JPH04504518A - 弾性ガットガイドを有するラケット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 弾性ガツトガイドを有するラケット 本発明は新型ラケットに関するものであり、さらに詳しくは、衝撃を吸収し均等 化する弾性帯を備えているラケットに関するものである。

従来技術によれば、ラケットは主として、フレーム、スロート、グリップによっ て構成されている。前記フレーム内で、縦方向と横方向に互いに編み合わされた ガツトが打撃面を形成している。

本発明は上記のようなラケットに関して改良型ラケットを提供するものであり、 その改良型ラケットでは、フレーム内のスロート付近の位置で、打撃面の幅にわ たって横方向に伸びた弾性帯が備えられており、この弾性帯はできれば中央部で 途切れていることが望ましく、またこれにはあらかじめ、縦ガツトに応じた数と 間隔で複数の孔が設けてあり、それによって前記縦ガツトがフレームの上端から 前記弾性帯に設けられた孔を通過するまで互いに平行に伸び、その後スロート部 に集中するように伸びている。

前記およびその他の対象、特徴、利点は、添付図面に表した実施例を参照しなが ら、以下の詳細な説明によって一層明らかに理解することができる。

図１は、本発明によるテニスラケット型の新型ラケットの一実施例の平面図であ る。

図２は、本発明による弾性帯の拡大横断面図である。

図１を参照すると、この新型ラケットは主として、通常のラケットと同様に、フ レーム１、スロート２、グリップ３によって構成されている。フレーム１によっ て縁取られている領域内で、複数の縦ガツト４と複数の横ガツト５が編み合わさ れて、打撃面を形成する。従来の型のラケットでは、縦ガツト４がフレーム１の 上端６からスロート２まで伸びている。フレーム１の幅はスロート２の幅より相 当広いので、従来のラケットでは、縦ガツト４の長さがそれぞれ異なるか、また は両側の縦ガツト４がスロート２に向かって集中するように伸び、フレーム側に 近いガツトはど傾きが大きくなり、前記スロート２まで互いに実質的に平行に伸 びているのは中央の２本の縦ガツト４だけである。

本発明の特徴は、スィートスポットを外れたスロート２付近の打撃面内で、フレ ーム１の幅にわたって、すなわちフレームの一方の側から他方の側まで、横方向 に伸びる弾性帯７が取付けてあり、できれば図に示したようにその弾性帯が中央 部で途切れるようにして、一対の帯部分が実質的に存在するようにすることであ る。該弾性帯７は弾性材、好ましくはエラストマー樹脂、特にポリアミドから出 来ている。次に図２を参照すると、弾性帯７には、この弾性帯を通過する縦ガツ ト４に等しい数の複数の縦孔８があらかじめ設けである。隣り合う孔８の間隔は 、隣り合うガツト４の間隔に対応する。それによってすべての縦ガツト４は、図 示したように、打撃面の全スィートスポット内で、弾性帯７の番孔８を通過する までは互いに平行に伸び、そのあと、弾性帯７からスロート２へと集中するよう に伸びる。

ガツト４が前記弾性帯７からスロート２へと集中するように伸びる際の傾きに応 じて、弾性帯７内の孔８は、中央の２つの孔を除いて、中央寄りに傾くように形 成され、両側に近いほどその傾きが大きくなるように形成されている。両縁端部 での斜めの開口部９は、弾性帯７が取付けられる位置でのフレーム１の形状に対 応する角度で傾いており、フレーム１の外部に伸びて、各ビン１０を挿入するこ とによって固定される。前記弾性帯７の固定強度は、縦ガツト４が前記弾性帯７ を通過する際に加える応力によって強められる。前記外側での応力は、薄い内側 での応力に比較して大きいので、できれば弾性帯７は各外側での幅を広げるのが よい。

各側での最も外側の縦ガツト４は、図に示したように、弾性帯７を通過して伸び るのではなく、フレーム１を通して固定されているが、この最も外側の縦ガツト ４のために、第２の短い弾性帯（図示せず）を選択的に追加することができる。

本発明は、ラケットに弾性帯７を備えることによって、スィートスポット内で伸 びるすべての縦ガツト４が互いに平行になるようにし、安定したボールの打撃と コントロールが得られるようにするだけでなく、反発効果を増加し、振動を減ら す。さらに弾性帯７は打撃動作を少しも損なうことなく、スィートスポットの外 部に位置する。

本発明は図１に示したようにテニスラケットで形成することができ、またはスカ ッシュなどのようなその他のラケット（図示せず）にも形成することができる。

本発明の好ましい実施例であると現在考えられることを図示し説明したが、技術 精通者にとっては、添付した請求の範囲によって限定される発明の範囲から逸脱 せずに、多様な変更と修正をこの発明で行うことができることは、明らかである 。たとえば、弾性帯７を縁端部で大きくすることによって、前記弾性帯７をフレ ーム１の外部から挿入した場合に、フレーム１の外側でとまるようにし、フレー ム１に固定されるようにすることができ、その場合、前記斜めの開口部９とビン １０は無用となる。

ＦＩＧ、２ 国際調査報告

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．フレーム、スロート、グリップによって構成され、該フレーム内で複数の縦 ガットと横ガットが編み合わされて打撃面を形成し、該縦ガットが該フレームの 上端から該スロートヘと伸びているラケットにおいて、該フレーム内のスイート スポットを外れたスロート付近の位置で、該打撃面の幅にわたって横方向に伸び る弾性帯が備えられており、この弾性帯にはあらかじめ、該縦ガットの数と間隔 に応じた数と間隔で複数の孔が設けてあり、該縦ガットが該フレームの上端から 該弾性帯に設けられた該孔を通過するまで互いに平行に伸び、その後該スロート に集中するように伸びることを特徴とするラケット。
2. ２．該弾性帯が中央部で途切れており、それによって一対の帯部が実質的に存在 するようになっていることを特徴とする請求項１に記載のラケット。
3. ３．中央部の２個の孔を除いた該弾性帯の該孔が、中央寄りに傾いて形成され、 両側に向かうほどその傾きが増加するようになっていることを特徴とする請求項 １に記載のラケット。
4. ４．該弾性帯が各縁端部で該フレームの外部に伸び、そこで固定されていること を特徴とする請求項１に記載のラケット。
5. ５．該弾性帯を通過しないで伸びる最も外側の縦ガットが該フレーム部を通じて 固定されることを特徴とする請求項１に記載のラケット。