JPH04504727A - 網膜芽腫を含む遺伝子産物に対して高度に特異的な精製抗体および方法 - Google Patents

網膜芽腫を含む遺伝子産物に対して高度に特異的な精製抗体および方法

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JPH04504727A JP2510558A JP51055890A JPH04504727A JP H04504727 A JPH04504727 A JP H04504727A JP 2510558 A JP2510558 A JP 2510558A JP 51055890 A JP51055890 A JP 51055890A JP H04504727 A JPH04504727 A JP H04504727A
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ベネディクト,ウィリアム・エフ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 網膜芽腫を含む遺伝子産物に対して高度に特異的な精製抗体および方法 本特許出願は、Xu、 Benedictおよびnuによって“網膜芽腫を含む 遺伝子産物に対して高度に特異的な抗体および方法”と題された、アメリカ合衆 国出願番号338.289.1989年4月14日出願、の一部継続出願である 。
本発明の由来 本明細書に記載する発明は、連邦準備銀行準備金を用いてなされたものであり、 アメリカ合衆国政府によって、あるいはアメリカ合衆国政府のために、政府の目 的で、製品化もしくは使用されることがあり、そのための、あるいはそれについ ての特許権使用料は一切支払われない。
本発明の背景 ヒト中に通常存在する遺伝物質の欠如は、腫瘍の発生と関連づけられできた。網 膜芽腫(Rb)遺伝子のヒトにおける欠如は、小児の最も一般的な目の腫瘍であ る網膜芽腫の発生と関連づけられてきた。Benedict、 W、 F “劣 性のヒトのガンの感受性遺伝子(網膜芽腫およびウィルム遺伝子座) ” Ad 、Vir、0nc1.、Vol、 7、Klein編、Raven Press  1987゜Rb遺伝子の欠如は、骨肉腫、線維肉腫および他の軟組織肉腫の発 生とも関連づけられてきたし、また小細胞肺ガンおよび乳ガンのような他の腫瘍 の発生もしくは進行と関連づけられてきた。
Rb遺伝子の存在は腫瘍の発生を阻害するので、Rb遺伝子は“抑圧”あるいは “調節”遺伝子と見なされている。Murphree、 A、 L。
およびBenedict、 W、 F、“網膜芽腫:ヒト腫瘍遺伝子への手掛か り”、5cience、 Vol、223、pp、 1028−1033 (1 984)。通常、遺伝子は細胞レベルで、あるタンパク質を生産するためのコー ド配列を含んでいる。
遺伝子の欠如は、その遺伝子を活性化する適切な刺激物を細胞に移入したときに 、その遺伝子によってコードされるタンパク質の欠如によって示されるであろう 。Rb遺伝子のような抑圧遺伝子の場合には、その遺伝子の存在あるいは欠如を 、Rb遺伝子産物、即ちRb遺伝子の発現によって生産されるタンパク質、によ って検出することは、極めて重要な診断手段であり、また治療選択および遺伝カ ウンセリングに有効である。 Rb遺伝子(Rb感受性遺伝子としても知られて いる)は染色体13、領域13q14上に存在する。
ヒトRb遺伝子cDNA配列は発表されている。“網膜芽腫遺伝子プローブを用 いた腫瘍中の網膜芽腫遺伝子欠陥の検出法および網膜芽腫の素因の検出法”、F ung、T’ Ang、 MuphreeおよびBenedict、国際公開番 号W088109387.1988年12月1日公開(国際出願番号PCT/  US88/ 01809) : Lee、 W、 H,、Shew、 J、 Y 、 、 Hong、 F、 D、 、 5e窒凵B T、 W、 、 Donoso、 L、 A、、Young、 L、 J、、B ookstein、 R,、Lee、 E、 Y、 11.g網 膜芽腫感受性遺伝子は、DNA結合能を持つ核リンタンパク質をコードする”  、Nature、Vol、 329、pp、 642−64.5 (1987) 。Fr1end、 S、 H,。
Horowitz、 J、 M、、Gerber、 M、 RXfang、 X 、 F、 Bogenmann、 E、、Li、 F、 PA、 Weinberg、 R,A、“網膜芽腫および間葉の腫瘍中のD N 、A配 列の欠失t1. Acad、 Sci、 Ll、 S、 A、、Vol、 84 、pp、9059−9063 (1987)。
あるRb遺伝子DNA配列の存在を同定する遺伝子プローブが開発されている。
詳細な研究によって、ある患者たちでは染色体13の1つの対立遺伝子あるいは 両対立遺伝子中でRb遺伝子が欠如していることが、この遺伝子の劣性の性質と 共に報告されている。RbcDNA配列にしたがえば、928アミノ酸のタンパ ク質産物が予期される。しかし天然のRbタンパク質は利用不能であり、また通 常細胞から得たRbタンパク質に対して特異的な抗体も、まだ最終的な確証がな い。
いくつかの抗原がヒトRb遺伝子産物に対する抗体をもたらすことが、予備的に 確認されている。Lee等、“網膜芽腫感受性遺伝子は、DNA結合能を持つ核 リンタンパク質をコードする”、329 Nature 642−645゜Yo kota等、“肺の小細胞ガン腫における網膜芽腫(Rb)遺伝子の変更した発 現” 、30ncogene 471−475゜しかし、免疫組織化学的染色標 識と共に用いた場合、既知のRb陽性細胞を既知のRb陰性細胞と区別できるこ とが立証された抗体はなかった。
この調節もしくは抑圧遺伝子(Rb遺伝子)産物に対して高度に特異的な抗体の 開発は、機能的な正常Rbタンパク質合成を特徴づけ、また異常(短縮された) Rbタンパク質の存在を同定するために用いることができる。高特異的抗体によ る短縮されたRhタンパク質の同定は、出生前の、もしくは出生後の診断に利用 できる。
本発明の要約 ヒト網膜芽腫(Rb)遺伝子産物中のエピトープに相当するポリペプチド抗原の 特徴づけは、合成ポリペプチドの調製を伴って行った。この合成ポリペプチドは 単独で、もしくは組み合わされて、Rb遺伝子産物に対して特異的なIgG抗体 を含む抗血清を生産する。
好適な合成抗原ポリペプチドは、Rbタンパク質に対して高度に特異的な単一特 異的1gGを生産する。この方法は、既知あるいは推定のアミノ酸配列をもつ他 のタンパク質のエピトープおよび相当するポリペプチド抗原を同定するのに有効 である。
cDNA配列をもつRb遺伝子は知られている。発現されるヒトR,bタンパク 質アミノ酸配列をコードするcDNA配列と考えられている最も長い読み取り枠 は、“バックグラウンド”断片と名付けられて公表されている。Lee、 W、  H,、Shew、 J、 Y、、口ong、 F、 D、、5ery、 TV 、 、 Donoso、 L、 A、、YoungルJ、、Bookstein 、 R,、Lee、E、Y、T1. ”網膜芽腫感受性遺伝子は、DNA結合能 を持つ核リンタンパク質をコードする” 、NatureSVol、329、p p、642−645 (1987)。Fr1end、 S、 H,、Horov i tz、 J、 M、、Gerber、 M、 R,、fang、 X、 F 、 Bogenmann、 ESLi、 F、 PA、W einberg、 R,A、“網膜芽腫および間葉の腫瘍中のDNA配列の欠失 変型に利用できる天然のRbタンパク質はなかった。Rbタンパク質はを椎動物 種間で保存されているのではないかと考えられている。
Lee、 f、 H,、Bookstein、 R,、Hong、 F、、Yo ung、 L、 J、、Shew、 J、 Y、、Lee。
Y、 11. P、“ヒト網膜芽腫感受性遺伝子・クローニング、同定および配 列” 、5cience、 Vol、235、pp、 1394−1399 ( 1987)。この保存性が低い免疫原性に寄与しているのかも知れない。したが って、本発明のポリペプチド抗原は、利用可能な天然のRbタンパク質(天然の 状態でこのタンパク質に対して免疫化するのは困難と思われる)を用いずに開発 された。
ポリペプチド配列は以下の文献に記述された推定のRbタンパク質アミノ酸配列 から選択する Lee、 W、 H,、Shew、 J、 Y、、Bang、  F、 D、、5ery、 T、W、、Donoso、 L、 A、、Young ル、J3、Bookstein、 R,、Lee、 E、 Y、 )l。
“網膜芽腫感受性遺伝子は、DNA結合能を持つ核リンタンパク質をコードする ” 、Nature、 Vol、、329、pp、 642−645 (198 7) : Fr1end、 S。
HXHorowitz、 J、 MSGerber、 M、 R,、Wang、 X、F、Bogenmann、ESLi、F。
P、 、 Weinberg、 R,A、 “網膜芽腫および間葉の腫瘍中のD NA配列の欠失変異、そのコードされるタンパク質および配列の構造”、困。
Natl、 Acad、 Sci、 U、 S、 A、、Vol、 84、pp 、9059−9063 (1987)、これらは太明細書の一部を構成する。ま た、Fung、 T’ Ang、 MurphreeおよびBenedictに よって“網膜芽腫遺伝子プローブを用いた腫瘍中の網膜芽腫欠陥の検出法および 網膜芽腫の素因の検出法”と題された同時継続特許出願、アメリカ合衆国出願番 号312.777、国際公開番号WO38109387,1988年12月1日 公開(国際公開番号PCT/US88101809)は、RbcDNA配列を含 んでいる。ポリペプチド抗原の選択は、低溶解度と高親水性を組み合わせて持つ アミノ酸配列のための類のない規準にもとづいて行った。
ポリペプチド配列の低溶解度規準は、抗原応答には高い溶解度が好ましいという 一般に認められている原理に反する。アミノ酸配列の溶解性を親水性と釣り合わ せることは、Rh遺伝子産物に対する合成抗原を同定するための成功した方法と なった。この方法は、低溶解度および高親水性を持つ目的の配列中の10あるい はそれ以上のアミノ酸を選択する。
ポリペプチドの低溶解度は、等級Iおよび等級IIのアミノ酸の数が等級III のアミノ酸数より多いか、もしくは同数で、好ましくは、等級■のアミノ酸数が 等級IIIのアミノ酸数より多いか、もしくは同数であるような、Rbタンパク 質のアミノ酸配列から選択された少なくとも10アミノ酸の配列を意味する。等 級Iのアミノ酸は水に不溶性、等級IIのアミノ酸は微溶性であり、等級III のアミノ酸は可溶性である。(表1参照)。
本明細書の一部を構成する、Hopp、 T、 P、およびWoods、 K、  R,、“り示のために、親水性値を決定した。(表2参照)。Hoppおよび WoodSが付与した個々のアミノ酸親水性値を平均して計真したこのポリペプ チドの親水性値は075より大きい。本発明の合成ポリペプチド抗原は、低い溶 解性と高い親水性を共にその配列を構成するアミノ酸中に含まなければならない ので、“順応性”と定義する。この合成ポリペプチドは担体タンパク質と共に、 もしくは担体タンパク質なしで用いることができる。
このRb抗原配列同定法を、少なくとも6つの合成抗原ポリペプチドを同定する ために用だ。6つのポリペプチドのうち1つの好適なアミノ酸配列が、Rbタン パク質に対する高特異的抗体の生産に優れた性質を持つことが示された。もう1 つの態様は、担体タンパク質を結合できる末端に加えられた結合アミノ酸を伴っ た順応性ポリペプチドを含んでいる。結合アミノ酸は、システィン、チロシン、 リジン、アスパラギン酸およびグルタミン酸を含む。他の合成ポリペプチド抗原 は、本発明の選択法を用いて同定され得る。 選択された合成ポリペプチド抗原 を用いてウサギを免疫化して、抗血清を調製した。いくつかの場合では、抗原を 担体タンパク質に共役させなかった。得られた抗血清を硫酸アンモニウムで沈殿 させ、最初の操作で脱塩し、次いてDEAEクロマトグラフィーで分離してIg G分画を得た。特異的抗RbIgGを、2.1−2.2の低pH領域でペプチド −CNBr−セファロースカラムから分離した。本発明の技術を用いて調製した 純粋な高親和性抗Rb抗体は、Rbタンパク質を免疫沈降させる。本発明によっ て生産した抗体を、正常なRbタンパク質の明確な免疫沈降、およびウェスタン プロット様式を同定するために用いた。この抗体は、細胞レベル、もしくは細胞 下レベルでRbタンパク質を検出するために使用できる。
この高度に特異的な抗体を、Rb遺伝子産物を検出するための標識と結合させた 。この高特異的抗体を用いる免疫組織化学的染色法は、既知のRh陽性細胞中で は陽性を、また既知のRb陰性細胞中では陰性を示した。この染色法を、インヒ ポ組織分析と組織培養に用いた。本発明の高特異的抗体は、細胞周期中のRbタ ンパク質の細胞下の位置について有益な情報を提供した。
Rb遺伝子の欠失、改変もしくは変異が種々の腫瘍に関連しているので、Rbタ ンパク質の存在あるいは欠如を検出するための高特異的抗体の生産はスクリーニ ング技術として価値がある。さらにある抗RbIgGが、両Rb対立遺伝子から のRb遺伝子産物が完全には欠如していない場合のRb遺伝子異常の診断手段と して使用可能な、免疫沈降およびウェスタンプロット法で、異常Rbタンパク質 をも検出することがわかった。
この異常Rbタンパク質の検出は、構成細胞中のタンパク質レベルでのあるガン の素因の試験を可能にする。この高特異的抗RbIgGは、一般に精製抗体を用 いる種々の診断法に使用できる。生検組織試料は、免疫組織化学およびウェスタ ンプロットの両者に用いることができる。これらの技術は、mRNAとcDNA プローブのハイブリット形成法とは対照的に、より実用的で歓迎すべき診断手段 である。
図面の簡単な説明 図1は、正常ヒトRhタンパク質の推定アミノ酸配列およびエピトープ位置であ る。
図2は、ヒトRb遺伝子のケノム構造である。HindlII部位は垂直の線で 示されている。個々のエクソンは黒い四角で表されている。括弧は大きさのはっ きりしないイントロン制限断片を表している。5alI部位(S)を示しである 。またエクソンは、RbcDNA地図上の位置と関連させて示されている。
図3a、3b、3cおよび3dは、推定Rbタンパク質の親水性分析図である。
図4は、正常ヒト線維芽細胞Rb遺伝子産物の免疫沈降およびウェスタンプロッ ト法の図式的な説明を示す。
図5は、構成細胞および腫瘍細胞中のある短縮されたRbタンパク質の免疫沈降 の図式的説明である。
図6は、Rb陰性およびRb陽性培養細胞の染色結果写真である。
図7は、ミオヘムエリトリンタンパク質の親水性分析図であり、既知および予想 エピトープを明示しである。
発明の詳細な説明 本発明のポリペプチド選択法は、Rb遺伝子の報告されたcDNA配列、および Rb遺伝子cDNAの最長読み取り枠から推定した928アミノ酸配列を利用し た。ヒトRb遺伝子の推定アミノ酸配列を図1に示す。
本発明に利用したRbタンパク質アミノ酸配列および全cDNA配列は以下の文 献に報告された: Lee、 W、 H,、Shew、 J、 Y、、Hong 、 F、 D、、5ery、 T、 W、、Donosoル、Ao、Young 、 L、 J、、Bookstein、 R,、Lee、 E、 Y、 H。
“網膜芽腫感受性遺伝子は、DNA結合能を持つ核リンタンパク質をコードする ” Nature、Vol、 329、pp、 642−645 (1987) 。Fr1end、 S、 H,、)1oroyitz、 J、 M、、Gerb er、 M、 R,、fang、 X、 F、 Bogenmann、 E、  、 Li、FA P、、 Weinberg、 R,A、“網膜芽腫および間葉の腫瘍中のDNA配列の欠 失変位 そのコードされるタンパク質および配列の構造”、Proc、 、 N aの診断におけるヒトDNA” 、Mass、Eye & Ear Infir mary、 EP−^2−0259、031 ; Fung、 T’ Ang、  MurphreeおよびBenedict、”網膜芽腫遺伝子プローブを用い た腫瘍中の網膜芽腫欠陥の検出法および網膜芽腫の素因の検出法“、アメリカ合 衆国出願番号312.777 、国際公開番号IF08g109387.198 8年12月1日公開(国際出願番号PCT/US88101809)、これらは 本明細書の一部を構成する。参考のために図式的なRb遺伝子地図を、27のエ クソンの位置を表す図2に示す。
エピトープの同定法はRbタンパク質の全アミノ酸配列を用い、少なくとも10 アミノ酸の連続した配列について、その溶解度と親水性を評価する。そのポリペ プチドは低い溶解度と高い親水性を合わせ持たなければならず、したがって“順 応性”と定義した。親水性アミノ酸は天然のタンパク質の表面に、よりさらされ やすいと考えられる。親水性ペプチドは伝統的に好まれており、ペプチド−担体 タンパク質結合反応のために、より溶けやすい。したがって高い溶解度は、抗原 ポリペプチドを選択する場合の利点であると考えられた。しかし本発明の方法と 抗原は、高親水性と共に低溶解度規準を用いる。
本発明に使用する個々のアミノ酸の溶解性を下記の表1に示す。
hr a1 本発明の合成ポリペプチドは、本明細書に定義するような低い溶解性をもたなけ ればならない。溶解性にもとづいてアミノ酸を表1に示した3つの種類にわける  等級■−不溶性、溶解度< Ig/100m1H20、等級II−微溶性、溶 解度=1−5g/100mL H2O、等級lll−可溶性、溶解度> 5g/  100m1 H2O。低溶解度は、その配列中の各アミノ酸の溶解度等級を利 用して、配列中の等級I(不溶性)および等級II(微溶性)のアミノ酸数が等 級III (可溶性)のアミノ酸数より大きいか、もしくは同数、好ましくは、 その配列中の等級Iのアミノ酸数が等級IIIのアミノ酸数より大きいかもしく は同数であるような、10アミノ酸より大きい配列を選択することによって特徴 づけられる。
望ましい低溶解度特性のための配列分析に加えて、その配列の親水性決定も行う 。本発明の目的のために、HoppおよびWoodsの親水性値を、“タンパク 質抗原決定基のアミノ酸配列からの予想”、叩oc、 Natl、 Acad、  Sci、Vol、 78、pp、 3824−3828 (1981)に記述 されているように用いる。アミノ酸配列の平均親水性は0,75より太き(な( ではならない。
本発明に使用する種々のアミノ酸の親水性値を下の表2に示す。
順応性ポリペプチドの概念は、cDNA配列が知られている場合、他の遺伝子産 物にも応用てきる。Rb遺伝子は、抗原を選択し対応する抗体を生産するための 本方法の一例である。
少な(とも10アミノ酸のペプチドを本発明の方法を用いて同定する。10アミ ノ酸配列のどちらの末端にでも、最初のペプチド配列を保つ対称的、もしくは非 対称的様式で、そのタンノ々り質配列に対応するアミノ酸を付加して、このペプ チドを延長することができる。
図3(図3a、3b、3cおよび3dからなる)はRbタンパク質の親水性分析 図である。少なくとも6つの、Rb−8、Rb−9、Rb−11、Rb−12、 Rb−15およびRb−16と名付だ立証されたRb抗原が本発明の方法によっ て選択され、図3中でRb遺伝子のエクソンの相対的配置の上に黒線で示されて いる。参照番号Rb−10および点線で示したポリペプチドを、本発明の順応性 規準に反して調製した。Rb−10の平均親水性は0 、86 (>0.75) であるが、Rb−10の不溶性、微溶性および可溶性アミノ酸残基の比は1:5 :14であり、等級■および等級IIのアミノ酸数が等級IIIのアミノ酸数よ りも小さい。Rb−10は極めて溶は易(、空気中で潮解性を示す。このポリペ プチドを担体タンパク質と共に、もしくは担体タンパク質なしで免疫化に使用し た。その抗血清を本発明の同じ多段階精製操作で加工した後、Rb−10抗体を 用いた免疫沈降あるいは免疫ウェスタンプロット法でRbタンパク質は検出され なかった。
好ましい抗原はRb−12である。またRb−12配列とのアミノ酸相同性が少 なくとも80%保たれているRb−12類似物も抗原として好ましい。他のペプ チドは、80%アミノ酸相同性をもつ同様の様式で変更することができる。
次の表3は、図2に挙げたRb抗原の完全な配列を含んでいる。
これらの抗原が高特異的抗Rb抗体を生産することが期待される。
表 Rbタンパク質抗原ペプチド Pro−Asp−Phe h−16 表3に含まれる好ましい抗原はRb−12である。本発明の方法は、表3に特に 挙げたものに加えて、他の合成ポリペプチド抗原を決定するために用いることが できる。
高濃度の各ペプチドを担体タンパク質に共役させずにウサギに注入した。ペプチ ド抗体は、第3あるいは第4追加免疫後に、しばしば高い力価で存在した。これ らのペプチドは、担体タンパク質に共役させて、高特異的抗体を生産することも できる。
上述のRb抗原アミノ酸配列以外にも、純粋な高特異的抗Rb抗体を得るための 効率を減じることなくその配列に改良を加えることができる。追加するアミノ酸 を、担体タンパク質との共役のために、その配列の末端に加えることができる。
例えば、アミン末端システィンをRb−12に加え、キーホールリムペット(K eyhole Limpet)ヘモシアニン(KLl’[)に共役させて免疫化 に使用した。精製された高親和性単−特異的抗Rb抗体が得られた。
記述した操作を、高特異的抗Rb抗体を生産するために用いた。
次に、この抗体を免疫沈降、ウェスタンプロットおよび他の過程に使用した。本 明細書で報告する結果は、典型的な実験法の改良点を明示して記述した操作の結 果である。しかし本明細書に報告した、当業者が習慣的に行い得る方法以外にも 、他の方法もしくは他の改良法によって、これらの抗体を生産することができる 。
抗Rb抗体IgGを生産する操作は、担体タンパク質と共に、もしくは担体タン パク質なしで用いるペプチド(単数あるいは複数)の同定から始まる。(表3お よび考察を参照のこと)。完全フロインドアジュバント中のペプチドIQmgを 最初に筋肉内注射して、ウサギを免疫化する。2週間毎に、不完全フロインドア ジュバント中のペプチド5−10mgの追加免疫を行う。
このウサギ抗血清は、第3あるいは第4追加免疫後にしばしば高い力価で存在す る。このウサギ血清免疫グロブリンを硫酸アンモニウムで沈殿させた(典型的に は45%硫酸アンモニウム、48Cで約12時間)。沈殿後、粗免疫グロブリン ペレットをPBSに再懸濁させた。
この粗免疫グロブリン溶液を透析法で脱塩した。約48時間にわたって、pH6 ,3の17.5mMリン酸緩衝液を3回交換した。次いで、このウサギIgGを イオン交換クロマトグラフィーで単離した。DEAEセファセルをpH6,3の 17.5mMリン酸緩衝液で前平衡させた。IgG分画はpH6,3の17.5 mMリン酸緩衝液で溶出した。
次に、このIgG分画をアフィニティークロマトグラフィーに供した。lN N aOHを添加して、pHを7.2−7.4に調節した。
0.1Mグリシン緩衝液(pH勾配3.5−2.2)を用いてpH2,2−24 の低pH領域で、ペプチドCNBr−セファロースカラムから純粋な抗RBIg Gを溶出させた。典型的には、0.1Mグリシンを使った抗体の免疫アフィニテ ィー精製法に用いられる最低pHはpH2,5である。本発明の精製方法は類が ない。0.1Mグリシンのかわりに高濃度の塩を使用すれば、溶出のpH領域が 移動するであろう。IgGを4℃で約12時間循環させて免疫吸着体に吸着させ るのが好ましい操作法である。この免疫吸着体は、適切なRbペプチドと共役さ せたCNBr活性化セファロース(ファルマシア)である。次いで、pH勾配3 .6から2.2の0.1Mグリシンを用いてカラムから抗体を溶出させ、2.4 −2.2の低pH領域て抗Rb抗体を回収した。この純粋な高親和性IgGは、 洗浄度を増したときにRbタンパク質を免疫沈降させた。
免疫沈降のために、この方法で生成した免疫複合体を、使用直前に調製したプロ ティンA−セファロースCL−4Bビーズ(シグマ)懸濁液上に集めた。2%プ ロティンA−セファロース溶液を作るために、プロティンA−セファ0−スCl −4BヒーズをPBSに懸濁させ、4℃で1時間振盪した。微量遠心機中で、こ のビーズを4℃で5分間8.000rpmで遠心分離した。ペレットをPBSで 洗浄し、5分間振盪し、次いで4℃で5分間、微量遠心機中で8,00Qrpm で回転させた。この洗浄および遠心分離過程を3回から5回繰り返した。この操 作の最後の遠心分離後、ペレットを再懸濁緩衝液1mlに再懸濁させて、2%溶 液を得た。再懸濁緩衝液試料10m1はPB95ml、10%NaN350μl 、BS、A(ラン血清アルブミン)0.4gおよび5mlの200mM NaC 1゜20mMhリス塩酸pH7,4および084%NP−40界面活性剤を含ん でいる。この緩衝液を0.45μmフィルターを通して濾過した。このプロティ ンA−セファロースビーズ懸濁液は調製後直ちに、もしくは24時間以内に使用 できる。
Rbタンパク質の存在を試験する細胞培養を、10%FC5を含むDMEMのよ うな組織培養培地もしくは他の組織培養培地中で生長させた。典型的なRb遺伝 子産物様式同定に用いる細胞は、指数増殖期のものであるべきである。本明細書 のために、1−2X106細胞を用いてこの過程を記述する。細胞を、=me  t MEM 10%透析FC3培地のようなメチオニンの欠如した培地中で1時 間から1.5時間飢餓状態にした。[353]−メチオニン250μci/1. 3ml培地を、60mm培養皿中の細胞に3時間から4時間加えた。この細胞を PBSで1回洗浄した。60mMNaC1゜3QmM トリス塩酸pH7,4, 0,2%NP−40...0.5%デオキシコール酸ナトリウムおよび0゜1% SDSの溶解緩衝液を調製した。この溶解緩衝液を使用する直前に、0.05m g/mlのアプロチニン(aprotinin)を添加した。本実験法では、細 胞培養皿あたり0.6mlの溶解緩衝液を4℃で20分間加えた。次いて、21 ゲーン針を通して吸引を繰り返して、細胞を分離させた。溶解と吸引後、細胞溶 解液を40.000rpmで22分間遠心分離して細胞残渣を除いた。タンパク 質を含むこの上清は約06mlであった。この上清を、アプロチニン0.05m g/mlを含むPB30.4mlと混合した。前免疫ウサギ血清1μmを加え、 約4°Cで2時間振盪した。
10%プロティンA−S、 a u r e u s細胞も調製した。再蒸留水 10m1で再構成したプロティンA陽性S、 a u r e u s細胞(B llB)Igを、1mlもしくはさらに少量に分けて、−80℃て凍結させた。
免疫沈降操作に使用する直前にこの1つを融解し、2,500rpmで2分間微 量遠心分離した。ペレットを等量の再懸濁緩衝液(上述)に再懸濁させた。この 溶液はS、aureus細胞を10%含んでいた。10%プロティンA−S、  a u r e u s細胞10μmを細胞溶解液に添加して、4℃で30分間 振盪した。次にこの混合物を4℃で5分間、微量遠心機中で13.OOOrpm で遠心分離して、沈殿した非特異的免疫複合体とIgGを除去した。10%プロ ティンA−3,aureus 10μlをさらにその上清に加えて、4℃で1時 間振盪した。この混合物を4℃で15分間13゜000rpmで微量遠心分離し て、さらに沈殿した非特異的免疫複合体とIgGをすべて除去した。“ 残っている上清は、抗Rb抗体を添加する用意ができていた。前述した精製操作 中に、本明細書に記載した緩衝液系を用いると高親和性抗Rb抗体は、2.4か ら2.2の低pH領域で回収されることがわかった。2.2から2.4のpH領 域内の、より高度に特異的な抗体は、必ずしもタンパク質ピーク中に溶離すると は限らないことがわかった。このpH勾配で回収された各分画は、高特異的高親 和性Rb抗体を含む分画を決定するために試験する必要がある。なぜならある場 合にはえり抜きの抗体が、免疫吸着体から解離した最大ピーク分画に含まれない ことがわかったからである。
選択した分画から、1%BSAを含む抗Rb IgG O,1μg/10μmを この上清に添加して、4℃で少なくとも2時間振盪した。
新鮮な2%プロティンA−セファロース50μlを加えて、4°Cで2時間振盪 した。次いて、この混合物を微量遠心機中で、4°Cで5分間、8.OOOrp mて遠心分離した。このプロティンA−セファロースヒーズを高塩濃度から低塩 濃度への緩衝液勾配で洗浄して、プロティンA−セファロースビーズにとどまっ ている残りの非特異的に結合したタンパク質をすべて洗い流した。このビーズを 、10μg/ml アプロチニン、05μg/ml ロイペプチン、07μg/ ml ペプスタチンを使用直前に加えたH3W3W緩衝液NaC1,10mM  トリス塩酸pH7,4,0,2%NP−401mlで洗浄した。このビーズをH 3W緩衝液で5分間洗浄して、4℃で5分間8,000rpmで遠心分離する操 作を3回繰り返した。次いてこのビーズをLSW緩衝緩衝液1マl回5分間洗浄 し、それぞれ4℃で8.000rpmで遠心分離した。LSW緩衝液は、10μ g/ml アプロチニン、05μg/ml ロイペプチン、07μg/mI ペ プスタチンを使用前に加えた100mMNaCl、10mM トリス塩酸pH7 ,4,02%NP−40から作った。次に、このビーズを洗浄緩衝液Wと共に5 分間振盪して1回洗浄した。W緩衝液は、使用直前に10μg/mI アプロチ ニン、0.5μg/ml ロイペプチンおよび0.7μg/ml ペプスタチン を加えた10mM トリス塩酸pH7,4,0,2%NP−40からなる。非特 異的タンパク質を除くための最後の洗浄後、ビーズを4℃で5分間8,000r pmで遠心分離した。次いで、Rbタンパク質免疫複合体を伴ったこのプロティ ンA−セファロースビーズを、W緩衝液15μm中に入れた。
0.125M トリス塩酸(pH6,8)、20%グリセロール、4%(W/V )SDS、10%β−メルカプトエタノールおよび0.005%ブロモフェノー ルブルーの2x試料緩衝液15μmで、タンパク質を可溶化した。この混合物を 100℃で5分間加熱し、次いで13、OOOrpmで4℃で15分間遠心分離 した。次に、可溶化したタンパク質を8%5DS−PAGEで分離した。Bon ner et al、 。
蛍光写真法を行った。
免疫プロット法のための試料は、免疫沈降について記述したようにして調製した が、ただし電気泳動後、タンパク質はイモピロン(工mmobilon) P  V D F膜(ミリポア)に電気プロッティングした。ウェスタン免疫プロット 法を、8%5DS−PAGEで分離した可溶化Rbタンパク質免疫複合体につい て行った。この5DS−PAGE61ゲルプレートを、30V、01Aで12時 間および60V、0.21Aで1時間の電気プロッティングに供した。プロッテ ィング緩衝液は、192mMグリシン、25mMhリスpH8,3および20% メタノール、0.01%SDSで作った。10mM トリス塩酸pH8,0およ び150mMNaClのトリス緩衝化食塩水(TBS)上にこの転移膜を浮かせ て均一に湿らせ、次いで沈めて簡単に濯いだ。この膜を、5%BSAを含むTB S中で緩やかに振盪しながら室温で約10分間インキュベートして、過剰のタン パク質結合部位を遮断した。次いで、プロトプロットウスタンプロットAPシス テム(Proto Blot Western Blot AP system Xプロメカ) (Promega)の改良法で、このプロットを加工した。この 遮断溶液を、選択したRb抗体の膜1010X15につき20m1の、5%BS Aおよび0.05.czg/mlを含む10mM)リス塩酸pH8,0゜150 mMNaC1および0.05%ツヴイー ン20 (1) T B S Tで置 換することによって、−次抗体を結合させた。この溶液を膜と共に、室温で約1 2時間緩やかに振盪しながらインキュベートした。
この膜をTBST中で各1o分間緩やかに振盪して3回洗浄した。
二次抗体をこの膜上の一次抗体にTBST中で結合させた。プロメカキットで使 用される二次抗体は抗ウサギIgG(Fc)アルカリフォスファターゼ複合体で あった。二次抗体(1:3750希釈)を含むTBST中でこの膜を緩やかに振 盪しながら1時間インキュベートした。呈色反応はプロメガ法に従った。この膜 を濾紙で半乾きにし、100mM トリス塩酸pH9,5,100mM NaC 1,5mMMgC12のアルカリフォスファターセ(AP)緩衝液10m1に、 70%ンメンメチルホルムアミド中0mg/ml NET にトロブルーテトラ ゾリウム)66μmを加えて撹拌し、ジメチルホルムアミド中の50mg/ml  BCIP(,5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリルリン酸塩)33μlを 加えて再度撹拌して調製した、呈色溶液中に置いた。この溶液を強い光から保護 し、1時間以内に使用した。膜を、この溶液と共に15分から4時間インキュベ ートした。呈色を望ましい強度で停止させ、この膜を再蒸留水で2回濯いだ。
実施例1 表2のペプチドRb−12を、予想されるRbタンパク質の20アミノ酸残基の 順応性規準に基づいて選択した。ニューシーラント白ウサギに10mgのRb− 12を筋肉的注射した。追加免疫を行って、前述のように本発明の方法を実行し た。精製したIgGは高親和性抗体であり、洗浄度を増したときにRbタンパク 質を免疫沈降させた。この抗Rb抗体をRb−WL−1と同定した。
Rb−WL−1抗体は、35S標識した正常ヒト胎児線維芽細胞細胞WT38か ら得たRbタンパク質を、図4に示した特定の様式で免疫沈降させた:レーン1 はレーン2の図式的な表現である。WSIヒト胎児線維芽細胞は同じ様式を示し た。正常胎児線維芽細胞株W1−38、WSlはアメリカンタイプカルチャーコ レクンヨンから入手した。5DS−PAGE上の様式は、Rbの読み枠から予想 される理論上の分子質量に相当する110kDのM、(見かけ上の相対分子質量 )の下部バンドを含む。110kDから116kDまでのより不明瞭な多様な領 域は、種々の度合でリン酸化されたRbタンパク質を示している。Rbタンパク 質の読み取り枠は、枠内第2AUGコドンをヌクレオチド475−477の位置 に含んでいる。(Lee等1987年)。第2コドンから開始したタンパク質は 、第1AUGコドンからのものより12kD小さくなるだろう。本発明の免疫沈 降は長時間暴露後、予想した相違と正確に一致する98kDにバンドを現す。
リン酸化されたRbタンパク質を、32p−オルトリン酸塩を用いた代謝的標識 によって確認した。放射活性のあるタンパク質が、110kDから116kDの 間のM、をもつ濃いバンドとして移動した。脱リン酸化後には放射活性は検出さ れなかった。
また免疫沈降は、124kDおよび55kDのM、をもつタンパク質をもたらし た。図4−レーン3(レーン4に図式的に示す)のウェスタンプロットは、12 4kDおよび55kDのタンパク質以外のすべてのハンドを再現した。124k Dおよび55kDのタンパク質は、前免疫血清や、過剰のペプチドRb−12で 前吸着させた抗体Rb−WL−1では検出されなかった。これらは非特異的な夾 雑物ではないと考えられる。124kDおよび55kDのタンパク質はウェスタ ンプロット上で検出されないので、これらのタンパク質はエピトープをRbタン パク質と共有しておらず、おそら<Rbタンパク質との安定な複合体であろう。
Rh−WL−1抗体で検出した線維芽細胞Wl−38タンパク質は、免疫沈降で 得たものと同じRhタンパク質様式を同定する、明瞭なウェスタンプロット様式 を作った。ウェスタンプロット上のこの正常Rbタンパク質様式は、診断作業の 基準として使用できる。Rb−WL−1は、Rbタンパク質を余分なバンドなし で観測できる、明瞭なウェスタンプロット様式を作った。
Rb遺伝子は高度に保存されていると考えられている。Rb−WL−1がマウス Rb遺伝子産物を免疫沈降させることを確認した。
おそらくこの抗体は、サル、ラットおよびニワトリを含むを推動物中のRbタン パク質を同定すると考えられる。多くの種についての研究が、Rb−WL−1お よび本発明の他の産物の利用を促進する。
実施例2 表2のペプチドRb−12にアミン末端システィンを加えることによって、実施 例1と同じ品質の高特異的抗Rb抗体を与えるこの順応性ペプチドのもう一つの 態様が得られた。本実施例のペプチドをキーホールリムベットヘモシアニン(K LH)に共役させ、免疫化に使用した。本実施例のKLH−cys−Rb−12 を用いた免疫化は、ペプチドのKLHとの共役ゆえに、より少量のペプチドしか 必要としない。この方法は、使用前にpH7,2の10mM リン酸緩衝液に対 して4℃で透析し、20mg/mlに調節したKLHを使用した。共役性は、K LH/200μm 4mgをペプチド5mgと共に使用した。即ち、まず10m M リン酸緩衝液55μmをKLH4mg/200μlに加えた。さらに、m− マレイミドヘンゾイルN−ヒトロキンスクノンイミドエステル(MBS)(ジメ チルホルムアミト中3mg/m1)85μlをゆっくり添加する。この混合物を 室温で30分間撹拌した。この混合物をG−25セフアデツクスカラムに通し、 1m1分画を集めた。各分画のタンパク質ピークを分析し、体積を記録した。典 型的には、このカラムから80%のKLHが回収され、この回収率で、回収され たKLHに5mgのペプチドを加える。pHを7−75に調節し、次いて室温で 3時間撹拌する。共役されたペプチドは凍結保存できる。
ウサギをKLH−cys−Rb−12で免疫化し、本明細書に記述したのと同じ 多段階精製法で高特異的抗Rb抗体を生産した。免疫沈降およびウェスタンプロ ットの結果は、実施例1に記述したものと同じか、もしくはより良いRb遺伝子 産物の同定を与えた。
実施例3 J82膀胱カン細胞は、そのRb遺伝子中にエクソン21欠失変異をもっており 、これか予想M、102.1kDの短縮されたRbタンパク質を生産することが わかっている。Horowitz、 J、 M、 et al、、“点突然変異 による網膜芽腫抗腫瘍遺伝子の不活化”、5cience、 Vol、 243 、pp、937−940 (1989圧、2月)。また、K、G、網膜芽腫腫瘍 細胞から得られた細胞培養は、そのRb遺伝子中にエクソン14−17欠失変異 をもっており、予想M、90.4kDの短縮されたRbタンパク質を生産し、ロ ウ(Love)網膜芽腫腫瘍はエクソン2]およびエクソン22のRb遺伝子欠 失変異をもっていて、予想M、96.8 kDの短縮されたRbタンパク質を生 産する。
細胞培養はこれらの3つの腫瘍細胞とに、 G、構成細胞から同様に調製した。
これらの細胞を355−メチオニンで代謝的に標識した。
王宮WI38ヒト線維芽細胞Rbタンパク質をその腫瘍タンノくり質と比較する 、Rb−WL−1との免疫沈降の5DS−PAGE上の結果は、Rb遺伝子のエ クソン欠失変異に対応する、小さくなった見かけ上の異常Rbタンパク質分子質 量を反映した。
図5は、本実施例の短縮されたタンパク質の免疫沈降分析図の図式を、正常Rb タンパク質と比較したものである。例えばJ82夕ンパク質は、110kDに現 れる正常Rbタンパク質より約4kD小さかった。(124および55kDのタ ンパク質はRhタンパク質ではないと考えられる。実施例1参照。)同様に、9 5kDのK。
G、腫瘍Rhタンパク質および101kDのロウ腫瘍Rbタンパク質は、エクソ ンの欠失変異および短縮されたmRNAにもとづいて、正常Rbタンパク質に比 べて低い分子質量を反映した。5DS−PAGEによる分子量測定は、二次タン パク質構造のために、正確な分子量を与えない。しかし免疫沈降によって相対分 子量は比較できる。Rb−WL−1の信頼性は、Rb遺伝子産物のような免疫沈 降可能なタンパク質によって立証された。次の表4は本実施例の結果の要約であ る。
表4 (レーン1) J82 膀胱がん エクソン21欠失 102.1 106(レーン2) ロウ II芽腫ロウ(T) エクソン21および 96.8 101(レーン3 ) 21欠夫 に、G、 IIWIK、G、(T) エクソン14−17欠失 90.4 95 また図5には、レーン4に示したに、G網膜芽腫腫瘍の短縮されたタンパク質を もつ同じ個体から得たに、 G、構成細胞のRb免疫沈降分析図がレーン5に示 しである。正常Rbタンパク質の様式と短縮されたタンパク質の様式が共に存在 した。このRb遺伝型をもっこの個体は、機能する正常Rb対立遺伝子および変 異した対立遺伝子を共に示す、正常および異常Rbタンパク質を共にもっている 。腫瘍および構成細胞からの異なったRbタンパク質の存在を検出するこの方法 は、Rb遺伝子産物ための本発明の診断的な使用法をさらに支持する。
(以下、余白) 実施例4 遺伝子産物に対する高特異的抗体の多くの用法の内の一つは、1細胞レベルで遺 伝子産物の存在もしくは欠失を検出するために、標識と共に用いることである。
染料と結合した抗体は、組織培養や生検からのインビボ組織切片のための、免疫 組織化学的研究に用いられてきた。抗体を使用する染色技術は、当業者に知られ ている。
精製した抗体Rb−WL−1を免疫染色に使用した。培養細胞と組織切片の染色 を共に行った。Rb−WL−1を用いた既知のRb陽性株化細胞中の免疫染色は 、増殖細胞では核の染色を示し、また、インビボの正常Rh+成体細胞を含む、 休止細胞では核の染色を示さなかった。既知のRb陰性株化細胞中の免疫染色は 、全細胞中で染色を示さなかった。ウェスタン免疫プロッティング法は、生長細 胞中のより高いRbタンパク質質量量よび、成体あるいは休止細胞中のかなり減 少したレベルを確証した。染料と共役させた高感度の抗体は、正常およびカン細 胞中のRb遺伝子の状態を決定するのに有効である。この抗体を、Rb遺伝子産 物の位置および細胞内濃度を示すために使用した。
Rb陽性および陰性染色を試験した細胞培養は以下のように調製した。付着細胞 を組織培養皿中の滅菌カバーグラス上で、明示した期間生長させた。懸濁細胞を 遠心分離後まずPBSて1回洗浄し、次いてPBSに再懸濁させた。細胞−滴を ポリーL−リジン被覆カバーガラス上に加えて、室温で20分間インキュベート した。カバーグラス上の細胞を0.1M リン酸緩衝液中の45%アセトン、1 0%ホルムアルデヒド中で5分間固定した。固定し透過性にした細胞をPBS中 で15分間にわたって6回交換して洗浄し、次いで温室中でリン酸緩衝液中の4 %正常ヤギ血清、5%BSA中で室温で4時間、前インキュベートした。RB− WL−1抗体を、リン酸緩衝液中の5%BSA、4%正常ヤギ血清および0.0 2%トライトンX〜100で125に希釈してRB−WL−1の最終濃度を8μ g/mlにし、細胞と共に終夜インキュベートした。0.02%トライトンX− 100を含むトリス緩衝化食塩水(TBS)を15分間に6回交換して洗浄した 後、ヤギの抗ウサギIgG−アルカリフォスファターセを共役させた、5%BS A、4%正常ヤキ血清および002% トライトンX−100を含むリン酸緩衝 液中で1:1000に希釈した抗体で、この細胞を2時間標識した。次いで細胞 を、002% トライトンX−100を含むTBSで1時間洗浄した後、基質( ブロモクロロインドリルリン酸塩/ニトロブルーテトラゾリウム、BCIP/N BT、プロメガ)と共にインキュベートした。細胞を再蒸留水で洗浄することに よって、反応を7分から10分後に停止させた。次に、細胞をオリンパス光学顕 微鏡で観察し、撮影した。
金コロイド法を用いて基本的に上述のように免疫染色を行った。ただし、ヤギの 抗つサキTgG−金標識抗体を二次抗体として使用し、PBS(3X10分)お よび蒸留水(3X3分)で洗浄した。次いてこの細胞を、インテンスM(int ense M)と名付けられた試薬(Janssen Biotech N、  V、 B−243Q 01en、 Belgium製造)を用いて銀増幅のため に加工した。
凍結組織切片を調製するために小試料を、新しく調製した4%バラホルムアルデ ヒドを用いて4°Cで少なくとも24時間固定した。
次いでこれを、5%ンヨ糖を含む0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH7,4 )中に3時間から4時間浸し、さらに同じリン酸緩衝液中で30%ンヨ糖に24 4時間浸た。この試料を液化窒素中で凍結させ、−20℃の低温装置中で6μm 厚の切片に切断した。切片をポリーL−リジン被覆カバーカラス上で融解して、 PBSで1回洗浄し、次いで直ちにO,1Mリン酸緩衝液中の10%ホルムアル デヒド、45%アセトンで5分間固定した。PBS中で切片を濯いだ後、アルカ リフォスファターゼもしくは金コロイド法を上述のように用いる免疫染色のため に、その組織切片を加工した。最後に試料をハリスへマドキシリン−エオシンY (Harris hematoxylin−eosin Y)(シグマ)で対比 染色し、脱水し、設置し、試験した。
図6は、Rb−WL−1免疫染色を用いた細胞染色の写真である。
図6A、B、Cはそれぞれ、既知のRb十陽性株化細胞、胎児線維芽細胞Wl− 38、乳腺ガン腫MCF7および膀胱ガン腫T24である。示した細胞は増殖状 態にあり、Rb遺伝子産物による核染色を証明する。図6Dおよび6Eは、染色 を示さない既知のRb陰性株化細胞、線維肉腫Hs913Tおよび網膜芽腫WE RI−Rb−1−である。図6Fは、RB−WL−1抗体を用いる染色のために 加工したRb陽性株化細胞膀胱カン腫T24であり、これは過剰の免疫化ペプチ ドRB−12と共に前インキュベートし、対応する抗体Rb−WL−1での染色 を妨害したものである。
Rb−WL−1を用いる免疫染色は、本発明の方法によって開発された高特異的 抗体産物の使用法のもう一つの例である。抗体のこの用法は当業者に知られてい る。これは、この抗体のいかなる特定の使用あるいは抗体選択法についての本発 明の適用範囲を、制限するものではない。
実施例5 本発明のエピトープ選択を、筋肉タンパク質ミオヘムエリトリンのエピトープを 同定するために用いた。ミオヘムエリトリンのアミノ酸配列およびいくつかの既 知のエピトープは既に発表されている。
Ta1ner et al、、“抗ペプチド抗体の反応性はタンパク質中の部位 の原子移動度の関数である− 、312 Nature 127−143 (1 984) : Getz。
ff et al、“抗体のタンパク質への結合機構” 、2355cienc e 1191−1196 (1987)。
下の表5は、1から4の番号を付けた、ミオヘムエリトリンの4つの既知のエピ トープを含んでいる。
既知のミオヘムエリトリンエピトーブ 1 16−21 Val−[1he−’l°yr−Glu−Gln−Leu G e七20ff eヒ al。
1 80−85 r’he−Leu−Glu−Lys−11e−Gly Gaヒ zoff et al。
4、 90−95 Pro−Val−Δ印−△l’a−Lys−へsn Ga辷 zoff at al。
ミオヘムエリトリンのエピトープ選択は、順応性ペプチドのための本発明の方法 とI’1oppおよびWoodsの方法にもとづいて行った。次に、それぞれの 方法で選択された上位3つのエピトープを、表5に示したミオヘムエリトリンの 4つの既知のエピトープと比較した。
もし予想したエピトープと既知のエピトープが一致すれば、エピトープ予想は正 しいと考えられる。
表6は、本発明のエピトープ選択とミオヘムエリトリンの既知のエピトープとの 比較である。本発明の方法は4つのエピトープのうち3つを正しく予想した。部 位2の既知のエピトープは、本発明の方法で選択した上位3つのエピトープには 該当しなかった。したがって本方法は3つのエピトープのうち3つを正しく予想 した。
チドの調製、抗血清あるいは抗体の調製、ポリクローン抗体もしくは単クローン 抗体の調製および抗血清あるいは抗体産物の診断的もしくは治療的処理のための 使用を含む、予想したエピトープ部位のあらゆる使用に限定されない。
(以下、余白) lI9 Phc Glu Glu Tbr Glu Glu Pro Δ5EI EE]Thr 八la Leu Cys Gin Lys keu 64 65 Lys 工Le Asp Asp 1lis Van Arg Glu  ArB Ala Trp Leu Thr 丁rp C1u@Lys 80 81 Val Ser Scr VaL 八sp Gly Val Leu C 1y (Jy Tyr 工le Gin Lys Lys kys 96 97 Glu Leu Trp Gly Ila Cys 工le r’he  工IC八la Ala Val Asp Leu Asp flu 112 113 Me亡Sar Pbe Thr Pheτhr Glu Lau にi n LysΔsn Ile C1u XLe Sar Va戟@128 129 Hls Lys Phe Phe Asn Lau Leu Lys  C1u 工1e 八sp Thr ’1ier Thr L凾刀@Val 14 4 145 八5p Met: Aha Mu Ser ArB Leu Leu  Lys Lys Tyr Asp Val Leu Phe@Aha 160 IGL Leu r’be Ser Lys Leu GよU Ar& τl+ r Cy=、にLu Leu 工1e Tyr Leu T■秩@Gin 17 6 177 Pro Ser Ser Ser 工1c Ser Thr GLu工 1CΔsn SerΔla Leu Val Leu LyI+192 193 Val Se!r Trp Ile Thr Phe Leu Leu Δla Lys C1y Glu VaL Leu Gin@Met 208 209 (:Lu 八Sll 八sp Leu Val Ile Ser Ph e にin Leu Met Leu Cys Val L■普@Asp 22 4 225 Tyr Pike Ile Lys ueu Ser I’ro r’ ro H(!仁 Leu Leu Lys Glu Pro@Tyr Lys  240 2+19 Lys Asn Val Tyr Pike Lys Asn rl +c Ile Pro r’l+e Met As+t S■秩@Lau Gl y 304 337 戸口u Asp 1lis Asp Lys l’hr 1.cu G in Tl+r Asp Ser Ile Asp Ser@Phe C1u  352 FIGURE I cont。
353 Thr にinΔrg Thr ProΔrg Lys Set As n LeuΔsp Glu Glu VanΔsn Va1R68 369 11e Pro [’ro l1is Thr Pro Val 八r 3 TI+r Val Mee Asn Thr 工1e fin Gin 3 84 385 Leu Mee Met Ile Leu Asn Ser Ala  Set 八sp Ir1s Pro Ser Glu As氏@Leu 400 401 11e Ser Tyr Phe Asn 八si Cys Thr  V、11 八sn Pro Lys Glu Ser X1■@Leu 416 417 Lys 八rg Val Lys Asp Ile Gly Tyr  Ile Pbe Lys Glu Lys Phe Aha@Lys 432 433 Ala Val GLy Gin Gly Cys Val Glu  Ile Gly Ser GinΔrg Tyr Lys keu 448 に49 Gly VaL 八rg Leu Tyr Tyr 八r+′! Vi L Ml!L: Glu Ser Met Lau Lys@Sar Glu  464 465 GLu Glu Arg Leu Ser Ile Gin 八sn  Phe Ser Lys Leu Leu Asn Asp@Asn 480 481 T、le pHe l1ls Met Set Leu LeuΔla  Cys Aha Leu Glu Val Val MeZAha 496 497 Thr Tyr Ser 八r+3 Set Thr Ser Gin  Δr、n Leu Asp Ser Gly Thr A唐吹@Leu 51 2 513 Ser PhQ Pro Trp ILe Leu 八sn Val  Leu Δ!In Leu Lys 八1a Phe As吹@Phe 520 529 Tyr Lys VaI ILe Glu !ier Pbe Ilc  Lys Ala にlu Gly 八sn Leu Th秩@Arg 544 5/+5 Glu 門e仁 11e Lys 1lis Leu Glu 八r g Cys (ilu l1is Arg Ile Mee@G1.u Ser  560 5GI LcuΔla Trp Leu SetΔsp Ser Pro Lc u Phe Asp Leu Ile Lys Gin S■秩@576 577 Lys 八sp 八rg GLu GLy I’ro Thr Asp  l1ls Leu Glu Ser 八la Cys P窒潤@Leu 59 2 593 Asn Leu Pro Leu Gln Asn Asn 1lis  Thr Ala Ala Asp Met Tyr Le普@Ser 608 609ProValΔrgSerProLysLysLysC]、ySerTh rThrArgVa工Asn5er624625 Thr Δ15 Asn A la Glu Thr にin 八la TI+r Ser 八la Phe  Gin Thr Gi氏@Lys 640 6/+l Pro Leu Lys Ser Tl+r Sar Leu Se r Lcu r’he Tyr Lys LySVal T凾秩@Ar); 6 56 657 Leu Ala Tyr Leu 八rg Lcu 八sn Thr  Leu Cys Glu Arg Leu Leu Ser@Gin 672 073 111s Pro Glu Leu Glu 1lis Ile Il e Trp Tl+r Leu Phe Gin l1is@Thr Leu  688 689 Gin Asn に]、u Tyr (1;lu Leu Met 八 rR八sp Arg l1ls Leu Asp Gin hle Met 7 04 FIGURE l cont。
705 Met Cys Ser Met Tyr GlyLys Cys L ys Val Lys Asn Xla Asp Leu k)Il+ 720 721 Phe Lys Ile lle Val Tyr Ala Tyr  Lys A+p Leu Pro Hls Ala Val@Gin 736 737 GLu Thr Phe Lys 八rg Val 工1e Ile  Lys C1u Glu Glu Tyr Asp Ser@ILe 752 753 11e VaI PhQ Tyr Asn Ser Val Phe  Mce Gin Arg Leu Lys Thr Agrh Zle 768 769 Leu Gin Tyr Ala Ser Thr Arg Pro  Pro Thr Leu Ser Pro工le Pro 撃Pls 7[14 78511e Pro 八rg Ser Pro Tyr Lys Phe P ro Ser Ser Pro Lau Arg 工le oro 800 SQL Gly Guy Asn工1e Tyr Xl@Ser Pro Lc u Lys Ser Pro Tyr Lys工le Se秩@816 817 Glu Gly Leu [’ro Thr Pro Thr Lys  Me j Thr Pro Azg Sir Arg 工撃■@Leu 11 32 833 Val Ser Ile Gly Glu Ser Phe (lLy  Thr Ser IJu Lys Phe Gin Ly刀@Ila 848 親水伸イ宵 親水性値 親水性値 FIGURE 4 免疫沈降 ウェスタン プロット法 FIGURE 5 A D FIGL’RE 6 国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.0.75より大きい全アミノ酸配列の平均親水性および、その配列中の等級 IIIのアミノ酸数と等しいか、もしくはより大きい等級Iのアミノ酸数をもつ 、あるタンパク質のアミノ酸配列から選択された少なくとも10アミノ酸を含む 、そのタンパク質に対する抗体の生産のための合成ポリペプチド抗原。 2.0.75より大きい全アミノ酸配列の平均親水性および、その配列中の等級 IIIのアミノ酸数より大きいか、もしくは等しい等級Iおよび等級IIのアミ ノ酸数をもつ、あるタンパク質から選択された少なくとも10アミノ酸を含む、 そのタンパク質に対する抗体の生産のための合成ポリペプチド抗原。 3.請求項1および請求項2の抗原群から選択されるポリペプチド抗原の少なく とも1つによって生産される抗血清。 4.請求項1および請求項2の抗原群から選択されるポリペプチドに応答して生 産されるIgG抗体産物。 5.0.75より大きい全アミノ酸配列の平均親水性および、その配列中の等級 1IIのアミノ酸数と等しいか、もしくはより大きい等級Iのアミノ酸数をもつ 、推定Rbタンパク質アミノ酸配列から選択された少なくとも10アミノ酸を含 む、網膜芽腫遺伝子産物に対する抗体の生産のための合成ポリペプチド抗原。 6.担体タンパク質と結合した請求項5の合成ポリペプチド抗原。 7.請求項5および6のポリペプチド抗原の少なくとも1つによって生産される 抗血清。 8.請求項5および6のポリペプチドに応答して生産される、網膜芽腫遺伝子産 物に対して免疫特異的なIgG抗体。 9.0.75より大きい全アミノ酸配列の平均親水性および、その配列中の等級 IIIのアミノ酸数より大きいか、もしくは等しい等級Iおよび等級IIのアミ ノ酸数をもつ、推定Rbタンパク質アミノ酸配列から選択された少なくとも10 アミノ酸を含む、網膜芽腫遺伝子産物に対する抗体の生産のための合成ポリペプ チド抗原。 10.請求項9のポリペプチド抗原の少なくとも1つによって生産される抗血清 。 11.請求項9のポリペプチドに応答して生産される、網膜芽腫遺伝子産物に対 して免疫特異的なIgG抗体。 12.担体タンパク質と結合した請求項9の合成ポリペプチド抗原。 13.請求項12のポリペプチド抗原の少なくとも1つによって生産される抗血 清。 14.請求項12のポリペプチドに応答して生産される、網膜芽腫遺伝子産物に 対して免疫特異的なIgG抗体。 15.担体タンパク質結合アミノ酸を含まない、推定Rbタンパク質アミノ酸配 列から選択された少なくとも10アミノ酸、0.75より大きい全アミノ酸配列 の平均親水性および、その配列中の等級1IIのアミノ酸数より大きい等級Iの アミノ酸数を、その配列に加えられた担体タンパク質結合可能なアミノ酸と共に 含む、網膜芽腫遺伝子産物に対する抗体の生産のための合成ポリペプチド抗原。 16.請求項15のポリペプチド抗原の少なくとも1つによって生産される抗血 清。 17.請求項15のポリペプチドに応答して生産される、網膜芽腫に対して免疫 特異的なIgG抗体。 18.担体タンパク質結合アミノ酸を含まない、推定Rbタンパク質アミノ酸配 列から選択された少なくとも10アミノ酸、0.75より大きい全アミノ酸配列 の平均親水性および、その配列中の等級IIIのアミノ酸数より大きいか、もし くは等しい等級Iおよび等級IIのアミノ酸数を、その配列に加えられた担体タ ンパク質結合可能なアミノ酸と共に含む、網膜芽腫遺伝子産物に対する抗体生産 のための合成ポリペプチド抗原。 19.請求項18のポリペプチド抗原の1もしくは複数によって生産される抗血 清。 20.請求項18のポリペプチドに応答して生産される、網膜芽腫遺伝子産物に 対して免疫特異的なIgG抗体。 21.下記の配列: 【配列があります】 からなる群のアミノ酸配列から選択される、網膜芽腫遺伝子産物に対する抗体の 生産のための合成ポリペプチド。 22.請求項21のポリペプチドによって生産される抗血清。 23.請求項21のポリペプチドに応答して生産される、Rb遺伝子産物に対し て免疫特異的なIgG抗体。 24.請求項23の抗体であって、その抗体の存在の検出のための標識と結合し た抗体。 25.免疫組織化学標識と結合した請求項23の抗体。 26.担体タンパク質と結合した請求項21のポリペプチド。 27.請求項26のポリペプチドによって生産される抗血清。 28.請求項26のポリペプチドに応答して生産されるIgG抗体。 29.ポリペプチド配列が請求項21に列挙された配列に対して80%のアミノ 酸相同性を保持する、網膜芽腫遺伝子産物に対する抗体の生産のための、請求項 21の合成ポリペプチド。 30.請求項29のポリペプチドによって生産される抗血清。 31.請求項29のポリペプチドに応答して生産される、Rb遺伝子産物に対し て免疫特異的なIgG抗体。 32.請求項31の抗体であって、その抗体の存在の検出のための標識と結合し た抗体。 33.免疫組織化学標識と結合した請求項31の抗体。 34.担体タンパク質と結合した請求項29のポリペプチド。 35.請求項34のポリペプチドによって生産される抗血清。 36.請求項34のポリペプチドに応答して生産される、Rb遺伝子産物に対し て免疫特異的なIgG抗体。 37.請求項36の抗体であって、その抗体の存在の検出のための標識と結合し た抗体。 38.免疫組織化学標識と結合した請求項36の抗体。 39.少なくとも10アミノ酸を含む、遺伝子産物アミノ酸配列の同定: 0.75より大きい平均親水性からなる配列の分析;アミノ酸の溶解度に関する 、その配列の分析;(1)0.75より大きい平均親水性および、等級IIIの アミノ酸数と等しいか、もしくはより多い等級1のアミノ酸、(2)0.75よ り大きい平均親水性、等級IIIのアミノ酸数より大きいか、もしくは等しい等 級1および等級IIのアミノ酸数、(3)0.75の平均親水性、内部担体タン パク質結合アミノ酸の欠如および、担体タンパク質結合能をもつアミノ酸のその 配列への付加を伴う等級IIIのアミノ酸数と等しいか、もしくはより大きい等 級Iのアミノ酸数、および(4)0.75の平均親水性、内部担体タンパク質結 合アミノ酸の欠如および等級IIIのアミノ酸数より大きいか、もしくは等しい 等級Iおよび等級IIのアミノ酸数、の配列群から得られる、少なくとも10ア ミノ酸を伴うアミノ酸配列の選択;および内部担体タンパク質結合アミノ酸を欠 く選択した配列への、担体タンパク質結合能をもつアミノ酸の付加の操作からな る、タンパク質に対する合成ポリペプチド抗原の選択法。 40.タンパク質に対して免疫特異的なIgG抗体を選択するための、動物の免 疫化、抗血清の回収およびIgG分画の精製の操作を含む請求項39の方法。 41.請求項40の方法によって生産される抗体。 42.請求項40の方法によって調製される抗体であって、該抗体の存在の検出 のための標識と結合した抗体。 43.免疫組織化学標識と結合した、請求項40の方法によって調製される抗体 。 44.少なくとも10アミノ酸を含む、Rb遺伝子産物アミノ酸配列の同定; 0.75より大きい平均親水性からなる配列の分析;アミノ酸の溶解度に関する 、その配列の分析;(1)0.75より大きい平均親水性および、等級IIIの アミノ酸数と等しいか、もしくはより多い等級Iのアミノ酸、(2)0.75よ り大きい平均親水性、等級IIIのアミノ酸数より大きいか、もしくは等しい等 級Iおよび等級IIのアミノ酸数、(3)0.75の平均親水性、内部担体タン パク質結合アミノ酸の欠如および、担体タンパク質結合能をもつアミノ酸のその 配列への付加を伴う等級IIIのアミノ酸数と等しいか、もしくはより大きい等 級Iのアミノ酸数、および(4)0.75の平均親水性、内部担体タンパク質結 合アミノ酸の欠如および等級IIIのアミノ酸数より大きいか、もしくは等しい 等級Iおよび等級IIのアミノ酸数、の配列群から得られる、少なくとも10ア ミノ酸を伴うアミノ酸配列の選択;および内部担体タンパク質結合アミノ酸を欠 く選択した配列への、担体タンパク質結合能をもつアミノ酸の付加の操作からな る、Rb遺伝子産物に対する合成ポリペプチド抗原の選択法。 45.網膜芽腫遺伝子産物に対して免疫特異的なIgG抗体を選択するための、 動物の免疫化、抗血清の回収およびIgG分画の精製の操作を含む請求項44の 方法。 46.請求項45の方法によって調製された抗体であって、該抗体の存在の診断 的検出のための標識と結合した抗体。 47.請求項45の方法によって調製された抗体であって、該標識が免疫組織化 学標識である抗体。
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