JPH04501298A - 操作部材の調節位置を伝達する装置 - Google Patents

操作部材の調節位置を伝達する装置

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JPH04501298A
JPH04501298A JP51049590A JP51049590A JPH04501298A JP H04501298 A JPH04501298 A JP H04501298A JP 51049590 A JP51049590 A JP 51049590A JP 51049590 A JP51049590 A JP 51049590A JP H04501298 A JPH04501298 A JP H04501298A
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ノルガウアー,ライナー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 操作部材の調節位置を伝達する装置 公知技術 本発明は、操作部材の調節位置を、駆動装置出力を決定する調節体の調節位置へ 伝達する特に単画用の、請求の範囲第1項記載の種類の装置に関するものである 。
車両に搭載された公知装置の場合、操作部材の調節位置は、第1の機能状態では 、駆動装置出力を決定する調節体の調節位置へ電気機械式伝達手段を介して伝え られる。一般に、これは、正常の作動状態と同義である。電気機械式の伝達手段 では、伝送の変更が可能である。ある車両の場合には、このような変更が、たと えば不可欠となることがある。たとえば、走行速度及び(又は)駆動装置の回転 数を制限する場合、もしくは、操作部材の調節位置とは無関係に車両走行速度を 特定の値に維持する場合である。
駆動装置として火花点火式機関が用いられている車両の場合、操作部材は、たと えばアクセルペダルであり、調節体は、その場合、たとえばスロットルと接続し ておくことができ、調節体の調節位置がスロットルの開弁角を決定することがで きる。
この装置には、加えて、機械式の伝達手段が含まれている。電気機械式の伝達手 段が故障の場合には、カップリングが調節ユニットと調節体との間の接続を解消 する。この場合、装置は、第2の機能状態で作動する。一般に第2の機能状態は 緊急作動の状態である。
第2の機能状態では操作部材の調節位置は機械式の伝達手段により調節体の調節 位置へ伝えられる。
操作部材が操作されない場合、調節体の調節位置は、戻し弁によりアイドル位置 に相応する終位置へ移動する。調節体の調節位置は、終位置からでは、電気機械 式伝達手段を用いても、一方の調節方向にしか操作できず、この点が公知の装置 の極めて不満足な点である。
公知の装置は、カップリング体を有する切換え可能なカップリングのほかに、重 要な構成部品として、互いにばねにより支えられた2つのレバーを必要とする。
切換え可能のカップリングのカップリング体は、正常の作動状態では、調節ユニ ットと調節体とを接続し、調節位置を伝達する。緊急作動状態では、この切換え 可能なカップリングは解消され、カップリング体自体は何ら機能しなくなる。緊 急作動時には、調節位置の伝達は、ばねにより互いに支えられたレバーを介して 行なわれる。しかし、レバーを有する構造物は高価であり、しかも機能的に満足 のゆくものではない。
公知装置の更に別の欠点は、緊急作動時には駆動装置の最大出力に達しえない点 である。
特にトラクションスリップ・コントロール(ASR)時には、操作部材に不快な 反作用が生じる。
発明の効果 請求の範囲第1項記載の特徴を有する本発明の装置は、これに対して、切換え可 能のカップリングのカップリング体は、第1.第2いずれの機能状態においても 、操作部材の調節位置を調節体の調節位置へ伝達するのに役立つ。第1の機能状 態では、カップリング体は、電気機械式伝達手段の構成要素であり、操作部材の 調節位置を電気機械式伝達手段を介して伝達できる。第2の機能状態では、カッ プリング体は、機械式伝達手段の構成要素であり、この場合にも、確実に操作部 材の調節位置を調節体の調節位置へ伝達できる。
本発明による装置の特別の利点は、第1の機能状態では、調節体の、どんな任意 の起電的調節も、操作部材に反作用を及ぼすことがないように構成されている点 である。
請求の範囲第1項記載の装置は、第2項以下の各項に記載の措置により効果的に 更に構成でき、改善が可能である。
第1の機能状態では、調節体は、操作部材が操作されない場合でも、有利には双 方の操作方向へ電気的に調節可能なので、駆動装置の回転数を、出力の高い方向 へも低い方向へも任意に調節することができる。
図面 本発明の複数実施例を添付の暗示図について以下で説明する。図1は、本発明の 装置の第1実施例であり、図2は第2実施例であり、図3は第3実施例である実 施例の説明 機械、特に車両用の、本発明により構成された装置、それも操作部材の調節位置 を、駆動装置の出方を決定する調節体の調節位置へ伝達する装置の構造と作用形 式とを、図1から図3に示した3つの実施例につき説明する。
本発明による装置は、駆動装置の出方が何らかの形式で制御されるあらゆる機械 に用いることができる。
この機械は、定置的に据付けるものでもよければ、自走式の機械、すなわち車両 であってもよい。用途を限定するものではないが、実施例の説明では、簡単化す るために、火花点火式機関を駆動装置として有する車両に、本発明の装置が組付 けられているものと仮定しておく。
図1では、符号2でペダル操作部材が示されている。駆動装置として火花点火式 機関を備えた車両の場合、操作部材2は、たとえばアクセルペダルである。操作 部材2は、伝達部材4を介して第1の連行体6と接続されている。第1の連行体 6仲、第2連行体8内に形成された短冊穴lO内に操作方向16.18と平行に 変位可能に支承されており、第1連行体6は、短冊穴10の第1のストップ端1 2又は第2のストップ端14に接触して停止する。
第1の矢印16は、fllllの操作方向を示し、第2の矢印は第2の操作方向 を示している。操作方向は、矢印16.18と平行に延びている。
M11連体6には、更に、第1の戻しばね2oの一端がリンク結合している。こ の戻しばねの他端は、壁部22と結合されている。第1戻しばね2oは、第1矢 印16で示した第1操作方向へ第1連行体6を引張る作用を有する。伝達部材4 は、ストッパ片23と結合されている。ストッパ片23は、伝達部材4の、第1 矢印16方向への運動を制限する。このためにストッパ片23は、伝達部材4の 休止位置では壁部22に接触するように配置されている。
第2の連行体8は突出部24を有している。第2の戻しばね26は、一端が突出 部24と、また、他端が!!都22とそれぞれ結合されている。第2の戻しばね 26は、第2の連行体8をMl矢印16で示した第1操作方向に引張る作用を有 している。
操作可能の部品3oは、操作手段32を介して突出部24と結合されている。操 作手段32を介して、第2連行体8の調節位置は部品3oへ伝達可能である。
この部品30は、たとえば自動ミッション、いわゆるキックダウン・スイッチや 、調節可能のポンプの旋回レバー等であるこ七ができる。操作手段32としては 、たとえばケーブル、ロンド、ボーデンワイヤ等を用いることができる。符号3 0では、また、操作手段32を介して連行体8ないし調節体44を操作できる部 品を表わすこともでさる。
第2連行体8には、更に、複数の第17ランク35と、同じく複数のM2フラン ク36とを有する歯34、面37、第1ストツパ38、滑り面39、第2ストツ パ40が備えられている。
本発明の装置のもう一つの重要な構成要素は、調節体44である。この調節体4 4は、壁部22内に変位可能に支承され、しかも矢印16.18により示された 操作方向と平行に調節可能である。
調節体44には、あらゆる任意形式のH節部品46を結合しておくことができる 。この実施例では、調節部品46は、たとえば吸気管部分48とスロットル52 とを含んでいる。スロットル52は、矢印50により示した流れ、たとえば空気 流の流れ方向と直角方向に変位可能に配置されている。流れの下流には駆動装置 54が配置されている。スロットル52により、吸気管部分48の絞り横断面が 変化せしめられる。図示の実施例では、第1矢印16方向への調節体44の調節 、したがってスロットル52のv4Riは、駆動装置54の出力を絞る方向での #1節を意味する。また、調節体44を逆の操作方向、すなわち矢印18方向へ 調節することは、出力の増大を意味している。
調節体44は、たとえば、ディーゼル機関又は電動モータとして構成された駆動 装置54の調節レバーと連結しておくこともできる。
調節体44は、操作方向16.18と直角方向の突出部56を有しており、突出 ll656にはストッパ面57が設けられている。戻しばね58は、ll1部2 2に−58は、Ml矢印16で示した第1操作方向に調節体44を変位させる作 用を有している。
休止位置ストッパ60は、壁部22と結合されている。休止位置ストッパ60は 、また、外ねじ山64と、キー面66と、穴68と、ストッパ69とを有する中 空ばねケーシング62を含んでいる。ばねケーシング62内には、ばね70が収 容されている。更に、ピン72が備えられている。ピン72は、肩と旋削された ピン部分から成っている。肩は中空ケーシング内に位置し、穴68より大きい直 径を有しており、ピン部分は穴68より小さい直径を有している。ピン部分は、 矢印18の方向へ中空ケーシング68から穴68を貫通して突出している。矢印 18方向へのピン72の移動は、肩がストッパ69にぶつかるため、制限されて いる。調節体44の調節位置に応じて調節体44のストッパ面57は、矢印18 方向を向いたピン72の端部に接触する。
調節体44に設けられた滑り案内76内には、カッ・ プリング体80が2つの 変位方向に滑動可能に支承されている。これら変位方向は、矢印16.18で示 した操作方向と直角方向に延びている。カップリング体80の変位方向は、第3 矢印82と第4矢印84とにより示されている。カップリング体80は、第1部 分86と連行部88を有する第2部分87とを有している。第1部分86には歯 89と突起92とが設けられている。歯89は複数の第1フランク90と、同じ く複数の第27ランク91とを有し、突起92は滑り面93とストッパ94とを 有している。カップリング体80には、更に段状部95が設けられている。カッ プリング体80は、複数の個別の部材から成るようにすることができる。
カップリング体80を矢印82の第1変位方向に変位させることにより、第2連 行体8と作用接続させることができる。
第2連行体8に対するカップリング体80の調節位置に応じて、矢印16.18 の操作方向に沿って、多少の差はあれ大きい複数の遊びが生じる。第2連行体8 の歯のフランク35.36とカップリング体80の歯の隣接フランク90.91 との間には、遊び96が生じる。この遊び96は、すべての協働するフランク3 5.36.90.91の間に存在している。第2連行体8の第1ストツパ38と カップリング体80のストッパ94との間、また、第2連行体8の第2ストツ/ (40とストッパ94との間には、操作遊び98が存在する。
第2連行体8とカップリング体80との歯34,89は次のように構成されてい る。すなわち、第2連行体8に対してカップリング体80を矢印18方向に操作 すること、ないしはカップリング体80に対し第2連行体8を矢印16方向に操 作することが、歯によってほとんど妨げられることのないように構成するのであ る。他方、連行体8とカップリング体80が互いに逆方向に移動することは、カ ップリング体80の第17ランク90が、連行体8の第27ランク36と接触す るまでしか可能ではない。歯34.89は、有利には、たとえばいわゆるはす歯 の形式を有するようにする。
引張りばね99は、調節体44とカップリング体80との間に配置され、一端が カップリング体80に作用して、第3矢印82の方向へ変位させ、他端は、調節 体44に結合しておくか、ないしは密接するようにしておく。
本発明の装置のもう一つの重要な構成要素は、調節ユニット100である。調節 ユニット100には、ベルト車104を有するサーボモータ102と、ベルト車 108及び連行部110を有する駆動輪106と、ベルト車104.108を接 続するベルト112とを有している。ベルト112は、たとえば7ラツトベルト 、■ベルト、歯付ベルト等である。この調節ユニット100により、ベルト車1 04.108の直径に応じた変速比が得られる。
更に、本発明による装置には、電磁石116が含まれている。この電磁石は、カ ップリング体80に磁力を作用させることができる。電磁石116に通電される と、その磁力により、カップリング体80は、引張りばね99の作用に抗して第 4矢印84の方向へ変位して、連行部88が調節ユニットlOOの連行部110 に係合する。電磁石116に通電されていない場合は、引張りばね99がカップ リング体80を、矢印82の変位方向へ引張り、事情に応じて段状部95が調節 体44に接触するか、又は滑り面93が第2連行体8の滑り面39に接触するか する。
本発明の装置は、更に第1位置センサ122を有し、このセンサにより、伝達部 材4を介して操作部材2の調節位置を検出できる。必要に応じて第2の位置セン サ124を設け、これによって同じく操作部材2の調節位置を検出できる。更に 、第3の位置センサ126が設けられており、これにより調節体44の調節位置 が検出できる。必要に応じて第4の位置センサ128を備え、これにより同じく 調節体44の調節位置を検出できる。
更に、制御装置130、エネルギー供給装置132、発生器134、単数又は複 数のセンサ136、場合によっては更に別の制御装置138を備えておく。位置 センナ122,124,126,128、エネルギー供給装置132、発生器1 34、センサ136、別の制御装置138、電磁石116、サーボモータ102 は、ケーブル140を介して制御装置130と接続されている。
本発明による装置の、少なくとも個々の部品は、ケーシング142により取囲ま れ、周囲の影響から護られている。ケーシング142は、因では破線で示した線 により部分的に示されている。双方の位置センサ122.124は、別のケーシ ング144により取囲まれている。これらのセンサ122.124は、直接に操 作部材2のところに配置するか、又は操作部材2とケーシング142の間、ある いは又、直接ケーシング142内に配置することができる。
操作部材2により、第1連行体6を伝達部材4を介して、矢印18の方向へ第1 戻しばね20の力に抗して操作することができる。矢印18方向へ第1連行体6 と一緒に伝達部材4を操作することにより、まず、ストッパ片23が壁部22か ら離れる。第1連行体6に対する第2連行体の相対位置に応じて、第1連行体6 は、短冊穴lO内を移動し、ストップ端14にぶつかるところまで移動する。第 2連行体8は、更に、第1連行体6を介して第2矢印18方向へ移動する。
操作部材2が操作されない場合、第2戻しばね26は、第2連行体8を矢印16 の第1操作方向へ移動させる。第1戻しばね20は、そのさい、第1連行体6、 伝達部材4、操作部材2を、同じく矢印16の方向へ引き戻し、ストッパ片23 を!!22に接触させる。
電磁石116が通電されていない場合は、カップリング体80は、第3矢印82 方向へ変位し、第2連行体8の運動がカップリング体8oへ伝達される。これに ついては後述する。
電磁石116に十分に通電されると、カップリング体80の連行部88は、調節 ユニットlσ0の連行部110と係合し、カップリング体8oは、サーボモータ 102の起動に応じて矢印16方向又は矢印I8方向へ調節される。
カップリング体8oと調節ユニット100の連行部88.110は、歯付部を有 しているので、電磁石116に通電されると、双方の間には形状接続が生じる。
構造Jこ応じて、形状接続の代りに摩擦接続を利用することもできる。
カップリング体80は、調節体44の滑り案内76内を、矢印16.18方向へ のカップリング体8oの操作が、多少の差はあれ遊びなしに調節体44に伝達さ れるように案内される。
操作部材2の調節位置は、位置センサ122.124により検出される。これら のセンサから得られた測定信号は、制御装置130ヘケーブル140を介して送 られる。位置センサ12B、128は調節体44の調節位置を検出する。この調 節位置に応じて、センサ126.128は、測定信号をケーブル140を介して 制御装置130へ供給する。発生器134、センサ136、別の制御装置138 から発せられる別の信号も、同じくケーブル140を介し制御装置130へ送ら れる。制御装置130は、位置センサ122.124の測定信号及び別の信号か ら、調節体44に対する目標値をめ、位置センサ126.128が調節体44に 対しどの調節位置を検出したかに応じて、制御装置130がサーボモータ102 を起動する。電磁石l16が十分に通電されると、サーボモータ102により、 駆動輪106とカップリング体8oとを介して調節体44が、所望の調節位置へ もたらされる。
本発明による装置は、実質的には、機械式の伝達手段と電気機械式の伝達手段と から成っている。機械式伝達手段には、とりわけ伝達部材4、ji!I連行体6 、第2連行体8、カップリング体80,1ljllI体44が含まれている。ま た、電気機械式伝達手段には、とりわけ、位置センサ122.124、位置セン サ126゜128、制御装置130、制御ユニット100.カップリング体80 、ケーブル140の少なくとも一部が含まれている。
本発明の装置の場合、第1の機能状態と第2の機能状態とを実質的に区別するこ とができる。第1の機能状態では、電磁石116が十分に通電され、操作部材2 の調節位置は、電気機械式伝達手段を介して、調節体44の調節位置へ伝達され る。第2の機能状態では、操作部材2の調節位置は、調節体44の調節位置へ、 機械式伝達手段を介して伝達される。本発明の装置を装備した機械の場合、第1 の機能状態が正常な機能状態であるから、第1の機能状態は正常な機能状態とも 呼ぶことができる。これに対し、第2の機能状態は、何らかの故障の結果、操作 部材2の調節位置が、電気機械式伝達手段を介しては調節体44の調節位置へ伝 達されない場合にのみ、確実に使用されるので、第2の機能状態は緊急作動状態 とも呼ぶことができる。
本発明の装置を考察する場合、説明を簡単化するために、以下では、この2つの 機能状態を全体で5つの作動状態に区分することにする。すなわち、第1の機能 状態を、第1、第2、第3の作動状態に分け、第2の機能状態を第4と第5の作 動状態に分けるのである。言うまでもなく、これらの機能状態ないし作動状態の 間には、多少の差はあれ流動的な移行区域が存在する。
第1作動状態は、ここで選択した実施例の場合、調整されたアイドリングとも呼 ぶことができる。この状態では、操作部材2は操作されず、伝達部材4は、操作 されない状態の操作部材に定められた、矢印16方向での最終位置にある。位置 セ、ンサ122.124は、制御装置130に信号を発して、駆動装置54がア イドリング状態となるように命令する。
この第1作動状態では、カップリング体80は調節ユニット100と作用接続さ れている。第2連行体8とカップリング体80との間は、この場合、接続されて いない。カップリング体80は、更には調節体44は、調節ユニット100を介 して、必要に応じて矢印16又は18の方向へ操作できる。たとえば冷間時の駆 動装置54を出来るだけ迅速に運転温度に高めるためには、調節体44を矢印1 8方向に操作する。そのさい、ストッパ面57を有する突出部56は、休止位置 ストッパ60のピン72から任意の間隔だけ離れることができる。駆動装置54 が、すでに運転温度に達した場合、調節体44は、調節ユニット100を介して 、必要に応じて矢印16方向へ調節される。調節ユニットlOOによる調節体4 4の操作は、休止位置ストッパ60によって妨げられることがない。調節体44 が調節ユニット100により矢印16方向に調節されると、ストッパ面57がピ ン72に接触してから、ピン72は、ばね70の力に抗して矢印16方向へ移動 することができる。そのさい、ピン72の肩は、ばねケーシング62のストッパ 69から離れることができる。これにより駆動装置54の回転数は、それぞれ任 意の所望値に引下げることができる。
第2の作動状態は、ここで選択した実施例の場合、調整された走行作動の状態で ある。この場合、操作部材2が操作され、伝達部材6は矢印18方向へ移動せし められる。第2作動状態でもカップリング体80は調節ユニット100と作用接 続されている。位置センサ122.124は、伝達部材4の調節位置に応じて測 定信号を制御装置130へ伝達する。制御装置130は、別の信号を位置センサ 126.128とセンサ136から受取る。これらの測定信号と、制御装置13 0に投入されたプログラムとにもとづいて、制御装置130は、調節ユニット1 00のサーボモータ102へ制御信号を伝達する。調節ユニッl−100は、こ れにより、カップリング体80を介して調節体44を所望の調節位置へ移動させ る。
第2作動状態では、調節体44の調節は、必しも伝達部材4の調節に釣合うよう にする必要がない点は、極めて好都合な点である。すなわち、調節の伝達機能は 、たとえば漸増的又は漸減的であることができ、センサ136から発せられる測 定信号を任意に計算に入れることができる。
第3作業状態は、走行速度が調整された作動状態である。この状態では、操作部 材2は、操作されていない。発生器134により、所望の走行速度目標値が予め 設定される。この走行速度目標値は、ドライバーが発生器134を介して予めセ ットすることができる。
走行速度の実際値は、センサ136のうちの少なくとも1つを介して監視され、 制御装置130に報告される。
第3作動状態でも、カップリング体80は調節ユニット100と作用接続されて いる。サーボモータ102とカップリング体80とを介して、調節体44は、矢 印16又は18の方向へ、実際値が目標値に合致するまで移動せしめられる。加 えて、この目標値は、たとえば、車輪のスキッドを監視するセンサ136によっ ても影響を受ける。矢印18方向にカップリング80を操作する場合、第2の連 行体8は、はじめは休止したままである。ストッパ94と第2ストツパ40との 間の操作遊び98を克服したのちに、第2の連行体8も同様に矢印18の方向へ 操作される。その目的のために、ストッパ40.94は、第4の矢印84の方向 にカップリング80が完全に移動し終った場合にも、操作遊び98を克服したの ちに互いに接触できるように形成されている。これにより、第3作動状態におい ても、操作部材2が操作されない場合に、第2連行体8の操作手段32を介して 操作可能な部品30に対し作用が可能となる。
第4の作動状態は、たとえば緊急アイドリング作動とも呼ぶことができる。この 場合も、操作部材2は、同じく操作されない。この作動状態では、カップリング 体80を介しての、調節体44と調節ユニット100との間に作用接続は成立し ない。戻しばね58が、矢印16の方向で調節体44に作用する。ばね70は、 ビン72の肩がケーシング62のストッパ69に接触しない間は、ビン72を介 して矢印18方向へ調節体44を動かす作用を有する。休止位置ストッパ60の ばね70は、戻しばね58より強いばね力を有している。このため、第4作動状 態では、ビン72の肩がストッパ69に接触し、加えて、戻しばね58のために 、突出部56のストッパ面57がビン72に接触する。これにより第4作動状態 では、調節体44の調節位置が休止位置ストッパ60によって決まる。このスト ッパ60のばねケーシング62には外ねじ山64が形成されているため、キー面 66を介して、ストッパ60は矢印16.18の方向へ調節できる。これにより 、調節体44の調節位置は、ストッパ60を介して任意に調節することができる 。調節体44の調節位置は、この第4作動状態では、あらゆる条件下で、たとえ ば極めて低い温度の場合にも、駆動装置54が申し分なく作動するように選定さ れる。更に注意すべき点は、遊び96.97は、有利には、次の寸法に選ぶこと ができる点である。すなわち、休止位置ストッパ60を最大に調節する場合、カ ップリング体80が、その第1のフランク90やストッパ94のいずれを介して も第2連行体8とは接触しないような寸法に選ぶのである。・ 第5の作動状態は、ここで選んだ実施例では緊急走行の状態である。この状態で は、操作部材2は、したがって伝達部材4は、多少の差はあれ矢印18方向へ操 作される。カップリング体8oは、矢印82方向へ変位する。このため、カップ リング体8oと調節ユニット100との間に作用接続は成立しない。カップリン グ体80は、しかし、カップリング体8oと第2連行体8との歯34.89を介 して第2連行体と作用接続する。これにより、操作部材2の操作が、伝達部材4 と歯34.89とを介してカップリング体8oと調節体44へ伝えられる。かく して、電気機械式の伝達部材が故障しても、操作部材2の調節位置は、調節体4 4の調節位置へ伝えられ、したがって駆動装置54の作動が保証される。
本発明による装置を、たとえば自動車に用いる場合、時として駆動装置54が、 駆動車輪から走路へ伝えられる駆動トルクよりも大きい駆動トルクを駆動車輪へ 伝えることが生じうる。この場合、駆動車輪にいわゆるトラクション・スリップ が生じる。しかしまた、時として、たとえば、滑りやすい走路のさいに操作部材 2を放した場合、駆動車輪に伝えられる駆動装置54の制動モーメントは、もは や駆動車輪から走路へ伝えることができないほどの値になることも生じうる。
この場合には、駆動車輪と走路との間にいわゆるホイール・スリップ(エンジン ブレーキスリップ)が生じる。トラクション・スリップとホイール・スリップ( エンジンブレーキスリップ)とは、単数又は複数のセンサ136により検知され 、制御装置に伝えられる。
第2、第3の作動状態では、場合によっては第1の作動状態でも、トラクション スリップが生じた場合には、制御装置130が調節ユニット100を介して調節 体44を、矢印16の方向、すなわち駆動装置54の出力を減じる方向へより多 く調節することが可能である。このことを、通例、ASR(1−ラクションスリ ップ・コントロール)と呼ぶ。第1、ts2、第3の作動状態では、カップリン グ体8oと第2連行体8との間に作用接続は成立しないので、ASRが、第2連 行体8、伝達部材4、操作部材2、更には操作可能の部品30に対して影響を与 えないようにするのが有利である。
ホイール・スリップ(エンジンブレーキスリップ)が生じた場合、第11第2、 第3の作動状態では、制御装置130が、調節ユニット100とカップリング体 80を介して矢印18方向、すなわち、駆動装置54の出力増大の方向により多 く調節体44を調節することができる。この操作を、通常、MSR(エンジンブ レーキスリップコントロール)と呼ぶ、MSHの場合、通例、調節体44は、僅 かだけ矢印18方向に操作されるので、第2連行体8のストッパ4oとカップリ ング体80のストッパ94との間に操作遊び98があるため、MSRは、通例、 wc2連行体8、ひいては操作可能の部品30には何ら影響を及ぼさない。MS Rの場合にも、部品30に作用を及ぼそうとする場合には、操作遊び98を、よ り狭く構成し、場合によっては、第2ストツパ40が第1ストツパ38とが同一 線上に来るようにする。ASRとMSRとは、乗員が全く、もしくはほとんど気 付かないほど迅速に行なうことができる。
機械式の伝達手段4.6,8.44.80は、主として、電気機械式伝達手段が 故障した場合に本発明の装置の継続的な作動を確実に行なうようにするのに役立 つ。
この電気機械式伝達手段の故障の場合、3つのケースが区別できる。
第1のケース: カップリング体80の歯89が第2連行体8の歯34に正確に向き合っているさ いに、電気機械式伝達手段が故障するケース。この場合、引張りばね9゛9がカ ップリング体80を問題なしに矢印82方向へ変位させて、歯34.89が係合 するようにする。これにより、場合によっては、遊び96が克服されたのち、本 発明による装置を第4ないし第5の作動状態で継続作動させることができる。
第2のケース: カップリング体80が、第2矢印18の方向に、第2連行体8よりも多く変位せ しめられ状態、たとえば自動的な走行速度調整のさいに電気機械式伝達手段が故 障する場合。カップリング体80が、遊び97よりも多く矢印18方向へ変位し 、その分だけ第2連行体8より多く矢印18方向へ調節された場合、カップリン グ体80の滑り面93が、第2連行体8の滑り面39と少なくとも部分的に重な る。電気機械式伝達手段が機能している場合、つまり第1作動状態の場合には、 双方の滑り面39.93は、重なりはしても接触しないのが好ましい。故障が発 生すると、引張りばね99がカップリング体80を第3矢印82方向へ引張り、 滑り面93が滑り面39に接触させる。同時に、カップリング体80と調節ユニ ット100との間の接続が解かれる。戻しばね58により、カップリング体80 は矢印16方向へ引張られ、これにより滑り面93.39の重なり部分が少なく される。この重なり部分がゼロになると、第1のケースでのように歯89が歯3 4と噛合わされる。その場合、戻しばね58がカップリング体80を矢印I6方 向に引張ることができ、しかも、調節ユニツ)100が付加的に操作する必要が ないようにするのが好ましい。こうすることにより、カップリング体80の迅速 な操作が可能になる。
しかし、使用ケースに応じて、たとえば、滑り面39を有する第2連行体8を別 の構成にすることにより、たとえば、滑り面39を、いくぶん矢印84方向にず らして設けておくことにより、一層好都合となる。
こうすることにより、双方の滑り面39.93が重なっている間は、連行部88 と連行部110とを接続状態にしておくことができる。重なり部分がゼロになる と、はじめて、この接続が解消される。こうすることにより、カップリング80 の調節時に戻しばね58が矢印16方向に調節ユニット100を連行することが 可能になる。その場合、戻しばね58を補助するために、調節ユニット100内 に、破線で示した付加的な戻しばね146を設けておくこともできる。この付加 的戻しばね146は、その場合、駆動輪106に対し、戻しばね58と等方向に 作用する。これにより、調節体44の、すなわちスロットル52の衝撃的な操作 が防止される。しかし、これと同様の効果は、調節体44ないしスロットル52 の運動を公知の形式で減衰させることによっても達成できる。
この第2のケースは次の場合に生じることがある。
すなわち、電気機械式の伝達手段が、たとえば第3の作動状態、すなわち走行速 度をIl整された作動状態か、既述のいわゆるM S R(Motor −Sc hleppmo+nent −Regelung)の状態か、あるいはまた第2 作動状態で、たとえば、いわゆる漸減特性線の内部にある場合である。
第3のケース: 第2連行体8が、矢印18方向にカップリング体80より多く移動している間に 、電気機械式伝達手段が故障する場合。この場合、引張りばね99が、カップリ ング体80を矢印82方向に引張り、歯34.89が接続される。これにより、 駆動装置54の継続作動が、この場合にもほとんど無制限に可能である。操作部 材2が操作されない場合には、続いて第2連行体8がストッパ片23を介して予 め設定された休止位置に来ると、直ちにカップリング体80も、第2連行体8に 対して、所定の正規の位置へもたらされる。この運動は、歯34.89の、方向 に応じた作用により可能にされる、もしくは助成される。
引続いて調節体44は、再び矢印18方向に最大限移動可能となる。
この第3のケースは、電気式伝達装置が、たとえば第2作動状態のさい、漸増特 性線内で、もしくは既述のトラクションスリップ・コントロール、通称ASRの 間に故障した場合に生じることがある。
本発明の大きな利点は、電気機械式伝達手段がどのようなケースで故障しても、 常に、少なくとも、その故障直前に得られていた出力を得ることができる点であ る。電気機械式伝達手段が、たとえば漸増特性線、又はASRの間に故障しても 、どのばねも、運転者が意図せずには、調節体44を矢印16方向に、すなわち スロットルの閉じ方向に操作はできない。歯89は、常に歯34と噛合っている ようにすることができる本発明による装置は、出来るだけ直接に調節部品46に 取付けて、調節部品46と本発明による装置の大部分とがユニットを形成するよ うにす−るのが、特に有利である。本発明による装置は、図には破線で示したケ ーシング142により護られている。ケーシング142には、最低限の数の穴が 必要である。制御装置130は、ケーシング142の内部、外部いずれに配置し てもよい。
場合によってケーブル140、又はケーブル140の一部は、一本の導体にまと めてもよい。ケーブル140の接続は、たとえばいわゆる直列インターフェース 、又はこれらのインターフェースのいくつかによって行なうことができる。これ らのインターフェースは、たとえばいわゆるCANモジュールにより実現できる 。
本発明による装置の説明に用いた実施例では、第1連行体6、第2連行体8、調 節体44、カップリング体80の操作方向は、直線的であり、かつ矢印16゜1 8と平行である。しかし、多くの使用ケースでは、次のようにするのが、より好 都合である。すなわち、第1連行体6、第2連行体8、カップリング体80゜調 節体44を複数回転軸に支承するようにし、すべての回転軸を単一の線に整線す るようにするのである。
連行体6,8、カップリング体80.調節体44は、その場合、矢印16.18 方向と平行の往復運動は行なわず、回転軸を中心とする多少の差はあれ大きな旋 回運動を行なうようにする。矢印16方向への操作は、その場合、たとえば、回 転方向での旋回運動を意味し、矢印18方向への操作は、逆方向への旋回運動を 意味する。構成部品全体は多少の差はあれ、円形又は弓形に構成しておくことが できる。
調節部品46のスロットル52は、通例は、旋回可能に支承しておく。このため 、調節体44も同様に旋回可能に構成するのが有利である。調節体44は、たと えば、スロットル52のスロットル軸である。特に有利には、スロットル52、 調節体44、カップリング体80、連行体6.8、調節ユニットlOOの駆動輪 106を、互いに整線させた軸にまとめて支承されるようにする。連行体8、調 節体44、カップリング体80、駆動輪106は、この場合、共通の軸を中心と して旋回運動を行なうディスク状の構成体にする。
図には矢印82.84で示した、カップリング体80の変位方向は、その場合、 共通の軸と平行に、官いかえると、この場合は旋回運動である、矢印16.18 により示される操作方向に対し直角に延びることになる。
調節ユニットlOOのサーボモータ102は、例示したように、駆動輪106の 横に配置されている。このサーボモータ102は、しかし、直接に駆動輪と整列 配置しておくこともできる。サーボモータ102は、たとえばりニアモータ又は 回転式モータとすることができる。モータのエネルギーは、たとえば電気式、空 気式、油圧式のいずれにより調達してもよい。また、ベルト112の代りに、た とえば歯車伝動装置、摩擦車伝動装置、リンケージ等を備えるようにすることも できる。
図示のばね20.26,58.99は引張りばねであり、ばね70は圧縮ばねで ある。しかし、これは、実例にすぎず、ほかのどのような形式のものでもよい。
連行体6,8、カップリング体80、調節体44を回転式に支承する場合には、 ばね20.26.58゜70.99、もしくは少なくともその一部を渦巻ばね、 特にフラット・コイルばねの形式に構成できる。
カップリング体80は、矢印82により示された変位方向へ、引張りばね99に 加えて、もしくはこのばねの代りに、破線で示した蓄力部材150により変位さ せることができる。この蓄力部材150は、たとえば永久磁石、操作可能の電磁 コイル、回転式又はリニア式、空気式、油圧式、電気式に操作可能の部材、又は 同じくばねであることができる。電磁石1.16も、蓄力部材150同様、任意 の構成の部材に代えることができる。本発明による装置のそれぞれの使用ケース に応じて、電磁石ないし部材116、引張りばね99ないし蓄力部材150は、 電磁石116ないし蓄力部材150の通電状態では、カップリング体8oを矢印 82により示した第1操作方向か、矢印84で示した第2操作方向へ変位させる ように構成することができる。安全上の理由から、装置の構成は、電気機械式伝 達手段の故障時には、少なくとも電磁石116の電流が切られ、引張りばね99 がカップリング体80を第2連行体8と接続できるものにしておく。
歯34.89を介した形状接続により第2連行体8の調節をカップリング体80 に伝達する形式は、摩擦接続形式にすることもできる。特に、相応の接触個所の 表面が、方向に応じた摩擦係数を有するようにするのが有利である。第1作動状 態の場合、カップリング体80と調節ユニッl−100との間の形状接続の代り に、摩擦接続を用いることもできる。
図2は、第2の実施例の図である。どの図の場合も、同じ部品又は同じ作用の部 品には、同じ符号を付しである。
図2の第2実施例には、図1に示した操作可能の部品30が用いられていない。
これにより、第2実施例には、第1連行体6、第2連行体8内の短冊穴10゜第 2連行体のところの第2ストツパ40も、設けなくてよい。第2実施例では、伝 達手段4が直接に第2連行体8と結合されている。戻しばね20は、直接に第2 連行体8に矢印16方向で作用する。
図3は、第3実施例の図である。この実施例では、歯34と操作部材2との間の 、第2連行体区域には、一種のフリーホイール160が間そうされている。フリ ーホイール160は、第1の7リ一ホイール部分162とジャミング・ローラ1 63を有している。フリーホイール160を歯89と調節体44との間に設ける ことも、相応に可能である。
第1の7リーホイール部分161は、伝達部材が矢印18方向に、また第1戻し ばね20が矢印16方向に、第1フリーホイール部分161に作用できるように 構成しておく。歯34は、第2フリーホイール部分162に設けられている。第 1部分161と第2部分162との間には、ジャミング・ローラ163が配置さ れている。フリーホイール160は、力が実質的に第1部分161から第2部分 162へ矢印18の方向でのみ伝達できるように構成しておく。したがって、力 は、第2部分162から第1部分へは、実質的に矢印16方向でのみ伝えられる 。
第3実施例では、第1ストツパ38と滑り面39が、第1フリーホイール部分1 61に設けられている。
すでに第1実施例のところで説明したように、本発明の装置のすべての構成部品 は、通例は、回転可能に支承された部品である。第2フリーホイール部分162 も同様である。この第2部分162は、ディスクとして構成するのが最もよく、 このディスクの外縁に歯34を設けておき、歯34には終りも始めも無いように しておく。図面では、しかし、図示の都合上、この第2部分162は直線状に示 してあり、したがって、この第2部分162は、矢印16.18の方向にエンド レスの状態で延びているかのように想定するとよいフリーホイール160により 、遊び96.97は、場合によっては、より小さく構成するか、ないしは全く無 くしてしまってもよい。歯34.89は、双方の矢印方向16.1’8に力を伝 達できるように構成しておくことができる。
図3に示したフリーホイール160の利点は、特に次の点である:トラクション スリップ・コントロール(ASR)の間、もしくは漸増特性線の間に電気機械式 伝達手段が故障した場合、言いかえると、第2連行体8の第1フリーホイール部 分161が、調節体44よりも更に矢印18方向へ変位した場合、少なくとも引 続いて操作部材2が操作されない場合、問題なしに再び、第17リーホイール部 分161に対してカップリング体80が所定相対位置に来るよう調節され、しか も、第1実施例の場合の第3のケースで説明したような、歯34.89間の相対 運動が行なわれる必要がない。第27リーホイール部材162の歯34は、エン ドレスにすることができるので、第2フリーホイール部分162の相対位置は、 何ら役割を演じることはない。図3の実施例では、フリーホイール160が、ジ ャミング・ローラ163を有している。これは必ずしも不可欠のことではない、 フリーホイール160は、あらゆる他の公知形式で構成することもできる。
図3には、調節ねじ166も記載されている。このねじ166により、矢印16 方向での調節体44ないしスロットル52の終位置が調節できる。これによって 、また、調節ねじ166により吸気管48の最小横断面を調節することができる 。この調節ねじ166は、また、第1及び第2の実施例にも同じように用いるこ とができる。
3つのどの実施例でも、図3に破線で示したように、操作可能の部品30は、操 作手段32を介して選択的に調節体44とも結合しておくことができる。
図3には、更に別の調節ねじ16gが記載されている。操作部材2を操作しない 場合、操作部材2は、この調節ねじ168に接触している。図1では、操作部材 2が操作されない場合、ストッパ片23が壁部22に接触し、図2では連行体8 が11部22に接触している。これら3つの変化形は等価であって、必要に応じ て3つのいずれの実施例を用いることもできる。
本発明の装置の有利な構成についての、このほかの説明は、「駆動装置の出力を 決定するスロットル部材を有する装置」という名称の出願に記載されている。
これは、優先権の日付(1989年8月22日)でドイツ特許庁に出願され、文 書番号P3927654゜6を有するものである。ここでは重複を避けるため、 説明は控えるが、そこには特に、カップリング体80、駆動輪106、電磁石1 16、引張りばね99、フリーホイール160の有利な配置及び構成が示されて おり、その配置及び構成は、本発明にもそのまま適用可能である。
加えて、本発明のすべての実施例の、その他の構成部品は、大部分が同じである 。第1実施例のすべての細部、変化形、すべての機能説明は、既述の相違点を除 いて、図2の第2実施例、図3の第3実施例にも妥当する。
国際調査報告 一一一一一^−−−1轍 PCT/DE 9010α598

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.駆動装置の出力を決定する調節体の調節位置へ操作部材の調節位置を、調節 ユニットを有する電気機械式伝達手段と機構式伝達手段とにより伝達するための 、特に車両用の装置であって、第1の機能状態での伝達は、カップリング体を介 して調節体と調節ユニットとの接続が成立するようにカップリング体を制御する ことによる電気機械式伝達手段を介して行なわれ、かつまた、第2の機能状態で の伝達は、調節ユニットと調節体との接続が成立しないようにカップリング体を 制御することによる機械式伝達手段を介して行なわれる形式のものにおいて、第 2の機能状態ではカップリング体(80)を介して、調節体(44)が操作部材
  2. (2)と接続されることを特徴とする、操作部材の調節位置を伝達する装置。 2.操作部材(2)と調節体(44)との間にフリーホイール(160)が備え られ、このフリーホイール(160)により、操作部材(2)から調節体(44 )への力の伝達が駆動装置(54)の出力増大の方向へ行なわれ、逆方向へは、 調節体(44)と操作部材(2)との間の相対連動が著しい力の伝達を伴わない ようにされることを特徴とする、請求項1記載の操作部材の調節位置を伝達する 装置。
  3. 3.第1機能状態で、カップリング体(80)と調節ユニット(100)との間 に摩擦接続が成立することを特徴とする、請求項1又は2記載の操作部材の調節 位置を伝達する装置。
  4. 4.第2機能状態で、カップリング体(80)と操作部材(2)との間に摩擦接 続が成立することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の操作 部材の調節位置を伝達する装置。
  5. 5.第1機能状態で、カップリング体(80)と調節ユニット(100)との間 に形状接続が成立することを特徴とする、請求項1,2,4のいずれか1項記載 の操作部材の調節位置を伝達する装置。
  6. 6.第2機能状態で、カップリング体(80)と操作部材(2)との間に形状接 続が成立することを特徴とする、請求項1,2,3,5のいずれか1項記載の操 作部材の調節位置を伝達する装置。
  7. 7.接続の種類が方向に依存することを特徴とする、請求項3から6までのいず れか1項記載の操作部材の調節位置を伝達する装置。
  8. 8.調節体(44)が、第2機能状態で操作部材(2)が操作されていない場合 、休止位置では休止位置ストッパ(60)に接触しており、かつまた、第1機能 状態では、調節ユニット(100)により休止位置から第1操作方向(16)と 第2の、逆の操作方向(18)に操作可能であることを特徴とする、請求項1か ら7までのいずれか1項記載の操作部材の調節位置を伝達する装置。
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