JPH0449325Y2 - - Google Patents

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JPH0449325Y2
JPH0449325Y2 JP1986007463U JP746386U JPH0449325Y2 JP H0449325 Y2 JPH0449325 Y2 JP H0449325Y2 JP 1986007463 U JP1986007463 U JP 1986007463U JP 746386 U JP746386 U JP 746386U JP H0449325 Y2 JPH0449325 Y2 JP H0449325Y2
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concrete
booster
pressurized air
cylindrical body
lid
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Description

【考案の詳細な説明】 『産業上の利用分野』 本考案はコンクリート吹付機の改良に関するも
ので、さらに詳しくは電動式撹拌装置を内蔵しな
い簡易型のコンクリート吹付機の改良に関するも
のである。
『従来の技術』 従来、この種間鋳型のコンクリート吹付機は、
コンクリート圧送源より供送されるコンクリート
と圧力空気源より供送される圧力空気とをブース
ターで混合して、噴射ノズルより噴射せしめるよ
うになつており、このブースターは第4図に示さ
れるごとき構成のものが一般的に使用されてい
る。
すなわち、この図示従来例ブースター10′は、
所望の径を有する筒状本体11′の先端に先端方
向に向つて順次小径となるコンクリート流出口1
4′を、後端面18部に圧力空気流入口17′を配
し、該筒状本体11′には、後端側にコンクリー
ト流入口12を、先端側に第2の圧力空気流入口
17を配してなる。
『考案が解決しようとする課題』 しかし、上記従来のブースター10′を使用し
た簡易型のコンクリート吹付機は、しばしはブー
スター10′内において、閉塞事故を生じる課題
を有している。
通常、コンクリートを管路輸送する場合、その
管路径は骨材径の3倍あればよいとされているの
で、管路径を骨材径に応じて充分大きいものを使
用すればこの閉塞事故は防止することができるこ
とになる。しかし、実際には、上記従来例のブー
スター10′の筒状本体11′の径が200mm、該ブ
ースター10′を途中に介在する管路の内径を75
mmとし、骨材径が10mmのコンクリート吹き付けを
実施したところでも、該ブースター10′内で閉
塞事故が生じることがあつた。
この閉塞原因を鋭意追求したところ、本考案者
は、従来例において、吹付けコンクリートに脈動
が認められ、特に、閉塞直前には大きな脈動が発
生する蓋然性が大きいことが判明し、閉塞事故の
原因がコンクリートと圧力空気との不完全な混合
に有ることを見出した。
また、上記コンクリートと圧力空気との混合を
改善するには、上記ブースター10′内に撹拌翼
を内蔵して、この撹拌翼を電動機で回転せしめな
がら吹き付けを行えばよ、そのようなコンクリー
ト吹付機は無論汎用されているが、この種強制撹
拌式のコンクリート吹付機は、運転動力が該撹拌
翼を回転する分余分に必要であるばかりか、撹拌
翼がコンクリート骨材と衝突して損傷が激しく保
守が大変であるという課題を有している。
『目的』 そこで、本考案は、上記欠点を解決すべくなさ
れたもので、電動式撹拌装置を使用することな
く、コンクリートと圧力空気との混合が確実に行
なわれて閉塞事故が防止されたコンクリート吹付
機を提供することを目的とするものである。
『問題点を解決するための手段』 上記の目的に沿い、先述実用新案登録請求の範
囲を要旨とする本考案の構成は前述問題点を解決
するために、コンクリート圧送源1より供送され
るコンクリートと圧力空気源2より供送される圧
力空気とをブースター10で混合して、噴射ノズ
ル3より噴射せしめるコンクリート吹付機におい
て、 上記ブースター10を、所望の径を有する筒状
本体11の後端面にコンクリート流入口12を配
し、該筒状本体11の先端には流路を段状に狭窄
する蓋13を配し、この蓋13の中央にコンクリ
ート流出口14を配して構成し、 上記筒状本体11内の底部には先端方向に向つ
て順次高くなる傾斜上面16aと、複数の小孔1
5a,15a,15a……を開穿した先端面とを
有した仕切室16を配し、 さらに、上記筒状本体11には、仕切室16内
に連通する圧力空気流入口17を配してなる技術
的手段を講じたものである。
『作用』 それ故、本考案コンクリート吹付機は、コンク
リート流入口12より流入するコンクリートと、
圧力空気流入口17より仕切室16および小孔1
5a,15a,15a……を通つて流入する圧力
空気とが筒状本体11内で合流し、コンクリート
流出口14に向つて流れる。そして、このコンク
リート流出口14は蓋13部位で流路が急激に狭
窄されているため、該蓋13の内面が衝突板の作
用を呈し、渦流を生ぜしめコンクリートと圧力空
気とは均等に混合され、空気流またはコンクリー
ト流のチヤタリング現象を生ずることなく、コン
クリートを噴射ノズル3に向けて圧送するもので
ある。
『実施例』 次に、本考案の実施例を第1図乃至第3図に従
つて説明すれば以下の通りである。
図中、1がコンクリート圧送源である。このコ
ンクリート圧送源1は、収納したコンクリート
を、圧力空気源2よりエアーホース9a及びタン
ク4を介して供送される圧力空気により吐出し口
より所定圧で圧送する従来公知なものが使用され
ているが、圧送動力としてスクリユーその他の動
力を使用するものに変えてもよい。なお、上記圧
力空気源2は、一端に図示しないコンプレツサ等
の圧力空気発生装置を連結した現場既設の圧縮空
気配管を使用しているが、コンクリート圧送源1
近くに圧力空気発生装置を設置してもよいことは
無論である。
上記コンクリート圧送源1の吐出し口にはロー
タリーバルブ5を介して輸送管6が連結され、こ
の輸送管6の先端はブースター10に連結され
る。また、このプレブースター10には、圧力空
気源2より圧力空気が供送されるエアーホース9
bが連結され、前記コンクリート圧送源1より供
送されるコンクリートとこの圧力空気源2より供
送される圧力空気とが該プレブースター10内で
混合されるようになつており、さらに、該ブース
ター10には先端に噴射ノズル3を有した輸送パ
イプ7が連結され、コンクリートは圧力空気によ
つて噴射ノズル3より噴射せしめられるようにな
してあるのは従来と同じである。
上記ブースター10は、第2図に最も明らかに
示すごとく、所望の径を有する筒状本体11の後
端部にコンクリート流入口12を配し、該筒状本
体11の先端には流路を段状に狭窄する蓋13を
配し、この蓋13の中央にコンクリート流出口1
4を配して構成してある。
この蓋13は、ブースター10内において流体
が衝突し、渦流を生ぜしめるためのもので、図示
実施例では、ブースター10の中心軸に直交する
平面部13aで流路を段状に狭窄しているが、蓋
13をブースター10の外方に膨出する半球状と
なしてその中央にコンクリート流出口14を配し
ても所望の渦流が得られるものであつた。
また、この筒状本体11は、下流側部11aと
上流側部11bとを夫々のフランジ部19a,1
9bで接合固着してなるが、一体的に形成しても
よく、さらには、この両フランジ部19a,19
bを着脱可能な連結具で連結して二分割可能とな
すか、または、面部13aを着脱可能となすと、
万一閉塞した場合の閉塞物除去に便利である。
そして、上記筒状本体11内の底部には先端方
向に向つて順次高くなる傾斜上面16aと、複数
の小孔15a,15a,15a……を開穿した先
端面とを有した仕切室16を配し、さらに、上記
筒状本体11には、仕切室16内に連通する圧力
空気流入口17を配してなる。
筒状本体11内の、上記仕切室16の上には、
無論コンクリートが通過できる空間を残し、前記
コンクリート流入口12より流入し、該仕切室1
6の傾斜上面16aを乗り越えたコンクリートは
先端面部15とコンクリート流出口14との間に
落下し、この部位で小孔15a,15a,15a
……で分断され複数条となつた空気流に随伴てし
該コンクリート流出口14に向つて流れるように
なつている。
また、上記圧力空気流入口17には、一端を圧
力空気源2に連結するエアーホース9bの他端が
連結されることは無論であるが、本願において
は、このエアーホース9bには減圧弁8を介在せ
しめて、該圧力空気流入口17へ供送される空気
圧を調整可能となしてある。
本実施例において、上記ブースター10と減圧
弁8とは台車20に搭載してあり、さらに、この
台車20には急結剤タンク21と急結剤ポンプ2
2が搭載され、減圧弁8の調整、急結剤の補充及
び、その添加量調整等の前方作業が一箇所で行な
えるようになすとともに、施工現場の移動に応じ
て、これら前方作業機器を一括移動できるように
なしてある。
なお、上記ブースター10のコンクリート流出
口14には、先端に噴射ノズル3を有した輸送パ
イプ7が連結され、急結剤ポンプ22の吐出し口
には、輸送パイプ7の噴射ノズル3先端より所望
の距離後方部位に先端を連結した急結剤パイプ2
3を連結してある。
『考案の効果』 本考案は上記のごときで、ブースター10への
圧力空気供送が、従来は大径な2箇所の圧力空気
流入口17,17′(第4図参照)より行なつて
いたのに比して、仕切室16の小孔15a,15
a,15a……で分断された多数の細い気流とな
しているため、コンクリートとの混合効率がよ
く、複数条の気流が合流することが有つても、そ
れは、細条どうしであるので混合効率に与える影
響は少なく、チヤタリング現象を起す原因とはな
らない。加えて、本願考案は、筒状本体11の先
端に流路を段状に狭窄する蓋13を配してあるた
め、コンクリートと圧力空気との混合流はこの蓋
13の内面に衝突し、さらに攪拌されるととも
に、この衝突により渦流が生じて両者は充分に混
合され、脈動、閉塞事故の発生のおそれがないコ
ンクリート吹付機を提供できるものである。
すなわち、本考案は気流を細条とすることでの
混合効率向上と、蓋13の内面に衝突することに
よつて生ずる渦流による混合効率向上とを相乗的
に利用しているので、コンクリートと圧力空気と
の確実なる混合を保証し脈動、閉塞事故の発生の
おそれがないコンクリート吹付機を提供できるも
のである。
また、特筆すべき効果としては、本願コンクリ
ート吹付機にはブースター10内に駆動部がない
ので、構造が簡易で安価であると共に損傷が少な
い耐久性に優れた、コンクリート吹付機を提供で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案コンクリート吹付機の一実施例
を示す正面図、第2図は要部縦断面図、第3図は
A−A線拡大断面図、第4図は従来例要部断面図
である。 1……コンクリート圧送源、2……圧力空気
源、3……噴射ノズル、10……ブースター、1
1……筒状本体、12……コンクリート流入口、
13……蓋、14……コンクリート流出口、15
……先端面部、15a……小孔、16……仕切
室、17……圧力空気流入口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コンクリート圧送源1より供送されるコンクリ
    ートと圧力空気源2より供送される圧力空気とを
    ブースター10で混合して、噴射ノズル3より噴
    射せしめるコンクリート吹付機において、 上記ブースター10を、所望の径を有する筒状
    本体11の後端面にコンクリート流入口12を配
    し、該筒状本体11の先端には流路を段状に狭窄
    する蓋13を配し、この蓋13の中央にコンクリ
    ート流出口14を配して構成し、 上記筒状本体11内の底部には先端方向に向つ
    て順次高くなる傾斜上面16aと、複数の小孔1
    5a,15a,15a……を開穿した先端面とを
    有した仕切室16を配し、 さらに、上記筒状本体11には、仕切室16内
    に連通する圧力空気流入口17を配してなるコン
    クリート吹付機。
JP1986007463U 1986-01-22 1986-01-22 Expired JPH0449325Y2 (ja)

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JPS62118845U JPS62118845U (ja) 1987-07-28
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS532163A (en) * 1976-06-25 1978-01-10 Kaname Yokota Curtain and method of using same
JPS587781A (ja) * 1981-07-08 1983-01-17 田中貴金属工業株式会社 摺動用刷子の刷子線材ホルダ−
JPS5811267A (ja) * 1981-05-19 1983-01-22 カルル・バウエル・シユペツイ−アルテイ−フバウ・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニ−・コマンデイトゲゼルシヤフト ウエットコンクリート混合吹付け装置

Patent Citations (3)

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