JPH04502607A - タイヤリフト／キャリヤーウインチのための綱車アセンブリー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イヤ１フト　キャリヤーウィンチ のだ　の　アセンブリー 発明の分野 本発明は特にタイヤリフト／キャリアーのために使用し得るウィンチに関し、詳 しくはそうしたウィンチで使用される改良綱車アセンブリーに関する。

発明の背景 コンパクトな、車両タイヤリフト／キャリヤーウィンチ機構が、スペアタイヤを 自動車、トラックその他の如き車両の下部に装着するために使用されて来ている 。

米国特許第４，０５９．１９７号、第４．５３５，９７３号、第４，５４４．１ ３６号、第４，６２５．９４７号には、タイヤリフト／キャリヤーのためのコン パクト型ウィンチ機構が記載され、これら機構では、ウィンチの綱車アセンブリ ーを回転させてスペアタイヤキャリヤーフレームに結んだケーブルの巻き込み或 いは巻き戻しを機械的に都合良く行なうために偏心ギア配列構成が使用される。

これら特許のウィンチ機構では、綱車アセンブリーは代表的に、リベットのよう な好適な締め具によって離間関係で保持された一対の綱車側方プレートと、ケー ブルが綱車アセンブリーの回転方向によって巻付は或いは巻き戻されるケーブル ラッピングトラックを形成する周囲縁部を具備する綱車センタープレートとを含 んでいる。前記一対の綱車側方プレート間の間隔は綱車アセンブリーが回転され る際にケーブルそれ自身への巻き付は或いはラップが生じせしめられるように選 択される。環状被駆動ギアーが代表的には、一対の綱車側方プレートの一方に駆 動関係で押し嵌めされる。往復トルクアームのギア歯が環状被駆動ギアーのギア 歯と歯合し綱車アセンブリーを回転させる。

ウィンチケーブルは代表的に、拡開した筒状網軍部材をケーブル端に固着し、各 綱車側方プレートには互いに整合する孔を形成し、そして綱車センタープレート に、ケーブル端部に固着した拡開した綱車部材を嵌合することにより綱車アセン ブリーに付設される。詳しくは、拡開した綱車部材は、綱車側方プレートの孔内 に伸延し、綱車側方プレートのリムに載置され、綱車アセンブリーの回転時にそ こに孔を画定する寸法形状を有する。

現在出願中の米国特許出願第１７０．２８１号には、タイヤリフト／キャリヤー ウィンチのための綱車アセンブリーが記載され、そこでは綱車センタープレート はグイキャストの如きによってウィンチケーブル端の周囲に成型されて綱車セン タープレートとケーブルアセンブリーが一体化され、それによりタイヤリフト／ キャリヤーウィンチの製造及び組立が簡略化されている。

現在出願中の米国特許出願第２７０．２７０号には、ケーブルエンドフィッティ ングが綱車側方プレート間に回転自在に取り付けられたタイヤリフト／キャリヤ ーウィンチが記載される。該ウィンチは一般に、前記ケーブルエンドフィッティ ングが”ケーブルラップ／アンラップ”位置にある時に綱車センタープレートの ケーブルラッピング用トラックと連続する、湾曲形状のケーブルラッピングショ ルダーをその外側に具備している。綱車が適切なラップ方向に回転すると、ケー ブルは初期に於てケーブルラッピングショルダー上に、そしてケーブルラッピン グ用トラックに、次でそれ自身に巻き付けられる。

コンパクト型のタイヤリフト／キャリヤーウィンチの製造に際しては、綱車アセ ンブリーの複雑な構成部品のみならず、ドライブトレーンの数を減らすことが望 ましい。タイヤリフト／キャリヤーウィンチの組み立てを簡略化することもまた 望ましい。タイヤリフト／キャリヤーウィンチの製造コストを低減することは更 に望ましい。

発明が解決しようとする課題 解決しようとする課題は前述の要望を満足するタイヤリフト／キャリヤーウィン チを提供することである。

発明の概要 本発明の第１の様相においては、第１綱軍部品は第１綱車側方プレート及び一体 のセンター綱車へブを形成するべくワンピース成型され、第２綱車側方プレート が前記第１綱軍部品に、詳しくはそのセンター綱車ハブに付設され、コンパクト なタイヤ／キャリヤーウィンチのためのツーピース型綱車アセンブリーが提供さ れる。

本発明の他の様相においては、第１綱軍部品にはその一方の側に環状被駆動リン グギアが一体化され、その他方の側にはセンター綱車ハブが一体化される様式で ワンピース成型される。第２綱車側方プレートは、一体化された環状被駆動ギア を具備するツーピース型の綱車アセンブリーを提供する。

本発明の代表的な作動具体例においては第１綱軍部品はワンピース型の成型プレ スチックであり、ウィンチドライブシャフトの回転軸に関して与えられた半径を 有する第１綱車側方プレートと、該第１綱車側方プレートから軸方向に伸延する 一体の綱車センターハブとを具備している。該綱車センターハブは、前記第１綱 車側方プレートよりも小さい半径（ウィンチドライブシャフトの回転軸に関して ）によって画定される円周方向のケーブルラッピングトラックを含む。環状の被 駆動リングギアが、第１綱車側方プレートの、好ましくは前記綱車センターハブ とは反対側に一体成型される。金属製の第２の綱車側方プレートが好適な締め具 によって綱車センターハブの軸方向端部に隣り合って締着され、それにより環状 のケーブル受は用スペースがケーブルラッピング用トラックに周囲に形成される 。ケーブルエンド部フィッティングのみならずウィンチのドライブシャフトを廻 動自在に受容するための孔が第１綱軍部品に一体成型される。

図面の簡単な説明 第１図は本発明に従うタイヤリフト／キャリヤーウィンチの分解斜視図であり、 ケーブルエンドフィッティングが綱車部品に対して示されている。

第２図は第１綱軍部品の側面図であり、環状の被駆動リングギアが一体成型され ている。

第３図は第１綱軍部品の他の側面図であり、ケーブルラッピングトラックがそこ に一体成型されたセンター綱車ハブが示される。

第４図は綱車アセンブリーの部分破除した斜視図であり、各綱車側方プレート間 にケーブルエンドフィッティングが配設された様子が示される。

第５図は本発明の別懇様の断面図であり、金属プレートが第１綱軍部品の外側に 埋設されている。

発明の詳細な説明 第１図を参照するに、本発明に従うタイヤリフト／キャリヤー・ウィンチＷが示 され、軸Ｒを中心として回転し得るドライブシャフト２と、ばね１０を設けた駆 動プレート６及び被駆動プレート８を具備するトルクリミッティングアセンブリ ー（オーバーロードクラッチ）４とを含んでいる。タイヤリフト／キャリヤーウ ィンチＷはまた、偏心カム１３と、トルクアーム１４と、今後詳しく説明される ツーピース型の綱車アセンブリーとを含んでいる。トルクアーム１４には、曲げ タブ１４ａによってそこに駆動ギヤ１６が付設される。これらのウィンチ構成部 品は、リベット２６の如き好適な手段によって相互に結合され、ウィンチ構成部 品を対向状態で包囲するハウジングプレート２２．２４間で、作動上、ドライブ シャフト２に於て側面を連ねた関係で配設される。ハウジングプレート２２．２ ４の各々は前記目的のためのリベット受は孔２２ａ、２４ａを具備する。

各ハウジングプレート２２．２４は、ドライブシャフト２の対向端部を既知の様 式で回転自在に受けるための、夫々同軸の孔（孔２４ｂだけが図示される）を含 んでいる。ドライブシャフト２の一端２ａは、ウィンチ構成部品を組み立てた状 態ではハウジングプレート２２の外側に伸延し、横断方向孔２ｂを有している。

ドライブシャフト２は該横断方向孔２ｂを介して、車両のタイヤキャリアー（図 示せず）を上昇或いは下降させるために回転され得る。

ドライブシャフト２は駆動プレート６の開口６ａを貫いて伸延し、駆動プレート ６の横断方向長孔６ｂ内に駆動関係で受容される直径方向ビン２ｃを具備する。

ドライブシャフト２は偏心カム１３の開口１３ａをも貫いて伸延する。該偏心カ ム１３はドライブシャフト２と共に回転するべ（該ドライブシャフトに押し嵌め 、キー止めその他によって固着される。

被駆動プレート８はトルクアーム１４に向けて軸方向に伸延す９筒状のハブ８ａ を具備する。ハブ８ａは偏心カム１３を受け且つそこにキー止めする。偏心カム １３は第１図に示されるように、ハブのキーウェイに受容された直径方向キーを 有する。ハブ８ａ及び偏心カム１３は同軸中心、或いはドライブシャフト２の回 転軸Ｒからオフセットされた軸を有する。偏心カム１３の開口１３ａの中心或い は軸は、ドライブシャフト２を受けるための軸Ｒと同軸である。

トルクアーム１４はハブ８ａ及び偏心カム１３を受けるための開口１４ｂを有し 、また細長孔１４ｄを具備する延長部１４ｃを有している。細長孔１４ｄはリベ ット２６の１つの中実軸２６ａを受け、ハウジングプレート２２．２４を相互に 保持する。孔開は加工された延長部１４ｃ及びリベットの中実軸２６ａは協動し て、ドライブシャフト２が回転された場合に既知の様式でトルクアーム１４及び ドライブシャフト１６に往復運動を付与する。ドライブシャフト２が回転される と、駆動プレート６及び非駆動プレート８はハブ８ａと共に回転軸Ｒを中心とし て回転し、偏心カム１３が、それらの中心或いは軸が前記軸Ｒに関してオフセッ トされていることによって、前記軸Ｒを中心として偏心回転する。

第１図に示されるウィンチに於ては、ドライブシャフト２が回転することにより トルクアーム１４の延長部１４Ｃの往復運動の制御下に駆動ギヤ１６が中実軸２ ６ａに関して往復運動せしめられ、また環状の被駆動ギヤ１８が、軸Ｒを中心と して対応して回転駆動される。環状の被駆動ギヤ１８が結局、綱車アセンブリー ２０を回転させ、それが時計方向に回転した場合にはケーブル８０を巻付けさせ 、反時計方向に回転した場合にはケーブルを巻き戻す。この−膜形式のギヤトレ ーン並びにその作動は前記米国特許第４，０５９．１９７号に示され、ここに参 照されることによって本発明の一部をなすものである。

ウィンチ構成部品が組み立てられる際、ハウジングプレート２２．２４にケーブ ルガイド部材６５が配設される。詳しくは、該ケーブルガイド部材６５はハウジ ングプレート２４の底壁の長孔２４ｃと整列する長孔６５ａを具備する。ケーブ ル８０はこれら長孔を貫いて車両のスペアタイヤキャリアー（図示せず）に向け てハウジングの外側に伸延される。

逆転防止爪６７もまたウィンチ構成上膜けられ、長孔６７ｂを設けたフォークア ーム６７ａを含んでいる。フォークアーム６７ａは、長孔６７ｂが長孔６５ａに 重なり合うよう、ケーブルガイド部材６５の平坦面６５ｂを覆っている。ケーブ ル８０は、それが前述の長孔２４Ｃ１６５ａを貫いてウィンチＷから出入りする 際に、長孔６７ｂを送通される。逆転防止爪６７は爪アーム６７Ｃをも具備する 。該爪アーム６７ｃは、綱車アセンブリー２０が反時計方向に過剰に回転するの を防止し且つ米国特許第４．５３５，９７３号に完全に説明されるように、誤っ た方向での巻き戻しを防止するために、被駆動プレート８の軸方向に伸延するば ね保持タブ８ｂと係合するようになっている。前記米穀特許における前記完全な 説明は、ここに引用することにより本発明の一部とされる。

逆転防止爪６７の作用は、ケーブルエンドフィッティング９０と、ハブ５４に成 型されたケーブルラッピング用トラック６２のショルダー６４との協動状態での 係合によってもたらされる。これは現在出願中の１タイヤリフト／キヤリヤ一ウ ィンチのための綱車及びケーブルアセンブリー”と題する米国特許出願第２７０ ．２７０号にて説明されており、ここに引用することにより本発明の一部となさ れる。

トルクリミッティングアセンブリー（オーバーロードクラッチ）４によりドライ ブシャフト２は、タイヤリフト／キャリヤーが最終位置に完全に上昇された場合 或いは何らかの理由でその運動が妨害された場合のようにケーブル８０がオーバ ーロード状況となった時、フリーホイールとされ得る。詳しくは、ドライブシャ フトはそこに設けた直径方向ビン２Ｃによって駆動プレート６にキー止めされる 。オーバーロード状況下ではばね１０が半径方向外側に偏向されそれにより、ド ライブシャフト２はフリーホイールとさｔ得る。ドライブシャフト２がそうした 状況下でフリーホイールとされ得ることにより、その他のウィンチ構成部品の損 傷が回避される。通常運転では、ケーブル８０が過負荷を受けない場合、駆動プ レート６の駆動部分６ｃはばね１０のＵ字型の被駆動反１０ａと駆動状係合し被 駆動プレート８を回転させる。

そうしたトルクリミッティングアセンブリー（オーバーロードクラッチ）は、” タイヤリフト／キャリヤーウィンチ”と題する米国特許出願第３４５．５７７号 に説明され、ここに引用することにより本発明の一部とされる。

摩擦ばね１２を駆動プレート６及び被駆動プレート８間に取付け、ケーブルの巻 き戻し及び、車両使用中の振動による車両での収納位置からのタイヤキャリアー （図示せず）の外れを防止するために、ウィンチに追加的な摩擦を与え得る。別 様には、ウィンチのギヤトレーンは”セルフロッキングギヤトレーンを具備する タイヤリフト／キャリアーウィンチ”と題し、ここに引用することにより本発明 の一部とされる現在出願中の米国特許出願第３４５．５６５号に従うセルフロッ キングとし得る。

ウィンチはハウジング２２のアタッチメントフランジ２２ｃ及び、該アタッチメ ントフランジ２２ｃに設けた孔を貫いて伸延する好適な締め具（図示せず）によ り車両の底部に付設される。

本発明のツーピース型の綱車アセンブリー２０は、複数のリベット３３の如き好 適な締め具によって互いに締着された、成形プラスチックの、ワンピース型の第 １の綱車部品３０と第２の綱車側方プレート３２とを具備する。前記第１の綱車 部品３０は、トルクアーム１４に面する外側側部或は面４０と、トルクアームと は反対側を向いた内側側部或は面４１と、を有するべくワンピース整形される０ 面４０はその周囲に沿って一体整形された環状の被駆動リングギヤ１８を具備す る。該被駆動リングギヤ１８は、トルクアーム１４に付設された被駆動ギヤ１６ を受けるための中央凹所４０ａを画定する。被駆動リングギヤ１８は半径方向内 側に伸延し被駆動ギヤ１６の外側歯１６ｂと歯合するギヤ歯１８ａを有する。

第１の綱車部品３０の面４１は一般に筒状のセンターハブ５４を具備する。該セ ンターハブ５４は、第２の綱車側方プレート３２に向けて軸方向に伸延し、平坦 な軸方向端部５４ａに於て終端する。センターハブ５４は、第１の綱車部品３ｏ 及び第２の綱車側方プレート３２が該第２の綱車側方プレート３２が前記軸方向 端部５４ａに衝接する状態で互いに締着された場合に、綱車アセンブリー２０の センター綱車プレートを構成する。詳しくはセンターハブ５４は湾曲形状（一定 曲率）のケーブルラッピング用トラック６２を画定する外側周囲面と、前記米国 特許出願第２７０．２７０号に説明した理由のために、前記ケーブルラッピング 用トラック６２を截頭する平坦な弦状の外側ショルダー６４とを含む。ケーブル ラッピング用トラック６２及びショルダー６４は交差し且つ湾曲形状の移行部分 ６６に於て合流される。

センターハブ５４は隣接する平坦な軸方向端部５４ａを含み、該軸方向端部５４ ａには第１の綱車部品３０及び第２の綱車側方プレート３２が互いに締着された 場合に前記第２の綱車側方プレート３２の内側側面７２が当接する。第１の綱車 部品３０及び第２の綱車側方プレート３２が互いに締着されると、面４１及び内 側側面７２は平衡状態で間隔を置いて対面し前記ケーブルラッピング用トラック ６２の周囲にケーブル受はチャンネル７０を形成する６ 図から明らかなように、回転軸Ｒに対する第１の綱車部品３０及び第２の綱車側 方プレート３２の半径は一般に等しく且つセンターハブ５４の半径よりも大きく 、それにより、相対する面４２及び内側側面７２間で且つ前記ケーブルラッピン グ用トラック６２（センターハブ５４に形成された）の周囲にケーブル８０を受 けるための狭幅のチャンネル７ｏが形成され、斯くしてケーブル８０は初期に於 て前記ケーブルラッピング用トラック６２に巻きつき、次いで綱車アセンブリー ２０が軸Ｒを中心として回転されるに従い、それ自身に巻きつ（ことになる。こ の目的のために、センターハブ５４の軸方向長さは、相対する面４２及び内側側 面７２間にケーブル８０の幅を受けるためのチャンネル７０が提供されるよう選 択される。

第１の綱車部品３０はそこに一体成型された中央孔８２を含む。該中央孔８２は ドライブシャフト２をそこに支承関係で受けるために前記第２の綱車側方プレー ト３２の類似の孔８４と軸方向に整列される。第１の綱車部品３０の周囲には３ 本の通路８６が間隔を置いて成型される。これら通路は第２の綱車側方プレート ３２における類似の通路８８と軸方向に整列される。前記通路８６及び８８は、 第１の綱車部品３０及び第２の綱車側方プレート３２を先に説明した如く互いに 保持するためのリベット３３の如き締め具を受けるようになっている。

第１の綱車部品３０はまた、ケーブルエンドフィッティング９０の耳の一方９０ ａを回転自在に受容するための孔８９をショルダー９４に隣接して具備している 。第２の綱車側方プレート３２は、前記米国特許出願筒２７０．２７０号に説明 した理由のためにケーブルエンドフィッティング９０の耳の他方９０ｂを回転自 在に受容するための、同軸状態で整列する孔９１を具備している。

作動に際し、綱車アセンブリー２０はケーブル８０をセンターハブ５４のケーブ ルラッピング用トラック６２に巻付けるために反時計方向に回転されそれにより 、ケーブルエンドフィッティング９０のケーブルラッピング用ショルダー１００ が、端部８０ａに付設されたタイヤリフト／キャリヤーの如き負荷物を車両の上 方の貯蔵位置へと上昇させる。負荷物を下降させるためには、綱車アセンブリー ２０を時計方向に回転し、綱車アセンブリー２０からケーブルを繰り出せば良い 、ウィンチＷは、綱車アセンブリー２０を反時計方向に回転させ、ケーブルラッ ピング用トラック６２及びショルダー１００上のケーブル８０を巻き戻すことに より、負荷物を車両上方のもどの貯蔵位置に戻す（上昇させる）べく設計される 。先に言及されたように、逆転防止爪６７は綱車アセンブリーがケーブル巻上の ために通常使用されるのとは”違う“方向（即ち時計方向）で回転されることに よってケーブルラッピング用トラック６２上のケーブル８０が巻き戻されるのを 防止するために作動し得る。

当業者には、第１の綱車部品３０はそれが、例えば米国特許第４．０５９．１９ ７号、４．５３５，９７３号、４．５４４，１３６号、４．６２５．９４７号に 記載された従来からのコンパクトなタイヤリフト／キャリヤーウィンチから少な くとも３つの別個の部品（即ち別個の環状被駆動リング、別個の綱車側方プレー ト及び別個の綱車センタープレート）を無くした点で、著しい構造上の簡易化を なすものであることを認識されよう。コンパクトなタイヤリフト／キャリヤーウ ィンチの全体寸法形状は斯くして低減され得る。綱車アセンブリー２０の組み立 ては、第１の綱車部品３０及び第２の綱車側方プレート３２だけを正しく整列さ せそしてリベット３３その他手段によって相互に締着させるだけで良いことから 、著しく容易化される。

好ましくは、第１の綱車部品３０は成型プレスチック（例えばガラス強化ナイロ ン）を含む、しかしながら第１の綱車部品３０を形成するために、プラスチック 以外の材料及び成型以外の方法を使用可能である。第２の綱車側方プレート３２ は好ましくは、先に説明され且つ図示された特徴を有する状態に形成（例えば型 押し）した金属プレートを含むが、該金属プレートは成型プラスチックその他形 成部品を含み得る。

第５図は第１図から４図のそれと類似の本発明の別懇様が例示されるが、該別懇 様は、前記第１の綱車部品３０を型キャビティ（図示せず）のフォーマ−に現場 成型することにより、第１の綱車部品３０の外側側部４０に埋設される。金属プ レート１００°は、リベット３３のヘッドが座着しそれにより、使用中にリベッ ト３３が緩まないようにするための露出面１００ａ’を具備する。

リベット３３の対向端部のヘッドはこうした目的と同一の目的のために、金属製 の綱車側方プレート４２に座着する。金属プレート１００゛の内側面１００ｂ’ は、金属プレート１００°がフォーマ−に現場成型される結果、第１の綱車部品 ３０に埋設される。

本発明は、コンパクトサイズのタイヤリフト／キャリヤーウィンチに於て従来か ら使用された綱車アセンブリーと比較してより小型のツーピース構造の、組立の 易しい、そしてコストの安価な綱車アセンブリー２０を提供するものである。更 には、本発明は好ましくは第１の綱車部品と一体成型された環状の被駆動リング ギヤな具備するツーピース型の綱車アセンブリーを提供する。被駆動リングギヤ は別個のものともなし得る。

以上本発明を具体例を参照して説明したが、本発明の内で多くの変更を成し得る ことを理解されたい。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. １．タイヤリフト／キャリヤーウインチのための綱車アセンブリーであって、 （ａ）第１の綱車側方プレート及び該第１の綱車側方プレートから軸方向に伸延 し軸方向端部に於て終端する一体の内側ハブ部分がワンピース部品として成型さ れ、前記内側ハブ部分には円周方向のケーブルラッピング用トラックが成型され ている第１の綱車部品と、（ｂ）前記軸方向端部に隣り合って配設された第２の 綱車側方プレートにして、前記第１の綱車側方プレート及び該第２の綱車側方プ レートが前記ケーブルラッピング用トラックに沿って環状のケーブル受け空間を 形成する前記第２の綱車側方プレートと、 （ｃ）第１の綱車部品及び第２の綱車側方プレートを、該第２の綱車側方プレー トが前記軸方向端部に隣り合って配設される状態で相互に付設するための付設手 段と を含む前記タイヤリフト／キャリヤーウインチのための綱車アセンブリー。
2. ２．タイヤリフト／キャリヤーウインチのための綱車アセンブリーであって、 （ａ）第１の側及び該第１の側に相対する第２の側と、前記第１の側に一体成型 された環状のリングギヤと、前記第２の側に一体成型されたハブ部分にして、前 記第２の側から軸方向に伸延し且つ軸方向端部に於て終端し、その円周方向には ケーブルラッピング用トラックが成型された前記ハブ部分と、を含む第１の綱車 側方プレートを具備するべくワンピース状態で成型された第１の綱車部品と、 （ｂ）前記軸方向端部に隣り合って配設された第２の綱車側方プレートにして、 前記第１の綱車側方プレート及び該第２の綱車側方プレートが前記ケーブルラッ ピング用トラックに沿って環状のケーブル受け空間を形成する前記第２の綱車側 方プレートと、 （ｃ）前記第２の綱車側方プレートが前記軸方向端部に隣り合って配設される状 態で前記第１の綱車部品及び第２の綱車側方プレートを付設するための手段とを 包含する前記タイヤリフト／キャリヤーウインチのための綱車アセンブリー。
3. ３．環状のリングギヤの内側で第１の側に配設された金属プレートを含む請求の 範囲第２項記載のタイヤリフト／キャリヤーウインチのための綱車アセンブリー 。
4. ４．金属プレートは外側面及び内側面を含み、該外側面及び内側面は綱車部品が 前記金属プレートに現場成型されることによって、軸方向の第１の側に於て埋設 される請求の範囲第３項記載のタイヤリフト／キャリヤーウインチのための綱車 アセンブリー。
5. ５．金属プレート、ハブ部分及び第２の綱車側方プレートは、付設手段を受ける ための軸方向に整列した通路を含んでいる請求の範囲第４項記載のタイヤリフト ／キャリヤーウインチのための綱車アセンブリー。
6. ６．付設手段はリベットを含み、該リベットは金属プレートに当接して配設され たヘッドと、第２の綱車側方プレートに当接して配設された反対側のヘッドとを 有している請求の範囲第５項記載のタイヤリフト／キャリヤーウインチのための 綱車アセンブリー。
7. ７．回転軸を中心として回転するタイヤリフト／キャリヤーウインチのための、 成型プラスチックのワンピースの綱車部品であって、前記回転軸に関して一定の 半径を有する綱車側方プレート部分と、該綱車側方プレート部分と一体成型され 、該綱車側方プレートから軸方向に伸延するハブ部分にして、円周方向にケーブ ルラッピング用トラックが成型され該ケーブルラッピング用トラックは前記回転 軸に関する、前記一定の半径よりも小さい半径によって定義され、前記綱車側方 プレート及び前記ハブ部分には、前記回転軸を中心として回転するタイヤリフト ／キャリヤーウインチのドライブシャフトを受けるための通路が、中央を軸方向 に伸延する状態でそこに成型されている前記成型プラスチックのワンピースの綱 車部品。
8. ８．ハブ部分は平坦な、外側ショルダーを具備し、該外側ショルダーはケーブル ラッピング用トラックを截頭している請求の範囲第７項記載の成型プラスチック のワンピースの綱車部品。
9. ９．綱車側方プレート部分にはケーブルエンドフィッティングをピボット廻動状 態で受けるためにハブ部分の外側ショルダーに隣り合って、軸方向に伸延する孔 が成型される請求の範囲第８項記載の成型プラスチックのワンピースの綱車部品 。
10. １０．ハブ部分は平坦な、軸方向端部に於て終端され、該軸方向端部は別個の綱 車側方プレートと係合しそれにより、綱車側方プレートを前記別個の綱車側方プ レート部分から軸方向に離間するようになっている、平坦な、軸方向端部に於て 終端される請求の範囲第７項記載の成型プラスチックのワンピースの綱車部品。
11. １１．タイヤリフト／キャリヤーウインチのための、成型プラスチックのワンピ ースの綱車部品であって、綱車部品が、第１の側及び該第１の側と相対する第２ の側を有する綱車側方プレート部分と、前記第１の側に一体成型された環状の被 駆動リングギヤと、前記第２の側に一体成型され、軸方向に伸延するハブ部分に して、円周方向のケーブルラッピング用トラックがそこに成型された前記ハブ部 分とを含んでいる、前記タイヤリフト／キャリヤーウインチのための成型プラス チックのワンピースの綱車部品。
12. １２．環状の被駆動リングギヤの内側で綱車側方プレート部分の第１の側に埋設 された金属プレートを具備している請求の範囲第１１項記載のタイヤリフト／キ ャリヤーウインチのための成型プラスチックのワンピースの綱車部品。
13. １３．ハブ部分は、平坦な、外側ショルダーにしてケーブルラッピング用トラッ クを截頭する外側ショルダーを具備している請求の範囲第１１項記載のタイヤリ フト／キャリヤーウインチのための成型プラスチックのワンピースの綱車部品。
14. １４．綱車側方プレートには、ケーブルエンドフィッティングを廻動自在に受け るための、軸方向に伸延する孔が外側ショルダーに隣り合って成型される請求の 範囲第１３項記載のタイヤリフト／キャリヤーウインチのための成型プラスチッ クのワンピースの綱車部品。
15. １５．ハブ部分は平坦な軸方向端部で終端され、該軸方向端部は別個の綱車側方 プレートと係合しそれにより、綱車側方プレートを前記別個の綱車側方プレート から軸方向に離間させるようになっている請求の範囲第１１項記載のタイヤリフ ト／キャリヤーウインチのための成型プラスチックのワンピースの綱車部品。
16. １６．タイヤリフト／キャリヤーウインチのための綱車部品であって、 （ａ）第１の側及び該第１の側と相対する第２の側を具備し、該第２の側からハ ブ部分が軸方向に伸延し、該ハブ部分には円周方向のケーブルラッピング用トラ ックが成型された、成型プラスチックの、ワンピースの綱車プレートと、 （ｂ）前記綱車プレートの前記第１の側に配設された金属プレートにして、外側 及び内側を有し、該外側及び内側は、前記綱車プレートが前記金属プレートに現 場で成型されることにより前記第１の側に埋設される前記金属プレートと によって構成されるタイヤリフト／キャリヤーウインチのための綱車部品。
17. １７．金属プレート及びハブ部分はそこを貫く締め具を受けるための軸方向に整 列した通路を有している請求の範囲第１６項に記載のタイヤリフト／キャリヤー ウインチのための綱車部品。