JPH0449740Y2 - - Google Patents

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JPH0449740Y2
JPH0449740Y2 JP17008085U JP17008085U JPH0449740Y2 JP H0449740 Y2 JPH0449740 Y2 JP H0449740Y2 JP 17008085 U JP17008085 U JP 17008085U JP 17008085 U JP17008085 U JP 17008085U JP H0449740 Y2 JPH0449740 Y2 JP H0449740Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は遭難時等において、水中に投入するこ
とにより、ランプを点灯し、または信号を発信
し、或いはランプを点灯すると共に信号を発信し
て、その位置を報知する携帯用緊急報知装置に関
する。
(従来の技術) 従来の、遭難時等の報知装置としては次のよう
なものがある。
(イ) 浮力を有する浮筒体内に、ランプ等の光源
と、この光源を点灯、消灯及び明滅を制御する
制御回路と、光源及び制御回路を動作させる電
池等の電源が組込まれている装置である。そし
て、使用に際しては、電源のスイツチをONに
して、光源及び制御回路を動作状態にした後、
水中に投入するのである。
(ロ) 浮力を有する浮筒体内に、ランプ等の光源
と、磁石を付設した浮体と、浮体の近傍に配置
されたリードスイツチと、光源の電源とが組込
まれている装置である。そして、使用に際して
は、浮筒体を水中に投入すると、浮体が浮上し
磁石によりリードスイツチを閉成して光源に電
源を印加し、光源を点灯するものである。
(ハ) 浮力を有する浮筒体内に、信号用の発煙筒
と、この発煙筒を点火する抵抗線と、この抵抗
線を加熱する海水電池等から構成した装置であ
る。そして、浮筒体を海中に投入すると、海水
電池が海水と化学変化を起し、発電して発煙筒
を発煙させるものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記の(イ)の装置では、浮筒体を海水に
投入する前に、電源のスイツチをONにすること
が必要なので、操作者が失念、失神、操作不能等
でスイツチをONしない場合には装置は動作しな
い。
また、(ロ)の磁石付き浮体を使用した装置では、
陸上で例えば、運搬中に浮体が移動してリードス
イツチを不用意に閉成し、光源を点灯してしまう
という欠点があつた。
更に、(ハ)の海水電池を使用した装置では、海水
電池は海水との化学変化でのみ発電するので、湖
水や河川等のような淡水は海水電池が動作しない
という難点があつた。
また、上記の各装置は、いずれも遭難者等に結
びつけるように構成されてないので、海水や河川
の流れによつて装置が遭難者等から、可成り離れ
る場合が発生する。この場合には、装置が発見さ
れても遭難者等を救難できない場合が生じる。
本考案は上記のような問題を解決するために考
案されたもので、緊急報知装置を水中に投入した
時、紐により遭難者等から一定の範囲に浮上し、
また、報知器は海水または淡水に関係なく、水中
に投入すれば自動的に電源回路が閉成するように
して遭難者等の発見の確実性、及び操作の簡易
さ、動作の確実性などを目的として携帯用緊急報
知装置を提供せんとするものである。
(問題を解決するための手段) 上記問題を解決するため、本考案は浮力を有す
る携帯用の浮筒体と、該浮筒体内に収納した電源
と、サイリスタを介装して上記電源と接続した報
知器と、一端に係止具を取付け、他端を上記浮筒
体に固定されていると共に上記浮筒体の外周に巻
回して水溶性の接着剤で接着した適当長さの紐
と、上記浮筒体の周壁に電気的に絶縁して外部に
露呈するように取付けられた一対のスイツチ端子
とを備え、上記一方のスイツチ端子には上記電源
の一方の電極が接続されていると共に他方のスイ
ツチ端子には上記サイリスタのゲートが接続され
ており、上記両スイツチ端子が水で短絡されたと
き、上記サイリスタが導通するように構成したも
のである。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例につき説
明する。第1図乃至第3図は本考案の1実施例を
示す携帯用緊急報知装置である。これらの図にお
いて、1は密閉空気室等により浮力を付与させた
携帯用の浮筒体で、該浮筒体1は樹脂や金属等で
形成された有底円筒状の胴部2と、透明なキヤツ
プ3とで構成されている。そして、胴部2の表面
には夜光塗料等を塗布して光を反射させるように
形成してある。上記キヤツプ3は胴部2の開口上
端に螺合されており、両者2,3の間には、水の
浸入を防止するパツキング4が介在されている。
浮筒体1の内部には、光反射板5が胴部2とキ
ヤツプ3とにより、水平に固定されている。そし
て、この光反射板5の中央には、ソケツト6が固
定され、ソケツト6にはランプ等の光源7が、振
動で抜け出さないよう挿入されて、キヤツプ3内
に配置されている。
8は胴部2の内面と密着するように形成された
樹脂製の内部ケースで、このケース8の上部は、
胴部2とキヤツプ3の挾着により固定されてい
る。9は上記の光源7を制御する電子回路で、内
部ケース8内に耐震性をもつて収納されている。
10a,10bは導電性を有するスイツチ端子
で、この両スイツチ端子10a,10bは、胴部
2において外部に露呈するように、所定間隔だけ
離間して固定されている。そして、胴部2が金属
性の場合は、電気的に絶縁するため、絶縁材11
を介して固定されている。なお、スイツチ端子1
0a,10bは、胴部2の下部側に配置すること
が望ましい。
12は上記の光源7及び電子回路9を駆動する
ための電池等の電源で、この電源12は胴部2の
下部の電源収納室に収納されている。13は照度
検知器で、胴部2の上部において、外部に露呈す
るように配置されている。
第2図は上記の電子回路9の1実施例を示す回
路図で、この電子回路9は3個のトランジスタ
Q1,Q2,Q3を使用したフリツプフロツプ(双安
定マルチバイブレータ)で、トランジスタQ2
Q3は増幅率を向上するためにダーリントン接続
されている。図中のCds(Cadmium Sulfide)は、
上記の照度検知器13である。
14は電源回路15に介装されたサイリスタ
で、該サイリスタ14のゲートは、抵抗Rを介し
て上記の一方のスイツチ端子10bに接続され、
電源12の一方の極(図面では正極)は、他方の
スイツチ端子10aに接続されている。
16は耐水性の紐で、その一端は胴部2に固定
され、その途中は胴部2の外周、特に、電源12
を収納した電源収納室の外周に巻装されていると
共に、不用意に解けないように、水溶性の接着剤
で固定されており、紐16の他端には所定の場所
に係止可能な係止具17が取付けられている。
上記接着剤としては、水に溶ける性質を有して
いれば特に限定されるものではなく、また、セロ
フアン接着テープでも良い。
該実施例の緊急報知装置は上記のように構成し
たもので、次にその使用方法及び作用につき説明
する。
使用に際しては、電源収納室の外周に巻装され
ている紐16の他端の係止具17を、使用者ある
いは船舶等の遭難物体18の一部に係止してお
く。
そして、遭難等が発生した場合には、浮筒体1
を海水や河川に投入すると、該浮筒体1は電源1
2の重量により、電源収納室を下にして水面に浮
上し、キヤツプ3が水面上より突出する。また、
電源収納室の外周に巻装されている紐16は、水
溶性の接着剤が溶けて、電源収納室の外周から繰
出されるので、浮筒体1は遭難者等の遭難物体1
8から所定の範囲に浮上する。
一方、水没したスイツチ端子10a,10bが
水により短絡されるので、スイツチ端子10bか
ら電源12のプラス電圧が、抵抗Rを経てサイリ
スタ14のゲートに印加される。従つて、サイリ
スタ14が導通状態となるので、電子回路9に電
源12が付与される。そして、一旦電流が流れる
とゲート電圧が消失しても、その状態を継続する
ので、その機能は消失しない。
そして、周囲が明るいと、Cds(照度検知器1
3)の抵抗値が低いので、ダーリントンのトラン
ジスタQ2,Q3は動作せず、従つて、光源7は点
灯しない。しかし、周囲が暗くなると、Cdsの抵
抗値が極めて高くなるので、電子回路9は動作を
開始し、光源7は所定の周波数で点滅する。
以上の結果、浮筒体1の発光を発見すれば、そ
の近傍に被遭難物体18が存在することがわか
る。
また、遭難時に浮筒体1にサーチライト等の光
が当たると、Cdsによつて光源7は消灯したり、
作動しなくなるが、胴部2が投光された光を反射
し、容易にその位置を知ることができる。
なお、実施例では、報知器としてランプ等の光
源7を採用したものについて図示したが、報知器
としては光源に代え、信号(SOS)を発信する送
信器を採用しても良く、さらに又、光源および送
信器の両方を併用しても良い。
(考案の効果) 本考案は上記したように、浮力を有する携帯用
の浮筒体1と、浮筒体1内に収納した電源12
と、サイリスタ14を介装して上記電源12と接
続した光源7又は送信器、或いは光源7及び送信
器から成る報知器と、一端に係止具17を取付
け、他端を浮筒体11に固定されていると共に浮
筒体1の外周に巻装して水溶性の接着剤で接着し
た紐16と、上記浮筒体1の周壁に電気的に絶縁
して外部に露呈するように取付けられた一対のス
イツチ端子10a,10bとを備え、上記一方の
スイツチ端子10aには上記電源12の一方の電
極が接続されていると共に他方のスイツチ端子1
0bには上記サイリスタ14のゲートが接続され
ており、上記両スイツチ端子10a,10bが水
で短絡されたとき、上記サイリスタが導通するよ
うに構成したものである。
従つて、本考案によれば次のような効果を期待
することができる。
(a) 海水や河川等に投入した場合、浮筒体1が紐
16により遭難者等の遭難物体18から所定の
範囲に浮遊しているので、浮筒体1を発見する
ことにより、直ち遭難物体18を救難すること
ができる。
(b) 海水でも淡水でも関係なく使用することがで
きる。
(c) 陸上では動作せず、同一電界をかたちづくる
水中でなければ動作しないので、電源12の消
耗が少ない。
(d) 使用時には操作者の操作を全く必要とせず、
浮筒体1を水面に投入すれば自動的にスイツチ
ONとなる。
(e) サイリスタを使用したので、一旦動作すると
電源が消失するまで報知器の作動を継続させ
る。
なお、本考案の携帯用緊急報知装置は、海上、
湖水、河川等に限らず、事故の発生のおそれのあ
る漁労作業、油田作業、養殖作業、遊覧等広範囲
に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る携帯用緊急報知装置の1実
施例を示すもので、第1図は縦断面図、第2図は
同装置に使用される電子回路の1実施例を示す回
路図、第3図は使用状態を示す説明図である。 1……浮筒体、7……光源、9……電子回路、
10a,10b……スイツチ端子、12……電
源、14……サイリスタ、15……電源回路、1
6……紐、17……係止具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 浮力を有する携帯用の浮筒体と、該浮筒体内
    に収納した電源と、サイリスタを介装して上記
    電源と接続した報知器と、一端に係止具を取付
    けてあると共に他端を上記浮筒体に固定した適
    当長さの紐と、上記浮筒体の周壁に電気的に絶
    縁して外部に露呈するように取付けられた一対
    のスイツチ端子とを備え、上記一方のスイツチ
    端子には上記電源の一方の電極が接続されてい
    ると共に他方のスイツチ端子には上記サイリス
    タのゲートが接続されており、上記両スイツチ
    端子が水で短絡されたとき、上記サイリスタが
    導通するように構成したことを特徴とする携帯
    用緊急報知装置。 (2) 上記報知器は光源であることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の携帯用緊急
    報知装置。 (3) 上記報知器は送信器であることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の携帯用緊
    急報知装置。 (4) 上記報知器は光源および送信器であることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の携帯用緊急報知装置。
JP17008085U 1985-11-05 1985-11-05 Expired JPH0449740Y2 (ja)

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JPS6289085U JPS6289085U (ja) 1987-06-06
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