JPH0450402A - 回転流体機械の翼固定構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、蒸気タービン、ガスタービン、コンプレッサ
、エキスパンダ等の回転流体機械のロータに植込まれた
動翼を固定する回転流体機械の翼固定構造に間する。

〔従来の技術〕

タービンやコンプレフサ等の回転流体機械のロータには
流体が仕事をしたり、流体にエネルギーが与えられたり
する動翼がロータの外周の全周にわたって植込まれてい
る。第５図は回転流体機械、例えば蒸気タービンの動翼
の正面図であり、図において動翼１は脚部２の上下に脚
板３とｍ頭４とを設けてなる工形の脚部５に翼６が設け
られて構成されている。ロータフには第６図、第７図（
第６図のＡ−Ａ断面）に示すようにロータフの全周にわ
たりロータ表面に開口して動翼１の脚部５が挿入され、
脚部２と脚頭４との空間を埋めるあご８ａを存するスロ
ット８が設けられ、さらにスロ。

ト８の一部に動翼１の脚部５の全体を挿入することので
きる切欠部９が設けられている。

このような構造により動翼ｌの脚部５を切欠部９の上か
らロータ７に順次挿入し、脚部５をスロット８内を移送
して動翼１をロータフの全周にわたって植込む、この植
込み後、切欠部９に来る第８図に示すように最後の脚部
１５を梗状にした動翼である固定翼１１を両隣りの動翼
１の脚部間に強く打込み、模効果によってしめじろをつ
ける。そして第９図に示すように最後の動翼となる固定
翼１１と両隣りにある動翼１の脚部間をビン１２．１２
ａを打込んで固定翼１１の抜止めのため固定する。なお
、第１０図に示すように固定翼１１の脚部１５とロータ
７との間にビン１２．１２ａを打込んで固定することも
行われ、またビンの代りにねじも使用される。

なお、固定翼の代りに固定片を使用し、上記のように固
定片を梗状にしてこれを相隣る動翼の脚部に強く打込み
、ビンまたはねじにより固定することも行われている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のように動翼１はロータフのスロット８内に切欠部
９から順次挿入され、最後に挿入された切欠部に来る固
定翼または固定片は強く打込まれ、ビンまたはねじによ
り固定されることにより、運転中のロータの回転に対し
て緩まないようにしている。しかしながら運転中のロー
タの回転による遠心力、熱応力１振動等により動翼の虞
込み状態が緩み、これが原因で動翼が振動し、折損事故
に至るケースが多（発生していた。

本発明の目的は、ロータに植込まれた動翼が運転中緩む
ことのないようにすることのできる回転流体機械の真固
定構造を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

上記Ｒ題を解決するために、本発明によればロータの外
周にわたってその表面に開口し、翼の脚部を挿入して移
送できるスロットと、このスロットに連通して翼の脚部
を挿入できる切欠部とを設け、この切欠部から翼を順次
挿入してスロット内に植込み、最後に挿入された切欠部
に位置する固定翼または固定片により植込まれた翼を固
定する回転流体機械の真固定構造において、固定翼の脚
部または固定片をロータ軸心方向に拡がる横状にし、一
方この両隣りの翼の脚部を固定翼の脚部または固定片に
接し、ロータ軸心方向に尖る形状にして固定翼または固
定片を植込むものとする。

〔作用〕

ロータのスロットに切欠部を介して順次属が挿入されて
翼列を形成するが、最後に挿入され切欠部に来る固定翼
の脚部または固定片の形状をロータ軸心方向に拡がる横
状にし、一方この両隣りの翼の脚部を固定翼の翼部また
は固定片の拡がる梗状に接し、ロータの軸心方向に尖る
形状にして固定翼または固定片を植込むことにより、運
転中のロータの回転による遠心力によって樹効果を発生
させ、これによって植込まれた翼列の翼を締め付けて回
転中の翼の緩みを防止する。

〔実施例〕

以下図面に基づいて本発明の実施例について説明する。

第１図は本発明の実施例による回転流体機械の真固定構
造を備えた回転流体機械としての蒸気タービンのロータ
の第２図のＤ−Ｄ断面である部分断面図、第２図は第１
図の部分平面図である。第１図、第２図において第６図
に示す切欠部９からスロット８に動翼が植込まれた動翼
列において、切欠部９に来る固定翼１１の脚部１５ａと
、この両隣りにある動翼ｌの脚部５ａとを後述するロー
タ軸心方向に拡がる［１６が挿入できるようにロータの
軸心方向に尖る形状にする。

このような固定翼１１とこの両隣りの動翼１とによりロ
ータに動翼列を形成するのは次のようにして行われる。

すなわち前述のように動翼１を切欠部９からスロット８
に順次挿入し、２個の脚部５ａを有する動翼１が切欠部
９に臨む位１に来るようにして動翼ｌの挿入を完了する
０次にロータ７の軸心方向に拡がる２個の楔１６を２個
の脚部５ａを有する動翼１の間に挿入する。そして次に
固定翼１１を２個のＩｆ１１１６の間に固く打込んでし
めしろを与える。この状態で固定翼１１の脚部１５ａと
Ｉｌ！ｌ１６とを溶接部１８で溶接接合して脚部１５ａ
とｗｌ１１６とを一体構造にする。

このようにすることにより固定翼１１の一体になった脚
部１５ａとＩｇ！！１６とはロータフの軸心方向に拡が
る梗状をなし、両隣りの軸心方向に尖る形状の動翼ｌの
脚部５ａに接する。したがって、ロータの回転による遠
心力によって模効果を発生させ、これによって植込まれ
た動翼列の動翼を締付けて回転生の動翼の緩みを防止す
る。

第３図は本発明の異なる実施例による翼固定構造を備え
た蒸気タービンの第４図のＥ−Ｅ断面である部分断面図
、第４図は第３図の部分平面図である。第３図、第４図
において固定ＩＥ１１の脚部１５ａと梗１６とを溶接接
合する代りにピン１９により固定しているが、この方法
によっても前述と同じ効果が得られる。なお、ビンの代
りにねじにしてもよい。

なお、上記実施例では蒸気タービンについて説明したが
、他の回転流体機械についても上記と同様な翼固定構造
をとることにより同じ効果が得られる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように本発明によれば、ロータ
に切欠部からスロットに翼の脚部を挿入して翼列を形成
し、切欠部に位置する固定翼の脚部または固定片の形状
をロータ軸心方向に拡がる横状にし、一方この両隣りの
翼の脚部を固定翼の脚部または固定片に接し、ロータ軸
心方向に尖る形状にして固定翼または固定片を植込むこ
とにより、運転中のロータの回転による遠心力により模
効果が生して抜けることがなく、逆に抜けようとする力
によって植込まれた翼を締付けるので、翼が緩まず、こ
のため翼の緩みが原因となる振動による折損がなくなる
という効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例による翼固定構造を備えた動翼
列を備えた回転流体機械としての蒸気タービンのロータ
の第２図のＤ−Ｄ断面である部分断面図、第２図は第１
図の部分平面図、第３図は本発明の異なる実施例による
翼固定構造を備えた蒸気タービンのロータの第４図のＥ
−Ｅ断面である部分断面図、第４図は第３図の部分平面
図、第５図は動翼の正面図、第６図は動翼植込み用のス
ロットと切欠部を設けたロータの第７図のＢ−Ｂ断面で
ある部分断面図、第７図は第６図のＡ−Ａ断面図、第８
図は従来の翼固定構造を備えた蒸気タービンのロータの
第９図のＣ−Ｃ断面である部分断面図、第９図は第８図
の部分平面図、第１０図は異なる従来の翼固定構造を儒
えた蒸気タービンのロータの部分平面図である。 １：動翼、５　、５ａ、　１５．１５ａ　　：　ｍ１部
、１１：固定翼、１６：梗。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）ロータの外周にわたってその表面に開口し、翼の脚
   部を挿入して移送できるスロットと、このスロットに連
   通して翼の脚部を挿入できる切欠部とをロータに設け、
   この切欠部から翼を順次挿入してスロット内に植込み、
   最後に挿入された切欠部に位置する固定翼または固定片
   により植込まれた翼を固定する回転流体機械の翼固定構
   造において、固定翼の脚部または固定片をロータ軸心方
   向に拡がる楔状にし、一方この両隣りの翼の脚部を固定
   翼の脚部または固定片に接し、ロータ軸心方向に尖る形
   状にして固定翼または固定片を植込んだことを特徴とす
   る回転流体機械の翼固定構造。