JPH04497Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［考案の目的］ （産業上の利用分野） 本考案はガスコンロその他のガス器具に於ける
ガス点火装置に使用されるマイクロスイツチに関
する。

（従来の技術） この種の装置に於いては、一般にアクチユエー
タ駆動レバーとマイクロスイツチ及びアース端子
接続部品とで組立られ、マイクロスイツチに設け
られた２つの係止孔を２本のネジで固定され、ア
ースは別途に設けた導線にて端子部よりハンダ等
にて結線アースされていた。例えば実開昭55−
69268号に示されるように、電源を器具体に接地
されるものが知られている。

（考案が解決しようとする問題点） ガス器具等の点火装置における組立作業にはア
ース端子とアクチユエータ駆動板の基板との接地
作業があり、半田付作業が面倒であり、マイクロ
スイツチ自体の小型化が難しい不都合を有してい
た。

（問題を解決するための手段） マイクロスイツチ本体にネジ等の固定用の係止
孔を貫通させて設けるものに於いて、マイクロス
イツチ本体１に設けた固定用ネジ挿通孔用の固定
係止孔２の一部にマイクロスイツチ本体１内の接
触スイツチの端子片に導通するアース取出端をマ
イクロスイツチの固定用のネジ等に接触するよう
にのぞませた係止孔とした。マイクロスイツチを
固定するネジによつて、係止孔２にのぞむアース
取出端を介してこのネジ接触により、又は金属取
付台板に接触させるか、アクチユエータ駆動レバ
ー基板９にアース接地させることにより、アース
端子の接地がマイクロスイツチ取付のネジ手段に
よつて直接接地が出来る。

（作用） 一端を端子８を介して他方の端子は可動片１０
を通つてアクチユエータ４の押圧によりバネ１２
に抗して導通し、固定片１１からの取出し端子と
マイクロスイツチ本体１の取付用係止孔２の内
面、又は、マイクロスイツチ本体の係止孔周面に
金属面をのぞまして設け、ねじ６又はアクチユエ
ータ駆動レバー基板９に接触するようにして、ネ
ジ６にて導通又はネジ６の締付力によつて基板９
又はネジ首にて台板５に接地されるので、従来の
様なアースのための半田付工程は不用で組立のみ
で接地工程が出来る。

（実施例） 第１図は本考案の平面図を示すもので、１はマ
イクロスイツチ本体でその両端に固定用係止孔２
が設けられている。４はアクチユエータであり、
３はアース取出端であり、係止孔２の一部にマイ
クロスイツチ本体１内のスイツチである可動片１
０又は固定片１１のいずれかからネジ止時に接す
るようにアース取出端をのぞまして設けている。
第２図は第１図の断面図であり、８は端子であ
り、可動片１０を介して固定片１１にアクチユエ
ータ４の押圧により導通し、固定片１１より係止
孔２にアース取出端３を配置している。他の側と
してアース取出端３は、係止孔２の内部にのぞま
して配設させても良く、また、係止孔２に貫通す
る金属管を埋込んでも良く、更にはアース取出端
を一部分のみマイクロスイツチの係止孔２の通孔
両面部分にのぞまして配置しても良い。第３図
は、本考案のマイクロスイツチを配置した斜視図
である。６はネジであり、５は金属の台板であ
り、ネジ６又はアクチユエータ駆動基板９を介し
ている。

（考案の効果） 本案は、マイクロスイツチの固定ネジにてアー
ス接地が直接出来るので、従来の様な半田付け作
業はなく、別途に接地用配線も不用となる。ま
た、マイクロスイツチの構成も小型化出来かつ安
価な構成となり、組立工程も少なく、大量生産の
製品の部品として使用出来る等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示した平面図、第
２図は第１図の断面図、第３図は装置時を示す外
観図てある。 １……マイクロスイツチ本体、２……係止孔、
３……アース取出端、４……アクチユエータ、５
……台板、６……ネジ、７……アクチユエータ駆
動レバー、８……端子、９……アクチユエータ駆
動レバー基板、１０……可動片、１１……固定
片、１２……バネ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. マイクロスイツチの外筐ケース本体１にネジ等
   による固定用の係止孔２を貫通させて設けるもの
   に於いて、マイクロスイツチ本体１の前記固定用
   の係止孔２の一部にマイクロスイツチ本体１内の
   スイツチである可動片１０又は固定片１１のいず
   れかに導通するアース取出端をマイクロスイツチ
   の固定用のネジ等に接触するようにのぞませて係
   止孔２としたことを特徴とするマイクロスイツ
   チ。