JPH04501367A - バイアルから自動的かつ緩慢に送出するためのポンプ - Google Patents

バイアルから自動的かつ緩慢に送出するためのポンプ

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JPH04501367A JP51084189A JP51084189A JPH04501367A JP H04501367 A JPH04501367 A JP H04501367A JP 51084189 A JP51084189 A JP 51084189A JP 51084189 A JP51084189 A JP 51084189A JP H04501367 A JPH04501367 A JP H04501367A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 バイアルから自動的かつ緩慢 に送出するためのポンプ 発明の分野 本発明は溶液、好ましくは、薬用溶液を収納したバイアルから溶液を自動的にか つ緩慢に送出するように意図されたポンプに関する。この溶液の送出は意図され た用途に適応した、しかもあらかじめ決定された時間間隔の間行われる。
発明の背景 非経口投与薬物は患者に筋肉内注射または静脈内注射により投与される。静脈内 注射処置は連続注入、すなわち、連続点滴、間欠的な注入またはいわゆるポーラ ス注射(bolus 1njection)により行われる。
連続注射は血管が投与される薬剤に極めて長時間の間さらされ、そのために血栓 静脈炎をひき起こすおそれが高まるという不利点を生ずる。そのうえ、例えば、 ペニシリンのような物質は、溶液の状態では不安定であり、そのために注入中に 不活性になることがあるので、連続注入には不適当である。
間欠的な注入はより短い時間間隔、例えば、30分ないし60分の間継続される 。ポーラス注射は、約3分ないし5分の間継続され、そして注射された溶液が間 欠的に注入される溶液の場合よりも高い薬剤の濃度を有する注射である。これら の両方の投与方法においては、投与後、血液中の薬剤の濃度が短時間で薬物動態 学的に高いピーク値に達する。血管が投与される物質にさらされる時間間隔が短 (、これは血栓静脈炎が発生する頻度が減少することを意味する。
ガラスびん内に配置された活性の薬剤は、ポーラス注射の場合には、第1工程に おいて、シリンジおよび吸入カニユーレの助けにより、ガラスびんからの滅菌水 の吸入により滅菌水中で溶解される。この水は活性薬剤を収納したガラスびん中 に吹きつけられ、薬剤の水溶液が得られる。この手順においては、ガラスびん内 にしばしば正圧が発生して、その結果活性薬剤の漏洩が起きる。その結果、装置 を取り扱う人の感受性化の観点から大きなリスクが生ずる。混合工程後、溶液は ガラスびんからシリンジ中に吸いもどされ、そしてカニユーレの交換後、薬剤が 患者の静脈中に3分ないし5分の間注射される。
この手順には、看護婦が注射処置の間病床の患者につき添わざるをえないという 不利点がある。
例えば、約30分間の間欠的な注入を行うために、現在使用されている投与方法 においては、滅菌した粉末を例えば100+++A’physの塩化ナトリウム と共にプラスチック製の注入バックに移送するためにアダプタが使用され、その 後点滴用の凝集体が溶解した薬剤を投与するために患者と接続される。この投与 方法は、投与に再利用できない材料が使用されるためにコスト高になり、そのコ ストは、しばしば、薬剤のコストを大幅に上まわる。
安全性に関する要求を満たしかつ医療費を低減するために多大な努力が払われた 結果、現在、より安価な薬剤を得ようと努力がなされ、また同時にコストを低減 することができる効果的でありかつ安全な方法に対する要求が高まっている。
患者に薬剤溶液を自動的にかつ連続して投与するための種々の装置が従来知られ ている。
米国特許第2605765号明細書においては、48時間ないし72時間の間継 続する連続注射のための薬用溶液および駆動装置の両方を包含する自動的なシリ ンジが開示されている。この装置は小型であり、そして全注射過程の間患者によ り大きな不便を伴うことな(携帯されるようになっている。駆動用ばねがピスト ンを二つの室の間に絞り弁を備えた仕切壁の方向に偏位させ、それにより粘性液 体が一方の室から第2の室中に緩慢に流入するようになっている。第2室は可動 ピストンにより規制されており、可動ピストンは粘性液体により薬用溶液に向か りて押し込まれ、それにより薬用溶液が患者の体内に緩慢に注入される。
米国特許第3.474.787号明細書には、より短時間の注射を目的として構 成され、そして注射バイアルの内容物が手で調節される速度で注入されるような 手動のシリンジが開示それている。薬用溶液の送出はピストンをバイアルの方向 に偏位させる加圧ばねにより行われ、それによりポンプ作動用液体がピストンに より弁装置を含む導管を通してピストンの前方の前側の室からピストンの後方の 後側の室中に押し込まれるようになっている。ピストンの移動はバイアルの溶液 送出ピストンに伝達され、それにより溶液の送出、患者への注射が行われる。
米国特許第4.437.859号明細書には、シリンジの駆動装置が開示されて おり、この駆動装置は各々が一つの円筒形の室内に配置された二つの移動可能な ピストンを備えている。これらの二つの室は圧力調整器、流量調整器およびニー ドル弁を内蔵した配管を介して相互に連通している。これらのピストンのうちの 一方はシリンジの送出ピストン用の駆動アームと連結されている。駆動装置が装 填されたときに、シリンジを駆動装置内に配置することができる。ばねがピスト ンのうちの一方を駆動用液体に向かって偏位させ、駆動用液体が二つの室の間の 接続部を通して調節可能に緩慢に流れて、他方のピストンを前方に駆動する。シ リンジの送出ピストンの駆動アームが液体の漏洩の場合等に停止することを保証 するために、特殊安全装置が設けられている。
患者に薬用溶液を自動的にかつ緩慢に送入するための上述した従来技術の装置の すべてには、いくつかの欠点がある。
−すべでの場合において、薬用溶液の送出はばねの偏位力により行われ、これは もしも注入装置において、液体の漏洩またはその他の構成部分の破損が起こると 、患者の体内へのシリンジの内容物の送出が制御されなくなることを意味する。
これは患者に対して破局をもたらすことになろう。このような事故の発生するお それを回避するために、注入装置には、ある複雑なかつ高価な安全装置を補足的 に設けなければならない。
−ばねによる薬用溶液の送出は送出のための動力が線形でなくなり、それにより ピストンに不均一な圧力を与えることになる。
一構造が複雑であり、したがって製造コストが高いので、現在使用されている上 記の開示された使い捨ての装置に代わって現実的に使用しうる装置にはならない 。
−流量を調節しかつ調整するための従来の装置においては、所望の注射時間また は注入時間が得られるようにするために、病院の担当者による多大な時間を要す る調節が必要である。
発明の基本的な概念 本発明の目的は溶液を収納したバイアルから溶液を安全に、制御された状態で、 自動的にかつ緩慢に送出する注入ポンプにより上記の問題を解決することにある 。そのうえ、この注入ポンプは、その構造設計が簡単であるために、医療用のコ ストを低減することができる、好ましくは、間欠的な注入のための投与方法を提 供する。
これらの目的は、ポンプが閉ざされたポンプハウジングを備え、ポンプハウジン グの内部では、ポンプ作動用液体が該ポンプハウジング内の第1室と第2室との 間に設けられた絞り弁を通して流れるようになっている本願明細書の序文に記載 した種類の注入ポンプにより達成される。第1室はピストンシリンダ内で往復動 可能であるポンプピストンの一方の側により規制された一方の側に形成されおり 、このポンプピストンは、薬用溶液を送出するために、ポンプピストンの他方の 側に作用する真空により駆動されるようになっている。
本発明のその他の有利な特徴は以下の実施例の説明および従属請求の範囲から明 らかになろう。
この注入ポンプのポンプピストンは、このように、ポンプが装填されるときにピ ストンの後方に発生した真空により駆動される。したがって、ポンプハウジング は二つの室に分割されたピストンの反対側に形成されており、二つの室は両方共 ポンプ作動用液体で満たされ、そしてポンプ作動用液体は制御弁を通して二つの 室の間で両方の方向に流れることができる。これらの室のうちの一方の室の壁部 は可撓性の膜により規制され、この膜は該室の内容積を変化させ、したがって該 室内に収納されるポンプ作動用液体の量を変化させることができる。ポンプが装 填されたときに、前記室の内容積が増大し、一方薬用溶液の送出段階の間に、前 記室の容積が漸次減少する。
本発明によるポンプは、前記の従来技術の構造と異なり、もしもその構造におい て液体の漏洩または破損が起こったとしても完全に安全であるという利点を有し ている。このような場合には、装填中にピストンの後方に生ずる真空が釣り合わ される。その結果、ポンプが停止され、薬用溶液の患者への注入が中断される。
シリンジまたはバイアルが空になり、医薬の完全な投与量が注入されたときに、 同じ状況が起こり、すなわち、ポンプが自動的に停止する。
このポンプは機能上の観点および取扱上の観点の両方から医療職員によく知られ ている通常のシリンジと協働することができるが、またこのポンプと協働するそ の他の型式のバイアルも使用することができる。シリンジまたは任意のその他の 好適なバイアルを装填された注入ポンプ内に装着したときに、カニユーレを備え た注入管がシリンジから患者に取り付けられ、それにより注入が開始される。目 盛マークが施されたシリンジまたはバイアルが使用されるときに、医療職員が患 者に与えられた医薬の量をいつでも読み取ることができる。
「バイアル」という用語は、溶液を送出するために容器内で往復動可能なピスト ンを備えているかまたは備えていない溶液を収納する種々の異なる型式の閉ざさ れた容器を意味している。
シリンジまたはバイアルから溶液を送出するために費やされる時間は流最調節弁 の形態および弁本体のサイズにより決定される。弁本体のサイズが異なれば、注 入時間も異なり、これは医療職員にとって、意図された注入速度を得るためにか なりの努力が要求される現在使用されている装置と異なり、送出流量を調節する ための作業がなんら必要でないことを意味する。本発明により調節を必要としな い装置は、人為的な調節誤差が発生しないので、安全な装置である。溶液の送出 は、好適には、30分ないし60分の時間間隔で行われる。また、例えば、麻酔 の場合には、約24時間の注入時間は関心を惹(ところである。
このポンプは外部のエネルギー源を要しないで使用することができ、これは患者 が移動するときにまたは患者が家庭にいるときに利点になる。このポンプは取扱 いおよび装填が容易であり、モしてポンプからシリンジを取り外すことにより、 注入を容易に停止することができる。
本発明による注入ポンプはオートクレーブ処理または水蒸気での殺菌に好適であ り、これは例えば感染性クリニックにおける感染症に対して大きな利点になる。
図面の簡単な説明 本発明の一実施例およびその変型を添付図面について以下に詳細に説明する。添 付図面において、第1図はバイアルまたはシリンジが装着されていない未装填位 置における注入ポンプの側面図を示し、第2図は第1図による注入ポンプの側面 図であって、装填位置にありかつシリンジが装着されたポンプの状態を示し、 第3図は溶液が送出される位置における第2図による注入ポンプを示し、 第4図は第1図による注入ポンプを上方から見た状態を示し、 第5図は第1図による注入ポンプを下方から見た状態を示し、 第6図は注入ポンプの別の実施例の断面図を示す。
発明の好ましい実施例の詳細な説明 第1図ないし第5°図は、ポンプハウジング2を備え、モしてポンプハウジング 2の延長部において二つの直径方向に対向した長手方向の開口部6を有する装填 ハウジング4を備えた本発明による注入ポンプの第1実施例を示す。装填ハウジ ング4の外側端部の外側部には、取外し可能でありかつ交換可能なシリンジアダ プタ12の内側に曲げられた部分10と協働するための溝8が設けられている。
シリンジアダプタ12は、通常のシリンジの支持手段であり、内側グリップ溝1 6が所定のサイズに構成されかつ特定のシリンジのグリップ18と合致した直径 を有し、それによりシリンジ14がアダプタ12の開口部を通して導入されかつ シリンジ14のグリップ18がグリップ溝16内に配置されたときにシリンジ1 4をシリンジアダプタ12内に固定することができるようになつている。アダプ タ12の横断面は、シリンジ14の楕円形のグリップ18をアダプタ12内にロ ック可能にするために、円の半分よりも小さい延長部を有している。シリンジ1 4をアダプタ12中に挿入しかつアダプタ12から弛めるためには、楕円形のグ リップ18の最大の幅がアダプタ12の開口部よりも大きいので、グリップ18 をアダプタ12の開口部に通すことができるように少し回動しなければならない 。
グリップ溝16のサイズを除いては全(同じ構造の複数個のシリンジアダプタ1 2が装填ハウジング4に対して交換のために装着することができるように注入ポ ンプの付属品として準備されている。この注入ポンプはアダプタ12の交換のみ により別のサイズのシリンジにも適応させることができる。
ポンプハウジング2は内部でピストンガスケット24により包囲されたポンプピ ストン22を往復動させることができるようなピストンシリンダ20を備えてい る。ポンプピストン22は、その一方の側に、ピストン棒26を備えている。ピ ストン棒26はピストンシリンダ20の底部に形成された入口28を貫通してい る。入口28には、ピストン棒26が入口28を通して前後に移動する際にピス トン棒をシール可能に衝接するための好ましくはテフロン製の0リングである軸 ガスケット30が設けられている。ピストン22のすべての位置において充填室 4のピストンシリンダ20の外側に配置されるピストン棒、すなわち、ピストン 軸26の端部には、調節ねじ32が装着されている。
調節ねじ32は、調節および精密な設定の後、注入ポンプ内に装着されたシリン ジのつまみ板34と衝接する。調節ねじ32はその外周に溝を切りであり、そし て調節のために長手方向の開口部6を通して両方から容易に接近することかでき る。ストラップ62が調節ねじ32からポンプハウジング2のまわりに延びて調 節ねじ32に戻るように配置され、それによりポンプを装填するための助けをし ている。ポンプの装填については、以下にさらに詳細に説明する。
ポンプハウジング2は、さらに、ピストン棒26と向き合うポンプピストン22 の側に、第1室36および第2室38を備えている。第1室36および第2室3 8の両方はポンプ作動用液体40、好ましくは、シリコーン油で満たされている 。第1室36および第2室38は絞り弁42により隔離されている。第1室36 の内容積はピストンシリンダ20内のポンプピストン22の移動により最小値か ら最大値まで変化する。第2室38の内容積は、室38の壁部の一方が可撓性の 膜44により構成され、膜44が凹面形であるときに最小の容積が得られ、モし て膜壁部44が凸面形になる位置まで押し出されたときに最大の容積が得られる ように変化する。膜壁部44を保護しかつサポート上に安定した状態で配置する ことができる平面状の表面を形成するために、ポンプハウジング2の外側端部に は保護カバー46がかぶせられている。カバー46には、膜壁部44の形態が変 化するときに空気を流入させまたは流出させるための空気開口部48が形成され ている。ボンブノλウジング2の外側端部と保護カバー46との間には、吊下げ 用クランプ50が留められており、それによりクランプは一方の位置においてポ ンプハウジング2の外縁の内側の保護カバー46に対して引っ込められ、そして 保護カバー46に垂直な延長位置において、ポンプを患者の上方に吊下げる作用 をする。
絞り弁42は円筒形の弁シュート54を有する弁ハウジング52を備えており、 弁シュート54は、第1室36に向かうように形成された第1開口部56と、第 2室38に向かうように形成された第2開口部58とを備えている。弁シュート 54の端末位置(Iおよび■)の間には、一方の端部が平面状でありかつ他方の 端部が円錐形である円筒形の弁本体60が摺動可能に配置されている。円筒形の 弁本体60の直径は弁シュート54の直径より小さくしてあり、これは弁本体6 0が位置Iに配置されたときに弁本体60のまわりに狭い円筒形の隙間64が形 成されることを意味する。
シリンジ14の内容物を送出するために費やされる時間を決定するにはこの隙間 64のサイズである。弁シュート54内には、位置Hにあるときの弁本体60の 平面状の端部においてストッパ一手段(図示せず)が設けられている。
弁本体60がこの位置(II)において停止されるので、弁本体60の平面状端 部の後方には、ポンプ作動用液体40を吸入、排出するためのスペースが形成さ れる。
第1図ないし第5図に示した注入ポンプは以下に述べるように作動する。
注入ポンプは使用者が保護カバー46におけるストラップ62を引っ張り、それ によりピストン棒26およびポンプピストン22をピストンシリンダ20中に押 し込むことにより装填される。それにより、ポンプピストン22はポンプ作動用 液体40を第1室36から第1開口部56を通して弁ハウジング52内に押し込 める。ポンプ作動用液体は弁本体60を位置Iから位置■まで押し込める。位置 ■においては、弁本体60が弁シュート54内のストッパ一手段に対向して停止 される。その状態でポンプ作動用液体40は、さらに、弁本体60の円錐形端部 を越え、そして第2開口部58を通って他方の室38まで流れることができる。
室38内には、可撓性の膜44が押し込まれる。ポンプピストン22がピストン シリンダ20内の端末位置に達したときに、ポンプが完全に装填され、そして注 入シリンジ14を装着することができる。
シリンジ14のために好適なシリンジアダプタ12を装填ハウジング4の溝8上 に配置し、そしてシリンジ14の楕円形グリップ18を少し傾けてアダプタ12 の開口部中に導入して、グリップ溝16内にロックする。調節ねじ32がシリン ジ14のつまみ板34と衝接するように調節される。シリンジ14はチューブお よびカニユーレを介して患者と接続され、そして完成した装置が吊下げブラケッ ト50により吊り下げられる。
そのときに、この装置は注入ポンプの装填中にポンプピストン22の後方に発生 した真空圧力により駆動される送出操作によりシリンジ14内に収納された薬剤 溶液の投与準備が完了する。それにより、ポンプ作動用液体40は、第2室38 から、液体の圧力が弁本体60の端部に作用する第2開口部58を通して流れる 傾向を生じ、それにより完備した弁本体60が位置Iまで移動せしめられる。そ れにより、ポンプ作動用液体は円筒形の隙間64を通り、そして第1開口部56 を通って第1室36中に徐々に流入する。
ポンプピストン22はポンプ作動用液体40によりピストンシリンダ20内で同 様に徐々に外方に押され、それによりこのポンプピストンの移動はピストン棒2 6を介してシリンジ14のピストンに伝達され、薬剤溶液が送出される。
シリンジ14内の薬液が空になつたときに、注入ポンプは自動的に停止する。こ の装置は、空のシリンジの解放を容易にするために、調節ねじを短距離内方にね じ込むことにより患者から解放される。シリンジ14のグリップ18をシリンジ のアダプタ12の開口部に通すことができるように僅か傾けると、シリンジ14 が装填ハウジング4から取り外される。
第6図には、第1図ないし第5図に示した実施例とは調節ねじ32のかわりに迅 速調節ねじ66を設けた点のみにおいて異なる注入ポンプの別の実施例を例示し である。
迅速調節装置66はポンプハウジング2のスリーブ70内で移動可能な制御ボタ ン68を備えている。制御ボタン68の後端部はスリーブ70を越えて短距離突 出し、そしてその内側端部は磁石部分72を備えている。スリーブ70内で、制 御ボタン68のまわりには、加圧ばね74が設けられており、そして加圧ばね7 4の偏位力に抗して制御ボタン68が押し込まれ、それにより磁石72が弁ハウ ジング52の壁部と衝接している。この位置においては、磁石72の磁力が金属 材料製の弁本体60に作用して、その結果弁本体60は、ポンプ作動用液体によ り弁シュート54内で位置Iまで移動せしめられるかわりに、磁石72により位 置■に維持される。
制御ボタン68が押し込まれている間、ポンプ作動用液体40が第2室38から 弁ハウジング52を通って第1室36中にかなり急速に送られ、それによりピス トン棒26の端部がシリンジ14のつまみ板34に対向する位置まで迅速に移動 することができる。この位置において、制御ボタン68が解放され、モしてばね 74の力により外方に偏位され、それにより磁力の作用により弁本体60のグリ ップが解放され、弁本体60が直ちに液圧により位1ifIまで移動され、それ により薬液の緩慢な送出が開始される。
本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、請求の範囲に記載の範囲内で 本発明のいくつかの変型を実施することができる。例えば、残存している溶液ま たは既に注入された溶液の量を連続して読み取ることができるように、装填ハウ ジングに沿って目盛りマークを設けることができよう。また、装填ハウジングは 薬液の注入時につまみ板の移動に対して調節可能にロック機能を与える一つまた はそれ以上のロック手段を備えることができる。このようなロック機能により、 シリンジ内容物を完全に送り出すかわりにシリンジの内容物の異なる量を自動的 に送り出すことができる。弁本体は、円筒形のかわりに、例えば球形に形成する ことができよう。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成3年4月26日

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.溶液、好ましくは、薬液を収納したバイアルから溶液を自動的にかつ緩慢に 送出するポンプにおいて、このポンプは閉ざされたポンプハウジング(2)を備 え、該ポンプハウジング(2)内では、ポンプ作動用液体(40)が該ポンプハ ウジング内の第1室(36)と第2室(38)との間に設けられた絞り弁(42 )を通して流れるようになっており、それにより第1室(36)がピストンシリ ンダ(20)内で移動可能なポンプピストン(22)の一方の側により規制され 、ポンプピストン(22)が溶液を送出するためにポンプピストン(22)の他 方の側のピストンシリンダ(20)内の真空により駆動されるようになっている ことを特徴とするポンプ。
  2. 2.第1室(36)の容積がポンプピストン(22)の移動により可変であり、 第2室(38)がその容積を可変にする可撓性の膜壁部(44)を備え、かつ第 1室(36)および第2室(38)の総容積が一定に保たれることを特徴とする 請求の範囲第1項に記載のポンプ。
  3. 3.絞り弁(42)が第1開口部(56)および第2開口部(58)を備えた弁 ハウジング(52)と、弁ハウジング(52)の円筒形弁シュート(54)内で 第1位置(I)と第2位置(II)との間で移動可能に配置された円筒形の弁本 体(60)とを備え、それにより弁本体(60)の直径を弁シュート(54)の 直径よりも小さくして弁本体(60)のまわりに小さい円筒形の隙間(64)を 形成したことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のポンプ。
  4. 4.弁本体(60)に一つの平面状の端部および一つの円錐形の端部が形成され 、かつ弁本体(60)がその第2位置(II)に配置されたときに弁シュート( 54)が弁本体(60)の平面状端部よりも少しさらに後方に延長せしめられる ことを特徴とする請求の範囲第3項に記載のポンプ。
  5. 5.ポンプピストン(22)が第1室(36)と反対側においてピストン棒(2 6)と連結され、ピストン棒(26)がピストンシリンダ(20)の底部を貫通 して延び、それによりピストン棒(26)の外側端部がポンプピストン(22) のすべての変位位置において実際のポンプハウジング(2)の外側に配置される ことを特徴とする請求の範囲第4項に記載のポンプ。
  6. 6.連続した装填ハウジング(4)がポンプハウジング(2)の延長部として設 けられ、それにより装填ハウジング(4)に二つの直径方向に対向した長手方向 の開口部(6)が形成され、かつ装填ハウジング(4)の外側端部に外側の溝( 8)が設けられていることを特徴とする請求の範囲第5項に記載のポンプ。
  7. 7.内側に曲げられた部分(10)を有する交換可能なアダプタ(12)が装填 ハウジングの外側の溝(8)に留められ、それによりアダプタ(12)がバイア ル(14)を締め付けるようになった内側グリップ溝(16)を備えていること を特徴とする請求の範囲第6項に記載のポンプ。
  8. 8.バイアルがシリンジ(14)で構成され、シリンジ(14)のグリップがシ リンジアダプタ(12)のグリップ溝(16)内に嵌合するようになっており、 それにより異なるサイズのグリップ溝(16)を有するシリンジアダプタ(12 )が異なるサイズのシリンジ(14)と嵌合されるようにしたことを特徴とする 請求の範囲第7項に記載のポンプ。
  9. 9.調節ねじ(32)がピストン棒(26)の外側端部に設けられ、調節ねじ( 32)が調節後に注入シリンジのつまみ板(34)と衝接せしめられるようにな っていることを特徴とする請求の範囲第8項に記載のポンプ。
  10. 10.迅速調節装置(66)がポンプハウジング(2)の外側において弁シュー ト(54)の延長部に設けられ、迅速調節装置(66)がスリーブ(70)内で ばねの偏位力に抗して移動可能である磁石(72)を備え、磁石(72)が弁シ ュート(54)に向かって移動するときに弁本体(60)を磁力の作用により第 2位置(II)に保ち、それによりポンプ作動用液体が第2室(38)から第1 室(36)中に自由に流入することができることを特徴とする請求の範囲第8項 に記載のポンプ。
JP51084189A 1988-10-27 1989-10-24 バイアルから自動的かつ緩慢に送出するためのポンプ Pending JPH04501367A (ja)

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