JPH04504806A - 扇状に折り畳まれたウエブ材料の端部を自動的に付着する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 扇状に折り畳まれたウェブ材料の端部を自動的に付着する方法発明の背景 本発明はペーパータオルおよびペーパータオル・ディスペンサの分野に関する。

より詳細に言えば、本発明は、ペーパータオルを扇状に折り畳む（ｆａｎ−ｆ。

１ｄｅｄ）ことによって形成したスタック（積み重ね）の端部をディスペンサ内 で別のスタックの端部に自動的に付着する方法に関する。

ペーパータオル・ディスペンサは、手洗い場やその他の設備においてタオルを供 給するための便利で衛生的なやり方として、当業界でよく知られている。個々の タオルシートを扇状に折り畳んでスタックにしたものを使用することによって、 ロール・ウェブ状のタオルに伴う多くの問題を避けることができる。例えば、ロ ールを回転しはじめるときに慣性力に打ち勝つ力を与えなければならないという ことがない。また、いったん回転したロールを止めるための抑制力が必要とされ ることもない。したがって、ディスペンスのために扇状に折り畳まれたスタック の形状をしたタオルは、大きな物理的強度を有している必要がない。大きな物理 的強度を与えることは、望ましいとされる特性であるところの柔らかさ、ふわり としたボリューム感、吸収性などに悪影響をもたらす。このように、扇状に折り 畳まれたスタックの形状をしたタオルを使用した場合、ディスペンスを容易にす るだめの移送機構を苦心して設ける必要はない。

扇状に折り畳まれたタオルのディスペンサは、通常、図１に示したようにタオル １のスタックを収容するようになされている。スタック内の一番下のタオル２の 先端縁は、ディスペンサケース３内のディスペンシング開口を通して引き出され ておかれる。扇状に折り畳まれたタオル用のディスペンサの中には、図１に送り ホイール４として例示したような簡単な送りホイール機構を備えるようにしたも のもあり、また、ディスペンサケースの底部に単に細長い開口を設けただけのも のもある。タオルが扇状に折り畳まれながらスタックとなされているため、タオ ルが使用者によってつかまれてディスペンサから引き出されると、次のタオルの 先端縁がディスペンシング開口を通して自動的に引き出されるので、次の使用者 が使いやすくなる。スタックとなったタオルがすべて使い果たされると、新しい スタックがディスペンサ内に設置され、その一番下のタオルの先端縁がディスペ ンシング開口を通して手で引き出される。

従来のディスペンサを用いて、扇状に折り畳まれてスタックの形状となったタオ ルを使用する場合、問題となることはほとんどない。しかし、タオルを全部使い 切うてしまったとき、または一番下のタオルの先端縁がディスペンシング開口を 通してまだ適当に引き出されていないときには問題がある。多くのディスペンサ のデザインによれば、ディスペンサの内側に近づかなければ一番下のタオルの先 端縁をディスペンシング開口を通して引き出すのが難しいのである。

タオルディスペンサは普通、係員だ（りが開けられるような錠を有するようにデ ザインされている。このようにディスペンサに錠をかけると、盗難や浪費を防ぐ ことはできるが、一方で不都合もある。タオルの補給・詰め替えをしたり、一番 下のタオルの先端縁をディスペンシング開口を通して正しく引き出された状態に しておこうとするときに、ディスペンサを簡単に開くことかで者ないのである。

したがって、使用者が必要なときにはいつでもタオルが使える、という訳にはい かないのである。多くの使用者は、例えば手を拭くためにすぐにタオルが必要な とき、ただディスペンサに向かってタオルを使おうとする態勢になっているので 、タオルが使えないと知ったときの失望は大きい。タオルのスタックをディスペ ンサの外に置いておけばよい、というのは実用的な解決方法ではない。盗難や浪 費を招くことになるからである。

従来の扇状に折り畳まれたタオル用のディスペンサを用いたままタオル補給等の サービスを頻繁に行う、というのもよい解決方法ではない。人件費が高くついて しまうからである。ディスペンサに対するサービスというものは、２つの互いに 抵触する目標を達成しようとするものである。第１の目標は、次回のサービスの 前にタオルが使い切られてしまうことにないように、常にタオルが適当な量で積 み重ねられているようにしておくことである。第２の目標は、タオルの浪費を防 ぐことである。第１の目標は第２の目標を犠牲にすることにより達成される。

まだ残っているタオルのスタックを捨てて、新しいタオルのスタックと交換する ようにすればよいのである。しかしながら、まだ残っているタオルのスタ、りを 捨てることは経済的なことではない。

発明の概要 本発明の総体的な目的は、ディスペンサ内の扇状に折り畳まれたタオルがすぐに な（なってしまうことを防止する方法を提供することである。

本発明の特定の目的は、扇状に折り畳まれたタオルの一つのスタックの端部をも う一つのスタックの端部に付着させる方法を提供することである。

本発明のさらに別の目的は、扇状に折り畳まれたタオルのスタックの一番下のタ オルの底面を、タオルディスペンサ内にあるもう一つの扇状に折り畳まれたタオ ルのスタックの一番上の頂面に自動的に付着させる非常に信頼性のある方法を提 供することにある。

本発明のさらに別の目的は、上述したような目的を経済的かつ容易なやり方で実 現できるようにすることである。

上述した目的を達成するため、本発明によれば、上側のスタックの一番下の面に 接着テープあるいは接着剤のパターンを付し、該パターンに対応する接着テープ あるいは接着剤のパターンを下側のスタックの一番上の面に付すようにする。

２つのスタックが互いに重ねられると、接着パターンどうしが互いに接着し、そ れによって２つのスタックが互いに結合される。したがって、下側のスタックが 使い果たされると、上側のスタックのタオルはディスペンシング開口を通して自 動的に引き出され、使用者の使用に供される。出願人は、このようにしてスタッ クを連結することは、経済的で召頼性があるばかりでなく、従来技術における問 題点、すなわちタオルがすぐになくなってしまうこと、また、ディスペンシング 開口を通してスタックのタオルの先端縁が出て来ない、などの問題点を実質的に 解決するものであることを知った。

図面の簡単な説明 図１は扇状に折り畳まれたペーパータオル用ディスペンサの斜示図であり、本発 明によりタオルのスタックに接着パターンが設けられている状態を示す。

Ｉ！！１１２は図１に示した扇状に折り畳まれたペーパータオルのスタックの斜 示図である。

図３は本発明により別の接着パターンが設けられている扇状に折り畳まれたペー パータオルのスタックを示す斜示図である。

図４は本発明により使用しつる他の接着パターンを示す。

望ましい実施例の詳細な説明 タオルのスタックの端部を互いに自動的に連結する方法を、図面を参照して説明 する。図１および図２に示した実施例においては、複数の斜めに配置されたスト リップ５になった接着テープが、スタック１の一番上のタオルの頂面６に付され ている。同様に配置されたストリップがスタックの一番下のタオルの底面に付さ れている。したがって、一つのスタックがもう一つのスタックの上に乗せられる と、上側のスタックの一番下のタオルシートは、下側のスタックの一番上のタオ ルシートに自動的に接着する。このようにして２つのスタックは互いに付着され 、ディスペンサを通して連続的に供給される。

図３の実施例においては、スタックの一番上と一番下のタオルシートに付された 接着ストリップ７は、タオルの縁に対して平行に配置されている。図４には、ス タック１の一番上と一番下のタオルシートに付される接着ストリップの、別の配 置が示されている。

接着ストリップは、従来技術において公知の多くの種類の接着材料から形成する ことができる。理想的には、ストリップは、それ自身に対してのみ接着する種類 の材料から形成する。そのようにすれば、ストリップが他の物、例えばタオルの スタックを束ねている包装材料などに接着することにより引き起こされる問題を 避けることができる。自己付着型の接着剤を使用しない場合には、通常の接着剤 を用い、さらに剥がせるライナーをつけるようにしてもよい。

上述した実施例から明らかなように、本発明の方法は多くの他の〕くリエーショ ンや変形に及ぶものである。そしてそれらの変形例は当業者に容易に理解される であろう。したがうて、本発明の範囲は実施例の開示範囲内にとどまらず、請求 の範囲内に包含される変形実施例をも含むものである。

国際調査報告 国際調査報告 Ｓ＾　３５６５８

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．扇状に折り畳まれたウエブ材料からなる連続細長片を該ウエブ材料の個々の パッケージからディスペンスする方法であって、個々のパッケージがその両側に それぞれ第１の端部および第２の端部を有している場合において、前記第１の端 部の最外側面に接着材料を付し、前記第２の端部の最外側面に接着材料を付し、 前記第１の端部と第２の端部とを重ね合わせることにより該両端部のそれぞれに ある前記接着材料を互いに接触させて結合させる、前記方法。
2. ２．さらに、前記第１の端部および第２の端部が互いに重ね合わされるときに該 両端部のうちの一方にある前記接着材料の表面領域が他方の端部にある前記接着 材料の表面領域に重なるよう、前記接着材料を前記第１の端部および第２の端部 のそれぞれに配置する段階を含むことを特徴とする請求項１記載の方法。
3. ３．さらに、前記接着材料を、前記第１の端部および第２の端部の外表面を横切 るような複数の斜めのストリップ状に配置する段階を含むことを特徴とする請求 項１記載の方法。
4. ４．さらに、前記接着材料を、前記第１の端部および第２の端部の外表面を横切 るような複数のストリップであって前記ウエブ材料の両側縁部に平行なストリッ プ状に配置する段階を含むことを特徴とする請求項１記載の方法。
5. ５．扇状に折り畳まれたウエブ材料のパッケージであって、該パッケージの両側 における前記ウエブ材料の露出した先端部および後端部に接着材料のストリップ が設けられており、該接着材料は自身に対してのみ接着する種類のもので形成さ れており、該接着材料はまた、包装を解かれたパッケージを別の包装を解かれた パッケージの上に置いたときに双方のパッケージ上の接着ストリップが互いに接 触して結合されるよう、配置されている、パッケージ。
6. ６．前記接着材料が、前記先端部および後端部を横切る複数の斜めのストリップ 状に配置されている、請求項５記載のパッケージ。
7. ７．前記接着材料が、前記先端部および後端部を横切る複数の互いに平行なスト リップ状に配置されている、請求項５記載のパッケージ。
8. ８．扇状に折り畳まれたウエブ材料のパッケージであって、該パッケージの両側 における前記ウエブ材料の露出した先端部および後端部に、互いに間隔をおかれ 且つ平行な斜めの接着材料のストリップが設けられており、該接着材料は自身に 対してのみ接着する種類のもので形成されており、前記パッケージの両側のそれ ぞれにおける前記斜めのストリップが、互いに同じ方向に延びており、それによ って、包装を解かれたパッケージを別の包装を解かれたパッケージの上に置いた ときに前記斜めのストリップ状の接着材料が互いに交差してチェッカーボード（ チェツカー盤）のようになり、一方のパッケージからのウエブ材料の先端部が他 方のパッケージのウエブ材料の後端部に接着されるようになされている、前記パ ッケージ。