JPH04502135A - 流体動力装置用収縮可能なフィルター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 流体動力装置用収縮可能なフィルター。

本発明は、一般的に収縮可能なフィルターを有する流体動力装置に関し、特に、 マスターシリンダー作動用液圧流体動力ブースタに関する。

マスターシリンダー作動用液圧流体動力ブースタは、長年の間使用されてきた。

ある液圧流体動力ブースタでは、ブースタは、パワーピストンの一方の側から他 方の側への流体の流れを制限し、それによって流体差圧を生じさせ、パワーシリ ンダーの移動、及びマスターシリンダーのピストンの作動動力補助による移動を 行わせる。先行技術の液圧流体動力ブースタは、パワーピストンのロッドの回り に配置された固定フィルターを有し、流体が、装置の第１チヤンバに流入したと き、パワーピストンを流れる流体は、濾過される。しかし、固定フィルターは、 非圧縮性であるから、フィルターに損傷を与えることなく装置の第１チヤンバの 壁に係合することができない。これは又、装置のハウジングの大きさに依存する ためパワーピストンの移動ストロークを短縮する。パワーブースタの中を通る流 体の流れのためのものであって、パワ２ピストンのストロークを短縮させること がない、フィルターを提供するのが望まれる。理想的には、いかなる損傷をも与 えず、かつ又パワーピストンの全移動ストロークを可能にするように、フィルタ ーは、第１チヤンバの反対側の壁と係合できることが好ましい。

本発明は、液圧動力ブースタについて利用される新規な収縮可能なフィルターを 提供すること１とよって、上記の問題に対する解決策を提供する。本発明は、端 部材から間隔を隔てた端キャップを有し、この端キャップと端部材は、流体を流 通させるフィルター装置によって、互いに結合されており、この端キャップは、 このフィルター装置を取り付けた周囲とこの周囲からフィルターの長手方向軸線 に向かって内方に延びる端面とを有し、この端面は中央開口を有し、この中央開 口の回りに可撓性シール機構が配置され、この可撓性シール機構ｇｅｔ、中央開 口を貫通する部材に密封係合し、流体は、前記フィルター装置を通して流れるよ うに差し向けられ、この端部材は、フィルター装置を取り付けた周囲とフランジ とを有し、このフランジは、前記フィルター装置から反対側に配置されていて、 対応する形状面に係合するための表面を有し、流体は、流体がフィルター装置の 中を通るようにフィルター装置の方に向けられ一端キャップ及び端部材は、互い に近づくことができ、その結果フィルター装置は収縮し、この収縮にも係わらず 、フィルター装置の中を流れる流体の連続濾過を可能にすることとからなる。

本発明の実施方法の一つは、実施例を示す添付図面を参照して以下に詳細に説明 する。

図１は、流体動力装置及び収縮可能なフィルターの断面図である。

図２は、本発明の収縮可能なフィルターの断面図である。

図２Ａは、収縮可能なフィルターのシールの部分断面図である。

図２Ｂは、収縮した状態のフィルターの断面図である。

流体動力装置１０は、図１に詳細を示す。入力ロット１２は、車両のブレーキペ ダルと相互に作用し、ピストン４０の弁座２２に隣接して配置された弁シール２ ０を一端に有する。流体動力装置のハウジング１４が、チャンバを構成し、この チャンバは、ピストン４０によって櫂１チャンバ１６ど作動チャンバ１８に分割 される。ピストン４０は、弁座２０を入力ロット１２に押し付けるバネ２３を有 する。戻りバネ１７は、−僑帥（チャンバ１６の壁１５に係合し、他端がピスト ン４０を付勢する。装置ＩＯは、流体動力流入口５０及び流体動力流出口６０を 有し、流入口５０は、パワーステアリングポンプと連結されており、流体圧力を そこから受ける。油圧動力装置は、パワーステアリング装置か或いはそのために 設けられた専用ポンプのいずれかから流体圧力を受ける。ピストン４０は、チャ ンバ４２と連通ずる流入流路４１及び流出流路４３を有し、流入口５０を通じて 受ける流体圧力は、流路４１、チャンバ４２及び流出流路４３を通して、流体動 力流出口６０ど連通する少なくとも１つの開口部２８を有する第１チヤンバ１６ に伝えられる。流体動力流出口６０は、フロースイッチ７０を有し、該フロース イッチ７０はバネ７２によってスイッチ７０の方に付勢されたピストン７１によ って係合される。電気ポンプ１００が、作動装置１０に取り付けられ、フロース イッチ７０に作動的に接続されている。入力ロット１２は、ピストン４０の延長 部４７内に受け入れらね、延長部４７は、マスターシリンダー２１の主ピストン １９に係合するピストンロッド１３と一体である。

収縮可能なフィルター８０が、ピストンロッド１３の回りに配置される。収縮可 能なフィルター８０は、全体的に環状形状で、端キャップ８８と端部材９８とを 互いに連結するフィルター材料或いはメツシュ８２からなる。各端キャップ８８ は、フィルター材料を連結する周囲８９と、フィルター８０及びピストンロッド １３の長手方向軸Ａの回りに配置された中央開口９１を構成する内方に延びる端 面９０とを有する。中央開口９１は、全体的に環状形状で、シール機構９２（図 ２八参利を有する。端キャップ８８がピストンロッド１３に沿って移動するとき 、端キャップ８８とロッド１３との間でシールが行われるように、シール機構９ ２は、ピストンロッド１３の表面に密封かつ摺動可能に係合するリップシールを 有する。各端部材９８は、全体的に環状形状で、周囲９４を有し、周囲９４は延 びて半径方向フランジ９５になる。フランジ９５は、パワーピストン４０に端は 、ベース９６を付勢してパワーピストン４０と係合させ、同時にパワーピストン ４０を装置１０内の休止位置に向かつて付勢するバネ１７のためのバネ座９７を 有する。フィルター装置或いは材料８２は、重なり端部を有する全体的に環状形 状材料からなり、或いは連続的に環状形状のフィルターメツシュ材料からなるも のでもよい。

流体動力装置１０は、流入口５０を通して、パワーステアリング装置か或いは専 用ポンプのいずれかから流体圧力を受ける。車両ブレーキが、作動されておらず 、装置１０が図１に示す非作動位置にあるとき、流体圧力は、流路４１、チャン バ４２、流出口４３及び第１チヤンバ１６を通じて、作動流出口６０に伝えられ る。車両運転手が、ブレーキペダルを踏む時、入力ロット１２は、図１の左に向 かって長手方向に移動し、弁シール２０が弁座２２に近づき、ピストン４０を通 る第１チヤンバ１６への流れを制限する。作動チャンバ１８内の流体圧力の上昇 により、チャンバ間に差圧を引き起こし、ピストン４０を戻りバネ１７に抗して 、左へ付勢する。これは、車両運転手による入力ロット１２の移動に対す流体動 力を高め、流体動力の増加は、車両運転手によるマスターシリンダーの作動を補 助する。流体動力装置１０は、マスターシリンダーに対する流体動力を高めるあ らゆる設計を可能とすることを明確に理解すべきである。このような流体動力装 置は、いずれも本出願人の譲渡さね、本願で参照されている「空気圧及び油圧式 ブレーキ装置」と称する米国特許第３９６７５３６号及び「油圧式ブレーキ装置 ｊと称する米国特許第４６７９３９７号で既に開示されている。各々引用された 特許では、流体動力装置は、マスターシリンダーの作動のための油圧動力を高め る。流体動力装置１０は、流入口５０への流体圧力の低下があった場合に、作動 装置１０の運転を行うのに必要な流体圧力を与えるための電気ポンプ１００をさ らに有する。

もし流入口５０への流体圧力が低下すると、流入口６０を通る流体の流れは、そ れに応じて減少し、ピストン７１の移動を引き起こし、電気ポンプ１００を作動 させるフロースイッチ７０の作動を行う。電気ポンプ１００は、流入口１０１及 び流路１０２を通じて、作動チャンバ１８に必要な流体圧力を与える。

流体が、流入口５０及び流出口６００間を流れるとき、装置１０の非作動運転状 態中及び作動運転状態中のいずれの場合にも、流体は、流路４１、チャンバ４２ 、流出口４３、及び収縮可能なフィルター８０を通って、第１チヤンバ１６に流 れる。説明した流体動力装置を利用する車両装置では、流体の汚染物が存在する 。このような汚染物は、装置のための電気ポンプ１００の損傷を引き起こす。

ある場合には、損傷はバックアップ装置を不能にするくらい甚大なものとなる。

かくして、フィルター８０は、ブースターの全ストローク能力のいかなる減少も 必要とせずに、装置１０を通って流れる流体の必要な濾過を提供する。装置１０ が、入力ロット１２の移動によって作動するとき、パワーピストン４０は、その 前後の流体差圧によって動かされ、第１チヤンバ１６を横切って移動する（図２ 参利。ある場合には、端面９０は、第１チヤンバ１６の壁１５に係合する。これ が起こると、端キャップ８８は、ピストン４０（図２Ｂ参利に向かって軸方向に 移動し、シール機構９２は、ピストンロッド１３に沿って摺動し、その間のシー ルを維持する。フィルター材料８２は、収縮し、フィルター８０　！オ話堕１５ との係合によって損傷されない。フィルター８０は、他のタイプのフィルターに 見られるような、端キャップを互いに連結する軸方向リブを有していないため、 フィルター材料８２は、容易に収縮する。

端キャップ９８は又、不純物や汚染物のシールとして機能するので、このような 物は、第１チヤンバ１６に流れ込まず、フィルター８０内で捕獲される。フィル ター８０が、万が１長期間のうちに汚染物で目詰まりした場合には、装置１０と フィルター８０の組合せは又、新規な流体バイパス機構を提供する。フィルター ８０が、万が一流体が十分に流れない程目詰まりすると、端部材９８は流体圧力 によってバネ１７に抗して移動し、ベース９６はピストン４０から軸方向に離札 流体が流出口４３から、端部材９８のまわりを通って、第１チヤンバ１６に流れ るのを可能にする。フィルターが目詰まりしても、フィルター８０が、新規装置 は、作動可能である。かくして、本発明の収縮可能なフィルター８０は、流入口 ５０と流出口６０の間の連続的な流体の流れの必要な濾過を行うだけでなく、フ ィルターが収縮されている間、ピストンロッド１３との必要な密封係合を続ける 収縮可能なフィルターをも提供し、かつフィルターが目詰まりして、フィルター 材料を通れない流体の容積が十分大きくなったとき、流体流れの新規な流体〕＜ イパスを提供する。

手続補正書 ’　＝、１．−１　１ 平成　年　月　日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）ハウジング（１４）を有する流体動力装置（１０）と、入力ロッド（１２ ）と、パワーピストン（４０）によって分割された第１チャンバ（１６）及び作 動チャンバ（１８）と、前記パワーピストン（４０）を付勢するバネ（１７）と 、前記作動チャンバ（１８）と連通する流体動力流入口（５０）と、前記第１チ ャンバ（１６）と連通する流体動力流出口（６０）と、前記パワーピストン（４ ０）を貫通する流路手段（４１、４２、４３）と、前記入力ロッド（１２）に連 結され、前記流路手段（４１、４２、４３）を通る流量を調整する弁手段（２０ ）と、収縮可能なフィルター手段（８２）と、を有し、収縮可能なフィルター（ ８０）は、該収縮可能なフィルター装置によって互いに連結された端キャップ（ ８８）と端部材（９８）とを有し、前記端キャップ（８８）は、前記フィルター 手段（８２）を連結する部品（８９）を有し、前記部品（８９）は中央開口（９ １）に向かって内方に延び、前記中央開口（９１）は、シール機構（９２）を有 し、前記端部材（９８）は、前記フィルター手段（８２）に連結された部品（９ ４）と端部材フランジ（９５）とを有し、前記収縮可能なフィルター（８０）は 、前記シール機構（９２）が、前記中央開口（９１）を貫通して延びるピストン ロッド（１３）に密封係合するように、前記パワーピストン（４０）のピストン ロッド（１３）の回りに配置され、、前記フランジ（９５）は、前記バネ（１７ ）が、前記フランジ（９５）と協働するように前記パワーピストン（４０）に着 座し、前記入力ロッド（１２）の移動により、前記パワーピストン（４０）を移 動させて、前記パワーピストン（４０）の全ストローク移動で、前記端キャップ （８８）が前記第１チャンバ（１６）の一部に係合し、前記全ストローク移動を 可能にするために、前記収縮可能なフィルター手段（８２）は、収縮するとから なる、収縮可能なフィルターと組み合わされた装置。 （２）前記収縮可能なフィルター手段（８２）は、前記端キャップ（８８）と前 記端部材（９８）とを互いに連結する全体的に環状の形状のフィルター材料（８ ２）からなることを特徴とする請求項１に記載の装置及び収縮可能なフィルター 。 （３）前記フィルター手段（８２）は、円周方向に連続的に延びることを特徴と する請求項２に記載の装置及び収縮可能なフィルター。 （４）前記フィルター手段（８２）が目詰まりした場合に、前記バネ（１７）は 、前記フランジ（９５）が前記パワーピストン（４０）から移動して離れ、前記 フランジ（９５）の外部部品の回りの流体流れを可能とすることを特徴とする請 求項１に記載の装置及び収縮可能なフィルター。 （５）前記フィルター手段（８２）が目詰まりしたときに、前記パワーピストン （４０）から離れる前記フランジ（９５）の移動は、前記フィルター（８０）の 廻りの流体の流れのバイパス機構からなることを特徴とする請求項４に記載の装 置及び収縮可能なフィルター。 （６）端部材（９８）から間隔を隔てた端キャップ（８８）と、前記端キャップ （８８）及び端部材（９８）は、中に流体を流すことを可能にする可撓性のフィ ルター手段（８２）によって互いに連結され、前記端キャップ（８８）は、半径 方向内面に連結された前記フィルター手段（８２）を備えた半径方向外側に軸方 向に延びたフランジ（８８）と、前記フランジ（８８）から内方に前記フィルタ ー（８０）の長手軸方向に向かって延びる端面（９０）とを有し、前記端面（９ ０）は、中央開口（９１）と前記中央開口（９１）の廻りに配置された一体の可 撓性のシール機構（９２）とを有し、前記可撓性シール機構（９２）は、流体を 、前記フィルター手段（８２）の中に流すために前記フィルター手段（８２）に 差し向けるように、前記中央開口（９１）を貫通して延びる部材（１３）に密封 係合でき、前記端部材（９８）は、前記フィルター手段（８２）と連結した内面 を有する半径方向外側で軸方向に延びた部品（９４）と端部材フランジ（９５） とを有し、前記端部材フランジ（９５）は、前記フィルター手段（８２）から反 対側に配置されていて、流体をフィルター手段の中に流すため流体を前記フィル ター手段（８２）の方に向けるように、対応する形状面に係合するための表面を 有し、前記端キャップ（８８）及び端部材（９８）は、互いに近づき、可撓性フ ィルター手段（８２）は収縮し、前記収縮にも係わらず、中を流れる流体の連続 的な濾過を可能にすることとからなる収縮可能なフィルター（８０）。 （７）前記シール機構（９２）は、リップシール（９２）からなることを特徴と する請求項６に記載の収縮可能なフィルター。 （８）収縮可能なフィルター（８０）は、前記フィルター手段（８２）は、前記 端キャップ（８８）と端部材（９８）との間の唯一の連結を形成するリブなしフ ィルター（８２）からなることを特徴とする請求項７に記載の収縮可能なフィル ター。 （９）前記フィルター手段（８２）は、全体的に環状形状で、連続的に延びたフ ィルター材料（８２）からなることを特徴とする請求項６に記載の収縮可能なフ ィルター。 （１０）前記端部材フランジ（９５）の片側（９７）が、シート（９７）として 機能することを特徴とする請求項９に記載の収縮可能なフィルター。