JPH04506979A - 水系媒体中に分散可能な固形添加剤系、その製造方法及びポリマー粒子へのその適用 - Google Patents

水系媒体中に分散可能な固形添加剤系、その製造方法及びポリマー粒子へのその適用

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JPH04506979A JP2511898A JP51189890A JPH04506979A JP H04506979 A JPH04506979 A JP H04506979A JP 2511898 A JP2511898 A JP 2511898A JP 51189890 A JP51189890 A JP 51189890A JP H04506979 A JPH04506979 A JP H04506979A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水系媒体中に分散可能な固形添加剤系に関する。
一つの面で、本発明はこのような添加剤系の製造に関する。
別の面で、本発明はポリマー粒子に添加剤を適用する方法に関する。更に別の面 で、本発明はこのような方法により処理されたポリマー粒子に関する。
背景技術 ポリマー粒子に添加剤を含有させる公知の方法には、材料をトライブレンドする こと、溶融すること及び押出機で溶融したブレンドを配合すること並びに所望の 物理的形状にペレット化又は粉末化することが含まれる。ポリマー粒子を処理す るのに使用する添加剤には、酸化防止剤、加工助剤、スリップ剤、粘着防止剤( antibloeking agent) 、帯電防止剤、滑剤、UV安定剤、 カプリング剤及び着色剤が含まれる。
ポリマー粒子に添加剤を含有させるその他の方法は、このような粒子を添加剤と 、最終用途処理の間に押出機ホッパーで接触させることである。着色剤、スリッ プ剤、処理助剤、発泡剤、その他のような添加剤は、バージンポリマー粒子にこ の段階で普通濃縮形態で含有される。多くの例で、特別の仕事をするのに必要な 添加剤濃縮物の正確の量の計量に困難かある。このことは、非常に低いレベルで 使用され、そして普通濃縮形態で添加できない、処理助剤及び外部滑剤のような 添加剤の場合に特にそうである。
ある種のポリマーは、現在、溶融物配合やペレット化のような技術に適さない技 術で製造されている。高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン及びポリプ ロピレンのような多くのポリマーは、重合反応器から乾燥顆粒形態、即ち流動床 系と同様の形態で出てくる。現在、これらのポリマーの添加剤は、溶融、配合及 びペレット化により含有させなければならない。この余分の工程は、このような ポリマー製造操作のコストを増加させ、このようなポリマーの性質に悪い影響を 与えることがある。
添加剤でポリマー粒子を被覆するその他の方法が、Tokoyama 5oda に発行された日本特許56−021815号に開示されている。この特許には、 ポリプロピレン顆粒を溶剤中の添加剤の分散液と接触させ、次いで溶剤を除去す ることか教示されている。これによりある種の安定化が被覆されたポリプロピレ ン顆粒に与えられるが、処理されたベレットは、次に例えば、押し出しによって 処理される場合に厳しい静電気発生の問題を存する。
処理された粒子の物理的性質及び加工性に悪い影響を与えること無く、粒子の安 定性を増大させるために、ポリマー粒子に添加剤を適用する単純な方法を利用可 能にすることが望ましい。ポリマー粒子を処理するために使用される典型的な添 加剤は、このような添加剤は典型的に水に不溶性であるので、有機溶剤を使用し て適用されてきた。有機溶剤の常に増加するコスト、溶剤回収系の高いコスト、 並びに有機溶剤の毒性及び爆発性、プラス連邦規則により課せられる厳しい大気 性質制御の故に、ポリマー添加剤のユーザーにとっては、このような添加剤をポ リマー粒子に適用する溶剤の選択を水に切り替える大きな動機づけがある。
ポリマー粒子への添加剤の適用のための更に他の先行技術の方法には、例えば、 特許協力条約WO36104909号書面に開示されて5るような、添加剤の水 性乳剤の製造が含まれる。
この方法には、酸化防止剤、熱安定剤、着色剤などのような添加剤の水性乳剤又 は分散液の使用によるポリマー粒子の被覆が開示されている。これらの水性乳剤 又は分散液は、それらの通常の乾燥又は脱ガス操作の前に、スプレー、ワイプ、 浸漬系により適用してポリマー粒子を被覆することができる。
後者の適用系は、水ベースの適用系で有機溶剤の必要性を置き換えることにより 現在の技術状態に前進をもたらすが、この水性適用系の主たる欠点は、それが実 質量の水を含有し、水性乳剤又は分散液の特別の取扱い及び輸送を必要とするこ とである。例えば、これらの乳剤又は分散液は極めて冷たい温度に曝した場合に 凍結する傾向を有する。残念ながら、凍結した乳剤又は懸濁液を単に加熱するこ とは、常に安定な乳剤又は分散液の再形成するとは限らない。即ち、温度極限へ の曝露及び長期間の貯蔵は、これらの添加剤系をポリマー粒子に適用しようとす る場合に、これらの水性乳剤又は分散液を処理する際に問題を起こすことがある 。
先行技術の上記の制限を克服するために、添加剤系を固形状で取り扱うことがで き、しかもポリマー粒子の処理のために有用な水性適用系を製造するのに容易な 水分散性である、ポリマー粒子の処理のための添加剤系を製造することが望ま本 発明に従えば、酸化防止剤、熱安定剤、着色剤などのような広範囲の添加剤を水 分散性にすることができる。本発明の実施で使用することか意図される追加の添 加剤には、滑剤、分子放出剤(mole release agerxt) 、 帯電防止剤などが含まれる。本発明の水分散性添加剤系は、その固形物の典型的 に自由流動性の形態のために容易に取り扱われる。必要な場合に、本発明の水分 散性添加剤系は容易に水中に分散でき、通常のポリマー製造及び処理環境で使用 される通常の乾燥又は脱ガス操作の前に、ポリマー粒子を被覆するのに使用でき る水性乳剤又は分散液を調製することができる。ポリマー粒子の被覆は、種々の 技術を使用して、例えば、スプレー、ワイプ又は浸漬系を使用して行うことかで きる。
本発明の水分散性添加剤系は、次いで広範囲の種々のポリマー材料の粒子から作 られる物品に形成できる、このようなポリマー材料を処理するために処方できる 。得られる粒子は、広範囲の応用で、例えば、食品、医薬など用のフィルム又は 包装材として使用することができる。
重合反応器から粒子形態で出るポリマーは、このような水性処理の手段により酸 化防止剤及びその他の添加剤を含有する、このような水性乳剤を適用することか ら実質的に利益を得る。この添加剤を含有させる手段は、溶融配合を排除し、必 要な製造エネルギーを低くし、ポリマー粒子への熱履歴を最小にする。
発明を実施するための最良の形態 本発明に従えば、1種又はそれ以上の溶融性ポリマー添加剤及び、任意的に、1 種又はそれ以上のより高い融点のポリマー添加剤を、水性媒体中に分散可能にす る方法であって、a)該添加剤を溶融相を生成せしめるのに十分な温度に加熱し 、 b)得られた溶融相を、溶融相を維持するのに十分な温度で、少なくとも1種の 低い疎水疎油バランス値(hydrophob 1c−1ipophobic  balance value)を有する界面活性剤と少なくとも1種の高い疎水 疎油バランス値を有する界面活性剤とを合併させ(但し、この合併は均一な混合 溶融物を与えるのに十分な攪拌下に行う)、そして、 C)工程(b)から得られたブレンドを冷却して、水分散性固形材料を得るよう にする、 ことからなる方法が提供される。
本発明の別の態様に従えば、1種又はそれ以上の溶融性ポリマー添加剤及び、任 意的に、1種又はそれ以上のより高い融点のポリマー添加剤を、少なくとも[の 高い疎水疎油バランス値を有する界面活性剤を含有する水性媒体中に分散可能に する方法であって、 a)該添加剤を、少なくとも最低の融点の該添加剤の溶融相を生成せしめるのに 十分な温度に加熱し、b)得られる溶融相を、溶融相を維持するのに十分な温度 で、少なくとも1種の低い疎水疎油バランス値を有する界面活性剤とを合併させ (但し、この合併は均一な混合溶融物を与えるのに十分な攪拌下に行う)、そし て、C)工程(b)から得られたブレンドを冷却して、水分散性固形材料を得る ようにする、 ことからなる方法が提供される。
本発明の更に他の態様に従えば、水性媒体中に分散性の物質の組成物であって、 i)1種又はそれ以上の水不溶性溶融性ポリマー添加剤及び、任意的に、1種又 はそれ以上のより高い融点の水不溶性ポリマー添加剤(但し、実質的に全ての該 ポリマー添加剤は、約40ミクロン未満の粒子サイズを有する)並びにii)少 なくとも1種の低い疎水疎油バランス値の界面活性剤(但し、該界面活性剤は該 水不溶性ポリマー添加剤粒子の表面に吸着される) からなる組成物が提供される。
本発明の更に他の態様に従えば、上記組成物を水性媒体中に攪拌条件下で、組成 物を水で湿潤させるに十分な時間添加することにより、水不溶性ポリマー添加剤 を水性媒体中に分散させる方法が提供される。
本発明の更に別の態様に従えば、ポリマー粒子を上記の水性乳剤又は分散液と接 触させ、そして得られた粒子を乾燥することからなる添加剤をポリマー粒子へ適 用する方法が提供される。
本発明の更に別の態様に従えば、上記の方法により処理された、安定化されたポ リマー粒子が提供される。
本発明の実施に使用される添加剤は、酸化防止剤、例えばテトラキス〔メチレン 3−(3’、5’−ジー第三ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネー トコメタン、オクタデシル 3−(3’、5’−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ シフェニル)プロピオネート、1. 3. 5−1リメチルー2、 4. 6− 1リス(3,5−ジ第三ブチル”)−4−(ヒドロキシベンジル)ベンゼン、ビ ス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ト リス(モノノニルフェニル)ホスファイト、4.4′−ブチリデン−ビス(5− メチル−2−第三ブチル)フェノール、トリス(3,5−ジ第三ブチルー4−ヒ ドロキシベンジル)イソシアヌレート、トリス−ノニルフェニルポスファイト、 ジステアリルベンタエリスリトールジポスファイト、テトラキス(2,4−ジ第 三ブチルフェニル)−4,4’−ビフエニリレンージホスホナイト、トリス(2 ,3−ジ第三ブチルフェニル)ホスファイト、ブチル化ヒドロキシトルエン、ジ セチルチオジブロピオネート、シミリスチルチオジプロピオネート、ポリ(l、 4−シクロヘキシレンジメチレン−3,3′−チオジプロピオネート(部分的に ステアリルアルコールで末端停止されている)など;カップリング剤、例えばシ ラン、チタン酸塩、クロム錯体、低分子量ポリオレフィン(カルボン酸単位を有 する)、高分子量ポリオレフィン及びアクリレート(カルボン酸単位を有する) 、塩素化パラフィンなど;帯電防止剤、例えばグリセリンモノステアレート、エ トキシル化アミン、ポリエチレングリコール、第四級アンモニウム化合物(塩) など;核剤、例えば安息香酸ナトリウム、ジフェニルホスフィン酸(マグネシウ ム、ナトリウム、カルシウム、アルミニウム塩を含む)、フェニルホスフィン酸 (塩を含む)、フェニル亜燐酸(塩を含む)など:金属失活剤、例えばオキザリ ルビス(ベンジリデン、ヒドラジド)、2.2’−オキサミドビス(エチル 3 −(3,5−ジ第三ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートなど;滑 剤/スリップ剤/粘着防止剤、例えば珪藻シリカ(珪藻土)、タルク、クレー、 ステアリン酸金属塩、アルキルビスステアラミド、グリセリンモノステアレート 、ポリエチレングリコール、エルカミド、オレアミドなど;UV抑制剤、例えば 2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−イソオ クトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−4−n−ドデシルオキシベンゾフェ ノン、2−(3−ジー第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル−5− クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジーを一アミルフ ェニル)ベンゾトリアゾール、p−t−ブチルフェニルサリシレート、2. 4 −ジ−t−ブチルフェニル−3゜5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエ ート、ニッケルビス−オルト−エチル(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ シベンジル)ホスホネート、2.2’、6.6’−テトラメチル−4−ピペリジ ニルセバケートなど:難燃化剤、例えばデカブロモジフェニルオキシド、ドデカ クロロジメタンジベンゾシクロオクタン、エチレンビス−ジブロモノルボルナン ジカルボキシイミド、エチレンビス−テトラブロモフタルイミド、三酸化アンチ モンなど;殺生物剤、例えばメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベ ン、ハロゲン化アルキル有機化合物、遷移金属カーバメート塩など;並びに上記 の種類の化合物の2種又はそれ以上の混合物又は与えられた種類の化合物内から の2種またはそれ以上の混合物から選択できる。
本発明の方法により製造されたブレンドには、1種又はそれ以上の乳化性ワック スが任意に含まれていてもよい。存在する場合には、乳化性ワックスはポリマー 添加剤の溶融相に添加される。
本発明の実施で使用することが意図される乳化性ワックスは、容易に乳化できる どのようなワックス、例えば酸化ポリオレフィンワックス又は変性ポリオレフィ ンワックスのような乳化性ポリオレフィンワックスであってもよい。好ましい酸 化ポリオレフィンワックスには、約0.92〜0.96の範囲内の密度、125 ℃で約50〜4.000cpの範囲内の溶融粘度及び約12〜55の範囲内の酸 価を存するワックスが含まれる。代表的ワックスには、0.939の密度、12 5°Cで250cpの溶融粘度及び16の酸価を存する酸価ポリエチレンワック ス、0.942の密度、125℃で900cpの溶融粘度、及びI5の酸価を有 する酸価ポリエチレンワックス、0.955の密度、125℃で250cpの溶 融粘度及び16の酸価を有する酸価ポリエチレンワックス並びに0.934の密 度、190℃で400cpの溶融粘度及び47の酸価を有するマレイン酸化ポリ プロピレンワックスが含まれる。
本発明に従って製造された水性乳剤/分散液には、種々の乳化性ワックス、例え ば0.939の密度、125°Cで250cpの溶融粘度及び16の酸価を有す る乳化性ポリエチレンワックスが含まれていてもよい。このような乳剤にはまた 1、市販されているタージトル(Tergitol) (登録商標) 15−3 −15 (Griffin。
W、 C,、0ffice、 Dig、 Federation Pa1nt  Varnish Prod。
Blubs、 28巻、446頁(1956年)に従って測定した親水親油バラ ンスが15.4のエトキシル化線状アルコール〕のような界面活性剤及び乳化剤 並びに5WS−211(食品グレードの乳化剤、10重量%のシリコーン化合物 及び水の混合物)のような消泡剤が含まれていてもよい。このような乳剤には、 水酸化カリウム、四硼酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸 カルシウム又は炭酸マグネシウム、モルボリン、2−アミノ−2−メチルプロパ ツール、トール油脂肪酸、エチレングリコール及びエトキシル化ステアリルアル コール本発明の方法によって意図される、溶融相を作るのに十分な温度は、広範 囲に変えることができる。多くの異なった添加剤が、本発明により処理できるの で、溶融相はある種の添加剤では約30°Cのような低い温度で得ることができ 、ある種の添加剤では、溶融相を作るのに約250″Cの又はそれより高い温度 を必要とする。好ましくは、添加剤の組合せから溶融相を作るのに使用される温 度は、約50〜200°Cの範囲内に入る。
本発明の実施で使用することが意図されるポリマー添加剤の中で、「溶融性ポリ マー添加剤」として好ましいのは、溶融相を作るのに十分な温度に付したとき、 約1〜1000cpの範囲内の溶融粘度を有する溶融相を作るために、実質的な レベルの分解無しに溶融するものである。好ましい溶融性ポリマー添加剤は、溶 融相を作るのに十分な温度に加熱したとき、1〜500epの範囲内の溶融粘度 を有する溶融相を作るものである。
本発明の実施で使用することが意図される、より高い融点のポリマー添加剤は、 溶融するのに高い温度を必要とする物質又は高い温度に曝したときに実質的なレ ベルの分解を被る物質である。このような添加剤は、溶融性ポリマー添加剤によ って生成される溶融相中に分散又は溶解されるその能力によっても特徴付けられ る。
界面活性剤の疎水疎油バランスは、界面活性剤の親水性(極性)基と親油性(非 極性)基のサイズ及び強さのバランスの表現である。
本明細書で使用する、用語「低疎水疎油バランス値界面活性剤」は、約9より小 さい疎水疎油バランス値を有する界面活性剤を指し、用語[高疎水疎油バランス 値界面活性剤」は、約9より大きい疎水疎油バランス値を有する界面活性剤を指 す。本発明の実施で使用される低疎水疎油バランス値界面活性剤は、約2〜8の 範囲内に入る疎水疎油バランス値を有するが、本発明の実施で使用される好まし い高疎水疎油バランス値界面活性剤は、少なくとも約10の疎水疎油バランス値 を有するものである。
疎水疎油バランス値は種々の方法により測定できる。例えば、ポリグリコールの ものを含む、脂肪族アルコールのポリオキシエチレン誘導体及び多価アルコール 庸肪酸エステルのような、ある種のノニオン剤の疎水疎油バランス数は、下記( 式中、Sはエステルの齢化価であり、Aは酸の酸価である)を使用して算出でき る。即ち、S = 161及びA=198を有するグリセリンモノステアレート については、この式はこの物質に対し、3.8の疎水疎油バランス値を与える。
トール油及びロジン、蜜蝋、ラノリンのエステルなどのようなその他の界面活性 剤については、疎水疎油バランス値は(式中、Eはオキシエチレン含有量の重量 パーセントであり、Pは多価アルコール含有量の重量パーセントである)から算 出できる。
上記の式は多数の界面活性剤に対して満足されるが、多数の界面活性剤の疎水疎 油バランス値は実験的方法により推定しなくてはならない。疎水疎油バランス値 測定の実験的方法には、未知の界面活性剤を、既知の疎水疎油バランス値を有す る界面活性剤と種々の比率でブレンドすること、次いで油を乳化するために必要 な疎水疎油バランス(「必要HLBJ )が知られている油を、このブレンドを 使用して乳化することか含まれる。最良のブレンドが、油の必要HLBに大体等 しい疎水疎油バランス値を有すると見なすことによって未知の物質についての疎 水疎油バランス値が算出できる。
ある範囲の界面活性剤についての疎水疎油バランス値の大体の近似は、下記の表 に要約されるような特別の界面活性剤の水溶解度の数値により得ることができる 。
水中に分散性無し 1〜4 劣った分散 3〜6 激しく撹拌した後乳状分散 6〜8 安定な乳状分散(上端は殆ど透明) 8〜10半透明乃至澄んだ分散 10−1 3 澄んだ溶液 13+ 本発明の実施に使用することが意図される代表的な低疎水疎油バランス値界面活 性剤には、 モノ−及びジグリセライド、 ソルビタン脂肪酸エステル、 ポリオキシエチレンソルビトールエステル、ポリオキシエチレンアルコール、 エトキシル化アルキルフェノール、 エトキシル化アルコール、 ポリアルキレングリコールエーテル、 燐酸化モノ−及びジグリセライド、 モノグリセライドのクエン酸エステル、モノグリセライドのジアセチル化酒石酸 、グリセリンモノオレエート、 ナトリウムステアロイルラクチレート、カルシウムステアロイルラクチレート、 リン脂質又は ホスファチジン酸エタノールアミン 並びにこれらの2種又はそれ以上の混合物が含まれる。
本発明の実施に使用することが意図される代表的な高疎水疎油バランス値界面活 性剤には、 グリセリンモノステアレート、 ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレンソルビトールエス テル、 ポリオキシエチレン酸、 ポリオキシエチレンアルコール、 ポリオキシエチレンアルキルアミン、 アルキルアリールスルホン酸塩又は エトキシル化アルキルフェノール 並びにこれらの2種又はそれ以上の混合物が含まれる。
本発明の実施に使用される界面活性剤の量は広範囲に変えることができる。典型 的には、使用される界面活性剤の全量は、最終組成物の全重量基準で、約0.5 〜50重量%の範囲内に入る。界面活性剤の全量約1〜10重量%の範囲内が好 ましい。
本発明の実施に使用される低疎水疎油バランス値界面活性剤の高疎水疎油バラン ス値界面活性剤に対する重量比率は広範囲に変えることかできる。典型的には、 低疎水疎油バランス値界面活性剤の高疎水疎油バランス値界面活性剤に対する重 量比率は、約0.1から10:lの範囲内に入る。約0.5から2=1の範囲内 の重量比率か好ましい。
本発明の組成物の成分は、多くの任意の好都合な方法でも合することができる。
即ち全ての成分を合し、次いで溶融物を作るのに加熱したり、溶融性成分を単独 で加熱し、次いで他の成分を添加したりすることができるなどである。所定の組 成物のために意図される全ての添加剤を合し、溶融し、次いで低疎水疎油バラン ス値界面活性剤(単複)を添加し、次いで高疎水疎油バランス値界面活性剤(単 複)を添加することが、現在好ましい。
溶融相の攪拌は、実質的に均一な溶融物の製造を助けるために望ましい。攪拌は 、機械的攪拌、振盪などのようなどのような適当な方法によっても与えることが できる。
合併は溶融条件下に維持され、実質的に均一な溶融相を作るのに十分な時間攪拌 される。
溶融相を冷却される場合には、溶融相が、破砕、粉砕、包装などのような次の取 扱いを受けられる固形物を作るのに実質的に固化する程度にまで、溶融相を冷却 することのみが必要である。
溶融相から最初に形成された固形物を任意の微粉末化工程に付する場合には、こ れは、当業者によく知られた種々の技術、例えばボールミル、ハンマーミル、コ ロイドミルナトの使用により行うことができる。
本発明の組成物は、典型的に50重量%以下のポリマー添加剤(単複)を水性媒 体に添加し、そして添加剤の粒子と水性媒体との間の接触を促進するために十分 に攪拌することにより、水性媒体中に容易に分散される。このような接触を促進 するためにとのような適当な手段も、所望の攪拌のために受け入れられる。
分散されるべき添加剤(単複)の粒子サイズ、水性媒体の温度、添加剤(単複) 量、高及び低疎水疎油バランス値界面活性剤の量(及び比率)などのような要因 に依存して、添加剤(単複)の分散のために必要な接触時間は、数分間のように 短い時間から3時間又はそれ以上であってもよい。好ましい時間は、典型的な操 作条件下に、添加剤(単複)の完全な分散のために、約0.1〜1時間の範囲内 であろう。
本発明の組成物は水性媒体中に大量に分散できる。即ち、水性媒体中に約50重 量%以下の固形物を含有させることが意図される。好ましい含有レベルは、ポリ マー添加剤(単複)及び低疎水疎油バランス値界面活性剤の全重量基準で、約5 〜25重量%の範囲内である。これは水性媒体にしばしば別々に添加されるので 、高疎水疎油バランス値の量は約0.1〜IO重量%の範囲内で、好ましくは約 0.1〜1重量%の範囲内の量で変えるように別に示される。
上記の水性乳剤又は分散液は、例えば多数のポリマー添加剤を、単独で又は組み 合わせて、広範囲のポリマー粒子に適用するために有用である。このことは、ポ リマー粒子を上記の水性乳剤又は分散液と、例えば分散液をポリマー粒子上にス プレーすること、ポリマー粒子を水性分散液と混合することなどにより、接触さ せることによって容易に行われる。
幾つかの好ましいポリマー粒子には、例えば結晶性ポリプロピレン、低密度ポリ エチレン、高密度ポリエチレン及び線状低密度ポリエチレンのようなポリオレフ ィンが含まれる。
その他のポリマー物質には、例えばポリスチレン、ポリエステル、ポリアミドな ど並びに結晶性プロピレンエチレンコポリマーのようなコポリマー、エチレンプ ロピレンゴムのようなゴムなどが含まれる。
本発明は、上記の独特で有効な方法で安定化されるポリマー粒子を提供する。
本発明を、下記の非限定的実施例を参照して更に詳細に記載する。
この例は、本発明の方法を使用する、ポリマー粒子用の熱安定剤及び酸化防止剤 として使用される水分散性イルガノックス(rrganox) (登録商標>  1076の製造を示す。イルガノックス1076は、オクタデシル3−(3’、 5’−ジー第三ブチル・−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネート又はオク タデシル3,5−ジー第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメートとして化 学的に知られており、チバ・ガイギーにより供給される。使用した界面活性剤は 、GAF Corporationからのイゲパル(Igepal) (登録商 標)界面活性剤として商業的に知られているエトキシル化アルキルフェノールで ある。
水分散性物質には下記の成分が含まれる。
イルガノックス1076 100 93.9イゲパルC0−2102,752, 6 イゲバルC0−6303,753゜5 水不溶性のイルガノックス1076を水分散性形態に転換するために、下記の方 法を使用した。
1、イルガノックス1076をガラス容器内で60°Cで水浴を使用して加熱す る。溶融された物質を攪拌して、均一溶融相を得た。
2、溶融相に低HLB界面活性剤(例えば、イゲバルC0−210)を添加する 。界面活性剤を攪拌装置により完全に混合した。
3、溶融相(工程2)に高HLB値界面活性剤(例えば、イゲバルC0−630 )を添加する。界面活性剤を溶融相中で攪拌装置を使用して完全に混合した。
4、溶融相を室温で冷却する。冷却で、溶融した成分は固体形状に転換する。
5、固体物質を、粉末形状を得るために、破砕又は粉砕した。
例2 この例は、本発明の方法から得られた粉末を使用する水性懸濁液の製造を示す。
例1に従って製造した水分散性物質を、水性懸濁液を製造するために使用した。
20gの破砕した物質を磁気攪拌機を使用して80gのH2O中に分散させる。
数週間水中に分散されたままである安定な懸濁液を製造した。この分散液の典型 的な粒子サイズは下記の通りである。
%相対体積 粒子サイズμm 10 8.85 50 18.90 90 33、09 添加剤分散液の粒子サイズは、水中で沈降を促進するために十分大きい。しかし ながら、沈降は数日間観察されず、これは、(水の密度に非常に近い密度を有す る)分散された物質の低い密度、及び界面活性剤の適当な選択のためであろう。
例3 イルガノックス1076酸化防止剤をエボレン(Epolene)(登録商標)  E−14ワツクスで置き換えた以外は、例1を詳細に繰り返す。エボレンE− 14は、イーストマンコダックカンパニーにより供給される酸化低分子量ポリエ チレンワックスである。エポレンE−14ワックスを水不溶性から水分散性形状 に転換するために使用した成分の組成は、下記の通りである。
エボレンE−14ワックス 50 93.8イゲバルCo−2101,42,6 イゲバルC0−6301,93,5 エボレンE−14ワツクスのために使用した加熱温度は14.0°Cであった。
本発明の方法を使用して製造した粉砕した物質は水分散性である。分散液を例2 に従って製造した。この水性分散液の典型的な粒子サイズは下記の通りである。
%相対体積 粒子サイズμm 90 20、12 例4 この例は、ポリマー粒子を安定化する際に使用される幾つかの水不溶性物質を含 む水分散性添加剤の製造を示す。水分散性添加剤には下記の成分が含まれている 。
イルガノックスI Q76 200 63.2エボレンE−144012,6 ステアリン酸カルシウム 63.5 20.1イゲバルCo−2105,51, フ イゲバルC0−6307,52,4 界面活性剤以外の全ての成分(例えば、イルガノックス1076酸化防止剤、エ ボレンE−14ワックス及びステアリン酸カルシウム)をビーカーに入れた。水 浴を使用し、溶融イルガノックス1076中で85°Cで成分を混合した。完全 に混合した後、イゲバルC0−210及びイゲバルC0−630を、ステアリン 酸カルシウム及びエボレンE−14を含有する溶融イルガノックス107Gに8 5℃で添加した。物質を水浴から取り出し、そして室温で冷却した。室温で、物 質は固形状で得られた。物質を、水分散性である微細粉末にするために粉砕した 。
例2に記載したようにして水性分散液を製造した。この分散液は安定であり、数 週間の間沈降しなかった。分散した物質の粒子サイズは下記の通りであった。
50 10.28 例4に従って製造した水分散性添加剤を、ポリマー粒子を安定化するために使用 した。25重量%の添加剤を含有する水性分散液(例4)を製造した。この分散 液を水で更に希釈し°C16,25重量%添加剤を得た。
希釈した水性分散液40gを、0.902の密度及び9のメルトフローレートを 有するポリプロピレンベレット500gに適用した。使用した分散液の量は、被 覆されたポリプロピレンペレッド上の0.5重量%固形物の固形分レベルを得る ために算出した。ポリプロピレンベレットを、被覆を開始する前に、15分間6 0〜85°Cでオーブン中に置いた。被覆のために使用される固体分散体の良好 な接着を達成するためにベレットを暖めなくてはならない。被覆されたポリプロ ピレンは、150℃の温度で72時間オーブン中に置いた場合に、色変化を示さ なかった。所望の成分を、水分散性添加剤を作る方法で、又は本発明に記載した 方法を使用して製造した物質から分散液を製造する時点の何れかで、被覆配合物 中に含有できる。
例6 ポリプロピレンペレットを、1988年5月24日出願の特許出願第197.9 46号に記載したようにしてエボレンE−14乳剤配合物で被覆した以外は、例 5を繰り返した。被覆のために使用した活性物質の量は同じであり、被覆方法に 於ける例外は、ベレットを本発明の方法により製造した被覆物質を適用する前に 60℃で15分間置き、他方、ベレットを加熱しないでエポレンE−14乳剤で 被覆したことであった。被覆したポリプロピレンペレットを比較した。その結果 は、両方の配合物かベレットを保護し、150°Cで72時間空気強制オーブン 中に置いた場合に、色を変えなかったことを示した。
例7 希釈した水性分散液の量が、ポリマー粒子用の被覆配合物中の2.5gの代わり に1.5 g固形物を含有させたこと以外は、例5及び6を繰り返した。本発明 の物質を適用する被覆条件は例5に略述したことと同じであり、他方、エボレン E−14乳剤については、被覆条件は例6に記載したことと同じであった。
1.5gの固体を含有する希釈した水性分散液40gを、0.902の密度及び 9のメルトフローレートを有するポリプロピレンペレット500gに適用した。
使用した分散液の量は、被覆されたポリプロピレンベレット上の0.3重量%固 形物の固形分レベルを得るために算出した。被覆したポリプロピレンペレットを 、150℃の温度で空気強制オーブン中に置いた。これらのベレットは、24時 間の間に褐色に変わり、このことは、ベレットに適用した量がポリマー粒子を保 護するために十分でなかったことを示唆している。
例8 本発明の方法を使用する水分散性添加剤の製造に於いてエボレンE−14ワック スを含有させなかった以外は、例4を繰り返した。成分の組成は下記の通りであ る。
イルガノックス1076 100 72.3ステアリン酸カルシウム 31,8  23.0イゲバルCo−2102,82,0 イゲバルC0−6303,82,フ ィルガノックス1076酸化防止剤及びステアリン酸カルシウムをガラス容器に 入れ、そして水浴を使用して75°Cの温度で加熱した。物質をガラス棒で完全 に混合した。ステアリン酸カルシウムを溶融イルガノックス1076中に75° Cで分散させた。この分散液に、イゲバルC0−210及びイゲパルC0−63 0を添加し、完全に混合した。10分後、容器を水浴から取り出し、そして室温 に放置して冷却した。固形物が得られ、これを粉砕方法により粉末形状に転換し た。
本発明の方法を使用して製造した、20gの水分散性添加剤を、80gの水に添 加することにより、水性分散液を製造した。
この水性分散液は安定であり、数週間の間沈降しなかった。
分散液の粒子サイズ及びサイズ分布は、下記の通りであった。
%相対体積 粒子サイズμm 10 4、36 5011.64 90 28、09 例9 例8の水分散性添加剤を例4の物質の代わりにポリマー粒子を被覆する際に使用 した以外は、例5を繰り返した。ポリプロピレンペレットを被覆するために、例 8の水性分散液を30gの水で希釈した。希釈した分散液は水中に5%の固形物 を含有していた。2gの固形物を含有する希釈した分散液40gを、0.902 の密度及び9のメルトフローレートを有するポリプロピレンペレット500gに 適用した。使用した分散液の量は、被覆されたベレット上の0.4重量%固形物 の固形分レベルを得るために算出した。被覆したポリプロピレンペレットは、1 50℃の温度で3日間空気強制オーブン中に置いた場合に、色変化を示さなかっ た。この例は、配合物中にエボレンE−14ワツクス無しに活性成分をポリマー 粒子上に被覆できることを示している。
匹廷 この例は、水不溶性添加剤を水分散性形状に転換するために必要な界面活性剤の 適当な選択を示す。水分散性粉末の組成は下記の通りである。
イルガノックス1076 100.0 65.4ステアリン酸カルシウム 31 .8 20.8エボレンE−1420,013,1 イゲバルC0−2101,00,7 水分散性粉末を製造する方法は、成分を60°Cの温度で溶融した以外は例4に 記載したものと同じである。
本発明の方法により製造した粉末20gをイゲバルC0−630界面活性剤0. 5gを含有する水80g中に、攪拌装置を使用して分散させた。水性分散液は不 安定であり、二つの別の相に分離した。このことは水分散性添加剤を作るために 適当な界面活性剤又は界面活性剤の混合物が必要であることを示して水分散性添 加剤を製造する際に、使用したイゲパルCo−210の量が1.0gの代わりに 1.5 gであった以外は、例1Oを繰り返した。これは下記の組成を存してい た。
イルガノックス1076 100.0 65.2ステアリン酸カルシウム 31 .8 20.7エボレンE−1420,013,1 イゲバルC0−2101,51,0 この水性分散液は例1Oに記載した通りにして製造した。分散液は不安定であり 、二つの別の相に分離した。
例12 水分散性添加剤を製造する際に、使用したイゲパルC0−210の量が1. O gの代わりにzOgであった以外は、例10を繰り返した。得られた粉末を例1 Oに記載した通りにして分散させた。分散液は不安定であり、二つの別の相に分 離した。
例13 水分散性添加剤を製造する際に、使用したイゲバルCo−210の量が、1.0 gの代わりに2.5gであった以外は、例10を繰り返した。この水分散性粉末 の組成は、下記の通りである。
イルガノックス1076 100.0 64.8ステアリン酸カルシウム 31 .8 20.6エボレンE−1420,013,0 イゲバルC0−2102,51,6 得られた粉末を例10に従い正確に分散させた。この水性分散液は安定であり数 週間後でさえも沈降しなかった。この例は、ポリマー粒子を安定化させるための 水分散性粉末を製造するために必要な界面活性剤の濃度の重要性を示している。
例14 この例は、本発明の方法の重要性を示している。本発明の方法を使用しないで例 4の成分を水中に分散させた。成分の組成は下記の通りである。
イルガノックス1076 20.0 62.9エポレンE−144,012,6 ステアリン酸カルシウム 6.4 20.1イゲパルC0−2100,61,9 イゲパルC0−6300,82,5 成分(30,4g)を、0.6gのイゲパルC0−210及び0.8gのイゲバ ルCo−630を含有する150gの水中に分散させた。
これらの成分は別の相に分離した。水分散性添加剤を製造するために、成分は本 発明に記載したようにして処理すべきで本発明の方法に従って水不溶性添加剤を 水分散性形状に転換する際に、タージトル(Tergitol) (登録商標)  15−3−7及びタージトル15−5−15を、イゲパルC0−210及びイ ゲバルCo−30の代わりに使用した以外は、例4を繰り返した。タージトル1 5−3−7及びタージトル15−3−15は、線状アルコールのポリエチレング リコールエーテルであり、ユニオンカーバイドコーポレーションから入手できる 。この水性分散性粉末の組成は、下記の通りである。
イルガノックス1076 75 63 エボレンE−141512,6 ステアリン酸カルシウム 24 20.1タージトル15−5−7 2.1 1 .8タージトル15−5−15 3.0 2.5タージトル15−3−7及びラ ージトル15−5−15以外の全ての成分をビーカーに入れた。これらの成分を 水浴を使用して65°Cで溶融した。完全に混合した後、タージトル15−3− 7及びタージトル15−5−15を、溶融した成分に65℃で添加した。界面活 性剤を溶融物に含有させた後、溶融した成分を10分間65°Cで放置した。溶 融物質を水浴から取り出し、そして室温で冷却した。室温で、固形成分が得られ 、これは粉砕方法により微細粉末に転換できる。
この方法を使用して製造した粉末20gを、磁気攪拌機を使用して80gの水中 に分散させた。僅かの時間放置して、粉末が僅かに沈降した。このことは、使用 される二つの界面活性剤の量を水性分散液中で観察される沈降を除くために最適 化されるべきであることを示している。
本発明をその好ましい態様を特に参照して詳細に記載したが、変形及び修正が本 発明の精神及び範囲内で有効であることが理解されるであろう。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成4年2月10日

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.1種又はそれ以上の溶融性ポリマー添加剤及び、任意的に、1種又はそれ以 上のより高い融点のポリマー添加剤を、水性媒体中に分散可能にする方法であっ て、a)該添加剤を溶融相を生成せしめるのに十分な温度に加熱し、 b)得られた溶融相を、溶融相を維持するのに十分な温度で、少なくとも1種の 低い疎水疎油バランス値を有する界面活性剤と少なくとも1種の高い疎水疎油バ ランス値を有する界面活性剤とを合併させ(但し、この合併は均一な混合溶融物 を与えるのに十分な撹拌下に行う)、そして、c)工程(b)から得られたブレ ンドを冷却して、水分散性固形材料を得るようにする、 ことを含んでなる方法。
  2. 2.1種又はそれ以上の溶融性ポリマー添加剤及び、任意的に、1種又はそれ以 上のより高い融点のポリマー添加剤を、少なくとも1種の高い疎水疎油バランス 値を有する界面活性剤を含有する水性媒体中に分散可能にする方法であって、a )該添加剤を、少なくとも最低の融点の該添加剤の溶融相を生成せしめるのに十 分な温度に加熱し、b)得られる溶融相を、溶融相を維持するのに十分な温度で 、少なくとも1種の低い疎水疎油バランス値を有する界面活性剤とを合併させ( 但し、この合併は均一な混合溶融物を与えるのに十分な撹拌下に行う)、そして 、c)工程(b)から得られたブレンドを冷却して、水分散性固形材料を得るよ うにする、 ことを含んでなる方法。
  3. 3.更に、d)得られた固形物質を微粉状に粉砕することからなる請求の範囲第 1項又は第2項に記載の方法。
  4. 4.乳化性ワックスをポリマー添加剤の溶融相に添加する請求の範囲第1項又は 第2項に記載の方法。
  5. 5.該ポリマー添加剤が、熱安定剤、処理助剤、着色剤、帯電防止剤、カップリ ング剤、UV安定剤、金属失活剤、核剤又は難燃化剤並びにこれらの2種又はそ れ以上の混合物から選択される請求の範囲第1項又は第2項に記載の方法。
  6. 6.該熱安定剤が酸化防止剤であり、 テトラキス〔メチレン3−(3′,5′−ジ−第三ブチルー4′−ヒドロキシフ ェニル)プロピオネート〕メタン、オクタデシル3−(3′,5′−ジ−第三ブ チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、1,3,5−トリメチル−2 ,4,6−トリス(3,5−ジ第三ブチル)−4−(ヒドロキシベンジル)ベン ゼン、ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファ イト、 トリス(モノノニルフェニル)ホスファイト、4,4′−ブチリデン−ビス(5 −メチル−2−第三ブチル)フェノール、 トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、 トリスーノニルフェニルホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホ スファイト、テトラキス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)−4,4′−ビフェ ニレン−ジホスホナイト、 トリス(2,3−ジ第三ブチルフェニル)ホスファイト、ブチル化ヒドロキシト ルエン、 ジセチルチオジプロピオネート、 ジミリスチルチオジプロピオネート又はポリ(1,4−シクロヘキシレン−3, 3′−チオジプロピオネート(部分的にステアリルアルコールで末端停止されて いる)、 並びにこれらの2種又はそれ以上の混合物から選択され;該処理助剤が、タルク 、クレー、珪藻土、ステアリン酸金属塩、アルキルビスステアラミド、グリセリ ンモノステアレート、ポリエチレングリコール、エルカミド、オレアミド並びに これらの2種又はそれ以上の混合物から選択され;該着色剤が、1,5−ビス〔 (3−ヒドロキシ−2,2′−ジメチルプロピル)アミノ〕アントラキノンと共 重合したポリ(エチレンテレフタレート)、 2,2′−(9,10−ジヒドロ−9,10−ジオキソ−1,5−アントラセン ジイル)ジイミノ)−ビス安息香酸と共重合したポリ(ネオペンチレンテレフタ レート)又は1,5−ビス〔(3−ヒドロキシ−2,2′−ジメチルプロピル) アミノ〕アントラキノンと共重合したポリ(ネオペンチレンナフタレン−2,6 −ジカルボキシレート)から選択され;該帯電防止剤が、グリセリンモノステア レート、エトキシル化アミン、ポリエチレングリコール又は第四級アンモニウム 化合物並びにこれらの2種又はそれ以上の混合物から選択され;該カップリング 剤が、シラン、チタン酸塩、クロム錯体、カルボキシル置換ポリオレフィン、カ ルボキシル置換アクリレート又は塩素化パラフィン並びにこれらの2種又はそれ 以上の混合物から選択され;該UV安定剤が、2−ヒドロキシ−4−オクトキシ ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−イソオクトキシベンゾフェノン、4−ヒ ドロキシ−4−n−ドデシルオキシベンゾフェノン、2−(3−ジ−第三ブチル −2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル−5−クロロベンジルトリアゾール、2 −(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、 バラー第三ブチルフェニルサリシレート、2,4−ジ−第三ブチルフェニル−3 ,5−ジ−第三プチル−4−ヒドロキシベンゾエート、 ニッケルビス−オルト−エチル(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベン ジル)ホスホネート又は2,2′,6,6′−テトラメチル−4−ピペリジニル セバケート 並びにこれらの2種又はそれ以上の混合物から選択され;該難燃化剤が、 デカプロモジフェニルオキシド、 ドデカクロロジメタンジベンゾシクロオクタン、エチレンビス−ジブロモノルボ ルナンジカルボキサミド、エチレンビス−テトラブロモフタルイミド又は三酸化 アンチモン 並びにこれらの2種又はそれ以上の混合物から選択され;該金属失活剤が、 オキザリルビス(ベンジリデンヒドラジド)又は2,2′−オキサミドビス(エ チル3−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート並 びにこれらの2種又はそれ以上の混合物から選択され;そして、該核剤が、安息 香酸ナトリウム、ジフェニルホスフィン酸、ジフェニルホスフィン酸のマグネシ ウム、ナトリウム、カルシウム若しくはアルミニウム塩、フェニルホスフィン酸 、フェニルホスフィン酸のマグネシウム、ナトリウム、カルシウム若しくはアル ミニウム塩、フェニル亜燐酸又はフェニル亜燐酸のマグネシウム、ナトリウム、 カルシウム若しくはアルミニウム塩並びにこれらの2種又はそれ以上の混合物か ら選択される請求の範囲第5項記載の方法。
  7. 7.該低い疎水疎油バランス値を有する界面活性剤が、2〜8の範囲内に入る疎 水疎油バランス値を有し、モノ−及びジグリセライド、 ソルビタン脂肪酸エステル、 ポリオキシエチレンソルビトールエステル、ポリオキシエチレンアルコール、 エトキシル化アルキルフェノール、 エトキシル化アルコール、 ポリアルキレングリコールエーテル、 燐酸化モノ−及びジグリセライド、 モノグリセライドのクエン酸エステル、モノグリセライドのジアセチル化酒石酸 エステル、グリセリンモノオレエート、 ナトリウムステアロイルラクチレート、カルシウムステアロイルラクチレート、 リン脂質又は ホスファチジルエタノールアミン 並びにこれらの2種又はそれ以上の混合物から選択される請求の範囲第1項又は 第2項に記載の方法。
  8. 8.該高い疎水疎油バランス値を有する界面活性剤が、少なくとも10の疎水疎 油バランス値を有し、グリセリンモノステアレート、 ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレンソルビトールエス テル、 ポリオキシエチレン酸、 ポリオキシエチレンアルコール、 ポリオキシエチレンアルキルアミン、 アルキルアリールスルホン酸塩又は エトキシル化アルキルフェノール 並びにこれらの2種又はそれ以上の混合物から選択される請求の範囲第1項又は 第2項に記載の方法。
  9. 9.界面活性剤の全量が最終組成物の全重量基準で1〜10重量%の範囲内に入 る請求の範囲第1項又は第2項に記載の方法。
  10. 10.工程(a)に使用される温度が、組合せ中に存在する最低の融点のポリマ ー添加剤の融点よりも5〜20℃高い請求の範囲第1項又は第2項に記載の方法 。
  11. 11.少なくとも1種の高い疎水疎油バランス値を有する界面活性剤を溶融相に 添加する前に、少なくとも1種の低い疎水疎油バランス値を有する界面活性剤を 、工程(b)の合併に於いて溶融相に添加する請求の範囲第1項に記載の方法。
  12. 12.実質的に全ての該ポリマー添加剤が、40ミクロン未満の粒子サイズを有 する請求の範囲第1項又は第2項に記載の方法。
  13. 13.i)1種又はそれ以上の水不溶性溶融性ポリマー添加剤及び、任意的に、 1種又はそれ以上のより高い融点の水不溶性ポリマー添加剤(但し、実質的に全 ての該ポリマー添加剤は、約40ミクロン未満の粒子サイズを有する)並びにi i)少なくとも1種の低い疎水疎油バランス値の界面活性剤(但し、該界面活性 剤は該水不溶性ポリマー添加剤粒子の表面に吸着される) を含んでなる水性媒体中に分散可能な物質の組成物。
  14. 14.更に、iii)少なくとも1種の高い疎水疎油バランス値の界面活性剤を 食む請求の範囲第13項記載の物質の組成物。
  15. 15.更に、iv)少なくとも1種の乳化性ワックスを含む請求の範囲第13項 記載の物質の組成物。
  16. 16.該ポリマー添加剤が、熱安定剤、処理助剤、着色剤、帯電防止剤、カップ リング剤、UV安定剤、金属失活剤、核剤又は難燃化剤並びにこれらの2種又は それ以上の混合物から選択される請求の範囲第13項〜第15項の何れか1項に 記載の組成物。
  17. 17.該熱安定剤が酸化防止剤であり、テトラキス〔メチレン3−(3′,5′ −ジ−第三ブチルー4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン、オク タデシル3−(3′,5′−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ オネート、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ第三ブチ ル)−4−(ヒドロキシベンジル)ベンゼン、ビス(2,4−ジ第三ブチルフェ ニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、 トリス(モノノニルフェニル)ホスファイト、4,4′−ブチリデン−ビス(5 −メチル−2−第三ブチル)フェノール、 トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、 トリスーノニルフェニルホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホ スファイト、テトラキス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)−4,4′−ビフェ ニレン−ジホスホナイト、 トリス(2,3−ジ第三ブチルフェニル)ホスファイト、ブチル化ヒドロキシト ルエン、 ジセチルチオジプロピオネート、 ジミリスチルチオジプロピオネート又はポリ(1,4−シクロヘキシレン−3, 3′−チオジプロピオネート(部分的にステアリルアルコールで末端停止されて いる) 並びにこれらの2種又はそれ以上の混合物から選択され;該処理助剤が、タルク 、クレー、珪藻土、ステアリン酸金属塩、アルキルビスステアラミド、グリセリ ンモノステアレート、ポリエチレングリコール、エルカミド、オレアミド並びに これらの2種又はそれ以上の混合物から選択され;該着色剤が、1,5−ビス〔 (3−ヒドロキシ−2,2′−ジメチルプロピル)アミノ〕アントラキノンと共 重合したポリ(エチレンテレフタレート)、 2,2′−(9,10−ジヒドロ−9,10−ジオキソ−1,5−アントラセン ジイル)ジイミノ)−ビス安息香酸と共重合したポリ(ネオペンチレンテレフタ レート)又は1,5−ビス〔(3−ヒドロキシ−2,2′−ジメチルプロピル) アミノ〕アントラキノンと共重合したポリ(ネオペンチレンナフタレン−2,6 −ジカルボキシレート)から選択され;該帯電防止剤が、グリセリンモノステア レート、エトキシル化アミン、ポリエチレングリコール又は第四級アンモニウム 化合物並びにこれらの2種又はそれ以上の混合物から選択され;該カップリング 剤が、シラン、チタン酸塩、クロム錯体、カルボキシル置換ポリオレフィン、カ ルボキシル置換アクリレート又は塩素化パラフィン並びにこれらの2種又はそれ 以上の混合物から選択され;該UV安定剤が、2−ヒドロキシ−4−オクトキシ ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−イソオクトキシベンゾフェノン、4−ヒ ドロキシ−4−n−ドデシルオキシベンゾフェノン、2−(3−ジ−第三ブチル −2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル−5−クロロベンジルトリアゾール、2 −(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、 パラ−第三ブチルフェニルサリシレート、2,4−ジ−第三ブチルフェニル−3 ,5−ジ−第三プチル−4−ヒドロキシベンゾエート、 ニッケルビス−オルト−エチル(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベン ジル)ホスホネート又は2,2′,6,6′−テトラメチル−4−ピペリジニル セバケート 並びにこれらの2種又はそれ以上の混合物から選択され;該難燃化剤が、 デカプロモジフェニルオキシド、 ドデカクロロジメタンジベンゾシクロオクタン、エチレンビス−ジブロモノルボ ルナンジカルボキサミド、エチレンビス−テトラブロモフタルイミド又は三酸化 アンチモン 並びにこれらの2種又はそれ以上の混合物から選択され;該金属失活剤が、 オキザリルビス(ベンジリデンヒドラジド)又は2,2′−オキサミドビス(エ チル3−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート並 びにこれらの2種又はそれ以上の混合物から選択され;そして、該核剤が、安息 香酸ナトリウム、ジフェニルホスフィン酸、ジフェニルホスフィン酸のマグネシ ウム、ナトリウム、カルシウム若しくはアルミニウム塩、フェニルホスフィン酸 、フェニルホスフィン酸のマグネシウム、ナトリウム、カルシウム若しくはアル ミニウム塩、フェニル亜燐酸又はフェニル亜燐酸のマグネシウム、ナトリウム、 カルシウム若しくはアルミニウム塩並びにこれらの2種又はそれ以上の混合物か ら選択される請求の範囲第16項記載の組成物。
  18. 18.該低い疎水疎油バランス値を有する界面活性剤が2〜8の範囲内に入る疎 水疎油バランス値を有し、モノ−及びジグリセライド、 ソルビタン脂肪酸エステル、 ポリオキシエチレンソルビトールエステル、ポリオキシエチレンアルコール、 エトキシル化アルキルフェノール、 エトキシル化アルコール、 ポリアルキレングリコールエーテル、 燐酸化モノ−及びジグリセライド、 モノグリセライドのクエン酸エステル、モノグリセライドのジアセチル化酒石酸 エステル、グリセリンモノオレエート、 ナトリウムステアロイルラクチレート、カルシウムステアロイルラクチレート、 リン脂質又は ホスファチジルエタノールアミン 並びにこれらの2種又はそれ以上の混合物から選択される請求の範囲第13項記 載の組成物。
  19. 19.該高い疎水疎油バランス値を有する界面活性剤が少なくとも10の疎水疎 油バランス値を有し、グリセリンモノステアレート、 ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレンソルビトールエス テル、 ポリオキシエチレン酸、 ポリオキシエチレンアルコール、 ポリオキシエチレンアルキルアミン、 アルキルアリールスルホン酸塩又は エトキシル化アルキルフェノール 並びにこれらの2種又はそれ以上の混合物から選択される請求の範囲第13項記 載の組成物。
  20. 20.界面活性剤の全量が最終組成物の全重量基準で1〜10重量%の範囲であ る請求の範囲第13項記載の組成物。
  21. 21.実質的に全ての該ポリマー添加剤が40ミクロン未満の粒子サイズを有す る請求の範囲第13項記載の組成物。
  22. 22.水中に、1種又はそれ以上の水不溶性溶融性ポリマー添加剤及び、任意的 に、1種又はそれ以上のより高い融点の水不溶性ポリマー添加剤を分散させる方 法であって、請求の範囲第13項に記載の組成物及び高い疎水疎油バランス値の 界面活性剤を、撹拌条件下に、該組成物を水で湿潤させるに十分な時間水に添加 することからなる方法。
  23. 23.水中に、1種又はそれ以上の溶融性ポリマー添加剤及び、任意的に、1種 又はそれ以上のより高い融点のポリマー添加剤を分散させる方法であって、請求 の範囲第14項に記載の組成物を、撹拌条件下に、該組成物を水で湿潤させるに 十分な時間水に添加することからなる方法。
  24. 24.1種又はそれ以上の溶融性ポリマー添加剤及び、任意的に、1種又はそれ 以上のより高い融点のポリマー添加剤を、高い疎水疎油バランス値の界面活性剤 を含有する水性媒体中に分散させる方法であって、請求の範囲第13項に記載の 組成物を、撹拌条件下で、該組成物を水で湿潤させるに十分な時間該水性媒体に 添加することからなる方法。
  25. 25.ポリマー粒子を、請求の範囲第22項〜第24項の何れか1項に記載の方 法により製造した水性分散液と接触させ、そして該粒子を乾燥させることからな る添加剤をポリマー粒子に適用する方法。
  26. 26.請求の範囲第25項記載の方法により処理されたポリマー粒子。
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