JPH0791206A - 回転機械動翼のダンパ構造 - Google Patents
回転機械動翼のダンパ構造Info
- Publication number
- JPH0791206A JPH0791206A JP5258947A JP25894793A JPH0791206A JP H0791206 A JPH0791206 A JP H0791206A JP 5258947 A JP5258947 A JP 5258947A JP 25894793 A JP25894793 A JP 25894793A JP H0791206 A JPH0791206 A JP H0791206A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper
- moving blade
- blade
- piece
- shroud
- Prior art date
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- Withdrawn
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/12—Blades
- F01D5/22—Blade-to-blade connections, e.g. for damping vibrations
- F01D5/225—Blade-to-blade connections, e.g. for damping vibrations by shrouding
Abstract
(57)【要約】
【目的】 蒸気タービンなど回転機械の動翼に装着され
るシュラウドのダンパ構造に関するもので、熱膨脹の異
なる材料を選定することにより隣接するシュラウド部の
接触面圧を変えることができ、ダンパ効果が大きい。 【構成】 回転機械動翼のシュラウド部に設けた穴に熱
膨脹の異なる材料で製作したダンパを装着したダンパ構
造。
るシュラウドのダンパ構造に関するもので、熱膨脹の異
なる材料を選定することにより隣接するシュラウド部の
接触面圧を変えることができ、ダンパ効果が大きい。 【構成】 回転機械動翼のシュラウド部に設けた穴に熱
膨脹の異なる材料で製作したダンパを装着したダンパ構
造。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は蒸気タービンなど回転機
械の動翼（ＩＳＢ（インターナショナルシュラウドブレ
ード）翼）に装着されるダンパに関するものである。
械の動翼（ＩＳＢ（インターナショナルシュラウドブレ
ード）翼）に装着されるダンパに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の動翼を図４および図５について説
明する。１はロータ、２はＴ型翼根部４と一体型加工の
シュラウド部５を有する動翼である。図６の動翼３は動
翼２のシュラウド部５の形状にネジレを有した特殊翼で
ある。
明する。１はロータ、２はＴ型翼根部４と一体型加工の
シュラウド部５を有する動翼である。図６の動翼３は動
翼２のシュラウド部５の形状にネジレを有した特殊翼で
ある。
【０００３】図７は動翼２のＴ型翼根４の代りにサイド
エントリ翼根６を有するサイドエントリの動翼である。
図４ではロータ１に加工されたＴ型のロータ翼溝７に動
翼２，３を植込んだ状態を示す。
エントリ翼根６を有するサイドエントリの動翼である。
図４ではロータ１に加工されたＴ型のロータ翼溝７に動
翼２，３を植込んだ状態を示す。
【０００４】運転時、動翼は強度上、(1) 隣接翼のシュ
ラウド部に隙間があっても良い完全な単独翼の構造と、
(2) シュラウド部が接触していなければいけない構造が
ある。
ラウド部に隙間があっても良い完全な単独翼の構造と、
(2) シュラウド部が接触していなければいけない構造が
ある。
【０００５】運転時、シュラウド部５間を接触させる構
造について考える。組立時シュラウド部５の間隙８を許
容間隙値以内に入れるため、普通翼２を順次組み立て、
数本毎にネジレ特殊翼３を加え、この翼３のネジレをな
くすように円周方向に強く植え込んでいる。これらの翼
２，３はコーキングピース９で１本づつロータ翼溝７に
固定され、このネジレの効果を全周のシュラウド部５間
の間隙が接触することに期待している。
造について考える。組立時シュラウド部５の間隙８を許
容間隙値以内に入れるため、普通翼２を順次組み立て、
数本毎にネジレ特殊翼３を加え、この翼３のネジレをな
くすように円周方向に強く植え込んでいる。これらの翼
２，３はコーキングピース９で１本づつロータ翼溝７に
固定され、このネジレの効果を全周のシュラウド部５間
の間隙が接触することに期待している。
【０００６】このため翼単体での加工精度確保、ピッチ
方向の調整翼の準備が必要となり、植え込み時、調整加
工が必要であるネジレ翼のネジレ角度を０になるように
植え込むのは特に短翼の場合難しく、加工、組立上工数
大の作業で、作業性が難しく、時間を要している。
方向の調整翼の準備が必要となり、植え込み時、調整加
工が必要であるネジレ翼のネジレ角度を０になるように
植え込むのは特に短翼の場合難しく、加工、組立上工数
大の作業で、作業性が難しく、時間を要している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】運転時、動翼の場合、
隣接翼とのシュラウド部の隙を全翼均一に必ず接触させ
ることが必要なため、翼単体加工の精度確保が必要で、
組立時のピッチ調整、ネジレ翼の固定など難しい作業が
あるが、作業性のバラツキで間隙も一定にできない。
隣接翼とのシュラウド部の隙を全翼均一に必ず接触させ
ることが必要なため、翼単体加工の精度確保が必要で、
組立時のピッチ調整、ネジレ翼の固定など難しい作業が
あるが、作業性のバラツキで間隙も一定にできない。
【０００８】そこでシュラウド間の間隙を甘くし、単体
での加工を容易にし、ネジレ特殊翼を製作せず、シュラ
ウド部に溝を加工し、この溝にダンパ片を入れ、このダ
ンパ片の伸びを利用して、運転中にシュラウド部と接触
させることにした。ダンパ形状や使用材料の選定で接触
面圧を変えることにより、隣接翼同志のダンパ効果（制
振）を得るものである。
での加工を容易にし、ネジレ特殊翼を製作せず、シュラ
ウド部に溝を加工し、この溝にダンパ片を入れ、このダ
ンパ片の伸びを利用して、運転中にシュラウド部と接触
させることにした。ダンパ形状や使用材料の選定で接触
面圧を変えることにより、隣接翼同志のダンパ効果（制
振）を得るものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来の課題
を解決したもので、回転機械動翼のシュラウド部に設け
た溝に熱膨脹の異なる材料で製作したダンパを装着した
回転機械動翼のダンパ構造である。
を解決したもので、回転機械動翼のシュラウド部に設け
た溝に熱膨脹の異なる材料で製作したダンパを装着した
回転機械動翼のダンパ構造である。
【００１０】即ち、 (1) 動翼のシュラウド部の腹、背面、どちらか片側にダ
ンパ片を入れる溝を加工し、翼単体の円周方向（ピッチ
方向）の加工は隣接翼のシュラウド部間に隙ができても
良い程度（０〜０．２mm位）の加工精度とする。
ンパ片を入れる溝を加工し、翼単体の円周方向（ピッチ
方向）の加工は隣接翼のシュラウド部間に隙ができても
良い程度（０〜０．２mm位）の加工精度とする。
【００１１】(2) ダンパ片は使用段落の蒸気温度と使用
材料の熱膨脹（伸び）を考え、材料と寸法（長さ）を決
定する。
材料の熱膨脹（伸び）を考え、材料と寸法（長さ）を決
定する。
【００１２】(3) このダンパ片は動翼をロータに植込
時、溝の深さと隣接翼のシュラウド部間の隙に合せて、
溝に取り付け、順次植え込んで行く。
時、溝の深さと隣接翼のシュラウド部間の隙に合せて、
溝に取り付け、順次植え込んで行く。
【００１３】(4) この方法では全翼共同じ形状で組立可
能であり、アフタサービス時、翼を抜き取る時も問題な
い。
能であり、アフタサービス時、翼を抜き取る時も問題な
い。
【００１４】
(1) ダンパ片として使用する材料と使用段落の温度によ
りダンパ片が熱膨脹し、円周方向に伸び運転中、隣接シ
ュラウド部とダンパ片の間隙が接触することにより、ダ
ンパ効果（制振）が得られる。
りダンパ片が熱膨脹し、円周方向に伸び運転中、隣接シ
ュラウド部とダンパ片の間隙が接触することにより、ダ
ンパ効果（制振）が得られる。
【００１５】(2) 使用する材料、ダンパの形状、接触面
の面圧を変えることにより、ダンパ効果の強さを変える
ことができる。
の面圧を変えることにより、ダンパ効果の強さを変える
ことができる。
【００１６】(3) ダンパ片はシュラウド部の内部に装着
されているので、運転中飛散することはなく、全翼同じ
形状で組立、取外しが可能である。
されているので、運転中飛散することはなく、全翼同じ
形状で組立、取外しが可能である。
【００１７】
【実施例】本発明の一実施例を図１ないし図３に示す。
符号１ないし９は従来例図４と同一箇所に同一符号を付
けた。動翼２のシュラウド部５の腹面側にダンパ取付用
穴１０を加工し、（穴１０は角形でも丸形状でもよ
い。）この穴１０に入れるダンパ片１１（この実施例で
は止ピン１１）を製作する。
符号１ないし９は従来例図４と同一箇所に同一符号を付
けた。動翼２のシュラウド部５の腹面側にダンパ取付用
穴１０を加工し、（穴１０は角形でも丸形状でもよ
い。）この穴１０に入れるダンパ片１１（この実施例で
は止ピン１１）を製作する。
【００１８】動翼２をロータ１の溝７に１本植込み、コ
ーキングピース９で固定する。腹面側のシュラウド部５
の穴１０に止ピン１１を入れる。次に動翼２を入れ止ピ
ン１１が抜け出るのを防ぐ。順次繰り返し、植込み１列
全数植込みを終了する。止ピン１１は動翼２のシュラウ
ド部５と同一面にするか、少し出る位ですむので、全翼
共組立時問題なく、同じ形状で組立てられる。
ーキングピース９で固定する。腹面側のシュラウド部５
の穴１０に止ピン１１を入れる。次に動翼２を入れ止ピ
ン１１が抜け出るのを防ぐ。順次繰り返し、植込み１列
全数植込みを終了する。止ピン１１は動翼２のシュラウ
ド部５と同一面にするか、少し出る位ですむので、全翼
共組立時問題なく、同じ形状で組立てられる。
【００２０】
【発明の効果】動翼のシュラウド部の厚み、取付けるダ
ンパの大きさ、形状、材料を選定することにより、運転
時の隣接するシュラウド部の接触面圧を変えることがで
き、ダンパ効果（制振効果）が大である。
ンパの大きさ、形状、材料を選定することにより、運転
時の隣接するシュラウド部の接触面圧を変えることがで
き、ダンパ効果（制振効果）が大である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の組立斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ矢視図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ断面図である。
【図４】従来の動翼の組立斜視図である。
【図５】普通翼の斜視図である。
【図６】特殊翼の斜視図である。
【図７】サイドエントリ翼根の動翼の斜視図である。
１ ロータ ２，３ 動翼 ４ Ｔ型翼根 ５ シュラウド部 ６ サイドエントリ翼根 ７ ロータ翼溝 ８ シュラウド部の間隙 ９ コーキングピース １０ シュラウド部の穴 １１ ダンパ（止ピン）
Claims (1)
- 【請求項１】 回転機械動翼のシュラウド部に設けた穴
に熱膨脹の異なる材料で製作したダンパを装着したこと
を特徴とする回転機械動翼のダンパ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5258947A JPH0791206A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 回転機械動翼のダンパ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5258947A JPH0791206A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 回転機械動翼のダンパ構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0791206A true JPH0791206A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17327251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5258947A Withdrawn JPH0791206A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 回転機械動翼のダンパ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0791206A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005010323A1 (de) * | 2003-07-26 | 2005-02-03 | Alstom Technology Ltd | Schaufelfussbefestigung für eine turbomaschine |
| EP1936119A2 (en) | 2006-12-14 | 2008-06-25 | General Electric Company | Turbine blade with device preventing wear at tip shroud |
| GB2467582B (en) * | 2009-02-10 | 2011-07-06 | Rolls Royce Plc | Vibration damper assembly |
| CN102301095A (zh) * | 2009-01-29 | 2011-12-28 | 西门子公司 | 涡轮机叶片系统 |
| JP2013505385A (ja) * | 2009-09-18 | 2013-02-14 | マン・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー | ターボ機械のロータ |
| JP2014114734A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | タービン翼及びタービン |
| JP2016118178A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 回転機械 |
| EP2410131A3 (de) * | 2010-07-12 | 2017-08-02 | MAN Diesel & Turbo SE | Rotor einer Turbomaschine |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP5258947A patent/JPH0791206A/ja not_active Withdrawn
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005010323A1 (de) * | 2003-07-26 | 2005-02-03 | Alstom Technology Ltd | Schaufelfussbefestigung für eine turbomaschine |
| EP1936119A2 (en) | 2006-12-14 | 2008-06-25 | General Electric Company | Turbine blade with device preventing wear at tip shroud |
| JP2008151120A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | General Electric Co <Ge> | タービン動翼先端シュラウド上の磨耗を防止するためのシステム |
| EP1936119A3 (en) * | 2006-12-14 | 2010-05-19 | General Electric Company | Turbine blade with device preventing wear at tip shroud |
| US7771171B2 (en) | 2006-12-14 | 2010-08-10 | General Electric Company | Systems for preventing wear on turbine blade tip shrouds |
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| JP2012516404A (ja) * | 2009-01-29 | 2012-07-19 | シーメンス アクティエンゲゼルシャフト | タービンブレード装置 |
| US8894353B2 (en) | 2009-01-29 | 2014-11-25 | Siemens Aktiengesellschaft | Turbine blade system |
| GB2467582B (en) * | 2009-02-10 | 2011-07-06 | Rolls Royce Plc | Vibration damper assembly |
| US8596980B2 (en) | 2009-02-10 | 2013-12-03 | Rolls-Royce Plc | Vibration damper assembly |
| JP2013505385A (ja) * | 2009-09-18 | 2013-02-14 | マン・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー | ターボ機械のロータ |
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| JP2016118178A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 回転機械 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001128 |