JPH04502487A - オレフインのシンジオタクチツク単独重合体 - Google Patents

オレフインのシンジオタクチツク単独重合体

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JPH04502487A
JPH04502487A JP2514387A JP51438790A JPH04502487A JP H04502487 A JPH04502487 A JP H04502487A JP 2514387 A JP2514387 A JP 2514387A JP 51438790 A JP51438790 A JP 51438790A JP H04502487 A JPH04502487 A JP H04502487A
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syndiotactic
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olefin
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ハスペスラグ,リユク
フオリー,パスカル
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フイナ・リサーチ・ソシエテ・アノニム
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 オレフィンのシンジオタクチック単独重合体本発明は新規な立体規則性微細構造 を有するオレフィンの単独重合体に、より特定的には重合体に対する側鎖の微細 構造が高度にシンジオタクチックであるオレフィン単独重合体に関するものであ る。より特定的には、本発明は4ないし10個の炭素原子を有するオレフィンの 高度にシンジオタクチックな単独重合体に関するものである。
周知のように、ポリブテンおよびポリペンテンのようなオレフィン重合体は一般 に、遊離基重合、アニオン重合、カチオン重合およびチーグラー型の触媒を用い る重合のような技術により製造する。これらの重合体は、その側鎖の立体配列に 応じて3個のグループ、すなわちアイソタクチック、シンジオタクチックおよび アタクチック重合体に分けられる。通常の遊離基重合、アニオン重合およびカチ オン重合法が主としてアタクチックな構造を有するオレフィン単独重合体を与え ること、ならびにチーグラー型の触媒を用いる重合法が主としてアイソタクチッ クな、またはアタクチックな構造を有するオレフィン単独重合体を与えることは 従来から知られている。
アイソタクチック構造は、典型的には連続的な単量体単位の第3級炭素原子に結 合した、重合体の主鎖を通る仮想的な平面の同一の側にあるメチル基を有するも の、たとえばメチル基が全てその平面の上または下にあるものとして記述される 。フィッシャーの投射式を用いれば、アイソタクチックポリブテンの立体化学的 連続は以下のように記述される: 上記の構造を記述する他の一つの方法はNMRの使用によるものである。アイソ タクチックペンタッドに対するボービー(Bovey)のNMR命名法は、各“ m“が“メソトライアット、すなわち上記の平面の同一の側にある連続的なメチ ル基を表す・・・・mmm+m・・・・である。当業界では公知であるように、 連鎖の構造におけるいかなる逸脱または反転も、その重合体のアイソタフティシ ティ−の程度を低下させる。
アイソタクチック構造とは対照的に、シンジオタクチック重合体は、連鎖中の連 続的な単量体単位の第3級炭素原子に結合したメチル基が、交互に重合体の平面 の反対側にあるものである。フィッシャーの投射式を用いれば、シンジオタクチ ック重合体は以下のように規定される=NMR命名法では、このペンタッドは各 “r”が“ラセミ”ダイアツド、すなわち交互に上記の平面の反対側にあるメチ ル基を表す・・・・rrrr・・・・として記述される。連鎖中のrダイアツド の百分率は、その重合体のシンジオタクテイシテイ−の程度を決定する。オレフ ィン単独重合体の幾つかの製造方法とその構造とが報告されているが、4ないし 10個の炭素原子を有するオレフィンの、極めて高度のシンジオタクチック構造 を有する単独重合体の製造は、未だ開示されていない。
本発明は、4ないし10個の炭素原子を有するオレフィンの極めて高いシンジオ タクチック指数を有する新規なシンジオタクチック微細構造の単独重合体を提供 する。本発明の範囲に含まれるオレフィンのシンジオタクチック単独重合体のこ の新規な微細構造は1.主としてメソ(m)ダイアツドの対よりなる単位と接続 した繰り返しラセミ (r)ダイアツドのブロック、すなわちメソトライアット “mm”を有する。重合体鎖の主要な構造は、NMR命名法において ・・・・ rrrmmrrr・・、。
として記述される。本件重合体鎖は好ましくは70%以上がラセミダイアツドよ りなるものであり、最も好ましくは80%以上がラセミダイアツドよりなるもの であるが、繰り返しラセミパターンからの逸脱は主としてメソトライアットであ る。
本発明は、4ないし10個の炭素原子を有するオレフィンの、一般式%式% 式中、 nは2ないし8である で表される繰り返し単位を有する単独重合体に関するものであり、5以下でない 重合度を有し、主としてシンジオタクチックな立体規則性構造を有する。
本件新規微細構造は、式: %式%) 式中、 各Cpはシクロペンタジェニル環または置換シクロペンタジェニル環であり: 各R1およびR′、は同一であっても異なっていてもよく、1−20個の炭素原 子を有するヒドロカルビル基であり:R”は触媒に立体剛性を与える2個のCp 環の間の構造橋であり;Meは遷移金属であり: 各Qはヒドロカルビル基であるか、またはハロゲンであるにより記述される立体 剛性メタロセン触媒の使用を通して得られる。
R′1はさらに、(CpR’□)が(CpR,)とは実質的に異なる置換シクロ ペンタジェニル環であるように選択されるであろう。上記のような、その置換基 に関して、したがってその電気的、および立体的効果において実質的に異なるシ クロペンタジェニル配位子を有するメタロセン触媒の使用が、アイソタクチック な重合体よりもむしろ、主としてシンジオタクチックな重合体を製造するのみで なく、また、上記の新規な微細構造を有するシンジオタクチックポリオレフィン をも製造することが見いだされた。
シンジオタクチックポリオレフィンの新規な構造は、少な(とも1種の上式で記 述される触媒を使用し、この触媒をオレフィン単量体を含有する重合反応帯域に 導入することにより得られる。加えて、電子供与体化合物および/または助触媒 、たとえばアルモキサンを反応帯域に導入することもできる。さらに、触媒は反 応帯域に導入するに先立って、かつ/または反応器中の反応条件の安定化に先立 って予備重合させてもよい。
本発明はまた、4ないし10個の炭素原子を有するオレフィンのシンジオタクチ ック単独重合体の、本発明に従う製造方法をも包含する。
詳細な記述 本発明記載のオレフィン重合体は上の一般式(1)で表される構造単位(繰り返 し単位)を有し、ポリブテン、ポリペンテン、ポリ(4−メチルペンテン)、ポ リヘキセン、ポリヘプテン、ポリオクチン、ポリノネンおよびポリデセンを包含 する。本発明記載のオレフィン単独重合体のこの新規な構造は、主としてNMR 命名法で・・・・rrrmmrrr・・・・として記述される構造よりなるもの であり、極めて高い百分比のラセミダイアツドよりなるものである。本件重合体 は、融点、分子量、および分子量分布に関して多様な仕様で製造することができ る。4ないし10個の炭素原子を有するオレフィンの単独重合体のタフティシテ ィ−は、核磁気共鳴(NMR)法により測定される。より詳細には、オレフィン の単独重合体のタフティシティ−は、NMR(等積炭素を用いて測定した核磁気 共鳴スペクトル)中のCの信号およびメチル−メチレンの信号を、またはOH− NMRの陽子信号を分析して決定する。タフティシティ−はNMRにより、たと えば構成単位の数が2である場合にはダイアツドであり、構成単位の数が3であ る場合にはトライアットであり、構成単位の数が5である場合にはペンタッドで ある、各一定数の連続的に結合した構成単位に関して測定することができる。こ こで使用する”主としてシンジオタクチックな構造を有する重合体”の語は、重 合体が、そのダイアツドに関して表されるンンジオタクティシティーが 70% 以下でな(、より特定的には80%以下でないようなシンジオタクチック構造を 有することを意味する。本発明記載のメタロセン触媒は、式・ R”(CpR,XCpR’、、)MeQ。
式中、 各Cpはシクロペンタジェニル環または置換シクロペンタジェニル環であり: R6とR′、とは1−20個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であり:各R 6は同一であうでも異なっていてもよく、R′は触媒に立体剛性を与える2個の Cp環の間の構造橋であり;かつ、R”は好ましくは1−4個の炭素原子を有す るアルキル基またはケイ素、ゲルマニウム、リン、窒素、ホウ素、もしくはアル ミニウムを含有するヒドロカルビル基よりなるグループから選択したものであり 、 Meは元素の周期表の4b、5b、または6b族の金属であり;各Qは1−20 個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であるが、またはハロゲンであり、 0≦に≦3:0≦n≦4:かっ1≦m≦4であるにより記述することができる。
シンジオ特異性であるためには、触媒が実質的に異なるCp環置換基を持たねば ならないことが見いだされている。したがってR′やは、(CpR″、)が(C pR,)とは実質的に異なるffi[であるように選択する。シンジオタクチッ ク重合体を製造するためには、シクロペンタジェニル環に直接置換されている基 の特性が重要であると考えられる。環置換基の特性に電気的な、立体的な、また はその他の対称的な環と比較して実質的に異なる効果を金属錯体に与える実質的 な差異が存在する場合には、この触媒は主としてシンジオタクチックな重合体を 製造することを期待し得る。
本発明記載の重合体の製造に有用な好ましい触媒においては、Meはチタニウム 、ジルコニウム、ハフニウムまたはバナジウムであり:Qは好ましくはハロゲン 、最も好ましくは塩素であり、kは好ましくは2であるが、金属原子の原子価に より変わり得る。典型的なヒドロカルビル基にはメチル、エチル、プロピル、イ ソプロピル、ブチル、イソブチル、アミル、イソアミル、ヘキシル、ヘプチル、 オクチル、ノニル、デンル、セチル、フェニル等が含まれる。他のヒドロカルビ ル基にはその他のアルキル、アリール、アルケニル、アルキルアリールまたはア リールアルキル基が含まれる。さらに、R,およびR′ゆにはCp環の単一の炭 素原子に結合したヒドロカルビル基も、環中の2個の炭素原子に結合した基も含 まれ得る。好ましい触媒は二塩化イソプロピル(フルオレニル)(シクロペンタ ジェニル)Zrである。
この触媒は、当業界で公知のいかなる方法によっても製造することができる。以 下の実施例は触媒を製造する2種の方法を開示するが、より安定で活性な触媒を 製造するので、第2の方法が好ましい。不純な触媒によっては通常は低分子量の 無定形重合体が製造されるので、触媒錯体が“清浄”であることが重要である。
一般には、触媒錯体の製造はCp配位子または置換Cp配位子を形成させ、単離 し、ついでこれをハロゲン化金属と反応させて錯体を形成させることよりなるも のである。
本発明記載のメタロセン触媒は、特にアイソタクチックポリオレフィンの使用の ために開示された多くのものを含む当業界で公知の多くの重合工程において有用 である。本発明記載の触媒をこの型の工程に使用する場合には、アイソタクチッ クな重合体よりもシンジオタクチックな重合体が製造される。好ましい重合工程 は、触媒を反応帯域に導入する前に触媒を予備重合させ、かつ/または触媒を助 触媒およびオレフィン単量体と予備接触させる段階を含むものである。
アイソタクチック重合体の製造用のメタロセン触媒の先行の開示と矛盾すること な(、本発明記載の触媒もアルミニウム助触媒、好ましくはアルモキサン、アル キルアルミニウム、またはその混合物との組合わせにおいて特に有用である。加 えて、錯体は本件明細書中で記述したメタロセン触媒と1987年6月24日付 で刊行され、エクソン化学特許社(Exxon Chemical Paten ts Inc、 )に与えられた、発明者としてハワード・ターナ−(Howa rd Turner)を挙げている、その開示が本件明細書中に引用文献として 組み入れられているヨーロッパ特許公報第226.463号の示唆に従うアルミ ニウム触媒との間で単離することができる。本発明記載の触媒との組合わせに有 用なアルモキサンは、環状形状ではRが1ないし5個の炭素原子を有するアルキ ル基である一般式(R−AI−〇−)により、線形形状ではnが1ないし約20 の整数であるR(RA I O) 、 −A I R2により表し得るものであ る。最も好ましくはRはメチル基である。アルモキサンは、当業界では公知の種 々の方法により製造することができる。アルモキサンは好ましくは、水をトリア ルキルアルミニウム、たとえばトリメチルアルミニウムの溶液と、適当な溶媒、 たとえばベンゼン中で接触させることにより製造する。他の好ましい方法には、 その開示を本件明細書中に引用文献として組み入れた米国特許第4.404.3 44号に記載されている水和硫酸銅の存在下におけるアルモキサンの製造が含ま れる。この方法はトリメチルアルミニウムの希薄トルエン溶液を硫酸銅で処理す ることよりなるものである。本発明に有用な他のアルミニウム助触媒の配合剤は 、当業者には公知の方法により製造することができる。
以下に与えた実施例は、本発明ならびにその種々の利点および利益をより詳細に 説明するものである。合成工程はジルコニウムメタロセン触媒に関して記述され ている。これらの方法により製造した触媒の一般的な触媒式は イソプロピル(フルオレニル)(シクロペンタジェニル)ZrC12触媒の合成 工程は、不活性気体雰囲気下で、バキュームアトモスフィアズ(Vacuum  Atmospheres)のグローブボックスまたはシュレンク(Schlen k)技術を用いて行った。この合成工程は一般に、l)ハロゲン化またはアルキ ル化金属化合物の製造、2)配位子の製造、3)錯体の合成、および4)錯体の 精製の各段階よりなるものである。
方法Aにおいては、テトラヒドロフラン(ゴHF”)を溶媒として用いてハロゲ ン化金属化合物を製造し、最終的な触媒錯体と結合したCt、THFを製造した 。以下の各実施例においてMeはジルコニウムであるが、チタニウムまたは他の 遷移金属を含んでいてもよい。
置換ジシクロペンタジェニル配位子は、特定の構造橋また1マ環置換基の選択に 応じて、当業界で公知の種々の方法を用いて製造することができる。以下の実施 例に示す好ましい具体例において、配位子は2.2−イソプロピル(フルオレン )シクロペンタジエンである。この配位子を製造するには、44 g (0,2 5モル)のフルオレンを、側管と滴下ロートとを備えた丸底フラスコ中で350  mlのTHFに溶解させる。このロートには0.25モルのメチルリチウム( CH3L i )のエーテル溶液(1,4M)が入れである。このCH3Ljを 上記のフルオレン溶液に滴々添加し、得られる深い橙赤色の溶液を数時間撹拌し た。気体の発生が止んだのち、この溶液を一78℃に冷却し、26.5 g ( 0,25モル)の6.6−シメチルフルペンを含有する100 mlのTHFを この溶液に滴々添加した。
この赤色溶液を室温にまで徐々に加温し、−晩撹拌した。この溶液を200 m lの水で処理し、10分間撹拌した。この溶液の有機分画を100 mlずつの ジエチルエーテルで数回抽出し、有機相を集めて硫酸マグネシウムで乾燥した。
有機相からエーテルを除去すると黄色の固体が残るが、これを500 +nlの クロロホルムに溶解させ、2℃で過剰のメタノールを添加して再結晶させ、白色 粉末を得た。
この配位子の元素分析は、炭素が化合物の91.8重量%であり、水素が7.4 重量%であることを示した。これは、炭素92.6%、水素7.4にのC21H 2Gの重量百分率に相当する。この配位子のNMRスペクトルは、構造が、置換 されている第2のシクロペンタジェニル環にイソプロピル橋により結合してフル オレニル基を形成している1個のシクロペンタジェニル環を含有することを証明 する。
この配位子と四塩化金属−THF錯体とを用いてシンジオ特異性触媒錯体を合成 した。0.05モルのN−ブチルリチウムを添加して触媒を形成させ、6.8  g (0,025モル)の上記のCp配位子を含有する100m1のTHF溶液 にヘキサン(1,6M)を滴々添加した。この溶液を35℃で12時間撹拌し、 その後、200 mlのTHFに入れた9、4g(0,025モル)のZrCl 42THFを上記の配位子溶液とともに、激しく撹拌しながら500 mlの丸 底フラスコに急速に注入した。この深い橙赤色の溶液を還流下で12時間撹拌し た。真空下で溶媒を除去してLiC1と赤い固体との混合物を単離した。
方法Aに従って製造した触媒錯体は若干不純であり、空気および水分に対して極 めて敏感であることが注意される。以下の実施例においては、以下の精製工程の 1種または2種以上を用いて方法Aの触媒を精製した: 1、ペンタンによる抽出。固体赤色触媒錯体に含まれる痕跡量の黄色の不純物を 、ペンタンが無色になるまでペンタンで繰り返し抽出した。
2、分別再結晶。上記の赤色錯体を100 mlのトルエンに溶解させ、これを 微細多孔性焼結ガラスフリットを通して濾過し、ペンタンを添加して飽和溶液を 形成させて白色のLiC1を分離した。−20℃での結晶化を用いて赤色のジル コニウム錯体を単離した。
3、バイオビーズのクロマトグラフィー。50gのバイオビーズ5M−2(20 −50メツシユの球形、バイオラッド研究所(Bio−Rad Lborato ries)の巨大網状構造のスチレン−ジビニルベンゼン共重合体)を30×1 .5センチメートルのカラム中で真空下、70℃で48時間乾燥した。ついで、 このビーズをトルエンと数時間、平衡状態に置いた。赤色の触媒錯体の濃トルエ ン溶液を、150− 200 mlのトルエンを用いてカラムで溶離した。真空 下でトルエンを蒸発させて錯体を回収した。
本発明記載の、極めて高度のシンジオタクチック構造を有する単独重合体は、常 に単一の化合物である必要はない。
以下の実施例は、本発明をより詳細に説明する。
実施例1 傾斜撹拌機を備えた1、51の乾燥したガラス反応器に、窒素流下で11のブテ ン単量体を充填した。これに、グローブボックス中、窒素下であらかじめ予備接 触させた、4mgの二塩化イソプロピレンフルオレニルシクロペンタジェニルジ ルコニウムを20 mlのMAOの10%トルエン溶液に溶解させた溶液を注入 した。この反応器を60℃の熱制御下に置いて、1時間重合させた。最後に、ロ ートパップ(rotovap)中の減圧下で単量体を蒸発させて重合体を得た。
Mn = 9727、分子量分散My/Mn = 1.894の重合体物質40 gを回収した。DSC分析は−16,64℃のガラス転移温度を与える。+3C −NMRにより測定したシンジオタクテイシテイ一度は75%に相当した(rr rr CH2(1))。
実施例2 傾斜撹拌機を備えた1、51の乾燥したガラス反応器に、窒素流下で11のペン テン単量体を充填した。これに、グローブボックス中、窒素下であらかじめ予備 接触させた、3mgの二塩化イソプロピレンフルオレニルシクロペンタジェニル ジルコニウムを40 mlのMAOの10%トルエン溶液に溶解させた溶液を注 入した。この反応器を60℃の熱制御下に置いて1時間重合させた。最後に、ロ ートパップ中の減圧下で単量体を蒸発させて重合体を得た。Mn = 1662 7、分子量分散My/Mn = 2.366の重合体物質90gを回収した。D SC分析は −26,81℃のガラス転移温度を与える。13C−NMRにより 測定したシンジオタクテイシテイ一度は73%に相当した(rrrr CH2( 1))。
実施例3 傾斜撹拌機を備えた1、51の乾燥したガラス反応器に窒素流下で11のヘキセ ン単量体を充填した。これに、グローブボックス中、窒素下であらかじめ予備接 触させた、8n+gの二塩化イソプロピレンフルオレニルシクロペンタジェニル ジルコニウムを40 mlのMAOの10%トルエン溶液に溶解させた溶液を注 入した。この反応器を60℃の熱制御下に置いて、1時間重合させた。最後に、 ロートパップ中の減圧下で単量体を蒸発させて重合体を得た。Mn = 856 9、分子量分散My/Mn=1.905の重合体物質45gを回収した。DSC 分析は −32,19℃のガラス転移温度を与える。”C−NMRにより測定し たシンジオタクテイシテイ一度は80%に相当した(rrrr CHz(1)) 。
国際調査報告 1−1−−・む*−Irae@はI=−w−PCT/BE 90100062国 際調査報告

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.重合体鎖の微細構造が主としてメソトライアッド(mm)よりなる単位によ り接続している繰り返しラセミ(r)ダイアッドのブロックよりなるものである ことを特徴とする、4ないし10個の炭素原子を有するオレフィンのシンジオタ クチック単独重合体。
  2. 2.上記の重合体構造が70%以上のラセミ(r)ダイアッドよりなる請求の範 囲1記載のオレフィンのシンジオタクチック単独重合体。
  3. 3.上記の重合体構造が80%以上のラセミ(r)ダイアッドよりなる請求の範 囲1記載のオレフィンのシンジオタクチック単独重合体。
  4. 4.上記のオレフィンが1−ブテン、1−ペンテン、4−メチルペンテン、1− ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネンおよび1−デセンよりなる グループから選択したものである請求の範囲1記載のオレフィンのシンジオタク チック単独重合体。
  5. 5.a)式: Rm(CpRn)(CpR′m)MeQk式中、 各Cpはシクロペンタジエニル環または置換シクロペンタジエニル環であり; 各Rnは同一であっても異なっていてもよく、1−20個の炭素原子を有するヒ ドロカルビル基であり;各R′mは同一であっても異なっていてもよく、1−2 0個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であり;Rmは触媒に立体剛性を与え るCp環の間の構造橋であり;Meは元素の周期表の4b、5b、または6b族 の金属であり;各Qは1−20個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であるか 、またはハロゲンであり、 0≦k≦3;0≦n≦4;かつ1≦m≦4であり、また、 R′mは(CpR′m)が立体的に(CpRn)とは異なる環であるように選択 する により記述されるメタロセン触媒を選択し;b)上記のメタロセン触媒を、4な いし10個の炭素原子を有するオレフィン単量体、および助触媒としてのアルミ ニウム化合物を含有する重合反応帯域に導入し: c)この反応帯域を重合反応条件下に維持することを特徴とする4ないし10個 の炭素原子を有するオレフィン単量体を重合させてシンジオタクチックポリオレ フィンを形成させる方法。
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