーダンスが高くなリセンサ応答を測定できな
いという問題があった。
本発明は室温で動作する固体炭酸ガスセンサを提供し、
使い勝手の良い分析装置を得ることを目的とする。
使い勝手の良い分析装置を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、高入力インピーダンスを有
する最も簡単な増幅器である絶縁ゲート電界効果トラン
ジスタのゲート絶縁膜上に、直接にナトリウムイオン伝
導体を積層し、その上にゲート金属電極を積層すること
により達成される。
する最も簡単な増幅器である絶縁ゲート電界効果トラン
ジスタのゲート絶縁膜上に、直接にナトリウムイオン伝
導体を積層し、その上にゲート金属電極を積層すること
により達成される。
本発明のセンサの雰囲気中に炭酸ガスを存在するとゲー
ト電極で室温でも(1)式の反応が起こる。
ト電極で室温でも(1)式の反応が起こる。
NazcOs #2Na”+COz+ Oz+2e−
−(1)生成したナトリウムイオンはナトリウムイオン
伝導体中に受容され、ゲート電極との界面近傍に分布す
る。(1)式に反応に基づき、ゲート電極とナトリウム
イオン伝導体との界面に、(2)式で表わされるように
炭酸ガス分圧Pcozの対数に比例した電位変化Eが生
ずる。
−(1)生成したナトリウムイオンはナトリウムイオン
伝導体中に受容され、ゲート電極との界面近傍に分布す
る。(1)式に反応に基づき、ゲート電極とナトリウム
イオン伝導体との界面に、(2)式で表わされるように
炭酸ガス分圧Pcozの対数に比例した電位変化Eが生
ずる。
F
ここでC:定数、R;気体定数、T:絶対温度。
F:ファラデ一定数を表わす。この電位変化は電界効果
トランジスタのゲート部で生ずるので、ナトリウムイオ
ン伝導体のインピーダンスが高くても、安定にドレイン
電流変化として検出することができる。従ってドレイン
変流変化を測定すれば炭酸ガス分圧を知ることができる
。
トランジスタのゲート部で生ずるので、ナトリウムイオ
ン伝導体のインピーダンスが高くても、安定にドレイン
電流変化として検出することができる。従ってドレイン
変流変化を測定すれば炭酸ガス分圧を知ることができる
。
以下、本発明の実施例に基づき説明する。
第1図は本発明の第1の実施例断面図である。
p形シリコン1の中にn形のソース2及びドレイン3を
設け、シリコン基板表面にS i 02膜4SisNa
膜5及びナトリウムイオン伝導体膜6を積層した。ナト
リウムイオン伝導体膜上で、ソース2とドレイン3の間
の部分にゲート電極7を形成し、さらにゲート電極上に
炭酸ナトリウム(N a zCOx)層8を積層した。
設け、シリコン基板表面にS i 02膜4SisNa
膜5及びナトリウムイオン伝導体膜6を積層した。ナト
リウムイオン伝導体膜上で、ソース2とドレイン3の間
の部分にゲート電極7を形成し、さらにゲート電極上に
炭酸ナトリウム(N a zCOx)層8を積層した。
ナトリウムイオン伝導体膜6にはNASICON又はベ
ータアルミナを用いることができ、高周波スパッタリン
グにより均一でピンホールのない膜を形成することがで
きる。ゲート電極材料には金又は白金を用いることがで
き、真空蒸着又はスパッタリングにより薄膜化できる。
ータアルミナを用いることができ、高周波スパッタリン
グにより均一でピンホールのない膜を形成することがで
きる。ゲート電極材料には金又は白金を用いることがで
き、真空蒸着又はスパッタリングにより薄膜化できる。
炭酸ナトリウム層8は、まず炭酸ナトリウムの粉末を水
に分散させ、ペースト状の粉末をスクリーン印刷法等で
ゲート電極上に塗布し、乾燥することにより形成した。
に分散させ、ペースト状の粉末をスクリーン印刷法等で
ゲート電極上に塗布し、乾燥することにより形成した。
以上のように本発明のセンサの製作法は半導体プロセス
との整合が良くバッチ製作に適している。
との整合が良くバッチ製作に適している。
第21!lは本発明の第2の実施例断面図である。
サファイア基板9上にp型車結晶シリコン表面0を設け
、該単結晶シリコン層の中にn型のソース2、ドレイン
3を形成した。そして単結晶シリコン表面に5iOz膜
4.Si3Na膜5.ナトリウムイオン伝導体膜6、を
積層し、第1の実施例と同様の位置にゲート電極7及び
炭酸ナトリウム層8を設けた。サファイア基板を用いる
ことにより機械的強度の大きいセンサを得ることができ
る。
、該単結晶シリコン層の中にn型のソース2、ドレイン
3を形成した。そして単結晶シリコン表面に5iOz膜
4.Si3Na膜5.ナトリウムイオン伝導体膜6、を
積層し、第1の実施例と同様の位置にゲート電極7及び
炭酸ナトリウム層8を設けた。サファイア基板を用いる
ことにより機械的強度の大きいセンサを得ることができ
る。
なお第1及び第2の実施例において、単結晶シリコンに
n型、ソース及びドレインにP型を用いることもできる
。
n型、ソース及びドレインにP型を用いることもできる
。
第3図は本発明の第3の実施例断面図である。
n型シリコン基板11に2個のp型ウェル12゜13を
設け、各ウェルの中にそれぞれソース2及びドレイン3
を形成した。そしてシリコン表面にS i C)z膜4
,Si3N4膜5.ナトリウムイオン伝導体6を積層し
た。両方のウェルのソースとドレインの間のナトリウム
イオン伝導体上にゲート電極7を形成した。pウェル1
2の電界効果トランジスタのゲート電極上に炭酸ナトリ
ウム層8を形成し、pウェル13の電界効果トランジス
タのゲート電極上には何も形成しなかった。このように
pウェルの中にソース及びドレインを形成すると、複数
のセンサをワンチップに集積化した場合、センサ間の相
互干渉を無くすことができる。また上記のPウェル12
と13の電界効果トランジスタの出力の差動測定を行な
うことにより、センサの温度ドリフト等の影響を低減す
ることができ、安定なセンサ出力が得られる。
設け、各ウェルの中にそれぞれソース2及びドレイン3
を形成した。そしてシリコン表面にS i C)z膜4
,Si3N4膜5.ナトリウムイオン伝導体6を積層し
た。両方のウェルのソースとドレインの間のナトリウム
イオン伝導体上にゲート電極7を形成した。pウェル1
2の電界効果トランジスタのゲート電極上に炭酸ナトリ
ウム層8を形成し、pウェル13の電界効果トランジス
タのゲート電極上には何も形成しなかった。このように
pウェルの中にソース及びドレインを形成すると、複数
のセンサをワンチップに集積化した場合、センサ間の相
互干渉を無くすことができる。また上記のPウェル12
と13の電界効果トランジスタの出力の差動測定を行な
うことにより、センサの温度ドリフト等の影響を低減す
ることができ、安定なセンサ出力が得られる。
第1図に示した実施例を用いて本発明の効果を確認した
。第1図において5iOz膜とSi3N4膜の厚さを共
に500人とし、ナトリウムイオン伝導体にはNASI
CONを用い膜厚を2O00人とした。またゲート電極
7には厚さ2O0人の金を用い、炭酸ナトリウムの厚さ
は2O0μmとした。
。第1図において5iOz膜とSi3N4膜の厚さを共
に500人とし、ナトリウムイオン伝導体にはNASI
CONを用い膜厚を2O00人とした。またゲート電極
7には厚さ2O0人の金を用い、炭酸ナトリウムの厚さ
は2O0μmとした。
このセンサをプリント基板上にマウントし、ゲート、ソ
ース及びトレインと外部測定回路とを電気的に接続する
ために、ゲート、ソース及びドレインにワイヤーを接続
した。
ース及びトレインと外部測定回路とを電気的に接続する
ために、ゲート、ソース及びドレインにワイヤーを接続
した。
第4図は本発明のセンサの効果を測定するシステムであ
る。本発明のセンサ14をガス流路15の中に挿入し、
1%炭酸ガスと99%アルゴンガスの混合ガスボンベ1
6と10%炭酸ガスと90%アルゴンガスの混合ガスボ
ンベ17とをセンサが挿入された流路にガス管18で接
続し、バルブ19を用いて上記混合ガスを交互にセンサ
に導入した。センサを駆動し、センサからの信号を検出
するためにリード線19をセンサ応答測定回路2Oに接
続した。モしてセンサ応答測定回路の出力をレコーダー
21で記録した。
る。本発明のセンサ14をガス流路15の中に挿入し、
1%炭酸ガスと99%アルゴンガスの混合ガスボンベ1
6と10%炭酸ガスと90%アルゴンガスの混合ガスボ
ンベ17とをセンサが挿入された流路にガス管18で接
続し、バルブ19を用いて上記混合ガスを交互にセンサ
に導入した。センサを駆動し、センサからの信号を検出
するためにリード線19をセンサ応答測定回路2Oに接
続した。モしてセンサ応答測定回路の出力をレコーダー
21で記録した。
第5図はセンサ応答測定回路の詳細である。2個の演算
増幅器22から成り、定電流源23によリセンサ24の
ソース2・ドレイン3間電圧を一定に保ち、また定電流
源25によりセンサのドレイン電流を一定に保持した。
増幅器22から成り、定電流源23によリセンサ24の
ソース2・ドレイン3間電圧を一定に保ち、また定電流
源25によりセンサのドレイン電流を一定に保持した。
また定電圧源26によりゲート電圧を一定とした。ゲー
ト電極7で生ずる電位変化は出力端子27から直接に検
出することができる。
ト電極7で生ずる電位変化は出力端子27から直接に検
出することができる。
第6図に本発明のセンサの炭酸ガスに対する応答を室温
で測定した結果を示す。図中aで1%炭酸ガスを導入し
、bで10%炭酸ガスを導入した、図に示すように再現
性の良い応答が得られた。
で測定した結果を示す。図中aで1%炭酸ガスを導入し
、bで10%炭酸ガスを導入した、図に示すように再現
性の良い応答が得られた。
以上のように本発明の半導体ガスセンサは、全固体であ
り室温動作可能である。従って、センサ温度を上げる必
要がなく、低消費電力の使い勝手の良い炭酸ガスセンサ
を提供することができる。
り室温動作可能である。従って、センサ温度を上げる必
要がなく、低消費電力の使い勝手の良い炭酸ガスセンサ
を提供することができる。
本発明によれば、室温動作可能な全固体型炭酸ガスセン
サを得ることができるので、低消費電力で機械的強度に
優れた使い勝手の良いセンサを提供することができる。
サを得ることができるので、低消費電力で機械的強度に
優れた使い勝手の良いセンサを提供することができる。
また本センサは半導体プロセスにより製作されるので、
低価格であり、使い捨てセンサとすることもできる。従
って、本発明のセンサを用いれば使い勝手の良い分析装
置を提供することができる。
低価格であり、使い捨てセンサとすることもできる。従
って、本発明のセンサを用いれば使い勝手の良い分析装
置を提供することができる。
第1図、第2図、第3図は本発明の第1.第2゜第3の
実施例を示す図、第4図、第5図は本発明の効果を確認
するための手段を示す図、第6図は本発明の効果を表わ
す図である。 1・・・P型シリコン、2・・・ソース、3・・・ドレ
イン、4・・・S i Ox膜、5・・・Si3Na膜
、6・・・ナトリウムイオン伝導体膜、7・・・ゲート
電極、8・・・炭酸ナトリウム層、9・・・サファイア
基板、1o・・・p型車結晶シリコン層、11・・・n
型シリコン基板、12・・・p型ウェハ、13・・・p
型ウェハ、14・・・センサ、15・・・流路、16・
・・1%炭酸ガスボンベ、17・・・10%炭酸ガスボ
ンベ、18・・・ガス管、19・・・リード線、2O・
・・センサ応答測定回路、21・・レコーダー 22・
・・演算増幅器、23・・・定電流源、24・・・セン
サ、25・・・定電流源、26・・・定電圧源、第 図 第4図 第6図 Q 日If 間 p’rン
実施例を示す図、第4図、第5図は本発明の効果を確認
するための手段を示す図、第6図は本発明の効果を表わ
す図である。 1・・・P型シリコン、2・・・ソース、3・・・ドレ
イン、4・・・S i Ox膜、5・・・Si3Na膜
、6・・・ナトリウムイオン伝導体膜、7・・・ゲート
電極、8・・・炭酸ナトリウム層、9・・・サファイア
基板、1o・・・p型車結晶シリコン層、11・・・n
型シリコン基板、12・・・p型ウェハ、13・・・p
型ウェハ、14・・・センサ、15・・・流路、16・
・・1%炭酸ガスボンベ、17・・・10%炭酸ガスボ
ンベ、18・・・ガス管、19・・・リード線、2O・
・・センサ応答測定回路、21・・レコーダー 22・
・・演算増幅器、23・・・定電流源、24・・・セン
サ、25・・・定電流源、26・・・定電圧源、第 図 第4図 第6図 Q 日If 間 p’rン
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、電界効果トランジスタを利用するガスセンサにおい
て、SiO_2膜又はSiO_2膜上にSi_3N_4
膜を積層したゲート絶縁膜上にナトリウムイオン伝導体
を積層し、その上にゲート金属電極を設けたことを特徴
とする半導体ガスセンサ。 2、ナトリウムイオン伝導体はNASICON(Na_
3Zr_2Si_2PO_1_2)又はベータ・アルミ
ナ(Na_2O)であることを特徴とする請求項第1項
記載の半導体ガスセンサ。 3、ゲート金属は金又は白金又は炭酸ナトリウム(Na
_CO_3)で被覆した金又は白金の構造であることを
特徴とする請求項第1項記載の半導体ガスセンサ。 4、請求項第3項に記載の金又は白金は、膜厚が10Å
か1μmの範囲であるか、又は多孔性であることを特徴
とする請求項第1項記載の半導体ガスセンサ。 5、電界効果トランジスタは、単結晶シリコン、アモル
ファスシリコン、ガリウムヒ素、シリコンカーバイドに
形成されることを特徴とする請求項第1項記載の半導体
ガスセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15974290A JPH0450755A (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 半導体ガスセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15974290A JPH0450755A (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 半導体ガスセンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0450755A true JPH0450755A (ja) | 1992-02-19 |
Family
ID=15700280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15974290A Pending JPH0450755A (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 半導体ガスセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0450755A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001281213A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-10 | Figaro Eng Inc | ガスセンサ |
JP2019132676A (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 日立金属株式会社 | ガスセンサ |
-
1990
- 1990-06-20 JP JP15974290A patent/JPH0450755A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001281213A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-10 | Figaro Eng Inc | ガスセンサ |
JP2019132676A (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 日立金属株式会社 | ガスセンサ |
WO2019150631A1 (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 日立金属株式会社 | ガスセンサ |
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