JP3009725U - シート・ディスペンサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、本、カタログ、小冊子、等
のページ上に出っ張らずに又は剥離可能な状態で接着さ
れることができる接着剤担持シートの密着スタックを含
むシート・ディスペンサーを提供することである。 【構成】 本考案のディスペンサーは、スタックの側の
周囲に延びた向かい合った保持周辺部分をもち且つその
ディスペンサーのための裏材シートに接着された薄く、
破けにくいポリマー・フィルムであるしなやかなカバー
層をもち、そしてそのディスペンサーが接着されること
ができるカバー層の1 又は2 の付着可能な周囲部分上に
感圧接着剤層をもつことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、シートの密着したスタック( 積み重ね物(stack))からシートを小出 しするためのディスペンサーであって、それぞれのシートが感圧接着剤、例えば 、再配置可能な感圧接着剤を担持し、これにより各種表面に自己- 接着されるこ とができるような、ディスペンサーに関する。本考案は、特に、それらがマガジ ン、カタログ、ノートブック、個人用の分類書類ばさみ(personal organizer)等 の内側の頁に目障りな膨らみ(unsightly bulge) を作ることなく接着されること ができるような低い高さをもつようなディスペンサーに関する。

【０００２】

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】

Minnesota Mining and Manufacturing Company又は3M (本出願が譲渡された会 社) は、紙シートのスタックのためのかなり低い高さのディスペンサーを開発し ており、これは共同出願の米国特許第5,158,205 号(Bodziak et al.)中に記載さ れている。このBodziak 特許の図1-6 中では、折られたカード・ストック(card stock)から作られたディスペンサーが紙シートのスタック(12)を密に含むチャン バーを形成している。このディスペンサーの上壁(22)を中央で横切って、それを 通して紙シートがそのストックから連続して引き抜かれることができるようなス ロット(30)が在る。それぞれのシートは、1 端に隣接する1 つの表面上にコート された再配置可能な感圧接着剤(14)の狭い帯をもっている。このスタックの最上 部のシートがそのスロットを通して引き出されるとき、そのスロットのそれぞれ の端における隣接スリット(24)が、その上壁の2 つの向かい合うフラップ様部分 (28)の中の1 つが図4 中に示されるように曲げられることを可能にし、一方、他 のフラップ様部分が、その最上部シートがその次のシートから剥がれるように次 のシートの上に引かれるもの(drag)を置いている。

【０００３】 このBodziak 特許のpop-up( ポンと上がる型の) ディスペンサーは、それぞれ が1 端に隣接する1 つの表面上にコートされた再配置可能な感圧接着剤の狭い帯 をもつ紙の片から成るPost-it(商標) ブランドの自己- 接着性再配置ノートの密 着したスタックのために使用されている。Post-it(商標) ブランドの自己- 接着 性再配置ノートの密着したスタックによる使用のための技術分野において記載さ れている様々な他のpop-upディスペンサーの中に、共同出願の米国特許第4,416, 392 号(Smith) 、第4,653,666 号(Mertens) 、第5,167,346 号(Bodziak et al) 及び第5,158,570 号(Bodziak et al) 中に記載されているものが在る。米国特許 第5,165,570 号の図1-13は、それによりそのディスペンサーが接着により支持体 に留められることができるような剥離ライナーにより被覆されたフォーム裏打ち の感圧接着剤ストリップの対を担持する基材表面をもつディスペンサーを例示し ている。 1993年8 月3 日に出願された米国特許出願第08/101,615号( その内容を引用に より本明細書中に取り込む。) は、Post-it(商標) ブランドの自己- 接着性再配 置ノートの密着したスタックのための高さの低いシート・ディスペンサーのサブ アセンブリー及び高さの低いシート・ディスペンサーについて記載しており、Po st-it(商標) ブランドの再配置テープ・フラッグの密着したスタックについては 、共同出願の米国特許第4,907,825 号中に記載されており、そして接着剤担持シ ートの他の密着スタックは、例えば、米国特許第4,895,746 号(Mertens) 及び米 国特許第5,086,946 号(Blackwell) 中に記載されているものであり; これらの低 い高さのシート・ディスペンサーのサブアセンブリー及びシート・ディスペンサ ーは、本、カタログ、小冊子、個人用書類分類ばさみ等のような支持体に接着す るように改良されている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、それぞれが1 端に隣接する1 つの表面上にコートされた再配置可能 な感圧接着剤の狭い帯をもつ紙の片から成るPost-it(商標) ブランドの自己接着 性再配置ノート(notes) の密着したスタックを含むシート・ディスペンサーのた めの改良された新規の構造であって、テープ・フラッグ(tape flags)又は先に記 載したタイプのために使用されることもでき; そのディスペンサーが支持体に接 着されることができ、そして先に討議した高さの低いディスペンサーと同様に低 い高さをもち、それらが本、カタログ、小冊子、個人用書類分類ばさみ等の内側 の頁の上に突き出さずに使用されることを許容するであろうような、新規の構造 を提供する。

【０００５】 一般的に、本考案に係るシート・ディスペンサーは: (a) 一が他の上に置かれたシートのスタック( 例えば、再配置可能な紙ノート 又はテープ・フラッグ) であって、そのシートの端がそのスタック内で列をなし 、そして接着剤の層がそのシートのための裏材の第一の側表面に永久的に接着さ れ、そしてそのスタック内で向かい合った隣接シートの第二表面に沿って剥離可 能な状態で接着しているようなスタック。このシートの少なくともいくつかが、 そのスタック内の隣接シートの第一の側表面と第二の側表面との間に上記裏材の 第一端に隣接するシートの第一端部分に沿って第一接着レベルを提供するための 剥離手段であって、その第一接着レベルが第一の側表面と隣接シートとの間に十 分に低い剥離力を提供し又は全く剥離力を提供せず、その隣接シートにこれらの 第一側表面に沿った接着剤が剥離可能な状態で接着され、その第一端部分に沿っ て隣接シートの側表面間のスライド動きを可能にするようにるような剥離手段、 並びに接着剤の層とそのスタック内の隣接シートの第二側表面との間に上記裏材 の第二端に隣接するシートの第二端部分に沿って第二接着レベルを提供するため の付着手段であって、その隣接シートに接着剤の層が剥離可能な状態で接着され 、その第二接着レベルが第一端部分に沿った十分に低い剥離力よりも大きな剥離 力を提供し、そしてその第一端部分に沿った隣接シートに対するそのシートのス ライド動きの間に、そのシートをそのスタック内の隣接シートにしっかりと接着 し、一方、その第二端部分に沿ったそのスタックからのシートの剥離を許容する ような付着手段を、含んで成るスタック; (b) 内部及び外部の主要表面、中央部分、その中央部分の向かい合った側に沿 った2 つの保持周辺部分、この2 つの保持周辺部分間の中央部分の1 つの側に沿 った1 つの付着可能な周辺部分又は2 つの付着可能な部分間の中央部分の向かい 合った側の上の2 つの付着可能な部分、並びにその中央部分を横切って延びてい る通過スロットをもつカバー層; (c) 上記カバー層の付着可能な周囲部分に沿った内部表面上の感圧接着剤のコ ーティング; (d) 中央部分に沿った内部表面が接着剤を含まないようにする手段; (e) 上記スロットを通して延びるスタック内の最上部シートの第一端部分をも つ中央部分に隣接した内部表面に沿って配置されたシートのスタック; (f) 第一端に沿った裏材シートに接着された最下部シート上の接着剤の層によ りスタック上の最下部シートに隣接して配置された裏材シート; (g) スタックの隣接側の周囲に延び、そして上記裏材シートの向かい合った側 に沿って固定された2 つの保持周囲部分; (h) 小出し可能なシート及びスロットであって、第一端部分がこのスロットを 通して手で引かれた時にそのスロットを通って延びた第一端部分をもつシートの 小出しを、その第一端部分に沿った隣接シートに対するそのシートの中の1 つの 連続したスライド動き及びその第二端部分に沿ったそのスタックからのシートの 剥離により可能にし、そしてこのような小出しの結果としてそのスロットを通っ て延びた位置において下にある小出し可能なシートの第一端部分を位置決めする ことを可能にするように改良されているシート及びスロット; 及び (i) 支持体への本ディスペンサーの付着を許容するカバー層の付着可能な単数 又は複数の周辺部分、 を含んで成る。

【０００６】 裏材シートは、スタック上の小出し可能なシートと同じサイズであることがで きる。あるいは、裏材シートは、スタック上の小出しシートよりも長く、そして (1) その端に平行な横方向の折り目又は(2) 1 端に沿った2 つの別々なシート部 分を一緒に永久に接着する接着ストリップのいずれかの向かい合う側上に第一及 び第二裏材シート部分をもつことができ、裏材シートの第一部分が第一端を含み 、2 つの保持周辺部分が裏材シートの第二部分に付着されており、そして裏材シ ートの第一部分の少なくとも一部が、そのシートの小出しの間にスタック内の最 下部の小出し可能なシートによりスロットを通して引かれるように改良されてい る。 裏材シートは、しるし(indicia) 、例えば、広告又は再注文情報を担持する表 面をもつことができ、そのしるし担持表面は、スタックの最下部のシートが小出 しされるときに裏材シートの第一部分がスロットを通して引かれる後にそれが見 られるように配置される。

【０００７】 裏材シートは、単一の折り又は接着剤ストリップをもち、第一及び第二裏材シ ート部分は、スタックの最下部シートが小出しされるとき第一裏材シート部分の 一部のみがスロットを通して引き出されるように一般的に等しいサイズを有する ことができる。あるいは、第二裏材シート部分は、第一裏材シート部分よりもよ り長いことができ、そして裏材シートの第二端に隣接する第二裏材シート部分の 一部によりそれらの折り目又はストリップの向かい合った側の上に第二裏材シー ト部分の異なる部分を定める1 以上の折り目又は接着剤結合ストリップをもつこ とができ、そして周辺部分の二対は、裏材シートの第二部分の一部のものに固定 されている。このような裏材シートは、非常に長いので、それらの第一部分及び 第二部分の一部は、スタックの最下部シートが小出しされるときスロットを通し て引き出され、これにより、広告、メッセージ、製造者のクーポン、等を印刷さ れることができるそれらの裏材シート上の大きな表面を提供するであろう。また 、周辺部分の第二対が固定される裏材シートの表面は、ディスペンサーが支持体 に接着されないときユーザーにより読まれることができるような印刷を担持する ことができる。

【０００８】 感圧接着剤のコーティングは、カバー層の内部表面の全体をカバーすることが でき、そして非接着材料の層( 例えば、紙) は、カバー層の中央部分の沿って感 圧接着剤層に接着され、中央部分に沿った内部表面が接着剤を含まないようにし 、2 つの保持周辺部分及び単数又は複数の付着性周辺部分の沿って晒された感圧 接着剤層を残すための手段を提供することができる。 カバー層及び感圧接着剤層は、透明であることができ、そして材料の層は、感 圧接着剤層に接着されたそれらの表面上のしるし( 例えば、広告、ユーザー名、 等) により印刷されることができる。これは、そのしるしがカバー層を通して読 まれることができることを可能にする。 カバー層の単数又は複数の付着可能な周辺部分に沿った内部表面上の感圧接着 剤のコーティングの保護のための手段は、感圧接着剤のコーティングに剥離可能 な状態で接着された単数又は複数の使い捨て剥離ライナーにより提供されること ができる。この剥離ライナーは、単一シート・ディスペンサーのためにサイズを 決められることができ、そして便利な保存及び出荷のためのロールに巻かれるそ の長さに沿った多数のシート・ディスペンサーをもつ延長ストリップであること ができる。

【０００９】 また、保護及び保持手段は、下にある隣接シート・ディスペンサー上のカバー 層の外側表面に剥離可能な状態で接着されたシート・ディスペンサーの少なくと も幾つかの上のカバー層の単数又は複数の付着性周辺部分に沿って感圧接着剤の 層と一緒に接着されて置かれた多数のシート・ディスペンサーの中の1 つである シートにより、例えば、(1) スタック内に配列したシート・ディスペンサー、又 は(2) ディスペンサーの分離を許容するために隣接ディスペンサー間にミシン目 を入れられた実質的に連続的なポリマー・フィルムであってロールに螺旋状に巻 かれたものにより提供されるシート・ディスペンサーのカバー層により、提供さ れることができる。 あるいは、カバー層の単数又は複数の付着性周辺部分に沿った内部表面上の感 圧接着剤のコーティングを保護するための手段は、裏材シートの外部表面に一時 的に且つ剥離可能な状態で接着された単数又は複数の付着性周辺部分により提供 されることができ、それは、正常には、再配置可能な感圧接着剤がこれらのコー ティングのために使用される場合であろうし、そして、より攻撃的な感圧接着剤 がこれらのコーティングのために使用される場合に裏材シートの適当な部分の上 に好適な剥離材料のコーティングを必要とすることができる。

【００１０】 カバー層は、強く、しなやかな破けにくい紙又はポリマー材料の内にあること ができ、そして厚さ0.2 ミリメーター(0.008 inch)未満であることができる。好 ましくは、カバー層は、厚さ0.02から0.1 ミリメーターまで(0.00075〜0.004 in ch) である。カバー層として有用なポリマー・フィルム材料は、特に普通には0. 02から0.05ミリメーターまで(0.00075〜0.002 inch) の厚さの2 軸延伸ポリプロ ピレンである。他の有用な破けにくいポリマー・フィルムの中には、2 軸延伸ポ リエチレン及び2 軸延伸ポリ( エチレンテレフタレート) がある。カバー層のた めに使用されるポリマー・フィルムは、フィラメント又は他の繊維を含有した紙 により強化されることができる。シート・ディスペンサーの裏材シートは、カバ ー層のような強い且つ破けにくい材料の内にあることができるが、常に破けにく くある必要はない。容易に印刷されることができる紙の裏材層は、好ましくは多 くの目的のためにあることができる。 カバー層及び裏材層が極めて薄くあることができるので、シート・ディスペン サーは、低い高さであってそのスタックよりもほんの僅か厚いものを有すること ができる。カバー層及び裏材シートは、それらがエンボスされる必要がないよう に、そしてそれらが柔軟性シート又は類似構造の表面上に接着されるときに損傷 を伴わずにシート・ディスペンサーが幾分柔軟になることができるように、しな やかであることができる。また、カバー層は、耐久性で魅力的な外観を与えるた めに良好な寸法の安定性をもたなければならない。

【００１１】 スロットを通って最初に延びる最上部シートは、スロットを通して引き出され たとき、スロットを通して延びる次の( この時、最上部の) シートを残す使い捨 てのリーダー(leader)であることができる。 シート・ディスペンサーがそれにより支持体に接着されることができる単数又 は複数の付着性部分上の感圧接着剤の層は、ほとんどの表面上に永久に置かれる ことを許容する攻撃性の接着剤の内にあることができ、又はシート・ディスペン サーがある場所からある場所に動かされ、そしてそのスタックが消耗された後に 結局剥離されそして廃棄されることを許容する再配置可能な感圧接着剤の内にあ ることができる。いくつかの慣用の感圧接着剤が再配置可能であるけれども、特 に有用な慣用でないクラスは、固体の、固有に粘着性の弾性体の微小球、例えば 、以下の共同出願の特許: 米国第3,691,140 号(Silver)、第3,857,731 号(Merri lle et al.) 、第4,166,152 号(Baker et al.)、及び第4,786,696(Bohnel) 、及 び欧州特許第439,941 号(Bohnel et al.) 中に開示されている感圧接着剤に基く 。後者は、新規のシート・ディスペンサーが垂直な平らな表面上に確実に残るこ とができる能力を強化するであろう高い粘着性の感圧接着剤について開示してい る。 ほんの少しのシートのスタックについて、本発明に係るシート・ディスペンサ ーにより肩を並べられることができる異なるタイプのシートスタックを含む異な るタイプのディスペンサーは、米国特許第4,907,825 号(Miles et al、図3-7 参 照);米国特許第5,050,909 号(Mertens et al、図11-13 参照) 、米国特許第5,15 8,205 号(Bodzik 、図1-8 参照) 、及び米国特許第5,086,946 号(Blackwell et al) 中に記載されているものを含む。

【００１２】図面の簡単な説明 本考案を、添付図面の参照によりさらに記載する、ここで、同部分は、幾つか の図中の同引用番号と同一であり、ここで: 図1 は、剥離ライナーに接着された本考案に係るシート・ディスペンサーの第 一態様の平面図であり; 図2 は、剥離ライナーが除去された図1 のシート・ディスペンサーの底面図で あり; 図3 は、図1 の線3-3 に一般的に沿って取り出された断面図であり、ここで、 ディスペンサー並びに各種シート及び層の厚さがこのシート・ディスペンサーの 特定の態様をよく説明するためにかなり拡大されており; 図4 は、図3 と類似の断面図であるが、図3 中のディスペンサー内の多数の小 出し可能なシートの全部が小出しされており、裏材シートの一部が本ディスペン サーのスロットを通して突き出しており; 図5 は、図1 の線3-3 に一般的に沿って取り出された断面図であり、ここで、 ディスペンサー並びに各種シート及び層の厚さがこのシート・ディスペンサーの 特定の態様をよく説明するためにかなり拡大されており、そして図1 のディスペ ンサーがディスペンサー内で使用される裏材シートの第一の別態様により例示さ れており; 図6 は、図5 と類似の断面図であるが、図5 中のディスペンサー内の多数の小 出し可能なシートの全部が小出しされており、裏材シートの一部が本ディスペン サーのスロットを通して突き出しており; 図7 は、図1 の線3-3 に一般的に沿って取り出された断面図であり、ここで、 ディスペンサー並びに各種シート及び層の厚さがこのシート・ディスペンサーの 特定の態様をよく説明するためにかなり拡大されており、そして図1 のディスペ ンサーがディスペンサー内で使用される裏材シートの第二の別態様により例示さ れており; 図8 は、図7 と類似の断面図であるが、図5 中のディスペンサー内の多数の小 出し可能なシートの全部が小出しされており、裏材シートの一部が本ディスペン サーのスロットを通して突き出しており; 図9 は、シートの端に沿って接着された図1 のディスペンサーの平面図であり ; 図10は、図1 の多数のシート・ディスペンサーのロールを示す斜視図であり; そして 図11は、本考案に係る3 スタック・シートの端図である。

【００１３】

【作用及び実施例】

これから、図1 〜図4 を参照して、参照数字(10)により一般的に表す本発明に 係るシート・ディスペンサーの第一態様を説明する。 シート・ディスペンサー(10)は、あるいは(1) その前面上に印刷されたデザイ ン及び/ 又はしるしを持つか又は持たない不透明な及び着色されたものであるこ とができるか、又は(2) 図示するように、透明であることができる、ポリマー・ フィルムの内にある薄い、しなやかな、破けにくいカバー層(11)を含む。カバー 層(11)は、その内部表面に沿って透明な感圧接着剤の層(13)をもち、これにより 、透明フィルムの層(11)が、カバー層(11)の中央部分(9) を覆い、そして接着剤 の層(13)が中央部分(9) の向かい合う側の上の2 つの長方形の保持周辺部分(15) に沿って、そして中央部分(9) の向かい合う側の上の2 つの長方形の付着性周辺 部分(17)であって保持周辺部分(15)の間にあり且つそれに対し直角に延びている ものに沿ってのみ露出するように、その中央部分(9) に沿ってその内部表面が接 着剤を含まないようにするための手段を提供する( 例えば、紙の) 非接着剤材料 (14)のより小さな層に、ラミネートされる。

【００１４】 材料の層(14)は、しるし(8) が透明接着剤及びカバー層(13)及び(11)を通して 読まれることを可能許容する感圧接着剤の層(13)に接着されたそれらの表面上の しるし(8) により、印刷される。 カバー層(11)、接着剤層(13)及び材料(14)の層は、中央の通過スロット(12)を もつ。カバー層(11)の中央部分(9) に沿った材料の層(14)に対して配置されるも のは、接着剤担持小出し可能な紙シート(18)( 例えば、米国特許第4,416,392 号 中に記載されているシートのスタック(16)、そのシート及びそれらをスタック内 に置く方法について記載しているそれらの内容を、引用により本明細書中に取り 込む。) の密着したスタック(16)である。接着剤担持紙小出し可能シート(18)の それぞれの下側又は第二表面上に、そのシートの第二端に隣接する感圧接着剤の 層又は狭い帯(20)があり、スタック(16)の向かい合った側に連続シートの帯をも つ。接着剤担持小出し可能紙シート(18)のそれぞれの第一及び第二表面の両方は 、それらの第二端の反対の第一端(21)に隣接する主要部分に沿って接着剤を含ま ない。小出し可能シートの最上部の端部分(19)は、スロット(12)を通して延び、 そしてカバー層(11)の露出した外側表面に対して平らに横たわる。裏材シート(2 2)は、それらの第一端(23)に沿った裏材シート(22)の表面に接着された最下部小 出し可能シート(18)の上に接着剤の層(20)をもつスタック(16)内の最下部小出し 可能シート(18)に隣接して置かれる。保持周辺部分(15)の対は、スタック(16)の 隣接側及び裏材シート(22)の端の回りに延び、そして裏材シート(22)の向かい合 う側に沿った裏材シート(22)の外側表面に対するそれらの上の接着剤の層により 固定される。カバー層(11)の付着性周辺部分(17)は、支持体へのディスペンサー (10)の付着を許容する。

【００１５】 シート・ディスペンサー(10)の使用に先立って、付着性周辺部分(17)上に露出 した接着剤の層(13)の部分は、付着性周辺部分(17)上の感圧接着剤のコーティン グ(13)を一時的に保護するための手段を提供する剥離ライナー(24)に剥離可能な 状態で接着されることができる。 あるいは、裏材シート(22)の外部表面は、付着性周辺部分(17)上に露出した接 着剤の層(13)の一部が裏材シート(22)の外部表面に一時的に且つ剥離可能な状態 で接着され、付着性周辺部分(17)上の感圧接着剤のコーティングを一時的に保護 するための手段を提供することができるように、改良される( すなわち、所望に より、それらの部分が剥離コーティングによりコートされる) ことができる。 図2 中では、その付着性周辺部分(17)上の感圧接着剤のコーティング(13)によ り一般的に平らな表面( 図示せず) 上にそれが接着されることを可能にする剥離 ライナー(14)がシート・ディスペンサー(10)から剥がされている。図2 中に示す ように、裏材シートの外側表面は、しるし(25)により印刷されることができ、そ れは、シート・ディスペンサー(10)のメーカーを示し、又は再注文情報を提供す ることができる。 図3 中に示すように、裏材シート(22)は、その第一端(23)及び向かい合う第二 端(28)に平行な1 つの横切った折り目(26)をもつ。この折り目(26)は、スタック (16)内の最下部小出し可能シートがそれに隣接して接着される第一端(23)を含む 第一部分(30)と一般的に等しいサイズの内にある折り目(26)の向かい合う側上の 第一及び第二裏材シート部分(30)及び(31)を定める。2 つの保持周辺部分(15)は 、裏材シート(22)の第二部分(31)に付着される。裏材シート(22)の第一部分(30) は、最下部小出し可能シートがディスペンサー(10)から引かれるときに図4 中に 例示する位置にスロット(12)を通して部分的に引かれるように改良されている。 この裏材シート(22)は、裏材シートのの第一部分(30)がスロット(12)を通して部 分的に引かれた後に見られるように改良されたしるし又は線図を担持する表面(3 2)をもち、このしるしは、広告、経験に富む又は面白い諺、再注文情報、等を含 むことができるであろう。

【００１６】 図5 及び6 は、( それに添字"a" を付加した同一の参照数字をもつ類似の部分 をもつ) 図1 〜4 中に例示したディスペンサー(10)と本質的に同じであるディス ペンサー(40)を例示する。但し、このディスペンサー(40)は、裏材シート(22)( 図3 及び4 参照) よりも長い裏材シート(42)をもつ。この裏材シート(42)は、そ の裏材シート(42)の第一及び第二の向かい合う端(45)及び(46)に平行な(1に代わ る)2つの横切った折り目(43)及び(44)をもつ。第一横断折り目(44)は、第一横断 折り目(44)の向かい合う側上の第一及び第二裏材シート部分(47)及び(48)を定め 、第二裏材シート部分(48)は、それに隣接してスタック(16a) 内の最下部小出し 可能シート(18a) 上の接着剤のストリップ(20a) が接着された裏材シート(42)の 第一端(45)を含む第一裏材シート部分(47)よりも、大きく( すなわち、約2 倍の 大きさ) である。裏材シート(42)内の第二横断折り目(43)は、裏材シート(42)の 第二端(46)に隣接する第二裏材シート(48)の第二部分(50)をもつ第二横断折り目 (43)の向かい合った側上の第二裏材シート部分(48)の第一及び第二部分(49)及び (50)を定める。図5 及び6 中に例示する裏材シート(42)により、カバー層(11a) の2 つの保持周辺部分(15a) が裏材シート(42)の第二部分(48)の第二部分(50)に 固定される。裏材シート(42)の第一部分(48)並びに第二部分(48)の第一部分(49) の一部は、図6 中に例示された位置まで最下部の小出し可能シート(18a) により スロット(12a) を通して引かれるであろう。裏材シート(42)は、裏材シート(42) がスロット(12a) を通して引かれた後に見えるように改良されたしるしを担持す る表面(52)をもち、そのしるしは、広告、経験に富む又は面白い事項、再注文情 報、製造者のクーポン、等であることができよう。

【００１７】 本考案に係るシート・ディスペンサーは、その長さに沿って所望のメッセージ を提供する必要がある場合に、より長い裏材シートが最下部の小出し可能シート によりスロットを通して引かれるように、2 つ以上の折り目をもち、それ故によ り長い長さをもつ裏材シートにより作られることができるであろう。 図7 及び8 は、( それに添字"c" を付加した同一の参照数字をもつ類似の部分 をもつ) 図1 〜4 中に例示したディスペンサー(10)と本質的に同じであるディス ペンサー(80)を例示する。但し、このディスペンサー(80)のための裏材シート(8 3)の第一及び第二部分(81)及び(82)は、表面から表面まで置かれた紙又はポリマ ー材料の別個の片であり、そして隣接端に沿って及び裏材シート(83)の第一及び 第二の向かい合った端(85)及び(86)に平行に延びたそれらの表面間の永久接着剤 のストリップ(84)により永久的に結合されている。第一裏材シート部分(81)は裏 材シート(83)の第一端(85)を含み、、それに隣接してスタック(16c) 内の最下部 小出し可能シート(18c) 上の接着剤のストリップ(20c) が接着される。カバー層 (11c) の2 つの保持周辺部分(15c) は、裏材シート(83)の第二部分(82)に固定さ れる。裏材シート(83)の第一部分(81)の一部は、図8 中に例示した位置まで最下 部の小出し可能シート(18c) によりスロット12c を通して引かれるであろう。裏 材シート(83)は、裏材シート(83)がスロット(12c) を通して引かれた後に見える ように改良されたしるしを担持する表面(88)をもつ。

【００１８】 特定の例として、感圧接着剤(13)のそのコーティングをもつカバー層(11)は、 Scotch商標登録#845テープとしてMinnesota Mining and Manufacturing Company (3M), St. Paul, Minnesotaから商業的に入手可能なポリマー接着剤コート裏材 をもつ透明テープから作られる。非接着性材料の層(14)は、線図(8) を形成する ようにレーザー・プリンター内で印刷された20# ボンド紙から作られ、そしてそ それぞれの側上の接着剤層に対して3.125 インチ平方に切断された。四角の材料 層(14)は、その印刷側をテープ上の接着剤層に対して置かれ、そして長さ3.375 インチ及び幅0.5 インチであるスロット(12)を、それぞれのスロットのそれぞれ の角を半径0.125 インチをもつ半円により形成しながら、作るために型切断され た。約0.5 インチ幅の保持及び付着性部分(15)及び(17)は、中央部分(9) の端に 沿って形成された。また、裏材シート(22)は、レーザー・プリンター内のしるし によりカスタム印刷された20ポンドのボンド紙から形成された。小出し可能な紙 シート(18)のスタック(16)は、四角形であり、そしてそれぞれの側に沿って3 イ ンチと測定された。使用したライナー(24)は、Daubert 4020として、Daubert Co ated Papers Company, Westchester, Illinoisから商業的に入手可能なものであ った。

【００１９】 他の特定の例として、感圧接着剤のそのコーティング(13)をもつ不透明カバー 層(11)がStamark 商標登録#7777 として3Mから商業的に入手可能なポリマー感圧 接着剤被覆ラベル・ストックから形成された。このラベル・ストックは、カバー 層(11)の外部表面上の線図を形成するように印刷され、そして長さ3.1 インチ及 び幅0.5 インチであるスロット(12)を提供するように型切断され、そしてそれぞ れの角は半径0.125 インチをもつ半円をもっていた。ラベル・ストック上のライ ナーは、側上の3.375 インチを測定しながら四角形の材料層(14)、並びにその周 囲で材料層(14)が接着剤の層(13)から剥がされたそのライナーの一部を、提供す るように型切断された。裏材シート(22)は、レーザー・プリンター内のしるしに よりカスタム印刷された20ポンドのボンド紙から形成された。小出し可能な紙シ ート(18)のスタック(16)は、接着剤の層が幅2.75インチの端部分に沿って延びな がら、幅2.75インチ及び長さ3.0 インチであった。 図9 は、ディスペンサー(10)の新規の用途を例示しており、ここで、付着部分 (17') の中の1 つが、それが有効に保持部分となるように裏材層(22)の外側に接 着され、そして他の付着性部分(17)上の接着剤の層が本、カタログ、等内のペー ジであることができるシート(54)の外側の端に沿って接着され、これにより、デ ィスペンサー(10)が、シート(54)の端に沿って( 例えば、本又はカタログ内のペ ージの端に沿って) 容易にアクセスすることがきるディスペンサー(10)をもつ図 示した位置と、そのディスペンサー(10)を本又はカタログのページの間に置くこ とができるであろうシート(54)の表面に沿ってディスペンサー(10)をもつ点線(1 0') 内で図示する位置との間の、接着された付着性部分(17)の間の関係について 、蝶番式に旋回することができる。

【００２０】 カバー層(11)の内部表面を完全に横切った感圧接着剤のコーティングをもち、 そしてその中央部分(9) に沿っ他その内部表面が接着剤を含まないようにするた めの手段を提供するために材料層(14)を使用する別法として、その手段は、カバ ー層(11)を2 つの長方形の保持周辺部分(15)上及び2 つの方形の付着性周辺部分 (17)上にのみパターン・コーティングし、中央部分(9) に接着剤を含まないよう にすることにより提供されることができる。他の方法として、中央部分(9) 上の 接着剤の層(13)が、材料層(14)が必要とされないように粘着性でないことができ 、又は材料層(14)が使用される場合には、それは、加熱により接着剤の層に接着 されることができるであろう。2 つの長方形の保持周辺部分(15)上及び2 つの長 方形の付着性周辺部分(17)上の接着剤の層も、非粘着性であることができ、そし て加熱により活性化されることができ、又は異なる、例えば、2 つの保持周辺部 分(15)上の接着剤が非粘着性であり、そして2 つの長方形の付着性周辺部分(17) 上の接着剤が感圧であることができる。また、先に述べたように、2 つの長方形 の付着性部分(17)上の接着剤は、攻撃性感圧接着剤の内にあることができ、又は ディスペンサー(10)の意図された用途に依存して再配置可能な感圧接着剤の内に あることができる。

【００２１】 図10は、図1 中に例示した使い捨て剥離ライナー(24)が延長ストリップ(24a) の一部であることができ、その上で多数の間を開けられた同一のシート・ディス ペンサー(10)が置かれ、使い捨て剥離ライナーの延長ストリップ(24a) 及びシー ト・ディスペンサー(10)がロール(56)に同時に巻き込まれることができるという ことを、例示している。このようなロール(56)は、自動装置、例えば、公知のラ ベリング装置内で使用されることができ、それにより、そのディスペンサーは、 本、マガジン、カタログ、等の内に接着され又は貼り込みされるべく紙のシート 上に個々に接着され又は自動的に載せられることができる。 図11は、本考案に係る複数の又は3 つのシート・ディスペンサー(60)を例示し ている。この3 つのシート・ディスペンサー(60)は、ディスペンサー(60)のスタ ック(62)を形成するように一緒に接着され、それから、上又は底のいずれかのデ ィスペンサーが個々に使用されるために剥がされることができる。ディスペンサ ー(60)は、それに添字"b" を付加した同一の参照数字をもつ同一の部分をもつ図 1 〜4 中に例示したディスペンサー(10)と本質的に同じである。但し、ディスペ ンサー(60)内のカバー層(11b) の外部表面は、2 つの長方形の付着性部分(17b) に沿ってのみ要求される超薄の剥離コーティングにより被覆されるが、カバー層 (11b) の外部表面の全体をカバーするようにより容易に適用されることができる 。ディスペンサー(60)のそれぞれの感圧接着剤のコーティング(13b) は、一時的 にそれをその下にあるディスペンサー(60)の剥離コーティングに接着し、又は再 下部シート・ディスペンサー(60)の場合には、使い捨て剥離ライナー(66)のスト リップに接着する。剥離ライナー(66)と一緒にスタック(62)内でシート・ディス ペンサーを一緒に接着することは、カバー層(11b) の周辺部分上の感圧接着剤の コーティング(13b) を一時的に保護するための手段を提供する。

【００２２】 それぞれのディスペンサー(60)がしなやかな柔軟性のカバー層(11b) をもつた めに、それは、容易にスタック(62)内の隣接ディスペンサー(60)から剥がされ、 そして次に一般的に平らな表面上の感圧接着剤のそのコーティング(13b) により 接着されることができる。 積み重ねる代わりに、シート・ディスペンサー(60)上のカバー層(11b) の2 つ の長方形の付着性周辺部分(17b) 上の感圧接着剤のコーティング(13b) を一時的 に保護するための保護手段は、延長ストリップからカバー層(11b) の連鎖を作り 、そして内部コア上及びそれ自体の上にディスペンサー(60)を巻き付けすことに より提供されることができ、その後、ディスペンサー(60)は、それらの間のミシ ン目において又はそれらを別々に切断するかのいずれかにより分けられることが できる。 先に記載したシート・ディスペンサー(10)、(40)、(60)、及び(80)は、すべて 感圧接着剤の狭い帯又は層をもつ( すなわち、先に討議したSmith の特許第4,41 6,392 号の再配置可能なシートに類似したそれぞれのシートの表面積の50% 未満 ) 接着剤コート紙シートのスタックを含む。本発明に係るディスペンサーは、そ れぞれがそれぞれのシートの1 表面の面積の少なくとも50% をカバーする感圧接 着剤の広い帯又は層を、そして( 先に引用されたMiles et al の米国特許第4,90 7,825 号及びBlackwell の米国特許第5,086,946 号中に記載されているような再 配置可能なシートに類似した) それぞれのシートの1 の表面のすべてをカバーす る広い帯をもつような紙又はポリマー・シート( 例えば、テープ・フラッグ) の スタックを、それが含むように容易に変更されることができる。このような変更 は、裏材シートにそのスタック内の底の小出し可能なシートを接着しないこと、 並びにシートが小出しされるときシートのスタックが裏材シートとカバー層との 間で前後にシャトルすることができるようにスロットの長さに対する直角方向に おいてカバー・シートの中央部分を十分に広くすることを、含むことができるで あろう。

【００２３】 また、ディスペンサー(10)、(40)、(60)及び(80)内のスタックは、Smith の特 許第4,416,392 号中に教示されたやり方でスタック内に置かれたシートから作ら れることができ、この場合、そのシートは、1993年6 月29日に出願された米国特 許出願第08/084,798号( この内容を引用により本明細書中に取り込む。) 中で教 示されるようなタブ(tab) 及び本体部分の両方をもつ。 本考案をそれらの幾つかの態様を参照して記載してきた。本考案の範囲から外 れることなく記載した態様の中で多くの変更を行うことができることは、当業者 にとって明らかであろう。したがって、本考案の範囲は、本明細書中に記載した 構造及び方法によるのではなく、クレームの言語により記載された構造及び方法 並びにこれらの構造及び方法の均等物によってのみ、限定されるべきである。

【図面の簡単な説明】

【図１】図1 は、剥離ライナーに接着された本考案に係
るシート・ディスペンサーの第一態様の平面図である。

【図２】図2 は、剥離ライナーが除去された図1 のシー
ト・ディスペンサーの底面図である。

【図３】図3 は、図1 の線3-3 に一般的に沿って取り出
された断面図であり、ここで、ディスペンサー並びに各
種シート及び層の厚さがこのシート・ディスペンサーの
特定の態様をよく説明するためにかなり拡大されてい
る。

【図４】図4 は、図3 と類似の断面図であるが、図3 中
のディスペンサー内の多数の小出し可能なシートの全部
が小出しされており、裏材シートの一部が本ディスペン
サーのスロットを通して突き出している。

【図５】図5 は、図1 の線3-3 に一般的に沿って取り出
された断面図であり、ここで、ディスペンサー並びに各
種シート及び層の厚さがこのシート・ディスペンサーの
特定の態様をよく説明するためにかなり拡大されてお
り、そして図1 のディスペンサーがディスペンサー内で
使用される裏材シートの第一の別態様により例示されて
いる。

【図６】図6 は、図5 と類似の断面図であるが、図5 中
のディスペンサー内の多数の小出し可能なシートの全部
が小出しされており、裏材シートの一部が本ディスペン
サーのスロットを通して突き出している。

【図７】図7 は、図1 の線3-3 に一般的に沿って取り出
された断面図であり、ここで、ディスペンサー並びに各
種シート及び層の厚さがこのシート・ディスペンサーの
特定の態様をよく説明するためにかなり拡大されてお
り、そして図1 のディスペンサーがディスペンサー内で
使用される裏材シートの第二の別態様により例示されて
いる。

【図８】図8 は、図7 と類似の断面図であるが、図5 中
のディスペンサー内の多数の小出し可能なシートの全部
が小出しされており、裏材シートの一部が本ディスペン
サーのスロットを通して突き出している。

【図９】図9 は、シートの端に沿って接着された図1 の
ディスペンサーの平面図である。

【図１０】図10は、図1 の多数のシート・ディスペンサ
ーのロールを示す斜視図である。

【図１１】図11は、本考案に係る3 スタック・シートの
端図である。

【符号の説明】

８…しるし ９…中央部分 10…シート・ディスペンサー 11…カバー層 12…スロット 13…接着剤層 14…非接着材料層 15…2 つの長方形保持周辺部分 16…密着スタック 17…2 つの長方形付着性周辺部分 18…小出し可能紙シート 19…端部分 20…接着剤の狭い帯 21…第一端 22…裏材シート 23…裏材シートの第一端 24…剥離ライナー 26…1 の横断折り目 28…第二端 30…第一裏材シート部分 31…第二裏材シート部分 32…裏材表面 40…ディスペンサー 42…裏材シート 43…2 の横断折り目 44…第一横断折り目 45…裏材シートの第一端 46…裏材シートの第二端 47…第一裏材シート部分 48…第二裏材シート部分 49…第二裏材シート部分の第一部分 50…第二裏材シート部分の第二部分 52…裏材表面 54…シート端 56…ロール 60…ディスペンサー 62…スタック 66…剥離ライナー 80…ディスペンサー 83…裏材シート 84…ストリップ 85…裏材シートの第一端 86…裏材シートの第二端

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 表面、例えば、本、マガジン、個人用分
   類書類ばさみ内の表面上での使用のために改良されたシ
   ート・ディスペンサーであって: (a) 一が他の上に置かれ且つ最上部シート及び最下部シ
   ートを含むシートのスタックであって、裏材を含んで成
   るスタック内のそれぞれのシートが、向かい合った第一
   及び第二主要側表面並びにスタック内で列をなすシート
   端をもつ向かい合った第一及び第二端をもち、そして接
   着剤の層がその裏材の第一の側表面に永久的に接着さ
   れ、そのシートの接着剤の層がそのスタック内の隣接シ
   ートの第二表面に沿って剥離可能な状態で接着し、この
   シートの少なくともいくつかが、上記第一側表面と接着
   剤の層が剥離可能な状態で接着するスタック内の隣接シ
   ートの第二側表面との間に上記裏材の第一端に隣接する
   シートの第一端部分に沿って第一接着レベルを提供する
   ための剥離手段であって、その第一接着レベルが第一側
   表面と隣接シートとの間に十分に低い剥離力を提供し又
   は全く剥離力を提供せず、その隣接シートにこれらの第
   一側表面に沿った接着剤が剥離可能な状態で接着され、
   上記第一端部分に沿って隣接シートの側表面間のスライ
   ド動きを許容するような剥離手段、並びに上記接着剤層
   とスタック内の隣接シートの第二側表面との間に上記裏
   材の第二端に隣接するシートの第二端部分に沿って第二
   接着レベルを提供するための付着手段であって、その隣
   接シートに接着剤の層が剥離可能な状態で接着され、そ
   の第二接着レベルが第一端部分に沿った十分に低い剥離
   力よりも大きな剥離力を提供し、そしてその第一端部分
   に沿った隣接シートに対するそのシートのスライド動き
   の間に、そのシートをそのスタック内の隣接シートにし
   っかりと接着し、一方、その第二端部分に沿ったスタッ
   クからのシートの剥離を許容するような付着手段を、含
   んで成るようなスタック; (b) 内部及び外部の主要表面、側をもつ中央部分、その
   中央部分の向かい合った側に沿った2 つの保持周辺部
   分、この2 つの保持周辺部分間の中央部分の側の中の1
   つに沿った少なくとも1 つの付着可能な周辺部分、並び
   にその中央部分を横切って延びている通過スロットをも
   つカバー層; (c) 上記カバー層の付着可能な周辺部分に沿った内部表
   面上の感圧接着剤のコーティング; (d) 上記中央部分に沿った内部表面が接着剤を含まない
   ようにする手段; (e) 上記スロットを通して延びるスタック内の最上部の
   小出し可能なシートの第一端部分により中央部分に隣接
   した内部表面に沿って配置されたシートのスタック; (f) 向かい合った第一及び第二端をもつ裏材シートであ
   って、第一端に沿った裏材シートに接着された最下部の
   小出し可能なシート上の接着剤の層をもつスタック上の
   最下部シートに隣接して配置された裏材シート; (g) スタックの隣接側の周囲に延び、そして上記裏材シ
   ートの向かい合った側に沿って固定された、付着性周辺
   部分の対; (h) 小出し可能なシート及びスロットであって、第一端
   部分がそのスロットを通して手で引かれた時にそのスロ
   ットを通って延びた第一端部分をもつ小出し可能なシー
   トの小出しを、その第一端部分に沿った隣接の小出し可
   能なシートに対するその小出し可能なシートの中の1 つ
   の連続したスライド動き及びその第二端部分に沿ったス
   タックからの小出し可能なシートの剥離により可能に
   し、そしてこのような小出しの結果としてそのスロット
   を通って延びた位置において下にある小出し可能なシー
   トの第一端部分を位置決めすることを可能にするように
   改良されている小出し可能なシート及びスロット; 及び (i) 支持体への上記ディスペンサーの付着を許容するカ
   バー層の付着可能な周辺部分、 を含んで成るシート・ディスペンサー。