JPH04500209A - トポイソメラーゼ阻害剤または細胞分化誘導剤としての五環式トリテルペノイド化合物 - Google Patents
トポイソメラーゼ阻害剤または細胞分化誘導剤としての五環式トリテルペノイド化合物Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、トポイソメラーゼ阻害活性、細胞分化誘導活性および/または抗癌活
性を持つ、例えばα−ボスウェル酸アセテート、β−ボスウェル酸アセテートお
よびその類縁化合物のような三環式トリテルペノイド化合物に関する。
DNA トポイソメラーゼIおよび■は、それぞれ−重鎖または二重鎖DNAを
切断する能力および再結合する能力を持っており、その作用によってDNAおよ
びクロマチンの構造変化を仲介する核酵素である。これらの酵素は、DNAの位
相幾何異性体間の多種類におよぶ相互変換を触媒することができる。その例とし
ては、鎖状連結作用、脱鎖状連結作用、結節作用、脱結節作用がある。DNAト
ポイソメラーゼは、復製、転写、組み換えおよび修復を含む多数の基本的な生物
学的機能に作用することが知られている(GcllcN、 M、、 A611.
Rey、BioChl、。
50、879−910 (19g+) :Lng、 ]、 c、 、 Ann、
Rev、 Biochem、 、 54.665−695トポイソメラーゼは
、各種生物学的起源から単離されており、仔牛胸腺、マウス白血病細胞およびヒ
ト白血病細胞がある(Miller、に、G、ら、1. Biol、 Chel
l、 256.9334 (19g7)、PoamiCr、 Y。
ら、8ioehcm、 24.6410 (1985))。
細菌のE、eotiにおいて、新しいI型のトポイソメラーゼ、すなわち、DN
Aトポイソメラーゼ■が発見された。この酵素は、他のI型酵素と同様、超螺旋
DNAを負方向に緩和する(Log。
1985)。
トポイソメラーゼのメカニズムの重要な特徴の一つは、反応中に、共有結合によ
り蛋白質−DNA複合体を形成する性質である。トポイソメラーゼIの場合、こ
の複合体形成は、この酵素と切断部位の3′末端との間のホスホチロシル結合形
成を含んでおり、トポイソメラーゼ■の場合は、このホスホチロシル結合が5′
末端との間に形成される。言うまでもなく、このように、DNAの位相幾何(+
opologr)に対して作用を及ぼしたり、DNA@を切断したり、再結合し
たりすることを通じて、トポイソメラーゼは多数の基本的細胞過程に関わってい
る(vo+berg、 H,P、、r微生物学および免疫学における最近の話題
(Cu rrent Topic+ in Mic+obiolog7 sad
1mmanolog7)Jp、19. Sp+1Ber V+rlB、Ber
lin(1985);Wlng、J、C,、Aon、Rtt。
fliochclll、、54,665−695(1985))。
したがって、トポイソメラーゼの酵素活性を調節することができる薬剤を開発で
きたならば、それは、遺伝子発現の操作や、癌に対する化学療法にとって相当に
有益なものとなるであろう。
2、癌化学療法におけるDNAトポイソメラーゼ1980年以来、DNA)ポリ
メラーゼは、癌化学療法の分野においてかなり有望な標的酵素として浮かび上が
ってきた。以前、ドキソルビシン、ダウノルビシン、アムサシン(−人MSA)
、ミドキサントロンのような抗癌剤は、DNAに挿入することによってDNAポ
リメラーゼおよびRN Aポリメラーゼの規則的な作用の進行を阻止して働くの
だと考えられていた。しかしながら、この考えでは、各種の挿入剤(int@+
c11xliag +gen口)間の効能差を完全に説明できないし、また、細
胞がこれらの薬剤の作用にさらされるとなぜDNAが切断されるのかも説明でき
なかった。さらに、エピポドフィロトキシン(EPP)、エトポシドおよびテニ
ポシドのような抗癌剤は、DNA中に挿入しない。現在では、これら薬剤は、細
胞の核酵素DNAトポイソメラーゼと相互作用を持つことによって、細胞を実際
に殺すのである、と考えられている(Tev<7. K、 M、ら、1.ol
Biol、Ches、。
急速に証拠が増えてきて明らかになってきたことであるが、トポイソメラーゼエ
と■は、「切断可能な複合体」を形成することによって、それぞれDNA複製や
遺伝過程において重要な機能を担っているらしい。したがって、トポイソメラー
ゼの阻害、または、トポイソメラーゼ−DNAの「切断可能な複合体」の安定化
は、その細胞において一種のDNA損傷と解釈されてもよいであろう。この損傷
はさらに、その細胞の側にこの切断可能な複合体を処理しよう、修復しようとい
う努力を誘発させることになり、したがって蛋白質分解酵素を活性化させること
になり、しかもその発現は致命的であるため、最終的には細胞の死を招くことに
なる(LiIl、L、、Nttionzl Cgoccr InstitIlt
elnog+apb+ (19g?)l。
a、トポイソメラーゼI阻害剤
トポイソメラーゼエは、最近の薬剤開発分野において、かなり興味を集める標的
酵素となっている。例えば、カンプトテシン(CMT)は、 in yil+0
で、各種動物およびヒト腫瘍細胞系においてRNAおよびDNA合成を抑制する
ことが明らかにされている(Benign、 H,B、 、 8iochem、
Bioph7s、 Red、C0IIIIIIQ、 、 41.1412(1
970) ; flotwi口」、S、と)Io+vil+、 S、 B、 、
BioehCm、 Biopby+、 Rei。
BhuHn、 B、 K ら、C5ncc: Re1. 、33.8H(197
3) +Dr+vinko、 B ら、Cgoccr Res、、34.747
(1974)) oまた、in yttoでも同様の性質が明らかにされている
fGlllo、 R,C,ら、I、N5lionxl C1nchInstit
ute、 46.789 (1971) :Ne1l、G、 L、ら、Cl0c
er Red、べ13. USF+9731)。核酸合成の抑制、DNA鎖の切
断およびin yivoでの抗腫瘍活性の間によい相関が認められているが、こ
のことから、DNAに対する作用こそが細胞毒性の主要決定因子と結論されるに
至った。
治療上の用量比を改善したCMT誘導体の可能な使用について最近関心が高まっ
ているが、この関心の高まりによりて、その細胞毒性の様式に関するさらに広範
な研究が展開されるに至によれば、CMTは、トポイソメラーゼエとDNAとの
切断−再結合反応の再結合段階をブロックするという。CMTは精製されたDN
Aを切断しないが(Ilorvilx、 M、 S、とHo+vitx、 S、
B、。
イソメラーゼIの存在下ではDNAの部位特異的な切断を誘発したCCx!1o
r1. F、 1.とKellc7.W、G、、Proc、N8t1.^ead
、 Sci、 83゜1680 (198611゜一方、このトポイソメラーゼ
Iは、切断されたDNA鎖の3′末端に結合する(H+ixng、 Y、 H,
ら、L Biol、 Cheap、 。
260、+4873(1985))。DNA!di切断の誘発は瞬間的であり、
薬剤除去または0.5M塩とのインキュベーションに対して可逆的であった。C
MTは、−重鎖であれ、二重鎖であれ、DNA内には挿入されなかった。CMT
は、精製された哺乳類トポイソメラーゼ■を介してDNA切断を誘発せず、また
、この酵素の触媒活性も抑制しなかった(Li!口g+ y、 Il、ら、I、
Biol、 Cbell、 。
260、14873 (1985))。これらのデータから次のことが明らかで
ある。すなわち、CMTは、哺乳類トポイソメラーゼエを特異的に阻害すること
、また、その細胞毒性作用は酵素とDNAとの間の切断可能な複合体の安定化を
起こし、その結果核酸合成の阻害やDNA鎮切断の誘発が生じることで説明でき
ること、で最近、臨床的に効能のある多数の抗腫瘍剤が、真核細胞由来の精製D
NA!−ポイソメラーゼ■によって、DNA切断を促進することが明らかになっ
た(Nelsoa、 EoM、ら、Proc、 Ne口、Actd。
fs、 Red、 Cog+ma++、 、 122.165(1984))。
例えば、挿入性のアミノアクリジン誘導体、即ち4’ −(9−アクリジニルア
ミノ)メタンスルホン1−アニシド(l−AMS^)は、20μm7m1の濃度
の、哺乳類DNAトポイソメラーゼ■によるDNA切断を著明に刺激する(Ns
l+on、εJ、ら、ProC,Nrtl、 Ac1d、 Sei、σSA、H
,H61(19841゜Rove、 T、 C,ら、Cl0cer Red、、
46.20211986)) o他の、挿入性および非挿入性抗腫瘍剤において
も、この中にはアドリアマイシン、5−イミノダウノルビシン、エリブチシン、
2−メチル−9−ヒドロキシエリブチシンおよびエピポドフィロトキシン、VP
−16およびV M −25が含まれるが、ini目rOで同様な作用を示した
(Ros+、W、ら、Cxneer Red6,44.5857 (1984)
:Minoch墓、。
ら、Biochem、 Biophys、 Res、 Comm++n、 、
122.165 (1984) ;Teve7. K、帽ら、]、o[Biol
、Chem、、259.9182 (19841) ;Teve7.に、M、ら
、5cience、 226.466 (+984bl ;Cbeo、 G、
L、ら、1.Biol、Cbem、、259゜H560(19114)l。この
トポイソメラーゼ仲介性のDNA切断は、Li11のグループによって直接証明
された。すなわち、彼らの所見によれば、薬剤によって、変性された酵素は切断
部位の5′末端に共有的に結合させられる、という。
近縁の薬剤集団について構造−活性関係を調べた結果、挿入剤およびEPPのい
ずれも、この酵素と直接の相互作用を持つこと、また、切断可能な複合体の形成
を促進すること、を裏付ける強力な証拠が得られた(Silbu、R,ら、N1
口、 Cu+ce+In5lNllie 11onogrxpk+ 4.111
1987)) aさらに、細胞毒性と、in目マOおよびto y;troにお
ける切断可能な複合体形成能との間には、優れた相関が見られた( Rove、
丁、C1ら、Ctncer Red、。
46、2021 (1986) :Loat、 B、 Hら、Biocb+mi
−+tB、 23.11113 (1984) :Bioehtiitt+7.
20.6553 (19111) ;Nel+on、E、 M、ら、Free、
Null、 Aexd。
Sci、USA、81.1361[984)) 。
これらトポイソメラーゼ仲介性のDNA破壊が、この薬剤の細胞毒性の原因であ
ろうと考えられている。
3、癌化学寮法における細胞分化
癌は、細胞分化の異常と考えるこきができる( Plerce、 G、ら、「発
生生物学の問題(A Problem or Dew+iop@+n口I Bi
ologf)J、εBlerood CC11n、 PrenIIce )IJ
II、 l978:Grezyes、 M、 F、、 L CellPM日of
、、1,113−125(1982))。癌は血液新生物によって容易に説明す
ることができる。癌性変換は、増殖能はそのままで分化が停止してしまうことと
定義されているが、これは、中間成熟段階ではどこでも起こり得る。したがって
、成熟を停止した細胞が増殖を続け、未成熟の「癌」細胞集団が出現し、悪性の
臨床症状を引き起こす(Bloeb、 A、 、r癌治療報告(Cxncc+T
++*Iment Repo+1+) J 、68.199(1984))。
正常の条件では、増殖と成熟は、成長因子(GF)と分化誘導因子(D F)に
よってそれぞれ調節されている。新生物細胞は、これらの因子に対する細胞の感
受性を変化させる事象の中から生まれるのかもしれない。この変化が、必然的結
果として、GFに対する感受性を増し、DFに対する反応性を低下させ、宿主に
よるDF産生を減少させ、および新生物細胞自体によるGFの内因性産生を導く
のであろう(Tadaro、 G、 1.、 Fed、 Proc、。
±!、2987 (1N2ン)。
臨床的に有効な抗癌剤のほとんどすべてが、DNA合成すなわち転写の阻害剤で
ある(Bloch、A、、r瘍療法の最前線:癌化学寮法におけるプリンとピリ
ミジン類縁物質(PIl+ine ■dPyriiidin+ Anxlol
in C5oc+r CheaojheripY in New Les+It
inC!ocet Therspeofics) J 、(E、Mihich
編)、Boston、G、に、 1lsllIad CO,、1,981,H,
65−72) 、 D N Aを標的とする薬剤に抗腫瘍活性があるのは、その
薬剤が、癌性分化の停止段階を過ぎた感受性癌細胞の成熟を誘導する能力をもっ
ためであって、そのため癌細胞の無制限な増殖能力が取り除かれるのだとする説
が最近の研究の中で取り入れられている( Tikedx、 K、ら、C*ne
t+Res、、42.5152−5158(1982) ) 、これらの研究で
はっきりと示されたことは、ダウノルビシンやシタラビンのようなりNA特異的
阻害剤のみが各種骨髄性白血病細胞系の分化を有効に誘導することができる、と
いうことである。
4、ボスウェル酸(bo+v!1lic tcid+)乳香(O1ih*nua
+)は、8sr+erteete属の仲間によって作られる高価な樹脂であるが
、これは、番料産業の分野で広く用いられている。また、これは宗教的な目的や
、民間療法において炎症や関節炎を含むいくつかの病気治療に用いられている(
中国薬草辞典、1.H)G−1381(1977) ;Yxdsマ、 D、 S
、ら、インド薬学会、「医化学」会議に提出された論文抄録集、2月、1985
)。化学試験の結果、このものは、多数の化合物を含んでいることが判明した。
その中には、α−ボスウェル酸、β−ボスウェル酸、アセチルα−ボスウェル酸
や、その他のトリテルペノイドカルボン酸、および大環状ジテルベノイド(例え
ば、インセンツール、酸化インセンツール、酸化イソインセンツール)が含まれ
る(Wiate+5tein、人、ら、Pb4sio1. Chea、 、 2
0g、 9(1932) ;Chew。
Ab+1+、 、 26.432H19321;Simp+on、 ]、 c、
E、ら、J、 Chtm、 Soc、 、 686(1938) :Beto
n、 L L ら、L Chem、 Soe、 、 2904 (1956)
;Co+5ano、 S。
ら、Tel+5hed+on、 23.197N1967) HNicolsN
1coleNiorcellete。
− L 4丁elrmhsdroa、24.6519 (1968);N1eo
lsl目、R,、Forcellete。
ML6およびPel+!+i、U、、丁+trthed+oa、 28.325
(1972)、 N1coleNi。
R,、5gn1l+e11i。C0およびForcellete、11.L、、
Tel+5hed+on Lelt、。
3783 (1973+ )。現在報告されているところによれば、このものの
抗炎症活性や抗関節炎活性は、β−ボスウェル酸やその他の関連トリテルペノイ
ドカルボン酸が存在するためだとされて0る(Yxdxマ、 D、 S、ら、イ
ンド薬学会、「医化学」会議に提出された論文抄録集、2月、1985)。こう
いつた活性があるにもかかわらず、現在までのところ、トリテルペノイド化合物
が全てのトポイソメラーゼを阻害したり、あるいは細胞分化を誘導したりするこ
とができる、といったことを認知したものは誰もtlない。
したがって、本発明の目的の一つは、トポイソメラーゼエをin vN+oおよ
びin vivoで阻害することのできる組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、トポイソメラーゼ■をinマNroおよびin v口0で
阻害することのできる組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、細胞分化を、特に、癌性分化の段階を過ぎた細胞の分化を
誘導することのできる組成物を提供することである。
さらに本発明の別の目的は、トポイソメラーゼIをinマitr。
およびicv目0で阻害する方法を提供することである。
本発明の別の目的は、トポイソメラーゼ■をlfi日IIOおよび10マ1マO
で阻害する方法を提供することである。
さらに本発明の別の目的は、癌性分化段階を過ぎた細胞分化を誘導する方法を提
供することである。
本発明の別の目的は、各種の癌を治療するための組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、各種の癌を治療するための方法を提供することである。
本発明の上記の目的およびその他の目的は、以下において直ちに明らかになるよ
うに、次の発見によって実現されたものであった。すなわち、ある種の三環式ト
リテルペノイド化合物、(例えば、α−ボスウェル酸、β−ボスウェル酸、アセ
チルα−ボスウェル酸、これらの化合物の他の誘導体)がトポイソメラーゼIお
よびトポイソメラーゼ■に対する阻害能力を持っていること、in yitro
で細胞分化の誘導能力を持っていること、さらに、おそら(in vivoでも
同様の能力を持っていることが予想されること、に基づいている。重要なことで
あるが、これらの分子をベースとする組成物が、腫瘍をもつマウスにおいて強力
な抗癌活性を持つことが証明された。この結果、この抗癌活性は、ヒトを含む他
の哺乳類でも期待されるものである。
図面の簡単な説明
下記の詳細な記述を参照することによって、添付の図面と関連させて考えていけ
ば、本発明をより完全に理解することができ、また、本発明から派生する利点に
ついてもその多くを簡単に把握することができるであろう。その図面の中には、
次のものが含まれる。
第1図は、α−ボスウェル酸アセテート(A−1)、α−ボスウェル酸(A−2
)、β−ボスウェル酸アセテート(B−1)およびβ−ボスウェル酸(B−2)
の構造を示す。
第2図は、X線結晶回折像によって明らかにされた、結晶状態のβ−ボスウェル
酸アセテートの構造を示す。
第3図は、本発明のトリテルペノイドの一般構造を示す。ここでは、R1−R7
が特定されている。
第4図は、Botvcl1口ci++++ii Bi+dvのoleogam樹
液からの分離スキームを示す。
′M5図は、トポイソメラーゼIによるDNA緩和のゲル電気泳動分析の結果を
示す。
稟6図は、トポイソメラーゼ■によるDNA脱結節(unkno目iB)のゲル
電気泳動分析の結果を示す。
本発明の好適実施態様
中国の薬草Ti■−3hitn−Winは、中国の臨床研究によれば、抗腫瘍活
性を持つという。この天然物の複雑な混合物の中に存在する個々の化学物質につ
いての情報は無く、また、その混合物のどの部分が報告される抗腫瘍活性を持つ
のかについても知られていない。この活性を確認し、言われている臨床所見に対
する生物学的、および生化学的基礎を与える目的で、この薬物サンプル(天然起
源の混合物から調製したもの)から抽出し、各面分に分離した。
慢性ヒト白血病細胞から精製したトポイソメラーゼIに対して、これらの両分を
テストしてみると、ただ1画分においてのみ、強力な阻害活性が認められた。こ
の画分をさらに精製すると、結晶状の物質が得られ、これは、HPLCにより、
2個の異なる化合物から成ることが判明した。マススペクトル分析によりこの2
個の化合物は異性体であり、その分子式はC32H50o4であることが判明し
た。
この結果と、中国薬草医学文献の知識とから、この二つの化合物がそれぞれα−
およびβ−ボスウェル酸のアセテート(第1図のA−1、B−4)であると推定
された。
次に、上記2種の化合物を含む、Bo+vellis cir+e+it Bi
+dvの樹液を得、その化合物を第4図に示した通りに単離したところ、Tia
n−3hian−Lmから得た物質と同一物であることが判明した。この化合物
の構造を、マススペクトル分析によりて決定した。マススペクトル分析では、分
子式が得られ、また、他の特徴的なピークの他に、非常に特徴的な逆ディースル
・アルダ−フラグメントのピークが得られた。二次元炭素−水素相関スペクトル
や炭素−13NMRスペクトルの測定を含むNMRスペクトルの結果も、先に示
した構造と一致するものであった。X線結晶回折分析でも、β−ボスウェル酸ア
セテートの構造が確認された。さらに、α−ボスウェル酸アセテートの二次元N
M R(2D−NMR)は、A−1構造と一致した。α−およびβ−ボスウェ
ル酸アセテートの両方について、H目sagら<19851の方法にしたがって
トポイソメラーゼエおよびトポイソメラーゼ■に対する阻害能を調べた。この両
物質が芳香族構造を持たないという点できわめて驚くべきことであるが、これら
のボスウェル酸アセテート異性体は共に、トポイソメラーゼIおよび■に対して
高度の活性を持つ(第5.6図参照)。トポイソメラーゼI阻害活性分析では、
この二つの中では、α異性体A−4の方が活性が高く、標準化合物(カンプトテ
シン)よりも強力である。異性体A−1およびB−1は、トポイソメラーゼ■阻
害では同等の強さであり、肺小細胞癌、曇丸癌、リンパ腫、白血病に対して1明
な臨床活性を示す(0’ Dvyer、 P、ら、「エトポシド(VP−16−
213) 、活性抗癌剤の現状(Eloposide fVP−16−2H)。
Cur【ent 5trut of *n^c+iye Aaローc■cer
DnB) J 、1levEB1.1.11cd、 312,692−700(
1985))標準化合物として17) VP−16−213(エトポシド)より
も強力である。
中華人民共和国、北東、薬物研究所でこの化合物について調べられたが、その研
究でも、この化合物が、10ug/mlの濃度でHL−60細胞において分化を
誘導することが明らかにされた(実施例4参照)。
さらに重要なことは、これらのia titro活性は、薬物研究所での動物実
験と一致していることであって、その実験では腫瘍(L−1210)をもつ10
匹のマウスの内4匹が生き残ったが、対照群のマウスの方は全部死亡した(実施
例5参照)。
既に述べたように、ボスウェル酸化合物は、医学上重要な利点をもたらす、これ
まで報告されていない三つの性質を持っている。それは、トポイソメラーゼIの
阻害、トポイソメラーゼ■の阻害および細胞分化誘導能である。この三つの性質
はいずれも、抗腫瘍剤においては重要である。
細胞内におけるトポイソメラーゼの存在およびその性質については比較的最近発
見された。細胞の成長、複製および機能においてDNAの転写、組み換えおよび
修復がきわめて重要であることを考え合わせると、トポイソメラーゼについても
つといろいろなことが分かるようになれば、トポイソメラーゼ阻害剤の他の可能
な応用も見いだされるようになるだろう。
本発明の化合物は、その特徴が非芳香族性であることで、この酵素に対する既知
の阻害剤とは際だって異質である。さらに、既に示したように、本発明の化合物
は、カンプトテシンやvP−16よりも強力である。したがって、本発明の化合
物は、新規の構造形を表わし、ゆえに、現在既知の化合物の毒性副作用の内のあ
るものを持たない可能性がある。このことは、学問的にもまた実用的にも重要で
且つ予期せぬ発見である。
以上まとめると、本発明に基づいて、思いがけず次のことが発見された。すなわ
ち、α−ボスウェル酸アセテート、β−ボスウェル酸アセテートおよびそれらの
類縁体は、トポイソメラーゼIおよび■の強力な阻害剤であること、また、低濃
度で細胞分化を誘導できること、である。本発明は初めて、三環式トリテルペノ
イドがトポイソメラーゼlおよび■に対して強力な阻害活性を持っていること、
また、細胞分化誘導特性を持っていること、を明らかにした。
本発明のトリテルペノイドは、第3図のCおよびD構造を持つ化合物から成る。
ここで、R1は、−COOR’であり、R4は、モノ−、ジー、もしくはトリー
サツカライド;−H;Cアルキル;Cアルケニル:C3−4アルキニル;Cアリ
ールであり、C6−8アリールは、置換されていないか、または、ハロゲン、メ
トキシ、エトキシ、スルホンアミド、アミハモノーもしくはジー01−4アルキ
ルアミハモノーもしくはジ−アセチルアミノ、Cアルキル、C2−4アルケニル
によって置換されている。
あるいは、
R1は、−CONH、−CONHR5または−CON R5tであり、ここでR
5は、モノ−、ジーもしくはトリーサッカライF;−CH;−CHC00H;−
CH2Cl(2COOH;Cアルキル;Cアルケニル、C2−8アルキニル;C
アリールであり、C6−1アリールは、置換されていないかまたは、ハロゲン、
メトキシ、エトキシ、スルホンアミド、アミハモノーもしくはジ−014アルキ
ルアミハモノーもしくはジ−アセチルアミノ、Cアルキル、もしくはC2−4ア
ルケニルによって置換されている。また、R2とR3は、水素またはR5と、−
H,−OR’ 。
−NH、−NHR、−NHR、−0COR5またlt−NHCOR5との組み合
わせであってもよい。ここで、R4とR5は上に定義した通りである。
あるいは、
R2とR3は、−緒になって、=0または=N−OR’であってもよい。ここで
、R4は上に定義した通りである。また、R6とR7は、水素またはR5と、−
H,−OR’ 。
−NH、−N)IR、−NHR、−0COR5tたlt!+5
−NHCOR5との組み合わせであってもよい。ここで、R4とR5は、上に定
義した通りである。
あるいは、
R,R7は、−緒になって、=0または−N−OR’であってもよい。ここでR
4は上に定義した通りである。
C1−4アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、5ee
−ブチル、tert−ブチルを挙げることができよう。C2−8アルキルとして
は、さらに、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチルを挙げることができょう
。C2−4アルケニルとしては、エチニル、1−プロペニル、2−プロペニルを
挙げることができよう。C2−8アルケニルとしては、さらに、1−ペンテニル
を挙げることができよう。類似のアルキニル基も考慮の対象となる。
アリールについては、フェニル基、ハロゲンで置換されたフェニル基、OC+
−4−アルキル、スルホンアミド、アミ八C1−4−アルキルアミノまたはアセ
チルアミノを挙げることができよう。
七ノー、ジーもしくはトリーサツカライドについては、グルコシル、ガラクトシ
ル、フラクトシル、その他類似のものを挙げることができよう。
Rの好ましい基としては、−COOH,−COOCH3゜−COOC2H5,−
CONH2がある。
R3が−HであるときのR2の好ましい基としては、−R2−OH、OA c
、OCOC2Hs 、−N HA cがある。
Rが−Hの時は、R3は−H,−OH,−0Ac。
−oCOC2H5または−NHAcであることが望ましい。あるいは、RRが=
C1,=NOH,−NOCH3であることが好ましい。
RとRにとって好ましい基は、R2,R3のものと同じである。
好ましい組合せは次のものである。すなわち、R1が−COOHか−CoOCH
3であり、R2かR3のどちらかが−HT、もう一方力−OH、、、−OA c
、 −OCOC2H5または−NHAcであり、かつ、R’ =R7=−Hで
ある。
−COOCRであり、R2かR3のどちらか一方が−Hで、モラ一方カーOH、
OA c 、OCOC2Hsまたは−N HA Cであり、R6かR7のどちら
か一方がHで、もう一方が一〇〇、−0Acまたは一〇 〇 〇 C2Hsであ
る。
また好ましい組合せとして、R1が一〇〇OHか−cooc11であり、R2か
R3のどちらかが−Hで、もう一方が一〇H。
または” N OCH3である。
特に好ましい組合せとしては、R1が−COOHか−COOCHtJ5す、R3
b<−Hであ1)、R2f)< −OH,。
−OA cまたは一〇〇OCRであり、R6とR7が−HRが−OH,−0Ac
または−0COC2H5であり、R。
RおよびR7がHである。
ここで、ハロゲンは、好ましくは、C1,Br、■もしくはFであることを意味
する。
さらに本発明の範囲に含まれるものとして、上記の記載内容の範囲内の塩形成可
能な化合物の医薬上許容可能な塩がある。。
特に、陰・イオン基がその分子上にある時には、既知の、医薬上許容可能な陽イ
オンであれば、どのようなものでも、それと結合しCよい。したがって、例えば
、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、アンモニアを含む四級アミン塩を
用いることができる。ナトリウム塩およびカリウム塩を用いるのが好ましい。
さらに、陽イオ゛/を形成することのできる基がその分子とにある時は、医薬上
許容可能な陰イオンであれば、どのようなものでも、それと結合してよい。その
ような陰イオンの例としては、アセテート、アスパルテート、ベンゾエート、フ
マレート、エタンスルホネート、塩化水素、ラクテート、オキサレート、トシレ
ート等がある。これらの塩の内、単純な無機塩、例えば、ハロゲン水素塩が好ま
しい。
本発明はまた、本明細書中に開示された活性化合物に類似の薬剤前駆体化合物に
も関する。そのような化合物は一般にそれ自体は不活性であるか、または活性が
低いが、IIl!目Oで、活性化合物に変換される。したがって、例えば、それ
自体は活性を持たないか、または活性のきわめて低い、任意の酸官能基のメチル
エステルのような薬剤前駆体が、非触媒的に、または、エステラーゼのような酵
素によって触媒的に加水分解され、ボスウェル酸のような活性化合物に変わるこ
ともあり得る。この上うな薬剤前駆体化合物も、本発明化合物の好ましい治療形
態であり得る。このような類縁の薬剤前駆体化合物は、当業者に既によく知られ
ている手法や要素にもとづいて、活性化合物から生産する二とができる。1.た
がって、本明細書中で用いられでいる「薬剤前駆体化合物質」とは、「比較的無
毒性であって、薬理学的には不活性であるが、in vivoで薬理学的に活性
を持つ薬剤に変換される化学物質」を指す(Co+uort、 T、A、。
Ieaobiolics、 +6:975. (19116))。さらに特定的
にいうと、それは、本発明のトリテルペノイドの誘導体または類縁物質であって
、トポイソメラーゼエまたは■を阻害する能力、または細胞分化を誘導する能力
、または癌細胞を死滅させる能力は比較的低いかもしくは全然持たないが、生体
内で変換されて初めて、そのような能力を持つようになる誘導体または類縁物質
を指す。このような薬剤前駆体化合物は、いくつか好都合な性質を備える必要が
ある。例えば、増強された吸収性、水溶性、低毒性、腫瘍細胞に対する良好な照
準性(1+Belingl (これは、例えば、腫瘍細胞に対して親和性が窩い
か、または、腫瘍細胞では、正常細胞とは違って、活性化酵素の量が多いために
、より高濃度の活性化合物が産生されるためである)である。このような化合物
の例としては、メチル、エチル、フェニル、N、N−ジメチルアミノエチルのよ
うなエステル:ベンゾイル、p−N、N−ジメチルアミノベンゾイル、N、N−
ジメチルアミノグリシルのようなアシル誘導体:γ−グルタミル、グリシル、D
−V!1−Lsa−L7+のようなペプチド誘導体(Cbxk+zvx+17.
P、 Kら、JM+d、Cbsm、、26:663(1983)) ;または
グルクロニドのようなグリコシド誘導体[Co−nno++、 TA、とWhi
+son、 14. 、 !1xtu++210:866(1966+1 があ
る。
エステル化反応、加水分解反応、カルボン酸やエステルのアミド化反応、酸化反
応、還元反応または有機金属(例えば、グリニヤール反応)反応のような標準手
法を用いると、置換基R■、R2およびR3の形成に導く。アリル位を酸化もし
くは臭素化して、R6とR7がHもしくはOH,HもしくはBr;または=0で
ある化合物を生成し、その後で、酸化、還元、エステル化または核置換反応のよ
うな標準手法を実施すると、置換基R6およびR7の形成に導く。R2R3また
はR6R7が=0である化合物は、標準手法によりオキシムやアルコキシムに変
換することができる。
本発明の活性(すなわち、非薬剤前駆体)化合物は、トポイソメラーゼIおよび
■との間にK を有する。この値は、H+目Og (19851の方法で定量す
ることができ、下記の実施例で示されるように、50μM以下である。K はl
nM〜20μMであす
るのが好ましいだろう。したがって、本明細書中、本発明化合物について用いら
れる「有効阻害量」とは、その組成物が、問題の酵素の5O−100%、好まし
くは7O−100%の阻害をもたらすのに十分な量を指す。これは、所期のK
値を持つ化合物を用いてinマ1troでテストすることによって測定される。
本発明の活性(すなわち、非薬剤前駆体)化合物は、HL60細胞において、細
胞分化誘導能を持っている。この活性は、LaとHln (1986)の方法に
よって測定され、下記の例で示されるが、100μg/ml以下の濃度で発現さ
れる。有効濃度は、ll1g/lから 100μm7m1であることが好ましく
、特に、0.1から50μg10+1であることが好ましい。本明細書中、本発
明化合物について用いられる「分化有効量」とは、その組成物が、25−100
%、好ましくは50−100%の細胞分化をもたらすのに十分な量を指すのであ
って、これは、所期の細胞分化有効濃度を持つ化合物についてin vN+oテ
ストを行なって測定される。
トポイソメラーゼIまたは■のいずれか一方、またはその両方に対して阻害活性
を持つ化合物は、本発明の範囲内である。
さらにまた、次のことも自明であろう。すなわち、このような化合物を、当業者
には明らかであるように、最近よく知られているトポイソメラーゼIおよび■酵
素の阻害に使用するだけでなく、この種の、他の既知の、またはこれから発見さ
れるアイソエンザイムや、関連した活性を持つ他のトポイソメラーゼ酵素(DN
Aジャイレース)を阻害するためにも用いることができる。
同様に、本発明の化合物は、当業者には明らかであるように、本実施例のものと
は異なる細胞において、細胞分化を誘導するのに用いることができる。
本明細書中に記載した構造式を持つ化合物は、ここに記載した活性のただ一つだ
けを持つにすぎない。そのような化合物は本発明のほんの一部である。したがっ
て、例えば、ある化合物が、トポイソメラーゼエの阻害能は持っているが、トポ
イソメラーゼ■の阻害能を持っていないということもあるかもしれない。同様に
、本発明のある化合物は、細胞分化を誘導するが、2種のトポイソメラーゼ酵素
の内どちらかを阻害しないかもしれない。本明細書中に挙げた活性の内のどのよ
うな組合せを持つものであれ、そのような化合物は本発明の一部である。
DNAトポイソメラーゼIは、もともと、超螺旋DNAを緩和することのできる
単一酵素活性として、E+cbe+1chis coliから特定されたもので
あった(Lu、 1971)。その後、たくさんの真核細胞からトポイソメラー
ゼ酵素性が分離された(Cbgspoaxと(lalbecco、 1972;
Jnta ら、1981;LieとMillet、 1981;Cs+io+t
。
+986)。この酵素は、ATPまたはNADのような高エネルギー補因子を必
要としない。この酵素は、共有的に結合した酵素D N A中間体を形成するこ
とによって作用する。この一過性のDNA切断によって、2つのD N A鎖の
間の結合数(linkiBnumbe+)が変化する。トポイソメラーゼエ酵素
は、分子量約1HkDzの単量体の蛋白質であって、超螺旋DNAを負にも、正
にも緩和する。確定された所見であるが、5′末端に結合する原核細胞由来の酵
素と違って、真核細胞由来のトポイソメラーゼIは、千ロジン残基を介して、切
断されたDNAの3′末端と共存結合した中間体を形成するfGelleN、
1981;Lit、 1983;Lllg、 +9851゜
トポイソメラーゼ■は、E、+oliおよび例えば、子牛胸腺やヒトHeLa細
胞(Lia、 !981+G1口+on、 1984)のような真核生物から単
離されたtBxldi、 1980. Hsieh、 1980) 、真核細胞
トポイソメラーゼ■は、相同な二量体であり、300kDsの分子量を持つ(L
ipら、1980)。
真核細胞■型トポイソメラーゼは、5′末端に、同一の切断部位を形成する(
51aatr、 1983)。
ある種の抗癌剤が、精製された真核DN、lポイソメラーゼ■によるDNA切断
を促進するという直接的な証拠が得られたという報告がある(Nel+o319
84;TcvB、 1984;Ro++、 1984:11inochs、 +
984)。
本発明化合物の投与による治療に対して有効な特定の癌としては、肺小細胞価f
tm1ll cell long esnc!+)、畢丸癌、リンパ腫および白
血病(類似のVP−16活性に基づく);食道癌および胃癌;結腸癌(カンプト
テシンと類似の活性に基づり);乳癌;中枢神経系の癌(この化合物は、血液脳
関門を通過するだろうという予想に基づ<);肝臓癌;および前立腺癌がある。
他の癌にも、これらの化合物投与に対して有効性を持つものがあるかもしれない
。しかも、そのような活性は、当業者ならすぐ分かるように、標準テスト(例え
ば、胸腺除去したヌードマウスモデルに移植した腫瘍組織に対して活性を見るテ
スト)を用いて簡単に測定することができる。上記癌と関連する細胞の中に、本
発明の化合物あるいは組成物によって、分化が誘導される細胞の例が含まれる。
トポイソメラーゼエまたはトポイソメラーゼ■阻害活性を持つ他の化合物も、ヒ
ト癌やヒト以外の哺乳動物の癌の治療には有効である( Rate、 K、 !
A、 、 FASEB L 2.2474−2478.1988)。
トポイソメラーゼ酵素活性を調節することのできる化合物は、また、遺伝子操作
におけるDNA組み換えにとってかなり重要な価値をもつ。
ヒ゛ト以外の哺乳動物とは、例えば、イヌ、ネコ、サル、ウシ、ウマ等を指す。
これらの動物に含まれる酵素は、ヒト材料から単離したトポイソメラーゼIやト
ポイソメラーゼ■と厳密には同一ではないかもしれないが、もしその機能が、ヒ
ト以外の哺乳動物にとっても、ヒトの場合と一般に同じであり、且つ阻害も(本
明細書中に特定したような)標準活性測定法で検出可能であるならば、その阻害
作用も、本発明の組成物や方法の範囲に入いる。
臨床的に有効な抗癌剤(例えば、ダウノルビシンあるいはンタラビン)は、各種
骨髄性白血病細胞の分化を効果的に誘導することができる。したがって、細胞分
化誘導特性を持つ化合物は抗癌の目的で使用することができる。
本発明の化合物の投与は、経口的でも、非経口的でも、静注でも、皮膚や粘膜表
面を通じての吸収でもよく、これを、薬剤投与に熟練した人々に既知の方法を用
いて実施することができる。
治療上の投与目的のためには、活性成分が溶液または懸濁液に取り込まれていな
ければならない。
溶液または懸濁液はさらに、下記のような成分を含むことができる。すなわち、
無菌の 希釈剤(例えば、注射用水、生食液、ポリエチレングリコール、グリセ
リン、プロピレングリコール、その他の合成溶媒)、溶解度を増すための蛋白質
(例えば、血清アルブミン)、抗菌剤(例えば、ベンジルアルコール、メチルパ
ラベン)、酸化防止剤(例えば、アスコルビン酸、重亜硫酸ナトリウム)、キレ
ート剤(例えば、エチレンジアミン四酢酸)、バッファー(例えば、酢酸塩、ク
エン酸塩、リン酸塩)、浸透圧調整剤(例えば、塩化ナトリウム、デキストロー
ス)である。調製品は、アンプル、ディスポーザブル注射筒、ガラスまたはプラ
スチック製の多重用量瓶に収容させることができる。
本発明の活性化合物を含む組成物は、特定の腫瘍を標的にするように処方するこ
とができる。例えば、本発明の各種化合物のどれでも、腫瘍関連抗原に対するモ
ノクロナール抗体と共有的に結合させることができる。このような結合は、抗体
のアミン基とのペプチド結合形成を通じて実現することができる。さらに好まし
くは、そのような結合がジスルフィド部分または容易に切断させる他の部分(例
えば、YilsNi ラ(E、S、 Yil+llz、R,Ierrold F
allen、Ricbtrd D、Ma7.Mttk Ti11.Io+11h
in W、υh+。
5cience。23g+1098(198?))が記載しているようなもの)
を含んでいるとよい。そのような結合は、ジスルフィド結合の切断によって放出
された化合物が、急速に、活性トポイソメラーゼ阻害剤または細胞分化誘導剤に
変換されるように設計された。
あるいは、本発明の化合物を、リポソームに付着させたり、内部に封入させるこ
とができる。リポソームは、抗癌剤を標的に誘導するのに有効であることが知ら
れているからである(G、 G+ego+i+di+、 1.’5snio+お
よび人Trooel (6i集)「薬剤の標的誘導(Tx+geling of
D+ug+)J 、’ NATOAdy+ncta 5lud7!aitil
ul+ Se+i++、第47巻、Pltnum PIesl、141w Yo
+に、1982)。
肝臓癌は、リポソームの標的誘導に対して特に敏感である。
このようなリポソームの調製法および使用法については、G+ego+1−td
口らの本に論じられている。
したがって、本明細書中で使用される、本発明の化合物を癌発生部位に標的誘導
するための薬剤には、その癌発生部位に特異的なモノクロナール抗体、癌発生部
位に選択的に吸着されるリポソーム、および癌発生部位に好んで引きつけられた
り吸収される、当業者に公知の他の薬剤が含まれる。このような薬剤は、例えば
、Ghose、 Tら、「癌治療のための抗体結合細胞毒性剤:現状と将来の展
望(Anlibod7−Linked CyloloxicAg+of+ io
Ibe Trc+1me++t of Cxne+++Cutrent 5l
tt■ andFuture Prosp+cl+) J 、1.Nttl、C
tnce+ In+t、6119?!l)に記載されている。標的誘導剤の量は
、この分野の通常の技術の一つを用いれば、大げさな実験操作なしに決めること
ができる。一般に、標的誘導剤がモノクロナール抗体か、または本発明による化
合物に共有的に結合する別の細胞毒性剤である場合、はぼ等モル以下の量の標的
誘導剤が使用される。しかしながら、本発明化合物と、共有的に結合する標的誘
導剤とを、別のモル比で使用することも可能である。
本発明に基づいて使用されるモノクロナール抗体と、本発明化合物の標的とする
ことが可能な関連する癌との特定例としては下記のものがある。
Pzno+ex MAb C+n1oeo+ 結腸直腸癌、 フェーズ■(II
ll ye to、 P+、 ) すい臓癌Oyx+iso R丁MAb Ct
nloCor 卵巣癌 フエーズエ(Llyt+n、PC>
MAbCC11I+ 乳癌 フェーズエ(EmtBwille、C1,)
MAb DJmon (NeeIih*a 肺癌 フエーズエHeigkl+、
Ms++、)
KS I/4−DAJLB Eli Li1l) ff、 f1g床試験MAb
(I口dixnxpoli+。
lad、)
MAb−L6 8ri+tol−Myert/ 肺癌 7工−ズ■Oncoge
n
(New Yolk、N、Y、)
MAb Immonomedics 結腸直腸癌 フェーズI(Nevxrk、
N、1.)
1ohn+oo & job+++on(Nov B+u++5viCk、N、
J、)他のモノクロナール抗体も、それらが特定の癌発生部位、例えば腫瘍を標
的とする限り、使用することができる。
本発明の化合物はまた、他の治療処置、例えば、癌に対する放射線治療と組み合
わせて投与することができるし、あるいは、他の抗癌剤、例えば、細胞毒性剤、
他のトポイソメラーゼ阻害剤または細胞分化誘導剤と組み合わせて投与すること
もできる。
投与量は、軽減すべき病状の特定の重症度と共に変化するが、本明細書に記載し
た化合物の有効量を、そのような治療を要する患者に、経口的に、非経口的に、
または、静注によって投与すると、好成績が得られる。適切な用量は、化合物の
有効量、本明細書に記載したin yil+oテスト、および投与経路による記
載化合物の生体内有効率から評価でき、これによって、患者体内の標的部位に有
効濃度の記載化合物を生じさせることができる。
しかしながら、銘記しておかなければならないことは、ある特定の患者に対して
は、投与処方は、その個人の必要に合わせて、前記化合物を投与する人の、また
は、投与を監督する人の専門的判断に則って調整されなければならない、という
ことである。さらに銘記しなければならないことは、前記の投与法は、本発明の
範囲や実施内容を限定しないということである。投与は、一時に行なってもよい
し、小量の複数の用量に分けて、様々な時間間隔で投与してもよい。
本発明のその他の特徴については、下記に挙げる例示的な実施態様の記載内容か
ら明らかになるであろう。この実施態様は、本発明の説明のためにのみ挙げたの
であって、これに限定する意図はない。
第4図に示したように、パーコレーター中で、oleoga+n樹脂(290g
)を、70%アセトン水溶液で徹底的に抽出し、粗抽出物を得た(2418g、
85.7%)。この粗抽出物を塩化メチレンで処理し、塩化メチレン可溶性画
分を濃縮した(194.8g、 65. IX)。この粗混合物を、塩化メチレ
ン中に上昇濃度を持つように溶解したアセトン溶液を溶出液として、シリカゲル
上でクロマトグラフィーにかけた。
塩化メチレン溶出物から、α−およびβ−ボスウェル酸アセテートの粗混合物が
得られた(16gl。クロマトグラフィーとメタノール中の再結晶を繰り返すと
、微細な、無色の、針状結晶(4,54g)が得られた。HPLC分析によって
、結晶状物質は、まだ、混合物であり、約1.1の比率のα−およびβ−ボスウ
ェル酸アセテートから成っていた。
この異性体混合物0.25gを、C−18逆相カラム(25叩!30口)上で、
92%メタノール水溶液を移動相としてクロマトグラフィーにかけた。純粋なα
−およびβ−ボスウェル酸アセテート(HP L C分析で決定した)を含む画
分を、それぞれを一つに集めて濃縮した。メタノールからさらに再結晶すると、
α−ボスウェル酸アセテート(A−1)5■およびβ−ボスウェル酸アセテート
(B−1)11■が得られた。
α−ボスウェル酸アセテートおよびβ−ボスウェル酸アセテートの構造は、下記
の物理的およびスペクトル分析に基づいて確認した。
α−ボスウェル酸アセテート
無色の針状結晶、[α] 22D+66.2°、HR,M S 498.369
7、C32H5004計算値、498.3709゜そのIRスペクトラムは、ア
セトキン基については1737cm−1に、カルボキシル基については1692
cm−1に、カルボニルバンドを示した。EIlマススペクトル、ah 280
. 2181=ピークを示した。コノピークハ、△12−オレアネン(01+a
aensl/ウルセン(u+++ne)誘導体のC環由来の、特徴的な逆ディー
ルス・アルダ−切断ピークを表わす。その’HNMRスペクトルは、8個のメチ
ルシグナルを示した(第1表)。その13CNMRスペクトルからは、32個の
炭素シグナルが明らかにされた。
β−ボスウェル酸アセテート
無色の針状結晶、[α] 22D+60.0°、HRMS ua、370+、、
C32H5oO4計算値498J709゜そのIRスペクトルは、アセトキシ基
については1733■−1に、カルボキシル基については1693C111−1
にカルボニルバンドを示した。Elマススペクトルは、α−ボスウェル酸アセテ
ートの場合と同様の、特徴的なピークを示した。その ’HNMRスペクトルで
も、8個のメチルシグナルが得られたく第工表)。その13CNMRスペクトル
では、32個の炭素シグナルが明らかにされた。
X線回折分析(第2図)によって、β−ボスウェル酸アセテートの構造を確定し
た。
(」
α−およびβ−ボスウェル酸アセテートのMe基の化学シフト(TMSでのpp
m)β−ボスウェル酸アセテート 0.91 1.05 i、12 1.25
0.81 0.81 0,91 2.10実施例2. トポイソメラーゼ1阻害
活性トポイソメラーゼエ阻害活性は、超螺旋pBR322DNA緩和アッセイを
用いてモニターした。このアッセイは、既に発表された方法に従った( LiD
ら、P+oe、 N&t1.^cxd、sci、、U、S、A、、76゜348
7(1987))。
DNAトポイソメラーゼエを、慢性ヒト白血病細胞から均賀になるまで精製した
。プラスミドpBR322DNAは、透明な細胞溶解物をフェノールを用いる除
蛋白操作に掛け、次に、C+CI/エチジウムによる等密度勾配遠心、およびゲ
ルろ過に掛けて精製された。化合物A−1およびB−1のトポイソメラーゼエ阻
害活性を第5図にまとめた。α異性体A−1は、カンプトテシン標準よりも高い
阻害能(〜3X)を示した。β異性体B−1は、カンプトテシン標準と同程度の
阻害能を示した。
実施例3、トポイソメラーゼ■陥害活性トポイソメラーゼ■活性は、P4脱結節
アッセイを用いてモニターした( Liuら、Nacleic^cid Rei
、、9.3979(19811)。ファージの尾部のないキャプシドから単離し
た、自然状態で結節化しているDNAを基賀として用いた。トポイソメラーゼ■
は、ヒト白血病細胞から精製した。A−1およびB−1両異性体ととも、VP−
16標準よりも高い阻害能を示した。結果を第6図にまとめた。
実施例4. 細胞分化誘導活性
ヒト前骨髄性白血病細胞系、すなわちIIL−60の培養物は、化合物A−1お
よびB−1の約1・1混合物によって分化を誘導され、成熟細胞になった。細胞
分化は、LD、とHlnの方法によって評価された( Lo、 Y、とHxa、
R,、rアクラシノマイシンBによって誘導される、ヒト前骨髄細胞(HL−6
0)の分化(D百!e+sntiglion oi )lumtn P+oII
)tlocytic Ce1l+(HL−60)Induced J A+l+
cinom7cin 81 、Acl+ Academ口LdicxSinic
!。8(37)、 21+−214(19861) 、種々の濃度の(第n表参
照)テスト薬剤混合物の存在下、5培養日数で各々について二濃 度 NBT
約1:1比で混ぜたA−1とB−1の混合物。
傘事コントロール細胞に対する、NBT減少能の増加実施例5. in yiv
oにおける抗腫瘍活性L−1210白血病に対する本発明化合物の作用を、α−
ボスウェル酸アセテートとβ−ボスウェル酸アセテートの1:1混合物をCDF
−1マウスに投与して測定した。L−1210細胞(マウス1匹あたり1×10
6個の細胞)を、0日目に、CDF−1マウス(1グループあたり10匹)の腹
腔内に移植し、この化合物による腹腔内治療を1日目に開始し、12日間続けた
。結果を、第■表にまとめた。
開始時 最終時0 開始時 最終時 (可動コントロール 16 0 17.0
19.7 15.+±1.950■/kg IQ 1 16.9 17.8
16.9±6.1100■/kg 10 j 16.7 17,4 22.9±
15sBC−4は、約1=1の比で混合したα−ボスウェル酸アセテートとβ−
ボスウェル酸アセテートから成る。
本本案験の終了(300日目まで生存していた動物の数言うまでもないことであ
るが、本発明については、たくさんの改良法、変法が、上記の例示に照らして可
能である。したがって、ここに特に挙げていないやり方で本発明を裏打したとし
ても、それが添付の請求の範囲内にあることも可能であることを銘記しなければ
ならない。
+Al t81
FIC!、7,4 FIC:、fB
FIC:、3A FIC:、38
FIC!、30 FIC:、31)
FIG、5A
ト2イゾメラーc’ I 級オQア・7’tLイABCDEFGHIJKLM
FIG、 6A
ト汀ぐイソズウーτ゛ユ gt粍jT17・ルイABCDEFGHIJKLM
国際調査報告
PCT/US891035111
工 CLA5SXFICkT工ON OF’ 5t)B、:TECT KATT
ERfcONTINUEDl
Claims (14)
- 1.トポイソメラーゼIを阻害するための方法であって、該方法が、下記の式: ▲数式、化学式、表等があります▼C▲数式、化学式、表等があります▼D▲数 式、化学式、表等があります▼E▲数式、化学式、表等があります▼F[式中、 R1は、−COOR4(ここで、R4は、モノ−、ジ−もしくはトリ−サッカラ イド;−H;C1−4アルキル;C2−4アルケニル;、C3−4アルキニル; 置換されていないかまたはハロゲン、メトキシ、エトキシ、スルホンアミド、ア ミノ、モノ−もしくはジ−C1−4アルキル−アミノ、モノ−もしくはジ−アセ チルアミノ、C1−4アルキル、C2−4アルケニルによって置換されているC 6−8アリールである。)であるか、あるいは、 R1は−CONH2、−CONHR5または−CONR52(ここでR5は、モ ノ−、ジ−もしくはトリ−サッカライド;−CH3;−CH2COOH;−CH 2CH2COOH;C2−8アルキル;C2−8アルケニル;C2−8アルキニ ル;または置換されていないかまたはハロゲン、メトキシ、エトキシ、スルホン アミド、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−4アルキル−アミノ、モノ−もしく はジ−アセチルアミノ、C1−4アルキル、C2−4アルケニルによって置換さ れているC6−8アリールである。)であり、および R2とR3は、水素またはR5と、−H,−OR4,−NH2,−NHR5,− NHR52,−OCOR5または−NHCOR5(ここで、R4とR5は上に定 義した通りである。)との組み合わせであってもよいか、あるいは、 R2とR3は、一緒になって、=0または=N−OR4(ここで、R4は上に定 義した通りである。)であってもよく、および、 R6とR7は、水素またはR5と、−H,−OR4,−NH2,−NHR5,− NHR52,−OCOR5または−NHCOR5(ここで、R4とR5は、上に 定義した通りである。)との組み合わせであってもよいか、あるいは、 R6とR7は、一緒になって、=0または=N−OR4(ここで、R4は上に定 義した通りである。)であってもよい。]を有する化合物から成る群から選択さ れる化合物または該化合物の医薬上許容可能な塩の有効阻害量をin vitr oもしくはinvivoでトポイソメラーゼIに接触させることを含む、ことを 特徴とする方法。
- 2.R1が−COOR4(ここで、R4は−H,C1−4アルキルまたはNH2 である。)である、請求項1に記載の方法。
- 3.R3が−Hであり、およびR2が−H,−OH,−OAc,−OCOC2H 5または−NHAcである、請求項1に記載の方法。
- 4.R6=R7=R3=H、R2=OHおよびR1=COOHである、請求項1 に記載の方法。
- 5.R6=R7=R3=H、R2=OCOCH3およびR1=COOHである、 請求項1に記載の方法。
- 6.R6=R7=R3=H、R2=OHおよびR1=COOHである、請求項1 に記載の方法。
- 7.トポイソメラーゼIIを阻害するための方法であって、該方法が、下記の式 : ▲数式、化学式、表等があります▼C▲数式、化学式、表等があります▼D▲数 式、化学式、表等があります▼E▲数式、化学式、表等があります▼F[式中、 R1は−COOR4(ここで、R4は、モノ−、ジ−もしくはトリ−サッカライ ド;−H;C1−4アルキル;C2−4アルケニル;C3−4アルキニル;置換 されていないかまたはハロゲン、メトキシ、エトキシ、スルホンアミド、アミノ 、モノ−もしくはジ−C1−4アルキル−アミノ、モノ−もしくはジ−アセチル アミノ、C1−4アルキル、C2−4アルケニルによって置換されているC6− 8アリールである。)であるか、あるいは、 R1は−CONH2、−CONHR5または−CONR52(ここで、R5は、 モノ−、ジ−もしくはトリ−サッカライド;−CH3;−CH2COOH;−C H2CH2COOH;C2−8アルキル;C2−8アルケニル;C2−8アルキ ニル;置換されていないかまたはハロゲン、メトキシ、エトキシ、スルホンアミ ド、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−4アルキル−アミノ、モノ−もしくはジ −アセチルアミノ、C1−4アルキル、C2−4アルケニルによって置換されて いるC6−8アリールである。)であり、および R2とR3は、水素またはR5と、−H,−OR4,−NH2,−NHR5,− NHR52,−OCOR5または−NHCOR5(ここで、R4とR5は上に定 義した通りである。)との組み合わせであってもよいか、あるいは、 R2とR3は、一緒になって、=0または=N−OR4(ここで、R4は上に定 義した通りである。)であってもよく、および R6とR7は、水素またはR5と、−H,−OR4,−NH2,−NHR5,− NHR52,−OCOR5または−NHCOR5(ここで、R4とR5は上に定 義した通りである。)との組み合わせであってもよいか、あるいは、 R6とR7は、一緒になって、=0または=N−OR4(ここで、R4は上に定 義した通りである。)であってもよい。]を有する化合物から成る群から選択さ れる化合物または該化合物の医薬上許容可能な塩の有効阻害量をin vitr oもしくはinvivoでトポイソメラーゼIIに接触させることを含む、こと を特徴とする方法。
- 8.R1が−COOR4(ここで、R4が−H,C1−4アルキルまたはNH2 である。)である、請求項7に記載の方法。
- 9.R3が−Hであり、およびR2が−H,−OH,−OAc,−OCOC2H 5または−NHAcである、請求項7に記載の方法。
- 10.R6=R7=R3=H、R2=OHおよびR1=COOHである、請求項 7に記載の方法。
- 11.R6=R7=R3=H、R2=OCOCH3およびR1=COOHである 、請求項7に記載の方法。
- 12.肺小細胞癌、睾丸癌、リンパ腫、白血病、食道癌、胃癌、結腸癌、乳癌、 中枢神経系癌、肝臓癌および前立腺癌から成る群から選択される癌にかかった哺 乳動物を治療するための組成物であって、 該組成物が、 下記の式: ▲数式、化学式、表等があります▼C▲数式、化学式、表等があります▼D▲数 式、化学式、表等があります▼E▲数式、化学式、表等があります▼F[式中、 R1は、−COOR4(ここで、R4は、モノ−、ジ−もしくはトリ−サッカラ イド;−H; C1−4アルキル;C2−4アルケニル;C3−4アルキニル; 置換されていないかまたはハロゲン、メトキシ、エトキシ、スルホンアミド、ア ミノ、モノ−もしくはジ−C1−4アルキル−アミノ、モノ−もしくはジ−アセ チルアミノ、C1−4アルキルまたはC2−4アルケニルによって置換されてい るC6−8アリールである。)であるか、あるいは、 R1は−CONH2、−CONHR5または−CONR52で(ここで、R5は 、モノ−、ジ−もしくはトリ−サッカライド;−CH3;−CH2COOH;− CH2CH2COOH;C2−8アルキル;C2−8アルケニル;C2−8アル キニル;または置換されていないかまたはハロゲン、メトキシ、エトキシ、スル ホンアミド、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−4アルキル−アミノ、モノ−も しくはジ−アセチルアミノ、C1−4アルキル、C2−4アルケニルによって置 換されているC6−8アリールである。)であり、および R2とR3は、水素またはR5と、−H,−OR4,−NH2,−NHR5,− NHR52,−OCOR5または−NHCOR5(ここで、R4とR5は上に定 義した通りである。)との組み合わせであってもよいか、あるいは、 R2とR3は、一緒になって、=0または=N−OR4(ここで、R4は上に定 義した通りである。)であってもよい、および R6とR7は、水素またはR5と、−H,−OR4,−NH2,−NHR5,− NHR52,−OCOR5,または−NHCOR5(ここで、R4とR5は上に 定義した通りである。)との組み合わせであってもよいか、あるいは、 R6とR7は、一緒になって、=0またはN−OR4(ここで、R4は上に定義 した通りである。)であってもよい。]を有する化合物から成る群から選択され る化合物または該化合物の医薬上許容可能な塩を、該哺乳動物内の該癌の局在部 位に該化合物を標的誘導するための薬剤と組み合わせたものを含む、ことを特徴 とする組成物。
- 13.細胞分化を誘導するための方法であって、該方法が、下記の式: ▲数式、化学式、表等があります▼C▲数式、化学式、表等があります▼D▲数 式、化学式、表等があります▼E▲数式、化学式、表等があります▼F[式中、 R1は−COOR4(ここで、R4は、モノ−、ジ−もしくはトリ−サッカライ ド;−H;C1−4アルキル;C2−4アルケニル;C3−4アルキニル;置換 されていないかまたはハロゲン、メトキシ、エトキシ、スルホンアミド、アミノ 、モノ−もしくはジ−C1−4アルキル−アミノ、モノ−もしくはジ−アセチル アミノ、C1−4アルキル、C2−4アルケニルによって置換されているC6− 8アリールである。)であるか、あるいは、 R1は−CONH2、−CONHR5または−CONR52(ここで、R5は、 モノ−、ジ−もしくはトリ−サッカライド;−CH3,−CH2COOH;−C H2CH2COOH;C2−8アルキル;C2−8アルケニル;C2−8アルキ ニル;または置換されていないか、またはハロゲン、メトキシ、エトキシ、スル ホンアミド、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−4アルキル−アミノ、モノ−も しくはジ−アセチルアミノ、C1−4アルキル、C2−4アルケニルによって置 換されているC6−8アリールである。)であり、および R2とR3は、水素またはR5と、−H,−OR4,−NH2,−NHR5,− NHR52,−OCOR5または−NHCOR5(ここでR4とR5は上に定義 した通りである。)との組み合わせであってもよいか、あるいは、 R2とR3は、一緒になって、=0または=N−OR4(ここで、R4は上に定 義した通りである。)であってもよく、および R6とR7は、水素またはR5と、−H,−OR4,−NH,−NHR5−NH R52,−OCOR5または−NHCOR5(ここで、R4とR5は上に定義し た通りである。)との組み合わせであってもよいか、あるいは、 R6とR7は、一緒になって、=0または=N−OR4(ここで、R4は上に定 義した通りである。)であってもよい。]を有する化合物から成る群から選択さ れる化合物または該化合物の医薬上許容可能な塩の有効量を癌細胞に接触させる ことを含む、ことを特徴とする方法。
- 14.肺小細胞癌、睾丸癌、リンパ腫、白血病、食道癌、胃癌、結腸癌、乳癌、 中枢神経系癌、肝臓癌および前立腺癌から成る群から選択された癌を治療するた めの方法であって、該方法が、下記の式: ▲数式、化学式、表等があります▼C▲数式、化学式、表等があります▼D▲数 式、化学式、表等があります▼E▲数式、化学式、表等があります▼F[式中、 R1は−COOR4(ここで、R4は、モノ−、ジ−もしくはトリ−サッカライ ド;−H;C1−4アルキル;C2−4アルケニル;C3−4アルキニル;置換 されていないかまたはハロゲン、メトキシ、エトキシ、スルホンアミド、アミノ 、モノ−もしくはジ−C1−4アルキル−アミノ、モノ−もしくはジ−アセチル アミノ、C1−4アルキル、C2−4アルケニルによって置換されているC6− 8アリールである。)であるか、あるいは、 R1は−CONH2、−CONHR5または−CONR52(ここで、R5は、 モノ−、ジ−もしくはトリ−サッカライド;−CH3;−CH2COOH;−C H2CH2COOH;C2−8アルキル;C2−8アルケニル;C2−8アルキ ニル;または置換されていないかまたはハロゲン、メトキシ、エトキシ、スルホ ンアミド、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−4アルキル−アミノ、モノ−モも しくはジ−アセチルアミノ、C1−4アルキル、C2−4アルケニルによって置 換されているC6−8アリールである。)であり、および R2とR3は、水素またはR5と、−H,−OR4,−NH2,−NHR5,− NHR52,−OCOR5または−NHCOR5(ここで、R4とR5は上に定 義した通りである。)との組み合わせであってもよいか、あるいは、 R2とR3は、一緒になって、=0または=N−OR4(ここで、R4は上に定 義した通りでる。)であってもよく、および R6とR7は、水素またはR5と、−H,−OR4,−NH2,−NHR5,− NHR5,−OCOR5または−NHCOR5(ここで、R4とR5は上に定義 した通りである。)との組み合わせであってもよいか、あるいは、 R6、R7は、一緒になって、=0または=N−OR4(ここで、R4は上に定 義した通りである。)であってもよい。]を有する化合物から成る群から選択さ れる化合物または該化合物の医薬上許容可能な塩を活性成分として含有する組成 物の有効量を、治療を必要とする哺乳動物に投与することを含む、ことを特徴と する方法。
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