JPH04504237A - 飛行機を移動させるための車輪付移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 飛行機を移動させるための車輪付移送装置支丘豆１ 本発明の対象は、地面上を走行するための車輪を備えた飛行機又はその他の装置 を移動させるための車輪付移送装置であり、この移送装置は、移動すべき装置の 車輪をその車軸より下方で押圧する少（とも１つのいわゆる自動くさび作用摩擦 ローラと、該摩擦ローラと、該摩擦ローラの中心線に近接した位置に配置された ２つの駆動支持車輪とを異なる方向に実質的に同じ周速度で駆動するための駆動 手段を備えている。ここで、複車輪とは、ボギー車の隣接した２つの車輪をも意 味する。摩擦ローラとは、摩擦軌条をも意味する。

１丘且１ 飛行場での飛行機の移動は５通常、トラクター（牽引車）を用いて行われる。し かしながら、トラクターは。

所要の牽引力を備えるようにするには重厚な構造としなければならない。

移送装置の構造体は、移送装置自体の駆動車輪又は摩擦ローラから飛行機の地面 車輪に回転力を伝達する構成とした場合相当に軽量化することができる。その場 合、飛行機の地面車輪にかかる重量の数％の力で摩擦ローラを地面車輪に押圧さ せる構成とする。

本発明は、特に、例えばドイツ特許第４３７１３７号、英国特許第８４５，１０ ５号、スイス特許第４２５５２７号、米国特許第４．１２５，０２９号及びフィ ンランド特許願第８７０．７１０号で知られているいわゆる自動くさび作用摩擦 ローラを装備した移送装置に関する。上記米国特許第号に開示された移送装置は 、移動焦るべき装置を引張ることだけにしか適用できないという点で上記英国特 許第８４５．１０５号及びスイス特許第４２５５２７号の２つの特許とは相当に 異なる。これらの２つの特許は、本発明と同様に、押進め摩擦ローラを備えた移 送装置を対象とする。これらの２つの特許においては、上述した圧縮力は、回転 モーメントと、その移送装置自体の駆動支持車輪との組合せ作用によって創生さ れる。公知の装置は、良好な摩擦状態を必要とするか、あるいは、非常に低い位 置に位置させなければならず、そのために構造面で困難な問題が生じる。摩擦ロ ーラを小径にすれば、それを低い位置に位置させるこ出るが、その場合、飛行機 の地面車輪に及ぼされる表面圧力が、許容される値より容易に大きくなってしま う、公知の装置は、複車輪を備えた飛行機を移動させるのには適していない６例 えば、上記英国特許第８４５．１０５号による移送装置は、飛行機の複車輪が異 なる速度で回転する場合はその飛行機を転回させることができない。

１豆二且１ 本発明の目的は、従来の移送装置よりもはるかに劣悪な摩擦条件下においても作 動することができる。いわゆる自動くさび作用摩擦ローラを備えた新規な移送装 置を提供することである。この移送装置は、その摩擦ローラが移動すべき装置の 地面車輪の車軸より高い位置にあるときでも作動することができる０本発明の主 要な特徴は、請求の範囲第１項に記載されている。この移送装置の主要原理は、 その移送装置を用いて推進力を何倍かに倍増することである０通常の状態では、 １０〜１５の係数が得られる。従って、例えば推進装置として機能する小型とト ラクターの１ｔｎ（１０ｋｎ）の押圧力は、ｌＯ〜１５ｔｎに増大される。この 力は、大型の飛行機をも移動させるのに十分な力である。請求の範囲第２項に記 載された本発明によれば、複車輪（２つの車輪）を備えた装置を移動させるため のものであり、２つの車輪を異なる速度で回転させて該装置を転回（方向転換） させることができる移送装置が提供される。

請求の範囲第３〜５項に記載された本発明の実施形態は、技術的に特に有利であ る。請求の範囲第６項に記載された本発明の実施形態は、小型トラクターを推進 装置として使用することを可能にし、その場合、移送ユニットとブームは、着脱 自在の別個の付属ユニットを構成する。又、請求の範囲第７項に記載された本発 明の移送装置においては、移送ユニットをブームに対して端課いさせることによ って移送装置自体の運動が操縦のための運動として利用される。

以下に、本発明のいろいろな実施形態を示す添付図をの　な萱 第１図は、移送装置の上からみた図である。

第２図は、第１図の移送装置の側部からみた図である。

宜」Ｌ泗 第１．２図に示される移送装置は、飛行場で飛行機ｌを移動させることを企図し たものである。これらの図では、飛行機ｌは、その降着装置の一部と車輪６だけ が示されている。

移送装置の主要構成部品は、移送ユニット９自体と、推進部１２と、それらの両 者を連結するブーム１１である。移送ユニット９及びブーム１１が着脱自在の付 属ユニットを構成する場合は、推進部１２は、小型のトラクターとするのが有利 である。移送ユニット９は、垂直継手１０によってブーム１１に連結されている 。垂直継手１０は、飛行ｔａｌを押進めながら転回（方向転換）することを可能 にする。そのような転向が行われた後は、ばね２２が移送ユニット９を中央位置 へ戻す働きをする。

移送ユニット９は、フレーム上に組立てられており、そのフレームの両側にそれ ぞれ１つづつ２つのスリーブ車軸車軸２３は、共通の主車軸１６によってその回 りに自由に回転するように連結されている。この軸受は、単純なジャーナル軸で あってよい、なぜなら、後述する２つの摩擦ローラは同じ速度で回転するからで ある。各車軸２３には、１つの摩擦ローラ３が固定されており、１つの支持車輪 ４が軸受を介して取付けられている。歯車箱を備えた２つの油圧モータ５がフレ ームに取付けられており、それらの軸は駆動軸２１を構成する。各駆動軸にそれ ぞれ駆動歯付ホイール１７及び駆動チェーンホイール１９が固定されている。駆 動歯付ホイール１７は、駆動力を支持車輪４に伝達する歯付ホイール伝動機構７ の一部を構成し、駆動チェーンホイール１９は、駆動力を摩擦ローラ３に伝達す るチェーン伝動機構８の一部を構成する。被動歯付ホイール１８は、支持車輪４ に取付けられており、スリーブ車軸２３を挿通するための中心穴を有している。

被動チェーンホイール２０は、スリーブ車軸２３自体に取付けられている。圧油 は、トラクターに搭載されたポンプから送られるが、トラクター他と移送ユニッ ト９との間の油圧読管は図示されていない、　゛歯付ホイール伝動機構７とチェ ーン伝動機構８を並列に使用することにより、摩擦ローラ３及び支持車輪４に異 なる方向のモーメントが創生されるが、それらの周速度は同じ絶対値に保たれる 。

第２図は、移送装置９と推進ユニット１２との連結態様を示す、推進力即ち押進 め力を伝達するブーム１１は、結合部１３によって水平方向に推進ユニット１２ に連結されており、それによって、移送ユニットが飛行場の表面の形状に追従し て移動することを可能にする。移送装置を飛行機１に近接する位置にまで迅速に 移動させ、又、飛行機から迅速に離すことができるように、移送ユニット９をそ れに連結された補助アーム１４によって地面から僅かに持上げることができる。

補助アーム１４は、それに付設された作動器１５によって引込めるこでき、それ によって移送ユニット９及びその支持車輪４を地面から持上げることができる。

推進部１２と移送ユニット９とは、もちろん、単一のユニットとして構成するこ ともできる。その場合、推進ユニットに２つの駆動車輪と作動器を装備し、それ によって移送ユニットを転回して操縦することができるようにする。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．地面上を走行するための２つの地面車輪（６）を有する飛行機（１）又はそ の他の装置を移動させるための、２つの駆動支持車輪（４）を備えた移送装置で あって、移動すべき装置の地面車輪（６）をその車軸より下側で抱持する少くと も１つの自動くさび作用摩擦ローラ（３）と、該摩擦ローラ１３）と２つの駆動 支持車輪（４）とを異なる方向に実質的に同じ周速度で回転させるための駆動装 置を備え、該２つの駆動支持車輪（４）は、前記摩擦ローラ（３）の軸線に近接 した位置に配置されている移送装置において、 車輪及びそれらの車輪を駆動するための騒動装置を備えた推進部（１２）を有し ており、前記摩擦ローラ（３）及び２つの駆動支持車輪（４）は、垂直継手（１ ０）によって該推進部（１２）に連結された移送ユニット（９）に配置されてい ることを特徴とする移送装置。 ２．前記２つの前記摩擦ローラ（３）が設けられており、それらの摩擦ローラは 、それを回転させるためのそれぞれ別個の機構（７．８）を備えており、該機構 によって前記移動すべき飛行機（１）又はその他の装置の２つの地面車輪（６） をそれぞれ別個に回転させることを可能にすることを特徴とする請求の範囲第１ 項に記載の移送装置。 ３．前記摩擦ローラ（３）及び駆動支持車輪（４）は、同じ単軸（１６，２３） 上に設けられていることを特徴とする請求の範囲第１項又は２項に記載の移送装 置。 ４．前記移送ユニット（９）のフレームにスリーブ車軸（２３）が結合されてお り、該移送装置の一部を構成する各摩擦ローラ（３）及びそれを駆動するホイー ル（２０）が、該スリーブ車軸（２３）に固定されており、前記駆動支持車輪（ ４）は、該スリーブ車軸（２３）に軸受によって取付けられていることを特徴と する請求の範囲第３項に記載の移送装置。 ５．前記機構（７．８）は、前記車軸（１６）と駆動車軸（１７）の間の歯付ホ イール伝動機構（７）とチェーン伝動機構（８）を含み、該歯付ホイール伝動機 構の歯付ホイール（１７）とチェーン伝動機構のチェーンホイール（１９）は、 前記駆動車軸（２０）に固定されており、被動ホイール（１８，２０）の一方は 、前記摩擦ローラ（３）に固定され、波動ホイール（１８，２０）の他方は、前 記支持車輪（４）に固定されており、該伝動機構（７．８）が、前記摩擦ローラ と２つの騒動支持車輪の異なる方向の周速度を設定するようになされていること を特徴とする請求の範囲第３項又は４項に記載の移送装置。 ６．前記移送ユニット（９）はブーム（１１）によって前記推進部（１２）に連 結されており、該ブーム（１１）は、上記継手（１０）によって該移送ユニット （９）に連結され、水平結合部（１２）によって該推進部（１２）に連結されて いることを特徴とする請求の範囲第１〜５項のいずれかに記載の移送装置。 ７．前記移送ユニット（９）を展開し、それによって該移送装置全体を襟縦する ための操作装置を有することを特徴とする請求の範囲第１〜５項のいずれかに記 載の移送装置。