JPH04494Y2 - - Google Patents

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JPH04494Y2
JPH04494Y2 JP1987102689U JP10268987U JPH04494Y2 JP H04494 Y2 JPH04494 Y2 JP H04494Y2 JP 1987102689 U JP1987102689 U JP 1987102689U JP 10268987 U JP10268987 U JP 10268987U JP H04494 Y2 JPH04494 Y2 JP H04494Y2
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protrusion
contact
welding
metal plate
welded
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JP1987102689U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、バイメタル、板バネ材等の金属板材
に、その一面に形成された突起によつて溶接さ
れ、該突起形成面とは反対側の面を、これに対向
している対向接点に接触させたり、離したりし
て、回路を開閉する板材溶接用接点の改良に関す
る。
〔従来の技術〕
従来のこの種の板材溶接用接点の一例を、第6
図、第7図に示し、以下これについて説明する。
同図において、1は接点本体で、その一面には
対向接点と確実に接触させるための球面1aが形
成されている。
この球面1aとは反対側の面には、環状の突起
2が形成されているが、この突起2の断面形状
は、第6図に示すように円弧状に形成されてい
る。
この接点本体1は、バイメタル、板バネ材等の
金属板材の一面に接して置かれ、通常プロジエク
シヨン溶接と呼ばれる溶接方法によつて、突起2
と板材との接触点を流れる電流の熱によつて、突
起2の接触部を溶解し、金属板材と溶接するもの
である。
この場合、突起2はその高さ全体が溶融して突
起2を形成した面全体が金属板面と接するのでは
なく、突起2の一部は残存し、この形成面と金属
板面の間には、隙間が形成されるものである。
第8図は、この突起2を環状ではなく、中心か
ら等距離、等間隔で4個形成したもので、個々の
突起2は球状面とされている。
そして、この突起2は、前記と同様に金属板面
に溶接されるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述の板材溶接用接点は、接点本体1の突起2
の形成面と金属板面との間に隙間が形成されるよ
うに溶接されるが、突起2と金属板面との接触面
積の相違、接触部の電気抵抗の大小その他の種々
の要因によつて、電流の発熱量が異なつたりする
ため、突起2の溶解高さが変化してしまう。
そのため、接点本体1の突起2の形成面と金属
板面間の隙間の寸法が、個々に異なつて溶接され
ることゝなり、この接点本体1の球面1aと、こ
れと接触する対向接点との間の寸法が変化するこ
とゝなる。特に、予め曲げられている金属板に接
点が溶接された場合には、この寸法変化が大きく
なる。
そのため、金属板材としてバイメタルを使用し
た際等には、バイメタルの動作温度が、個々に相
違して品質がバラつく等の欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、従来の板材溶接用接点の前述の問題
点を解消し、接点本体と対向接点との間の寸法を
一定とすべく、接点本体と、これを溶接する金属
板面間の隙間を一定として溶接できるようにする
もので、その手段は、バイメタル、板バネ材等の
板材と対向する面の中央に前記板材との間隔を一
定とする高さの低い第1の突起を形成し、前記面
の周縁よりも内側で前記第1の突起の周辺に対称
的に前記第1の突起よりも高く、かつ前記板材に
溶接される第2の突起を形成した板材溶接用接点
によつてなされる。
〔作用〕
本考案の板材溶接用接点は、第2の突起が、こ
れを溶接する金属板面に接し、溶接電流によつて
溶解し、溶接されるものであるが、溶接時の加圧
によつて第1の突起も金属板面に接するようにな
る。
しかし、この時には、第1の突起を溶解する電
流は流れていないため、第1の突起の高さは変化
せず、接点本体と金属板面間には、第1の突起の
高さに相当する隙間が形成されるものである。
〔実施例〕
次に、本考案の実施の一例を第1図〜第3図に
ついて説明する。
1は接点本体で、その一面は対向接点と確実に
接触すべく球面1aに形成されていることは、従
来と異なる処はない。
その反対面には、中央に端面を平面とした円板
状の第1の突起3が形成されている。
更に、第1の突起3の周辺には、突起3を中心
とする環状の第2の突起2が形成されるが、この
突起2は、第6図、第7図の環状の突起2と同じ
もので、断面形状は円弧状である。
そして、第1の突起3の高さは、第2の突起2
の高さの約半分である。
この接点本体1は、その突起2はバイメタル、
板バネ材等の金属板4の面に接して置かれ、これ
を金属板4に向つて加圧しながら、溶接電流を流
すと、通常のプロジエクシヨン溶接と呼ばれる溶
接が行われる。
突起2は金属板4との接触面を溶接電流が流れ
るため加熱され、且つ加圧によつてその溶解部分
が金属板4に溶接されるものである。
このようにして、突起2の溶接の進行につれて
第1の突起3が金属板4に接するが、この時には
既に溶接電流は遮断され、或いは突起3を溶解す
る程流れないため、突起3は金属板4に溶接され
ず、金属板4と接点本体1との間には、突起3の
高さと同一の寸法の隙間6が形成される。
従つて、接点本体1の突起2,3形成面の周辺
7が金属板4と接することはない。
金属板4が溶接前に第4図のように予め曲げら
れている場合、また溶接後の弾性変形や熱変形で
金属板4が曲つた場合においても、その曲がりの
最大曲率を考慮して、突起2,3の高さ寸法を定
めれば、常に接点底面(溶接前)の周辺7と金属
板4は接触せず所定の隙間6aが形成されること
になる。
従つて、接点の溶接部5に金属板4からの不要
な応力は作用することはない。
従つて、溶接が終つてバイメタルが冷却され、
その反りが戻つた時に所定の隙間6となり、或い
は周辺7の接触による突起2の溶接不良を起すこ
とがない。
前記のように、突起3が金属板4に接した時に
は、溶接電流が遮断され、或いはこれを溶解しな
いように、溶接条件を設定するのは、突起3がな
い場合に隙間6,6aが一定となるように、設定
するのよりも、著るしく容易である。
即ち、接点本体1の使用時の溶接条件の設定は
容易で、溶接不良、作動不良を起すことはない。
本考案は、第5図の第2実施例のように、第1
の突起3を角板状としたり、第2の突起2を4個
の球面状とする等、第2の突起2の配置を変える
等、種々の形態とすることが可能である。
〔考案の効果〕 本考案は叙上のように、溶接条件の設定が、従
来よりも許容範囲が広くなり、従つてその管理の
厳しさが従来よりも緩やかとなる等、溶接作業が
容易となる。
又、溶接後の接点本体と板材との間の間隔の寸
法をスペーサとして機能する第1の突起によつて
一定として溶接できるので、第2の突起での溶接
不良を生ずるおそれもなく、溶接後の接点本体の
高さが一定化され、対向接点との間隔も一定化さ
れ、接点の開閉動作が所定条件で行われ、品質の
バラつきがなくなる。
更に、溶接される接点に、不必要な応力がかゝ
ることがなく、溶接部の品質の耐久性等が向上さ
れる。
しかも、接点本体と板材間の隙間が一定化さ
れ、接点本体の周縁が板材に接触しないことによ
り、板材の形状、即ち平面度、円弧状、球面状等
の形状自由度が増大され、かつ板材の弾性変形が
確実に行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例の断面図、第2
図は、同上の底面図、第3図は、金属板との溶接
状態の断面図、第4図は、同上の金属板の彎曲時
の断面図、第5図は、本考案の他の実施例の底面
図、第6図は、従来の板材溶接用接点の断面図、
第7図は、同上の底面図、第8図は、同上の他の
形態の底面図である。 1……接点本体、1a……球面、2,3……突
起、4……金属板、5……溶接部、6,6a……
隙間、7……周辺。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バイメタル、板バネ等の板材と対向する面の中
    央に前記板材との間隔を一定とする高さの低い第
    1の突起を形成し、前記面の周縁よりも内側で前
    記第1の突起の周辺に対称的に前記第1の突起よ
    りも高く、かつ前記板材に溶接される第2の突起
    を形成したことを特徴とする板材溶接用接点。
JP1987102689U 1987-07-06 1987-07-06 Expired JPH04494Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987102689U JPH04494Y2 (ja) 1987-07-06 1987-07-06

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JP1987102689U JPH04494Y2 (ja) 1987-07-06 1987-07-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS649319U JPS649319U (ja) 1989-01-19
JPH04494Y2 true JPH04494Y2 (ja) 1992-01-09

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ID=31332828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987102689U Expired JPH04494Y2 (ja) 1987-07-06 1987-07-06

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JP (1) JPH04494Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632622A (en) * 1979-08-28 1981-04-02 Tanaka Precious Metal Ind Electric contacts

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632622A (en) * 1979-08-28 1981-04-02 Tanaka Precious Metal Ind Electric contacts

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JPS649319U (ja) 1989-01-19

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