JPH0450114Y2 - - Google Patents

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JPH0450114Y2
JPH0450114Y2 JP18223985U JP18223985U JPH0450114Y2 JP H0450114 Y2 JPH0450114 Y2 JP H0450114Y2 JP 18223985 U JP18223985 U JP 18223985U JP 18223985 U JP18223985 U JP 18223985U JP H0450114 Y2 JPH0450114 Y2 JP H0450114Y2
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stencil
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voltage
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、孔版印刷用ステンシルを作製するた
めの装置に関するものである。
〔従来の技術〕
孔版印刷は印刷方法の中でも比較的簡単でしか
も安価であるため、ビラ、パンフレツトなどの印
刷に利用されている。この孔版印刷は、印刷すべ
き画像がインキ透過性貫通孔により形成されたス
テンシルを用い、このステンシルに印刷用紙を重
ね合わせた状態でステンシルに印刷インキを塗布
し、この印刷インキを貫通孔から通過させて印刷
用紙に付着させて印刷画像を形成する方法であ
る。
ステンシルの作製装置としては、従来、原稿の
画像を反射光量の変化を利用して光学的に読み取
る読取機構と、この読取機構に同期して作動する
放電方式による穿孔機構とを具えてなる装置が知
られている。
しかしながら、このような装置では、原稿を縦
横にスキヤニングさせながら穿孔機構により穿孔
することによりステンシルを作製するため、例え
ば大きさがB4サイズのステンシルを作製するた
めには、通常10分程度の時間を要し、迅速にステ
ンシルを形成することができない。しかも穿孔機
構が放電方式を採用したものであるので、放電に
よりオゾンなどが発生しやすく、このため異臭が
発生して環境衛生が悪化する問題点がある。
このようなことから、最近、フラツシユランプ
を用いてこのフラツシユランプよりの光エネルギ
ーを利用してインキ透過性貫通孔を形成する技術
手段が提案された。斯かる技術手段の一例におい
ては、第3図に示すように、和紙などの多孔性支
持体に感熱樹脂を積層した光透過性のステンシル
11を形成し、このステンシル11をその両端部
において台紙12に接着して、この台紙12とス
テンシル11との間に原稿を差し込むための隙間
を形成し、ステンシルの作製においては、原稿1
3をその原稿面がステンシル11と対向するよう
ステンシル11と台紙12との間に挟み込んで、
ステンシル11、原稿13および台紙12を、こ
の順に互いに密着した状態に重ね合わせ、ステン
シル11の上方からフラツシユランプ(図示せ
ず)を点灯して、当該ステンシル11を介して原
稿13の原稿面に光を照射する。この光照射処理
により原稿13の原稿面における黒色の画像部分
14に光が吸収されて熱が発生し、この熱により
ステンシル11の原稿13の画像部分14に接触
する部分にインキ透過性貫通孔15が形成され
る。次いでステンシル11を台紙12から分離し
て、もつて第4図に示すように、原稿画像が形成
されたステンシル16が得られる。
このようなフラツシユランプを用いるステンシ
ルの作製装置によれば、ステンシルを極めて短時
間で作製することができ、極めて便利なものであ
る。
このような装置に用いられるフラツシユランプ
の発光は、例えば電源トランスおよび整流器など
よりなる充電回路によりエネルギー供給用主コン
デンサ(以下、単に「主コンデンサ」ともいう。)
をステンシルの製作に必要な設定電圧にまで充電
し、充電完了後電源トランスの一次側を半導体ス
イツチング素子などよりなるスイツチ回路により
遮断して充電を一旦停止し、次いでこの主コンデ
ンサの充電エネルギーをフラツシユランプに供給
して行われる。例えばB4サイズあるいはA3サイ
ズなどの原稿のステンシルを作製するときには、
通常、フラツシユランプを固定し、ステンシル1
1と台紙12との間に原稿13を密着させて挟み
込んだもの(以下、単に「被処理物」という。)
を移動させながらフラツシユランプを短時間のサ
イクルで10回程度以上繰り返して発光させるよう
にしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このようにフラツシユランプを
用いたステンシルの作製装置においては、環境温
度によつて、インキ透過性貫通孔により形成され
る画像の良悪が左右され、例えば冬期におけるよ
うに環境温度が低いときには、原稿の画像部分に
おいて発生する熱が不十分となるため、ステンシ
ルにおいて原稿の画像部分に対向する部分に形成
されるべきインキ透過性貫通孔の大きさが不十分
となつて孔版印刷においては得られる印刷画像が
不鮮明となり、一方夏期におけるように環境温度
が高いときには、原稿の画像部分の過熱により原
稿の画像部分に対向する部分からはみ出した部分
にも穴があくようになり、このため孔版印刷にお
いては印刷画像に汚れが生ずる問題点があり、さ
らにはステンシルの作製時に過熱によりステンシ
ルが焼け焦げるおそれがある。
〔考案の目的〕
本考案は、以上の如き事情に基いてなされたも
のであつて、その目的は、フラツシユランプを用
いながら環境温度の高低によらずに常に原稿の画
像部分に対応する良好なステンシルを形成するこ
とができる孔版印刷用ステンシルの作製装置を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の孔版印刷用ステンシルの作製装置は、
透孔性の感熱型孔版用ステンシルを原稿の画像面
に重ね合わせた被処理物に、光を照射することに
より、ステンシルに原稿の画像部分に対応するイ
ンキ透過性貫通孔を形成するためのフラツシユラ
ンプと、このフラツシユランプを発光せしめるた
めの電源回路とを具えてなる孔版印刷用ステンシ
ルの作製装置であつて、前記電源回路は、前記フ
ラツシユランプへ発光エネルギーを供給するため
のエネルギー供給用主コンデンサと、この主コン
デンサへの通電を制御するスイツチ回路と、この
スイツチ回路の動作を制御する制御回路とを具
え、前記制御回路は、前記主コンデンサの充電電
圧を検出する検出回路と、この検出回路よりの検
出信号と基準電圧回路よりの基準電圧信号とに基
いた動作信号を前記スイツチ回路に供給して前記
主コンデンサの充電電圧を定電圧化する比較回路
とを有し、前記検出回路よりの検出信号または前
記基準電圧回路よりの基準電圧信号は、環境温度
が低くなるに従つて前記主コンデンサの充電電圧
を高くする方向にそのレベルがシフトするもので
あることを特徴とする。
〔作用〕
斯かる構成によれば、環境温度が低いときには
エネルギー供給用主コンデンサの充電電圧が高く
なるので、これに応じてフラツシユランプの一回
の発光エネルギーが大きくなり、従つて環境温度
が低いにも拘わらず原稿の画像部分においてイン
キ透過性貫通孔を形成するために必要とされる十
分な熱を発生させることができる。一方環境温度
が高いときにはエネルギー供給用主コンデンサの
充電電圧が低くなるので、これに応じてフラツシ
ユランプの一回の発光エネルギーが小さくなり、
従つて環境温度が高いにも拘わらず原稿の画像部
分においてその過熱を伴うことなく適正に発熱さ
せることができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本考案の実施例を詳
細に説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る孔版印刷用ス
テンシルの作製装置の概略を示す説明図である。
1は例えばキセノンフラツシユランプなどより
なるフラツシユランプであり、このフラツシユラ
ンプ1の背後には、反射鏡21が設けられてい
る。10はトリガー電極であり、フラツシユラン
プ1の外壁面に沿つて伸びるよう配設されてい
る。
22は例えば透明ガラス製の筒状基台であり、
この筒状基台22は回転可能に設けられ、この筒
状基台22の筒内にフラツシユランプ1および反
射鏡21が筒軸に沿つて伸びるよう配置されてい
る。
23および24は上部ローラーおよび下部ロー
ラーであり、これらの上部ローラー23および下
部ローラー24はそれぞれ反射鏡21の背面側に
位置する筒状基台22の外周の上部および下部に
対向するよう配置され、例えば上部ローラー23
がモーターによりギアなどを介して回転される駆
動ローラーであり、下部ローラー24は従動ロー
ラーである。25,26は補助ローラーであり、
いずれも従動ローラーである。
27は搬送ベルトであり、この搬送ベルト27
は、下部ローラー24、筒状基台22、上部ロー
ラー23,補助ローラー25および補助ローラー
26に懸架されている。筒状基台22においては
フラツシユランプ1の前方すなわち反射鏡21の
反射面に対向する側の外周に搬送ベルト27が接
触するよう懸架されている。この搬送ベルト27
は、駆動ローラーである上部ローラー23の回転
に伴つて矢印で示す方向に移動される。
28および29はそれぞれ入口ガイド板および
出口ガイド板である。入口ガイド板28は、筒状
基台22と下部ローラー24との対向領域におい
て、搬送ベルト27が筒状基台22に接触し始め
る部分に向かつて伸びるよう配置され、出口ガイ
ド板29は、筒状基台22と上部ローラー23と
の対向領域において、搬送ベルト27が筒状基台
22から離間し始める部分に向かつて伸びるよう
配置されている。
第3図に示したような、ステンシル11と台紙
12との間に原稿14が挟み込まれてこれらが密
着した状態にセツトされた被処理物が、入口ガイ
ド板28に沿つて挿入されて、当該被処理物の先
端が搬送ベルト27と筒状基台22との間に挟ま
れて搬送可能な状態になると、例えば入口ガイド
板28に設けた搬送検知器(図示せず)によつて
後述する電源回路の制御用信号CHGおよびトリ
ガー信号TGのタイミングが設定される。そして
被処理物が搬送ベルト27と筒状基台22とによ
り挟圧されて筒状基台22の外周面に密着した状
態で搬送され、フラツシユ光の照射領域すなわち
フラツシユランプ1と対向する領域に進入する
と、被処理物の後端が照射領域を通過し終わるま
での間において、その有効照射幅の距離を被処理
物が進行する度毎にフラツシユランプ1を繰り返
して発光させて全領域の光照射処理を行う。そし
て被処理物が照射領域を退出すると排出検知器
(図示せず)によつて前記制御用信号CHGおよび
トリガー信号TGのタイミングの設定が解除され
る。
第2図はフラツシユランプ1を発光させるため
の電源回路の一例を示す説明図である。
31は昇圧用の電源トランス、32は整流器、
33はエネルギー供給用主コンデンサ、34はフ
ラツシユランプ1をトリガーするためのトリガー
回路である。
4はスイツチ回路であり、このスイツチ回路4
は例えばソリツドステートリレー(SSR)などの
ゼロボルトスイツチング素子よりなり、電源トラ
ンス31の一次側とパワースイツチSWとの間に
接続され、後述する制御回路5よりの信号に基い
て電源トランス31への電流路を開閉して主コン
デンサ33への通電を制御する。この例において
は、スイツチ回路4は、その入力端子4A,4B
間に後述する制御回路5よりのオン信号が加わつ
ている期間中は端子4C,4D間が閉じられ、入
力端子4A,4B間に制御回路5よりのオフ信号
が加わつている期間中は端子4C,4D間が開か
れる。
5はスイツチ回路4の動作を制御する制御回路
であり、この制御回路5は、主コンデンサ33の
充電電圧を検出する検出回路6と、この検出回路
6よりの検出信号Vsと基準電圧回路8よりの基
準電圧信号Vrとに基いてスイツチ回路4の動作
信号を当該スイツチ回路4に供給して主コンデン
サ33の充電電圧を定電圧化する比較回路7とよ
りなる。
検出回路6は、主コンデンサ33の充電電圧を
分圧する分圧抵抗61,62とよりなり、分圧抵
抗61と62との接続点63の電圧が検出信号
Vsとして比較回路7の一方の入力端子71に供
給される。
比較回路7は、例えばオペアンプなどよりな
り、この比較回路7の出力信号がスイツチ回路4
の動作信号すなわちオン信号またはオフ信号とし
て用いられる。この例においては、比較回路7の
入力において、検出信号Vs<基準電圧信号Vrの
とき出力信号がハイレベルすなわちスイツチ回路
4のオン信号となり、比較回路7の入力におい
て、検出信号Vs>基準電圧信号Vrとなつたとき
出力信号がロウレベルすなわちスイツチ回路4の
オフ信号となる。
基準電圧回路8は、例えば直流電源Vccと、こ
の直流電源VccとグラウンドGとの間に接続され
た抵抗81およびツエナーダイオード82と、こ
のツエナーダイオード82の両端に接続された分
圧抵抗83および84とよりなり、分圧抵抗83
と84との接続点85の電圧が基準電圧信号Vr
として比較回路7の他方の入力端子72に供給さ
れる。そしてこの例においてはツエナーダイオー
ド82として環境温度に対して負特性すなわち環
境温度が低くなるに従つてツエナー電圧が高くな
る特性を有するものを用いる。市販されているツ
エナーダイオードにおいては、ツエナー電圧が5
〜6Vクラス以下のものは通常負特性を有するの
で、例えばツエナー電圧が3.3Vクラスのツエナ
ーダイオードを1個あるいは2個以上を直列に接
続して用いればよい。
この基準電圧回路8においては、環境温度が低
くなるとツエナーダイオード82のツエナー電圧
が高くなるのでこれに比例して接続点85の電圧
すなわち基準電圧信号Vrのレベルが高くなり、
この結果環境温度が低くなるにつれてスイツチ回
路4のオフ信号が発生するときの検出信号Vsの
電圧レベルが高くなり、従つて主コンデンサ33
の充電においては主コンデンサ33の充電電圧が
高いレベルで定電圧化されるようになる。一方環
境温度が高くなるとツエナーダイオード82のツ
エナー電圧が低くなるのでこれに比例して接続点
85の電圧すなわち基準電圧信号Vrのレベルが
低くなり、この結果環境温度が高くなるにつれて
スイツチ回路4のオフ信号が発生するときの検出
信号Vsの電圧レベルが低くなり、従つて主コン
デンサ33の充電においては主コンデンサ33の
充電電圧が低いレベルで定電圧化されるようにな
る。具体的一例を挙げると、環境温度が常温例え
ば25℃のときには主コンデンサ33の充電電圧が
600Vのときに検出信号Vsのレベルと基準電圧信
号Vrのレベルが同一となり、環境温度が低温例
えば5℃のときには主コンデンサ33の充電電圧
が630Vのときに検出信号Vsのレベルと基準電圧
信号Vrのレベルが同一となり、環境温度が高温
例えば50℃のときには主コンデンサ33の充電電
圧が570Vのときに検出信号Vsのレベルと基準電
圧信号Vrのレベルが同一となるよう、ツエナー
ダイオード82および分圧抵抗83,84の定数
を選定する。
9は切り換えスイツチであり、この切り換えス
イツチ9においては、被処理物の搬送に連動して
発生される前記制御用信号CHGを受けて充電を
開始するときには比較回路7の出力信号がそのま
まスイツチ回路4に入力され、制御用信号CHG
が解除されたときにはオフ信号91に切り換えら
れて、このオフ信号91がスイツチ回路4に入力
されてこのときはスイツチ回路4が強制的にオフ
状態とされる。
以上のような構成の孔版印刷用ステンシルの作
製装置によれば、次のようにしてステンシルの作
製が行われる。まず被処理物が入口ガイド板28
に沿つて挿入されて、当該被処理物の先端が搬送
ベルト27と筒状基台22との間に挟まれて搬送
可能な状態になると、搬送検知器(図示せず)が
オンし、これにより制御用信号CHGおよびトリ
ガー信号TGの発生のタイミングが設定される。
制御用信号CHGを受けて切り換えスイツチ9
1により比較回路7の出力信号がそのままスイツ
チ回路4に入力されるようになると、このとき主
コンデンサ33は未充電の状態であるから検出信
号Vsは基準電圧信号Vrよりも小さく、従つて比
較回路7の出力信号はオン信号となり、このオン
信号によりスイツチ回路4が閉じられこれにより
主コンデンサ33の充電が開始される。
主コンデンサ33の充電電圧がステンシルの作
製に必要とされる設定電圧すなわち検出信号Vs
のレベルが基準電圧信号Vrのレベルに到達する
と、比較回路7出力信号はオフ信号となり、この
オフ信号によりスイツチ回路4が開かれて主コン
デンサ33の充電が停止される。
このようにして主コンデンサ33の充電が完了
した後、被処理物の先端側が照射領域に進入して
から退出するまでの間に第1回目のトリガー信号
TGが発生され、これによりトリガー回路34か
らトリガー電極11に高電圧パルスが供給され、
このとき主コンデンサ33の充電エネルギーがフ
ラツシユランプ1に供給されて閃光が発生する。
この閃光が、筒状基台22を通過し、被処理物の
先端側における有効照射幅に対応した面積の第1
の領域においてステンシル11を介して原稿13
の原稿面に投射され、当該第1の領域における光
照射処理が終了する。
一方トリガー信号TGの発生と同時かもしくは
その前に発生される持続放電防止信号を受ける
と、例えば制御用信号CHGが一旦オフして切り
換えスイツチ9により比較回路7の出力信号に代
わつてオフ信号91がスイツチ回路4に供給され
るようになり、これにより主コンデンサ33の放
電期間中にフラツシユランプ1に電流が供給され
て持続放電が発生することが防止される。
閃光の発生後、被処理物の搬送に連動して発生
される次の充電を開始するための制御用信号
CHGを受けて切り換えスイツチ9によりオフ信
号91に代わつて比較回路7の出力信号がそのま
まスイツチ回路4に供給されるようになると、こ
のとき主コンデンサ33は放電後であつてその検
出信号Vsは基準電圧信号Vrよりも小さいので比
較回路7の出力はオン信号となり、このオン信号
によりスイツチ回路4が閉じられ、これにより主
コンデンサ33の第2回目の充電が開始される。
そして同様にして主コンデンサ33の充電が完
了した後、被処理物の光照射処理済の前記第1の
領域の後端が照射領域を退出するまでに第2回目
のトリガー信号TGが発生され、上述と同様にし
て被処理物の第1の領域に続く第2の領域におけ
る光照射処理が行われる。
このような動作が被処理物の搬送方向の長さに
応じた回数繰り返されて、ステンシルの全体にお
いて原稿の画像部分に対応したインキ透過性貫通
孔の形成が完了する。最終回の閃光発生が終了し
た後、被処理物の後端が照射領域から退出したこ
とが排出検知器(図示せず)により検知されると
制御用信号CHGおよびトリガー信号TGのタイミ
ングの設定が解除され、次に搬送されてくる被処
理物によつて搬送検知器(図示せず)がオンする
と新たに制御用信号CHGおよびトリガー信号TG
のタイミングが設定され、上述と同様にしてステ
ンシルの形成が行われる。
以上の実施例によれば、基準電圧回路8におけ
るツエナーダイオード82が環境温度に対して負
特性を有しているため、環境温度が低いときには
ツエナーダイオード82のツエナー電圧が高くな
るのでこれに比例して接続点85の電圧すなわち
基準電圧信号Vrのレベルが高くなり、従つて環
境温度が低いときには主コンデンサ33の充電に
おいては主コンデンサ33の充電電圧が高いレベ
ルで定電圧化されるようになり、これに応じてフ
ラツシユランプの一回の発光エネルギーが大きく
なり、従つて環境温度が低いにも拘わらず原稿の
画像部分において十分な熱を発生させることがで
き、原稿の画像部分に忠実に対応したインキ透過
性貫通孔を形成することができ、一方環境温度が
高いときにはツエナーダイオード82のツエナー
電圧が低くなるのでこれに比例して接続点85の
電圧すなわち基準電圧信号Vrのレベルが低くな
り、従つて環境温度が高いときには主コンデンサ
33の充電においては主コンデンサ33の充電電
圧が低いレベルで定電圧化されるようになり、こ
れに応じてフラツシユランプの一回の発光エネル
ギーが小さくなり、従つて環境温度が高いにも拘
わらず原稿の画像部分においてその過熱が生ぜ
ず、焼け焦げが発生することなく安全に原稿の画
像部分に忠実に対応したインキ透過性貫通孔を形
成することができ、結局環境温度の高低によらず
に常に安定して良好なステンシルを作製すること
ができる。
そして環境温度が高いときには、主コンデンサ
33の充電電圧が低いレベルで定電圧化されるの
で主コンデンサの充電に要するエネルギーが少な
くなり、従つて消費電力の節減を図ることもでき
て経済的である。
以上一実施例について説明したが本考案におい
ては種々変更が可能である。例えば (1) ツエナーダイオード82として負特性のもの
を用いる代わりに、基準電圧回路8における一
方の分圧抵抗83として抵抗の温度係数が正特
性を有するものを用いるか、あるいは他方の分
圧抵抗84として抵抗の温度係数が負特性を有
するものを用いるようにしてもよく、この場合
にも基準電圧信号Vrは負の温度依存性をもつ
ものとなり、既述の実施例と同様の効果を得る
ことができる。
(2) 検出回路6における一方の分圧抵抗61とし
て抵抗の温度係数が負特性を有するものを用い
るか、あるいは他方の分圧抵抗62として抵抗
の温度係数が正特性を有するものを用いるよう
にしてもよく、この場合には検出信号Vsが正
の温度依存性をもつものとなり、既述の実施例
と同様の効果を得ることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の孔版印刷用ステ
ンシルの作製装置によれば、環境温度が低いとき
にはエネルギー供給用主コンデンサの充電電圧が
高くなるので、これに応じてフラツシユランプの
一回の発光エネルギーが大きくなり、従つて環境
温度が低いにも拘わらず原稿の画像部分において
十分な熱を発生させることができ、一方環境温度
が高いときにはエネルギー供給用主コンデンサの
充電電圧が低くなるので、これに応じてフラツシ
ユランプの一回の発光エネルギーが小さくなり、
従つて環境温度が高いにも拘わらず原稿の画像部
分においてその過熱が生ぜず、これらの結果、原
稿の画像部分を環境温度の高低によらずに常に適
正な範囲で発熱させることができ、ステンシルの
原稿の画像部分と接触する部分に高い精度でイン
キ透過性貫通孔を形成することが可能となる。
従つてステンシルの作製時においてはステンシ
ルの焼け焦げが発生せず安全性が高く、また孔版
印刷においては、汚れがなくしかも原稿に対応し
た鮮明な印刷画像を形成することができる。
さらには環境温度が高いときには主コンデンサ
の充電電圧が低下する結果充電エネルギーが減少
するので、消費電力の節減を図ることができて経
済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案孔版印刷用ステンシルの作製装
置の一実施例の概略を示す説明図、第2図はフラ
ツシユランプを発光させるための電源回路の一例
を示す説明用回路図、第3図はステンシルの作製
プロセスの一例を示す説明図、第4図は作製され
たステンシルの一例を示す説明図である。 11……ステンシル、12……台紙、13……
原稿、14……画像部分、15……インキ透過性
貫通孔、16……原稿画像が形成されたステンシ
ル、1……フラツシユランプ、10……トリガー
電極、21……反射鏡、22……筒状基台、23
……上部ローラー、24……下部ローラー、2
5,26……補助ローラー、27……搬送ベル
ト、28……入口ガイド板、29……出口ガイド
板、31……電源トランス、32……整流器、3
3……主コンデンサ、34……トリガー回路、4
……スイツチ回路、5……制御回路、6……検出
回路、7……比較回路、8……基準電圧回路、6
1,62……分圧抵抗、81……抵抗、82……
ツエナーダイオード、83,84……分圧抵抗。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 透光性の感熱型孔版用ステンシルを原稿の画像
    面に重ね合わせた被処理物に、光を照射すること
    により、ステンシルに原稿の画像部分に対応する
    インキ透過性貫通孔を形成するためのフラツシユ
    ランプと、このフラツシユランプを発光せしめる
    ための電源回路とを具えてなる孔版印刷用ステン
    シルの作製装置であつて、 前記電源回路は、前記フラツシユランプへ発光
    エネルギーを供給するためのエネルギー供給用主
    コンデンサと、この主コンデンサへの通電を制御
    するスイツチ回路と、このスイツチ回路の動作を
    制御する制御回路とを具え、 前記制御回路は、前記主コンデンサの充電電圧
    を検出する検出回路と、この検出回路よりの検出
    信号と基準電圧回路よりの基準電圧信号とに基い
    た動作信号を前記スイツチ回路に供給して前記主
    コンデンサの充電電圧を定電圧化する比較回路と
    を有し、 前記検出回路よりの検出信号または前記基準電
    圧回路よりの基準電圧信号は、環境温度が低くな
    るに従つて前記主コンデンサの充電電圧を高くす
    る方向にそのレベルがシフトするものであること
    を特徴とする孔版印刷用ステンシルの作製装置。
JP18223985U 1985-11-28 1985-11-28 Expired JPH0450114Y2 (ja)

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JP18223985U JPH0450114Y2 (ja) 1985-11-28 1985-11-28

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